JPH0815994A - 画像形成装置におけるクリーニング装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置におけるクリーニング装置、及び、画像形成装置

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JPH0815994A
JPH0815994A JP17023994A JP17023994A JPH0815994A JP H0815994 A JPH0815994 A JP H0815994A JP 17023994 A JP17023994 A JP 17023994A JP 17023994 A JP17023994 A JP 17023994A JP H0815994 A JPH0815994 A JP H0815994A
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liquid
image forming
cleaning device
image
forming apparatus
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JP17023994A
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English (en)
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Toshio Inada
俊生 稲田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体をクリーニングするクリーニングブレ
ード先端面に現像液を取り込む液取り込み孔を開口さ
せ、かつこれに取り込まれた液をポンプで吸引すること
により、ブレード裏側への液回りを防止する。 【構成】 クリーニングブレード20の先端面に開口す
る液取り込み孔22を両端部に形成し、かつ該孔22の
各側をポンプ25側に連通させるための連通孔23も形
成する。この孔22内部を奥側ほど狭くしても良い。ま
たポンプに代え水頭差を利用した吸引を行っても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、電子黒板、表示装置などの画像形成装
置に係り、詳しくは、湿式画像形成装置におけるクリー
ニング装置などの、像担持体表面に付着した液体の通過
を阻止するクリーニングブレードを備えたクリーニング
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真方式の湿式画像形
成装置においては、静電潜像が形成された像担持体とし
ての感光体上に液体現像液を付与して該潜像を現像し、
必要に応じて余剰の現像液を除去した後に、感光体上の
現像像を構成する現像液を、転写紙などの最終的な像保
持体に転写し、該最終的な像保持体に画像を形成してい
る。そして、感光体を繰り返し使用するため、上記転写
後の感光体表面に残存する現像液を、クリーニング装置
を用いて該表面から除去する。このようなクリーニング
装置として感光体表面に先端部が当接するように配置さ
れたクリーニングブレードを用いるものが知られてい
る。
【0003】図1(a)は上記クリーニングブレードに
よる残留現像液除去の説明図、同図(b)は(a)中の
X−X断面図である。同図(a)、(b)の例では、矢
印Aで示すように回転駆動されるドラム状の感光体1の
表面に、クリーニングブレード2の先端部が当接し、転
写後の残存現像液3aを除去する。すなちわ、像形成に
用いる感光体1の幅方向の領域(以下、像形成用領域と
いう)Bよりも外側まで両端部が延在しているクリーニ
ングブレード2により、例えば図1(b)に示すよう
に、このクリーニングブレード2の先端部と感光体表面
との当接部2a内への上記残留現像液3aの進入を阻止
し、該当接部2aを通過した感光体表面の少なくとも像
形成領域B内には残存現像液3を残さないようにする。
【0004】ここで、上記クリーニングブレード2の先
端部で上記当接部内への進入が阻止された現像液は、該
先端部に沿って感光体幅方向外側に向かって流れ、その
一部は、クリーニングブレード2の幅方向端部より外側
の感光体表面部分に付着したまま該表面と共に移動す
る。この移動によりクリーニングブレード2の幅方向端
部より外側を通過した後の現像液は、図1(a)中に符
号3aで示すように感光体幅方向中央側に拡がる。よっ
て上記クリーニングブレード2の幅は、この拡がった現
像液3aが像形成領域B内に及ばないように設定され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記クリー
ニングブレード2の幅方向端部近傍の現像液の一部は、
