JPH08159288A - シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方法 - Google Patents

シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方法

Info

Publication number
JPH08159288A
JPH08159288A JP6296331A JP29633194A JPH08159288A JP H08159288 A JPH08159288 A JP H08159288A JP 6296331 A JP6296331 A JP 6296331A JP 29633194 A JP29633194 A JP 29633194A JP H08159288 A JPH08159288 A JP H08159288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
molding
sealing
pressing
joint portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6296331A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Sato
佐藤  忍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority to JP6296331A priority Critical patent/JPH08159288A/ja
Priority to DE69518254T priority patent/DE69518254T2/de
Priority to MX9703888A priority patent/MX9703888A/es
Priority to CA002205395A priority patent/CA2205395A1/en
Priority to PCT/US1995/014797 priority patent/WO1996016793A1/en
Priority to EP95942419A priority patent/EP0797501B1/en
Priority to US08/552,911 priority patent/US6056526A/en
Priority claimed from US08/552,911 external-priority patent/US6056526A/en
Publication of JPH08159288A publication Critical patent/JPH08159288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/68Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
    • B29C70/74Moulding material on a relatively small portion of the preformed part, e.g. outsert moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/02Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C43/18Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles incorporating preformed parts or layers, e.g. compression moulding around inserts or for coating articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/30Sealing arrangements characterised by the fastening means
    • B60J10/34Sealing arrangements characterised by the fastening means using adhesives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/04External Ornamental or guard strips; Ornamental inscriptive devices thereon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/06Sealing strips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/26Sealing devices, e.g. packaging for pistons or pipe joints

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数及び作業工数が増加することなくシ
ール材の外表面の形を整えることができる、シール材用
成形部材及びシール方法を提供する。 【構成】 部材の接合部107に生じる凹凸部を覆いか
つ上記接合部を密閉する樹脂にてなるシール材120が
上記接合部に配置された後、上記シール材の外表面12
2を成形するためのシール材用成形部材1において、上
記接合部に沿って延在しかつ少なくとも上記シール材の
外表面を覆いかつ上記外表面に接触することで上記外表
面を成形する成形面11を有する本体部材10と、上記
成形面に対向する本体部材表面12に設けられ上記本体
部材を上記接合部方向へ押圧することで上記成形面を上
記シール材の外表面に押圧する押圧部材50とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの部材の接合部、
例えば自動車のルーフパネル等の外装パネルの接合部、
特には、ルーフパネルの接合により形成された溝である
ルーフ溝の底面にある接合部を、シール材を用いてシー
ルする際にシール後の上記シール材の外表面の形を整え
るためのシール材用成形部材、及び該シール材用成形部
材を使用した上記接合部のシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のルーフパネル等の外装
パネルの接合は、鋲打ち、スポット溶接等の接合方法に
より行われる。かかる外装パネルは、通常下塗り塗装の
前に接合され、下塗り塗装の後に漏水防止のためにシー
ル材によりその接合部がシールされ、その後に接合部も
含めて全体が上塗り塗装される。特に、自動車のルーフ
