JPH0545733U - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0545733U JPH0545733U JP9528491U JP9528491U JPH0545733U JP H0545733 U JPH0545733 U JP H0545733U JP 9528491 U JP9528491 U JP 9528491U JP 9528491 U JP9528491 U JP 9528491U JP H0545733 U JPH0545733 U JP H0545733U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】装置本体に着脱自在な第1、第2のプロセスユ
ニットにトナーのリサイクル機構を組み合わせた画像形
成装置において、第2のプロセスユニット側のトナー排
出部からのトナー漏れを確実に防止する。 【構成】第2のプロセスユニットU12にはその中のクリ
ーナで除去された除去トナーを第1のプロセスユニット
U11の現像器内へ戻してやる排出用パイプ17を備え、
第1のプロセスユニットU11には排出用パイプ17によ
って搬送されてきたトナーを受けて現像器内のトナー収
容槽へ回収する受け用パイプ18を備える。排出用パイ
プ17における受け用パイプ18との連結部である排出
口には、第1のプロセスユニットU11が装着されている
時にのみ機体の閉成動作により開成位置に移動するシャ
ッタ部材31が設けられ、第1のプロセスユニットU11
の未装着時にはシャッタ部材31が閉じたままで、トナ
ーの落下が生じない。
ニットにトナーのリサイクル機構を組み合わせた画像形
成装置において、第2のプロセスユニット側のトナー排
出部からのトナー漏れを確実に防止する。 【構成】第2のプロセスユニットU12にはその中のクリ
ーナで除去された除去トナーを第1のプロセスユニット
U11の現像器内へ戻してやる排出用パイプ17を備え、
第1のプロセスユニットU11には排出用パイプ17によ
って搬送されてきたトナーを受けて現像器内のトナー収
容槽へ回収する受け用パイプ18を備える。排出用パイ
プ17における受け用パイプ18との連結部である排出
口には、第1のプロセスユニットU11が装着されている
時にのみ機体の閉成動作により開成位置に移動するシャ
ッタ部材31が設けられ、第1のプロセスユニットU11
の未装着時にはシャッタ部材31が閉じたままで、トナ
ーの落下が生じない。
Description
【0001】
本考案は、電子写真方式を採用した各種プリンタ装置、複写機、ファクシミリ 装置等の画像形成装置に係り、特には装置本体に着脱自在な2つのプロセスユニ ットに、クリーナによる除去トナーを現像器へ戻して再利用するリサイクル機構 を組み合わせた画像形成装置に関する。
【0002】
従来の画像形成装置として、画像形成過程で転写されずに像担持体上に残留し たトナーをクリーナで除去した後、この除去トナーを現像器へ戻して有効再利用 しようとする、所謂リサイクル機構を備えたものが知られている。一方、画像形 成に関与する部材の一部または多くを一まとめにし、これをプロセスユニットと して装置本体から着脱自在としたものも知られている。そして更に、上記着脱自 在なプロセスユニットを備えた装置に上記リサイクル機構を組み合わせたものも 提案されている。
【0003】 ところで、上記プロセスユニットには、例えば感光体ドラム(像担持体)、ク リーナ、現像器等の多くを一まとめにしたタイプと、感光体ドラムおよびクリー ナを含んだものを第1のプロセスユニットとし、現像器を含んだものを第2のプ ロセスユニットとして、これら第1、第2のプロセスユニットを分離可能にした タイプとがある。そして、後者のタイプの場合には、感光体ドラムの寿命と現像 器の寿命(または現像器内のトナー消費に伴う寿命)とが異なる場合にも、寿命 に到った方のプロセスユニットだけを交換すれば済むので、前者のタイプと比べ コストメリットが大きいという利点がある。そこで、後者のタイプのユニット構 成のものに上記リサイクル機構を組み合わせたものも提案されており、その一例 を図6に示す。
