JPH08160469A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH08160469A
JPH08160469A JP23621095A JP23621095A JPH08160469A JP H08160469 A JPH08160469 A JP H08160469A JP 23621095 A JP23621095 A JP 23621095A JP 23621095 A JP23621095 A JP 23621095A JP H08160469 A JPH08160469 A JP H08160469A
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JP
Japan
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electrode
thin film
film transistor
liquid crystal
crystal display
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Withdrawn
Application number
JP23621095A
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English (en)
Inventor
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Jun Koyama
潤 小山
Yasushi Ogata
靖 尾形
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リーク電流の少ない薄膜トランジスタを提供
する。 【構成】 半導体膜の活性層(504)には、TFTの
外形が略相似とされた電極が同心円状に配置されてい
る。円形の電極(501)の外側を囲むように、ゲイト
電極(502)、円環の一部が欠けた形状の電極(50
3)が配置されている。電極(501)はゲイト電極を
構成する配線金属とは異なる層に配置され、電極(50
1)と電極(503)は同一層の配線金属で構成され
る。電極(501)と電極(503)は、いずれか一方
をソース電極とし、他方をドレイン電極とする。これに
より、活性層(504)のエッジがソース電極とドレイ
ン電極とを結ぶ線上に存在しないため、ドレイン電極と
ソース電極とが、ゲート電極によって短絡されない構成
となる。この結果、リーク電流を減少させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本明細書で開示する発明は、液晶
表示装置に関するものである。特に、アクティブマトリ
クス回路を薄膜トランジスタで構成する液晶表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、表示装置としてブラウン管が主流
となっている。ブラウン管の長所として、コントラスト
が高い、解像度が高い等が挙げられる。反面、真空を保
持するための容器が重くなる、一つの光源を用いている
ため奥行きを占める等の欠点がある。これらの問題を解
決する新しい表示装置の一つとして、液晶ディスプレイ
が開発された。
【0003】液晶ディスプレイは、ブラウン管と比較し
て軽量・薄型という特徴がある。しかし、開発初期に用
いられた単純マトリクス駆動方式では、高いコントラス
トが得られなかった。そこで、液晶ディスプレイを駆動
するのために、アクティブマトリクス回路を用いる方式
が注目されている。
【0004】アクティブマトリックス回路は、画素電極
と対向電極の間に液晶を挟みこんでコンデンサを形成し
て、薄膜トランジスタ(以下、TFTと略す)によっ
て、このコンデンサに出入りする電荷を制御するもので
ある。画像を安定に表示するためには、このコンデンサ
の両電極間の電圧が一定に保たれることが要求されてい
る。
【0005】しかしながら、いくつかの理由によって、
画像を安定に表示することに困難があった。 最大の問
題は、TFTがオフ状態でも電荷がリークすることであ
る。その他にも、コンデンサ内部で電荷がリークするこ
ともあるが、一般には前者のTFTからのリークの方が
1桁程度大きい。このリークがはなはだしい場合には、
フレーム周波数と同じ周期で画像の明暗が変化するフリ
ッカーと呼ばれる現象が生じてしまう。
【0006】リークしてしまう電荷が無視できる量とな
るように、液晶をはさみこむコンデンサと並列に、配線
金属でコンデンサを形成する方法が考えられている。こ
の方法では、画素の開口率が低下する、コンデンサを充
電する時間が増加する、動作速度が遅くなる等の欠点が
生ずる。
【0007】また、アクティブマトリックス回路に用い
られるTFTの特性を向上するために、半導体膜の活性
層を結晶化させる技術が採用されている。主な方法に、
加熱による固相成長法や、何らかの触媒作用によって結
晶化の障壁エネルギーを低下させる方法がある。後者の
方法は、触媒作用によって、半導体膜の活性層は結晶成
長が連続的に進行するので、略単結晶と見なせうる構造
となるので、TFT、ダイオード、抵抗に利用するのに
好適である。
【0008】この結晶化方法において、触媒元素は結晶
成長の進行方向に移動するため、触媒元素は最初に添加
された領域と、結晶成長の終点に高濃度に存在すること
になる。結晶化に要する時間を考えると、チャネル領域
の近辺に触媒元素が存在することになる。しかしなが
ら、触媒元素が真性半導体とすべきチャネル部分に存在
するとTFTの特性を劣化させる。従って、選択的に触
媒を添加することにより、結晶成長の進行方向を制御す
る必要がある。
【0009】上記のアクティブマトリクス回路製造技術
をもちいて、液晶駆動回路を、画素を構成すTFTと同
一の基板上に製造する流れにある。この場合、画素マト
リクスのほかに、信号線駆動回路、走査線駆動回路が、
TFTで構成される。図1に示す線順次走査型信号線駆
動回路は、シフトレジスタ回路、サンプリング回路、ト
ランスファ回路、アナログバッファ回路で構成される。
シフトレジスタには、ビデオ信号(101)に同期した
スタートパルスが入力端子(102)に入力され、クロ
ックパルス(103)によって、順次にシフトされる。
シフトレジスタの出力は、インバータ形式のバッファ回
路(104)を介してサンプリング回路に入力される。
【0010】サンプリング回路は、トランスミッション
ゲイトと呼ばれるスイッチ(105)と保持容量(10
6)で構成される。トランスミッションゲイトは、前記
のバッファ回路(104)によってオン、オフが制御さ
れ、オン状態では、ビデオ信号線(101)と保持容量
(106)がショートされ、保持容量(106)に電荷
が蓄電される。スタートパルスがシフトレジスタを通過
すると、バッファ回路(104)の出力は反転し、スイ
ッチ(105)はオフとなる。保持容量(106)の電
荷はそのまま保持され、次にスイッチ(105)がオン
になるまで、電位は保たれる。
【0011】1ライン分のサンプリングが終了し、次の
サンプリングが開始されるまでの間に、トランスファ信
