JPH0815846B2 - 貨物自動車用屋根 - Google Patents

貨物自動車用屋根

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JPH0815846B2
JPH0815846B2 JP27162093A JP27162093A JPH0815846B2 JP H0815846 B2 JPH0815846 B2 JP H0815846B2 JP 27162093 A JP27162093 A JP 27162093A JP 27162093 A JP27162093 A JP 27162093A JP H0815846 B2 JPH0815846 B2 JP H0815846B2
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JP
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roof
groove portion
sheet
rear direction
round groove
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JP27162093A
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Inventor
喜義 那須
Original Assignee
株式会社メイダイ
丸安株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貨物自動車用屋根に係
り、特に荷台上で開閉自在に支持されて側面に開放する
ウイング開閉扉の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、側面に開放するウイング開閉
扉を貨物自動車の荷台上で開閉自在に支持する構成とし
て、荷台の前後部位に立設された門型フレームの横梁の
略中央部位間を接合した骨格支持部である支持体に対し
てウイング開閉扉を回動自在に支持する構成の貨物自動
車用屋根が種々提案されている。
【0003】そして、貨物自動車用屋根を軽量かつ安価
に構成するために、所定の型材である角パイプ材料、ア
ングル材等を用いて屋根の骨格部分を製造しておき、こ
の骨格部分に防水処理を施した布製シートを被せる構成
の貨物自動車用屋根が各種提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の貨物自動車用屋根は、いづれも天井部分と側面部
分を含む骨格部分全体を布製シートを用いて覆うもので
あったことから、シートの取り付け作業には多くの人手
を要するものであった。また、シートには車両走行中に
おいて種々の外力が作用して、例えば骨格体の屋根部分
から側面部分にかけて連続する角部分にシート破れが発
生し易くなったり、また走行風によるバタツキ等が発生
する等の問題点が指摘されている。
【0005】そこで、このようなバタツキ等の発生を防
止するために、骨格体に対してシートを引っ張るように
して設けることになるが、この場合には骨格体のシルエ
ットが外観上に現れることになるので、商品価値を損な
うことにもなる。しかも、車両が高速走行中において発
生する負圧発生部位においては、シートが荷物室内に吸
引されることから、骨格体のシルエットが外観上に現れ
ることになり、いずれにしても商品価値を損なうもので
ある。
【0006】したがって、本発明の貨物自動車用屋根
は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、骨格体の屋根部分から側面部分にか
けて連続する角部分にシート破れが発生せず、かつ走行
風によるバタツキ等が発生することなく、しかも骨格体
のシルエットが外観上に現れないようにして商品価値を
損なうことの無い貨物自動車用屋根を提供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明によれば、側面に開放する
ウイング開閉扉を荷台上で開閉自在に支持するために、
前記荷台の略中央部位かつ所定高さ位置において前後方
向に配設される支持体に対して前記ウイング開閉扉を回
動自在に支持して構成される貨物自動車用屋根におい
て、前記ウイング開閉扉を、前記開閉自在に支持される
骨格体と、側方に開口した第1の丸溝部と第2の丸溝部
を前後方向に沿うように連続形成するとともに、前記第
1の丸溝部が屋根部分に位置し、前記第2の丸溝部が側
面部分に位置するように、前記骨格体の屋根部分から側
面部分にかけて連続する角部分において対称に設けられ
る角部型部材と、側方に開口した第3の丸溝部を前後方
向に沿うように連続形成するとともに、前記骨格体の両
側面縁部の前後方向に沿うように設けられる縁部型部材
と、前記第1の丸溝部に対して棒部材が圧入されて張設
される所定長さの屋根シートと、前記第2の丸溝部に対
して棒部材が圧入されて上方縁部が固定されるととも
