JPH0816065B2 - 静脈注射用のガンマグロブリンの製法 - Google Patents

静脈注射用のガンマグロブリンの製法

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JPH0816065B2
JPH0816065B2 JP60503125A JP50312585A JPH0816065B2 JP H0816065 B2 JPH0816065 B2 JP H0816065B2 JP 60503125 A JP60503125 A JP 60503125A JP 50312585 A JP50312585 A JP 50312585A JP H0816065 B2 JPH0816065 B2 JP H0816065B2
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ベルンハルト ケルナー
ジユルゲン ホルツザツプヘル
マルテイン プツシユマン
トクスケ キムラ
フミオ クロス
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    • C07K16/06Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies from serum
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、静脈注射に適したガンマグロブリンを含
有する生成物の製造方法に関する。
この発明の背景 アメリカ特許4,126,605(シュナイダー)にはコーン
フラクションII ガンマグロブリンから静脈注射に適し
た生成物を製造する方法が説明されている。コーン フ
ラクションIIはpH6.7で緩衝水溶液に溶解されている。
この溶液は水酸化エチル澱粉を含んでいる。その溶液を
ろ過した後、ポリエチレングリコールを加えて10%の濃
度にする。沈澱をろ過した後、更にその溶液にポリエチ
レングリコールを加えて、濃度を20%にする。得られた
沈澱は静脈用に適した、修飾されない改良ガンマグロブ
リンである。
アメリカ特許4,165,370(コバル)はコーン フラク
ションII ガンマグロブリンから静脈注射に適した生成
物を製造する方法を説明している。コーン フラクショ
ンIIはpH4.8−6.5および低イオン濃度を酸を持ち、約30
0−10-6cm-1オーム-1の電導度を持つ溶液に溶かされ、
この溶液をろ過して、分子量4000のポリエチレングリコ
ールを加えて、濃度を先ず40%とし、次いで5%の濃度
にする。この溶液を遠心分離にかけ、沈澱があれば除去
し、その溶液に更にポリエチレングリコールを加え、濃
度を12%にする。得られた沈澱は静脈に用いるに適し、
免疫学的に活性の修飾されないガンマグロブリンであ
る。
上記の方法では、純粋のガンマグロブリンの収率はコ
ーン フラクションIIのガンマグロブリンの約30%であ
る。収率を高める為に変更がなされたが、高められた収
率は純度を犠牲にしてなされるのが普通で、一定の品質
での高められた収率は今まで不可能であった。
この発明の目的は静脈用に適した高純度ガンマグロブ
リンを高収率で分離することである。
発明の要約 (a)血液又はその生成物から沈澱させたガンマグロブ
リンを溶液に溶かし、 (b)その溶液から不溶解沈澱を分離し、 (c)分離した溶液にポリエチレングリコールを加え、 (d)ポリエチレングリコール溶液から沈澱を分離し、 (e)溶液中のポリエチレングリコールの濃度を高く
し、 (f)その高濃度ポリエチレングリコール溶液から沈澱
し精製したガンマグロブリンを分離し、 (g)その精製ガンマグロブリンを、静脈注射に適した
溶液に溶解する静脈注射用ガンマグロブリンの製造方法
に於いて、 (1)ガンマグロブリンの溶解溶液が中性のpHであり、 (2)最初のポリエチレングリコール添加工程で、ポリ
エチレングリコールを4.0−5.5重量%の濃度になるよう
に加え、 (3)第2のポリエチレングリコール添加工程で、ポリ
エチレングリコールの濃度を、少なくとも9%で16重量
%を超えない様に増大させ、 (4)ポリエチレングリコールの添加工程のいずれか1
つのポリエチレングリコール添加の直前に、溶液にクエ
ン酸塩の濃度が5乃至50ミリモル/リットルである緩衝
剤を加えることを特徴とする静脈注射に適したガンマグ
ロブリンの改良製造方法 発明の詳細な説明 (a)血液生成物から沈澱したガンマグロブリンの溶
解。
本発明の生成物および方法の出発物質として用いられ
るガンマグロブリンは、この技術分野で良く知られてい
る。
血液からガンマグロブリンを沈澱しそして分離する特