パネルの接合では、図11及び図12に示す様に、ルー
フ溝105の底部106に接合部107が存在する。よ
って、雨水等の水がルーフ溝105内に溜まりやすく、
接合部107のシールを確実に行う必要がある。尚、ル
ーフ溝105とは、主ルーフパネル101の両縁側に形
成された段落ち部102と、副ルーフパネル103にお
いて主ルーフパネルに接合される側縁に形成された段落
ち部104とが重ね合わされ接合されることにより形成
される溝である。又、図12等においては、主ルーフパ
ネル101の両縁側に形成されるルーフ溝105の内、
片側のルーフ溝105のみを図示している。
【0003】接合部107におけるシールを確実に行う
ために、従来から、接合部107の表面にはシール材が
設けられ接合部107の密閉性を高めている。上記シー
ル材の種類としては、ペースト状であり加熱により硬化
するシール材、又は、棒状あるいはテープ状のものであ
って常温で固体であり加熱により溶融又は軟化し、その
後硬化又は固化するタイプがある。又、上記シール材
は、エポキシ系、ウレタン系、オレフィン系、塩化ビニ
ル系、アクリル系、エチレン酢酸ビニル共重合体系等の
樹脂を含んでなる熱可塑性組成物又は熱硬化性組成物で
ある。上記シール材及び上記シール材を用いたシール方
法に関しては、特開昭54−106548号公報、特開
平3−273975号公報等において開示されている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】ところが、一般に
は、固化又は硬化する前のペースト状のシール材、及
び、溶融又は軟化したシール材は非常に粘稠な液体であ
るため、図13に示す様に、シール材の外表面108は
凹凸状になり易く、接合部107をシールした後におけ
るシール材の外観が悪くなる。また、上記シール材の粘
稠度が比較的低く、シール材の外表面108の凹凸が、
シール材自体の流動によって消失し得るような場合で
も、結局、図14に示す様に、接合部107を示すスポ
ット溶接部の凹部109に対応して、シール材の外表面
108には凹凸110が形成され易い。また、図15に
示す様に、主ルーフパネル101における段落ち部10
2の縁部111と副ルーフパネル103における段落ち
部104との間に隙間112が形成されて、主ルーフパ
ネル101と副ルーフパネル103とが接合される。よ
って、隙間112が凹部となり、該凹部に対応して、や
はりシール材の外表面108は凹凸状になり易い。さら
に、スポット溶接等の接合手段により副ルーフパネル1
03と接合された主ルーフパネル101は、しばしば、
その長手方向に沿って波打っているため、この波打ちに
対応してルーフ溝105に設けられたシール材のシール
後の外観を損なうことも少なくない。
【0005】上述したような、シール後におけるシール
材の外観不良が外部から見えなくさせるために、例えば
図16に示す様に、上記シール材を覆うようにしてルー
フ溝105にルーフモールと呼ばれる装飾用部材113
を取り付ける方法も行われている。しかし、この方法で
は、上記ルーフモールを取り付ける分だけ部品点数及び
作業工数が増加するという問題点がある。また、上記ル
ーフモールはルーフパネルとは別部品であり、ルーフ全
体を同一色とするためには、別途同一塗装を施したルー
フモールを用意するか、又はルーフモールを取り付けた
後に再度上塗り塗装を施すことが必要となり、やはりそ
の分だけ作業工程が増加するという問題点がある。
【0006】本発明は、上述したような問題点を解決す
るためになされたもので、部品点数及び作業工数が増加
することなくシール材の外表面の形を整えることができ
る、シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使
用するシール方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシール材用成形
部材は、2つの部材の接合部に生じる凹凸部を覆いかつ
上記接合部を密閉する樹脂にてなるシール材が上記接合
部の表面に配置された後、上記シール材の外表面を成形
するためのシール材用成形部材において、上記接合部に
沿って延在しかつ少なくとも上記シール材の外表面を覆
いかつ上記外表面に接触して上記シール材の外表面を押
圧することで上記外表面を成形する成形面を備えたこと
を特徴とする。
【0008】又、本発明のシール材用成形部材は、2つ
の部材を接合して大略U字形の断面にてなる溝部を形成
し上記接合部分である接合部が上記溝部の底部に存在す
る場合、上記接合部に生じる凹凸部を覆いかつ上記接合
部を密閉する樹脂にてなるシール材が上記接合部の表面
に配置された後、上記シール材の外表面を成形するため
のシール材用成形部材において、上記溝部に沿って延在
し、かつ上記溝部の延在方向及び深さ方向に直交する上
記溝部の幅方向の大きさにほぼ等しい幅寸法を有し、か
つ上記シール材の外表面を覆い上記外表面に接触して上
記シール材の外表面を押圧することで上記外表面を成形
する成形面を有する上記溝部に嵌合可能な板状体の本体
部材と、上記成形面に対向する本体部材表面に設けられ
る膨張可能な管状体を有し、かつ上記管状体の中空部に
当該管状体を膨張させる流体が注入されることで上記管
状体が膨張し上記溝部の深さ方向に延在する上記溝部の
左右の側壁を上記管状体が押圧した後さらに上記管状体
が膨張することで上記成形面による上記シール材の外表
面への押圧を行う押圧部材と、を備えたことを特徴とす
る。
【0009】又、本発明のシール材用成形部材を使用す
るシール方法は、2つの部材の接合部に生じる凹凸部を
覆いかつ上記接合部を密閉する樹脂にてなるシール材が
上記接合部に配置された後、上記シール材の外表面を成
形するためのシール方法において、上記接合部に沿って
延在しかつ少なくとも上記シール材の外表面を覆いかつ
上記外表面に接触して上記シール材の外表面を押圧する
ことで上記外表面を成形する成形面を備えたシール材用
成形部材の上記成形面を上記シール材の外表面に接触さ
せる、成形部材配置工程と、上記成形部材配置工程の
後、上記成形面を上記シール材の外表面に押圧しつつ上
記シール材を加熱する成形工程と、上記成形工程の後、
上記シール材用成形部材を上記シール材から取り外す取
外工程と、を備えたことを特徴とする。
【0010】又、本発明のシール材用成形部材を使用す
るシール方法は、2つの部材の接合部に生じる凹凸部を
覆いかつ上記接合部を密閉する樹脂にてなるシール材の
外表面を成形する、シール材用成形部材を使用するシー
ル方法において、上記シール材の外表面を押圧すること
で上記外表面を成形する成形面を備えたシール材用成形
部材の上記成形面に上記シール材の外表面を接触させて
上記シール材を取り付けた成形部材付きシール材を準備
