JPH08160795A - 画像処理装置用定着ローラ - Google Patents

画像処理装置用定着ローラ

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JPH08160795A
JPH08160795A JP30602294A JP30602294A JPH08160795A JP H08160795 A JPH08160795 A JP H08160795A JP 30602294 A JP30602294 A JP 30602294A JP 30602294 A JP30602294 A JP 30602294A JP H08160795 A JPH08160795 A JP H08160795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing roller
roller
paint
image processing
fluororesin
Prior art date
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Pending
Application number
JP30602294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Tanaka
義信 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Kasei Co Ltd
Original Assignee
Toho Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toho Kasei Co Ltd filed Critical Toho Kasei Co Ltd
Priority to JP30602294A priority Critical patent/JPH08160795A/ja
Publication of JPH08160795A publication Critical patent/JPH08160795A/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】画像処理装置用定着装置において小型化、コス
トダウンが計れる定着ローラを提供する。 【構成】金属性のローラ11表面に被覆層12が設けら
れた画像処理装置用定着ローラであって、前記被覆層1
2がフッ素ゴムラテックスを30〜70重量部、フッ素
樹脂塗料を70〜30重量部の割合で配合されて塗布・
焼き付けられてなることにより、搬送性、離型性がよい
定着ローラとすることができ、定着装置の小型化、コス
トダウンができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置用の定着ロ
ーラに関する。より詳細には、電子写真複写機、プリン
タ、ファックス等の画像形成装置の画像、情報等の記録
を定着装置でトナー粒子を複写紙、記録シート上に溶融
固着することにより行うために使用する画像処理装置用
定着ローラに関する。
【従来の技術】従来より、画像形成装置の定着装置に使
用される定着ローラとしては、例えば図3に示されるよ
うに、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼製の円筒状芯金
21aの表面に離型性のよい材料、ポリテトラフルオロ
エチレン樹脂(以下、PTFEという),テトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合樹脂(以下、PFAという)等を被覆した被覆層21
bからなるものが知られている。この定着装置は、定着
ローラ21と、この定着ローラ21を加熱する図示しな
い加熱装置と、定着ローラ21に対向し圧接して設けら
れたバックアップローラ22等を備えている。バックア
ップローラ22は金属製のローラ芯22aと、この外周
にシリコーンゴム、フッ素ゴム等を被覆した層22bを
備えている。そして加熱された定着ローラ21と、これ
に圧接されたバックアップローラ22との間に複写紙を
通し、この複写紙の上に形成されたトナー粉の像を熱と
圧力によって溶融させて複写紙に固定する。
【発明が解決しようとする課題】電子写真複写機、プリ
ンタ、ファックス等の画像形成装置、画像やその他の情
報を薄膜上に記録する記録装置においても、常に小型
化、コストダウンが要請され、たえず研究が行われ、改
良が加えられている。ところで、上記従来の定着装置に
おいては、定着ローラとバックアップローラは駆動装置
を備え、それぞれ駆動されるようになっている。従っ
て、駆動装置が定着ローラとバックアップローラの両ロ
ーラ分必要であり、スペースと費用がそれだけ必要であ
った。本発明者等は、バックアップローラをなくした
ら、この駆動装置が不要になり、それだけ小型化、コス
トダウンができる可能性があることに着目し、実用化の
ために種々の研究を重ねた。そして、離型性と搬送性が
