JP2003098815A - トナー容器 - Google Patents

トナー容器

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JP2003098815A
JP2003098815A JP2001289613A JP2001289613A JP2003098815A JP 2003098815 A JP2003098815 A JP 2003098815A JP 2001289613 A JP2001289613 A JP 2001289613A JP 2001289613 A JP2001289613 A JP 2001289613A JP 2003098815 A JP2003098815 A JP 2003098815A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵したアジテータの挿脱作業が容易に行
え、かつ当該トナー容器を再組立てする際のトナー容器
変形を的確に防止することができ、しかも再組立て後の
トナー漏れ防止機能に優れたトナー容器を提供する。 【解決手段】 トナー容器TYの上部材20にアジテー
タ30挿脱用の窓21を形成するとともに、補強部材受
け17a,17b,22a,22bを所定の態様で設け
る。トナー容器の再生(分解・洗浄・乾燥・再組み立
て)ではアジテータを取り外し、これらを洗浄・乾燥
し、トナー容器にアジテータをセットした後、窓21の
窓枠にフィルム40を加圧・熱溶着する。このフィルム
加圧・熱溶着に際しては、トナー充填口15から補強部
材16を挿入し、これを前記補強部材受けで支持し、上
部材20に加わる圧縮力が補強部材と補強部材受けに及
ぶようにしてトナー容器の変形を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に使用されるトナー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】光導電性感光体に静電潜像を形成し、こ
の静電潜像を現像剤であるトナーによって現像し、得ら
れたトナー像を転写紙に転写する電子写真法を利用する
複写機,ファクシミリ,プリンタなどの画像形成装置が
広く使用されている。この画像形成装置は、継続的な画
像形成を可能にするために、現像部のトナーが途絶えな
いように、現像部にトナーが補給される構造にしてあ
る。
【0003】画像形成装置の現像部にトナーを補給する
ための一手段として、容器本体内にトナーを収容したト
ナー容器(トナー補給容器)を画像形成装置内に設置
し、該トナー容器本体内に設けたアジテータ(回転部
材)を回転させることにより、収容されたトナーをほぐ
し、ほぐしたトナーを容器本体のトナー補給口を通して
外部に送り出す手段が知られている。そして、画像形成
装置による画像形成を繰返し行って、トナー容器本体内
のトナーが消費されて空になると、空になったトナー容
器を画像形成装置から取り外し、新たに別のトナー容器
を画像形成装置にセットして画像形成を再開する。これ
がカートリッジ方式である。
【0004】ところで、この画像形成装置から取り外し
たトナー容器(カートリッジ)を廃棄処分するのではな
く、資源の有効利用・地球環境保護の観点から、リサイ
クル使用することが望まれている。このような背景の下
に、本願出願人はリサイクル使用可能なトナー容器を提
案した(特開平10−301382号公報(特願平9−
286386号)。この提案によれば、トナー容器本
体、特にその内周面と、容器本体内に設けられているア
ジテータのような付属部品等とに付着している残留トナ
ーや汚れを、ほぼ完全に取り除くことができ、トナー容
器のリサイクル使用に有用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平10−30
1382号公報の提案では、アジテータをトナー容器の
側面から取り外せるようにしているが、この際トナー容
器が破損する場合があり、また清掃後の再組み立て作業
がやや困難であり、簡単な作業でトナー容器のリサイク
ルを行うには難があった。また、アジテータを備えたト
ナー容器には、トナー収納部材にスポンジ等の弾性部材
を介して蓋をするタイプのものがあるが、シール性能が
良くない場合があった。
【0006】したがって本発明の目的は、内蔵したアジ
テータの挿脱作業が容易に行え、かつ当該トナー容器を
再組立てする際のトナー容器変形を的確に防止すること