【0004】 同図に示すプロセスユニットは、現像器を含む第1のプロセスユニットU1 と 、感光体ドラムおよびクリーナを含む第2のプロセスユニットU2 とを互いに分 離可能に構成したものであり、このようなユニットに対して残留トナーのリサイ クル機構が組み合わされている。このリサイクル機構は、第2のプロセスユニッ トU2 内のクリーナで除去された除去トナーを第1のプロセスユニットU1 内の 現像器へ戻してやる機構である。そのための部材として、第2のプロセスユニッ トU2 側には上記クリーナで除去された除去トナーを第1のプロセスユニットU 1 側の現像器内へ戻してやるトナー排出部である排出用パイプ1を備え、また、 第1のプロセスユニットU1 側には上記排出用パイプ1によって搬送されてきた トナーを受けて現像器内のトナー収容槽へ回収するトナー受け部である受け用パ イプ2を備えている。上記排出用パイプ1は、上記クリーナ外へトナーを排出す るための排出部3から斜め上方へ向けて延設され、その先端部に下方へ向けて設 けられたトナーの排出口1aが、受け用パイプ2におけるトナーの受け口2aの 丁度真上に位置している。排出用パイプ1の内部には、回転しながらトナーを搬 送するスパイラルロール1bが設けられ、また、受け用パイプ2の内部にも、ト ナーを搬送するための同様な搬送部材(不図示)が設けられている。
【0005】 上記の構成において、第2のプロセスユニットU2 側に排出用パイプ1が設け られ、その排出口1aと、第1のプロセスユニットU1 側に設けられた受け用パ イプ2の受け口2aとが最終的に連通されるわけであるが、排出用パイプ1が受 け用パイプ2よりも上側に位置する関係から、上記2つのプロセスユニットU1 、U2 を装置本体に装着する際は、まず第1のプロセスユニットU1 を装着し、 その後に第2のプロセスユニットU2 を装着するのが望ましい。一方、受け用パ イプ2には、新品の第1のプロセスユニットU1 を輸送する際に内部のトナーが 受け口2aから外部へ飛散するのを防止すること等を目的として、受け口2aを 開閉するシャッタ部材4を設けたものがある。このシャッタ部材4は、受け用パ イプ2の外周を包み込み、かつ受け用パイプ2の中心軸を中心に矢印A1 、A2 方向へ回動自在に構成されており、その一部に設けられた開口部4aが受け口2 aの位置と一致するか否かで受け口2aの開閉を行う。そこで、上述したプロセ スユニットU1 、U2 の装着順序を考慮すると、例えば排出用パイプ1に下方へ 向けて突起1cを設けると共に、この突起1cと係合する係合部4bをシャッタ 部材4に設け、第2のプロセスユニットU2 の装着時に突起1cが係合部4bを 押下することによりシャッタ部材4を閉成位置(受け口2aを閉じる位置)から 矢印A1 方向へ回転させて受け口2aと開口部4aとが一致する開成位置まで移 動させるようにすることも可能である。あるいは、上記突起1cによりシャッタ 部材4を移動させることの他にも、第1のプロセスユニットU1 の装着後に、例 えば上部機体を閉じる際に上部機体側の突起によりシャッタ部材4を移動させた り、装置外部からの操作レバーにより手動でシャッタ部材4を開成させることも 可能である。
【0006】
上述した例では第1のプロセスユニットU1 側の受け用パイプ2にシャッタ部 材4を設けることについて示したが、一方、第2のプロセスユニットU2 側の排 出用パイプ1にも同様なシャッタ部材を設ける必要がある。これは、排出用パイ プ1の排出口1aにシャッタ部材を設けないと、第2のプロセスユニットU2 が 一旦使用された後は、排出用パイプ1に搬送されてきたトナーが第2のプロセス ユニットU2 の脱着時に排出口1aから外部へ飛散するという問題が生じるため である。
【0007】 しかしがなら、受け用パイプ2にシャッタ部材4を設けるのと違い、排出用パ イプ1にシャッタ部材を設けることは容易ではない。すなわち、例えば上記シャ ッタ部材4と同様のシャッタ部材を排出口1aのところに設けて上部機体の閉動 作でシャッタ部材を開成させるようにすることが考えられるが、このようにした 場合、装置本体に第1のプロセスユニットU1 が装着されておらず第2のプロセ スユニットU2 だけが装着された状態で上部機体が閉じられると、その動作でシ ャッタ部材が開成されて排出口1aが開放され、その結果、排出口1aのところ に溜まっていたトナーが落下して、機内汚れが発生するという問題が起こる。
【0008】
【考案の目的】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、第2のプロセスユニット側のトナー排出 部からのトナー漏れを確実に防止することのできる画像形成装置を提供すること を目的とする。
【0009】
本考案は、上記目的を達成するため、トナー収容槽を有し該トナー収容槽に収 容するトナーで像担持体上の潜像を現像する現像器を備えた第1のプロセスユニ ットと、像担持体上の残留トナーを除去するクリーナを備えた第2のプロセスユ ニットとを装置本体に着脱自在に備え、前記第2のプロセスユニットには前記ク リーナで除去された除去トナーを前記第1のプロセスユニットに戻すための排出 口を有するトナー排出部を備え、前記第1のプロセスユニットには前記排出口か ら除去トナーを受けて前記トナー収容槽に回収する受け口を有するトナー受け部 を備え、かつ装置本体が開閉自在な第1、第2の機体からなる画像形成装置にお いて、前記第2のプロセスユニットの前記トナー排出部に設けられ前記排出口を 開閉する移動自在なシャッタ部材と、前記第1のプロセスユニットに設けられ前 記両ユニットの装着時に前記シャッタ部材と係合して該シャッタ部材を所定量移 動させる係合部と、前記第1の機体に設けられ前記第2の機体との閉成時に前記 所定量移動された前記シャッタ部材と係合して該シャッタ部材を開成位置に移動 させる当接部とを備えることを特徴とする。