上記当接部2aよりも感光体表面移動方向A下流側にお
いて、該ブレード2表面と感光体表面との隙間における
毛管力により感光体幅方向中央側に移動し、図1(a)
や、同(a)中のY−Y線断面を示す(c)中に符号3
bで示すように上記像形成領域Bまで到達する。すなわ
ちクリーニングブレード裏側の像形成領域Bまで回り込
む。このように裏側に回り込んだ現像液3bは、これが
付着している感光体表面部分の一様帯電不良や露光不良
を発生させる。この結果、最終的な画像の品質が劣化す
るという不具合があった。
【0006】このようなクリーニングブレード裏側の像
形成領域Bへの現像液回り込みは、クリーニング装置自
体の機能不良であるから、電子写真方式以外の方式を採
用する画像形成装置においても該現像液回り込みにより
画像品質の劣化が生じ得る恐れがある。また、液体現像
装置で像担持体に供給された現像液を除去するクリーニ
ング装置に限らず、例えばクリーニング専用の液体を像
担持体表面に供給して該表面を清掃し、かつクリーニン
グブレードと像担持体との当接部で該クリーニング専用
液体の通過を阻止するクリーニング装置においても、該
液体のクリーニングブレード裏側への回り込みにより画
像品質の劣化が生じる恐れがある。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像担持体表面に付着
した液体の通過を阻止するクリーニングブレードを備え
たクリーニング装置であって、クリーニングブレード裏
側における像形成用領域への該液体の回り込みを防止で
きる画像形成装置のクリーニング装置、及び、画像形成
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のクリーニング装置は、像担持体表面に付
着した液体の通過を阻止するクリーニングブレードを備
えた画像形成装置におけるクリーニング装置において、
該クリーニングブレードで通過を阻止された液体を取り
込み得る箇所に設けられた液体取り込み口部と、該取り
込み口部内に連通し、かつ該取り込み口部内の液体を吸
引する吸引手段とを有する液体吸引装置を設けたことを
特徴とするものである。
【0009】請求項2のクリーニング装置は、請求項1
の画像形成装置におけるクリーニング装置において、上
記吸引手段を、一端が上記取り込み口部内に連通し、か
つ他端が該取り込み口部よりも低い位置で外部に開口し
た中空管部材で構成したことを特徴とするものである。
【0010】請求項3のクリーニング装置は、請求項1
の画像形成装置におけるクリーニング装置において、上
記取り込み口部を、内部空間の断面が、外部への開口か
ら奥側になるほど小さくなるように形成したことを特徴
とするものである。
【0011】請求項4のクリーニング装置は、請求項1
の画像形成装置におけるクリーニング装置において、上
記取り込み口部を、上記液体の通過を阻止する上記クリ
ーニングブレードの先端面に近接して設け、かつ、該先
端面における像担持体幅方向外側の端部の材質として、
該液体を撥ねる材質を用いることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項5の画像形成装置は、像担持体と、
表面が移動するように像担持体を駆動する駆動手段と、
像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像が
形成された像担持体の表面に現像液を供給して現像を行
う現像手段と、請求項1、2、3又は4のクリーニング
装置とを有する画像形成装置において、該現像手段によ
り像担持体の表面に供給されて像担持体表面の移動によ
り該クリーニング装置との対向部に搬送される現像液量
を切換える切換え手段と、該切換え手段に、通常の画像
形成動作時よりも該現像液量を増やす切換えを行わせる
とともに該駆動手段及び該クリーニング装置を作動させ
る制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0013】請求項6の画像形成装置は、請求項5の画
像形成装置において、上記制御手段を、装置電源投入に
伴うアイドリング中に、上記切換え手段に上記切換えを
行わせるとともに上記駆動手段及び該クリーニング装置
を作動させるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項7の画像形成装置は、請求項5の画
像形成装置において、上記制御手段を、画像形成動作終
了後に、上記切換え手段に上記切換えを行わせるととも
に上記駆動手段及び該クリーニング装置を作動させるよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明に係るクリーニング装置においては、ク
リーニングブレードで通過を阻止された液体を、該クリ
