JP2590149Y2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2590149Y2
JP2590149Y2 JP1991095284U JP9528491U JP2590149Y2 JP 2590149 Y2 JP2590149 Y2 JP 2590149Y2 JP 1991095284 U JP1991095284 U JP 1991095284U JP 9528491 U JP9528491 U JP 9528491U JP 2590149 Y2 JP2590149 Y2 JP 2590149Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子写真方式を採用し
た各種プリンタ装置、複写機、ファクシミリ装置等の画
像形成装置に係り、特には装置本体に着脱自在な2つの
プロセスユニットに、クリーナによる除去トナーを現像
器へ戻して再利用するリサイクル機構を組み合わせた画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置として、画像形成過
程で転写されずに像担持体上に残留したトナーをクリー
ナで除去した後、この除去トナーを現像器へ戻して有効
再利用しようとする、所謂リサイクル機構を備えたもの
が知られている。一方、画像形成に関与する部材の一部
または多くを一まとめにし、これをプロセスユニットと
して装置本体から着脱自在としたものも知られている。
そして更に、上記着脱自在なプロセスユニットを備えた
装置に上記リサイクル機構を組み合わせたものも提案さ
れている。
【0003】ところで、上記プロセスユニットには、例
えば感光体ドラム(像担持体)、クリーナ、現像器等の
多くを一まとめにしたタイプと、感光体ドラムおよびク
リーナを含んだものを第1のプロセスユニットとし、現
像器を含んだものを第2のプロセスユニットとして、こ
れら第1、第2のプロセスユニットを分離可能にしたタ
イプとがある。そして、後者のタイプの場合には、感光
体ドラムの寿命と現像器の寿命(または現像器内のトナ
ー消費に伴う寿命)とが異なる場合にも、寿命に到った
方のプロセスユニットだけを交換すれば済むので、前者
のタイプと比べコストメリットが大きいという利点があ
る。そこで、後者のタイプのユニット構成のものに上記
リサイクル機構を組み合わせたものも提案されており、
その一例を図6に示す。
【0004】同図に示すプロセスユニットは、現像器を
含む第1のプロセスユニットU1 と、感光体ドラムおよ
びクリーナを含む第2のプロセスユニットU2 とを互い
に分離可能に構成したものであり、このようなユニット
に対して残留トナーのリサイクル機構が組み合わされて
いる。このリサイクル機構は、第2のプロセスユニット
2 内のクリーナで除去された除去トナーを第1のプロ
セスユニットU1 内の現像器へ戻してやる機構である。
そのための部材として、第2のプロセスユニットU2
には上記クリーナで除去された除去トナーを第1のプロ
セスユニットU1 側の現像器内へ戻してやるトナー排出
部である排出用パイプ1を備え、また、第1のプロセス
ユニットU1 側には上記排出用パイプ1によって搬送さ
れてきたトナーを受けて現像器内のトナー収容槽へ回収
するトナー受け部である受け用パイプ2を備えている。
上記排出用パイプ1は、上記クリーナ外へトナーを排出
するための排出部3から斜め上方へ向けて延設され、そ
の先端部に下方へ向けて設けられたトナーの排出口1a
が、受け用パイプ2におけるトナーの受け口2aの丁度
真上に位置している。排出用パイプ1の内部には、回転
しながらトナーを搬送するスパイラルロール1bが設け
られ、また、受け用パイプ2の内部にも、トナーを搬送
するための同様な搬送部材(不図示)が設けられてい
る。
【0005】上記の構成において、第2のプロセスユニ
ットU2 側に排出用パイプ1が設けられ、その排出口1
aと、第1のプロセスユニットU1 側に設けられた受け
用パイプ2の受け口2aとが最終的に連通されるわけで
あるが、排出用パイプ1が受け用パイプ2よりも上側に
位置する関係から、上記2つのプロセスユニットU1
2 を装置本体に装着する際は、まず第1のプロセスユ
ニットU1 を装着し、その後に第2のプロセスユニット
2 を装着するのが望ましい。一方、受け用パイプ2に
