JP5814574B2 - 定着装置及びこの定着装置に用いられる可撓性スリーブ - Google Patents

定着装置及びこの定着装置に用いられる可撓性スリーブ Download PDF

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Description

本発明は、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の画像形成装置に用いられるトナー像を定着する定着装置に関する。
画像形成装置において、トナー像を記録材に定着させる定着装置として、サーフ加熱方式の定着装置が使用されている。この定着装置では、ヒータと、ヒータの支持体であるステーと、ヒータを内包する耐熱性フィルムであるスリーブと、スリーブを介してヒータと圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有する。そして、定着ニップ部で記録材を挟持しながら搬送する際に、スリーブを介してヒータの熱を記録材へ付与することで、記録材面に形成されている未定着のトナー像を記録材面に加熱定着させる。
ヒータとしては具体的に、昇温の速いセラミックヒータを用い、スリーブの材料には、薄肉のポリイミド樹脂を用いる。これにより、短時間に加熱部である定着ニップ部の温度を所定の温度に立ち上げることができ、省電力化やウェイトタイムの短縮化が可能となる利点を有する。
一方、トナー像を記録材に定着させる方式の画像形成装置においては、本発明者らが「尾引き」と呼んでいる画像不良が発生することがあった。「尾引き」とは、未定着トナー像を載せた記録材が像加熱装置に突入する際、トナーが記録材搬送方向とは逆の方向に飛び散ってしまう現象であり、特に横線の画像で顕著に発生する。横線を形成するトナーが搬送方向の反対側に飛び散ると、横線が尾を引いたような画像となるため、これを「尾引き」と呼んでいる。「尾引き」は記録材やトナーに含まれる水分が、定着ニップ部において蒸発する際の圧力によってトナーが飛散されてしまうために発生する。特に高温高湿環境下等で、記録材やトナーが吸湿している状態において顕著に生じる。
この「尾引き」の対策方法の一つとして、サーフ加熱方式の定着装置においては、スリーブに電圧をかけ、スリーブと記録材との間に電界を作る技術が用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。これによって、電気的な力でトナーを記録材上に拘束し、飛び散りを抑えるようにしていた。
図5に、スリーブに電圧を印加し、スリーブと記録材との間に電界を作ったときの定着装置の概略断面、及びこのときに形成される電気的等価回路を示す。スリーブは、内側から外側へ順番に、不図示のベース層、接着層32、離型層33の3層構成となっている。このうち接着層32には導電性粒子が分散され、導電性が付与されており、接着層32に接続された電源30によって接着層32にマイナスの電圧が印加されている。
一方、定着ニップ部の下流側にはトナー像を定着した記録材の搬送のために、排紙ローラ31が配置されている。排紙ローラ31は導電性が付与されたゴム等で構成されており、接地されている。
抵抗Rfpは電源30の出力端からスリーブにおける接着層32の定着ニップ部の周辺までの抵抗を示している。抵抗Rfpには、スリーブの接着層32に対する給電接点の接触抵抗や接着層32の抵抗なども含まれている。抵抗Rftはスリーブの離型層33が厚み方向で有する抵抗である。抵抗Rpは記録材が有する抵抗である。抵抗Rgは排紙ローラ31が有する抵抗である。
記録材が定着ニップ部を通過し、排紙ローラ31に挟持されると、この記録材を介して、接着層32から、接地された排紙ローラ31まで、電流が流れる流路が形成される。流路中の抵抗の両端には、電圧降下による電圧が生じる。離型層33の抵抗Rftにより生じる電圧によって、定着ニップ部の周辺に、記録材から接着層32の方向に電界Eftが生じる。トナーは負の帯電極性を有しているため、この電界Eftによってトナーの記録材に対する拘束力が生まれる。