に、第3の丸溝部に対して棒部材が緩挿されて下方縁部
を絞り込み可能に張設される側面シートとから構成して
いる。
【0008】また、好ましくは、前記角部型部材と、前
記縁部型部材はアルミ成形加工品である例えばアルミ押
し出し加工により形成されている。そして、前記屋根シ
ートと、前記側面シートの双方またはいづれかはフッソ
系材料からなるか、その外観面に特殊防水表面処理が施
されている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、骨格体の屋根部分から側
面部分にかけて連続する角部分において対称に設けられ
る角部型部材と、骨格体の両側面縁部の前後方向に沿う
ように設けられる縁部型部材に夫々形成された丸溝部に
おいて屋根シートと側面シートの縁部が張設された状態
が保持されることから、シートには引っ張り力以外の外
力が作用せず、また骨格のシルエットが外観上に現れず
商品価値を高めるようにできる、またシートの取り付け
作業を簡単にできるようにする。
【0010】
【実施例】以下に本発明の好適な各実施例につき図面を
参照して説明する。図1は以下説明の各実施例に共通な
側面に開放するウイング開閉扉を備えた貨物自動車を左
斜め後方から見た外観斜視図である。本図において、貨
物自動車1の荷台2上でおいて図中の破線で示した左右
ウイング扉6、7を側面において開閉自在に設けるため
に、荷台2の前後部位に立設された門型フレーム3、4
の横梁の略中央部位間において破線図示の骨格部材5が
設けられており、左右ウイング扉6、7の支持体として
機能するように回動自在に支持している。この骨格部材
5は、ウイング扉が特に図示のような開状態になってい
る際に、ウイング扉の全重量が作用することから強度を
十分に確保する一方、その製造工程において、上方にや
や山なりになるように所定のピッチで骨格支持部材の上
下面を溶接乃至点溶接しておき、荷台上の門型アーチ部
材間において溶接、ボルト接合するように構成して、ウ
イング扉を取り付けた状態では、ウイング開閉扉の重量
が骨格支持部材に作用するようにして地表に対して略平
行になるように構成されている。
【0011】一方、荷台2の前後方向に沿う両側面の縁
部には、下方に向けて回動自在に支持されている煽8が
設けられており、荷台2上の荷物の積み降ろし作業を容
易にできるように構成されているが、煽8を設けない場
合にも適用できる。次に、図2は第1実施例を示す横断
面図である。本図において、支持骨格部材5にはその両
側面部位から回動支持部材19が突出するように溶接接
合されている。 本図において、側面に開放するウイン
グ開閉扉を荷台上で開閉自在に支持するために、ウイン
グ開閉扉の左右フレーム部17R、17Lの前後方向に
沿う縁部には回動部18R、18Lが形成されており、
これらを回動支持部材19において回動自在に支持して
支持骨格部材5に対して矢印方向に開閉するように構成
されており、上述の右ウイング扉6、左ウイング扉7の
夫々の骨格部分が設けられている。
【0012】このように開閉自在に支持される左右フレ
ーム部17R、17Lの屋根部分から側面部分であって
所定の半径Rの円弧部をなす角部分には、左右の角部型
部材14R、14Lがリベット9を用いて固定されてい
る。この角部型部材14R、14Lには、図示のように
側方に開口した第1の丸溝部15と第2の丸溝部16と
が前後方向に沿うように連続形成されており、この内、
第1の丸溝部15が上述の支持骨格部材5を左右対称に
して対向するように左右フレーム部17R、17Lの屋
根部分において設けられている。そして、これらの第1
の丸溝部15内には、屋根シート20の両縁部を図示の
ように第1の丸溝部15の内周面に沿うようにしてから
丸棒21を図面の表裏方向に圧入することで固定するこ
とで、屋根シート20が固定されている。このように屋
根シート20を第1の丸溝部15内に固定するために、
屋根シート20の幅寸法Wは左右フレーム部17R、1
7Lが閉じた状態において、屋根部分がタルまなくなる
寸法に設定されており、なおかつ屋根シート20の縁部
を袋状にミシンかけしている場合もある。
【0013】一方、角部型部材14R、14Lには、さ
らに、第2の丸溝部16が左右フレーム部17R、17
Lの側面部分に位置するように形成されており、この丸
溝部16において、側面シートの上端部分を固定保持し
ている。図3は、左ウイング扉7を煽8(図中、二点鎖
線で図示された)に対して閉じるようにした横断面図で
ある。本図において、左フレーム部17Lの下方には、
上方に開口した第3の丸溝部26を連続形成した縁部型
部材25Lが固定されており、この丸溝部26と上述し
た第2の丸溝部16との間で、側面シート24が張設さ
れている。この側面シート24をたるみなく張設するた
めに、先ず、側面シート24の上端が第2の丸溝部16
内に圧入される棒体22により固定されてから、第3の
丸溝部26に対して棒部材23が緩く緩挿されてから、
側面シート24の下方縁部24aを矢印H方向に引くこ
