JPH0750779Y2 - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JPH0750779Y2 JPH0750779Y2 JP14425689U JP14425689U JPH0750779Y2 JP H0750779 Y2 JPH0750779 Y2 JP H0750779Y2 JP 14425689 U JP14425689 U JP 14425689U JP 14425689 U JP14425689 U JP 14425689U JP H0750779 Y2 JPH0750779 Y2 JP H0750779Y2
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- cleaning
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,電子写真プロセスを用いる電子写真装置,プ
リンター,ファクシミリ等に装備されるクリーニング装
置に関し,より詳細には,クリーニング装置内に設置さ
れているブレードの破損を防ぎ,ブレードのクリーニン
グ性能を経時的に安定させたクリーニング装置に関す
る。
リンター,ファクシミリ等に装備されるクリーニング装
置に関し,より詳細には,クリーニング装置内に設置さ
れているブレードの破損を防ぎ,ブレードのクリーニン
グ性能を経時的に安定させたクリーニング装置に関す
る。
一般に,画像形成装置,例えば,電子写真装置にあって
は,転写処理後,転写されずに感光体ドラム上に残留す
るトナーに対し次回の複写処理に備えてクリーニング装
置によりクリーニング処理を実行する。
は,転写処理後,転写されずに感光体ドラム上に残留す
るトナーに対し次回の複写処理に備えてクリーニング装
置によりクリーニング処理を実行する。
このクリーニング装置としては,ファーブラシクリーニ
ング方式,ブレードクリーニング方式等があげられる
が,ファーブラシの如き回転ブラシを利用すると感光体
表面に対する負担が小さく,ブレードクリーニング方式
に比較して設置箇所に関する選択の幅が広いため,現
在,クリーニング手段としてファーブラシを用いたもの
が多く提供されている。
ング方式,ブレードクリーニング方式等があげられる
が,ファーブラシの如き回転ブラシを利用すると感光体
表面に対する負担が小さく,ブレードクリーニング方式
に比較して設置箇所に関する選択の幅が広いため,現
在,クリーニング手段としてファーブラシを用いたもの
が多く提供されている。
また,ファーブラシのクリーニング性能(即ち,残留ト
ナーの除去能力)を向上させるため,及び経時における
品質の安定化のため,ファーブラシに導電性繊維を用
い,該ファーブラシの軸にバイアスを印加して,上記残
留トナーを静電的に吸着し,このブラシに吸着したトナ
ーを,より高圧にバイアス印加された回収ローラーに吸
着させ,スクレーパーで掻き落とす方式が提案されてい
る(特開昭62-168190号公報)。
ナーの除去能力)を向上させるため,及び経時における
品質の安定化のため,ファーブラシに導電性繊維を用
い,該ファーブラシの軸にバイアスを印加して,上記残
留トナーを静電的に吸着し,このブラシに吸着したトナ
ーを,より高圧にバイアス印加された回収ローラーに吸
着させ,スクレーパーで掻き落とす方式が提案されてい
る(特開昭62-168190号公報)。
しかし,感光体表面の残留トナーを除去するためにファ
ーブラシを長期にわたり使用すると,ファーブラシの毛
が倒れてしまい,その結果,感光体に対する接触面積の
低下が起こり,或いはファーブラシから回収されずにフ
ァーブラシにトナー,紙粉等が固着してしまうことによ
り,抵抗値が増加し,静電的吸着力が低下することが原
因となって,ファーブラシのクリーニング性能が低下し
てしまうという問題点があった(第5図A,B参照)。
ーブラシを長期にわたり使用すると,ファーブラシの毛
が倒れてしまい,その結果,感光体に対する接触面積の
低下が起こり,或いはファーブラシから回収されずにフ
ァーブラシにトナー,紙粉等が固着してしまうことによ
り,抵抗値が増加し,静電的吸着力が低下することが原
因となって,ファーブラシのクリーニング性能が低下し