する成形部材付きシール材準備工程と、上記成形部材付
きシール材準備工程の後、上記成形部材付きシール材を
上記接合部に配置する成形部材付きシール材配置工程
と、上記成形部材付きシール材配置工程の後、上記成形
面を上記シール材の外表面に押圧しつつ上記シール材を
加熱する成形工程と、上記成形工程の後、上記成形部材
付きシール材を構成する上記シール材用成形部材を上記
シール材から取り外す取外工程と、を備えたことを特徴
とする。
【0011】
【作用】このように構成することで、シール材用成形部
材の成形面は、シール材の外表面を覆いかつ上記外表面
に接触し、接合部が位置する方向へ上記シール材の外表
面を押圧する。よって上記成形面は上記シール材の外表
面を上記成形面の形状に従い成形する。このようにシー
ル材用成形部材は、シール材の外表面の成形を行うよう
に作用する。
【0012】
【実施例】本発明のシール材用成形部材の一実施例につ
いて図を参照しながら以下に説明する。尚、上述した従
来技術の説明にて参照した図をも含み、各図において、
同じ構成部分については同じ符号を付している。又、本
発明のシール方法は、上記実施例におけるシール材用成
形部材を使用することで行われる。
【0013】本実施例におけるシール材用成形部材1
は、図1から図3に示すように、本体部材10,20又
は30と、押圧部材50又は60とから構成される。
又、本実施例では、シール材用成形部材1は、上述した
ルーフ溝105に適用する場合を例とし、ルーフ溝10
5に配置されたシール材の外表面を成形するためのもの
である。図1等に示すように、本体部材10,20,3
0は、細長い帯状の板材であり、その長さLはルーフ溝
105に配置されるシール材の外表面の全面を覆うこと
ができる長さであり、その幅Wは、図4,図7,図9に
示すように、ルーフ溝105に対して本体部材10等が
滑らかに嵌合するように、ほぼルーフ溝105の幅に等
しい大きさである。これは、例えば図6に示すように、
シール材120の中央部の外観のみならずシール材12
0の縁部121における外観をも良くするためである。
尚、2つの部材がルーフ溝105のような溝部を形成す
る接合ではなく、例えば平面上にて重なり接合される場
合には、本体部材10等における上記幅Wの大きさは、
シール材の外表面を覆うことができるような大きさが選
択される。
【0014】又、本体部材10,20,30の材料は、
ステンレス、アルミニウム、マグネシウム合金、銅、鉄
等の金属材料、若しくは、ポリアミド、ポリイミド、ア
クリル、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リエステル、ポリウレタン、テフロン(テフロンはポリ
テトラフロオロエチレンの登録商標)等の樹脂材料を使
用することができる。又、本実施例において使用するシ
ール材120は、従来からのシール材と同様に、例えば
シーリング・オーブンのような通常の加熱手段により加
熱されその後硬化するタイプのものである。よって本体
部材10,20,30の材料としては、上記シーリング
・オーブンにおける加熱温度において、耐熱性を有する
樹脂材料、又は金属材料が好ましい。本体部材10,2
0,30の材料として金属材料を使用する場合には、長
期にわたり使用しても錆が発生しにくいステンレスが好
適である。また、樹脂を使用する場合には、上記シール
材に対して離型性を有し、耐熱性も良好なテフロン(テ
フロンはポリテトラフロオロエチレンの登録商標)等の
フッ素系樹脂が好適である。
【0015】本体部材10において、シール材120の
外表面122に接触し、かつペースト状又は例えば上記
シーリング・オーブンにより加熱され軟化したシール材
120の外表面122を成形する成形面11は、平たん
面11aと、本体部材10の幅方向の端縁部にて平たん
面11aから突出する突部13の外面である傾斜面11
cとから構成される。このような成形面11は、上述し
た外観不良の原因となるシール材120の外表面122
の凹凸を無くし、シール後のシール材120の外表面1
22の形を整えることを可能とする面である。又、平た
ん面11aは、成形後のシール材120の外表面122
を凹凸のない平滑面とし、外表面122の形を整えるこ
とができる。又、傾斜面11cを設けることで、シール
後のシール材120の幅方向の縁部121の外観が良好
となるように、容易に縁部121を成形することができ
る。
【0016】又、成形面11の変形例として、図2に示
すように、本体部材20における成形面21のように円
弧等の滑らかな曲面であってもよく、又、図3に示す本
体部材30における成形面31のように傾斜面11cを
有さない、全面を平面としたものであってもよい。
【0017】尚、突部13、及び図2、図7に示すよう
に本体部材20における両端縁部に位置する突部23
は、成形面11,21がシール材120を押圧すると
き、押圧されるシール材120がルーフ溝105の側壁
に沿って反押圧方向に漏出することを抑制する作用をも
行う。又、本体部材10において平たん面11aの両端
縁部に傾斜面11cを形成することで、図4に示すよう
に、硬化前においてシール材120が棒状でありその幅
寸法がほぼ平たん面11aの幅寸法に等しい場合には、
傾斜面11cにより、本体部材10に対するシール材1
20の位置決めが容易に行え、又、本体部材10に対す
るシール材120の保持が容易に行える。
【0018】又、成形面11,21,31には、文字、
数字、記号又は図案を刻み込んでもよい。文字、数字、
記号又は図案が刻まれた部分は、凹部又は凸部となる。
文字等を刻み込んだ表面は、シール材120の外表面1
22において外観不良の原因となる凹凸を無くし、さら
に、文字、数字、記号又は図案を外表面122に形成
し、シール材120の形を整えることができる。
【0019】又、成形面11等は、シール材120に対
して離型性を有するのが好ましい。これにより、シール
材120の成形後において、成形されたシール材120
の外表面122を傷めることなくシール材用成形部材1
等をシール材120から容易に取り外すことができる。
成形面11等に上記離型性を付与する手段としては、上
述したように本体部材10等の材料を離型性を有するも
のとする他、離型性を有する塗剤を成形面11,21,
31に塗布すること、離型性を有する別の部材、すなわ
ち離型性部材を成形面11,21,31に備え付けるこ
と、又は成形面11,21,31を窒化処理することな
どが挙げられる。とりわけ、離型性を有する塗剤を成形
面11,21,31に塗布すること、又は、上記離型性
部材を成形面11,21,31に備え付けることが、作
業が簡便である理由から好適である。
【0020】又、上述の離型性を有する塗剤としては、
シリコーン系樹脂、シリコーン系ゴム、フッ素系樹脂、
