JP2003345204A - 液体画像形成装置 - Google Patents

液体画像形成装置

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JP2003345204A
JP2003345204A JP2002149450A JP2002149450A JP2003345204A JP 2003345204 A JP2003345204 A JP 2003345204A JP 2002149450 A JP2002149450 A JP 2002149450A JP 2002149450 A JP2002149450 A JP 2002149450A JP 2003345204 A JP2003345204 A JP 2003345204A
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image forming
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cleaning blade
air
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JP2002149450A
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Yuichi Aoyama
祐一 青山
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体画像形成装置において、クリーニング性
能の安定化、装置の長寿命化を図るともに、液リングの
発生を抑え、かぶりや機内の汚れ、多色機における混色
等を防止する。 【解決手段】 液体画像形成装置において、クリーニン
グ装置14として感光体ドラムPC1表面に当接するク
リーニングブレード13と、クリーニングブレードより
も感光体ドラムの回転方向上流に配置され、感光体に対
して当接するクリーニング補助手段としてのフォームロ
ーラ80を有し、クリーニングブレードの感光体ドラム
表面への当接部の幅方向両端部から中央部に向けてエア
ーを吹き付けるエアーノズル25a、bを有する送風手
段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等に適用される液体画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体画像形成装置に採用されるク
リーニング装置としては、像担持体表面に当接させたク
リーニングブレードにより、像担持体上の残留した湿式
現像剤(以下、現像液という)を回収するものが知られ
ている。しかしながら、クリーニングブレードのみでは
良好なクリーニング性能が得られない、クリーニングブ
レードの寿命が短いという問題があった。そこで、クリ
ーニング性能の安定化、長寿命化のため、像担持体の回
転方向に対してブレードの上流部にクリーニング補助手
段としてのフォームローラを設け、プレクリーニングを
おこなう装置が提案されている。この装置では、フォー
ムローラを像担持体に当接させながら、像担持体よりも
速い線速で逆方向に回転させ、像担持体上の残留現像液
を掻き取る。さらに、現像液を掻き取ったスポンジロー
ラに当接するよう絞りローラを設け、該絞りローラでス
ポンジローラに蓄積した現像液を絞り、クリーニング容
器内に回収する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記クリーニングブレ
ードを用いる装置では、ブレードの先端で像担持体上の
現像液を堰き止め、該堰き止められた現像液がブレード
背面(像担持体との対向面と反対側の面)上を流れて回
収される。しかし、現像液は毛細管現象によりブレード
先端エッジ上を両端部に向かって広がっていく。ブレー
ド端部に達した現像液の一部は、ブレード背面に沿って
流れずに、ブレード端面に回り込み、回収されずに像担
持体表面に流出する。このため、液リングと呼ばれる像
担持体上に環状の現像液が付着する現象が発生する。一
方、乾式画像形成装置では、ブレードで回収したトナー
の飛散はあっても、ブレードの有効幅から現像剤が外側
に広がることはない。
【0004】液リングは、像担持体の全周にわたって発
生するため、像担持体周辺に配置される全てのユニット
に何らかの影響を及ぼす。また、液リングの量が多くな
れば像担持体より滴下して液ダレとなってしまうことも
ある。このため、かぶりや機内の汚れ等の問題が発生す
る。
【0005】液リングによる不具合を防止するために
は、次の方法が考えられる。 像担持体の幅を広くして有効画像幅に対して余裕を持
たせる。 ブレードの幅を像担持体の幅よりも長くし、像担持体
端部に液リングを移行させる。この場合、像担持体端部
の回転用フランジが汚れる。そこで、フランジ部のクリ
ーニングとフランジからの回収手段が必要となる。 サイドブレード等の補助手段を設け、ブレード端部で
発生した液リングを再びブレードまで戻し、液の量の増
加を抑制する。 しかし、これらはいずれも発生した液リングを処理する
方法であり、液エキリング発生させないという根本的な
解決方法ではない。また、いずれも像担持体の幅方向に
関してスペースを必要とするものであり、液体画像形成
装置の奥行きが大きくなってしまうという欠点がある。
【0006】また、タンデム方式等のフルカラー画像形
成装置では液リングはより深刻な問題となる。通常、タ
ンデム方式の画像形成では紙搬送ベルトや中間転写ベル
ト等のベルト装置が用いられる。これらのベルト装置
は、像担持体と接触しているため、像担持体上の液リン
グの液がベルト装置に付着して、混色をひきおこす虞が