ーニングブレードと該像担持体表面との当接部よりも該
像担持体表面移動方向下流側における像形成用領域に回
り込む前に、液体吸引装置の液体取り込み口部を介して
取り込み、像担持体表面から取り除く。
【0016】
【実施例】以下、本発明を湿式画像形成装置である湿式
電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した一実
施例について説明する。図2は本実施例に係る複写機の
概略構成図である。まず、この複写機全体の概略につい
て説明する。像担持体としてのドラム状の感光体1を、
矢印A方向に表面が移動するように回転駆動しながら、
まずその表面を帯電チャージャ3で一様に帯電する。次
に一様帯電した感光体表面に図示を省略した露光装置か
らの原稿露光光aを結像照射して静電潜像を形成する。
次に静電潜像を形成した感光体表面に現像ローラ4で現
像液を供給して潜像を現像し、余剰の現像液をスクイズ
ローラ5で除去する。
【0017】ここで、上記現像ローラ4は、現像液タン
ク6からポンプ7で汲み上げ、かつ該ローラ表面に下端
縁が当接するスクレーパ4aとの間の断面楔状の領域
に、供給パイプ8を介して供給されて溜った現像液を、
矢印C方向の回転により該領域から汲み上げて感光体1
に供給する。また上記スクイズローラ5は感光体表面と
の対向部で該表面と逆向きに表面が移動するよう矢印D
方向に回転しながら、余剰の現像液をスクイズする。こ
れら現像ローラ4やスクイズローラ5に付着した現像液
はそれぞれスクレーパ4a,5aで掻き落とし、現像器
ケーシング9底部の回収口9aを介して上記現像液タン
ク6内に回収する。
【0018】次に上記スクイズローラ5で適当な付着現
像液量にした感光体表面に、背面側から転写チャージャ
10で帯電される転写ベルト11で搬送してきた転写紙
12を接触させ、該転写紙に感光体上のトナー像を転写
する。このトナー像を転写した転写紙は、転写ベルト1
1の支持ローラ13回りで該ベルトから分離し、乾燥ロ
ーラ対14を通過させた後、装置外に排出する。
【0019】一方、トナー像を転写紙に転写した後の感
光体表面については、クリーニング装置15で残留トナ
ーなどを除去した後、図示を省略した除電装置からの光
bで残留電荷を除去して、次の一様帯電に備える。
【0020】次に図3を用いて本実施例のクリーニング
装置15について説明する。図3(a)は本実施例のク
リーニング装置の概略構成図、同図(b)は同装置に用
いられるクリーニングブレード20の正面図、同図
(c)は同図(b)中のZ−Z線による断面、同図
(d)はその平面図である。本実施例のクリーニング装
置15におけるクリーニングブレード(以下、ブレード
という)20は、感光体表面が進入する進入側端面21
に開口した液取り込み孔22を幅方向両端部それぞれに
備えている。両取り込み口22は像形成用領域Bより幅
方向外側において、上記進入側端面21に開口するよう
に形成することが望ましい。この液取り込み孔22の感
光体移動方向下流側の端部は、ブレード内で幅方向に延
在して両液取り込み孔22の奥側に連なり、かつ一端が
ブレード側端面に開口した連通孔23を介してブレード
の外部に連通している。そしてこのクリーニング装置1
5は、該連通孔を介して該液取り込み孔22を上記現像
液タンクに接続する中空パイプ24と、該中空パイプに
設けられ、該中空パイプ内における上記クリーニングブ
レード20側の空気や液体を吸い込んで現像液タンク6
側に送る負圧発生手段としての真空ポンプ25とを備え
ている。
【0021】本実施例のクリーニング装置においては、
ブレード20の先端縁部を感光体1の表面に当接させて
感光体表面に残存する現像液の当接部内への進入及び通
過を阻止する。そして当接部内への進入が阻止され該先
端縁部に沿って幅方向両端部側に流れる現像液を、液取
り込み孔22の開口から吸い込み、連通孔23及び中空
パイプ24を介して現像液タンク6に回収する。これに
よれば、当接部内への進入が阻止され上記先端縁部に沿
って幅方向外側に流れる現像液をクリーニングブレード
20の幅方向端部より外側に到達する前に液取り込み孔
22の開口から吸い込んで感光体表面から取り除くこと
ができる。よって、ブレード裏側の像形成領域Bへの現
像液の回り込みを防止できる。
【0022】なお、上記液取り込み孔22は、奥側ほど
狭くなるように形成することが望ましい。図4(a)乃
至(d)はそれぞれ液取り込み孔22を奥側ほど狭くな
るように形成した例を示すものであり、前述の図3
(b)におけるZ−Z線による断面図に相当する。図4
(a)の例では、液取り込み孔22の下面22aを奥側
ほど高くなるように形成する一方、その上面22bはほ
ぼ水平になるように形成することにより、奥側ほど狭い
孔形状にしている。また図4(b)の例では、同下面2
2aをほぼ水平に形成する一方、同上面22bは奥側ほ