てしまうという問題点があった(第5図A,B参照)。
そのため,従来のクリーニング装置にあっては,ファー
ブラシのクリーニング性能の低下を補うために,上記フ
ァーブラシと併用してクリーニングブレードを装備した
クリーニング装置が多く提供されている。即ち,このク
リーニングブレードは,感光体に当接し,ファーブラシ
で回収できなかったトナーや,ファーブラシに一旦回収
後,ファーブラシから除去できなかったトナーが再度感
光体に付着してしまったようなトナーを掻き落とすもの
である。
ブラシのクリーニング性能の低下を補うために,上記フ
ァーブラシと併用してクリーニングブレードを装備した
クリーニング装置が多く提供されている。即ち,このク
リーニングブレードは,感光体に当接し,ファーブラシ
で回収できなかったトナーや,ファーブラシに一旦回収
後,ファーブラシから除去できなかったトナーが再度感
光体に付着してしまったようなトナーを掻き落とすもの
である。
しかしながら,上記のファーブラシとクリーニングブレ
ードを併せて設置したクリーニング装置にあっては,ク
リーニングブレード幅よりも小さなサイズの原稿に対す
る複写処理が継続すると,クリーニングブレードに対す
る入力トナー量(ファーブラシで掻き取れなかったトナ
ー,又はファーブラシにより掻き取られた後,再度感光
体ドラムに付着したトナーのブレード側へ運ばれる量を
意味する)に差ができ,その結果ブレード長手方向にお
いて感光体との摩擦力に差ができる。即ち,原稿幅外に
おけるクリーニングブレードへのトナー入力量は少な
く,その結果感光体との摩擦力が高くなり,反対に,原
稿幅内におけるクリーニングブレードへの入力量は多
く,その結果感光体との摩擦力は小さくなるため,上記
クリーニングブレードの長手方向における感光体との摩
擦力が異なる境目で該クリーニングブレードは捻じれ,
そのエッジ部が破損してクリーニングブレードのクリー
ニング性能が低下するという問題点がある。
ードを併せて設置したクリーニング装置にあっては,ク
リーニングブレード幅よりも小さなサイズの原稿に対す
る複写処理が継続すると,クリーニングブレードに対す
る入力トナー量(ファーブラシで掻き取れなかったトナ
ー,又はファーブラシにより掻き取られた後,再度感光
体ドラムに付着したトナーのブレード側へ運ばれる量を
意味する)に差ができ,その結果ブレード長手方向にお
いて感光体との摩擦力に差ができる。即ち,原稿幅外に
おけるクリーニングブレードへのトナー入力量は少な
く,その結果感光体との摩擦力が高くなり,反対に,原
稿幅内におけるクリーニングブレードへの入力量は多
く,その結果感光体との摩擦力は小さくなるため,上記
クリーニングブレードの長手方向における感光体との摩
擦力が異なる境目で該クリーニングブレードは捻じれ,
そのエッジ部が破損してクリーニングブレードのクリー
ニング性能が低下するという問題点がある。
その結果,第5図Aに示すように,ファーブラシクリー
ニング性能及びブレードクリーニング性能が共に低下す
ることにより,それに伴って総合クリーニング性能が低
下する。
ニング性能及びブレードクリーニング性能が共に低下す
ることにより,それに伴って総合クリーニング性能が低
下する。
本考案は上記に鑑みてなされたものであって,クリーニ
ングブレードと感光体との摩擦力を長手方向に均一化
し,クリーニングブレードの破損を防止してクリーニン
グブレードのクリーニング性能を経時的に安定させるこ
とを目的とする。
ングブレードと感光体との摩擦力を長手方向に均一化
し,クリーニングブレードの破損を防止してクリーニン
グブレードのクリーニング性能を経時的に安定させるこ
とを目的とする。
本考案は上記の目的を達成するため,一連の画像形成処
理終了後,感光体上に残留するトナーを回転ブラシ及び
ブレードによって除去するクリーニング装置において,
前記回転ブラシからトナーを除去する除去部材が,前記
ブレードの全域に対して均等にトナーを供給するように
前記回転ブラシに対するトナー搬送手段を備えたクリー
ニング装置を提供するものである。
理終了後,感光体上に残留するトナーを回転ブラシ及び
ブレードによって除去するクリーニング装置において,
前記回転ブラシからトナーを除去する除去部材が,前記