又はフッ素系ゴムのいずれかひとつを少なくとも含む離
型剤が好適である。その理由は、上記塗剤はシール材1
20に含まれる樹脂の種類に拘わらず良好な離型性を発
揮するからである。上記塗剤を成形面11,21,31
に塗布する方法としては、ローラー、スプレー、刷毛等
の通常の塗布手段を用いることができる。上記塗剤の具
体的な例としては、スプレー缶に入った状態で入手可能
なスリーエム(株)社製「金型離型剤 レジンリリー
ス」がある。
【0021】また、上記離型性部材は、上述の塗剤と同
じ理由から、シリコーン系樹脂、シリコーン系ゴム、フ
ッ素系樹脂、又はフッ素系ゴムのいずれかひとつを少な
くとも含んでなるのが好適である。このような離型性部
材は、粘着剤又は接着剤を介して上記成形面11,2
1,31に取り付けることができる。上記離型性部材の
具体的な例としては、スリーエム(株)社製「テフロン
フィルム粘着テープ #5480」(尚、テフロンはポ
リテトラフロオロエチレンの登録商標)がある。
【0022】次に、押圧部材50,60について説明す
る。押圧部材50,60は、図1から図3に示すよう
に、各本体部材10,20,30における各成形面1
1,21,31に対向する各本体部材表面12,22,
32に取り付けられる。接合部107が帯磁可能である
場合、図1及び図2に示すように、押圧部材50は、細
長い板状のプラスチック磁石である。このような押圧部
材50の幅は、本体部材10,20の幅Wより幾分小さ
い寸法を有し、本体部材10,20のほぼ全長にわたり
延在する。あるいは又、押圧部材50は、複数からなる
プラスチック磁石であり、この複数の押圧部材50を本
体部材10,20の長手方向に沿って本体部材表面12
等に所定の間隔を空けて不連続に配置するようにしても
よい。
【0023】このような押圧部材50は、接合部107
と押圧部材50と間に作用する磁力により本体部材1
0,20を接合部107の方向へ押圧する。押圧部材5
0であるプラスチック磁石としては、耐熱性樹脂を含む
ものが好ましい。このようなプラスチック磁石は、本実
施例におけるシール材用成形部材全体を容易に軽量化す
ることができるとともに、加熱と冷却とが繰り返えされ
る状況下で長期にわたって使用してもほとんど形及び寸
法が変化しないので、シール材用成形部材全体の形及び
寸法の変化を防ぐことができる。上記耐熱性樹脂として
は、エポキシ樹脂を含む熱硬化性樹脂、ポリアミド、ポ
リエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド等の耐熱
性の熱可塑性樹脂が好適である。尚、押圧部材50は、
例えば接着剤等にて本体部材10,20の本体部材表面
12,22に取り付けられる。
【0024】又、接合部107がルーフ溝105の底部
に形成されシール材用成形部材がルーフ溝105内に嵌
合されて使用される場合には、図4や図7に示すよう
に、押圧部材50を設けたシール材用成形部材を用いる
ことももちろん可能であるが、図3に示すような押圧部
材60を設けたシール材用成形部材を使用することがで
きる。押圧部材60は、伸縮可能な材料にてなる例えば
管形状の中空部材であり、その両端部は例えば金属製の
蓋板61にて閉じられている。尚、管形状の押圧部材6
0は、本体部材30の幅方向に長径となる楕円形状のも
のがよい。又、少なくとも一方の蓋板61には、両端が
蓋板61にて閉止された押圧部材60の中空部63に例
えば気体等の流体を注入するための注入口(不図示)が
設けられており、該注入口を介して上記中空部63に対
して気体等が注入、排出される。又、上記長径方向に対
応する押圧部材60の幅寸法は、図3に示すように、本
体部材30の幅Wよりわずかに小さく、長さは本体部材
30の全長Lにほぼ等しい。このような押圧部材60
は、例えば接着剤等にて本体部材30の本体部材表面3
2に取り付けられる。
【0025】押圧部材60が取り付けられたシール材用
成形部材3は、図9に示すようにルーフ溝105に嵌合
される。尚、このとき、楕円形状の押圧部材60の長径
部が少なくともルーフ溝105内に位置するのが好まし
い。もし上記長径部がルーフ溝105内に位置しない場
合には、押圧部材60をルーフ溝105内に押し込む操
作又は部材が別途必要となる。次に、図10に示すよう
に、押圧部材60の上記中空部63に気体等が注入され
ることで押圧部材60は膨張し、押圧部材60の上記長
径部に対応した外表面領域62はルーフ溝105の側壁
面101a,103aと接触し、側壁面101a,10
3aを押圧する。このように外表面領域62が側壁面1
01a,103aを押圧することで、外表面領域62と
側壁面101a,103aとの摩擦力によりルーフ溝1
05にはめ込まれたシール材用成形部材3がルーフ溝1
05から抜け出る方向へ移動することが制限される。よ
って、さらに押圧部材60へ気体が注入され押圧部材が
さらに膨張することで、押圧部材60が取り付けられて
いる本体部材30は、ルーフ溝105の底面方向へ押し
下げられ、本体部材30はシール材120を押圧する。
【0026】又、押圧部材60の材料は、好適には耐熱
性ゴムを含む。このような耐熱性ゴムとしては、エチレ
ン−プロピレン−ジエン−メチレンゴム(EPDM)
や、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(ハイパロンと
も呼ばれる)や、ポリシロキサンが基本骨格であるシリ
コーン系ゴムや、6フッ化プロピレン−フッ化ビニリデ
ン共重合体等のフッ素系ゴムが好適である。又、押圧部
材60の内、外表面領域62は、本体部材30がシール
材120を押圧できる程度の摩擦抵抗を有する。押圧部
材60が上述のようなゴム材を含んで形成される場合、
上記摩擦抵抗は容易に得られるが、摩擦抵抗をより高く
する目的で、シール材の加熱温度において粘性を発現す
る、例えば架橋されたポリウレタン等の樹脂にて押圧部
材60の外表面を被覆することが好ましい。
【0027】次に、上述したシール材用成形部材1,
2,3の動作及びシール材成形部材1,2,3とシール
材120を用いて上述のような接合部をシールする方法
について説明する。尚、上述のシール材用成形部材1,
2,3を用いて外装パネルの接合部をシールするために
使用されるシール材120の加熱処理は、上述したシー
リング・オーブンにより行う。又、シール材120は部
分的に又は全体が硬化するタイプのシール材が好まし
い。硬化しないシール材であると、上記外装パネルの上
塗り塗装後の工程である乾燥オーブン工程において、シ
ール材が溶融又は軟化して変形したり、上塗り塗装の塗
膜の硬化に伴う収縮によりシール材にしわが入る等、せ
っかく成形したシール材の外観を損なうおそれがあるか
らである。硬化するタイプのシール材120の具体的な