ある。
【0007】本発明は、上記背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、液体画像形成装置にお
いて、クリーニング性能の安定化、装置の長寿命化を図
るともに、液リングの発生を抑え、かぶりや機内の汚
れ、多色機における混色等を防止できる液体画像形成装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、静電潜像を担持する像担持体
と、該像担持体上の静電潜像を現像液を用いて顕像化す
る湿式現像装置と、該像担持体上の顕像を被転写体に転
写したのち、像担持体上から残留現像液を除去するクリ
ーニング装置とを備えた液体画像形成装置において、上
記クリーニング装置として上記像担持体表面に当接する
クリーニングブレードと、該クリーニングブレードより
も該像担持体の回転方向上流に配置され、該像担持体に
対して当接するクリーニング補助手段とを有し、該クリ
ーニングブレードの該像担持体表面への当接部の幅方向
両端部から中央部に向けてエアーを吹き付ける送風手段
を備えたことを特徴とするものである。請求項1の液体
画像形成装置においては、クリーニングブレードよりも
上流にクリーニング補助手段を設けて前クリーニングを
おこなうことで、クリーニングブレードの負荷を低減さ
せる。これにより、クリーニング性能の安定化及びクリ
ーニングブレードの長寿命化を図る。さらに、送風手段
により液リングが発生するクリーニングブレードの幅方
向両端部より中央部に向かってエアーを吹き付け、現像
液がクリーニングブレード両端面に至らないようにす
る。よって、クリーニングブレード端面から像担持体表
面に流出する虞がなく、液リングの発生を防止すること
ができる。また、送風手段としては、クリーニングブレ
ードの像担持体表面への当接部の幅方向両端部に吹き付
け口があればよく、幅方向に関して新たなスペースを必
要としない構成をとることができる。よって、液体画像
形成装置の奥行きを小さくできるというメリットもあ
る。請求項2の発明は、請求項1の液体画像形成装置に
おいて、上記クリーニング補助手段が上記像担持体に対
して等速以上の速度で回転する弾性層を有するクリーニ
ングローラと、該クリーニングローラの該像担持体との
当接部以外の外周部において該弾性層に食い込む絞りロ
ーラと、該絞りローラの表面をクリーニングする絞りロ
ーラクリーニングブレードとを備えたことを特徴とする
ものである。請求項3の発明は、請求項2の液体画像形
成装置において、上記クリーニングブレードの幅よりも
上記クリーニングローラの幅が短く、かつ、上記送風手
段が該クリーニングローラより外側のクリーニングブレ
ードの幅方向両端部から送風するよう構成したことを特
徴とするものである。請求項4の発明は、請求項1、
2,または3の液体画像形成装置において、上記クリー
ニングブレードと上記クリーニング補助手段との間を仕
切る仕切り部材を設けたことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4の液体画像形成装置におい
て、上記仕切り部材は上記クリーニング補助手段により
上記像担持体から除去された現像液をクリーニング装置
下部へ誘導するガイド板を兼ね、該仕切り板の表面に發
油性を有する材質又はコーティング処理が施されている
ことを特徴とするものである。請求項6の発明は、請求
項2、3、4または5の液体画像形成装置において、上
記クリーニングブレードの上記クリーニングローラ端部
に対応する位置に現像液を捕捉するための溝を設けたこ
とを特徴とするものである。請求項7の発明は、請求項
5の液体画像形成装置において、上記溝が上記送風手段
による送風方向と略同一の角度で、上記クリーニングブ
レード幅方向両端側から中央部側に向けて斜めに傾斜し
ていることを特徴とするものである。請求項8の発明
は、請求項1、2、3、4、5、6または7の液体画像
形成装置において、上記クリーニングブレードおよび上
記クリーニング補助手段が上記像担持体より接離可能で
あり、該クリーニング補助手段を該像担持体から離間さ
せた後に該送風手段による送風を停止させ、送風停止後
に上記クリーニングブレードを該像担持体から離間させ
るようにしたことを特徴とするものである。請求項9の
発明は、請求項8の液体画像形成装置において、上記ク
リーニングブレードを上記像担持体に当接させた後に上
記送風手段による送風を開始させ、送風開始後に該クリ
ーニング補助手段を該像担持体に当接させるようにした
ことを特徴とするものである。請求項10の発明は、請
求項8または9の液体画像形成装置において、上記クリ
ーニングローラが上記感光体への当接前及び離間後の予
め決められた時間回転することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をタンデム型のフル
カラー液体画像形成装置(以下、湿式カラー複写機とい
う)に適用した一実施形態について説明する。図1は本
実施形態に係る湿式カラー複写機の主要部の概略構成図
である。この装置には、それぞれ印字色の異なる画像を
形成する複数の感光体ドラム1(PC1〜PC4)が設
けられている。これらの感光体ドラム1の上方には、中
間転写ベルト2がベルト駆動ローラ3、対向ローラ4、
テンションローラ5および複数本のアイドルローラ6に
張設状態で巻回され、各感光体ドラム1の外周に接触す
るよう設けられている。中間転写ベルト2はポリウレタ
ンゴムなどのゴム層と伸縮し難い芯体で形成され、転写
ローラ7が中間転写ベルト2を間にして感光体ドラム1
に圧接されている。また、感光体ドラム1の下方に露光
装置(図示せず)が設けられている。この露光装置とし