ブレードの全域に対して均等にトナーを供給するように
前記回転ブラシに対するトナー搬送手段を備えたクリー
ニング装置を提供するものである。
本考案によるクリーニング装置は,感光体表面に残留す
るトナーをファーブラシが掻き取り,ファーブラシ内の
トナーをトナー回収スクリューがファーブラシの長手方
向全域に対して均一に搬送し,クリーニングブレード全
域にトナーが供給できるようにする。
るトナーをファーブラシが掻き取り,ファーブラシ内の
トナーをトナー回収スクリューがファーブラシの長手方
向全域に対して均一に搬送し,クリーニングブレード全
域にトナーが供給できるようにする。
以下、本考案のクリーニング装置を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図は,本考案によるクリーニング装置を感光体ドラ
ムに対して配置した場合の説明図であり,その表面を帯
電チャージャー(図示せず)により帯電し,光学系(図
示せず)による露光により静電潜像を形成し,現像装置
(図示せず)による現像処理により上記静電潜像を現像
し,転写チャージャー(図示せず)により搬送されてき
た転写紙(図示せず)に対してその表面上に形成されて
いる像が転写される感光体ドラム101と,上記転写処理
終了後において,感光体ドラム101の表面における残留
トナーを除去するクリーニング装置102とが設置されて
いる。
ムに対して配置した場合の説明図であり,その表面を帯
電チャージャー(図示せず)により帯電し,光学系(図
示せず)による露光により静電潜像を形成し,現像装置
(図示せず)による現像処理により上記静電潜像を現像
し,転写チャージャー(図示せず)により搬送されてき
た転写紙(図示せず)に対してその表面上に形成されて
いる像が転写される感光体ドラム101と,上記転写処理
終了後において,感光体ドラム101の表面における残留
トナーを除去するクリーニング装置102とが設置されて
いる。
前記クリーニング装置102は,ケーシング103内部に固定
され,クリーニング装置102から後述するファーブラシ1
04により掻き落とされたトナーが下方向に落下するのを
防止する入口シール105と,感光体ドラム101上の残留ト
ナーを,バイアス電源106によりバイアスが印加され,
感光体ドラム101に当接した状態で,回転して吸着除去
する天然または合成繊維毛により構成されるファーブラ
シ104と,バイアス電源107によりバイアスが印加され,
上記ファーブラシ104に回収されたトナーを吸着しつ
つ,搬送するトナー回収スクリュー108と,該トナー回
収スクリュー108に回収されたトナーを掻き落とすスク
レーパ109と,該スクレーパ109により掻き落とされたト
ナーをクリーニング装置102外部へ排出するトナー排出
スクリュー110と,該トナー排出スクリュー110と前記ト
ナー回収スクリュー108とを隔てる中間ケーシング111
と,上記ファーブラシ104を通過したトナーを掻き取る
ためのクリーニングブレード112とから構成されてい
る。
され,クリーニング装置102から後述するファーブラシ1
04により掻き落とされたトナーが下方向に落下するのを
防止する入口シール105と,感光体ドラム101上の残留ト
ナーを,バイアス電源106によりバイアスが印加され,
感光体ドラム101に当接した状態で,回転して吸着除去
する天然または合成繊維毛により構成されるファーブラ
シ104と,バイアス電源107によりバイアスが印加され,
上記ファーブラシ104に回収されたトナーを吸着しつ
つ,搬送するトナー回収スクリュー108と,該トナー回
収スクリュー108に回収されたトナーを掻き落とすスク
レーパ109と,該スクレーパ109により掻き落とされたト
ナーをクリーニング装置102外部へ排出するトナー排出
スクリュー110と,該トナー排出スクリュー110と前記ト
ナー回収スクリュー108とを隔てる中間ケーシング111
と,上記ファーブラシ104を通過したトナーを掻き取る
ためのクリーニングブレード112とから構成されてい
る。
また,上記トナー回収スクリュー108の形状は,第2図
に示すようにらせんスクリュー形状に構成され,特に長
手方向の中心から左右方向にトナーを搬送するように向
