JP2000338785A - 湿式電子写真装置 - Google Patents
湿式電子写真装置Info
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- JP2000338785A JP2000338785A JP11147755A JP14775599A JP2000338785A JP 2000338785 A JP2000338785 A JP 2000338785A JP 11147755 A JP11147755 A JP 11147755A JP 14775599 A JP14775599 A JP 14775599A JP 2000338785 A JP2000338785 A JP 2000338785A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナーによるフィルターの目詰まりを防止し
て、トナーを有効に使用することができる湿式電子写真
装置を提供することを目的とする 【解決手段】 液体トナー供給部と現像部との間に配設
されたフィルター部３４は、液体トナーの供給路３１か
ら入口部４６を介して流入した液体トナーを濾過した
後、出口部４７を介して再度供給路３１に流出させるた
めのものであり、ケーシング４１と、このケーシング４
１内に配設された筒形状のフィルター４２と、このフィ
ルター４２内に配設されその先端部をフィルター４２の
内壁に当接させた状態で回転する押圧部材５１と、この
押圧部材５１を回転させるためのモータ４５とを備え
る。
て、トナーを有効に使用することができる湿式電子写真
装置を提供することを目的とする 【解決手段】 液体トナー供給部と現像部との間に配設
されたフィルター部３４は、液体トナーの供給路３１か
ら入口部４６を介して流入した液体トナーを濾過した
後、出口部４７を介して再度供給路３１に流出させるた
めのものであり、ケーシング４１と、このケーシング４
１内に配設された筒形状のフィルター４２と、このフィ
ルター４２内に配設されその先端部をフィルター４２の
内壁に当接させた状態で回転する押圧部材５１と、この
押圧部材５１を回転させるためのモータ４５とを備え
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、湿式電子複写機
や湿式電子印刷装置等の湿式電子写真装置に関する。
や湿式電子印刷装置等の湿式電子写真装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような湿式電子写真装置は、感光体
ドラムの外周部に形成された感光体に光ビーム等を照射
して静電潜像を形成し、この感光体を現像部においてト
ナーと非導電性の溶剤とからなる液体トナーと接触さ
せ、トナーを電気泳動により感光体に付着させて現像し
た後、感光体をシートに当接させてトナー像をシートに
転写する構成を有する。
ドラムの外周部に形成された感光体に光ビーム等を照射
して静電潜像を形成し、この感光体を現像部においてト
ナーと非導電性の溶剤とからなる液体トナーと接触さ
せ、トナーを電気泳動により感光体に付着させて現像し
た後、感光体をシートに当接させてトナー像をシートに
転写する構成を有する。
【０００３】このような湿式電子写真装置においては、
感光体に供給された液体トナー中にトナーの凝集物が混
在していると、現像後の画像に地汚れや抜けが発生す
る。このため、このような電子写真装置においては、現
像部に液体トナーを供給するための供給路中に、溶剤の
通過を許容しトナーの通過を阻止するフィルターを設置
し、このフィルターによりトナーの凝集物を濾過する構
成を採用している。
感光体に供給された液体トナー中にトナーの凝集物が混
在していると、現像後の画像に地汚れや抜けが発生す
る。このため、このような電子写真装置においては、現
像部に液体トナーを供給するための供給路中に、溶剤の
通過を許容しトナーの通過を阻止するフィルターを設置
し、このフィルターによりトナーの凝集物を濾過する構
成を採用している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようにトナーの凝
集物をフィルターにより濾過する構成を採用した場合に
おいては、一定時間処理を継続すれば、フィルターにト
ナーの凝集物が付着してフィルターに目詰まりが発生す
る。このため、トナーの凝集物が付着したフィルターを
頻繁に交換または清掃する必要があり、その作業が繁雑
なものとなる。
集物をフィルターにより濾過する構成を採用した場合に