ては、スキャナなどによって色分解された画像情報に対
応する光信号を半導体レーザーから出射させ、そのレー
ザー光を回転駆動されるポリゴンミラーにより感光体ド
ラムに走査するもので、その走査光路中には収束用及び
ポリゴンミラーの面倒れ補正用のレンズやレーザー光を
偏向するミラーなどが配設されているものを用いること
ができる。
【0010】感光体ドラム1のそれぞれの外周には、帯
電チャージャ10、図示しない露光装置、現像ローラ1
1を備え、キャリア液体中にトナーを分散した現像液を
用いて現像する湿式現像ユニット12と、クリーニング
装置14とが配設されている。また、中間転写ベルト2
の張設している対向ローラ4に2次転写ローラ15が圧
接している。更に、装置下部には転写材の転写紙を収納
する給紙カセット(図示せず)と、そこから一枚ずつ間
欠的に引き出す給紙ローラ(図示せず)と、搬送経路に
案内された転写紙を2次転写ローラ15に送り出すレジ
ストローラ16が設けられている。ベルト駆動ローラ3
の上部には、図示省略した定着ローラとプレスローラと
が互いに接して回転自在に設けられ、定着ローラを通過
する転写紙を排紙トレイに排紙する排紙ローラが設けら
れている。
【0011】このような構成においては、各感光体ドラ
ム1にはそれぞれ印字色が異なる画像が形成される。こ
こでは、最左側に位置する感光体ドラムPC1に対する
画像形成プロセスについて説明するが、他の感光体ドラ
ムPC2〜PC4に対する画像形成プロセスは同様の原
理であるので説明を省略する。まず、感光体PC1は回
転中に帯電チャージャ10からの電荷により一様に帯電
される。1色目の印字色に色分解された画像情報に基づ
き露光装置が駆動され、これにより感光体ドラムPC1
に静電潜像が形成される。この静電潜像に湿式現像ユニ
ット12の現像ローラ10より現像液が供給されトナー
像となる。その他の印字色も順次トナー像を形成し、転
写ローラ7により順次中間転写ベルト2上に重ね1次転
写される。
【0012】一方、給紙ローラにより給紙された転写紙
はその先端がレジストローラ16のニップ部に当接した
状態で待機状態に維持され、感光体ドラムPC1の回転
運動に同期して回転するレジストローラよ16より2次
転写ローラ15の2次転写位置に搬送され、中間転写ベ
ルト2のトナー像が転写紙に転写される。画像が重ねて
転写された転写紙は、中間転写ベルト2から分離されて
前記定着ローラとプレスローラとにより搬送される過程
で転写画像が定着され、排紙ローラにより排紙トレイに
排紙される。また、1次転写の都度、感光体ドラムPC
1上に付着した残留現像液は後述するクリーニング装置
14により除去される。また、中間転写ベルト2上に付
着した残留現像液はベルトクリーニングブレード17に
より除去される。ここで、現像液は液体キャリアにトナ
ーを分散させたものであり、液体キャリアの具体例とし
ては、脂肪族炭化水素、シリコーンオイル、天然油、流
動パラフィンなどがあげられる。
【0013】次に、クリーニング装置14について詳し
く説明する。図2は図1で複数示した感光体ドラム1の
ちの1つ、例えば感光体ドラムPC1とそのクリーニン
グ装置14の概略構成を示す断面図である。クリーニン
グ装置22は、クリーニングブレード13と、クリーニ
ングブレード13の上流側に配置されるクリーニング補
助手段としてのフォームローラ80とを備えている。上
記クリーニング補助手段のクリーニングローラ80の幅
は、クリーニングブレード13の幅よりも短い。フォー
ムローラ80及びクリーニングブレード13は、クリー
ニング装置14のケーシング22の感光体ドラムPC1
と対向する側に設けられて開口部よりその先端が感光体
ドラムPC1側に向けて露出している。クリーニングブ
レード13は回転可能な軸21に取り付けられている。
この軸21の一端部には図示しないソレノイドと解除用
バネとが設けられており、クリーニングブレード13を
感光体ドラムPC1に対して所定の圧での当接(図2中
実線の加圧位置)および離間(図2中波線の解除位置)
するよう構成されている。クリーニングブレード13は
加圧位置で感光体上1の残留現像液を掻き取り、掻き取
れた現像液がブレード背面を流れてケーシング22下部
に落下する。フォームローラ80は加圧アーム84に取
り付けられており、感光体ドラム1に対して所定の食い
込み量で当接(図2中実線の当接位置)および離間(図
2中波線の解除位置)することが可能となっている。こ
のフォームローラ80は図示しない駆動手段によって感
光体ドラム1とは逆方向へ回転し、クリーニングブレー
ド13によるクリーニングに先立ち、感光体ドラム1の
表面の残留現像液をクリーニングする。フォームローラ
80は、感光体ドラム1の線速に対して2倍以上にする
ことで、効率よく残留現像液をクリーニングすることが
できる。さらに、ケーシング22内部において、フォー
ムローラ80に当接するよう絞りローラ82を設け、絞
りローラ82でフォームローラ80に蓄積した現像液を
絞る。絞りローラ82には絞りローラクリーニングブレ
ード83が当接されて設けられており、絞りローラ82
から現像液を掻き取り、ケーシング22下部に落下させ
る。ケーシング22の下部には、フォームローラ80及
びクリーニングブレード13により感光体1上から掻き
取られた現像液を回収するオーガ(搬送スクリュー)2
3が設けられている。なお、フォームローラ80が感光
体ドラム1から離間する解除状態では、フォームローラ
80と絞りローラ81とは圧解除する構成となってい
る。
【0014】上記クリーニング装置14において、現像
液のキャリアが揮発性の場合はフォームローラ80内で
の現像液の固形分(トナー)固着を防止のため、フォー