きが異なるらせんスクリュー形状に構成されている。こ
こで,201a,201bは,左右のスクレーパ109によりトナー
回収スクリュー108から掻き落とされたトナーをトナー
排出スクリュー110方向へ落下させるためのトナー落下
口である。
に示すようにらせんスクリュー形状に構成され,特に長
手方向の中心から左右方向にトナーを搬送するように向
きが異なるらせんスクリュー形状に構成されている。こ
こで,201a,201bは,左右のスクレーパ109によりトナー
回収スクリュー108から掻き落とされたトナーをトナー
排出スクリュー110方向へ落下させるためのトナー落下
口である。
以上の構成において,その動作を第2図に基づいて説明
する。
する。
ここでは,転写紙の通紙中心とファーブラシ中央が一致
しているとの仮定の下で説明する。
しているとの仮定の下で説明する。
転写処理後,感光体ドラム101上に残留したトナーは,
感光体ドラム101の回転に伴って,クリーニング装置102
内部に搬入される。
感光体ドラム101の回転に伴って,クリーニング装置102
内部に搬入される。
クリーニング装置102内部では,ファーブラシ104が,上
記残留トナーを感光体ドラム101表面から掻き落とし,
該ファーブラシ104によって掻き落とされたトナーは,
通紙中心よりらせん形状の方向が異なる,即ち,搬送方
向を異ならしめるトナー回収スクリュー108により,ク
リーニング装置の手前側と奥側に搬送される。
記残留トナーを感光体ドラム101表面から掻き落とし,
該ファーブラシ104によって掻き落とされたトナーは,
通紙中心よりらせん形状の方向が異なる,即ち,搬送方
向を異ならしめるトナー回収スクリュー108により,ク
リーニング装置の手前側と奥側に搬送される。
その結果,ファーブラシのトナーが多く回収された部分
におけるトナーはトナー回収スクリュー108により吸着
搬送され,ファーブラシ104におけるトナーの少ない箇
所に搬送される。搬送後一部のトナーはファーブラシに
再度吸着する。
におけるトナーはトナー回収スクリュー108により吸着
搬送され,ファーブラシ104におけるトナーの少ない箇
所に搬送される。搬送後一部のトナーはファーブラシに
再度吸着する。
例えば,電子写真装置がA4縦サイズの原稿を等倍で複写
処理を実行した場合,転写処理後,感光体ドラム101に
は,A4サイズ縦幅のトナーが残留し,該感光体ドラム101
をクリーニング装置102がクリーニング処理を行うと
き,ファーブラシ104におけるA4縦幅に対応する部分に
は,大量の残留トナーが吸着され,反対にA4縦幅に対応
しない部分には上記残留トナーが殆ど残留しない。
処理を実行した場合,転写処理後,感光体ドラム101に
は,A4サイズ縦幅のトナーが残留し,該感光体ドラム101
をクリーニング装置102がクリーニング処理を行うと
き,ファーブラシ104におけるA4縦幅に対応する部分に
は,大量の残留トナーが吸着され,反対にA4縦幅に対応
しない部分には上記残留トナーが殆ど残留しない。
そこで,A4縦幅に対応する部分の残留トナーは,上記ト
ナー回収スクリュー108により,A4縦幅に対応しない部分
に搬送され,ファーブラシ104のA4縦幅に対応しない部
分に吸着される。このようにファーブラシ104に吸着し
たトナーは,トナー回収スクリュー108によって完全に
は回収されず,再度感光体ドラム101に吸着してクリー
ニングブレード112方向へ搬送される。
ナー回収スクリュー108により,A4縦幅に対応しない部分
に搬送され,ファーブラシ104のA4縦幅に対応しない部
分に吸着される。このようにファーブラシ104に吸着し
たトナーは,トナー回収スクリュー108によって完全に
は回収されず,再度感光体ドラム101に吸着してクリー
ニングブレード112方向へ搬送される。
その結果,クリーニングブレード112全域に残留トナー
が供給され,該クリーニングブレード112と感光体ドラ
ム101との摩擦力を長手方向に均一化し,クリーニング
ブレード112の破損を防止してクリーニング性能を経時
的に安定させることができる。
が供給され,該クリーニングブレード112と感光体ドラ
ム101との摩擦力を長手方向に均一化し,クリーニング
