JPH0816066A - プロセスカートリッジ - Google Patents

プロセスカートリッジ

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JPH0816066A
JPH0816066A JP6147503A JP14750394A JPH0816066A JP H0816066 A JPH0816066 A JP H0816066A JP 6147503 A JP6147503 A JP 6147503A JP 14750394 A JP14750394 A JP 14750394A JP H0816066 A JPH0816066 A JP H0816066A
Authority
JP
Japan
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opening
toner
film
lid
stirring
Prior art date
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Pending
Application number
JP6147503A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuki Watanabe
悦規 渡辺
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication of JPH0816066A publication Critical patent/JPH0816066A/ja
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー保持部8から現像ローラ4にトナーを
供給するための開口部9を簡単な操作で閉じ且つ開くこ
とができる機構を提供する。 【構成】 プロセスカートリッジ1のトナー保持部8に
設けている攪拌羽根10の先端に、開口部9を覆うこと
の可能な大きさのフイルム状蓋13を連結し、且つトナ
ー保持部8内にはそのフイルム状蓋13を開口部9の周
縁に押し付ける枠16bを備えた押圧部材16を設け、
プロセスカートリッジの出荷時にはフイルム状蓋13を
枠16bで開口部9の周縁に押し付けておくことで開口
部9を閉じた状態に保ち、使用時には攪拌羽根10の回
転によってフイルム状蓋13を枠16bと開口部9との
間から引き抜き、開口部9を開く構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やファクシミリ
装置等に用いられているプロセスカートリッジに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、全体を参照符号1で
示す従来のプロセスカートリッジは、樹脂等で作られた
カートリッジケース2に、感光ドラム3、現像ローラ
4、帯電器5等を取り付けてユニット化したものであ
り、そのカートリッジケース2には、トナー7を格納す
るトナー保持部8と、このトナー保持部8内のトナーを
現像ローラ4に供給するための開口部9が形成されてお
り、そのトナー保持部8内には開口部9にほぼ平行な軸
線を中心として回転することによりトナー保持部8内の
トナー7を攪拌しながら開口部9から送り出す攪拌羽根
10が設けられている。そして、プロセスカートリッジ
1の工場出荷時には、この開口部9をシールテープ11
で閉じ、トナー保持部8に封入したトナー7が開口部9
からこぼれない状態としており、このプロセスカートリ
ッジ1を使用する際には、シールテープ11を剥がして
いた。なお、図中、12はプロセスカートリッジ1を装
着する装置側に設けられている転写ローラである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成に
よればプロセスカートリッジを使用する時には、いちい
ち上述のシールテープ11を剥がす必要があり、手間の
かかるものであり、使い勝手が良いものではなかった。
また、使用後のプロセスカートリッジを再利用するため
に一旦工場に回収し、内部を清掃し、トナーを充填して
再生させるときには、その生産工程においてシールテー
プ11を再度貼り付けて開口部9を閉じる必要がある
が、シールテープ11を貼る作業は大変手間がかかるも
のであり、作業効率が悪いという問題点もあった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、プロセスカートリッジの使用時にシールテープ