おいては、一定時間処理を継続すれば、フィルターにト
ナーの凝集物が付着してフィルターに目詰まりが発生す
る。このため、トナーの凝集物が付着したフィルターを
頻繁に交換または清掃する必要があり、その作業が繁雑
なものとなる。
【０００５】また、フィルターに付着したトナーの凝集
物は、フィルターの交換または清掃時において廃棄され
るため、高価なトナーが画像の形成に必要とされる以上
に消費されるという問題も生ずる。
物は、フィルターの交換または清掃時において廃棄され
るため、高価なトナーが画像の形成に必要とされる以上
に消費されるという問題も生ずる。
【０００６】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、トナーによるフィルターの目詰まりを
防止して、トナーを有効に使用することができる湿式電
子写真装置を提供することを目的とする。
れたものであり、トナーによるフィルターの目詰まりを
防止して、トナーを有効に使用することができる湿式電
子写真装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、感光体ドラムの外周部に形成された感光体に光ビー
ムを照射して静電潜像を形成し、この感光体をトナーと
非導電性の溶剤とからなる液体トナーと接触させて現像
した後、感光体をシートに当接させてトナー像をシート
に転写する湿式電子写真装置において、感光体ドラムの
外周部に形成された感光体に液体トナーを塗布して現像
する現像部と、前記現像部に液体トナーを供給するため
の供給部と、溶剤の通過を許容しトナーの通過を阻止す
るフィルターと、このフィルターに当接することにより
フィルターに付着したトナーをフィルターに向けて押圧
する押圧部材とを有し、前記供給部から前記現像部に至
る液体トナーの供給路中に配設されたフィルター部とを
備えたことを特徴とする。
は、感光体ドラムの外周部に形成された感光体に光ビー
ムを照射して静電潜像を形成し、この感光体をトナーと
非導電性の溶剤とからなる液体トナーと接触させて現像
した後、感光体をシートに当接させてトナー像をシート
に転写する湿式電子写真装置において、感光体ドラムの
外周部に形成された感光体に液体トナーを塗布して現像
する現像部と、前記現像部に液体トナーを供給するため
の供給部と、溶剤の通過を許容しトナーの通過を阻止す
るフィルターと、このフィルターに当接することにより
フィルターに付着したトナーをフィルターに向けて押圧
する押圧部材とを有し、前記供給部から前記現像部に至
る液体トナーの供給路中に配設されたフィルター部とを
備えたことを特徴とする。
【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、前記フィルターは筒形状を有すると共
に、前記押圧部材はその先端部を前記筒形状のフィルタ
ーの内壁に当接させた状態で回転する回転部材から構成
されている。
の発明において、前記フィルターは筒形状を有すると共
に、前記押圧部材はその先端部を前記筒形状のフィルタ
ーの内壁に当接させた状態で回転する回転部材から構成
されている。
【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項１または
請求項２いずれかに記載の発明において、前記現像部か
ら前記供給部へ液体トナーを回収する液体トナーの回収
路をさらに備えている。
請求項２いずれかに記載の発明において、前記現像部か
ら前記供給部へ液体トナーを回収する液体トナーの回収
路をさらに備えている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図１はこの発明に係る湿式電子
写真装置を模式的に示す概要図である。
面に基づいて説明する。図１はこの発明に係る湿式電子
写真装置を模式的に示す概要図である。
【００１１】この湿式電子写真装置は、その外周部に感
光体が形成された感光体ドラム１１を備える。また、こ
の湿式電子写真装置は、感光体ドラム１１の外周部に形
成された感光体を帯電させるための帯電部１２と、この
感光体に光ビームを照射して静電潜像を形成するための
記録ヘッド１３と、この感光体にトナーと非導電性の溶
剤とからなる液体トナーを供給して現像するための現像
部１４と、感光体に付着した溶剤を除去するためのスク
イージ部１５と、感光体上のトナー像をシート１０に転
写させるための圧胴１９を備えた転写部１６と、感光体
に残存するトナーを除去するための清掃部１７と、感光
体を除電するための除電部１８と、液体トナーを貯留す
る液体トナー供給部２１とを備える。