この拘束力を大きくするためには、スリーブの接着層に印加する電圧を大きくする、若しくは、離型層の抵抗(Rft)を他の抵抗(Rfp、Rp、Rg等)よりも相対的に大きくし、離型層にかかる分圧の値を大きくする、の2つの方法がある。
特開2000−131974号公報
しかしながら、離型層の抵抗を高くし過ぎてしまうと、記録材が定着ニップ部から抜ける際の剥離放電が多く生じ、次の記録材上の未定着トナー像を静電的に記録材から剥ぎ取ってしまう、本発明者らが「剥離オフセット」と呼んでいる画像不良が生じてしまう。
「剥離オフセット」では、定着ニップ部から記録材が排出される際、記録材の後端とスリーブとの間での剥離放電現象によって、スリーブが剥離帯電することにより、スリーブの表面に、トナーをスリーブ側に引き付けるような電荷が残されてしまう。この結果、次の記録材上のトナーがこの電荷に引き付けられ、記録材から剥ぎ取られてしまう。具体的には、例えば全面にベタ黒画像やハーフトーン画像を形成した場合、トナーがスリーブに剥ぎ取られることによって、横白線が画像上に出てしまう。この問題は特に記録材が高抵抗となる、低湿環境において、生じ易い。
この剥離帯電を防止するために、例えば、離型層に導電性を付与し、離型層の表面から剥離帯電による電荷を拡散さてしまうことが考えられる。しかし、その場合には、最外層である離型層の抵抗を下げることになり、定着ニップ部の周辺の電界の強度を弱めてしまうことになる。
本発明は、トナーの記録材への拘束力を充分に保持しながら、スリーブへの剥離帯電も抑制し、尾引きや剥離オフセットといった画像不良の発生を防止し、高品位な画像形成を可能にすることを目的とする。
上述の解題を解決するための本発明は、樹脂製のベース層と、離型層と、前記ベース層と前記離型層との間に設けられた層であって前記ベース層と前記離型層とを接着する接着層と、を有する可撓性スリーブと、前記スリーブの内面に接触するヒータと、前記スリーブを介して前記ヒータと共にトナー像が形成された記録材を挟持搬送するニップ部を形成する加圧部材と、前記スリーブにトナーの極性と同極性の電圧を印加する電圧印加部材と、前記ニップ部に挟持された状態の記録材と接触し、記録材を接地する接地部材と、を有し、記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着装置において、前記スリーブの各層の厚み方向の電気抵抗値の関係は、前記接着層が前記離型層よりも大きく、前記離型層が前記ベース層よりも大きく、前記電圧印加部材は前記ベース層と接触して電圧を印加し、前記ベース層の厚み方向の電気抵抗値は4×10 4 Ω以上4×10 6 Ω以下であることを特徴とする。
また、本発明は、記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着装置に用いられる可撓性スリーブであって、樹脂製のベース層と、離型層と、前記ベース層と前記離型層との間に設けられた層であって前記ベース層と前記離型層とを接着する接着層と、を有し、前記可撓性スリーブの各層の厚み方向の電気抵抗値の関係は、前記接着層が前記離型層よりも大きく、前記離型層が前記ベース層よりも大きく、前記ベース層の厚み方向の電気抵抗値は4×10 4 Ω以上4×10 6 Ω以下であることを特徴とする。
本発明によれば、トナーの記録材への拘束力を充分に保持しながら、スリーブへの剥離帯電も抑制でき、尾引きや剥離オフセットといった画像不良の発生を防止でき、高品位な画像形成ができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略構成図 実施例1に係る定着装置の概略構成図 実施例1に係るスリーブ接点周辺の概略図 実施例1に係る尾引きを防止する方向に働く電界の概念図 従来技術の尾引きを防止する方向に働く電界の概念図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
(画像形成装置)
図1に、本例に係る画像形成装置の概略構成を示す。本例に係る画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用のレーザビームプリンタである。本例では片面のみ画像形成可能な画像形成装置を例に用いる。