を剥がすという動作を必要とせず、また、再利用のため
の生産工程においてシールテープ等を貼り付けるという
面倒な作業を必要とすることなくトナーをトナー保持部
からこぼれないようにすることの可能なプロセスカート
リッジを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決するため、トナーを格納し、このトナーを現像ロー
ラに供給する開口部を有するトナー保持部と、このトナ
ー保持部内に設けられ、前記トナー保持部のトナーを攪
拌する攪拌部と、この攪拌部の備えられ、前記開口部を
トナーがもれないように覆うフイルム状蓋部と、使用前
は前記フイルム状蓋部を開口部を覆うように押圧し、前
記攪拌部が攪拌しはじめると前記フイルム状蓋部が引き
抜かれる押圧力を与える押圧部という構成を備えたもの
である。
【0006】ここで、前記押圧手段を、開口部の形状と
略同じ形状の開口を有する枠を備えた押圧部材と、その
押圧部材の枠を前記開口部周縁に押し付ける押圧ばねを
備えた構成とすることが好ましい。
【0007】また、その押圧部材の枠の前面に軟体部材
を取り付け、その軟体部材を介してフイルム状蓋部を開
口部周縁に押し付ける構成とすることが好ましい。
【0008】更に、前記トナー保持部の上面位置に蓋部
を設け、その位置を開放可能とすることが好ましい。
【0009】また、前記フイルム状蓋部で前記開口部を
閉じるよう、そのフイルム状蓋部を前記開口部の周縁に
引き抜き可能に押し付ける押圧部と、この押圧部を回動
可能に保持する保持部とを備えた構成とすることが好ま
しい。
【0010】また、トナーを格納し、このトナーを現像
ローラに供給する開口部を有するトナー保持部と、この
トナー保持部内に設けられ、前記トナー保持部のトナー
を攪拌する攪拌部と、この攪拌部に備えられ、前記攪拌
部の回転方向の下流から上流に向けて、先端から前記攪
拌部に接続されている接続部に向けて前記開口部を塞ぐ
フイルム状蓋部という構成を備えたものである。
【0011】さらに、前記フイルム状蓋部に形成される
突起と、前記開口部周辺に形成される溝部とを接続する
ことでフイルム状蓋部で前記開口部を塞ぐことを可能と
する。
【0012】さらに、前記突起、前記溝部との配置形状
において角がない形状で形成する。
【0013】
【作用】本発明は上述構成により、フイルム状蓋部で開
口部を覆い、押圧手段でそのフイルム状蓋部を開口部の
周縁に押し付けておくことにより、開口部を閉じること
ができ、その状態でプロセスカートリッジを工場から出
荷することにより、輸送途中でのトナーのこぼれを防止
でき、使用に当たっては、攪拌羽根が回転することによ
り、その先端に取り付けられているフイルム状蓋部が自
動的に開口部と押圧手段との間から引き抜かれ、開口部
を開くことができる。このため、使用時にいちいちシー
ルテープを剥がす等の手間をかけることなく開口部を開
くことができ、使い勝手が良い。また、工場に回収して
再利用する場合には、単にフイルム状蓋部で開口部を覆
い、押圧手段でそのフイルム状蓋部を開口部の周縁に押
し付ければよいので、シールテープを貼る場合に比べて
作業が極めて容易となる。
【0014】ここで、前記押圧手段を、開口部の形状と
略同じ形状の枠を備えた押圧部材と、その押圧部材の枠
を前記開口部周縁に押し付ける押圧ばねを備えた構成と
すると、その枠でフイルム状蓋部の全周を押圧固定でき
るので、シールが確実となり、トナーの漏れ防止効果が
高く、且つフイルム状蓋部を引き抜いた後は枠が開口部
とほぼ等しい開口を備えているので、開口部のほぼ全面
積をトナーの供給通路として使用できる。
【0015】また、前記押圧部材の枠の前面に軟体部材
を取り付け、その軟体部材を介してフイルム状蓋部を開
口部周縁に押し付ける構成とすると、シールが確実でト
ナー漏れを一層確実に防止でき、しかもフイルム状蓋部
の引き抜きが容易となる。
【0016】更に、前記トナー保持部の上面位置に蓋部
を設けておくと、プロセスカートリッジの回収後、前記
開口部をフイルム状蓋部で閉じる際に、上面位置の蓋部
を開いて作業することにより、その作業を容易に行うこ
とができる。
【0017】また、前記した押圧部を、前記開口部の形
状と略同じ形状の枠を備え、この枠を前記開口部周縁に
押し付けることができるよう回動可能に設けられた押圧
部材と、その押圧部材の枠を前記開口部周縁に押し付け
る押圧ばねを備えた構成とすると、押圧部材の動きが単
に回動でよいため、プロセスカートリッジを回収して再
利用する際において、開口部を塞いだフイルム状蓋部を