ブレード112の破損を防止してクリーニング性能を経時
的に安定させることができる。
一方,上記トナー回収スクリュー108により回収,搬送
された残留トナーはスクレーパ109により,トナー落下
口201を介してトナー排出スクリュー110方向に搬送さ
れ,クリーニング装置102外部へ排出される。
された残留トナーはスクレーパ109により,トナー落下
口201を介してトナー排出スクリュー110方向に搬送さ
れ,クリーニング装置102外部へ排出される。
第3図及び第4図は,本考案の第2の実施例を示し,第
1図及び第2図と同一部分は同一符号を用い,その説明
を省略する。
1図及び第2図と同一部分は同一符号を用い,その説明
を省略する。
本考案の第1の実施例にあっては,トナー回収スクリュ
ーとトナー排出スクリューが別個に設置されているが,
第3図に示す本考案の第2の実施例にあっては,上記ト
ナー回収スクリューとトナー排出スクリューが一体的
に,トナー回収兼排出スクリュー301として構成されて
いる。
ーとトナー排出スクリューが別個に設置されているが,
第3図に示す本考案の第2の実施例にあっては,上記ト
ナー回収スクリューとトナー排出スクリューが一体的
に,トナー回収兼排出スクリュー301として構成されて
いる。
このように構成することによってクリーニング装置の小
型化,低コスト化を図ることができる。
型化,低コスト化を図ることができる。
また,第4図は,第3図に示すクリーニング装置を使用
した場合で,且つ,転写紙が端面基準でファーブラシの
中央部と一致しない場合を示している。
した場合で,且つ,転写紙が端面基準でファーブラシの
中央部と一致しない場合を示している。
この実施例にあっては,上記トナー回収兼排出スクリュ
ー301のらせん形状が一方向に向くように形成されてい
るため,換言すると,トナーを一方向に搬送するように
構成されているため,例えば,A4縦幅サイズの原稿を端
面基準で複写した場合,A4縦幅サイズに対応する部分の
ファーブラシ104に残留トナーが多く吸着される。その
後,トナー回収兼排出スクリュー301が第4図中の矢印
方向(トナー搬送方向)に上記吸着トナーを搬送するこ
とにより,ファーブラシ104全域にトナーを搬送するこ
とが可能となる。このようにファーブラシ104に吸着し
たトナーは,トナー回収兼排出スクリュー301によって
完全には回収そして排出されず,ファーブラシ104を介
して再度感光体ドラム101に吸着してクリーニングブレ
ード112方向へ搬送される。
ー301のらせん形状が一方向に向くように形成されてい
るため,換言すると,トナーを一方向に搬送するように
構成されているため,例えば,A4縦幅サイズの原稿を端
面基準で複写した場合,A4縦幅サイズに対応する部分の
ファーブラシ104に残留トナーが多く吸着される。その
後,トナー回収兼排出スクリュー301が第4図中の矢印
方向(トナー搬送方向)に上記吸着トナーを搬送するこ
とにより,ファーブラシ104全域にトナーを搬送するこ
とが可能となる。このようにファーブラシ104に吸着し
たトナーは,トナー回収兼排出スクリュー301によって
完全には回収そして排出されず,ファーブラシ104を介
して再度感光体ドラム101に吸着してクリーニングブレ
ード112方向へ搬送される。
その結果,クリーニングブレード112全域に残留トナー
が供給され,該クリーニングブレード112と感光体ドラ
ム101との摩擦力を長手方向に均一化し,クリーニング
ブレード112の破損を防止してクリーニング性能を経時
的に安定させることができる。
が供給され,該クリーニングブレード112と感光体ドラ
ム101との摩擦力を長手方向に均一化し,クリーニング
ブレード112の破損を防止してクリーニング性能を経時
的に安定させることができる。
以上のように残留トナーを所定方向に搬送できるらせん
形状に構成されたトナー回収スクリュー108(第1の実
施例),トナー回収兼排出スクリュー301(第2の実施
例)をファーブラシ104と当接させることにより,ファ
ーブラシによって除去した感光体ドラム101上の残留ト
ナーが画像の中心部から端部へ,或いは端部から端部へ
搬送され,その一部が感光体ドラム101に吸着された状
態で,クリーニングブレード方向に搬送される。その結