ができ、しかも再組立て後のシール性(トナー漏れ防止
機能)に優れたトナー容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、トナーを攪拌および搬送するアジテータと、トナー
充填口と、トナーを画像形成装置の現像部に補給する補
給口とを備えたトナー容器において、当該トナー容器の
天板に前記アジテータ挿脱用の第1の窓を設け、天板に
フィルムを加圧・熱溶着して第1の窓を閉止し、前記加
圧・熱溶着時に天板に加わる圧縮力に対する当該トナー
容器の耐久性を高めるための補強部材を支持する補強部
材受けを容器内面の適所に設け、前記加圧・熱溶着時に
は補強部材を、天板以外の適所に形成された第2の窓を
介し当該トナー容器に抜出し自在に挿入して補強部材受
けで支持し、天板に加わる圧縮力が補強部材および補強
部材受けに及ぶようにしたことを特徴とするトナー容器
である。
【0008】請求項1の発明に係る実施の形態では、ト
ナー容器の天板(上部材)にアジテータ挿脱用の窓を形
成するとともに、補強部材受けを所定の態様で設け、ト
ナー容器の再生(分解・洗浄・乾燥・再組み立て)では
アジテータを取り外し、これらを洗浄・乾燥し、トナー
容器にアジテータをセットした後、前記窓を閉止するた
めのフィルムを例えば窓枠に加圧・熱溶着する。このフ
ィルム加圧・熱溶着に際しては、トナー充填口から補強
部材を挿入し、これを補強部材受けで支持し、天板に加
わる圧縮力が補強部材と補強部材受けに及ぶようにして
トナー容器の変形を防止する。
【0009】請求項1の発明では、例えば図7に示すよ
うに熱溶着フィルム40を熱溶着フィルム受け部(窓
枠)22上に載置した後、熱溶着装置50により圧力P
で熱溶着しても、図4に示すように補強部材16と補強
部材受け17a,17b,22a,22bによりトナー
容器TY、特に上部材(天板)20の変形が抑えられ、
十分な熱溶着を行うことができ、フィルム40による窓
21(図1)のシール性が高められる。
【0010】請求項2に記載の発明は、当該トナー容器
をトナー収容部材と、前記天板としての蓋部材とを設け
て構成するとともに、補強部材受けをトナー収容部材の
底面と、蓋部材の下面とに設けて互いに対向させ、この
対向間隙に補強部材を挿入するようにしたことを特徴と
する請求項1に記載のトナー容器である。本発明では、
例えば図6に示すように、2つのアジテータの回転によ
り、十分にトナーをほぐすことができる(マイラー効
果)。
【0011】請求項3に記載の発明は、第2の窓の中心
線が補強部材の挿入方向と同一方向になるように、この
第2の窓が形成されていることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のトナー容器である。本発明では例えば図
4、図7に示すように、第2の窓がトナー充填口15と
なっており、したがって、このトナー充填口を補強部材
16の挿入孔として兼用することができ、補強部材挿入
孔を新たに形成する必要がなくなる。
【0012】請求項4に記載の発明は、フィルムを第1
の窓の窓枠に加圧・熱溶着し、補強部材受けを窓枠の直
下または、ほぼ直下に設けたことを特徴とする請求項2
に記載のトナー容器である。本発明では、例えば図7に
示すように、熱溶着装置50によるフィルム加圧・熱溶
着時の圧力Pを十分高くしても、トナー容器の変形を防
止することができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、補強部材受けを
トナー収容部材の底面、蓋部材の下面のそれぞれに、補
強部材の挿脱方向に沿って複数設けたことを特徴とする
請求項2に記載のトナー容器である。本発明によれば、
フィルム加圧・熱溶着時のトナー容器の変形防止機能が
更に高まる。
【0014】請求項6に記載の発明は、第2の窓がトナ
ー充填口であるか、またはトナー充填口とは別に形成し
た貫通孔であり、補強部材は直径が第2の窓の直径より
小さい円筒体であることを特徴とする請求項2に記載の
トナー容器である。本発明によれば、トナー容器に対す
る補強部材の挿脱作業を簡便に行うことができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、補強部材受けの
当該トナー容器内部側端部を円錐台状に形成したことを
特徴とする請求項2に記載のトナー容器である。本発明
によれば、トナー容器に対する補強部材の挿脱作業を簡