とで、たるみを除去する。この後に、図4に図示のよう
に、下方縁部24aを矢印Kの方向に引く状態を保持し
て、縁部型部材25L−1の外周面に沿うようにしてか
ら、クリップ28を用いて固定する。以上のようにし
て、側面シート24のたるみを防止して取り付ける。
【0014】さらに、左右の縁部型部材25L、25R
には煽8の外観面と上端面を防水するウエザーストリッ
プ27が挿入固定されており、ウイング扉の閉状態にお
いて防水ができるようにしている。次に、図5は第2実
施例を示す横断面図である。本図において、既に説明の
共通部分については符号を付して説明を割愛して、相違
部分についてのみ述べると、側面シート24の下方縁部
24aには、鳩目などにより補強された孔部24egが
所定ピッチで穿設されており、これらの孔部24eに対
してロープ31を千鳥状に通過させた後に、フレーム1
7から前後方向に設けられた横ビーム17Eにおいて、
ロープ31を固定するようにして、側面シート24の端
部を固定している。以上の構成においても、側面シート
を張設することができる。
【0015】尚、上述の型部材はアルミ押し出し加工に
より形成することが一般的であるが、合成樹脂材料乃至
その他の金属材料を用いても良い。また、屋根シート2
0と側面シート24はフッソ系材料による表面処理が施
されているものを用いることで、耐久性がより向上で
き、また外観上からはアルミパネル製のものと遜色ない
ものにすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
骨格体の屋根部分から側面部分にかけて連続する角部分
にシート破れが発生せず、かつ走行風によるバタツキ等
が発生することなく、しかも骨格体のシルエットが外観
上に現れないようにして商品価値を損なうことの無い貨
物自動車用屋根を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施例に共通な側面に開放するウイング開閉
扉を備えた貨物自動車を左斜め後方から見た外観斜視図
である。
【図2】第1実施例の屋根部分の構成を示す横断面図で
ある。
【図3】第1実施例の側面部分の構成を示す横断面図で
ある。
【図4】第1実施例の側面部分の取り付け状態を示す横
断面図である。
【図5】第2実施例の側面部分の構成を示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 貨物自動車、 2 荷台、 5 骨格部材、 14R、14L 角部型部材、 15 第1の丸溝部、 16 第2の丸溝部、 20 屋根シート、 24 側面シート、 25R、14L 縁部型部材、 26 第3の丸溝部、 28 クリップである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に開放するウイング開閉扉を荷台上
    で開閉自在に支持するために、前記荷台の略中央部位か
    つ所定高さ位置において前後方向に配設される支持体に
    対して前記ウイング開閉扉を回動自在に支持して構成さ
    れる貨物自動車用屋根において、 前記ウイング開閉扉を、 前記開閉自在に支持される骨格体と、 側方に開口した第1の丸溝部と第2の丸溝部を前後方向
    に沿うように連続形成するとともに、前記第1の丸溝部
    が屋根部分に位置し、前記第2の丸溝部が側面部分に位
    置するように、前記骨格体の屋根部分から側面部分にか
    けて連続する角部分において対称に設けられる角部型部
    材と、 側方に開口した第3の丸溝部を前後方向に沿うように連
    続形成するとともに、前記骨格体の両側面縁部の前後方
    向に沿うように設けられる縁部型部材と、 前記第1の丸溝部に対して棒部材が圧入されて張設され
    る所定長さの屋根シートと、 前記第2の丸溝部に対して棒部材が圧入されて上方縁部
    が固定されるとともに、第3の丸溝部に対して棒部材が
    緩挿されて下方縁部を絞り込み可能に張設される側面シ
    ートとから構成することを特徴とする貨物自動車用屋
    根。
  2. 【請求項2】 前記角部型部材と、前記縁部型部材はア
    ルミ成形加工品からなることを特徴とする請求項1に記
    載の貨物自動車用屋根。
  3. 【請求項3】 前記屋根シートと、前記側面シートの双
    方または一方はフッ素材料からなることを特徴とする請
    求項1に記載の貨物自動車用屋根。
JP27162093A 1993-10-29 1993-10-29 貨物自動車用屋根 Expired - Lifetime JPH0815846B2 (ja)

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JPH07117482A JPH07117482A (ja) 1995-05-09
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