号入力端子(107)からトランスファ信号が入力され
る。これによって、スイッチ(108)がオンになり、
保持容量(106)とアナログバッファの入力電位を保
持する保持容量(109)がショートされ、電位が伝達
される。このとき保持容量(106)の値が保持容量
(109)より十分大きければ、ショートしたことによ
る電位の変化は小さい。保持容量(109)には、アナ
ログバッファが接続され、アナログバッファを介して、
信号線(110)〜(112)は駆動される。アナログ
バッファは、入力側の電位に影響を与えずに信号線(1
10)〜(112)を駆動するために必要である。
【0012】ここで、TFTのリーク電流が大きいとい
うことは、保持容量(109)の電位を保てないことに
なり、画質の低下につながる。更に、TFTのリーク電
流はアナログバッファにおけるノイズ発生源となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにTFT
のリーク電流を低減すれば、画像を安定に表示すること
が、液晶にコンデンサを並列に接続しないで可能にな
る。さらに、TFTのリーク電流を低減することによ
り、液晶の駆動回路を、画素を構成するTFTと同一の
基板上に製造する場合にも、画質の向上という点で有効
となる。
【0014】以下に、リーク電流の発生源について述べ
る。例えば、アクティブマトリクス回路における画素は
図2の構造となる。(201)はゲイト電極と配線を構
成する金属配線であり、(202)はソース電極に接続
される金属配線である。(203)は半導体膜の活性層
であり、(204)は液晶を挟みこむコンデンサの電極
の片側をなす透明電極である。また、(205)はコン
タクトホールである。
【0015】TFT部分を拡大すると、図3のようにな
る。(301)はゲイト電極、(302)は半導体膜の
活性層である。ここで、リーク電流はエッジ部(30
3)で発生するとされている。この原因として、このエ
ッジ部(303)において、ゲイト電極(301)の絶
縁不良のために、ゲイト電極(301)によりソース電
極とドレイン電極とが短絡されてしまう。或いは、エッ
チングやイオンドーピングによるダメージで半導体膜の
活性層(302)の周囲が結晶構造になっていないこと
があげられる。以下に、ゲイト電極による短絡について
説明する。
【0016】図4(a)に示すように、ゲイト絶縁膜
(402)が半導体膜の活性層(401)を完全に覆っ
ている場合を考える。チャネルが形成されていない状態
で、ゲイト電極(403)にしきい値以下の電圧を印加
した場合には、半導体膜の活性層(401)は高抵抗な
ため、電流はほとんど流れない。従って、ドレイン電極
(例えば手前の領域)とソース電極(例えば奥の領域)
間に電流は流れない。
【0017】他方、図4(b)のようにゲイト絶縁膜
(405)が半導体膜の活性層(404)を完全に覆っ
ていない場合を考える。ゲイト電極(406)と半導体
膜の活性層(404)を絶縁するために、活性層(40
4)の表面に絶縁膜(405)を形成する際に、段差の
ために、側面(407)には絶縁膜(405)が形成さ
れにくく、側面(407)が露出してしまうことがあ
る。この状態では、側面(407)において、ゲイト電
極(406)と半導体膜の活性層(404)とが短絡し
てまう。このため、ゲイト電極(406)にしきい値以
下の電圧を印加した場合には、チャネルが形成されてい
ない状態でも、ドレイン電極とソース電極はゲイト電極
によって常に短絡されて、リーク電流が発生してしま
う。
【0018】一般的に、製造プロセス上、活性層の段差
部の側面には、薄膜が形成されにくいため、図4(b)
のように活性層(404)の側面が絶縁膜(405)で
完全に覆われないことが発生しやすい。このため、図3
におけるエッジ部(303)を通してリーク電流は流れ
てしまう。逆にいえば、図3のエッジ部(303)のよ
うな部分を構造的に持たなければリーク電流は削減でき
る。
【0019】本発明の目的は、上述の問題点を解決し
て、TFTにおいて、リーク電流を削減して、コントラ
スト良く、安定に表示することが可能な液晶表示装置を
提供することにある。特に、TFTの電極構造を工夫す
ることにより、リーク電流の発生源を抑える方法を提案
する。
【0020】また、本発明の他の目的は、TFTの電極
構造を工夫することにより、リーク電流の発生源を抑え
ると共に、触媒を選択的に添加して、TFTの活性層を
結晶化させることにより、TFTの特性を向上して、液
晶表示装置の性能を向上することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、半導体膜の活性層のエッジがソース電極
とドレイン電極とを結ぶ線と合致しない構造とすること
で、リーク電流を低減する。具体的には、図5(a)に
示すようなTFTの電極構造とする。
【0022】図5(a)において、結晶性を有する珪素
薄膜等で構成される活性層(504)の中心を対称中心
とするように、ゲイト電極(502)、電極(50
1)、(503)が配置されている。また、これらの電
極(501)〜(503)の外形を互いに略相似形とな
るようにし、電極(501)、(503)のいずれか一
方をソース電極とし、他方をドレイン電極とすることに
より、活性層(504)のエッジがソース電極とドレイ
ン電極とを結ぶ線上に存在しない構成とする。それによ
り、ドレイン電極とソース電極とがゲート電極によって
短絡されない構成とされ、リーク電流を減少することが
できる。
【0023】
【実施例】
[実施例1]図5(a)、図5(b)は実施例1のTF
Tの平面構成図である。図5(a)において、TFTの
電極が同心円状に配置され、ドレイン電極又はソース電
極とすべき電極をゲイト電極で周囲をすべて囲むことを
特徴とする。矩形状の半導体膜の活性層(504)に
は、円形の電極(501)の外側を囲むように、ゲイト
電極(502)、円環状の電極(503)が配置されて
いる。なお、電極(501)と電極(503)は、いず
れか一方をソース電極とし、他方をドレイン電極とすれ
ばよい。これらの電極(501)〜(503)は活性層
(504)の中心に中心を有する同心円状に配置されて
いる。
【0024】電極(501)はゲイト電極を構成する配
線金属とは異なる層に配置されている。このため、電極
(501)とゲイト電極(502)とが重なってもよ
い。他方、電極(501)と電極(503)は同一層の
配線金属で構成される。従って、短絡を避けるために、
電極(503)は円環の一部が欠けた形状とされてい
る。
【0025】上記の電極構造において、ゲイト電極(5
02)を構成する配線金属が半導体膜の活性層(50
4)のエッジを横切る部分がある。しかしながら、短絡
する半導体膜の活性層(504)のエッジの両側は電気
的に同電位であるので、問題はない。
【0026】例えば、本実施例の電極構造を有するTF
Tを画素TFTとして用いる場合には、TFTと配線と
を形成した後に、保護膜を形成し、さらに画素電極を透
明導電体で形成すればよい。図5(a)において、電極
(501)、ゲイト電極(502)、電極(503)を
それぞれ異なる層に配線し、かつ電極(501)をドレ