光体が形成された感光体ドラム１１を備える。また、こ
の湿式電子写真装置は、感光体ドラム１１の外周部に形
成された感光体を帯電させるための帯電部１２と、この
感光体に光ビームを照射して静電潜像を形成するための
記録ヘッド１３と、この感光体にトナーと非導電性の溶
剤とからなる液体トナーを供給して現像するための現像
部１４と、感光体に付着した溶剤を除去するためのスク
イージ部１５と、感光体上のトナー像をシート１０に転
写させるための圧胴１９を備えた転写部１６と、感光体
に残存するトナーを除去するための清掃部１７と、感光
体を除電するための除電部１８と、液体トナーを貯留す
る液体トナー供給部２１とを備える。
【００１２】この湿式電子写真装置においては、図１に
おいて反時計方向に回転する感光体ドラム１１の外周部
に形成された感光体が、先ず、帯電部１２の作用で帯電
する。次に、記録ヘッド１３により、この感光体に光ビ
ームが走査され、感光体に静電潜像が形成される。そし
て、現像部１４において、この静電潜像が形成された感
光体に対して、塗布ローラ２４を使用して液体トナー槽
２５に一時的に貯留された液体トナーを塗布することに
より、トナーの電気泳動で感光体に形成された静電潜像
がトナー像として現像される。
おいて反時計方向に回転する感光体ドラム１１の外周部
に形成された感光体が、先ず、帯電部１２の作用で帯電
する。次に、記録ヘッド１３により、この感光体に光ビ
ームが走査され、感光体に静電潜像が形成される。そし
て、現像部１４において、この静電潜像が形成された感
光体に対して、塗布ローラ２４を使用して液体トナー槽
２５に一時的に貯留された液体トナーを塗布することに
より、トナーの電気泳動で感光体に形成された静電潜像
がトナー像として現像される。
【００１３】続いて、感光体の表面に付着する液体トナ
ーのうちの一部の溶剤がスクイージ部１５のローラ２６
にスクイージされて除去される。そして、溶剤を除去さ
れたトナー像は、転写部１６において、感光体ドラム１
１と当接して回転することによりトナー像をシート１０
に転写させるための圧胴１９の作用により、感光体から
シート１０に転写される。
ーのうちの一部の溶剤がスクイージ部１５のローラ２６
にスクイージされて除去される。そして、溶剤を除去さ
れたトナー像は、転写部１６において、感光体ドラム１
１と当接して回転することによりトナー像をシート１０
に転写させるための圧胴１９の作用により、感光体から
シート１０に転写される。
【００１４】トナー像をシート１０に転写した後の感光
体に残存するトナーは、清掃部１７において、感光体の
表面に供給された溶剤とともにトナーを除去するブレー
ド２８およびスポンジローラ２９の作用により、感光体
の表面から除去される。
体に残存するトナーは、清掃部１７において、感光体の
表面に供給された溶剤とともにトナーを除去するブレー
ド２８およびスポンジローラ２９の作用により、感光体
の表面から除去される。
【００１５】また、上述した現像部１４は、液体トナー
供給部２１における液体トナー供給槽２２から液体トナ
ー槽２５に液体トナーを供給するための液体トナーの供
給路３１、および、液体トナー槽２５から液体トナー供
給槽２２に液体トナーを回収するための液体トナーの回
収路３２を介して、液体トナー供給部２１と接続されて
いる。液体トナーの供給路３１中には、液体トナーの循
環ポンプ３３と、この発明の特徴部分たるフィルター部
３４とが配設されている。
供給部２１における液体トナー供給槽２２から液体トナ
ー槽２５に液体トナーを供給するための液体トナーの供
給路３１、および、液体トナー槽２５から液体トナー供
給槽２２に液体トナーを回収するための液体トナーの回
収路３２を介して、液体トナー供給部２１と接続されて
いる。液体トナーの供給路３１中には、液体トナーの循
環ポンプ３３と、この発明の特徴部分たるフィルター部
３４とが配設されている。
【００１６】液体トナー供給部２１における液体トナー
供給槽２２に貯留された液体トナーは、循環ポンプ３３
の作用により、液体トナーの供給路３１を介して現像部
１４における液体トナー槽２５に送液される。そして、
現像部１４において現像に供されなかった液体トナー
は、液体トナーの回収路３２を介して液体トナー供給槽
２２に回収される。すなわち、液体トナーは、循環ポン
プ３３の作用により、液体トナー供給槽２２、供給路３
１、液体トナー槽２５および回収路３２から構成される
循環路中を循環することになる。
供給槽２２に貯留された液体トナーは、循環ポンプ３３
の作用により、液体トナーの供給路３１を介して現像部