ムローラ80に給液を行なうことが望ましい。また、現
像液のキャリアが非揮発性の場合も、フォームローラ8
0に給液を行なうことで、フォームローラ80内の現像
液の流動性を向上させて、現像液を効率よく回収させる
ことができる。図3(a)は給液手段を設けたフォーム
ローラ80の当接状態をしめす断面図、図3(b)給液
手段を設けたフォームローラ80の解除状態をしめす断
面図である。給液手段は、フォームローラ80の上方に
配置される給液ノズル90と、給液ノズル90からの給
液をフォームローラ80に誘導する液補給ガイド板91
とを備えている。
【0015】さらに、本実施形態のクリーニング装置1
4においては、クリーニングブレード13の両端部から
中央部に向かってエアーを送風する送風手段を設けた。
図4は送風手段の概略構成をしめす斜視図、図5は平面
図である。クリーニングブレード13の両端部の有効画
像範囲外で、フォームローラ80の外側の位置に対向す
るよう、送風手段を構成するエアーノズル25a、25
bが設けられている。エアーノズル25a、25bそれ
ぞれの基端開口部には、エアー配管26の両端開口部が
接続され、別のエアー配管27を介してエアポンプ28
に接続されている。なお、エアーノズル25a、25b
は、クリーニングブレード13の支持部材としての軸2
1に固定され、クリーニングブレード13の感光体ドラ
ム1への接離に同期して感光体ドラム1に対して接離動
作をおこなう。エアーノズル25a、25bの固定方法
に関してはこれに限定されるものでなく、例えばケーシ
ング22等に取り付けてもよい。
【0016】このような構成のクリーニング装置14で
は、画像形成オンまたは感光体ドラム1の回転開始をト
リガーとしてエアポンプ28が作動する。このエアポン
プ28の作動により、エアーノズル25a、25bの送
風口からエアーがクリーニングブレード13両端部から
中央部に向けて吹き付けられる。この吹き付けエアーに
より、クリーニングブレード13で掻き取られてブレー
ド両端部に広がろうとする現像液はブレード中央部に押
しやられ、ブレード背面を流れてケーシング22下部に
落下して回収される。このように、クリーニングブレー
ド13で掻き取られた現像液が、ブレード端部に達する
ことがない。よって、残留現像液がブレード端面より感
光体ドラム1表面に流出し、液リングを形成するおそれ
がない。また、液リング防止のために、クリーニングブ
レード13の長さを長くすることがないので、装置を幅
方向に関して小型にできるというメリットもある。
【0017】エアーノズル25a、25bの送風口から
吹き付けられるエアーは、画像形成中は絶えず必要であ
る。また、画像形成後においても、ある時間は必要であ
る。これは、画像形成中に上記エアーによりブレード中
央部に押しやられた現像液が毛細管現象により両端部ま
で戻ってきてしまうためである。そこで、画像形成後に
おいてもある時間エアーを吹き付ける間に、ブレード先
端エッジ上の現像液はブレード背面に流れていき、エッ
ジ上の現像液の量が減る。現像液の量がある程度以上少
ないと、現像液は表面張力でバランスをとっって安定し
た状態で溜まっており、エアーの吹き付けを停止して
も、端面より流れでることはない。この画像形成後のエ
アーを吹き付け続ける時間は、現像液の粘度、クリーニ
ングブレードの角度等の条件による現像液の回収量によ
りり適宜設定されるものである。
【0018】また、現像液の回収量や粘度により、送風
量の条件は変わってくる。過剰のエアーを吹き付ける
と、揮発性のキャリアでは積極的に揮発させてしまう
し、非揮発性のキャリアでは回収された現像剤を飛散さ
せてしまうおそれがあるので好ましくない。また、画像
形成中は、継続的に残留現像液がクリーニングブレード
13の両端部に広がってくるので、送風量は多くする必
要がある。一方、画像形成後は、画像形成中にクリーニ
ングブレード13によって堰き止められた現像液が広が
ってくるのを抑えるのみなので、送風量は少なくてよ
い。
【0019】また、クリーニングブレード13およびフ
ォームローラ80を常時感光体ドラム1に当接しておく
ことは好ましくない。これは、クリーニングブレード1
3およびフォームローラ80の組成変形や、クリーニン
グブレード13およびフォームローラ80の負荷が集中
的に感光体ドラム1の一部にかかるためである。そこ
で、上述の機構により、クリーニングブレード13およ
びフォームローラ80を接離させる。エアーノズル25
a、25bからの送風は、クリーニングブレード13の
解除動作と同時または少し前のタイミングで停止させる
ことが好ましい。画像形成後ある程度時間が経った時で
も、クリーニングブレード13上には、現像液が溜まっ
ている可能性があり、クリーニングブレード13の解除
により感光体ドラム1上に現像液が付着する可能性があ
る。この際エアーの吹き付けが続いていると、感光体ド
ラム1上に現像液を積極的に付着させることになるため
である。
【0020】ところで、上述のクリーニング装置14に
おいては、フォームローラ80を設けたことにより、フ
ォームローラ80と感光体ドラム1との接触部及びフォ
ームローラ80と絞りローラ82との接触部においてミ
ストが発生する。特に、フォームローラ80と絞りロー
ラ82との接触部においてはミストが多量に発生する。
クリーニング装置14内に空気の流れがなければミスト
はクリーニング装置14のケーシング22内部に留まる
ので問題にはならない。ここで、クリーニング装置の省
スペースの点からは、フォームローラ80とクリーニン
グブレード13は近接する事が望ましい。そこで、上記
クリーニング装置14では、クリーニングブレード13