便に行うことができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、トナー充填口と
は別に形成した第2の窓としての貫通孔を、アジテータ
の回転軸線に平行な容器壁に、かつ前記回転軸線の方向
に沿って複数形成したことを特徴とする請求項6に記載
のトナー容器である。本発明によれば、例えば図8に示
すように、トナー容器に複数の補強部材16Aを挿入す
ることができ、フィルム加圧・熱溶着時のトナー容器の
変形防止機能が著しく高まる。
【0017】請求項9に記載の発明は、フィルムを第1
の窓の窓枠に、フィルム端部が窓枠からはみ出た状態で
加圧・熱溶着したことを特徴とする請求項4に記載のト
ナー容器である。本発明によれば、トナー容器からのア
ジテータ取外し時の、熱溶着フィルムの剥離作業を簡便
に行うことができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、補強部材を当
該トナー容器に挿入し、トナー収容部材の底面に設けた
補強部材受けで支持した場合に、蓋部材の下面に設けた
補強部材受けの下端面と、補強部材の上端面との間に、
0.1mm〜4mmの隙間が形成されるようにしたこと
を特徴とする請求項2に記載のトナー容器である。本発
明によれば、例えば図5に示すように、挿入された補強
部材16と補強部材受け22aとの間に所定寸法の隙間
Gが形成されるようになっているので、トナー容器に対
する補強部材の挿脱作業を簡便に行うことができる。そ
のうえ、フィルム加圧・熱溶着時間のトナー容器変形防
止機能が著しく高くなる。
【0019】請求項11に記載の発明は、補強部材にお
ける当該トナー容器への挿入側端部を、端面側に近いほ
ど直径が小さい円錐台状に形成したことを特徴とする請
求項6に記載のトナー容器である。本発明では例えば図
3に示すように、補強部材16の先端にテーパー(面取
り)16aを形成したので、補強部材16をトナー容器
に容易に挿入することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。 (1)第1の実施の形態 図1はトナー容器の分解斜視図、図2は下部材側の補強
部材受けの斜視図、図3は補強部材の斜視図、図4は補
強部材の挿入要領を示す断面図、図5は補強部材挿入時
の補強部材および補強部材受けの断面図、図6はアジテ
ータの回転状況を示す断面図である。図7は図1のトナ
ー容器に設けられた第1の窓へのフィルム加圧・熱溶着
の要領を示す説明図である。
【0021】図1〜図6に示すように、トナー容器TY
は合成樹脂製の「トナー収容部材」である下部材10
と、合成樹脂製の「蓋部材(天板)」である上部材20
と、粉体トナーをほぐすアジテータ30と、熱溶着性の
熱溶着フィルム40とを備えている。
【0022】下部材10は、全体形状が略直方体状で上
側が開口した箱状をなし、底面側には2つのアジテータ
30を回転させるために断面半円形の底面が2つ、稜線
11を挟んで分割形成されている。したがって稜線11
は、下部材10の長手方向に沿って形成されている。下
部材10の長手方向に沿う側面には、画像形成装置の現
像部(図示省略)にトナーを供給するためのトナー補給
口12が形成され、短手方向に沿う手前側の側面にはト
ナー充填口15と、その両側にギア用孔14が形成され
ている。これらのギア用孔は、アジテータ30を回転駆
動するギア13を容器の外側から嵌合するための孔であ
る。また、下部材10の長手方向に対向する側壁には、
アジテータ30の回転軸を支持するための軸受が設けら
れている。トナー充填口15はトナーを外部から充填す
るための開口であって、後記するようにトナー充填と、
補強部材16の挿入との双方に使用される。
【0023】前記稜線11上の略中央部と奥側には、円
筒状の補強部材16(図3〜図5)がトナー充填口15
(「第2の窓」)を介して挿入された際に、該補強部材
16を受ける補強部材受け17a,17bが突起形成さ
れている。補強部材受け17a,17bの頭部(上端
面)は、補強部材16を受けるように半円形凹部として
形成され、前記補強部材受けで支持された補強部材16
の上側周面は、次に説明する上部材20側の補強部材受
け22a,22bに対して0.1mm〜4mmの隙間G
を確保するように形成されている(図5)。
【0024】円筒状の補強部材16は、先端側(挿入方
向)にテーパー(面取り)16aを持たせてある。この