果,ファーブラシ104全域に均等にトナーを供給するこ
とができ,従って,クリーニングブレード112の長手方
向と感光体ドラム101との間に発生する摩擦力は形成画
像の幅,或いは形成画像の位置によらず均一化され,ク
リーニングブレードのエッジ部の破損等によるクリーニ
ング性能の劣化を防止することができる。
形状に構成されたトナー回収スクリュー108(第1の実
施例),トナー回収兼排出スクリュー301(第2の実施
例)をファーブラシ104と当接させることにより,ファ
ーブラシによって除去した感光体ドラム101上の残留ト
ナーが画像の中心部から端部へ,或いは端部から端部へ
搬送され,その一部が感光体ドラム101に吸着された状
態で,クリーニングブレード方向に搬送される。その結
果,ファーブラシ104全域に均等にトナーを供給するこ
とができ,従って,クリーニングブレード112の長手方
向と感光体ドラム101との間に発生する摩擦力は形成画
像の幅,或いは形成画像の位置によらず均一化され,ク
リーニングブレードのエッジ部の破損等によるクリーニ
ング性能の劣化を防止することができる。
即ち,従来のクリーニング装置におけるクリーニング性
能を示したグラフ(第5図A)と比較して,本考案では
第5図Bに示すようにファーブラシクリーニング性能
は,長時間の使用に伴い低下してしまうが,ブレードク
リニング性能が低下せずに,経時的にその性能を維持す
る結果,本考案によるクリーニング装置の総合クリーニ
ング性能は安定している。グラフから判るように従来の
クリーニング装置に対して1.5倍程度,クリーニング性
能が安定することが見込まれている。
能を示したグラフ(第5図A)と比較して,本考案では
第5図Bに示すようにファーブラシクリーニング性能
は,長時間の使用に伴い低下してしまうが,ブレードク
リニング性能が低下せずに,経時的にその性能を維持す
る結果,本考案によるクリーニング装置の総合クリーニ
ング性能は安定している。グラフから判るように従来の
クリーニング装置に対して1.5倍程度,クリーニング性
能が安定することが見込まれている。
尚,第1図に示した実施例にあっては,バイアスを設置
しているが,バイアスを設置せずにトナー回収スクリュ
ーだけでファーブラシのトナーを掻き取り,搬送するよ
うにしてもよい。
しているが,バイアスを設置せずにトナー回収スクリュ
ーだけでファーブラシのトナーを掻き取り,搬送するよ
うにしてもよい。
また,上記実施例にあっては,ファーブラシからトナー
を除去する部材としてスクリューを利用したが,トナー
を所定方向に搬送できれば,らせん状部材であるコイル
或いはらせん状に溝が形成されているローラー等を利用
することも可能である。
を除去する部材としてスクリューを利用したが,トナー
を所定方向に搬送できれば,らせん状部材であるコイル
或いはらせん状に溝が形成されているローラー等を利用
することも可能である。
また,因みに特開昭62-47685号公報,特公昭63-25354号
公報には,目的は異なるが,非画像部或いは紙間の全幅
へトナーを供給するという方式が提案されている。この
方式を本出願の問題点を解決する手段として用いること
も考慮できるが,この方式を採用するとトナーの消費量
が多くなり,コストが高くつくという問題点が発生す
る。
公報には,目的は異なるが,非画像部或いは紙間の全幅
へトナーを供給するという方式が提案されている。この
方式を本出願の問題点を解決する手段として用いること
も考慮できるが,この方式を採用するとトナーの消費量
が多くなり,コストが高くつくという問題点が発生す
る。
以上説明したように,本考案によるクリーニング装置に
よれば一連の画像形成処理終了後,感光体上に残留する
トナーを回転ブラシ及びブレードによって除去するクリ
ーニング装置において,前記回転ブラシからトナーを除
去する除去部材が,前記ブレードの全域に対して均等に
トナーを供給するように前記回転ブラシに対するトナー
搬送手段を備えたため,クリーニングブレードと感光体
との摩擦力を長手方向に均一化し,クリーニングブレー
ドの破損を防止してクリーニングブレードのクリーニン
グ性能を経時的に安定させることができる。
よれば一連の画像形成処理終了後,感光体上に残留する