ど低くなるように形成することにより、奥側ほど狭い孔
形状にしている。また図4(c)は同下面22aは奥側
ほど高くなるように、かつ同上面22bは奥側ほど低く
なるようにそれぞれ形成することにより、奥側ほど狭い
孔形状にしている。また図4(d)は図4(c)の例に
おける上下面22a,22bに曲率を持たせた例であ
る。
【0023】また、上記液取り込み孔22は、奥側ほど
狭くなるように形成するには、液取り込み孔22の左右
の面に傾斜を持たせても良い。図5(a),(b)は液
取り込み孔の左右面22c,22dを奥側ほど間隔が狭
くなるように傾斜させて形成することにより、奥側ほど
狭い孔形状にしている。無論左右面を傾斜させる場合に
も何れか一方のみ傾斜させても良い。
【0024】以上のように上記液取り込み孔22を、奥
側ほど狭くなるように形成する場合には、現像液のメニ
スカス表面張力が奥側ほど大きくなり、このメニスカス
表面張力の差を利用して開口近くの現像液を奥側に引き
込むことができる。よって、感光体表面に残存する現像
液の幅方向における不均一により、上記真空ポンプ25
による液取り込み孔22内の負圧が小さくなってしまう
液取り込み孔22が生じて、その液取り込み孔22で吸
引残しが生じるような恐れがあるときにも、上記表面張
力により開口近くの現像液を引き込んで、該吸引残しを
防止することができる。
【0025】更に、上記実施例においては、液取り込み
孔22をブレード20の両端部のみに形成したが、例え
ば図6に示すように、両端部以外にも像形成用領域Bに
も対応させ合計3以上の液取り込み孔22を形成しても
良い。このような液取り込み孔22の数は、ブレード2
0で堰き止める現像液量や、一つの液取り込み孔22の
液取り込み能力などを考慮して、適宜設定する。
【0026】また、上記実施例では、液取り込み孔22
内の現像液を該孔外に吸引するのに、負圧発生手段とし
ての真空ポンプ25を用いが、これに代え、水頭差、つ
まり現像液に働く重力を用いても良い。例えば図7に示
すように、上記連通孔23のブレード端に中空パイプ3
0の一端を接続し、該中空パイプの他端排出口を液取り
込み口22よりも所定量hだけ低い位置に設定する。こ
れにより、この高低差hに相当する位置水頭と中空パイ
プ排出口における現像液の表面張力Fbとの和が、液取
り込み孔23における現像液の表面張力Faに釣り合
う。なお、この中空パイプの排出口側を上記現像液タン
ク6に接続しても良い。なお、このように水頭差を用い
る場合には、上記液取り込み口22の形状を奥側ほど狭
くなるようにしておくことが望ましい。このためには、
前述の各種の例の構造などを用いることができる。
【0027】また、上記実施例では、液取り込み口22
から取り込んだ現像液を現像液タンクに6に回収して現
像に再利用できるようにしているが、その他の回収タン
クに収容させるようにしても良い。
【0028】また、ブレード裏側への液回りをより確実
に行うために、例えば図8や図9にハッチングを付して
示すように、グレード先端面21における両端部21a
に現像液を撥ねるようにする材質を用いても良い。例え
ば通常の石油系のキャリアとトナーとを含む二成分系現
像液を用いる場合には、この部分に撥油処理を行う。撥
油剤としては、4フッ化エチレン、3フッ化エチレン、
フッ化ビニリデン、4フッ化エチレン−6フッ化プロピ
レン共重合体、過フッ素化アルコール、パーフルオルア
ルキルエステル重合体、含フッ素ヒドロキシ不飽和エス
テルなどを用いることができる。なお、図8の例では、
下面22aを奥側ほど高くして奥側ほど内部を狭くした
液取り込み孔22を、像形成用領域Bのほぼ全域にわた
って開口させている。また、図9の例では、左右面22
c,22dの間隔を奥側ほど小さくして奥側ほど内部を
狭くした液取り込み孔22を、その開口で像形成用領域
Bのほぼ全域をカバーできるように複数形成している。
【0029】ここで、上記液取り込み孔22などは断面
が比較的小さいため、固着トナー等による詰まりが生じ
る恐れがある。特に前述のような二成分系現像液を用い
る場合には複写動作中に感光体表面移動によりブレード
当接部に送られてくる現像液は転写紙にキャリア成分を
吸い取られた比較的少量の現像液であり、しかも比較的
固形分比率が高まった現像液であるので、このような詰
まりや溶剤乾燥時のトナー固着汚染(感光体表面やクリ
ーニングブレード20に対する固着汚染)が生じやす
い。このような詰まりやトナー固着汚染が生じると、そ
の後の複写動作においてクリーニング不良による画像上
の汚れなどが発生する恐れがある。そこで、この液取り
込み孔22などの詰まりを防止するための動作を行うよ
うにすることが望ましい。この詰まり防止の方法として
は、通常の複写動作中に比べて多量の現像液をブレード
当接部に送り込む方法が有効である。