ようにすれば、補強部材16をトナー充填口15から挿
入する場合に、下部材10の補強部材受け17a,17
bと上部材20の補強部材受け22a,22bの間を容
易に通過していくことが可能となる。また、前記寸法の
隙間Gが確保されているので、補強部材16の挿入が円
滑に行われ、かつ、次に説明するフィルム熱溶着の加圧
時に、トナー容器が変形することがなくなる。更に、補
強部材16は円筒状に形成されているので、容器への挿
入作業を簡便に行うことができる。
【0025】上部材20は長方形の板状をなし、奥側に
アジテータ30の挿脱可能な長方形の、「第1の窓」で
ある窓21が形成され、該窓21の上面周囲には窓枠、
すなわち枠状の熱溶着フィルム受け部22が形成されて
いる。また、上部材20下面側の、下部材10の補強部
材受け17a,17bにそれぞれ対向した位置(熱溶着
フィルム受け部22の直下位置)には、補強部材受け2
2a,22bが形成されている(図2、図4)。補強部
材受け22a,22bは、補強部材16が挿入され易い
ように、補強部材16の挿入方向に対してテーパー(面
取り、図示省略)が形成されている。
【0026】ここで、アジテータ30の構造について説
明する。アジテータ30の長さ、すなわち回転軸方向の
寸法は下部材10の長手方向の寸法とほぼ等しく、両端
には回転軸が突出している。このアジテータ30では、
可撓性を有するマイラー(PETフィルム)31が外周
部に取り付けられ、トナーを攪拌してほぐす効果を高め
ている(マイラー効果、図6)。マイラー31は略長方
形状に形成され、短辺寸法はアジテータ30が回転する
際にトナー容器TY内壁に接触する程度のものであり、
長辺はアジテータ30の回転中心に沿った長さと略同一
である。この長方形のマイラー31には、アジテータ3
0の回転中心と直交する向きに複数の切れ込みを入れた
り、マイラー31をアジテータ30の回転中心に沿って
複数に分割したりしてもよい。
【0027】次に、本実施の形態の動作を、トナーが充
填された新品のトナー容器TYが空になったため、これ
をリサイクルする場合について説明する。まず、トナー
容器TYから熱溶着フィルム40を剥離し、アジテータ
30を容器外に取り外す。アジテータ30および空容器
を洗浄・乾燥した後、アジテータ30を空容器内の所定
位置にセットする。この場合、アジテータ30を窓21
から挿入し、その回転軸の両端部を前記軸受で支持する
とともに、一方の回転軸端部をギヤ用孔14から容器外
に突出させ、該突出部にギヤ13(従動ギヤ)を嵌合す
る。このギヤ13は、トナー容器TYを画像形成装置に
セットしたときに、画像形成装置に配備されたアジテー
タ回転機構を構成する駆動ギヤに噛合するようになって
いる。なお、アジテータ30を新品に交換ても良いし、
アジテータ30の洗浄後にマイラー31のみを新品に交
換しても良い。
【0028】次いで、図7に示すように、補強部材16
をテーパー16a側を先頭にしてトナー充填口15から
容器に挿入する。この場合、補強部材16を下部材10
側の補強部材受け17a,17bと上部材20側の補強
部材受け22a,22bとの対向間隙に挿入し、補強部
材受け17a,17bで支持する(図5)。次いで、十
分な大きさの熱溶着フィルム40を、窓21の熱溶着フ
ィルム受け部22上に被せ、予め所定温度に加熱してあ
る熱溶着装置50により所定圧力Pで加圧することによ
り、フィルム40を前記受け部22に加圧・熱溶着して
シールする。シール後、補強部材16を容器から抜き出
し、このシール済み空容器のトナー充填口15からトナ
ーを充填し、トナー充填口15を粘着テープ等により密
封する。以上の操作でトナー充填済みのトナー容器TY
が完成し、該容器のリサイクルが完了する。
【0029】上記フィルムの加圧・熱溶着時には、容器
に補強部材16が予め挿入されているので、十分な圧力
Pを加えても下部材10、上部材20あるいは側壁が変
形することがなく、リサイクル前と同等の、熱溶着フィ
ルム40の溶着強度を確保できる。また、熱溶着フィル
ム40が熱溶着フィルム受け部22に強い圧力で溶着さ
れるのでシール性能が確保され、窓21からのトナー漏
れが的確に防止される。さらに、上記のように熱溶着フ
ィルム40を十分大きな形状・寸法として、フィルム端
部が窓枠からはみ出た状態で加圧・熱溶着することで、
リサイクル時に熱溶着フィルム40を容易に剥がすこと
ができる。