像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラムという)1は、矢印の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
帯電手段である接触帯電ローラ(以下、帯電ローラという)2は、感光ドラム1の面を所定の極性・電位に一様に帯電処理(一次帯電)する。本例においては、−600Vの電圧が帯電ローラ2に印加されており、感光ドラム1はそれとほぼ同等の極性・電位に帯電される。
画像露光手段としてのレーザビームスキャナ3は、不図示のイメージスキャナ・コンピュータ等の外部機器から入力する目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応してオン/オフ変調したレーザ光Lを出力する。レーザ光Lで、感光ドラム1の帯電処理面を走査露光(照射)する。この走査露光により感光ドラム1の表面の露光明部のマイナスの電荷が除電されて感光ドラム1に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
現像装置4は、現像スリーブ4aから感光ドラム1にトナーを供給して感光ドラム1の静電潜像を可転写像であるトナー像として現像させる。レーザビームプリンタの場合、一般的に、静電潜像の露光明部にトナーを付着させて現像する反転現像方式が用いられる。本例においては、トナーはマイナスに帯電されており、マイナスの電荷が除去された露光明部にトナーを付着させる。
給紙カセット5は、記録材Pを積載収納している。給紙スタート信号に基づいて給紙ローラ6が駆動されて給紙カセット5内の記録材Pが一枚ずつ分離給紙される。記録材Pは、レジストローラ7、シートパス8aを通って、感光ドラム1と接触・回転型の転写部材としての転写ローラ9との当接ニップ部である転写部位Tに所定のタイミングで導入される。即ち、感光ドラム1上のトナー像形成領域の先端部が転写部位Tに到達したとき、記録材Pのトナー像転写領域の先端部もちょうど転写部位Tに到達するタイミングとなるようにレジストローラ7で記録材Pの搬送が制御される。
転写部位Tに導入された記録材Pは、転写部位Tで挟持しながら搬送(挟持搬送)される。転写部位Tでの搬送の間、転写ローラ9には不図示の転写バイアス印加電源から所定電圧に制御された転写電圧(転写バイアス)が印加される。転写バイアスは、感光ドラム1上のトナー像のトナーと逆極性である。よって、転写ローラ9にトナーと逆極性の転写バイアスが印加されることで、転写部位Tにおいて感光ドラム1上のトナー像が記録材Pの表面に静電的に転写される。
転写部位Tにおいてトナー像の転写を受けた記録材Pは、感光ドラム1から分離されてシートパス8bを通って像加熱装置である定着装置11へ搬送され、トナー像を加熱・加圧する定着処理を受ける。
一方、記録材Pに対してトナー像を転写した後の感光ドラム1は、クリーニング装置1
0によって転写残トナーや紙粉等の除去を受け、表面が清浄面化され、繰り返して作像に供される。
定着装置11を通った記録材Pは、シートパス8c側に進路案内されて排紙口13から排紙トレイ14上に排出される。
ここで、接触・回転型の転写部材としての転写ローラ9には、一般にSUS、Fe等の芯金上にカーボン、イオン導電性フィラー等で1×10〜1×1010Ω程度の抵抗に調整された半導電性のスポンジ弾性層を形成した弾性スポンジローラが用いられる。本例では、芯金9bの外回りに同心一体に、NBRゴムと界面活性剤等を反応させ導電性を有する弾性層9aをローラ状に成形具備させてなるイオン導電系の転写ローラを用いた。抵抗値は1×10〜5×10Ωの範囲のものを用いた。
(定着装置)
図2に、本例に係るサーフ加熱方式の定着装置11の概略構成を示す。この装置は、特開平4−44075号公報〜同4−44083号公報、同4−204980号公報〜同4−204984号公報等に開示のテンションレスタイプの装置である。