【0010】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。 図4は、本考案の一実施例の画像形成装置(ここでは一例としてプリンタ装置 を示す)の全体構成図である。同図に示すように、本実施例の画像形成装置は、 保守・点検作業や紙詰まり処理等を容易に行うために装置本体が所謂シュルオー プン構造となっており、すなわち装置本体が第1機体としての上部機体M1 と第 2機体としての下部機体M2 とに分割され、上部機体M1 が下部機体M2 に対し 支軸10を支点として開閉自在な構造となっている。
【0011】 また、装置本体内には、画像形成に関与する部材として、矢印B方向に回転可 能な像担持体としての感光体ドラム11の周面近傍に、帯電器12、印字ヘッド 13、現像器14、転写器15、クリーナ16等が順次配設されており、現像器 14を含んだ第1のプロセスユニットU11と、感光体ドラム11、帯電器12お よびクリーナ16を含んだ第2のプロセスユニットU12とが装置本体に対して別 々に着脱自在となるように構成されている。更に、第2のプロセスユニットU12 側にはその中のクリーナ16で除去された除去トナーを第1のプロセスユニット U11側の現像器14内へ戻してやるトナー排出部である排出用パイプ17を備え 、また、第1のプロセスユニットU11側には上記排出用パイプ17によって搬送 されてきたトナーを受けて現像器14内のトナー収容槽へ回収するトナー受け部 である受け用パイプ18を備えている(その詳細な構成については後に述べる) 。また、その他にも、通常の画像形成装置と同様に、給紙カセット19、給紙ロ ール20、手差し台21、待機ロール22、定着ロール23、排紙ロール24、 排紙トレイ25等が設けられている。
【0012】 なお、印字ヘッド13は上部機体M1 側に取り付けられており、上部機体M1 の開成時には印字ヘッド13が感光体ドラム11表面から離隔されることで、第 1、第2のプロセスユニットU11、U12を下部機体M2 に対し着脱可能となる。 また、上部機体M1 には、後述する突起26も設けられている。
【0013】 上記構成においては、通常の画像形成プロセスに従い、まず感光体ドラム11 表面が帯電器12によって一様に帯電され、続いて印字ヘッド13により画像情 報に基づく露光が行われることで静電潜像が形成され、その静電潜像が現像器1 4によりトナーで現像される。この現像によって感光体ドラム11表面に形成さ れたトナー像は、給紙カセット19または手差し台21から待機ロール22を介 して所定タイミングで搬送されてきた転写材上に転写器15によって転写される 。そして、ここで転写されずに感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーナ 16によって除去され、その除去トナーは上記排出用パイプ17および受け用パ イプ18を介して現像器14のトナー収容槽内へ戻される。一方、トナー像の転 写された転写材は、定着ロール23間を挟持搬送されることでトナー像が加熱定 着され、最終的に排紙ロール24により排紙トレイ25上に排出される。
【0014】 次に、図1は本実施例の主要部である第1、第2のプロセスユニットU11、U 12 が装置本体に装着された状態を示す斜視図であり、図2および図3は排出用パ イプ17に設けられたシャッタ構造とその動作を説明するための断面図であって 、それぞれ第1のプロセスユニットU11の非装着時と装着時の状態を排出用パイ プ17の先端部側から見た図である。
【0015】 排出用パイプ17内には図6に示したスパイラルロール1bと同様なトナー搬 送部材が設けられており、この搬送部材によって排出用パイプ17内を搬送され てきたトナーを排出するための排出口17aが、図2および図3に示すように排 出用パイプ17の先端部に下方を向けて設けられている。一方、受け用パイプ1 8には、図3に示すように排出口17aから排出されたトナーを受けるための受 け口18aが排出口17aの丁度真下で上方に向けて設けられており、更に受け 用パイプ18内には上記受け口18aで受けたトナーを現像器14内のトナー収 容槽へ搬送するための搬送バネ18bが設けられている。