ものとしては、スリーエム(株)社製「メルトシールテ
ープ E9280」がある。
【0028】また、上述したシール材120は、体積膨
張材を含むのが好ましい。上記体積膨脹材は、上記シー
ル材120の固化又は硬化の際に生じる体積収縮を減殺
する。よって、シール材用成形部材1等の成形面11等
とシール材120の外表面122との間に隙間が生じる
のを防止でき、これらを密着させることができる。よっ
て、シール材120の外表面122を全面に渡り均一に
成形することができる。上記体積膨脹材としては、4,
4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(OB
SH)、アゾジカルボンアミド等の、加熱により分解し
て気体を発生する化合物、又は、炭化水素を内包する熱
膨脹性マイクロカプセルが好適である。上記マイクロカ
プセルの具体的なものとしては、松本油脂(株)社製
「マツモトマイクロスフェアF−80」、ケマノーベル
(株)社製「エクスパンセル DU551」がある。
【0029】接合部107がルーフ溝105の底部に位
置する場合を例にとる。成形工程としては、まず、図4
や図7に示すように、ルーフ溝105内の底部に位置す
る接合部107の上面に上述したシール材120を配置
する。シール材用成形部材1,2,3の内、例えばシー
ル材用成形部材1を例にとると、次に、シール材用成形
部材1の成形面11がシール材120の外表面122に
接触するように、シール材用成形部材1をルーフ溝10
5内へはめ込む。そして、成形面11をシール材120
の外表面122に接触させつつ、成形面11によって該
シール材120が上記接合部107に向かって押圧され
るようにシール材用成形部材1を配置する。シール材用
成形部材1,2の場合、押圧部材50であるプラスチッ
ク磁石と金属材料からなる外装パネルの接合部107と
の間に作用する磁力により本体部材10,20の成形面
11,21はシール材120を接合部107へ押圧す
る。又、シール材用成形部材3の場合には、図9に示す
ように、シール材用成形部材3がルーフ溝105内には
め込まれた後、押圧部材60における中空部63へ例え
ば気体が注入されることによる押圧部材60の膨張によ
り、上述したように本体部材30の成形面31がシール
材120を接合部107へ押圧する。
【0030】さらに、上述の動作により成形面11,2
1,31がシール材120を接合部107へ押圧してい
るとき、シール材120は上記シーリング・オーブンに
て加熱される。よって、ペースト状又は、例えば上記シ
ーリング・オーブンにより加熱され軟化したシール材1
20の外表面122は、図5、図7及び図10に示すよ
うに成形面11,21,31によって成形され、かつシ
ール材120は接合部107の形状に従い成形され接合
部107を密閉する。そしてシール材は、上記加熱によ
りその後硬化してくる。このようにしてシール材120
の外表面122は、接合部107に形成された凹凸が外
表面122に表れることなく、成形面11等の形状に応
じた形状に成形することができる。
【0031】次に、図6、図8に示すように、シール材
用成形部材1等をルーフ溝105から取り外し、シール
材120の外表面122の成形が完了する。尚、シール
材用成形部材3の場合には、押圧部材60の中空部63
から例えば気体を抜いた後、ルーフ溝105からシール
材用成形部材3が取り外される。
【0032】以上説明したように、ペースト状もしくは
固体、棒状のシール材に対してシール材用成形部材の成
形面を上記シール材の外表面に押圧するようにしたこと
から、シール材の外表面は上記成形面の形状に応じて成
形され、接合部に形成された凹凸に対応して上記外表面
に凹凸が表れるのを防止することができる。よって、上
述したルーフモール等の装飾用部材を取り付ける必要も
なくなるので、例えばルーフパネルの組み立て工程にお
ける部品点数及び作業工数を削減することができる。さ
らに、例えば接合部をシールした後、そのシール材の上
から上塗り塗装を施すことにより、ルーフ全体を同一色
の外観とすることが容易にできる。
【0033】尚、上述した説明では、ルーフ溝105に
シール材用成形部材を適用する場合を例としたが、上述
した実施例の内、押圧部材として磁石を用いたタイプの
シール材用成形部材1,2は、ルーフ溝105に適用す
る場合に限られず、平面状の一部分に位置する、凹凸を
有する接合部に設けられたシール材に適用することがで
きる。
【0034】又、上述した実施例では、本体部材10等
には、押圧部材50等を設けた場合を示したが、押圧部
材50等を設けずに本体部材10等の自重にてシール材
を押圧するようにしてもよい。尚、自重にてシール材の
押圧を行うことができるのは、本体部材10等に対して
接合部107が重力方向に位置する場合に限られる。
【0035】又、押圧部材50等を本体部材10等に設
けることで、別設の加圧手段は不要であり、したがって
シール材用成形部材1等の全体重量を軽くすることがで
きる。
【0036】又、上述した説明では、押圧部材50等
は、本体部材10等に取り付けられているが、これに限
らず本体部材と一体的に成形されていてもよい。
【0037】又、上述した説明では、接合部107は例
えば鉄材のような磁気により吸引される材料であった
り、帯磁されている場合を例としたが、例えば接合部が
磁性材料にて形成されていない場合には、接合部におい
てシール材が設けられる接合部表面とは反対側の接合部
の裏面側に例えば永久磁石や電磁石のような帯磁部材を
設けることもできる。
【0038】又、帯磁された押圧部材を設ける代わり
に、上記本体部材を磁石等の帯磁材料にて形成すること
ができる。これにより、上記接合部が帯磁可能である場
合、又は上記接合部の裏面側に帯磁可能部材を配置する
場合に好適に使用される、押圧部材が省略されたシール
材用成形部材を構成することができる。このような場
合、上記本体部材を構成する帯磁材料としては、上述の
ようなプラスチック磁石が好適である。
【0039】又、シール材120の成形及び接合部10
7の密閉は、上述の説明においては、シール材120を
接合部107に配置した後、上記シール材120の外表
面122に例えばシール材用成形部材1の成形面11を
接触させることで行ったが、これに限らず、予め上記成
形面11等にシール材の外表面を接触させて上記成形面
11等にシール材を取り付けた成形部材付きシール材を
準備しておき、上記成形部材付きシール材を接合部10
7に配置して行うこともできる。上記成形部材付きシー
ル材は、シール材の供給元によって準備され、シール材
のユーザに供給される。ユーザは、従来のシール材と同
様に上記成形部材付きシール材を使用することができ
る。よって、ユーザにとっては、シール材を接合部10