イン電極として透明導電体で電極(501)を作成し、
電極(503)をソース電極として配線金属でを形成す
ることにより、画素TFTを作成することができる。こ
のような構造を採用することにより、リーク電流を減少
できると共に、ドレイン電極として用いられる電極(5
01)とゲイト電極(502)との配線容量を減少する
ことができる。
【0027】リーク電流の低減は、TFTを電荷制御ス
イッチとし、コンデンサに電荷を蓄積する構造におい
て、電荷を確実に保持することに効果がある。電荷の損
失が少なくなれば、許容電位変位まで、容量を減らすこ
とが可能であり、面積縮小や微細加工につながる。ま
た、電極(502)をソース電極とし、電極(503)
をドレイン電極とした場合には、ソース領域とチャネル
形成領域との間における接触面積(ソース領域とチャネ
ル形成領域との接触面積)と比較して、ドレイン領域と
チャネル形成領域との接触面積を大きくすることができ
るので、実質的にドレイン−チャネル間における電界強
度を小さくすることができる。従って、LDD構造を採
用した場合と同様に、リーク電流を減少するという効果
を得ることができる。
【0028】上記のようにゲイト電極、配線金属及び透
明導電体とが相異なる層に形成されるような3層金属配
線ができ、かつ配線容量を無視することができる場合に
は、ソース電極とドレイン電極とが短絡することがない
ので、電極(503)に切り欠きを形成しないで、図5
(b)に示すようなTFTを構成することもできる。
【0029】円形の電極(505)の外側を囲むよう
に、略同心円状に円環状のゲイト電極(506)、円環
状の電極(507)が配置される。電極(505)と
(507)は相異なる層に形成されるため、電極(50
7)には切り欠きが形成されていない。なお、電極(5
05)又は(507)のいずれか一方をソース電極とし
て用いて、他方をゲイト電極として用いればよい。特
に、電極(507)をソース電極として金属配線で形成
して、電極(505)をドレイン電極として透明導電体
で形成した構造のTFTを画素TFTとして用いるとリ
ーク電流に対して有効となる。
【0030】[実施例2]図6(a)、図6(b)に実
施例2のTFTの平面構造図である。本実施例は電極を
同心円状に配置したことを特徴とする。
【0031】図6(a)において、半導体膜の活性層
(604)上には、円形の電極(601)の外側を囲む
ように、略同心円状に、円環状のゲイト電極(60
2)、円環状の電極(603)が配置されている。電極
(601)は、ゲイト電極(602)を構成する配線金
属とは異なる金属配線層で構成され、電極(601)と
電極(603)は同一層の配線金属で構成される。
【0032】ここで、電極(601)とゲイト電極(6
02)とが重なることで、コンデンサが形成されてしま
うため、このコンデンサの形成を回避するために、ゲイ
ト電極(602)の形状を円環の一部が欠けた形状とし
ている。従って、[実施例1]はこのコンデンサを無視
できる場合に利用すればよく、本実施例は、コンデンサ
を無視できない場合に利用すればよい。
【0033】また、電極(601)と電極(603)と
が短絡することを回避するために、電極(603)も円
環の一部が欠けた形状とされる。なお、電極(601)
と電極(603)はいずれか一方をソース電極とし、他
方をドレイン電極とすればよい。
【0034】図6(a)に示すように、ゲイト電極(6
02)を構成する配線金属が、半導体膜の活性層(60
4)のエッジを横切る部分がある。しかしながら、短絡
する半導体膜の活性層(604)のエッジの両側は、電
気的に同電位であるので問題はない。
【0035】例えば、本実施例のTFTを画素TFTと
して用いる場合には、TFTと配線とを形成した後に、
保護膜を形成し、さらに電極を透明導電体で形成すれば
よい。図6(a)において、ドレイン電極として透明導
電体で電極(601)を作成し、ソース電極として配線
金属で電極(603)を形成して、かつ電極(60
1)、ゲイト電極(602)、電極(603)をそれぞ
れ異なる層に配線することにより、画素TFTを作成す
ることができる。このような電極構造を採用することに
より、リーク電流を減少できると共に、ドレイン電極と
して用いられる電極(601)とゲイト電極(602)
との配線容量も減少できる。
【0036】上記のように3層金属配線ができ、配線容
量を無視することができる場合には、図6(b)に示す
ような電極構造を有するTFTを構成することもでき
る。円形の電極(605)の外側を囲むように、略同心
円状にゲイト電極(606)、円環状の電極(607)
が配置される。電極(605)と(607)は相異なる
層に形成されるため、電極(607)には切り欠きが形
成されていない。なお、電極(605)、(607)の
いずれか一方をソース電極として用いて、他方をゲイト
電極として用いればよい。特に、電極(607)をソー
ス電極として金属配線で形成して、電極(605)をド
レイン電極として透明導電体で形成することにより、画
素TFTとして使用することができ、このような電極構
造を有する画素TFTはリーク電流に対して有効であ
る。
【0037】なお、TFTの活性層に不純物をドーピン
グする場合に、ゲイト電極(602)をマスクに用い
て、不純物をドーピングすると、不純物がドーピングさ
れた半導体膜の活性層(604)を介して、ドレイン電
極とソース電極が短絡してしまう。このため、半導体膜
の活性層(604)をドレイン領域とソース領域に分離
するパターンをマスクに加える等の工夫が必要になる。
【0038】図5、図6に示すように[実施例1]、
[実施例2]の電極は外形が略相似形とされて、略同心
円状に配置されているため、半導体の活性層に円環状の
チャネル領域を電極と同心円状に形成することが要求さ
れる。更に、TFTの特性を向上するために、半導体材
料の結晶性を高めることも要求されている。ここでは、
結晶性の良好な半導体材料を形成する方法として、結晶
化を助長する触媒元素を選択的に活性層に添加する方法
を採用する。図7(a)、図7(b)に基づいて、結晶
化を助長する触媒元素を選択的に活性層に添加して、結
晶成長させ、かつ電極と同心円状のチャネル領域を形成
する方法ついて説明する。
【0039】図7(a)は半導体の活性層の結晶化を説
明する模式図であり、半導体膜をエッチングして島状の
活性層(704)を形成する。活性層(704)の中心
部の円状の領域(701)内に結晶化を助長する触媒元
素を添加する。加熱処理等により、矢印(702)で示
すように同心円の半径が拡大する方向に活性層(70
2)の結晶成長が進行するようにする。
【0040】他方、図7(b)は半導体の活性層の結晶
化を説明する他の模式図であり、半導体膜をエッチング
して島状の活性層(708)を形成する。活性層(70
8)の外縁の島状の活性層(708)の中心に中心を有
する円環状の領域(705)に、結晶化を助長する触媒
元素を添加する。加熱処理等により、矢印(706)で
示すように領域(705)の半径が縮小する方向に結晶
成長が進行するようにする。
【0041】これら矢印(702)、(706)で示す
結晶成長により、触媒元素は結晶成長の起点と終点とに
高濃度に存在していることが明らかになっている。チャ