へのエアーの吹き付けにより発生する気流の影響を、ミ
ストが受けてしまうことは回避しがたい。ミストは、エ
アーの吹き付けにより発生する気流の影響を受け、クリ
ーニング装置14のケーシング22外へ流出し、機内汚
れを引き起こしてしまう。
【0021】この問題を解決するために、絞りローラ8
2とクリーニングブレード13との間を仕切る仕切り板
86を設けた。仕切り板86を設けることで、ミスト発
生位置における、クリーニングブレード13端部へのエ
アー送風による気流の影響ができるだけ少なくなるよう
にしている。また、仕切り板86は、フォームローラ8
2側からの回収される現像液をオーガ22まで誘導する
ガイドとしての機能も果たしている。さらに、仕切り板
86に表面処理を行い、現像液反撥性を有するようにす
る。これにより、現像液と仕切り板86との付着力を弱
め、現像液が仕切り板86上に滞留することなく、速や
かにクリーニング装置下部へ流下するようにして、回収
効率をあげることができる。
【0022】次に、クリーニング装置の変形例について
説明する。図6は変形例のクリーニング装置の送風手段
の概略構成を示す斜視図である。図6にしめすクリーニ
ング装置12は、クリーニングブレード33の上流側に
図2に示すものと同様のフォームローラ(図示省略)を
備えている。また、図7(a)は図7にしめすクリーニ
ング装置12のエアーノズルとエアー配管とをブレード
の軸31に取り付ける前の分解図、図7(b)は取り付
けた後のクリーニングブレード33の断面図である。こ
の変形例では、エアーノズルとエアー配管が直接接続せ
ずに、ブレードの軸31を利用した送風を行っている。
具体的には、図7(a)に示すように、エアーノズル3
5a,35bはその基端開口部をブレードの軸31に設
けた貫通穴39に差込む。また、ブレードの軸21に沿
うように配置したエアー配管36はその両端開口部をエ
アーノズル35a,35bを差込んだ反対側の開口部に
接続する。そして、一方の貫通穴39と連通する軸穴が
ブレードの軸に形成されているとともに、軸穴とエアー
配管36とエアポンプ28とが順次接続され、エアーノ
ズル35a,35bにエアーが送られる。このように、
エアーノズル35a,35bをブレードの軸31を利用
して取り付けたのは、エアーノズル35a,35bの回
転動作時に、エアー配管36の変位量を最小限し、エア
ー配管36との繋ぎ部分の強度確保のためである。ま
た、両貫通穴39間をブレードの軸31に設けた軸方向
穴で連通することで、エアー配管を無くす構成にしても
良い。なお、図6中、40はクリーニングブレード33
の軸を回転させるたものソレノイド、41は解除用バネ
である。
【0023】ここで、上述のクリーニング装置14で
は、クリーニング性能の安定化、長寿命化のために設け
たフォームローラ80の端面からも現像液が流れるよう
になる。フォームローラ80の端面を流れる現像液は、
感光体ドラムPC1の表面を伝ってクリーニングブレー
ド33のフォームローラ80の端部に対応する位置に流
れ込む(図9参照)。このようにフォームローラ80を
設けたことで、クリーニングブレード33端部に局部的
に多量の現像液が流れ込むようになる。このため、液リ
ングがさらに発生しやすい状況となる。
【0024】そこで、図6に示すクリーニング装置で
は、クリーニングブレード33の両端部の有効画像範囲
外で、フォームローラ80の端部に対応する位置に有底
の凹溝34を設けた。図8(a)はクリーニングブレー
ドの凹溝のある部分の拡大図、図8(b)はクリーニン
グブレードの先端エッジ側からみた凹溝とエアーノズル
からのエアー吹き付けポイントとの関係を示す部分拡大
図である。図9は、クリーニング装置の各部材の端部位
置関係との凹溝の位置の説明のための端部拡大図であ
る。この凹溝34は、フォームローラ80の端面よりク
リーニングブレード33に流れ込んだ現像液、及び、ク
リーニングブレード33上を両端部に向かって流れてく
る現像液とをその先端エッジより捕捉するようになって
いる。捕捉された現像液は凹溝34からブレード背面を
経てケーシング22下部に落下して回収される。凹溝3
4は、図8(a)、(b)に示すように、感光体ドラム
1の表面と接離する先端エッジ側が幅広となった略逆台
形形状を呈している。また、先端エッジ側から後端側の
表面に向けて徐々に深さが浅くなって、表面との接合部
はほぼ段差なく接合された構成となっている。また、エ
アーノズル35a,35bのエアー吹き付けポイントは
凹溝34を形成した位置とする。これにより、エアーノ
ズル35a,35bのエアーの吹き付けにより凹溝34
より外側へ流れようとする現像液を積極的に凹溝34に
押し込むことができる。このように、フォームローラ8
0の端部に対応した位置にブレードの溝34を構成するこ
とで効率のよい現像液のトナー回収に繋がり、その位置
にエアーを送風することで更なる効率アップが図れる。
【0025】さらに、凹溝34はエアー吹き付けの方向
と略同一方向で、クリーニングブレード33幅方向両端
側から中央部側に向けて斜めに傾斜するよう構成する。
吹き出したエアーに押しやられる現像液の流れと、流路
としての凹溝34の向きが略同一なものとなるので、効
率のよい現像液の回収がおこなえる。さらに、エアーの
乱流による気流の発生が抑制され、上述のフォームロー
ラ80により発生するミストへの影響を少なくすること
ができる。
【0026】このように、図6に示すクリーニング装置
においても、エアーノズル36a、bの送風口からエア
ーがクリーニングブレード13両端部から中央部に向け
て吹き付けられる。この吹き付けエアーにより、クリー
ニングブレード33の両端部に広がろうとする現像液は
ブレード中央部に押しやられ、ブレード背面を流れてケ