は、新品の第1のプロセスユニットU1 を輸送する際に
内部のトナーが受け口2aから外部へ飛散するのを防止
すること等を目的として、受け口2aを開閉するシャッ
タ部材4を設けたものがある。このシャッタ部材4は、
受け用パイプ2の外周を包み込み、かつ受け用パイプ2
の中心軸を中心に矢印A1 、A2方向へ回動自在に構成
されており、その一部に設けられた開口部4aが受け口
2aの位置と一致するか否かで受け口2aの開閉を行
う。そこで、上述したプロセスユニットU1 、U2 の装
着順序を考慮すると、例えば排出用パイプ1に下方へ向
けて突起1cを設けると共に、この突起1cと係合する
係合部4bをシャッタ部材4に設け、第2のプロセスユ
ニットU2 の装着時に突起1cが係合部4bを押下する
ことによりシャッタ部材4を閉成位置(受け口2aを閉
じる位置)から矢印A1 方向へ回転させて受け口2aと
開口部4aとが一致する開成位置まで移動させるように
することも可能である。あるいは、上記突起1cにより
シャッタ部材4を移動させることの他にも、第1のプロ
セスユニットU1 の装着後に、例えば上部機体を閉じる
際に上部機体側の突起によりシャッタ部材4を移動させ
たり、装置外部からの操作レバーにより手動でシャッタ
部材4を開成させることも可能である。
【0006】
【従来技術の問題点】上述した例では第1のプロセスユ
ニットU1 側の受け用パイプ2にシャッタ部材4を設け
ることについて示したが、一方、第2のプロセスユニッ
トU2 側の排出用パイプ1にも同様なシャッタ部材を設
ける必要がある。これは、排出用パイプ1の排出口1a
にシャッタ部材を設けないと、第2のプロセスユニット
2 が一旦使用された後は、排出用パイプ1に搬送され
てきたトナーが第2のプロセスユニットU2 の脱着時に
排出口1aから外部へ飛散するという問題が生じるため
である。
【0007】しかしがなら、受け用パイプ2にシャッタ
部材4を設けるのと違い、排出用パイプ1にシャッタ部
材を設けることは容易ではない。すなわち、例えば上記
シャッタ部材4と同様のシャッタ部材を排出口1aのと
ころに設けて上部機体の閉動作でシャッタ部材を開成さ
せるようにすることが考えられるが、このようにした場
合、装置本体に第1のプロセスユニットU1 が装着され
ておらず第2のプロセスユニットU2 だけが装着された
状態で上部機体が閉じられると、その動作でシャッタ部
材が開成されて排出口1aが開放され、その結果、排出
口1aのところに溜まっていたトナーが落下して、機内
汚れが発生するという問題が起こる。
【0008】
【考案の目的】本考案は、上記従来の問題点に鑑み、第
2のプロセスユニット側のトナー排出部からのトナー漏
れを確実に防止することのできる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【考案の要点】本考案は、上記目的を達成するため、
置本体が開閉自在な第1機体と第2機体からなり、トナ
ー収容槽を有し該トナー収容槽に収容するトナーで像担
持体上の潜像を現像する現像器を備えた第1のプロセス
ユニットと、像担持体上の残留トナーを除去するクリー
ナを備えた第2のプロセスユニットとを前記第1機体
着脱自在に備え、前記第2のプロセスユニットが、前記
クリーナで除去された除去トナーを前記第1のプロセス
ユニットに戻すためのトナー排出部に形成された排出口
と、該排出口を開閉する移動自在なシャッタ部材と、該
シャッタ部材を閉成すべく付勢する付勢部材を有し、
記第1のプロセスユニットが、前記排出口から除去トナ
ーを受けて前記現像器に回収する受け口を有するトナー
受け部を有し、前記第1機体と第2機体との閉成動作時
に前記シャッタ部材を前記付勢部材の付勢力に抗して開
成すべく移動させる前記第2機体に設けられた当接部
と、を備え画像形成装置において、前記第1のプロセ
スユニットに設けられ前記両ユニットの装着時に前記
シャッタ部材と係合して該シャッタ部材を閉成位置から
前記付勢部材の付勢力に抗して上記排出口を閉成したま
まの第2閉成位置まで所定量移動させる突起部と、前記
第2機体の当接部と係合可能に前記シャッタ部材に設け
られた係合部とを備え、前記当接部と前記係合部を、前
記第2のプロセスユニットのみが前記第1機体に装着さ
れている時には、前記シャッタ部材が閉成位置にあるこ
とで前記第1機体と第2機体との閉成動作によっても互