ネル領域は触媒元素が高濃度に存在する領域を避けて形
成する必要があるため、チャネルとなる領域(70
3)、(707)は結晶成長の起点と終点の略中間に形
成して、その形状を活性層(704)、(708)の中
心に対称中心を有し、図5、図6に示す電極と略相似形
になるように、円環状に形成する。
【0042】図7(a)、図7(b)に示すように触媒
元素を用いて半導体材料を結晶化をした場合でも、触媒
元素が高濃度に存在する領域を避けて円環状のチャネル
領域(703)、(707)を形成できる。従って、
[実施例1]、[実施例2]の電極構造を有するTFT
の製造工程に、結晶化を助長する触媒元素を用いて、半
導体材料を選択的に結晶化する工程を採用することが可
能である。
【0043】また、[実施例1]あるいは[実施例2]
の電極構造を有するTFTを、画素TFTのみでなく、
周辺駆動回路を構成するTFTとして使用することがで
きる。例えば、図8に示すように、信号線駆動回路に使
用されるアナログバッファ回路図において、作動増幅回
路入力段のTFT(801)、(802)に用いること
ができる。作動増幅回路入力段のTFT(801)、
(802)がリーク電流が大きいと、ノイズの発生源と
なる。従って、TFT(801)、(802)を[実施
例1]或るいは[実施例2]の電極構造を有するTFT
を用いることにより、アナログバッファの性能を向上す
ることができる。
【0044】図9は作動増幅回路入力段の配線を示す平
面図であり、TFT(801)、(802)を図5
(a)に示す電極構造を有するTFT(901)、(9
02)で構成して、ノイズ対策を図るようにしている。
【0045】また、画素部のように、TFTを電荷制御
スイッチとし、コンデンサに電荷を蓄積させる構造にお
いて、リーク電流を低減することにより、コンデンサに
電荷を確実に保持させることが可能になる。電荷の損失
が減少すれば、許容電位変位まで、容量を削減すること
が可能になり、面積縮小や微細加工につながる。
【0046】[実施例3]図10(a)、図10(b)
は実施例3のTFTの平面構成図である。
【0047】図10(a)はソース電極またはドレイン
電極の周囲を全て取り囲むように、ゲイト電極が配置さ
れることを特徴とする。半導体膜の活性層(1004)
において、矩形の電極(1001)の外側を囲むよう
に、電極(1001)の中心を対称中心となるように、
ゲイト電極(1002)、電極(1003)が配置さ
れ、且つ、電極(1001)、ゲイト電極(100
2)、電極(1003)はそれぞれ外形を略相似な矩形
とされて、活性層(1004)の中心に対称中心を有す
るように形成されている。
【0048】電極(1001)はゲイト電極(100
2)を構成する配線金属とは異なる層に形成されるてい
るため、ゲイト電極(1002)と重なってもよい。電
極(1001)と電極(1003)は、同一層の配線金
属で構成されているので、短絡をさけるために、電極
(1003)を矩形の一部が欠けた形状にする。なお、
電極(1001)、(1003)はいずれか一方をソー
ス電極とし、他方をドレイン電極として使用すればよ
い。
【0049】上記の構成において、ゲイト電極(100
2)を構成する配線金属が、半導体膜の活性層(100
4)のエッジを横切る部分がある。しかしながら、短絡
する半導体膜の活性層のエッジの両側は、電気的に同電
位であるので問題はない。
【0050】例えば、本実施例のTFTを画素TFTと
して用いる場合には、TFTと配線とを形成した後に、
保護膜を形成し、さらに電極を透明導電体で形成すれば
よい。図10(a)において、電極(1001)、ゲイ
ト電極(1002)、電極(1003)をそれぞれ異な
る層に配線し、かつ電極(1001)をドレイン電極と
して透明導電体で形成し、電極(1003)をソース電
極として配線金属で形成することにより、画素TFTを
作成することができる。このような電極構造を採用する
ことにより、リーク電流を減少できると共に、ドレイン
電極として用いられる電極(1001)とゲイト電極
(1002)との配線容量を減少することができる。
【0051】上記のように3層金属配線ができ、配線容
量を無視することができる場合には、ソース電極とドレ
イン電極とが短絡することがないので、電極(100
3)に切り欠きを形成しないで、図10(b)に示すよ
うな電極構造を有するTFTを構成することもできる。
半導体の活性層(1008)において、矩形の電極(1
005)の外側を囲むように、ゲイト電極(100
6)、矩形環状の電極(1007)が配置され、かつ電
極(1005)、ゲイト電極(1006)、電極(10
07)はそれぞれ外形を略相似な矩形とされ、活性層
(1008)の中心に対称中心を有するように形成され
ている。
【0052】また、電極(1005)と(1007)は
相異なる層に形成されるため、電極(1007)には切
り欠きが形成されていない。なお、電極(1005)、
(1007)のいずれか一方をソース電極として用い
て、他方をゲイト電極として用いればよい。特に、(1
007)をソース電極として金属配線で形成して、(1
005)をドレイン電極として透明導電体で形成した構
造のTFTを画素TFTとして使用するれば、リーク電
流に対して有効である。
【0053】TFTを電荷制御スイッチとして、コンデ
ンサに電荷を蓄積させる場合に、リーク電流を低減する
ことは、コンデンサに電荷を確実に保持させることに効
果がある。電荷の損失が減少すれば、許容電位変位まで
容量を減らすことが可能になり、面積縮小や微細加工に
つながる。
【0054】[実施例4]図11(a)、図11(b)
に本実施例のTFTの平面構成図であり、半導体の活性
層(1104)において、電極(1101)の周囲に
は、ゲイト電極(1102)、電極(1103)が配置
されている。電極(1101)、ゲイト電極(110
2)、電極(1103)はそれぞれ外形を略相似な矩形
とされ、活性層(1104)の中心に対称中心を有する
ように形成されている。
【0055】電極(1101)は、ゲイト電極(110
2)を構成する配線金属とは異なる層に配置されている
ので、ゲイト電極(1102)と重なることで、コンデ
ンサが形成される。このコンデンサの形成を回避するた
めに、電極(1102)を矩形環の一部が欠けた形状と
し、電極(1101)との重なりを回避するようにして
いる。[実施例3]のTFTはこのコンデンサを無視で
きる場合に使用して、〔実施例4〕のTFTはコンデン
サを無視できない場合に使用すればよい。
【0056】電極(1101)と電極(1103)とは
同一層の配線金属で構成される。従って、短絡をさける
ために、電極(1103)は、矩形の一部が欠けた形状
となる。また、電極(1101)、(1103)のいず
れか一方をソース電極として用いて、他方をドレイン電
極として用いればよい。
【0057】上記の電極構造において、ゲイト電極(1
102)を構成する配線金属が、半導体膜の活性層(1
104)のエッジを横切る部分がある。しかし短絡する
半導体膜の活性層(1104)のエッジの両側は電気的
に同電位であるので、問題はない。
【0058】なお、活性層(1004)に不純物をドー