１４における液体トナー槽２５に送液される。そして、
現像部１４において現像に供されなかった液体トナー
は、液体トナーの回収路３２を介して液体トナー供給槽
２２に回収される。すなわち、液体トナーは、循環ポン
プ３３の作用により、液体トナー供給槽２２、供給路３
１、液体トナー槽２５および回収路３２から構成される
循環路中を循環することになる。
【００１７】そして、この循環路を循環する液体トナー
は、以下に説明するフィルター部３４の作用により濾過
される。
は、以下に説明するフィルター部３４の作用により濾過
される。
【００１８】次に、この発明の特徴部分たるフィルター
部３４の構成について説明する。図２はフィルター部３
４を模式的に示す概要図であり、図３はそのフィルター
４２および押圧部材５１を示す平面図である。
部３４の構成について説明する。図２はフィルター部３
４を模式的に示す概要図であり、図３はそのフィルター
４２および押圧部材５１を示す平面図である。
【００１９】このフィルター部３４は、液体トナーの供
給路３１から入口部４６を介して流入した液体トナーを
濾過した後、出口部４７を介して再度供給路３１に流出
させるためのものであり、ケーシング４１と、このケー
シング４１内に配設された筒形状のフィルター４２と、
このフィルター４２内に配設された押圧部材５１と、こ
の押圧部材５１を回転させるためのモータ４５とを備え
る。
給路３１から入口部４６を介して流入した液体トナーを
濾過した後、出口部４７を介して再度供給路３１に流出
させるためのものであり、ケーシング４１と、このケー
シング４１内に配設された筒形状のフィルター４２と、
このフィルター４２内に配設された押圧部材５１と、こ
の押圧部材５１を回転させるためのモータ４５とを備え
る。
【００２０】前記フィルター４２は、筒形状の構成を有
する。このフィルター４２としては、例えば、網状また
は繊維状の部材を使用することができる。また、このフ
ィルター４２として、筒形状に成形された金属メッシュ
等を使用してもよい。
する。このフィルター４２としては、例えば、網状また
は繊維状の部材を使用することができる。また、このフ
ィルター４２として、筒形状に成形された金属メッシュ
等を使用してもよい。
【００２１】前記押圧部材５１は、フィルター４２の内
壁に付着したトナーの凝集物をフィルター４２に向けて
押圧することにより、このトナーの凝集物をトナー粉の
状態としてフィルター４２中を強制的に通過させるため
のものであり、鉛直方向に向けて配設されモータ４５の
駆動により図３に示す反時計方向に回転する回転軸４４
と、この回転軸４４に対して等間隔に配設された湾曲形
状の４枚の羽根部材４３とから構成される。この４枚の
羽根部材４３の先端部は、筒形状のフィルター４２の内
壁に当接する状態となっている。
壁に付着したトナーの凝集物をフィルター４２に向けて
押圧することにより、このトナーの凝集物をトナー粉の
状態としてフィルター４２中を強制的に通過させるため
のものであり、鉛直方向に向けて配設されモータ４５の
駆動により図３に示す反時計方向に回転する回転軸４４
と、この回転軸４４に対して等間隔に配設された湾曲形
状の４枚の羽根部材４３とから構成される。この４枚の
羽根部材４３の先端部は、筒形状のフィルター４２の内
壁に当接する状態となっている。
【００２２】このような構成を有するフィルター部３４
においては、モータ４５の駆動により押圧部材５１が回
転することで、フィルター４２の内壁に付着したトナー
の凝集物が強制的にフィルター４２を通過することにな
る。このため、フィルター４２における目詰まりの発生
を防止することが可能となる。
においては、モータ４５の駆動により押圧部材５１が回
転することで、フィルター４２の内壁に付着したトナー
の凝集物が強制的にフィルター４２を通過することにな
る。このため、フィルター４２における目詰まりの発生
を防止することが可能となる。
【００２３】従って、トナーの凝集物が付着したフィル
ター４２を頻繁に交換または清掃することは不要とな
る。また、フィルター４２に付着したトナーの凝集物が
廃棄されることもないことから、高価なトナーが画像の
形成に必要とされる以上に消費されることを防止するこ
とができる。
ター４２を頻繁に交換または清掃することは不要とな
る。また、フィルター４２に付着したトナーの凝集物が
廃棄されることもないことから、高価なトナーが画像の
形成に必要とされる以上に消費されることを防止するこ
とができる。
【００２４】なお、上述した押圧部材５１としては、図
３に示す湾曲形状を有する羽根部材４３を備える構成の