【0016】 更に、排出用パイプ17の排出口17aと受け用パイプ18の受け口18aに は、それぞれ回転式のシャッタ部材31、32が設けられている。受け用パイプ 18に設けられたシャッタ部材32は図6に示したシャッタ部材4と同様な構成 であり、すなわち図3に示すように受け用パイプ18の外周を包み込み、かつ受 け用パイプ18の中心軸を中心に矢印C1 、C2 方向へ回動自在に構成されてお り、その一部に設けられた開口部32aが受け口18aの位置と一致するか否か で受け口18aの開閉を行う。また、図1に示すように、排出用パイプ17の一 部に下方へ向けて突起17bが設けられ、かつこの突起17bと係合する係合部 32bがシャッタ部材32に設けられており、第2のプロセスユニットU2 の装 着時に突起17bが係合部32bを押下することによりシャッタ部材32を閉成 位置(受け口18aを閉じる位置)から矢印C1 方向へ回転させて受け口18a と開口部32aとが一致する開成位置まで移動させる構成となっている。
【0017】 一方、排出用パイプ17に設けられたシャッタ部材31は、排出用パイプ17 の先端部の外周を包み込み、かつ排出用パイプ17の中心軸を中心に矢印D1 、 D2 方向へ回動自在に構成されており、その一部に設けられた開口部31aが排 出口17aの位置と一致するか否かで排出口17aの開閉を行う。また、図3に 示すように受け用パイプ18の一部に上方へ向けて突起(係合部)18cが設け られ、かつこの突起18cと係合する係合部31bがシャッタ部材31に設けら れており、第1のプロセスユニットU11が装着された状態で第2のプロセスユニ ットU12を装着する際、突起18cが係合部31bを押し上げることによりシャ ッタ部材31を矢印D1 方向へ所定量だけ回転させる構成となっている。更に、 図4に示したように上部機体M1 の一部に下方へ向けて突起(当接部)26が設 けられ、かつ係合部31bが突起18cと係合してシャッタ部材31が上記所定 量だけ回転された状態でのみ突起26と係合する係合部31cがシャッタ部材3 1に設けられており、第1および第2のプロセスユニットU11、U12が共に装置 本体に装着された状態で上部機体M1 が閉成される時に突起26が係合部31c を押し下げることによりシャッタ部材31を上記所定量だけ回転させた位置から 更に矢印D1 方向へ回転させて排出口17aと開口部31aとが一致する開成位 置まで移動させる構成となっている。
【0018】 上記のようなシャッタ構造を備えることにより、もし第1のプロセスユニット U11を装着せずに第2のプロセスユニットU12だけを装着した場合には、図2( a)に示すように、シャッタ部材31の係合部31bが第1のプロセスユニット U11側の突起18cと係合することがないので、シャッタ部材31は矢印D2 方 向へ一杯に移動された状態にあり、それに伴い係合部31cも矢印D2 方向へ一 杯に移動している。この状態で、仮に上部機体M1 を閉成したとしても、図2( b)に示すように突起26が係合部31cと係合することがなく、シャッタ部材 31は開成されない。従って、もし第1のプロセスユニットU1 を装着せずに上 部機体M1 を閉成してしまったとしても、排出用パイプ17内に溜まっていたト ナーが従来のように排出口17aから落下するようなことがなくなる。
【0019】 一方、第2のプロセスユニットU11を装着後に第2のプロセスユニットU12を 装着した場合には、図1に示した排出用パイプ17の突起17bが受け用パイプ 18のシャッタ部材32の係合部32bと係合するので、シャッタ部材32が開 成する。それと共に、図3(a)に示すように、シャッタ部材31の係合部31 bが第1のプロセスユニットU11側の突起18cと係合するので、シャッタ部材 31は矢印D1 方向へ所定量だけ回転され、それに伴い係合部31cも上部機体 M2 の突起26との係合が可能な位置まで移動する。ただし、この状態ではまだ シャッタ部材31の開口部31aが排出用パイプ17の排出口17aと一致しな いので、排出用パイプ17内のトナーは落下しない。この状態で、上部機体M1 を閉成すると、上部機体M1 の突起26が係合部31cと係合し、図3(b)に 示すようにシャッタ部材31が開成する。その結果、排出用パイプ17内に溜ま っていたトナーが排出口17aから落下しても、そのトナーは受け口18aを介 して受け用パイプ18内に収容されることになる。
【0020】 以上に述べたように、本実施例では第1のプロセスユニットU11が装着されて いる場合にのみ第2のプロセスユニットU12側のシャッタ部材31が開成可能な ようにしたので、仮に第1のプロセスユニットU11を未装着のまま上部機体M1 を閉じてしまった場合であっても、排出口17aから外部へトナーが漏れるのを 確実に防止することができ、トナーによる機内汚れの問題を容易に解消すること ができる。