テンションレスタイプのサーフ加熱方式の定着装置は、可撓性スリーブとしてのスリーブ22としてエンドレスベルト状もしくは円筒状のものを用いる。スリーブ22の周長の少なくとも一部は常にテンションフリー(テンションが加わらない状態)としている。スリーブ22は加圧ローラ24の回転駆動力で従動回転する。
ステー21は、ヒータ保持部材兼スリーブガイド部材としての役割を果たす耐熱性及び剛性を有する部材である。
加熱体としてのセラミックヒータ(以下、ヒータという)23は、ステー21の下面にステー長手方向に沿って配設して保持させてある。尚、ここでいう長手方向とは、記録材Pの搬送方向と直交する記録材Pの幅方向である。ステー21は、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PPS、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂とセラミックス、金属、ガラス等との複合材料等で構成できる。本例では、液晶ポリマーを用いた。
エンドレスな円筒形状で可撓性を有する耐熱性スリーブ22は、ヒータ23を含むステー21に外嵌させてある。スリーブ22は、ヒータ23を内包しヒータ23に摺動する。エンドレスの耐熱性スリーブ22の内周長とヒータ23を含むステー21の外周長とは、スリーブ22の内周長の方を例えば3mm程度長くしてある。従って、スリーブ22は、ステー21に対して周長に余裕を持って外嵌している。
スリーブ22は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、膜厚は100μm以下、好ましくは70μm以下20μm以上が良い。また材質には、耐熱性のあるPTFE、PFA、FEP等の単層フィルム、或いはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等のフィルムの外周表面に、PTFE、PFA、FEP等をコーティングした複合層フィルムを使用できる。本例では、膜厚約60μmのポリイミドフィルムの外周表面にPTFEをコーティングしたものを用いた。スリーブ22の外径は18mmとした。このスリーブ22は、内側から外側へ、ベース層、接着層、離型層の順番に積層された構成である。ベース層、接着層、離型層の抵抗などの詳細について、また、尾引き防止のためのフィルム電圧の印加方法については、後で説明する。
加圧部材としての加圧ローラ24は、ヒータ23との間にスリーブ22を挟み、ヒータ23に圧接して定着ニップ部Nを形成する。また、加圧ローラ24は、スリーブ22を従動回転させるスリーブ外面接触駆動手段としての役割を果たす。加圧ローラ24は、芯金と弾性体層と最外層の離形層とを有し、不図示の軸受け手段及び付勢手段により所定の押圧力をもってスリーブ22を挟ませてヒータ23の表面に圧接させて配設してある。本例では、芯金にアルミニウムを用い、弾性体層にシリコーンゴムを用い、離形層は厚さ約30μmのPFAのチューブを用いた。加圧ローラ24の外径は20mm、弾性体層の厚さは3mmとした。
加圧ローラ24は、不図示の駆動系により矢印の方向に所定の周速度で回転駆動される。
加圧ローラ24の回転駆動により、定着ニップ部Nにおける加圧ローラ24とスリーブ22の外面との摩擦力でスリーブ22に回転力が作用する。これにより、スリーブ22は、その内面側が定着ニップ部Nにおいてヒータ23の表面に密着して摺動しながらステー21の外回りを矢印の方向に加圧ローラ24の回転周速度とほぼ同じ周速度で従動回転する。
定着装置11は、ヒータ23の温度が所定温度に立ち上がり、かつ加圧ローラ24の回転によるスリーブ22の回転周速度が定常化すると、使用可能状態になる。この使用可能状態おいて、スリーブ22を挟んだヒータ23と加圧ローラ24とで形成される定着ニップ部Nに被加熱材として画像定着すべき記録材Pが転写部位Tから導入される。そして、記録材Pがスリーブ22と一緒に定着ニップ部Nを挟持されながら搬送されることにより、ヒータ23の熱がスリーブ22を介して記録材Pに付与され、記録材P上の未定着顕画像(トナー像)が記録材Pの面に加熱定着される。定着ニップ部Nを通った記録材Pはスリーブ22から分離されて搬送される。