他、各種の形状や材質を採用したものを使用することが
できる。
３に示す湾曲形状を有する羽根部材４３を備える構成の
他、各種の形状や材質を採用したものを使用することが
できる。
【００２５】図４は他の実施形態に係る押圧部材５２の
構成を示す側面図である。
構成を示す側面図である。
【００２６】この押圧部材５２は、図２および図３に示
す押圧部材５１と同様の回転軸４４と、この回転軸４４
の周囲に植設されたブラシ部材４８とを備える。このブ
ラシ部材４８の材質としては、例えば、金属ワイヤー、
ナイロンまたはフッ素樹脂等を採用することができる。
そして、このブラシ部材４８の先端部は筒形状のフィル
ター４２の内壁に当接する状態となっており、押圧部材
５２の回転に伴って、フィルター４２の内壁に付着した
トナーの凝集物をフィルター４２に向けて押圧する構成
となっている。
す押圧部材５１と同様の回転軸４４と、この回転軸４４
の周囲に植設されたブラシ部材４８とを備える。このブ
ラシ部材４８の材質としては、例えば、金属ワイヤー、
ナイロンまたはフッ素樹脂等を採用することができる。
そして、このブラシ部材４８の先端部は筒形状のフィル
ター４２の内壁に当接する状態となっており、押圧部材
５２の回転に伴って、フィルター４２の内壁に付着した
トナーの凝集物をフィルター４２に向けて押圧する構成
となっている。
【００２７】図５はさらに他の実施形態に係る押圧部材
５３の構成を示す側面図である。
５３の構成を示す側面図である。
【００２８】この押圧部材５３は、図２および図３に示
す押圧部材５１と同様の回転軸４４と、この回転軸４４
の周囲に配設された４枚のへら状部材４９とを備える。
このへら状部材４９の材質としては、例えば、ゴムやウ
レタン等を採用することができる。そして、このへら状
部材４９の先端部は筒形状のフィルター４２の内壁に当
接する状態となっており、押圧部材５３の回転に伴っ
て、フィルター４２の内壁に付着したトナーの凝集物を
フィルター４２に向けて押圧する構成となっている。
す押圧部材５１と同様の回転軸４４と、この回転軸４４
の周囲に配設された４枚のへら状部材４９とを備える。
このへら状部材４９の材質としては、例えば、ゴムやウ
レタン等を採用することができる。そして、このへら状
部材４９の先端部は筒形状のフィルター４２の内壁に当
接する状態となっており、押圧部材５３の回転に伴っ
て、フィルター４２の内壁に付着したトナーの凝集物を
フィルター４２に向けて押圧する構成となっている。
【００２９】なお、上述した実施形態においては、循環
ポンプ３３の作用により、液体トナーを液体トナー供給
槽２２、供給路３１、液体トナー槽２５および回収路３
２から構成される循環路中を循環させ、この循環路を循
環する液体トナーをフィルター部３４の作用により濾過
する構成を採用している。しかしながら、この発明はこ
のような構成に限定されるべきものではない。例えば、
液体トナーを、液体トナーの供給部から現像部１４へ単
純に供給する構成を有する湿式電子写真装置において
も、液体トナーの供給部と現像部１４との間に、上述し
たフィルター部３４を配設することにより、同様の効果
を得ることが可能となる。
ポンプ３３の作用により、液体トナーを液体トナー供給
槽２２、供給路３１、液体トナー槽２５および回収路３
２から構成される循環路中を循環させ、この循環路を循
環する液体トナーをフィルター部３４の作用により濾過
する構成を採用している。しかしながら、この発明はこ
のような構成に限定されるべきものではない。例えば、
液体トナーを、液体トナーの供給部から現像部１４へ単
純に供給する構成を有する湿式電子写真装置において
も、液体トナーの供給部と現像部１４との間に、上述し
たフィルター部３４を配設することにより、同様の効果
を得ることが可能となる。
【００３０】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、溶剤の
通過を許容しトナーの通過を阻止するフィルターと、こ
のフィルターに当接することによりフィルターに付着し
たトナーをフィルターに向けて押圧する押圧部材とを有
するフィルター部を、供給部から現像部に至る液体トナ
ーの供給路中に配設していることから、トナーによるフ
ィルターの目詰まりを防止することができ、トナーを有
効に使用することが可能となる。
通過を許容しトナーの通過を阻止するフィルターと、こ
のフィルターに当接することによりフィルターに付着し
たトナーをフィルターに向けて押圧する押圧部材とを有
するフィルター部を、供給部から現像部に至る液体トナ
ーの供給路中に配設していることから、トナーによるフ