7に配置した後シール材の外表面に上記成形面を接触さ
せる工程である成形部材配置工程を省略することがで
き、かつ接合部107のシール後におけるシール材の外
表面の成形も可能なシール方法が提供されることにな
る。さらに、上記成形部材付きシール材は、上記ユーザ
のもとで使用済みとなった上記シール材用成形部材1等
を上記供給元が回収し、回収された上記シール材用成形
部材1等から再び上記成形部材付きシール材を作成しそ
れを再供給するという、上記シール材用成形部材1等の
リサイクル使用方法をも提供する。
【0040】上記成形部材付きシール材は、シール材自
体の粘着性を利用する方法により作成することができ
る。通常のシール材は、i)常温で粘着性がほとんど無
い非粘着タイプと、ii)常温で粘着性を有するが加熱さ
れて溶融して上記接合部をシールした後は硬化して粘着
性を失うタイプとがあり、上記成形部材付きシール材
は、上記ii)のタイプのシール材を使用するのが好まし
く、又、上記ii)のタイプのシール材と上記i)のタイプ
のシール材とを積層して形成したものであってもよい。
【0041】上記非粘着タイプのシール材の場合は、上
記シール材と上記シール材用成形部材の成形面11等と
を接触させた状態で上記シール材の外表面の一部又は全
部を成形面11等に融着させて上記シール材を成形面1
1等に仮接着させる方法により、上記成形部材付きシー
ル材を作成することができる。尚、上記シール材の外表
面の一部又は全部を成形面11等に融着させるには、シ
ール材用成形部材側からの加熱、超音波融着等の融着手
段により行うことができる。又、粘着材を介することで
シール材にシール材用成形部材を取り付けることもでき
る。上記粘着材としては、常温で粘着性を有するが、加
熱溶融されて接合部107をシールした後は硬化して粘
着性を失うものを使用するのが好ましい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のシール材用
成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方
法によれば、シール材用成形部材における成形面は、シ
ール材の外表面を覆い、上記外表面に接触し、接合部が
位置する方向へ押圧されることから、上記成形面は上記
シール材の外表面を上記成形面の形状に従い成形するこ
とができる。したがって、接合部の凹凸に対応して上記
外表面に凹凸が表れるのを防止することができる。よっ
て、上述したルーフモール等の装飾用部材を取り付ける
必要もなくなるので、例えばルーフパネルの組み立て工
程における部品点数及び作業工数を削減することができ
る。又、本発明のシール材用成形部材によれば、大略U
字形の断面にてなる溝部にシール材用成形部材が配置さ
れる場合、管状体を膨張させることで本体部材の成形面
がシール材の外表面を押圧することから、上記成形面は
上記シール材の外表面を上記成形面の形状に従い成形す
ることができる。したがって、接合部の凹凸に対応して
上記外表面に凹凸が表れるのを防止することができる。
よって、上述したルーフモール等の装飾用部材を取り付
ける必要もなくなるので、例えばルーフパネルの組み立
て工程における部品点数及び作業工数を削減することが
できる。又、本発明のシール材用成形部材を使用するシ
ール方法によれば、成形部材付きシール材を使用するこ
とで、シール材を接合部に配置した後シール材の外表面
にシール材用成形部材の成形面を接触させる工程である
成形部材配置工程を省略することができ、かつ接合部の
シール後におけるシール材の外表面の成形も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシール材用成形部材の一実施例にお
ける斜視図である。
【図2】 本発明のシール材用成形部材の他の実施例に
おける斜視図である。
【図3】 本発明のシール材用成形部材の他の実施例に
おける斜視図である。
【図4】 ルーフ溝の底部に接合部が位置する場合であ
って図1に示すシール材用成形部材を上記ルーフ溝に配
置した状態を示す図である。
【図5】 図4に示す状態にて押圧部材がシール材を押
圧しシール材が変形した状態を示す図である。
【図6】 図5に示す状態の後、ルーフ溝からシール材
用成形部材を取り除いた状態を示す図である。
【図7】 ルーフ溝の底部に接合部が位置する場合であ
って図2に示すシール材用成形部材を上記ルーフ溝に配
置した状態にて押圧部材がシール材を押圧しシール材が
変形した状態を示す図である。
【図8】 図7に示す状態の後、ルーフ溝からシール材
用成形部材を取り除いた状態を示す図である。
【図9】 ルーフ溝の底部に接合部が位置する場合であ
って図3に示すシール材用成形部材を上記ルーフ溝に配
置した状態を示す図である。
【図10】 図9に示す状態にて押圧部材がシール材を
押圧しシール材が変形した状態を示す図である。
【図11】 ルーフパネル、ルーフ溝、副ルーフパネル
等の配置を示す斜視図である。
【図12】 ルーフ溝を示す断面図である。
【図13】 ルーフ溝にシール材を配した状態を示す図
である。
【図14】 ルーフ溝における接合部がスポット溶接に
てなる場合であって、ルーフ溝にシール材を配した状態
を示す図である。
【図15】 ルーフ溝にシール材を配した状態を示す図
である。
【図16】 ルーフ溝にルーフモールを取り付けた状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2,3…シール材用成形部材、10,20,30…
本体部材、11,21,31…成形面、12,22,3
2…本体部材表面、50,60…押圧部材、101…主
ルーフパネル、103…副ルーフパネル、105…ルー
フ溝、107…接合部、120…シール材、122…シ
ール材の外表面。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの部材の接合部(107)に生じる
    凹凸部を覆いかつ上記接合部を密閉する樹脂にてなるシ
    ール材(120)が上記接合部の表面に配置された後、
    上記シール材の外表面を成形するためのシール材用成形
    部材(1,2,3)において、 上記接合部に沿って延在しかつ少なくとも上記シール材
    の外表面(122)を覆いかつ上記外表面に接触して上
    記シール材の外表面を押圧することで上記外表面を成形
    する成形面(11,21,31)を備えたことを特徴と
    するシール材用成形部材。
  2. 【請求項2】 上記接合部が帯磁可能であるか、又は上
    記接合部の裏面側に帯磁部材を配置する場合、上記シー
    ル材用成形部材は帯磁材料を含んでなり該帯磁材料の磁
    力により上記押圧が行われる、請求項1記載のシール材