ーシング22下部に落下して回収される。また、凹溝3
4が流れてくる現像液を凹溝34で捕捉してブレード背
面に流す。さらに、現像液が凹溝34から両端部へ向か
って流れていく場合は、エアーノズル36a、bから吹
き付けられるエアーがこれを凹溝34側に押しやり、現
像液が凹溝34から両端部へ向かって流れていくことを
防止する。
【0027】また、本実施形態のようなタンデム方式の
湿式カラー複写機では、中間転写ベルトが用いられてい
る。中間転写ベルト2は、感光体ドラムPC1〜PC4
と接触しているため、感光体ドラムPC1〜PC4上の
液リングの液が中間転写ベルト2に付着する。中間転写
ベルト2の幅をクリーニングブレード13の幅よりも狭
くすれば、中間転写ベルト2への液リングの付着は防止
できる。しかし、湿式カラー複写機では、現像ローラ1
0が当接した部分は、画像範囲以外の地肌部分にもキャ
リア成分は存在する。また、中間転写ベルト2では画像
部分の転写残現像液がベルト上に付着している。このた
め、中間転写ベルト2自体のクリーニングが必要とな
る。この中間転写ベルト2自体のクリーニングからも液
リングが発生する虞があり、逆に感光体ドラムPC1〜
PC4に付着してしまい、混色という問題が発生する。
【0028】この問題を解決するためには、中間転写ベ
ルト幅よりもクリーニングブレード幅を広くすることが
考えられる。しかし、中間転写ベルトのわずかな厚みを
現像液がつたい、ベルトの裏側に廻りこみ、ベルトの搬
送力が低下して、精密なベルト駆動が妨げられる。さら
に、ベルト駆動ローラや感光体ドラムPC1〜PC4を
ベルトに対して短くすることも考えられるが、ベルトに
充分なテンションがかからなくなったり、駆動ローラの
エッジ部分に対応したベルト部分から強度が低下しベル
ト寿命が短くなったりする。
【0029】そこで、図10(a)、(b)に示すよ
う、中間転写ベルト用クリーニングブレード17の両端
部から中央部に向かってエアーを送風する送風手段とし
てのエアーノズル56a、56bを設けてもよい。この
送風手段により、上述の感光体ドラム1のクリーニング
装置14で説明したものと同様の理由で、中間転写ベル
ト2端部の液リングの発生が抑制できる。
【0030】以上述べたように、本実施形態の湿式カラ
ー複写機では、クリーニング性能の安定化、装置の長寿
命化を図る。とともに、液リングの発生を抑え、かぶり
や機内の汚れ、多色機における混色等を防止できる。ま
た、クリーニング補助手段が感光体ドラムPC1に対し
て等速以上の速度で逆方向に回転するフォームローラ8
0と、フォームローラ80に食い込む絞りローラ82
と、絞りローラ82の表面をクリーニングする絞りロー
ラクリーニングブレード83とを備えたものとする。フ
ォームローラ80を感光体ドラムPC1表面に当接させ
ることで、接触圧をあまり高くしなくとも充分なクリー
ニングニップを得ることができる。さらに、フォームロ
ーラ80を感光体ドラム1に対して等速以上の速度で逆
方向に回転することで、広いクリーニングニップでフォ
ームローラ80の細かな発泡状の表面が感光体ドラムP
C1上の残留現像液の一部を掻き取る。このように、負
荷が小さいながらも現像液の一部を除去することがで
き、効率のよいプレクリーニングがおこなえる。さら
に、絞りローラ81、絞りローラクリーニングブレード
82で、フォームローラ80内に溜まる現像液を回収す
ることで、フォームローラ80は常に良好な状態に保た
れ、プレクリーニングの性能を維持することができる。
また、クリーニングブレード13の幅よりもフォームロ
ーラ80の幅が短くなっており、送風手段のエアーノズ
ル25a、bがフォームローラ80の端部より外側のク
リーニングブレード13の幅方向両端部から送風をおこ
なう。上述のクーニング装置14では、現像液がフォー
ムローラ80の端面からも流れ感光体ドラムPC1の表
面を伝ってクリーニングブレード13のフォームローラ
80端部に対応する位置に流れ込む。このようにフォー
ムローラ80を設けたことで、クリーニングブレード1
3端部に局部的に現像液が流れ込み、この現像液による
液リングも発生してしまう。そこで、フォームローラ8
0より現像液が流れ込む位置から送風することで、流れ
込む現像液もクリーニングブレード13の中央部に向か
って押しやり、現像液が両端部へ向かって広がろうとす
ることを阻止する。このようにして、フォームローラ8
0を設けた場合でも、液リングの発生を効率的に防止す
る。また、クリーニングブレード13とフォームローラ
80との間を仕切る仕切り板86を設ける。このクリー
ニング装置14では、フォームローラ80を設けたこと
により、フォームローラ80と感光体ドラム1との接触
部及びフォームローラ80と絞りローラ82との接触部
においてミストが発生する。ミストは、クリーニングブ
レード13へのエアーの吹き付けにより発生する気流の
影響を受けると、クリーニング装置14のケーシング2
2外へ流出し、機内汚れを引き起こしてしまう。そこ
で、仕切り板86を設けることで、ミスト発生位置にお
ける、クリーニングブレード13端部へのエアー送風に
よる気流の影響が少なくなるようにする。また、この仕
切り部材86はフォームローラ80により感光体ドラム
PC1上から回収された現像液をクリーニング装置14
下部へ誘導するガイド板を兼ね、仕切り板86の表面に
發油性を有する材質又はコーティング処理を施す。フォ
ームローラ82側からの回収される現像液を誘導するガ
イド板としての機能も果ねた仕切り板86に表面処理を
行い、現像液反撥性を有するようにする。これにより、
現像液と仕切り板86との付着力を弱め、現像液が仕切
り板86上に滞留することなく、速やかにクリーニング