【0030】このために、図2の装置においては、例え
ば支持ローラ13や転写チャージャ10を取り付ける支
持部材を揺動可能に構成しておき、該支持部材を、転写
ベルト11が感光体表面から離れるようにソレノイドな
どのアクチュエータなどを用いて揺動駆動できるように
構成しておく。そして、例えば図10に示すようにこの
ソレノイド40の他、感光体回転駆動用41、現像ロー
ラ回転用42、スクイズローラ回転用43、ポンプ駆動
用44、真空ポンプ駆動用45のモータなどのアクチュ
エータを制御する制御部46で、これらを次のように制
御させる。すなわち、上記ソレノイド40を駆動して転
写ベルト44を感光体表面から離した状態で、感光体回
転駆動用41、現像ローラ回転用42、ポンプ駆動用4
4、真空ポンプ駆動用45のモータを駆動させる。これ
によれば、現像ローラ4で感光体に供給された現像液を
そのままブレード当接部に送りこむことができる。よっ
て複写動作中におけるよりも多量で、かつ固形分の少な
い現像液をブレード当接部に送りこむことができる。こ
のようなブレード清掃モードを実行できるようにする。
なお、ブレード制御モード例ではスクイズローラ5を停
止させておいたが、複写動作時よりも低速で回転させた
り、複写動作時と同速で回転させたりしても良い。いず
れにしても転写紙に現像液が吸い取られる複写動作中よ
りも多量の現像液をブレード当接部に送り込むことがで
きる。
【0031】上記ブレード清掃モードは、複写動作を行
っていない期間、例えば装置電源投入後のアイドリング
中や複写動作終了直後に自動的に実行するようにプログ
ラムしても良いし、図示を省略した操作部に設けられた
スタートボタンの押下になる複写スタート指示を受け付
ける待機中に、同じく操作部に設けた該モード実行指示
用ボタンが押下されたときに実行するようにプログラム
しても良い。
【0032】
【発明の効果】請求項1乃至4のクリーニング装置によ
れば、クリーニングブレードで通過を阻止された液体
を、該クリーニングブレードと該像担持体表面との当接
部よりも該像担持体表面移動方向下流側における像形成
用領域に回り込む前に像担持体表面から取り除くので、
該液体の該像形成用領域への回り込みを防止できる。よ
って、該回り込みによる画像品質の低下を防止できる。
【0033】特に、請求項2のクリーニング装置によれ
ば、一端が上記取り込み口部内に連通し、かつ他端が該
取り込み口部よりも低い位置で外部に開口した中空管部
材に生じる水頭差を用いて、該取り込み口部内の液体を
吸引するので、真空ポンプなどの負圧発生装置を用いる
場合に比して、コストの上昇を抑えることができる。
【0034】また特に、請求項3のクリーニング装置に
よれば、上記取り込み口部を内部空間の断面が、外部へ
の開口から奥側になるほど小さくなるように形成して、
メニスカス表面張力が該奥側ほど大きくなるようにして
いるので、該取り込み口部自体で開口近傍の液体を奥側
に吸い込む力を発揮することができる。従って、液体吸
引装置からの吸引力がなんらからの原因で不均一になっ
た場合にも、像担持体表面から液体を除去できる。
【0035】また特に、請求項4のクリーニング装置に
よれば、クリーニングブレードの先端面に近接して設け
た取り込み口部から液体を取り込んで像担持体表面から
液体を除去すると共に、該先端面における像担持体幅方
向外側の端部を該液体を撥ねる材質から構成して液体の
濡れによる該外側への移動をしにくくしているので、よ
り確実に液体の裏回りを防止できる。
【0036】また、請求項5乃至7の画像形成装置によ
れば、現像手段により像担持体の表面に供給されて像担
持体表面の移動によりクリーニング装置との対向部に搬
送される現像液量を、通常の画像形成動作時よりも増や
した状態でクリーニング装置を作動させ、これにより、
上記取り込み口部に通常の画像形成動作時よりも多量の
液体を取り込ませて該取り込み口部内などの清掃を行わ
せるので、該取り込み口部などの詰まりによる上記裏回
りの発生を防止できる。
【0037】特に、請求項6の画像形成装置によれば、
上記取り込み口部内などの清掃の動作を、装置電源投入
に伴うアイドリング中に行わせるので、その後の画像形
成動作中において、該取り込み口部からの液体の取り込
みを良好に行わせることができる。
【0038】また特に、請求項7の画像形成装置によれ
ば、上記取り込み口部内などの清掃の動作を、画像形成
動作終了後に行わせるので、画像形成動作終了後長期間
画像形成が行われない場合にも、画像形成動作終了時点
で取り込み口部内に比較的固形分比率が高い液体が残っ
たままこの長期間の休止期間に入ってしまって該液体中
の固形分の固着による詰まりが生じるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は上記クリーニングブレードによる残留