    用成形部材。
  3. 【請求項3】 上記接合部の裏面側に帯磁部材を配置す
    る場合、上記シール材用成形部材は上記帯磁部材にて吸
    引される物質を含み、上記帯磁部材の磁力により上記押
    圧が行われる、請求項1記載のシール材用成形部材。
  4. 【請求項4】 上記シール材用成形部材は、上記成形面
    を有する板状体の本体部材(10,20,30)と、上
    記成形面に対向する本体部材表面(12,22,32)
    に設けられ上記本体部材を上記接合部方向へ押圧するこ
    とで上記成形面を上記シール材の外表面に押圧する押圧
    部材(50,60)とを備えた、請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のシール材用成形部材。
  5. 【請求項5】 上記接合部が帯磁可能であるか、又は上
    記接合部の裏面側に帯磁可能部材を配置する場合、上記
    押圧部材は帯磁されており上記接合部と上記押圧部材と
    の磁力にて上記押圧が行われる、請求項4記載のシール
    材用成形部材。
  6. 【請求項6】 上記2つの部材を接合して大略U字形の
    断面にてなる溝部(105)を形成し上記接合部が上記
    溝部の底部に存在する場合、上記シール材用成形部材は
    上記溝部に沿って延在し、かつ上記溝部の延在方向及び
    深さ方向に直交する上記溝部の幅方向の大きさにほぼ等
    しい幅寸法を有し上記溝部に嵌合可能であり、かつ上記
    幅方向に位置する上記成形面の両縁端部には押圧される
    シール材が上記成形面から上記溝部の反底部方向へ漏出
    するのを抑制するため上記成形面から上記溝部の底部方
    向へ突出する突部(13,23)が上記シール材用成形
    部材の延在方向に沿って形成されている、請求項1ない
    し5のいずれかに記載のシール材用成形部材。
  7. 【請求項7】 2つの部材を接合して大略U字形の断面
    にてなる溝部(105)を形成し上記接合部分である接
    合部(107)が上記溝部の底部に存在する場合、上記
    接合部に生じる凹凸部を覆いかつ上記接合部を密閉する
    樹脂にてなるシール材(120)が上記接合部の表面に
    配置された後、上記シール材の外表面(122)を成形
    するためのシール材用成形部材において、 上記溝部に沿って延在し、かつ上記溝部の延在方向及び
    深さ方向に直交する上記溝部の幅方向の大きさにほぼ等
    しい幅寸法を有し、かつ上記シール材の外表面を覆い上
    記外表面に接触して上記シール材の外表面を押圧するこ
    とで上記外表面を成形する成形面を有する上記溝部に嵌
    合可能な板状体の本体部材(30)と、 上記成形面に対向する本体部材表面に設けられる膨張可
    能な管状体を有し、かつ上記管状体の中空部(63)に
    当該管状体を膨張させる流体が注入されることで上記管
    状体が膨張し上記溝部の深さ方向に延在する上記溝部の
    左右の側壁を上記管状体が押圧した後さらに上記管状体
    が膨張することで上記成形面による上記シール材の外表
    面への押圧を行う押圧部材(60)と、を備えたことを
    特徴とするシール材用成形部材。
  8. 【請求項8】 上記成形面には、上記シール材の成形後
    において上記シール材との剥離を容易にする剥離処理が
    施された、請求項1ないし7のいずれかに記載のシール
    材用成形部材。
  9. 【請求項9】 2つの部材の接合部に生じる凹凸部を覆
    いかつ上記接合部を密閉する樹脂にてなるシール材が上
    記接合部に配置された後、上記シール材の外表面を成形
    する、シール材用成形部材を使用するシール方法におい
    て、 上記接合部に沿って延在しかつ少なくとも上記シール材
    の外表面を覆いかつ上記外表面に接触して上記シール材
    の外表面を押圧することで上記外表面を成形する成形面
    を備えたシール材用成形部材の上記成形面を上記シール
    材の外表面に接触させる、成形部材配置工程と、 上記成形部材配置工程の後、上記成形面を上記シール材
    の外表面に押圧しつつ上記シール材を加熱する成形工程
    と、 上記成形工程の後、上記シール材用成形部材を上記シー
    ル材から取り外す取外工程と、を備えたことを特徴とす
    るシール材用成形部材を使用するシール方法。
  10. 【請求項10】 2つの部材の接合部に生じる凹凸部を
    覆いかつ上記接合部を密閉する樹脂にてなるシール材の
    外表面を成形する、シール材用成形部材を使用するシー
    ル方法において、 上記シール材の外表面を押圧することで上記外表面を成
    形する成形面を備えたシール材用成形部材の上記成形面
    に上記シール材の外表面を接触させて上記シール材を取
    り付けた成形部材付きシール材を準備する成形部材付き
    シール材準備工程と、 上記成形部材付きシール材準備工程の後、上記成形部材
    付きシール材を上記接合部に配置する成形部材付きシー
    ル材配置工程と、 上記成形部材付きシール材配置工程の後、上記成形面を
    上記シール材の外表面に押圧しつつ上記シール材を加熱
    する成形工程と、 上記成形工程の後、上記成形部材付きシール材を構成す
    る上記シール材用成形部材を上記シール材から取り外す
    取外工程と、を備えたことを特徴とするシール材用成形
    部材を使用するシール方法。
JP6296331A 1994-11-30 1994-11-30 シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方法 Pending JPH08159288A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6296331A JPH08159288A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方法
DE69518254T DE69518254T2 (de) 1994-11-30 1995-11-03 Formwerkzeug für ververbindungsmittel und verbindeverfahren unter verwendung des formwerkzeuges
MX9703888A MX9703888A (es) 1994-11-30 1995-11-03 Herramienta de moldeo para sellador y metodo de sellado que usa la herramienta de moldeo.