トナーを回転ブラシ及びブレードによって除去するクリ
ーニング装置において,前記回転ブラシからトナーを除
去する除去部材が,前記ブレードの全域に対して均等に
トナーを供給するように前記回転ブラシに対するトナー
搬送手段を備えたため,クリーニングブレードと感光体
との摩擦力を長手方向に均一化し,クリーニングブレー
ドの破損を防止してクリーニングブレードのクリーニン
グ性能を経時的に安定させることができる。
第1図は本考案によるクリーニング装置の構造を示す説
明図,第2図は第1図におけるクリーニング装置の一部
拡大説明図,第3図は本考案による第2実施例としての
クリーニング装置の構造を示す説明図,第4図は第3図
におけるクリーニング装置の一部拡大説明図,第5図A,
Bは従来のクリーニング装置と本考案によるクリーニン
グ装置のクリーニング性能を比較したグラフである。 符号の説明 101……感光体ドラム 102……クリーニング装置 104……ファーブラシ 108……トナー回収スクリュー 109……スクレーパ 110……トナー排出スクリュー 301……トナー回収兼排出スクリュー
明図,第2図は第1図におけるクリーニング装置の一部
拡大説明図,第3図は本考案による第2実施例としての
クリーニング装置の構造を示す説明図,第4図は第3図
におけるクリーニング装置の一部拡大説明図,第5図A,
Bは従来のクリーニング装置と本考案によるクリーニン
グ装置のクリーニング性能を比較したグラフである。 符号の説明 101……感光体ドラム 102……クリーニング装置 104……ファーブラシ 108……トナー回収スクリュー 109……スクレーパ 110……トナー排出スクリュー 301……トナー回収兼排出スクリュー
Claims (1)
- 【請求項1】一連の画像形成処理終了後,感光体上に残
留するトナーを回転ブラシ及びブレードによって除去す
るクリーニング装置において, 前記回転ブラシからトナーを除去する除去部材が,前記
ブレードの全域に対して均等にトナーを供給するように
前記回転ブラシに対するトナー搬送手段を備えたことを
特徴とするクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14425689U JPH0750779Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14425689U JPH0750779Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | クリーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381969U JPH0381969U (ja) | 1991-08-21 |
JPH0750779Y2 true JPH0750779Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31690979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14425689U Expired - Fee Related JPH0750779Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750779Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4662146B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-03-30 | 桂川電機株式会社 | 現像装置 |
KR102165813B1 (ko) * | 2018-10-12 | 2020-10-14 | 강모제 | 산초 열매 국수 제조방법 |
-
1989
- 1989-12-14 JP JP14425689U patent/JPH0750779Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381969U (ja) | 1991-08-21 |
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