いに非係合となり、前記両ユニットの装着時には前記シ
ャッタ部材が前記第1のプロセスユニットの突起部によ
り前記第2閉成位置まで所定量移動させられるのに基づ
いて前記第1機体と第2機体との閉成動作によって互い
に係合する関係に配置したことを備えることを特徴とす
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図4は、本考案の一実施例の画像形
成装置(ここでは一例としてプリンタ装置を示す)の全
体構成図である。同図に示すように、本実施例の画像形
成装置は、保守・点検作業や紙詰まり処理等を容易に行
うために装置本体が所謂シュルオープン構造となってお
り、すなわち装置本体が第1機体としての上部機体M1
と第2機体としての下部機体M2 とに分割され、上部機
体M1 が下部機体M2 に対し支軸10を支点として開閉
自在な構造となっている。
【0011】また、装置本体内には、画像形成に関与す
る部材として、矢印B方向に回転可能な像担持体として
の感光体ドラム11の周面近傍に、帯電器12、印字ヘ
ッド13、現像器14、転写器15、クリーナ16等が
順次配設されており、現像器14を含んだ第1のプロセ
スユニットU11と、感光体ドラム11、帯電器12およ
びクリーナ16を含んだ第2のプロセスユニットU12
が装置本体に対して別々に着脱自在となるように構成さ
れている。更に、第2のプロセスユニットU12側にはそ
の中のクリーナ16で除去された除去トナーを第1のプ
ロセスユニットU11側の現像器14内へ戻してやるトナ
ー排出部である排出用パイプ17を備え、また、第1の
プロセスユニットU11側には上記排出用パイプ17によ
って搬送されてきたトナーを受けて現像器14内のトナ
ー収容槽へ回収するトナー受け部である受け用パイプ1
8を備えている(その詳細な構成については後に述べ
る)。また、その他にも、通常の画像形成装置と同様
に、給紙カセット19、給紙ロール20、手差し台2
1、待機ロール22、定着ロール23、排紙ロール2
4、排紙トレイ25等が設けられている。
【0012】なお、印字ヘッド13は上部機体M1 側に
取り付けられており、上部機体M1の開成時には印字ヘ
ッド13が感光体ドラム11表面から離隔されること
で、第1、第2のプロセスユニットU11、U12を下部機
体M2 に対し着脱可能となる。また、上部機体M1
は、後述する突起26も設けられている。
【0013】上記構成においては、通常の画像形成プロ
セスに従い、まず感光体ドラム11表面が帯電器12に
よって一様に帯電され、続いて印字ヘッド13により画
像情報に基づく露光が行われることで静電潜像が形成さ
れ、その静電潜像が現像器14によりトナーで現像され
る。この現像によって感光体ドラム11表面に形成され
たトナー像は、給紙カセット19または手差し台21か
ら待機ロール22を介して所定タイミングで搬送されて
きた転写材上に転写器15によって転写される。そし
て、ここで転写されずに感光体ドラム11上に残留した
トナーはクリーナ16によって除去され、その除去トナ
ーは上記排出用パイプ17および受け用パイプ18を介
して現像器14のトナー収容槽内へ戻される。一方、ト
ナー像の転写された転写材は、定着ロール23間を挟持
搬送されることでトナー像が加熱定着され、最終的に排
紙ロール24により排紙トレイ25上に排出される。
【0014】次に、図1は本実施例の主要部である第
1、第2のプロセスユニットU11、U12が装置本体に装
着された状態を示す斜視図であり、図2および図3は排
出用パイプ17に設けられたシャッタ構造とその動作を
説明するための断面図であって、それぞれ第1のプロセ
スユニットU11の非装着時と装着時の状態を排出用パイ
プ17の先端部側から見た図である。
【0015】排出用パイプ17内には図6に示したスパ
イラルロール1bと同様なトナー搬送部材が設けられて
おり、この搬送部材によって排出用パイプ17内を搬送
されてきたトナーを排出するための排出口17aが、図
2および図3に示すように排出用パイプ17の先端部に
下方を向けて設けられている。一方、受け用パイプ18
には、図3に示すように排出口17aから排出されたト
ナーを受けるための受け口18aが排出口17aの丁度
真下で上方に向けて設けられており、更に受け用パイプ
18内には上記受け口18aで受けたトナーを現像器1
4内のトナー収容槽へ搬送するための搬送バネ18bが