ピングする場合には、ゲイト電極(1102)をマスク
に用いて、不純物をドーピングすると、不純物がドーピ
ングされた半導体膜の活性層(1104)を介して、ド
レイン電極とソース電極が短絡してしまう。このため、
半導体膜の活性層(1104)をドレイン領域とソース
領域に分離するパターンをマスクに加える等の工夫が必
要になる。
【0059】本実施例のTFTを画素TFTとして用い
る場合には、TFTと配線とを形成した後に、保護膜を
形成し、さらに電極を透明導電体で形成すればよい。図
11(a)において、電極(1101)、ゲイト電極
(1102)、電極(1103)をそれぞれ異なる層に
配線し、かつ電極(1101)をドレイン電極として透
明導電体で作成して、電極(1103)をソース電極と
して配線金属で形成することにより、画素TFTを作成
することができる。このような電極構造を採用すること
により、リーク電流を減少できると共に、ドレイン電極
として用いられる電極(1101)とゲイト電極(11
02)との配線容量を減少することができる。
【0060】上記のように3層金属配線ができ、配線容
量を無視することができる場合には、ソース電極とドレ
イン電極とが短絡することがないので、電極に切り欠き
を形成しないで、図11(b)に示すような電極構造を
有するTFTを構成することもできる。半導体の活性層
(1108)において、矩形の電極(1105)の外側
を囲むように、ゲイト電極(1006)が配置され、矩
形環状の電極(1107)が配置されている。電極(1
105)と(1107)は相異なる層に形成されるた
め、電極(1107)には切り欠きが形成されていな
い。
【0061】なお、電極(1105)、(1107)の
いずれか一方をソース電極として用いて、他方をゲイト
電極として用いればよい。特に、(1107)をソース
電極として金属配線で形成して、(1105)をドレイ
ン電極として透明導電体で形成した構造のTFTを画素
TFTとして用いると、リーク電流に対して有効とな
る。
【0062】図10、図11に示すように[実施例
3]、[実施例4]の電極構造は、矩形環状の電極が同
一点を対称中心とするように配置されているため、半導
体の活性層に、チャネル領域を電極と略相似形に形成す
る必要がある。更に、TFTの特性を向上するために、
半導体材料の結晶性を高めることも要求されている。こ
こでは、結晶性の良好な半導体材料を形成する方法とし
て、結晶化を助長する触媒元素を選択的に活性層に添加
する方法を採用する。図12(a)、図12(b)に基
づいて、結晶化を助長する触媒元素を選択的に活性層に
添加して、結晶成長させ、かつ電極と相似形のチャネル
領域を形成する方法ついて説明する。
【0063】図12(a)は半導体の活性層の結晶化を
説明する模式図であり、半導体膜をエッチングして島状
の活性層(1204)を形成する。活性層(1204)
の中心部の矩形状の領域(1201)内に結晶化を助長
する触媒元素を添加する。加熱処理等により、矢印(1
202)で示すように、矩形環状の領域(1201)が
拡大する方向に活性層(1204)の結晶成長が進行す
るようにする。
【0064】他方、図12(b)は半導体の活性層の結
晶化を説明する他の模式図であり、半導体膜をエッチン
グして島状の活性層(1208)を形成する。活性層
(1208)の外縁付近の、活性層(1208)の中心
に中心を有する円環状の領域(1205)に、結晶化を
助長する触媒元素を添加する。加熱処理等により、矢印
(1206)で示すように、矩形環状の領域(120
5)が縮小する方向に結晶成長が進行するようにする。
【0065】この矢印(1202)、(1206)で示
す結晶成長により、触媒元素は結晶成長の起点と終点と
に高濃度に存在することが明らかになっている。従っ
て、この領域を避けてチャネル領域を形成する必要があ
るため、チャネルとなる領域(1203)、(120
7)を結晶成長の起点と終点の略中間に形成して、その
形状が島状の活性層(1204)、(1208)の中心
に対称中心を有し、図10、図10、図11に示す電極
と略相似形になるように矩形環状に形成する。
【0066】図12(a)、図12(b)に示すように
触媒元素を用いて、半導体材料を結晶化をした場合で
も、触媒元素が高濃度に存在する領域を避けて、電極と
相似な矩形環状のチャネル領域(1203)、(120
7)を形成できる。従って、[実施例3]、[実施例
4]の電極配置を有するTFTの製造工程に、結晶化を
助長する触媒元素を用いて、活性層を選択的に結晶化す
る工程を採用することが可能になる。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る液晶表示装置において、T
FTの電極構造を半導体膜の活性層のエッジ部分をゲイ
ト電極が横切るようにしても、ゲイト電極が横切る半導
体膜のエッジ部分の電位を等しくし、かつ、このエッジ
部分がソース電極とドレイン電極を結ぶ線上にないよう
にして、ゲイト電極により、ソース電極とドレイン電極
が短絡されないようにしたため、半導体膜のエッジ部分
で生ずるリーク電流を低減することができる。TFTに
おいて、リーク電流を低減することは、画素部のコンデ
ンサが電位を確実に保持することができる。電位が保持
できれば、次の電位更新まで映像信号の入力状態を恒常
的に維持することができる。従って、液晶表示装置にお
いて、コントラストの低下やフリッカーの発生を回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の信号線走査回路のブロック回路図で
ある。
【図2】 従来のTFTの平面構成図である。
【図3】 従来のTFTの平面構成図であり、リーク電
流の発生場所を示す説明図である。
【図4】 従来のリーク電流の発生機構の説明図であ
る。
【図5】 実施例1のTFTの構成図である。
【図6】 実施例2のTFTの構成図である。
【図7】 実施例1、実施例2において、半導体の活性
層の結晶化を説明する模式図である。
【図8】 アナログバッファ回路の構成図である。
【図9】 アナログバッファ回路の素子配置図である。
【図10】 実施例3のTFTの構成図である。
【図11】 実施例4のTFTの構成図である。
【図12】 実施例3、実施例4において、半導体の活
性層の結晶化を説明する模式図である。
【符号の説明】
(501)、(503)、(505)、(507)・・
・電極 (502)、(506)・・・ゲイト電極 (504)、(508)・・・半導体膜の活性層 (601)、(603)、(605)、(607)・・
・電極 (602)、(606)・・・ゲイト電極 (604)、(608)・・・半導体膜の活性層 (701)、(705)・・・触媒添加領域 (702)、(706)・・・成長方向 (703)、(707)・・・ゲイト電極 (704)、(708)・・・半導体膜の活性層

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲイト電極がドレイン電極を囲むように配
    置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極をほ
    ぼ囲むようにソース電極が配置された構造の薄膜トラン