(尾引き防止手段)
次に、尾引き防止手段について説明する。図3に、尾引き防止のために電圧が印加されるスリーブ22の接点付近の概略を示す。本例では、樹脂製のベース層25は、ポリイミドを主成分とする樹脂で形成されており、カーボンを主成分とする充填材として導電性フィラーが添加されベース層25に導電性を付与している。スリーブ22の長手方向端部において、ベース層25を露出させたベース層露出部25aを形成し、このベース層露出部25aをスリーブ22の接点とする。
スリーブ22への電圧印加は加圧ローラ24側より行う。加圧ローラ24の長手方向端部において、スリーブ22のベース層露出部25aに長手方向で並ぶ位置に、導電性を付与した導電ゴム輪28を加圧ローラ芯金29に巻きつける。加圧ローラ芯金29にはトナーと同極性であるマイナスの電圧を印加する電圧印加部材としての電源30が接続されている。電圧は、加圧ローラ芯金29と導電ゴム輪28を介して、スリーブ22のベース層25に印加される。
この状態の定着装置11に、不図示の未定着トナーを載せた記録材Pが突入する。そして、定着ニップ部Nに挟持しながら搬送されている記録材Pが、図4に示す接地された排紙ローラ31に到達すると、加圧ローラ芯金→導電ゴム輪→スリーブ→記録材→排紙ローラという電流が流れる電流流路が形成される。
この電流流路を形成するために、本例では定着ニップ部Nの下流側に接地した接地部材として排紙ローラ31を配する構成としている。しかし、電流流路を形成する接地部材は本例のような構成に限定されない。例えば、排紙ローラではなく、ブラシのような接地部材を用い、記録材の裏面から接触させて接地し、電流流路を形成したりする方法も考えられる。ブラシ部材の位置も、定着ニップ部Nの下流側に限定されることは無く、定着ニップ部Nの上流側に配置しても構わない。また、定着ニップ部Nに記録材をガイドするような接地部材を配置し、その部材を接地することで電流流路を形成する方法も考えられる。このようなものでも、記録材をガイドするときに記録材に接触するので、電流流路を形成することができる。
図4に、図3の構成において形成される電気的な等価回路を示す。この電流流路内のそれぞれの抵抗の両端に電圧降下による電圧が生じる。Re、Rb、Rft、Rp、Rgの5つの抵抗が等価回路中にある。抵抗Reは、電源30からスリーブ22のベース層25までの回路抵抗やスリーブ22のベース層25と導電ゴム輪28との接触抵抗の合計抵抗を示している。抵抗Rbは、スリーブ22のベース層25の導電ゴム輪28との接触位置から定着ニップ部Nの周辺までの抵抗を示している。抵抗Rftは、スリーブ22の接着層26及び離型層27の厚み方向の合計抵抗を示している。抵抗Rpは、記録材Pの定着
ニップ部Nの周辺から排紙ローラ31までの抵抗を示している。抵抗Rgは、排紙ローラ31が有する抵抗を示している。
これらのうち、抵抗Reは導体である電気回路が有する抵抗やベース層25と導電ゴム輪28との接触抵抗であるため、非常に小さい値である。また、尾引きの出やすい、高温多湿環境では記録材Pである紙の抵抗が低い状態となる。その値は1×10Ω程度の値となるので、抵抗Rpは、抵抗Rbや抵抗Rftと比較して小さい値となる。排紙ローラ31の抵抗Rgの値も数百Ω程度の抵抗なので、抵抗Rgは、抵抗Rbや抵抗Rftと比較して非常に小さい。
今、厚み4μmの接着層26と厚み10μmの離型層27の合計の抵抗値が抵抗Rftである時、電流流路に電流が流れると、ベース層25と記録材Pとの間に電界Eftが図4に示す向きに生じる。この電界Eftにより、負の帯電特性を有するトナーが電界Eftによって記録材Pに拘束され、尾引きの防止につながる。
ここで重要になるのが、接着層26と離型層27の抵抗値である。この抵抗値が高くなれば、電圧降下により生じる電圧の値が大きくなるため、トナーを記録材Pに拘束する電界Eftの強度が上昇する。このことにより、尾引きレベルの改善を行うことができる。しかし、この抵抗値が高すぎると、記録材Pが定着ニップ部Nを抜ける際の剥離帯電が大きくなり、剥離オフセットレベルが悪化することになる。