別の方法はコーンの方法(コーン他J.Amer.Chem.Soc.,V
ol.68,459−475頁およびVol.72.,475−4747頁)または
コーン フラクションIIの名称で知られている。
静脈注射用には不都合な、このガンマグロブリン製品
は中性pHで水溶液に溶解される。この水溶液はイオン強
度が低い。この低いイオン濃度は原料ガンマグロブリン
製品中に存在する塩に起因するか、または添加緩衝剤に
帰することができる。生理的に許容性のある塩が緩衝剤
として適当である。それらは燐酸塩、クエン酸塩および
トリヒドロキシ−エチル−アミノ−メタンを含んでい
る。
イオン濃度は0.001−0.015Mol/の範囲内にあること
が出来る。緩衝液を加えるとすれば、その範囲は0.01−
0.015Mol/の間が好ましい。
その溶液のpHは適当な酸または塩基、例えばクエン
酸、クエン酸ナトリウムまたは、必要により、水酸化ナ
トリウムを加えることにより調整できる。本発明ではク
エン酸塩を用いる。
いま、溶液のイオン濃度は出来るだけ高く、その濃度
は出来るだけ低くするべきであることが判った。もし、
附加的な緩衝液を用いないならば、溶液の温度は室温で
あることが出来る。もし、イオン濃度が0.01−0.015Mol
/1であるときは、その温度は5−15℃の間で有るべきで
ある。
ガンマグロブリンは1−7重量%の濃度で溶液に溶か
される。好ましい濃度は3.1−4.9%である。
その溶液には、アメリカ特許4,126,605に公開されて
いるように、ヒドロキシエチル澱粉、デキストローズ、
アルブミン、ポリアルコール、およびポリビニルピロリ
ドンのような「ヒドロコロイド」が存在して良い。
(b)溶液からの非溶解性沈澱の分離。
ガンマグロブリンを溶解した後、不溶性不純物を、例
えば、傾しゃ、ろ過、または遠心分離によって取り除
く。
(c)分離した溶液へのポリエチレングリコールの添
加。
得られた上澄液に分子量2000−6000のポリエチレング
リコール(PEG)を加える。このPEGは4000の平均分子量
であるのがよい。
このPEGは粉末としてバルク状でその上澄液に加えて
よく、PEG溶解溶液のして加えてもよい。PEGは室温で3
−6、殊に4.0−5.5重量%なる濃度になる様に分離溶液
に加える。PEG添加工程の一つのPEG添付の直前にガンマ
グロブリン溶液に緩衝剤を加えることが重要である。有
用な緩衝剤は上に列記した。
緩衝剤添加の後のイオン濃度は0.025−0.25Mol/lであ
る。
(d)PEG溶液沈澱物の分離。
3−6%の濃度になる様に、PEGを加えると、沈澱物
が生成する。沈澱は傾しゃ、ろ過または遠心分離によっ
て除去される。
(e)ポリエチレングリコール濃度の増大。
溶液中のPEG濃度はPEGの添加によって9−16重量%ま
で増大する。この段階の溶液温度は、おそらく0−10℃
に減少するが、室温に維持される。
(f)純粋ガンマグロブリン沈澱物の分離。
PEG濃度を増加することにより沈澱する精製免疫グロ
ブリンを、次いで、温和な分離方法、例えば、傾しゃ、
ろ過、または遠心分離によって分離する。望ましくは、
その分離は遠心分離による。
得られた精製ガンマグロブリンは天然のもので、ACA
が低く、静脈注射用に使用するのに適している。
(g)静脈注射用溶液への精製ガンマグロブリンの溶
解。
静脈注射用溶液ガンマグロブリンを2−10%、好まし
くは約5%の濃度で水溶液に溶解するのがよい。溶液は
緩衝剤、例えばクエン酸及び/又は燐酸塩、糖類、例え
ばグルコース、マルトース、サッカロース、及び等張化
剤、例えば塩化ナトリウムを含んでもよい。クエン酸塩
が望ましい。
本発明に用いるクエン酸塩緩衝液は、2−3重量%のグ
ルコースを含むことが好ましい。また、そのpHは7であ
ることが好ましい。緩衝液中のクエン酸塩の濃度は、5
乃至50ミリモル/リットルである。
本発明の方法では、出発物質中のガンマグロブリン量
に対し70%、或はそれ以上の高純度の生成物が得られ
る。生成物の抗補体活性(ACA)の平均値は、約10CH50u
/ml又はそれ以下(プロティン濃度が5重量%で測定)
である。
実施例 1 コーン フラクションII−粉末を、0.1molの燐酸塩ク
エン酸塩緩衝液(7.00pH、10℃)に注意深く撹拌し乍ら
溶解、3.5%のプロティン濃度にする。ヒドロキシエチ
ル澱粉が0.5%の濃度で存在する。
生成沈澱物を除去し、溶液を一回のろ過工程で、層ろ
過で澄明にする。プロティンの濃度を2.5%に調整し、
燐酸塩クエン酸塩濃度を0.12molに調整し、0.5molの燐
酸塩クエン酸塩緩衝液(mol濃度は燐酸塩/クエン酸塩
の含量に関する)を加えることにより、pHを7.0±0.1に
調節する。溶液の温度を20℃に加熱した後、5.5%の濃