ィルターの目詰まりを防止することができ、トナーを有
効に使用することが可能となる。
【００３１】請求項２に記載の発明によれば、フィルタ
ーが筒形状を有し、押圧部材はその先端部を筒形状のフ
ィルターの内壁に当接させた状態で回転する回転部材か
ら構成されていることから、フィルター４２の内壁に付
着したトナーの凝集物を押圧部材５１の作用により強制
的にフィルターを通過させることができる。このため、
フィルターにおける目詰まりの発生をより効果的に防止
することが可能となる。
ーが筒形状を有し、押圧部材はその先端部を筒形状のフ
ィルターの内壁に当接させた状態で回転する回転部材か
ら構成されていることから、フィルター４２の内壁に付
着したトナーの凝集物を押圧部材５１の作用により強制
的にフィルターを通過させることができる。このため、
フィルターにおける目詰まりの発生をより効果的に防止
することが可能となる。
【００３２】請求項３に記載の発明によれば、現像部か
ら供給部へ液体トナーを回収する液体トナーの回収路を
さらに備えることから、供給部と現像部との間を循環す
る液体トナーを効果的に濾過することが可能となる。
ら供給部へ液体トナーを回収する液体トナーの回収路を
さらに備えることから、供給部と現像部との間を循環す
る液体トナーを効果的に濾過することが可能となる。
【図１】この発明に係る湿式電子写真装置を模式的に示
す概要図である。
す概要図である。
【図２】フィルター部３４を模式的に示す概要図であ
る。
る。
【図３】フィルター４２および押圧部材５１を示す平面
図である。
図である。
【図４】押圧部材５２の構成を示す側面図である。
【図５】押圧部材５３の構成を示す側面図である。
１０ シート １１ 感光体ドラム １２ 帯電部 １３ 記録ヘッド １４ 現像部 １５ スクイージ部 １６ 転写部 １７ 清掃部 １８ 除電部 １９ 圧胴 ２１ 液体トナー供給部 ２２ 液体トナー供給槽 ２４ 塗布ローラ ２５ 液体トナー槽 ３１ 供給路 ３２ 回収路 ３３ 循環ポンプ ３４ フィルター部 ４１ ケーシング ４２ フィルター ４３ 羽根部材 ４４ 回転軸 ４５ モータ ４６ 入口部 ４７ 出口部 ４８ ブラシ部材 ４９ へら状部材 ５１、５２、５３ 押圧部材
Claims (3)
- 【請求項１】 感光体ドラムの外周部に形成された感光
体に光ビームを照射して静電潜像を形成し、この感光体
をトナーと非導電性の溶剤とからなる液体トナーと接触
させて現像した後、感光体をシートに当接させてトナー
像をシートに転写する湿式電子写真装置において、 感光体ドラムの外周部に形成された感光体に液体トナー
を塗布して現像する現像部と、 前記現像部に液体トナーを供給するための供給部と、 溶剤の通過を許容しトナーの通過を阻止するフィルター
と、このフィルターに当接することによりフィルターに
付着したトナーをフィルターに向けて押圧する押圧部材
とを有し、前記供給部から前記現像部に至る液体トナー
の供給路中に配設されたフィルター部と、 を備えたことを特徴とする湿式電子写真装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の湿式電子写真装置にお
いて、 前記フィルターは筒形状を有すると共に、前記押圧部材
はその先端部を前記筒形状のフィルターの内壁に当接さ
せた状態で回転する回転部材から構成される湿式電子写
真装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２いずれかに記載
の湿式電子写真装置において、 前記現像部から前記供給部へ液体トナーを回収する液体
トナーの回収路をさらに備えた湿式電子写真装置。
Priority Applications (1)
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| JP11147755A JP2000338785A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 湿式電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11147755A JP2000338785A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 湿式電子写真装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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