押圧部材の枠で押え付ける作業が容易となり、作業効率
を良くすることができる。
【0018】また、攪拌部が回転するとフイルム状蓋部
は開口部の下から上に向けて順に剥がれていく。
【0019】さら、突起と溝部とを備えることで、回収
後の作業性が良くなる。さらに、突起と溝部との配置形
状を角が無いようにするため、回収後の接着作業が容易
になる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるプロセスカー
トリッジの概略断面図、図2はそのプロセスカートリッ
ジの開口部近傍を、トナーを充填しない状態で示す概略
断面図、図3は図2のA−A矢視概略断面図であり、図
7に示す従来例と同一又は同様な部分には同一符号を付
けて示している。図1〜図3において、1はプロセスカ
ートリッジ、2はカートリッジケース、3は感光ドラ
ム、4は現像ローラ、5は帯電器、7はトナー、8はト
ナー7を格納するトナー保持部、9はトナー保持部8内
のトナーを現像ローラ4に供給するための開口部、10
は、トナー保持部8内に設けられ、開口部9にほぼ平行
な軸線を中心として回転することによりトナー保持部8
内のトナー7を攪拌しながら開口部9から送り出す攪拌
羽根、12は転写ローラである。
【0021】13は攪拌羽根10の先端に連結されたフ
イルム状蓋であり、開口部9を塞ぐことが可能な大きさ
を有している。このフイルム状蓋13は、プロセスカー
トリッジ1の出荷時に開口部9を塞いでトナーの漏れを
防止するために設けられたものであり、そのための適度
な強度、硬さを有しており、また、プロセスカートリッ
ジ1の使用中には開口部9の前から引き抜かれ攪拌羽根
10と一緒にトナー保持部8内を回転するものであり、
そのための適度な軟らかさを有している。通常、フイル
ム状蓋13はポリエチレンフイルム等の樹脂フイルムで
構成される。
【0022】15は、フイルム状蓋13で開口部9を閉
じるよう、そのフイルム状蓋13を開口部9の周縁に引
き抜き可能に押し付ける押圧手段であり、押圧部材16
と押圧ばね17を有している。この押圧部材16は図4
に示すように、開口部9の形状と略同じ形状の開口16
aを有する枠16bと、その枠16bの両端を保持した
アーム16cを有しており、図2、3に示すように、ト
ナー保持部8内に支軸19によって回動可能に、且つ枠
16bを開口部9の周縁に押し付けることができる位置
に取り付けられている。枠16bの前面には、開口部9
の周縁に対する接触を確実とするためスポンジ等の軟体
部材20が取り付けられている。押圧ばね17は押圧部
材16の枠16bを開口部9の周縁に押し付けるために
設けられたものであり、本実施例では押圧部材16の両
端を押すように配置された板ばねが用いられている。な
お、押圧ばね17としては、板ばねに限らず、コイルば
ね等の他の形式のばねを用いてもよい。押圧ばね17に
よる押圧力は、押圧部材16の枠16bがフイルム状蓋
13をトナーが漏れないように押圧しているが、その状
態でフイルム状蓋13を枠16bと開口部9との間から
引き抜くことができるように定められている。21はト
ナー保持部8の上面位置に形成された穴、22はその穴
21に設けられた蓋である。
【0023】以上の構成になるプロセスカートリッジ1
について、以下その動作を説明する。このプロセスカー
トリッジ1の工場出荷時には、図1、図2に示すよう
に、開口部9を覆うようにフイルム状蓋13が配置さ
れ、押圧部材16の枠16bがそのフイルム状蓋13を
開口部9の周縁に押し付けて固定しており、トナー保持
部8内にはトナー7が封入されている。この状態でプロ
セスカートリッジ1の輸送が行われるが、その際には、
フイルム状蓋13が開口部9を閉じているのでトナー漏
れは生じない。また、押圧部材16の枠16bはフイル
ム状蓋13を軟体部材20を介して開口部9の周縁に押
し付けているので、開口部9の全周に渡って隙間なくフ
イルム状蓋13を開口部9の周縁に押し付けることがで
き、確実なシールが行われている。
【0024】このプロセスカートリッジ1を使用する際
には、攪拌羽根10が矢印B方向に回転する。この回転
により、フイルム状蓋13が開口部9と押圧部材16の
間から引き抜かれ、開口部9が自動的に開かれる。その
後は図5に示すように、トナー保持部8内のトナー7
が、押圧部材16に形成している開口16a及び開口部
9を通って現像ローラ4に向かって送り出され、通常の
記録動作が行われる。なお、記録動作中、攪拌羽根10
が回転し、それに連れて先端に連結しているフイルム状
蓋13も移動するが、このフイルム状蓋13は適度な柔