設けられている。
【0016】更に、排出用パイプ17の排出口17aと
受け用パイプ18の受け口18aには、それぞれ回転式
のシャッタ部材31、32が設けられている。受け用パ
イプ18に設けられたシャッタ部材32は図6に示した
シャッタ部材4と同様な構成であり、すなわち図3に示
すように受け用パイプ18の外周を包み込み、かつ受け
用パイプ18の中心軸を中心に矢印C1 、C2 方向へ回
動自在に構成されており、その一部に設けられた開口部
32aが受け口18aの位置と一致するか否かで受け口
18aの開閉を行う。また、図1に示すように、排出用
パイプ17の一部に下方へ向けて突起17bが設けら
れ、かつこの突起17bと係合する係合部32bがシャ
ッタ部材32に設けられており、第2のプロセスユニッ
トU2 の装着時に突起17bが係合部32bを押下する
ことによりシャッタ部材32を閉成位置(受け口18a
を閉じる位置)から矢印C1 方向へ回転させて受け口1
8aと開口部32aとが一致する開成位置まで移動させ
る構成となっている。
【0017】一方、排出用パイプ17に設けられたシャ
ッタ部材31は、排出用パイプ17の先端部の外周を包
み込み、かつ排出用パイプ17の中心軸を中心に矢印D
1 、D2 方向へ回動自在に構成されており、その一部に
設けられた開口部31aが排出口17aの位置と一致す
るか否かで排出口17aの開閉を行う。また、図3に示
すように受け用パイプ18の一部に上方へ向けて突起
(係合部)18cが設けられ、かつこの突起18cと係
合する係合部31bがシャッタ部材31に設けられてお
り、第1のプロセスユニットU11が装着された状態で第
2のプロセスユニットU12を装着する際、突起18cが
係合部31bを押し上げることによりシャッタ部材31
を矢印D1 方向へ所定量だけ回転させる構成となってい
る。更に、図4に示したように上部機体M1 の一部に下
方へ向けて突起(当接部)26が設けられ、かつ係合部
31bが突起18cと係合してシャッタ部材31が上記
所定量だけ回転された状態でのみ突起26と係合する係
合部31cがシャッタ部材31に設けられており、第1
および第2のプロセスユニットU11、U12が共に装置本
体に装着された状態で上部機体M1 が閉成される時に突
起26が係合部31cを押し下げることによりシャッタ
部材31を上記所定量だけ回転させた位置から更に矢印
1 方向へ回転させて排出口17aと開口部31aとが
一致する開成位置まで移動させる構成となっている。
【0018】上記のようなシャッタ構造を備えることに
より、もし第1のプロセスユニットU11を装着せずに第
2のプロセスユニットU12だけを装着した場合には、図
2(a)に示すように、シャッタ部材31の係合部31
bが第1のプロセスユニットU11側の突起18cと係合
することがないので、シャッタ部材31は矢印D2 方向
へ一杯に移動された状態にあり、それに伴い係合部31
cも矢印D2 方向へ一杯に移動している。この状態で、
仮に上部機体M1 を閉成したとしても、図2(b)に示
すように突起26が係合部31cと係合することがな
く、シャッタ部材31は開成されない。従って、もし第
1のプロセスユニットU1 を装着せずに上部機体M1
閉成してしまったとしても、排出用パイプ17内に溜ま
っていたトナーが従来のように排出口17aから落下す
るようなことがなくなる。
【0019】一方、第2のプロセスユニットU11を装着
後に第2のプロセスユニットU12を装着した場合には、
図1に示した排出用パイプ17の突起17bが受け用パ
イプ18のシャッタ部材32の係合部32bと係合する
ので、シャッタ部材32が開成する。それと共に、図3
(a)に示すように、シャッタ部材31の係合部31b
が第1のプロセスユニットU11側の突起18cと係合す
るので、シャッタ部材31は矢印D1 方向へ所定量だけ
回転され、それに伴い係合部31cも上部機体M2 の突
起26との係合が可能な位置まで移動する。ただし、こ
の状態ではまだシャッタ部材31の開口部31aが排出
用パイプ17の排出口17aと一致しないので、排出用
パイプ17内のトナーは落下しない。この状態で、上部
機体M1を閉成すると、上部機体M1 の突起26が係合
部31cと係合し、図3(b)に示すようにシャッタ部
材31が開成する。その結果、排出用パイプ17内に溜
まっていたトナーが排出口17aから落下しても、その