度になるまで固体のポリエチレングリコール(PEG4000
分子量4000)を注意深く撹拌しながら5.5%の濃度にな
るまで加え、完全に溶解した。
その後、上澄液を傾しゃして、生成した沈殿物を除去
し、層ろ過により精製した。
精製上澄液を10℃に冷却し、10℃でPEG4000の0.03mol
の燐酸塩クエン酸塩緩衝液中50%溶液で、撹拌し乍ら、
PEG4000濃度が14%になるまで希釈した。
得られた沈澱(ペースト状)を連続遠心分離によって
集めた。このペーストを20mmolのクエン酸ナトリウム溶
液(pH=7.0±0.1)に溶解し、2.5%のグルコースを加
える。こうして造られた溶液は次記の特性値を示す。
プロテイン 5.4 % pH 7.00±0.05 グルコース 2.5%±0.5 % 滲透度 300−330ミリオスモル/リットル ACA 10 U/ml HPLC:ダイマー+モノマー 99 % この溶液を滅菌ろ過し瓶に入れ、場合により凍結乾燥
する。
実施例2〜4の概要 33gのコーン フラクションIIの粉末を撹拌すること
なく、コールドボックス(4−10℃)内の500mlの再構
成緩衝液中に一夜放置することにより溶解した。溶液の
再構成は、蒸留水を最終容量が633mlとなるように加え
て実施した。
非溶解物を3″EKSアスベスト・フィルターを通す濾
過により除去し、それぞれ250mlの再構成緩衝液で前洗
浄した。濾過は25psiで実施し、発泡が起きる前に停止
した。
6g/dlの固体ポリエチレングリコール(PEG)を静かに
撹拌しながら加えて、室温(24−26℃)でヘラを用いて
溶解するまで混合し、さらに5−10分間撹拌し、そして
沈澱するまで1時間放置した。バッチをソルバール・ビ
ーカー遠心分離機内の4リットルのローター中において
4200rpm30分間遠心分離した。沈澱を捨てた。
PEG4000の50%水溶液を静かに撹拌しながら14g/dlと
なるように加えた。バッチを5分以上撹拌し、少なくと
も1時間静置した。沈澱を上記の条件下で遠心分離によ
り集め、上澄みを捨てた。
沈澱に2.5%グルコース−0.9%塩化ナトリウム溶液を
加え、プロテイン濃度を5g/dlとし、コールド・ボック
ス内で一夜放置した。翌朝、バッチを室温まで温め、静
かに手で揺すって約2時間かけて溶解した。溶液を0.45
および0.2ミクロンの濾布を通して濾過し、レブコ・フ
リーザー(−50℃)内で固形冷凍した。冷凍したサンプ
ルを実験用凍結乾燥機を用いて室温(25℃−30℃)で48
時間かけて凍結乾燥した。
実施例2 使用したクエン酸−燐酸塩緩衝液のpHを変化させた。
抗補体活性(ACA)の結果を添付の図1に示す。
グラフ中にプロットしたデータは、pH7.0におけるACA
の顕著な減少を示している。
実施例3 ACAに関するクエン酸ナトリウムの効果を決定するた
め、様々な緩衝液を用いて実験を実施した。結果を下記
表1に示す。
表1のデータは、6種類のバッチにおけるクエン酸
(pH5.0および5.9)、塩化ナトリウムおよび燐酸塩緩衝
剤と比較して、至適濃度を有するクエン酸塩緩衝剤がAC
Aを強力に低下させる作用を有していることを示す。
データが示すところによれば、ACA値は10乃至50mMの
クエン酸ナトリウムを添加することにより減少する。ク
エン酸塩は一定の濃度範囲において、ACAの減少に対す
る至適効果を有していることは明らかである。緩衝剤の
濃度が100mMに上昇すると、ACAが非常に上昇した結果が
得られる。
クエン酸がACAを劣化させるのに対して、塩化ナトリ
ウムと燐酸塩緩衝剤は、ACAに対してポジティブな効果
を全く有していない。
実施例4 上記の方法により生産した細胞内ガンマグロブリン
(ivgg)の様々なバッチおよびシュナイダー法(ベント
ナイト)により生産したivggの様々なバッチのACA値を
以下に示す。
表2のデータは、新規なivgg法における有益な低ACA
値が各サンプル間に保持されていることを示している。
実施例5 実験を下記のフローチャートに従い実施した。フロー
チャートの手順は、上記実施例2〜4と同様である。
実験は沈澱物2について実施した。商業製品に使用し
たクエン酸−燐酸塩緩衝液を、他のクエン酸塩溶液に置
き換えた。抗補体活性(ACA)の結果を、以下に示すよ
うに燐酸塩および塩化ナトリウムをコントロール緩衝剤
として使用して決定した。
表3のデータは、クエン酸塩緩衝剤のACAを強力に低
下させる作用を示している。クエン酸塩を2−20mM添加
すると、ACA値が統計的に有意に減少する。
図面の簡単な説明 図1は、クエン酸−燐酸塩緩衝液のpHを変化させた場