また、ベース層25の抵抗である抵抗Rbは、なるべく小さいほうが好ましい。抵抗Rbをなるべく小さくすることで、抵抗Rftの値を相対的に大きくすることが可能となるためである。
本例においては、離型層27に導電性を有するフィラーを添加し、離型層27の抵抗を調整している。具体的にはカーボンブラックを分散させて、体積抵抗1×1012Ωcm程度の抵抗としている。これによって、厚み10μmの離型層27の抵抗値は、6×10Ω程度の値となっている。
これに対し、接着層26には、フィラーを混入していない1×1015Ωcm以上の体積抵抗を有する材料を使用しており、厚み4μmの接着層26の抵抗値は、3×1010Ω程度の値となっている。
ベース層25には、離型層27と同様にカーボンを主成分とする導電性フィラーを分散し、1×10Ωcm程度に体積抵抗を調整したポリイミドを使用している。この結果、導電ゴム輪28との接点から定着ニップ部N域までのベース層25の抵抗Rbは、4×10Ω程度の値となっている。
ベース層25に添加されるフィラーとして、本例ではカーボンブラックを使用したが、同じカーボン系ではカーボンナノファイバーやカーボンナノチューブなども導電性付与という観点から好適である。またこれらのようなウィスカ形状のフィラーはベース層25の強度においても良好な結果をもたらすことがわかってきており、強度という観点でも望ましい材料である。カーボン系以外では金属系のフィラー、例えばAg、Cu、Niなどの金属微粉末や、ZnO、SnO等の金属酸化物材料、又はAl等の金属繊維等も使用することができる。
以上のようなフィラー添加により、ベース層25には電流を流すことができるため、上述の通り、導電ゴム輪28に接触させて電圧を印加することが可能となっている。つまり、スリーブ22に印加される電圧は、ベース層25に印加される。
離型層27については、抵抗を下げて剥離オフセットを抑制させ、一方で接着層26の抵抗を大きくすることで、接着層26と離型層27の合計抵抗値を大きくし、ベース層25と記録材Pの間に生じる電界の力を尾引きを防止するのに充分な大きさに保っている。
(検討)
ここで、以上のような構成の効果を確認するために、以下に示す検討を行った。
検討に使用した画像形成装置及び定着装置はスリーブ以外すべて前述した構成と同様であるため、説明を省く。
実施例及び比較例としてベース層に添加するフィラーの量を変化させ、ベース層の体積
抵抗値を1×10Ωcm〜1×10Ωcmまで変化させたスリーブを準備し、本例との比較を行った。
評価項目は、評価1として「尾引き」の評価を行い、評価2として「剥離オフセット」の評価を行った。それぞれの評価方法を示す。
評価1:「尾引き」としては、温度32.5℃、湿度80%に保たれた実験室内に、坪量75gの平滑紙(ゼロックス社製)を48時間放置することによって吸湿させ、同じ実験室内に12時間以上放置する。そして、なじませた状態のプリンタ及びカートリッジを使用して、前出の吸湿紙を3枚搬送させ、尾引きの評価を行った。画像には600dpiの解像度にて4dot27spaceの横線を全面に描いたものを使用し、所定の限度見本と目視にて比較することで○、△、×の評価をつけた。○の意味は、「限度見本よりも良い」であり、△の意味は、「限度見本と同じレベル」であり、×の意味は、「限度見本より悪い」である。
評価2:「剥離オフセット」としては、尾引きとは逆に低湿低温環境(温度15℃、湿度10%)に保たれた実験室内に、尾引きと同様の坪量75gの平滑紙(ゼロックス社製)を48時間放置することによって含水率を低下させ、高抵抗化した放置紙を作成した。この放置紙を同じ実験室内に12時間以上放置する。そして、なじませた状態のプリンタ及びカートリッジを使用して、連続搬送させたときの剥離オフセットの評価を行った。画像には600dpiの解像度にて2dot3spaceの横線を全面に描いたものを使用した。尾引きと同様の手法にて、○、△、×の評価をつけた。