トナーは受け口18aを介して受け用パイプ18内に収
容されることになる。
【0020】以上に述べたように、本実施例では第1の
プロセスユニットU11が装着されている場合にのみ第2
のプロセスユニットU12側のシャッタ部材31が開成可
能なようにしたので、仮に第1のプロセスユニットU11
を未装着のまま上部機体M1を閉じてしまった場合であ
っても、排出口17aから外部へトナーが漏れるのを確
実に防止することができ、トナーによる機内汚れの問題
を容易に解消することができる。
【0021】次に、図5は、本考案の他の実施例におけ
る第1のプロセスユニットU11側の受け用パイプ18お
よびそのシャッタ部材32をその先端部側から見た場合
の断面図である。本実施例は、第1のプロセスユニット
11が新品である場合に、その輸送時等に受け用パイプ
18の受け口18aからトナーが漏れるのを防止するた
めの手段を備えたものである。すなわち、受け用パイプ
18の外周面に受け口18aを覆って薄いシール部材4
1を接着剤等で貼付けることで受け口18aを封止し、
その上を更にシャッタ部材32で覆っている。
【0022】シール部材41を貼付けるには、予めシー
ル部材41の裏面に接着剤を塗布しておき、まずシャッ
タ部材32を矢印C1 方向に回転させ、その開口部32
aから受け用パイプ18の外周面部における受け口18
aよりも矢印C1 方向に若干ずれた領域が見えるような
状態にし、この状態でシール部材41の一端を上記領域
に貼付け、そのままシャッタ部材32を矢印C2 方向へ
徐々に回転させて閉成位置まで戻してくれば、シール部
材41が受け口18aを封止しながら貼付けが完了す
る。ただし、シール部材41を剥がす時のことを考慮
し、シール部材41の他端が開口部32aから外へ若干
はみ出ている状態にしておく。一方、第1のプロセスユ
ニットU11の使用開始にあたって、シール部材41を剥
がすには、まず開口部32aから外へはみ出しているシ
ール部材41の上記他端をつまんで、図5(a)に示す
ように矢印E方向へ引き出すようにすれば、シャッタ部
材32が徐々に矢印C1 方向へ回転していき、更に引き
出すことにより図5(b)に示すように受け口18aの
封止が徐々に解けていき、最終的にシール部材41を完
全に引き剥がすことにより、受け口18aの封止が完全
に解けると共に、シャッタ部材32が開成位置まで移動
する。
【0023】本実施例によれば、受け口18aがシール
部材41により完全に密封された上に、更にその上をシ
ャッタ部材32によって包み込まれるので、シール部材
41が剥がれにくくてトナーの密封性が高く、従って第
1のプロセスユニットU11の輸送時等におけるトナー漏
れを確実に防止することができる。
【0024】なお、これまでに述べた実施例では、第2
のプロセスユニットU12側の排出用パイプ17を腕状に
長く構成して第1のプロセスユニットU11側で受け用パ
イプ18と係合する構成としたが、これとは逆に、第1
のプロセスユニットU11側の受け用パイプ18を腕状に
長く構成して第2のプロセスユニットU12側で排出用パ
イプ17と係合する構成としてもよい。
【0025】また、トナーを搬送するための部材として
は、上記実施例で使用したスパイラルロールや搬送バネ
の他にも、トナーを搬送可能な各種の搬送部材を採用可
能である。
【0026】更に、上記実施例では第2のプロセスユニ
ットU12が感光体ドラム11をも備えているが、本考案
はこのような構成に限定されるものではなく、第1のプ
ロセスユニットU11が少なくとも現像器を備え、第2の
プロセスユニットU12が少なくともクリーナを備えたも
のであれば、同様に本考案を適用可能である。
【0027】加えて、本考案は、上記実施例のように装
置本体が下部機体に対して上部機体が開閉自在に構成さ
れたものの他にも、例えば装置本体が左右に開閉自在に
構成されたもの等、装置本体が互いに開閉自在な第1機
体と第2機体とに分割可能な各種の画像形成装置に適用
可能である。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、第1のプロセスユニッ
トが装着されている場合にのみ第2のプロセスユニット
側のシャッタ部材が開成可能なようにしたので、仮に第
1のプロセスユニットを未装着のまま機体を閉じてしま
った場合であっても、第2のプロセスユニットのトナー