    ジスタを画素薄膜トランジスタとして有することを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ゲイト電極と、前
    記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心円状に
    配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを画素薄
    膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記ゲイト電極と、前
    記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一の点を
    対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造を有す
    る薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとして有す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記ドレイン電極又は
    前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒添加
    領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画素薄
    膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記ドレイン電極を透
    明導電体で構成した薄膜トランジスタを画素薄膜トラン
    ジスタとして有することを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】ゲイト電極がドレイン電極をほぼ囲むよう
    に配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極
    をほぼ囲むようにソース電極が配置された構造の薄膜ト
    ランジスタを画素薄膜トランジスタとして有することを
    特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記ゲイト電極と、前
    記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心円状に
    配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを画素薄
    膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、前記ゲイト電極と、前
    記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一の点を
    対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造を有す
    る薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとして有す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】請求項6において、前記ドレイン電極又は
    前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒添加
    領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画素薄
    膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  10. 【請求項10】請求項6において、前記ドレイン電を透
    明導電体で構成した薄膜トランジスタを画素薄膜トラン
    ジスタとして有することを特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】ゲイト電極がソース電極を囲むように配
    置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極をほ
    ぼ囲むようにドレイン電極が配置された電極構造を有す
    る薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとして有す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを
    画素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液
    晶表示装置。
  13. 【請求項13】請求項11において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとし
    て有することを特徴とする液晶表示装置。
  14. 【請求項14】請求項11において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  15. 【請求項15】ゲイト電極がソース電極をほぼ囲むよう
    に配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極
    をほぼ囲むようにドレイン電極が配置された電極構造を
    有する薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとして
    有することを特徴とする液晶表示装置。
  16. 【請求項16】請求項15において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを
    画素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液
    晶表示装置。
  17. 【請求項17】請求項15において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとし
    て有することを特徴とする液晶表示装置。
  18. 【請求項18】請求項15において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  19. 【請求項19】ゲイト電極がドレイン電極を囲むように
    配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極を
    ほぼ囲むようにソース電極が配置された電極構造を有す
    る薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  20. 【請求項20】請求項19において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタに
    より、周辺駆動回路を構成することを特徴とする液晶表
    示装置。