評価1及び2の結果を表1にまとめる。比較例1及び2では全てベース層の抵抗を調整した。このため、本来電流を流すべきベース層が電気抵抗となり、ベース層でも電圧降下が起きてしまう。その結果、接着層および離型層にかかる分圧の値が小さくなってしまうため、ベース層と記録材の間に生じる電界の力が弱くなってしまい、尾引きのレベルが悪化してしまっていた。実施例2ではベース層に体積抵抗値を1×10Ωcmに調整した材料を使用したところ、ベース層の抵抗値が4×10Ωとなった。尾引きレベルは△レベル、剥離オフセットレベルは○レベルであり、実施例1と同様に良好なレベルであった。比較例1ではベース層に体積抵抗値を1×10Ωcmに調整した材料を使用したところ、ベース層の抵抗値が4×10Ωとなった。尾引きレベルには悪化が見られ、×レベルとなった。ベース層の抵抗が上がり、尾引きを抑制する電界強度が弱くなったためである。
比較例2ではベース層に体積抵抗値を1×10Ωcmに調整した材料を使用したところ、ベース層の抵抗値が4×1010Ωとなった。尾引きレベルはさらに悪化し、×レベルとなった。
Figure 0005814574
以上の評価結果より、ベース層の抵抗値はおおよそ、4×10Ω以下であることが望ましい事がわかる。
次に、接着層に添加するフィラーの量を変化させ、接着層の体積抵抗値を1×10Ωcm〜1×1015Ωcmまで変化させたスリーブを準備し、評価1及び2を行った。その結果を表2にまとめる。実施例3では接着層に体積抵抗値を1×1013Ωcmに調整した材料を使用した。このとき、厚み4μmの接着層の抵抗は3×10Ωとなった。尾
引きレベルは△レベル及び剥離オフセットレベルは○レベルであり、良好であった。
比較例3では接着層に体積抵抗値を1×1010Ωcmに調整した材料を使用した。このとき、厚み4μmの接着層の抵抗は3×10Ωとなった。尾引きレベルに変化が見られ、×レベルに悪化した。
比較例4では接着層に体積抵抗値を1×10Ωcmに調整した材料を使用した。このとき、厚み4μmの接着層の抵抗は3×10Ωとなった。尾引きレベルにさらに変化が見られ、×レベルに悪化した。
Figure 0005814574
以上の検討結果より、接着層の抵抗を低くしていくことで尾引きレベルが悪化する傾向が確認できる。離型層の抵抗値にもよるが、離型層の抵抗値を剥離オフセットが生じない程度の抵抗に調整した場合には、接着層の抵抗値は、3×10Ω程度かそれ以上の抵抗値が望ましいことがわかる。
さらに、離型層に添加するフィラーの量を変化させ、離型層の体積抵抗値を1×10Ωcm〜1×1017Ωcmまで変化させたスリーブを準備し、評価1及び2を行った。その結果を表3にまとめる。
Figure 0005814574
比較例5では離型層に体積抵抗値を1×1017Ωcmに調整した材料を使用した。このとき、厚み10μmの離型層の抵抗は6×1012Ωとなった。尾引きレベルは○レベルで良好であったものの、剥離オフセットレベルは×レベルであった。
比較例6では離型層に体積抵抗値を1×1015Ωcmに調整した材料を使用した。このとき、厚み10μmの離型層の抵抗は6×1010Ωとなった。剥離オフセットレベルは×レベルであった。実施例4では離型層に体積抵抗値を1×1010Ωcmに調整した材料を使用した。このとき、厚み10μmの離型層の抵抗は6×10Ωとなった。剥離オフセットレベルは○レベルで良好であったが、尾引きレベルに変化が見られ、△レベルとなった。
実施例5では離型層に体積抵抗値を1×1014Ωcmに調整した材料を使用した。このとき、厚み10μmの離型層の抵抗は6×10Ωとなった。剥離オフセットレベルは△レベルであった。
また、実施例1では表1及び2でも記述した通り、尾引きレベルと剥離オフセットレベルに問題はない。この実験からは、離型層の抵抗値が高すぎると剥離オフセットが悪化し、低すぎると尾引きが悪化することがわかる。
これらの画像不良を起こさないために適した離型層の抵抗値は、おおよそ6×10Ω程度以下であることがわかる。
従って、ベース層の抵抗値の範囲を4×10Ω以下、接着層の抵抗値の範囲を3×10Ω以上、離型層の抵抗値の範囲を6×10Ω以下とし、且つ各々の層の抵抗値の大小関係が、接着層>離型層>ベース層の関係を満たしたときに、尾引きも剥離オフセットも抑えられる定着装置を構成することができる。