軟性を有しているので、トナー保持部8の内面に沿って
移動することができ、何ら支障を生じることはなく、却
ってトナー攪拌に効果がある。かくして、上記構成のプ
ロセスカートリッジ1では、従来のプロセスカートリッ
ジのように、シールテープを剥がすというような作業を
全く必要とせず、自動的に開口部9を開いて記録動作を
開始することができ、使い勝手が良い。
【0025】使用後のプロセスカートリッジ1を回収し
て工場に戻し、再利用する場合には、回収したプロセス
カートリッジ1の内部を清掃し、破損或いは摩耗してい
た部品を交換した後、図6に示すように、トナー保持部
8の上面の蓋22(図1参照)を外して穴21を開いた
状態で、その穴21から指を差し込んで押圧部材16を
矢印C方向に回動させ、その枠16bと開口部9との間
に隙間を生じさせ、その位置にフイルム状蓋13を差し
込む。その後、押圧部材16を解放すると、押圧部材1
6は押圧ばね17で押されて、フイルム状蓋13を開口
部9の周縁に押し付け固定する。以上の動作により、開
口部9を閉じることができるので、その後はトナー保持
部8内にトナーを充填し、蓋22をして出荷する。この
ように、このプロセスカートリッジ1では、単に押圧部
材16の枠16bを開口部9から離し、その間にフイル
ム状蓋13を挿入するという簡単な作業によって開口部
9を閉じることができ、従来のようなシールテープを貼
る場合に比べて作業をきわめて容易に行うことができ
る。
【0026】なお、上記実施例では、押圧部材16とし
て、開口部9にほぼ等しい開口16aを有する枠16b
を備えたものを用いたが、押圧部材16は必ずしも枠形
状とする必要はなく、フイルム状蓋13を開口部9の周
縁に押し付けることができ、且つトナーを通過させる通
路を備えたものであればその形状は任意であり、適宜変
更可能である。また、押圧部材16は必ずしも回動可能
に設ける場合に限定されず、枠16bの部分を開口部9
の周縁に対して押し付けることができれば、その保持手
段は適宜変更可能である。
【0027】次に第二の実施例を説明する。図7はフイ
ルム状蓋を攪拌羽根の回転方向の上流側から剥がすよう
にしたときのプロセスカートリッジの断面図を示す。
【0028】図に示すように、フイルム状蓋13は攪拌
羽根10の回転方向の上流側から剥がすことができるよ
うに、攪拌羽根10が下方にある位置からフイルム状蓋
13を開口部9を塞いでいる。
【0029】このようにフイルム状蓋13で開口部9を
塞いでいるため、攪拌羽根10が回転し始めると、過度
な付加を攪拌羽根10の駆動部に与えることなく、フイ
ルム状蓋13は開口部9の下側から剥がれ、トナーはト
ナー保持部から排出されることになる。また、フイルム
状蓋13を開口部9の下方から塞ぐようにするため、回
収して、再利用するときの作業において蓋22を開けて
手を入れて行なうため、作業性が良い。このとき、フイ
ルム状蓋13が開口部9を塞ぐための接着の仕方は図
8、9に示すような方法が好ましい。つまりフイルム状
蓋13に図9に示すような突起13aを形成し、これを
開口部9の周辺に形成される溝部13bに填め込むよう
にする。このように、接着剤を使用せず、突起13aと
溝部13bとから接着させるため、接着剤を使用すると
きの比べ、接着剤を落とすといった作業を必要とせず、
効率が良い。
【0030】また、図9に示すように突起13a、溝部
13bを開口部9の周辺に形成させ、角を丸くすること
により、接着作業が容易にできる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、プロセスカートリッジのトナー保持部内に設けられ
た攪拌部の先端に、そのトナー保持部から現像ローラに
トナーを供給するための開口部を塞ぐことの可能な大き
さのフイルム状蓋部を取り付けると共に、このトナー保
持部内には、前記開口部を覆うように配したフイルム状
蓋部をその開口部の周縁に引き抜き可能に押し付ける押
圧手段を設けたことにより、前記フイルム状蓋部で開口
部を覆い、押圧部でそのフイルム状蓋を開口部の周縁に
押し付けることで簡単に開口部を閉じることができ、使
用に当たっては、単に攪拌部が回転することにより、そ
の先端に取り付けられているフイルム状蓋を自動的に開
口部と押圧部との間から引き抜いて開口部を開くことが
でき、従来のプロセスカートリッジにおけるようにシー
ルテープを開口部に貼り付けたり、剥がしたりする場合
に比べて作業性が極めて良いという効果を有している。
【0032】ここで、前記押圧部を、開口部の形状と略