  21. 【請求項21】請求項19において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを周辺駆動回路の構成トラン
    ジスタとして有することを特徴とする液晶表示装置。
  22. 【請求項22】請求項19において、ドレイン電極又は
    ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒添加領域
    によって、結晶化された薄膜トランジスタを画素薄膜ト
    ランジスタとして有することを特徴とする液晶表示装
    置。
  23. 【請求項23】ゲイト電極がドレイン電極をほぼ囲むよ
    うに配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電
    極をほぼ囲むように、ソース電極が配置された電極構造
    の薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  24. 【請求項24】請求項23において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを
    周辺駆動回路の構成トランジスタとして有することを特
    徴とする液晶表示装置。
  25. 【請求項25】請求項23において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成
    することを特徴とする液晶表示装置。
  26. 【請求項26】請求項23において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  27. 【請求項27】ゲイト電極がソース電極を囲むように配
    置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極をほ
    ぼ囲むように、ドレイン電極が配置された構造の薄膜ト
    ランジスタにより周辺駆動回路を構することを特徴とす
    る液晶表示装置。
  28. 【請求項28】請求項27において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタに
    より、周辺駆動回路を構成することを特徴とする液晶表
    示装置。
  29. 【請求項29】請求項27において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成
    することを特徴とする液晶表示装置。
  30. 【請求項30】請求項27において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  31. 【請求項31】ゲイト電極がソース電極をほぼ囲むよう
    に配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極
    をほぼ囲むようにドレイン電極が配置された電極構造を
    有する薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  32. 【請求項32】請求項31において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタに
    より、周辺駆動回路を構成することを特徴とする液晶表
    示装置。
  33. 【請求項33】請求項31において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成
    することを特徴とする液晶表示装置。
  34. 【請求項34】請求項31において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  35. 【請求項35】ゲイト電極がドレイン電極を囲むように
    配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極を
    囲むようにソース電極が配置された構造の薄膜トランジ
    スタを画素薄膜トランジスタとして有することを特徴と
    する液晶表示装置。
  36. 【請求項36】請求項35において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを
    画素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液
    晶表示装置。
  37. 【請求項37】請求項35において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとし
    て有することを特徴とする液晶表示装置。
  38. 【請求項38】請求項35において、前記ドレイン電極
    または前記ソース電極と相似形またはそれに近い形状の
    触媒添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタ
    を画素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする
    液晶表示装置。
  39. 【請求項39】請求項35において、前記ドレイン電極
    が透明導電体で構成された薄膜トランジスタを画素薄膜
    トランジスタとして有することを特徴とする液晶表示装
    置。
  40. 【請求項40】ゲイト電極がドレイン電極をほぼ囲むよ
    うに配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電
    極を囲むようにソース電極が配置された電極構造の薄膜
    トランジスタを画素薄膜トランジスタとして有すること
    を特徴とする液晶表示装置。
  41. 【請求項41】請求項40において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とが、ほぼ同
    心円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタ
    を画素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする
    液晶表示装置。
  42. 【請求項42】請求項40において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとし
    て有することを特徴とする液晶表示装置。
  43. 【請求項43】請求項40において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  44. 【請求項44】請求項40において、前記ドレイン電極
    が透明導電体で構成された薄膜トランジスタを画素薄膜
    トランジスタとして有することを特徴とする液晶表示装
    置。
  45. 【請求項45】ゲイト電極がソース電極を囲むように配
    置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極を囲
    むように、ドレイン電極が配置された電極構造を有する
    薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとして有する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  46. 【請求項46】請求項45において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを
    画素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液
    晶表示装置。
  47. 【請求項47】請求項45において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとし
    て有することを特徴とする液晶表示装置。
  48. 【請求項48】請求項45において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  49. 【請求項49】ゲイト電極がソース電極をほぼ囲むよう
    に配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極
    を囲むようにドレイン電極が配置された電極構造を有す
    る薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとして有す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  50. 【請求項50】請求項49において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタを
    画素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液
    晶表示装置。
  51. 【請求項51】請求項49において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを画素薄膜トランジスタとし
    て有することを特徴とする液晶表示装置。
  52. 【請求項52】請求項49において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  53. 【請求項53】ゲイト電極がドレイン電極を囲むように
    配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極を
    囲むようにソース電極が配置された電極構造を有する薄
    膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成することを
    特徴とする液晶表示装置。
  54. 【請求項54】請求項53において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタに
    より、周辺駆動回路を構成することを特徴とする液晶表
    示装置。
  55. 【請求項55】請求項53において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成
    することを特徴とする液晶表示装置。
  56. 【請求項56】請求項53において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化されることを特徴とする薄膜
    トランジスタを画素薄膜トランジスタとして有する液晶
    表示装置。
  57. 【請求項57】ゲイト電極がドレイン電極をほぼ囲むよ
    うに配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電
    極を囲むようにソース電極が配置された電極構造を有す
    る薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  58. 【請求項58】請求項57において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタに
    より、周辺駆動回路を構成することを特徴とする液晶表
    示装置。
  59. 【請求項59】請求項57において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタを周辺駆動回路の構成トラン
    ジスタとして有することを特徴とする液晶表示装置。
  60. 【請求項60】請求項57において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  61. 【請求項61】ゲイト電極がソース電極を囲むように配
    置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極を囲
    むようにドレイン電極が配置された電極構造を有する薄
    膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成することを
    特徴とする液晶表示装置。
  62. 【請求項62】請求項61において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタに
    より、周辺駆動回路を構成することを特徴とする液晶表
    示装置。
  63. 【請求項63】請求項61において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成
    することを特徴とする液晶表示装置。
  64. 【請求項64】請求項61において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  65. 【請求項65】ゲイト電極がソース電極をほぼ囲むよう
    に配置され、前記ゲイト電極の外側に、前記ゲイト電極
    を囲むようにドレイン電極が配置された電極構造を有す
    る薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  66. 【請求項66】請求項65において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同心
    円状に配置された電極構造を有する薄膜トランジスタに
    より、周辺駆動回路を構成することを特徴とする液晶表
    示装置。
  67. 【請求項67】請求項65において、前記ゲイト電極
    と、前記ドレイン電極と、前記ソース電極とがほぼ同一
    の点を対称中心とする矩形、あるいは多角形の電極構造
    を有する薄膜トランジスタにより、周辺駆動回路を構成
    することを特徴とする液晶表示装置。
  68. 【請求項68】請求項65において、前記ドレイン電極
    又は前記ソース電極と相似形又はそれに近い形状の触媒
    添加領域によって、結晶化された薄膜トランジスタを画
    素薄膜トランジスタとして有する液晶表示装置。
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