装置14下部へ流下するようにして、回収効率をあげ
る。また、クリーニングブレード33のフォームローラ
80端部に対応する位置に現像液を捕捉するための有底
の凹溝34を設けた。この凹溝34は、フォームローラ
80の端面よりクリーニングブレード33に流れ込んだ
現像液、及び、クリーニングブレード33上を両端部に
向かって流れてくる現像液とを捕捉する。捕捉された現
像液は凹溝34からブレード背面を経てケーシング22
下部に落下して回収される。また、エアーノズル35
a,35bのエアー吹き付けポイントは凹溝34を形成
した位置なので、エアーの吹き付けにより凹溝34より
外側へ流れようとする現像液を積極的に凹溝34に押し
込む。このように、クリーニングブレード33のフォー
ムローラ80の端部に対応した位置に凹溝34を形成する
ことで効率のよい現像液の回収に繋がり、その位置にエ
アーを送風することで更なる効率アップが図れる。ま
た、凹溝34をエアーノズル35a,35bのエアー吹
き付け方向と略同一の方向で、上記クリーニングブレー
ド幅方向両端側から中央部側に向けて斜めに傾斜させ
る。これにより、吹き出したエアーに押しやられる現像
液の流れと、流路としての凹溝34の向きが略同一なも
のとなるので、効率のよい現像液の回収がおこなえる。
さらに、エアーの乱流による気流の発生が抑制され、フ
ォームローラ80により発生するミストへの影響を少な
くすることができる。ここで、クリーニングブレード1
3およびフォームローラ80は、変形、負荷集中の点か
ら常時感光体ドラム1に当接しておくことは好ましくな
く、接離させることが必要である。そこで、解除時は、
フォームローラ80を感光体ドラムPC1から離間させ
た後に送風を停止させ、送風停止後にクリーニングブレ
ード13を感光体ドラムPC1から離間させる。まずフ
ォームローラ80を解除し、次いでクリーニングブレー
ド13を解除することで、フォームローラ80のニップ
部に溜まった現像液をクリーニングブレード13で回収
することでき、下流側へのトナーの滴下を最小限に押え
ることができる。また、エアーの送風は、画像形成後あ
る程度時間が経った時でも必要である。これは、クリー
ニングブレード13上には、現像液が溜まっている可能
性があり、エアーの送風を停止するとエアーの送風中に
ブレード中央部に押しやられた現像液が毛細管現象によ
り両端部まで戻ってきてしまうためである。一方、クリ
ーニングブレード13を解除時に、エアーの吹き付けが
続いていると、感光体ドラム1上に現像液を付着させる
ことになる。この感光体ドラム1上に現像液を付着防止
するため、クリーニングブレード13の解除前にエアー
の送風を停止する。また、当接時は、クリーニングブレ
ード13を感光体ドラムPC1に当接させた後に送風を
開始させ、送風開始後にフォームローラ80を感光体ド
ラムPC1に当接させる。先にクリーニングブレード1
3を当接させ、エアーを送風し、現像液の端部への流れ
を押えてからフォームローラ80を当接させることで液
リングの発生を抑える。また、フォームローラ80は感
光体ドラムPC1への当接前及び離間後の予め決められ
た時間回転させる。フォームローラ80を回転させるこ
とで、当接前及び離間後においてもフォームローラ80
に当接する絞りローラ82がフォームローラ80の現像
液を絞って回収する。フォームローラ80は良好な状態
に保たれ、当接直後においてもプレクリーニングの性能
を維持しやすい。また、フォームローラ80は絞りロー
ラ82に対して、回転しながら当接するので、スムーズ
な動作が可能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1乃至10の発明によれば、液体
画像形成装置において、クリーニング性能の安定化、装
置の長寿命化を図るともに、液リングの発生を抑え、か
ぶりや機内の汚れ、多色機における混色等を防止できる
液体画像形成装置を提供することができるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る湿式カラー複写機の概略構成
図。
【図2】湿式カラー複写機に採用されるクリーニング装
置の概略構成をしめす断面図。
【図3】(a)給液手段を設けたフォームローラの当接
状態をしめす断面図。 (b)給液手段を設けたフォームローラの解除状態をし
めす断面図。
【図4】クリーニング装置の送風手段の概略構成をしめ
す斜視図。
【図5】クリーニング装置の送風手段の概略構成をしめ
す平面図。
【図6】変形例のクリーニング装置の送風手段の概略構
成を示す斜視図。
【図7】(a)変形例のクリーニング装置のエアーノズ
ルとエアー配管とをブレードの軸に取り付ける前の分解
図。 (b)変形例のクリーニング装置のエアーノズルとエア
ー配管とをブレードの軸に取り付けた後のクリーニング
ブレードの断面図。
【図8】(a)クリーニングブレードの有底の凹溝のあ
る部分の拡大図。 (b)クリーニングブレードの先端エッジ側からみた凹
溝とエアーノズルからのエアー吹き付けポイントとの関
係を示す部分拡大図。
【図9】クリーニング装置の各部材の端部位置関係との
凹溝の位置の説明のための端部拡大図。
【図10】(a)中間転写ベルトのクリーニングブレー
ドに送風手段を設けたものの斜視図。 (b)中間転写ベルトのクリーニングブレードに送風手
段を設けたものの平面図。
【符号の説明】