よければ、バックアップローラなしで複写紙、記録フィ
ルム等を搬送しながら定着できることを見出し、本発明
を完成させるに至った。本発明は前記問題点に鑑みてな
されたもので、画像担持紙や記録フィルムの定着装置、
表面改質装置において小型化、コストダウンが計れる画
像処理装置用定着ローラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の画像処理装置用定着ローラは、金属性のロ
ーラ表面に被覆層が設けられた画像処理装置用定着ロー
ラであって、前記被覆層がフッ素ゴムラテックスとフッ
素樹脂塗料を配合し、塗装・焼付けされてなることを特
徴とする。前記構成において、被覆層がフッ素ゴムラテ
ックスを30〜70重量部とフッ素樹脂塗料を70〜3
0重量部の割合で配合してなることが好ましい。また前
記構成において、フッ素樹脂塗料としてポリテトラフル
オロエチレン樹脂塗料またはテトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂塗料ま
たはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合樹脂塗料を用ることが好ましい。また前記構成
において、フッ素樹脂塗料にオキシベンゾイルポリエス
テル粉末を添加してなることが好ましい。また前記構成
において、フッ素樹脂塗料に表面抵抗値を減少させるた
めカーボンを添加してなることが好ましい。
【作用】本発明の画像処理装置用定着ローラは、金属性
のローラ表面に被覆層が設けられた画像処理装置用定着
ローラであって、前記被覆層がフッ素ゴムラテックスと
フッ素樹脂塗料を配合し、塗装・焼付けされてなるの
で、複写紙を確実に搬送しながらトナー粉を定着するこ
とができ、バックアップローラの駆動装置を不要とした
ので、それだけ小型化でき、設備費を少なくできる。前
記構成において、被覆層がフッ素ゴムラテックスを30
〜70重量部とフッ素樹脂塗料を70〜30重量部の割
合で配合されてなる好ましい例によれば、搬送性がよ
く、離型性も満たすことができる。前記構成において、
フッ素樹脂塗料としてポリテトラフルオロエチレン樹脂
塗料またはテトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合樹脂塗料またはテトラフルオ
ロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂塗料
を用いた好ましい構成によれば、搬送性がよく、離型性
も満たすことができる。また前記フッ素樹脂塗料にオキ
シベンゾイルポリエステル粉末を添加してなる好ましい
構成によれば、搬送性を良くすることができる。また前
記フッ素樹脂塗料に表面抵抗値を減少させるためカーボ
ンを添加してなる好ましい構成によれば、静電気による
紙の巻き込みを防止することができる。
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。図1、図2は本発明の画像処理装置
用定着ローラの一実施例の電子写真用定着装置を説明す
る図で、図1は定着装置の主要部の側面図、図2は定着
ローラの断面図である。図1において、1は定着ローラ
で、定着ローラ1の内部にヒータ2が配設され、定着ロ
ーラ1に外接して紙搬送台3が配置されている。この紙
搬送台3は一端が支持軸4により回動自在に軸支され、
他端で付勢材5により定着ローラ1の方向に付勢され、
所要の圧力で接触するようにされている。紙搬送台3の
定着ローラ1に接する面には、複写紙のすべりが良いよ
うに、PTFEの滑りシート6が貼付けられている。定
着ローラ1は図2に示すように、アルミニウム、鉄、ス
テンレス鋼製の芯金11と被覆層12とからなってい
る。本実施例ではアルミニウム製の直径14mmの円筒
状芯金11の表面に、フッ素ゴムラテックスとフッ素樹
脂等からなる塗料を塗装し、焼付けした被覆層12から
構成されている。被覆層12はフッ素樹脂プライマー
(ダイキン工業(株)製、EK−1909BK)を5μ
m程度塗装後、層厚5〜15μmにスプレイ塗装、浸漬
塗装等により塗装する。その後、被覆層12の焼付けを
塗料により条件を変えて250〜400℃で行った。そ
して、フッ素ゴムラテックス、フッ素樹脂塗料、および
樹脂粉末の割合を変えて塗料を調整し、搬送性、離型性
および耐久性を調べた結果を表1に示す。比較のため本
発明の範囲を外れる配合のものを比較例として併せて示
した。なお、フッ素ゴムラテックスとしてダイキン工業
(株)製のビニリデンフルオロライド−ヘキサンフルオ
ロプロピレン系のフッ素ゴムラテックス塗料(GL−2
52CR)を用い、フッ素樹脂塗料としてダイキン工業
(株)製のPTFEデイスパージョン塗料(EK−43
00CR)を用い、樹脂粉末として住友化学工業(株)
製のポリオキシベンゾイル粉末(エコノールE101
f)を用いた。搬送力、離型性、耐久力は、図1に示す
搬送台3の表面にPTFEシート6を張付けて、定着ロ
ーラ1を140℃に加熱し、B5の用紙を搬送台3にお