同じ形状の枠を備えた押圧部材と、その押圧部材の枠を
前記開口部周縁に押し付ける押圧ばねを備えた構成とす
ると、その枠でフイルム状蓋部の全周を押圧固定できる
ので、フイルム状蓋部と開口部周縁との間のシールが確
実となり、トナーの漏れ防止効果が高く、またフイルム
状蓋部を引き抜いた後は、枠が開口部をあまり遮ってい
ないので開口部のほぼ全面積をトナーの供給通路として
有効に使用できる等の効果が得られる。
【0033】また、前記押圧部材の枠の前面に軟体部材
を取り付け、その軟体部材を介してフイルム状蓋を開口
部周縁に押し付ける構成とすると、フイルム状蓋を開口
部周縁に、全周に渡って隙間なく押し付けて確実なシー
ルを確保でき、トナーの漏れを一層確実に防止でき、し
かもフイルム状蓋部を引き抜きやすく、フイルム状蓋部
が引き抜き時に破損する等のトラブルを生じにくいとい
う効果が得られる。
【0034】更に、前記トナー保持部の上面位置に蓋を
設けておくと、プロセスカートリッジの回収後、前記開
口部をフイルム状蓋部で閉じる際に、上面位置の蓋を開
いてその位置から指を差し込むことにより容易に作業を
行うことができるという効果が得られる。
【0035】また、前記した押圧部を、前記開口部の形
状と略同じ形状の枠を備え、この枠を前記開口部周縁に
押し付けることができるよう回動可能に設けられた押圧
部材と、その押圧部材の枠を前記開口部周縁に押し付け
るばねを備えた構成とすると、押圧部材の動きが単に回
動でよいため、プロセスカートリッジを回収して再利用
する際において、開口部を塞いだフイルム状蓋を押圧部
材の枠で押え付ける作業が容易となり、作業効率を良く
することができるという効果が得られる。
【0036】また、攪拌部の回転方向の下流から上流に
向けてフィルム状蓋部の先端から攪拌部に接続されてい
る部分に向けて開口部を塞いでいるため、開口部を塞ぐ
ための特別な治具を必要とすること無く、コストを低く
押えることができ、さらに、攪拌部の回転によりフイル
ム状蓋部が剥がれるとき、回転トルクが低くても容易に
剥がすことができる。
【0037】また、フイルム状蓋部と開口部とを接着す
るのに、突起と溝部とから形成することで、プロセスカ
ートリッジの回収後の再利用の作業で接着剤を落とす作
業を行なう必要が無く、効率が良い。
【0038】また、突起と溝部との配置形状を角がない
形状にしているため、接着作業を容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプロセスカートリッジ
を、工場出荷時の状態で示す概略断面図
【図2】図1に示すプロセスカートリッジの開口部近傍
を、トナーを充填していない状態で示す概略断面図
【図3】図2のA−A矢視概略断面図
【図4】図1に示すプロセスカートリッジに設けている
押圧部材の概略斜視図
【図5】図1に示すプロセスカートリッジを、使用中の
状態で示す概略断面図
【図6】図1に示すプロセスカートリッジを、開口部を
フイルム状蓋で塞ぐ時の状態で示す概略断面図
【図7】本発明の本発明の第二の実施例によるプロセス
カートリッジを、工場出荷時の状態で示す概略断面図
【図8】フイルム状蓋部に突起を、開口部の周辺に溝部
を形成し、填っている状態を示す断面図
【図9】フイルム状蓋部に突起を、開口部の周辺に溝部
を形成し、填っている状態を示す斜視図
【図10】従来のプロセスカートリッジの概略断面図
【符号の説明】
1 プロセスカートリッジ 2 カートリッジケース 3 感光ドラム 4 現像ローラ 5 帯電器 7 トナー 8 トナー保持部 9 開口部 10 攪拌羽根 13 フイルム状蓋 13a 突起 13b 溝部 15 押圧手段 16 押圧部材 16a 開口 16b 枠 16c アーム 17 押圧ばね 19 支軸 20 軟体部材 21 穴 22 蓋

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを格納し、このトナーを現像ロー
    ラに供給する開口部を有するトナー保持部と、このトナ
    ー保持部内に設けられ、前記トナー保持部のトナーを攪
    拌する攪拌部と、この攪拌部の備えられ、前記開口部を
    トナーがもれないように覆うフイルム状蓋部と、使用前
    は前記フイルム状蓋部を開口部を覆うように押圧し、前
    記攪拌部が攪拌しはじめると前記フイルム状蓋部が引き
    抜かれる押圧力を与える押圧部とを具備するプロセスカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 押圧部が、開口部の形状と略同じ形状の