1(PC1〜PC4) 感光体ドラム 2 中間転写ベルト 3 ベルト駆動ローラ 4 対向ローラ 5 テンションローラ 6 アイドルローラ 7 転写ローラ 10 帯電チャージャ 11 現像ローラ 12 現像ユニット 13 クリーニングブレード 14 クリーニング装置 15 2次転写ローラ 16 レジストローラ 17、33 中間転写ベルト用クリーニングブレード 21、31 軸 22 ケーシング 23 オーガ 25a、25b、35a、35b 送風ノズル 26、27、36 エアー配管 28 エアポンプ 34 凹溝 39 貫通穴 40 ソレノイド 41 解除用バネ 80 フォームローラ 82 絞りローラ 83 絞りローラクリーニングブレード 84 加圧アーム 86 仕切り板 90 給液ノズル 91 液補給ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA39 EA09 EB06 ED27 ED28 EE02 JB14 JB15 JB23 JC07 2H134 GA01 GA06 GB03 HA05 HA07 HA09 HA10 HA11 HA16 HA17 HD06 HD08 HD11 HD18 JC02 KB05 KB07 KB20 KD16 KF03 KG07 KH01 KH15 KJ02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像を担持する像担持体と、該像担持
    体上の静電潜像を現像液を用いて顕像化する湿式現像装
    置と、該像担持体上の顕像を被転写体に転写したのち、
    像担持体上から残留現像液を除去するクリーニング装置
    とを備えた液体画像形成装置において、 上記クリーニング装置として上記像担持体表面に当接す
    るクリーニングブレードと、該クリーニングブレードよ
    りも該像担持体の回転方向上流に配置され、該像担持体
    に対して当接するクリーニング補助手段とを有し、該ク
    リーニングブレードの該像担持体表面への当接部の幅方
    向両端部から中央部に向けてエアーを吹き付ける送風手
    段を備えたことを特徴とする液体画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の液体画像形成装置において、上
    記クリーニング補助手段が上記像担持体に対して等速以
    上の速度で逆方向へ回転する弾性層を有するクリーニン
    グローラと、該クリーニングローラの該像担持体との当
    接部以外の外周部において該弾性層に食い込む絞りロー
    ラと、該絞りローラの表面をクリーニングする絞りロー
    ラクリーニングブレードとを備えたことを特徴とする液
    体画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の液体画像形成装置において、上
    記クリーニングブレードの幅よりも上記クリーニングロ
    ーラの幅が短く、かつ、上記送風手段が該クリーニング
    ローラより外側のクリーニングブレードの幅方向両端部
    から送風するよう構成したことを特徴とする液体画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3の液体画像形成装
    置において、上記クリーニングブレードと上記クリーニ
    ング補助手段との間を仕切る仕切り部材を設けたことを
    特徴とする液体画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4の液体画像形成装置において、上
    記仕切り部材は上記クリーニング補助手段により上記像
    担持体から除去された現像液をクリーニング装置下部へ
    誘導するガイド板を兼ね、該仕切り板の表面に發油性を
    有する材質又はコーティング処理が施されていることを
    特徴とする液体画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項2、3、4または5の液体画像形成
    装置において、上記クリーニングブレードの上記クリー
    ニングローラ端部に対応する位置に現像液を捕捉するた
    めの溝を設けたことを特徴とする液体画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6の液体画像形成装置において、上
    記溝が上記送風手段による送風方向と略同一の方向で、
    上記クリーニングブレード幅方向両端側から中央部側に
    向けて斜めに傾斜していることを特徴とする液体画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6または7の
    液体画像形成装置において、上記クリーニングブレード
    および上記クリーニング補助手段が上記像担持体より接
    離可能であり、該クリーニング補助手段を該像担持体か
    ら離間させた後に該送風手段による送風を停止させ、送
    風停止後に上記クリーニングブレードを該像担持体から
    離間させるようにしたことを特徴とする液体画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8の液体画像形成装置において、上
    記クリーニングブレードを上記像担持体に当接させた後
    に上記送風手段による送風を開始させ、送風開始後に該
    クリーニング補助手段を該像担持体に当接させるように
    したことを特徴とする液体画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9の液体画像形成装置に
    おいて、上記クリーニングローラが上記感光体への当接
    前及び離間後の予め決められた時間回転することを特徴
    とする液体画像形成装置。
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