き、定着ローラ1による用紙の送りを行ってテストし、
その結果を表1に示した。搬送力は用紙の引張りをプッ
シュプルゲージを用いて測定し、140g以上を搬送性
よしとした。離型性はトナー粉による汚れの有無を観察
し、汚れが認められない場合をよし(○)と判定し、汚
れが認められる場合をやや悪し(Δ)とし、比較のため
汚れが認められる場合も、だめ(×)とし、表1に併せ
て示した。耐久性は6万枚の連続通紙試験可能の場合を
よし(○)とし、6万枚未満、4万枚以上をやや悪し
(Δ)とし、4万枚未満をだめ(×)とした。
【表1】 以上の結果から、フッ素ゴムラテックスとフッ素樹脂塗
料の配合割合が重量部で、30〜70:70〜30の配
合としたものが、搬送性がよく、離型性もよく定着ロー
ラの要件を満たすことができた。またポリオキシベンゾ
イル粉末(パラオキシベンゾイル基を基本骨格に持つ全
芳香族ポリエステル)の粒径が10μm以下のものを加
えることにより搬送性を悪くすることなく、耐久性を向
上させることができた。比較例1の配合のローラは搬送
性は700gと良かったが、柔らかく傷付きやすく、又
離型性不足のためオフセットが発生した。また比較例2
の配合のローラは搬送性が全くなく用紙が滑り、定着処
理できず評価できなかった。なお前記実施例において、
フッ素樹脂塗料としてPTFEデイスパージョン塗料を
用いて説明したが、フッ素樹脂塗料として、PFA塗
料、ポリテトラフルオロエチレン−ポリテトラフルオロ
プロピレン共重合樹脂(FEP樹脂)塗料等であっても
良い。その他、フッ素ゴムラテックスは、テトラフルオ
ロエチレン−プロピレン系のものであってもよい。また
定着ローラに導電性が要求される場合には、カーボン、
酸化亜鉛等の導電性粉末を加えて被覆層に導電性を持た
せればよい。
【発明の効果】上述したように、本発明の画像処理装置
用定着ローラによれば、搬送力、離型性、耐久力を良く
できるので、バックアップローラを使用しない定着装置
の構成とすることができる。その結果、画像処理装置用
定着装置において小型化、コストダウンを計ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置用定着ローラを説明す
る定着装置部の側面図である。
【図2】 本発明の画像処理装置用定着ローラの1実施
例を説明する側面図である。
【図3】 従来例の定着ローラを説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 ヒータ 3 紙搬送台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属性のローラ表面に被覆層が設けられ
    た画像処理装置用定着ローラであって、前記被覆層がフ
    ッ素ゴムラテックスとフッ素樹脂塗料を配合し、塗装、
    焼付けされてなることを特徴とする画像形処理装置用定
    着ローラ。
  2. 【請求項2】 前記被覆層がフッ素ゴムラテックスを3
    0〜70重量部とフッ素樹脂塗料を70〜30重量部の
    割合で配合してなる請求項1記載の画像処理装置用定着
    ローラ。
  3. 【請求項3】 前記フッ素樹脂塗料としてポリテトラフ
    ルオロエチレン樹脂塗料またはテトラフルオロエチレン
    −パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂塗料
    またはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
    レン共重合樹脂塗料を用いた請求項1または2記載の画
    像処理装置用定着ローラ。
  4. 【請求項4】 前記フッ素樹脂塗料にオキシベンゾイル
    ポリエステル粉末を添加してなる請求項1、2または3
    記載の画像処理装置用定着ローラ。
  5. 【請求項5】 前記フッ素樹脂塗料に表面抵抗値を減少
    させるためカーボンを添加してなる請求項1、2または
    3記載の画像処理装置用定着ローラ。
JP30602294A 1994-12-09 1994-12-09 画像処理装置用定着ローラ Pending JPH08160795A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000056825A1 (fr) * 1999-03-19 2000-09-28 Daikin Industries, Ltd. Composition de revetement de fluorocaoutchouc et article enrobe
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WO2021157512A1 (ja) * 2020-02-05 2021-08-12 東邦化成株式会社 積層体、積層体用中間体及び積層体の製造方法

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