【0030】(2)第2の実施の形態 図8は本実施の形態の斜視図である。このトナー容器と
図1のそれとの相違点は、下部材10の両側面に補強部
材16Aの挿入窓18を複数形成したことである。すな
わち、このトナー容器は、トナー充填口15とは別の第
2の窓として挿入孔18を、アジテータ30の回転軸線
に平行な容器壁に、かつ前記回転軸線の方向に沿って複
数形成した点に特徴があり、図8に示すように複数の補
強部材16Aを挿入することにより、その補強効果が著
しく高まるため、フィルム40を熱溶着フィルム受け部
22に、十分な加圧力で熱溶着することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、トナー容器のリサイクル時(再生時)に
は熱溶着フィルムを剥がし、第1の窓を介しアジテータ
をトナー容器から取り出してトナー容器を空にすること
で、該容器を容易に洗浄・乾燥することができる。ま
た、アジテータに貼り付けたマイラーの交換が行える。
さらに本発明では、補強部材受けを所定の態様で設け、
第1の窓へのフィルムの加圧・熱溶着時には、補強部材
を天板以外の適所に形成された第2の窓を介し抜出し自
在に挿入して補強部材受けで支持し、天板に加わる圧縮
力が補強部材と補強部材受けとに及ぶようにしたので、
前記フィルム加圧・熱溶着時のトナー容器、特に天板の
変形が抑えられ、十分な熱溶着を行うことができ、この
熱溶着フィルム第1の窓のシール性(トナー漏れ防止機
能)が高められる。
【0032】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明による効果に加え、アジテータの回転によりトナ
ーを十分にほぐすことができる効果(マイラー効果)が
得られる。
【0033】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の発明による効果に加え、例えば第2の窓がトナー充填
口15となっている場合には、このトナー充填口を補強
部材の挿入孔として兼用することができるという効果が
あり、補強部材挿入孔を新たに形成する必要がなくな
る。
【0034】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の発明による効果に加え、第1の窓へのフィルム加圧・
熱溶着時の圧力を十分高くしても、トナー容器の変形を
防止することができ、このため第1の窓におけるトナー
漏れ防止機能が高められるという効果がある。
【0035】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加え、フィルム加圧・熱溶着時のトナー
容器変形防止機能が更に高まるという効果が得られる。
【0036】請求項6,7に記載の発明によれば、請求
項1の発明の効果に加え、トナー容器に対する補強部材
の挿脱作業を簡便に行うことができるという効果が得ら
れる。
【0037】請求項8に記載の発明によれば、トナー容
器に複数の補強部材を挿入することができるため、請求
項1の発明の効果に加え、フィルム加圧・熱溶着時のト
ナー容器の変形防止機能が著しく高まるという効果があ
る。
【0038】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加え、トナー容器からのアジテータ取外
し時の、熱溶着フィルムの剥離作業を簡便に行うことが
できるという効果が得られる。
【0039】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1の発明の効果に加え、トナー容器に対する補強部材の
挿脱作業を簡便に行うことができ、しかもフィルム加圧
・熱溶着時間のトナー容器変形防止機能が著しく高くな
るという効果がある。
【0040】請求項11に記載の発明によれば、請求項
1の発明の効果に加え、補強部材をトナー容器に容易に
挿入することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るトナー容器の
分解斜視図である。
【図2】図1のトナー容器の要部構造を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のトナー容器に用いられる補強部材の先端
部形状を示す斜視図である。
【図4】図1のトナー容器の要部構造を示す縦断面図で
ある。
【図5】図1のトナー容器に挿入された補強部材と、容
器内に設けられた補強部材受けとの隙間を説明する横断