以上のように、ベース層、接着層、離型層のうち、ベース層の抵抗を一番低くすることで電圧を印加できるようにする。そして、残りの接着層と離型層の抵抗は、ベース層よりも高く設定し、接着層は尾引き改善のために一番高く設定し、離型層の抵抗は剥離オフセットを防止できる程度に低抵抗化する。つまり、各層の厚み方向の電気抵抗値の関係は、接着層が離型層よりも大きく、離型層がベース層よりも大きい。
この構成により、スリーブの最外層である離型層を剥離オフセットが発生するほど高抵抗化することなく、トナーの記録材への拘束のための電界を強くすることができる。
また、ベース層を低抵抗化することにより、ベース層にマイナスの電圧を印加できる。これにより、接着層と離型層の2つの層にかかる電圧により、トナーの記録材への拘束のための電界を形成することが可能になる。この電界の強度は接着層と離型層の2つの層の抵抗の総和によって決定されるため、最外層である離型層の抵抗を剥離オフセット防止のために低めに設定しても、接着層の抵抗を高めることにより、電界強度を強く保つことができる。
よって、トナーの記録材への拘束力を充分に保持しながら、スリーブへの剥離帯電も抑制でき、尾引きや剥離オフセットといった画像不良の発生を防止でき、高品位な画像形成ができる。
11…定着装置、22…スリーブ、23…ヒータ、24…加圧ローラ、25,34…ベース層、26…接着層、27…離型層、31…排紙ローラ

Claims (8)

  1. 樹脂製のベース層と、離型層と、前記ベース層と前記離型層との間に設けられた層であって前記ベース層と前記離型層とを接着する接着層と、を有する可撓性スリーブと、
    前記スリーブの内面に接触するヒータと、
    前記スリーブを介して前記ヒータと共にトナー像が形成された記録材を挟持搬送するニップ部を形成する加圧部材と、
    前記スリーブにトナーの極性と同極性の電圧を印加する電圧印加部材と、
    前記ニップ部に挟持された状態の記録材と接触し、記録材を接地する接地部材と、
    を有し、記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着装置において、
    前記スリーブの各層の厚み方向の電気抵抗値の関係は、前記接着層が前記離型層よりも大きく、前記離型層が前記ベース層よりも大きく、前記電圧印加部材は前記ベース層と接触して電圧を印加し、
    前記ベース層の厚み方向の電気抵抗値は4×10 4 Ω以上4×10 6 Ω以下であることを特徴とする定着装置。
  2. 前記離型層の厚み方向の電気抵抗値は6×10 9 Ω以下であることを特徴とする請求項
    1に記載の定着装置。
  3. 前記ベース層には導電性フィラーが分散されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記ベース層の材質はポリイミドであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着装置に用いられる可撓性スリーブであって、樹脂製のベース層と、離型層と、前記ベース層と前記離型層との間に設けられた層であって前記ベース層と前記離型層とを接着する接着層と、を有し、前記スリーブの各層の厚み方向の電気抵抗値の関係は、前記接着層が前記離型層よりも大きく、前記離型層が前記ベース層よりも大きく、前記ベース層の厚み方向の電気抵抗値は4×10 4 Ω以
    上4×10 6 Ω以下であることを特徴とする可撓性スリーブ。
  6. 前記離型層の厚み方向の電気抵抗値は6×10 9 Ω以下であることを特徴とする請求項
    1に記載の可撓性スリーブ。
  7. 前記ベース層には導電性フィラーが分散されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の可撓性スリーブ。
  8. 前記ベース層の材質はポリイミドであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の可撓性スリーブ。
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