合における抗補体活性(ACA)の結果を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケルナー ベルンハルト ドイツ連邦共和国 デー‐4400 ミユンス ター ウエスターハイデ 41 (72)発明者 ホルツザツプヘル ジユルゲン ドイツ連邦共和国 デー‐3440 エシユベ ーゲ フライヘル‐フオン‐シユタイン- ストラーセ 51 (72)発明者 プツシユマン マルテイン ドイツ連邦共和国 デー‐3446 マインハ ルト 1 アウフ デア クラウス 9 (72)発明者 キムラ トクスケ 東京都新宿区早稲田町 9 (72)発明者 クロス フミオ 埼玉県蓮田市大字閏戸 2629 (56)参考文献 特開 昭52−117414(JP,A) 特開 昭53−20415(JP,A) 特開 昭55−47628(JP,A) 特開 昭55−98117(JP,A) 特開 昭57−32228(JP,A) 特開 昭57−203017(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)血液又はその生成物から沈澱させた
    ガンマグロブリンを溶液に溶かし、 (b)その溶液から不溶解沈澱を分離し、 (c)分離した溶液にポリエチレングリコールを添加
    し、 (d)ポリエチレングリコール溶液から沈澱を分離し、 (e)ポリエチレングリコールをさらに添加して溶液中
    のポリエチレングリコールの濃度を高くし、 (f)その高濃度ポリエチレングリコール溶液から沈澱
    した精製ガンマグロブリンを分離し、 (g)その精製ガンマグロブリンを静脈注射に適した溶
    液に溶解する静脈注射用ガンマグロブリンの製造方法に
    於て、 (1)血液または血液製品から析出したガンマグロブリ
    ンを中性pHの溶液に溶かし、 (2)最初のポリエチレグリコール添加工程で、ポリエ
    チレングリコールを4.0乃至5.5重量%の濃度になる様に
    加え、 (3)第2のポリエチレングリコールの添加工程で、ポ
    リエチレングリコール濃度を9乃至16重量%に増大さ
    せ、 (4)何れか一方のポリエチレングリコール添加工程の
    直前に、その溶液にクエン酸塩の濃度が5乃至50ミリモ
    ル/リットルである緩衝液を加えること、 を特徴とする静脈注射に適したガンマグロブリンの改良
    された製造方法。
  2. 【請求項2】ポリエチレングリコールの平均分子量が約
    4000である特許請求の範囲1の方法。
  3. 【請求項3】20℃を超えることのない温度で、0.001乃
    至0.05モル/リットルのイオン濃度にガンマグロブリン
    を溶解する工程(a)の別の改良を含む特許請求の範囲
    1の方法。
  4. 【請求項4】ヒドロキシエチル澱粉を工程(a)の溶液
    に加える特許請求の範囲1の方法。
  5. 【請求項5】工程(a)で、ガンマグロブリンを0.010
    乃至0.015モル/リットルの範囲のイオン濃度の溶液に1
    0℃を超えることのない温度で溶解する特許請求の範囲
    1の方法。
  6. 【請求項6】工程(a)で、ガンマグロブリンを電解質
    を有しない溶液に、15乃至30℃の温度で溶解する特許請
    求の範囲1の方法。
  7. 【請求項7】緩衝液の添加が最初のポリエチレングリコ
    ール添加の直前であり、溶液のイオン濃度を0.06乃至0.
    25モル/リットルに上げる特許請求の範囲4の方法。
  8. 【請求項8】緩衝液の添加を第2のポリエチレングリコ
    ール添加の直前に行う特許請求の範囲5の方法。
  9. 【請求項9】クエン酸塩緩衝液のpHが7±0.1である特
    許請求の範囲1の方法。
  10. 【請求項10】(a)コーン フラクションIIの粉末3.
    0乃至7.5重量%を0.35乃至1重量%のヒドロキシエチル
    澱粉を含む中性pH水溶液に溶かし、 (b)その溶液から不溶解沈澱を分離し、 (c)約4000の分子量のポリエチレングリコールをその
    溶液に加え、4.0乃至5.0重量%の濃度にし、 (d)溶液から沈澱を分離し、その溶液にクエン酸・燐
    酸塩緩衝液を加えて0.02乃至0.04Mの濃度にし、 (e)約4000の分子量のポリエチレングリコールをその
    溶液に加えて、9.5乃至11.0重量%の濃度とし、その溶
    液に燐酸塩緩衝液を加えて0.02乃至0.04Mの濃度にし、 (f)その溶液から精製ガンマグロブリンを分離し、 (g)その精製ガンマグロブリンを静脈注射に適した溶
    液に溶解することよりなる特許請求の範囲1の方法。
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