【0021】 次に、図5は、本考案の他の実施例における第1のプロセスユニットU11側の 受け用パイプ18およびそのシャッタ部材32をその先端部側から見た場合の断 面図である。本実施例は、第1のプロセスユニットU11が新品である場合に、そ の輸送時等に受け用パイプ18の受け口18aからトナーが漏れるのを防止する ための手段を備えたものである。すなわち、受け用パイプ18の外周面に受け口 18aを覆って薄いシール部材41を接着剤等で貼付けることで受け口18aを 封止し、その上を更にシャッタ部材32で覆っている。
【0022】 シール部材41を貼付けるには、予めシール部材41の裏面に接着剤を塗布し ておき、まずシャッタ部材32を矢印C1 方向に回転させ、その開口部32aか ら受け用パイプ18の外周面部における受け口18aよりも矢印C1 方向に若干 ずれた領域が見えるような状態にし、この状態でシール部材41の一端を上記領 域に貼付け、そのままシャッタ部材32を矢印C2 方向へ徐々に回転させて閉成 位置まで戻してくれば、シール部材41が受け口18aを封止しながら貼付けが 完了する。ただし、シール部材41を剥がす時のことを考慮し、シール部材41 の他端が開口部32aから外へ若干はみ出ている状態にしておく。一方、第1の プロセスユニットU11の使用開始にあたって、シール部材41を剥がすには、ま ず開口部32aから外へはみ出しているシール部材41の上記他端をつまんで、 図5(a)に示すように矢印E方向へ引き出すようにすれば、シャッタ部材32 が徐々に矢印C1 方向へ回転していき、更に引き出すことにより図5(b)に示 すように受け口18aの封止が徐々に解けていき、最終的にシール部材41を完 全に引き剥がすことにより、受け口18aの封止が完全に解けると共に、シャッ タ部材32が開成位置まで移動する。
【0023】 本実施例によれば、受け口18aがシール部材41により完全に密封された上 に、更にその上をシャッタ部材32によって包み込まれるので、シール部材41 が剥がれにくくてトナーの密封性が高く、従って第1のプロセスユニットU11の 輸送時等におけるトナー漏れを確実に防止することができる。
【0024】 なお、これまでに述べた実施例では、第2のプロセスユニットU12側の排出用 パイプ17を腕状に長く構成して第1のプロセスユニットU11側で受け用パイプ 18と係合する構成としたが、これとは逆に、第1のプロセスユニットU11側の 受け用パイプ18を腕状に長く構成して第2のプロセスユニットU12側で排出用 パイプ17と係合する構成としてもよい。
【0025】 また、トナーを搬送するための部材としては、上記実施例で使用したスパイラ ルロールや搬送バネの他にも、トナーを搬送可能な各種の搬送部材を採用可能で ある。
【0026】 更に、上記実施例では第2のプロセスユニットU12が感光体ドラム11をも備 えているが、本考案はこのような構成に限定されるものではなく、第1のプロセ スユニットU11が少なくとも現像器を備え、第2のプロセスユニットU12が少な くともクリーナを備えたものであれば、同様に本考案を適用可能である。
【0027】 加えて、本考案は、上記実施例のように装置本体が下部機体に対して上部機体 が開閉自在に構成されたものの他にも、例えば装置本体が左右に開閉自在に構成 されたもの等、装置本体が互いに開閉自在な第1機体と第2機体とに分割可能な 各種の画像形成装置に適用可能である。
【0028】
本考案によれば、第1のプロセスユニットが装着されている場合にのみ第2の プロセスユニット側のシャッタ部材が開成可能なようにしたので、仮に第1のプ ロセスユニットを未装着のまま機体を閉じてしまった場合であっても、第2のプ ロセスユニットのトナー排出口から外部へトナーが漏れるのを確実に防止するこ とができ、機内のトナー汚れを極力抑えることができる。
【図1】本考案の一実施例の画像形成装置の主要部であ
る第1、第2のプロセスユニットU11、U12が装置本体
に装着された状態を示す斜視図である。
る第1、第2のプロセスユニットU11、U12が装置本体
に装着された状態を示す斜視図である。
【図2】同実施例における排出用パイプ17に設けられ
たシャッタ構造とその動作を説明するための断面図であ
り、第1のプロセスユニットU11の非装着時の状態を排
出用パイプ17の先端部側から見た図である。
たシャッタ構造とその動作を説明するための断面図であ
り、第1のプロセスユニットU11の非装着時の状態を排
出用パイプ17の先端部側から見た図である。
【図3】同実施例における排出用パイプ17に設けられ
たシャッタ構造とその動作を説明するための断面図であ
り、第1のプロセスユニットU11の装着時の状態を排出
用パイプ17の先端部側から見た図である。
たシャッタ構造とその動作を説明するための断面図であ
り、第1のプロセスユニットU11の装着時の状態を排出
用パイプ17の先端部側から見た図である。
【図4】同実施例の画像形成装置の全体構成図である。
【図5】本考案の他の実施例の画像形成装置における第