面図である。
【図6】図1のトナー容器に設けられたアジテータの回
転状況を示す断面図である。
【図7】図1のトナー容器に設けられた第1の窓へのフ
ィルム加圧・熱溶着の要領を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るトナー容器の
分解斜視図である。
【符号の説明】
G…隙間 P…圧力 TY…トナー容器 10…下部材 11…稜線 12…トナー補給口 13…ギア 14…ギア用孔 15…トナー充填口 16…補強部材 16a…テーパー 17a,17b…補強部材受け 20…上部材 21…窓 22…熱溶着フィルム受け部 22a,22b…補強部材受け 30…アジテータ 31…マイラー 40…熱溶着フィルム 50…熱溶着装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを攪拌および搬送するアジテータ
    と、トナー充填口と、トナーを画像形成装置の現像部に
    補給する補給口とを備えたトナー容器において、当該ト
    ナー容器の天板に前記アジテータ挿脱用の第1の窓を設
    け、天板にフィルムを加圧・熱溶着して第1の窓を閉止
    し、前記加圧・熱溶着時に天板に加わる圧縮力に対する
    当該トナー容器の耐久性を高めるための補強部材を支持
    する補強部材受けを容器内面の適所に設け、前記加圧・
    熱溶着時には補強部材を、天板以外の適所に形成された
    第2の窓を介し当該トナー容器に抜出し自在に挿入して
    補強部材受けで支持し、天板に加わる圧縮力が補強部材
    および補強部材受けに及ぶようにしたことを特徴とする
    トナー容器。
  2. 【請求項2】 当該トナー容器をトナー収容部材と、前
    記天板としての蓋部材とを設けて構成するとともに、補
    強部材受けをトナー収容部材の底面と、蓋部材の下面と
    に設けて互いに対向させ、この対向間隙に補強部材を挿
    入するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のト
    ナー容器。
  3. 【請求項3】 第2の窓は、その中心線が補強部材の挿
    入方向と同一方向になるように形成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のトナー容器。
  4. 【請求項4】 フィルムを第1の窓の窓枠に加圧・熱溶
    着し、補強部材受けを窓枠の直下または、ほぼ直下に設
    けたことを特徴とする請求項2に記載のトナー容器。
  5. 【請求項5】 補強部材受けをトナー収容部材の底面、
    蓋部材の下面のそれぞれに、補強部材の挿脱方向に沿っ
    て複数設けたことを特徴とする請求項2に記載のトナー
    容器。
  6. 【請求項6】 第2の窓がトナー充填口であるか、また
    はトナー充填口とは別に形成した貫通孔であり、補強部
    材は直径が第2の窓の直径より小さい円筒体であること
    を特徴とする請求項2に記載のトナー容器。
  7. 【請求項7】 補強部材受けは、当該トナー容器内部側
    の端部を円錐台状に形成したことを特徴とする請求項2
    に記載のトナー容器。
  8. 【請求項8】 トナー充填口とは別に形成した第2の窓
    としての貫通孔を、アジテータの回転軸線に平行な容器
    壁に、かつ前記回転軸線の方向に沿って複数形成したこ
    とを特徴とする請求項6に記載のトナー容器。
  9. 【請求項9】 フィルムを第1の窓の窓枠に、フィルム
    端部が窓枠からはみ出た状態で加圧・熱溶着したことを
    特徴とする請求項4に記載のトナー容器。
  10. 【請求項10】 補強部材を当該トナー容器に挿入し、
    トナー収容部材の底面に設けた補強部材受けで支持した
    場合に、蓋部材の下面に設けた補強部材受けの下端面
    と、補強部材の上端面との間に、0.1mm〜4mmの
    隙間が形成されるようにしたことを特徴とする請求項2
    に記載のトナー容器。
  11. 【請求項11】 補強部材における当該トナー容器への
    挿入側端部を、端面側に近いほど直径が小さい円錐台状
    に形成したことを特徴とする請求項6に記載のトナー容
    器。
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