    開口を有する枠を備えた押圧部材と、その押圧部材の枠
    を前記開口部周縁に押し付ける押圧ばねを有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 押圧部材の枠の前面に、軟体部材が取り
    付けられており、その軟体部材を介してフイルム状蓋部
    を開口部周縁に押し付けることを特徴とする請求項2記
    載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 トナー保持部の上面位置に蓋を備えてい
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載
    のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 トナーを格納し、このトナーを現像ロー
    ラに供給する開口部を有するトナー保持部と、このトナ
    ー保持部内に設けられ、前記トナー保持部のトナーを攪
    拌する攪拌部と、この攪拌部に備えられ、前記開口部を
    トナーがもれないように覆うフイルム状蓋部と、このフ
    イルム状蓋部で前記開口部を閉じるよう、そのフイルム
    状蓋部を前記開口部の周縁に引き抜き可能に押し付ける
    押圧部と、この押圧部を回動可能に保持する保持部とを
    具備するプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 トナーを格納し、このトナーを現像ロー
    ラに供給する開口部を有するトナー保持部と、このトナ
    ー保持部内に設けられ、前記トナー保持部のトナーを攪
    拌する攪拌部と、この攪拌部に備えられ、前記攪拌部の
    回転方向の下流から上流に向けて、先端から前記攪拌部
    に接続されている接続部に向けて前記開口部を塞ぐフイ
    ルム状蓋部とを具備するプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記フイルム状蓋部に形成される突起
    と、前記開口部周辺に形成される溝部とを接続すること
    でフイルム状蓋部で前記開口部を塞ぐことを可能とする
    請求項6記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記突起、前記溝部との配置形状におい
    て角がない形状であることを特徴とする請求項7記載の
    プロセスカートリッジ。
JP6147503A 1994-06-29 1994-06-29 プロセスカートリッジ Pending JPH0816066A (ja)

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JP6147503A JPH0816066A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 プロセスカートリッジ

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JP6147503A JPH0816066A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 プロセスカートリッジ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6188855B1 (en) 1998-02-27 2001-02-13 Nec Corporation Toner cartridge capable of preventing sealing film from breaking
US8219008B2 (en) 2006-06-02 2012-07-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Powder supply unit, manufacturing method of the powder supply unit, and recycling method of the powder supply unit
JP2015004954A (ja) * 2013-05-23 2015-01-08 キヤノン株式会社 現像剤容器、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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