現像液除去の説明図。(b)は(a)中のX−X線によ
る断面図。(c)は(a)中のY−Y線による断面
【図2】本実施例に係る複写機の概略構成図。
【図3】(a)は本実施例のクリーニング装置の概略構
成図。(b)は同装置に用いられるクリーニングブレー
ドの正面図。(c)は(b)中のZ−Z線による断面。
(d)は同クリーニングブレードの平面図。
【図4】(a)乃至(d)はそれぞれ変形例に係るクリ
ーニングブレードの断面図。
【図5】(a)は他の変形例に係るクリーニングブレー
ドの断面図。(b)は同クリーニングブレードの平面
図。
【図6】更に他の変形例に係るクリーニングブレードの
平面図。
【図7】変形例に係るクリーニング装置の概略構成図。
【図8】(a)は更に他の変形例に係るクリーニングブ
レードの断面図。(b)は同クリーニングブレードの正
面図。(c)は同クリーニングブレードの平面図。
【図9】(a)は更に他の変形例に係るクリーニングブ
レードの断面図。(b)は同クリーニングブレードの正
面図。(c)は同クリーニングブレードの平面図。
【図10】同複写機の電装部のブロック図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 20 クリーニングブレード 22 液取り込み孔 23 連通孔 25 真空ポンプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体表面に付着した液体の通過を阻止
    するクリーニングブレードを備えた画像形成装置におけ
    るクリーニング装置において、 該クリーニングブレードで通過を阻止された液体を取り
    込み得る箇所に設けられた液体取り込み口部と、該取り
    込み口部内に連通し、かつ該取り込み口部内の液体を吸
    引する吸引手段とを有する液体吸引装置を設けたことを
    特徴とする画像形成装置におけるクリーニング装置。
  2. 【請求項2】上記吸引手段を、一端が上記取り込み口部
    内に連通し、かつ他端が該取り込み口部よりも低い位置
    で外部に開口した中空管部材で構成したことを特徴とす
    る請求項1の画像形成装置におけるクリーニング装置。
  3. 【請求項3】上記取り込み口部を、内部空間の断面が、
    外部への開口から奥側になるほど小さくなるように形成
    したことを特徴とする請求項1の画像形成装置における
    クリーニング装置。
  4. 【請求項4】上記取り込み口部を、上記液体の通過を阻
    止する上記クリーニングブレードの先端面に近接して設
    け、かつ、該先端面における像担持体幅方向外側の端部
    の材質として、該液体を撥ねる材質を用いることを特徴
    とする請求項1の画像形成装置におけるクリーニング装
    置。
  5. 【請求項5】像担持体と、表面が移動するように像担持
    体を駆動する駆動手段と、像担持体上に潜像を形成する
    潜像形成手段と、該潜像が形成された像担持体の表面に
    現像液を供給して現像を行う現像手段と、請求項1、
    2、3又は4のクリーニング装置とを有する画像形成装
    置において、 該現像手段により像担持体の表面に供給されて像担持体
    表面の移動により該クリーニング装置との対向部に搬送
    される現像液量を切換える切換え手段と、該切換え手段
    に、通常の画像形成動作時よりも該現像液量を増やす切
    換えを行わせるとともに該駆動手段及び該クリーニング
    装置を作動させる制御手段とを設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記制御手段を、装置電源投入に伴うアイ
    ドリング中に、上記切換え手段に上記切換えを行わせる
    とともに上記駆動手段及び該クリーニング装置を作動さ
    せるように構成したことを特徴とする請求項5の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】上記制御手段を、画像形成動作終了後に、
    上記切換え手段に上記切換えを行わせるとともに上記駆
    動手段及び該クリーニング装置を作動させるように構成
    したことを特徴とする請求項5の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002287510A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
KR20030069446A (ko) * 2002-02-20 2003-08-27 삼성전자주식회사 습식 전자사진방식 화상형성기기의 감광체 클리닝장치

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