排出口から外部へトナーが漏れるのを確実に防止するこ
とができ、機内のトナー汚れを極力抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の画像形成装置の主要部であ
る第1、第2のプロセスユニットU11、U12が装置本体
に装着された状態を示す斜視図である。
【図2】同実施例における排出用パイプ17に設けられ
たシャッタ構造とその動作を説明するための断面図であ
り、第1のプロセスユニットU11の非装着時の状態を排
出用パイプ17の先端部側から見た図である。
【図3】同実施例における排出用パイプ17に設けられ
たシャッタ構造とその動作を説明するための断面図であ
り、第1のプロセスユニットU11の装着時の状態を排出
用パイプ17の先端部側から見た図である。
【図4】同実施例の画像形成装置の全体構成図である。
【図5】本考案の他の実施例の画像形成装置における第
1のプロセスユニットU11側の受け用パイプ18および
そのシャッタ部材32をその先端部側から見た場合の断
面図である。
【図6】従来の画像形成装置における2つのプロセスユ
ニットとリサイクル機構の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
11 感光体ドラム 14 現像器 16 クリーナ 17 排出用パイプ 17a 排出口 17b 突起 18 受け用パイプ 18a 受け口 18c 突起 26 突起 31 シャッタ部材 31a 開口部 31b、31c 係合部 32 シャッタ部材 32a 開口部 32b 係合部 U11 第1のプロセスユニット U12 第2のプロセスユニット M1 上部機体 M2 下部機体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−61958(JP,A) 特開 平2−84666(JP,A) 実開 平1−85764(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08 G03G 21/10 - 21/12 G03G 21/16 - 21/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体が開閉自在な第1機体と第2機体
    からなり、トナー収容槽を有し該トナー収容槽に収容す
    るトナーで像担持体上の潜像を現像する現像器を備えた
    第1のプロセスユニットと、像担持体上の残留トナーを
    除去するクリーナを備えた第2のプロセスユニットとを
    前記第1機体に着脱自在に備え、前記第2のプロセスユ
    ニットが、前記クリーナで除去された除去トナーを前記
    第1のプロセスユニットに戻すためのトナー排出部に形
    成された排出口と、該排出口を開閉する移動自在なシャ
    ッタ部材と、該シャッタ部材を閉成すべく付勢する付勢
    部材を有し、前記第1のプロセスユニットが、前記排出
    口から除去トナーを受けて前記現像器に回収する受け口
    を有するトナー受け部を有し、前記第1機体と第2機体
    との閉成動作時に前記シャッタ部材を前記付勢部材の付
    勢力に抗して開成すべく移動させる前記第2機体に設け
    られた当接部と、を備え画像形成装置において、前記 第1のプロセスユニットに設けられ前記両ユニッ
    トの装着時に前記シャッタ部材と係合して該シャッタ部
    材を閉成位置から前記付勢部材の付勢力に抗して上記排
    出口を閉成したままの第2閉成位置まで所定量移動させ
    突起部と、前記第2機体の当接部と係合可能に前記シャッタ部材に
    設けられた係合部とを備え、 前記当接部と前記係合部を、前記第2のプロセスユニッ
    トのみが前記第1機体に装着されている時には、前記シ
    ャッタ部材が閉成位置にあることで前記第1機体と第2
    機体との閉成動作によっても互いに非係合となり、前記
    両ユニットの装着時には前記シャッタ部材が前記第1の
    プロセスユニットの突起部により前記第2閉成位置まで
    所定量移動させられるのに基づいて前記第1機体と第2
    機体との閉成動作によって互いに係合する関係に配置し
    ことを特徴とする画像形成装置。
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