1のプロセスユニットU11側の受け用パイプ18および
そのシャッタ部材32をその先端部側から見た場合の断
面図である。
1のプロセスユニットU11側の受け用パイプ18および
そのシャッタ部材32をその先端部側から見た場合の断
面図である。
【図6】従来の画像形成装置における2つのプロセスユ
ニットとリサイクル機構の構造を示す断面図である。
ニットとリサイクル機構の構造を示す断面図である。
11 感光体ドラム 14 現像器 16 クリーナ 17 排出用パイプ 17a 排出口 17b 突起 18 受け用パイプ 18a 受け口 18c 突起 26 突起 31 シャッタ部材 31a 開口部 31b、31c 係合部 32 シャッタ部材 32a 開口部 32b 係合部 U11 第1のプロセスユニット U12 第2のプロセスユニット M1 上部機体 M2 下部機体
Claims (1)
- 【請求項1】トナー収容槽を有し該トナー収容槽に収容
するトナーで像担持体上の潜像を現像する現像器を備え
た第1のプロセスユニットと、像担持体上の残留トナー
を除去するクリーナを備えた第2のプロセスユニットと
を装置本体に着脱自在に備え、前記第2のプロセスユニ
ットには前記クリーナで除去された除去トナーを前記第
1のプロセスユニットに戻すための排出口を有するトナ
ー排出部を備え、前記第1のプロセスユニットには前記
排出口から除去トナーを受けて前記トナー収容槽に回収
する受け口を有するトナー受け部を備え、かつ装置本体
が開閉自在な第1、第2の機体からなる画像形成装置に
おいて、 前記第2のプロセスユニットの前記トナー排出部に設け
られ前記排出口を開閉する移動自在なシャッタ部材と、
前記第1のプロセスユニットに設けられ前記両ユニット
の装着時に前記シャッタ部材と係合して該シャッタ部材
を所定量移動させる係合部と、前記第1の機体に設けら
れ前記第2の機体との閉成時に前記所定量移動された前
記シャッタ部材と係合して該シャッタ部材を開成位置に
移動させる当接部とを備えることを特徴とする画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095284U JP2590149Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095284U JP2590149Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545733U true JPH0545733U (ja) | 1993-06-18 |
JP2590149Y2 JP2590149Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=14133481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991095284U Expired - Fee Related JP2590149Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590149Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008216278A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Sharp Corp | 廃トナー回収容器及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2014038243A (ja) * | 2012-08-17 | 2014-02-27 | Ricoh Co Ltd | シャッター機構、粉体収容器、クリーニング装置及び画像形成装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0284666A (ja) * | 1988-06-22 | 1990-03-26 | Konica Corp | 画像形成装置 |
JP3061958U (ja) * | 1999-03-08 | 1999-09-28 | 阪神エレクトリック株式会社 | 内燃機関の点火コイルを点火プラグに接続する高圧ジョイント |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP1991095284U patent/JP2590149Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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JP2590149Y2 (ja) | 1999-02-10 |
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