CA002205395A CA2205395A1 (en) 1994-11-30 1995-11-03 Molding tool for sealant and sealing method using the molding tool
PCT/US1995/014797 WO1996016793A1 (en) 1994-11-30 1995-11-03 Molding tool for sealant and sealing method using the molding tool
EP95942419A EP0797501B1 (en) 1994-11-30 1995-11-03 Molding tool for sealant and sealing method using the molding tool
US08/552,911 US6056526A (en) 1994-11-30 1995-11-03 Molding tool for sealant material

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6296331A JPH08159288A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方法
US08/552,911 US6056526A (en) 1994-11-30 1995-11-03 Molding tool for sealant material

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08159288A true JPH08159288A (ja) 1996-06-21

Family

ID=26560637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6296331A Pending JPH08159288A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0797501B1 (ja)
JP (1) JPH08159288A (ja)
CA (1) CA2205395A1 (ja)
WO (1) WO1996016793A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063251A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Torantekkusu:Kk 車両における防水用キャンバスの取付構造
WO2011001510A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 トヨタ自動車株式会社 ルーフサイド部成形方法及び掻取工具
WO2016063559A1 (ja) * 2014-10-23 2016-04-28 本田技研工業株式会社 シール剤塗布方法、これに用いるシール剤整形装置及びこれにより整形されたシール剤
WO2017033580A1 (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 本田技研工業株式会社 樹脂成形方法及び成形型
JP2019099098A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 車両部材の接合構造

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5939007A (en) * 1994-08-31 1999-08-17 Sikorsky Aircraft Corporation Method for manufacture of a fiber reinforced composite spar for rotary wing aircraft
US5964979A (en) * 1997-08-15 1999-10-12 3M Innovative Properties Company Sealing method and article
FR2792591B1 (fr) * 1999-04-21 2001-07-27 Peugeot Citroen Automobiles Sa Enjoliveur universel, notamment pour vehicule automobile
DE10145230A1 (de) * 2001-09-13 2003-04-24 Karmann Gmbh W Karosserie und Verfahren sowie Vorrichtung zum Füllen einer Fuge bei einer Karosserie
JP4787596B2 (ja) * 2005-10-28 2011-10-05 株式会社ブリヂストン ガスケットの製造方法、及びシール構造
US11511610B2 (en) 2018-11-12 2022-11-29 Shape Corp. Vehicle door carrier with integrated edge seal and method of manufacture

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2677633A (en) * 1950-08-07 1954-05-04 Rohr Aircraft Corp Processes for sealing the seams and joints of structures fabricated of nonporous materials
JPS60237267A (ja) * 1984-05-09 1985-11-26 Suriibondo:Kk 複合成形物の成形方法
US4626391A (en) * 1984-12-24 1986-12-02 General Motors Corporation Method of finishing a body panel joint
EP0416653B2 (en) * 1989-09-08 2002-07-31 Norton Company Method and apparatus for forming a gasket on a surface of an article
MX9301049A (es) * 1992-02-28 1995-01-31 Dow Corning Toray Silicone Metodo de sellado para un cuerpo estructural en forma de recipiente.
JPH1152049A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Nkk Corp 炉内の湯面レベル計測装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063251A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Torantekkusu:Kk 車両における防水用キャンバスの取付構造
WO2011001510A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 トヨタ自動車株式会社 ルーフサイド部成形方法及び掻取工具
WO2016063559A1 (ja) * 2014-10-23 2016-04-28 本田技研工業株式会社 シール剤塗布方法、これに用いるシール剤整形装置及びこれにより整形されたシール剤
JPWO2016063559A1 (ja) * 2014-10-23 2017-04-27 本田技研工業株式会社 シール剤塗布方法及びこれに用いるシール剤整形装置
WO2017033580A1 (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 本田技研工業株式会社 樹脂成形方法及び成形型
JPWO2017033580A1 (ja) * 2015-08-26 2018-02-15 本田技研工業株式会社 樹脂成形方法及び成形型
CN107921675A (zh) * 2015-08-26 2018-04-17 本田技研工业株式会社 树脂成型方法和成型模具
CN107921675B (zh) * 2015-08-26 2020-08-25 本田技研工业株式会社 树脂成型方法和成型模具
JP2019099098A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 車両部材の接合構造

Also Published As

Publication number Publication date
WO1996016793A1 (en) 1996-06-06
EP0797501A1 (en) 1997-10-01
EP0797501B1 (en) 2000-08-02
CA2205395A1 (en) 1996-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6056526A (en) Molding tool for sealant material
JPH08159288A (ja) シール材用成形部材及び該シール材用成形部材を使用するシール方法
AU699209B2 (en) Sealing strip suitable for sealing a hem flange
JP2662488B2 (ja) 自動車用灯具における前面レンズ脚部とシール溝間のシール構造
JP2003509646A5 (ja)
MXPA97003888A (en) Sealing molding tool and sealing method using the molt tool
JPH05212800A (ja) 接着層を有する成形部材
JP2001515422A (ja) 部材と構成要素との結合を形成する方法
JP3383343B2 (ja) 粘着テープ貼付治具
JP3135167B2 (ja) コンクリート成形用型枠
JP4229247B2 (ja) ルーフモール及びその塗装方法
JP2803332B2 (ja) 溝型枠材とガラスとの接着方法
JPS6044073A (ja) シ−ラント剤の塗布方法とその装置
JPS5822926Y2 (ja) 封口片部を備えた袋体
JPH10317519A (ja) 目地シール材
JPS62271726A (ja) プラスチックによる接着方法
CA2156037A1 (en) Sealing strip suitable for sealing a hem flange
JP2009221399A (ja) 接着部材の接着方法
JP2003165342A (ja) ウエザストリップの製造方法
JPS6138708Y2 (ja)
JP4219008B2 (ja) ルーフモールの取付け方法
DE10336864A1 (de) Dichtung, insbesondere zum Abdichten der karosserie eines Kraftfahrzeugs
JPS6049579B2 (ja) パツキンの取付方法
JPH09314037A (ja) 塗装用シートおよび塗装方法
JPH09226624A (ja) 車両ルーフ部の接合構造及びその接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040706