JPH081560U - 移動式クレーン - Google Patents
移動式クレーンInfo
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- JPH081560U JPH081560U JP003051U JP305196U JPH081560U JP H081560 U JPH081560 U JP H081560U JP 003051 U JP003051 U JP 003051U JP 305196 U JP305196 U JP 305196U JP H081560 U JPH081560 U JP H081560U
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- mobile crane
- boom support
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、重心位置を低くし、走行移動時の
安定性を確保した移動式クレーンに関するものである。
従来のこの種の移動式クレーンは、ウインチ装置11を
伸縮ブーム6の基端ブーム6aの基端部上側に配置して
いたため、移動式クレーンの重心が高くなるという問題
があった。この考案は、このような問題点を解決した移
動式クレーンを提供しようとするものである。 【構成】 ウインチ装置11を、旋回台2の左右一対の
ブーム支持ブラケット4,5のうち運転室10と反対側
に位置するブーム支持ブラケット4の外側の旋回台2上
に、倒伏状態にある伸縮ブームの上側面から突出しない
ように配置した。
安定性を確保した移動式クレーンに関するものである。
従来のこの種の移動式クレーンは、ウインチ装置11を
伸縮ブーム6の基端ブーム6aの基端部上側に配置して
いたため、移動式クレーンの重心が高くなるという問題
があった。この考案は、このような問題点を解決した移
動式クレーンを提供しようとするものである。 【構成】 ウインチ装置11を、旋回台2の左右一対の
ブーム支持ブラケット4,5のうち運転室10と反対側
に位置するブーム支持ブラケット4の外側の旋回台2上
に、倒伏状態にある伸縮ブームの上側面から突出しない
ように配置した。
Description
【0001】
本考案は、重心の高さを低くし、走行移動時の安定性を確保した移動式クレー ンに関するものである。
【0002】
この種の移動式クレーンは、図5に示す如く、ターンテーブル3とこのターン テーブル3上に立設した左右一対のブーム支持ブラケット4,5とを備えた旋回 台2を、下部走行体1上に旋回駆動自在に搭載し、伸縮ブーム6の基端部を前記 左右一対のブーム支持ブラケット4,5間に位置した状態で伸縮ブーム6の基端 上部のブーム基端ブラケット7と左右一対のブーム支持ブラケット4,5を起伏 支点軸8で枢着連結し、且つ伸縮ブーム6を、当該伸縮ブーム6と旋回台2の適 所間に介装した起伏シリンダー9で起伏駆動しうるよう構成すると共に、旋回台 2に一方のブーム支持ブラケット5の外側に位置するようにして下部走行体1走 行操作およびクレーン操作兼用の運転室10を取り付け、ウインチ装置11から のワイヤーロープ12で伸縮ブーム6の先端部からフックブロック13を吊下す るよう構成している。 そして前記伸縮ブーム6の倒伏状態において、伸縮ブーム6の上側面全域が、 運転室10に着座したオペレータの目の高さ位置Pよりも低くなるよう構成して いる。
【0003】 このように構成した移動式クレーンは、その走行移動時に縮小した伸縮ブーム 6を下部走行体1の前方に向けて倒伏状態にした上で、運転室10から下部走行 体1を走行操作するものであるが、その際倒伏状態にある伸縮ブーム6の上側面 がオペレータの目の高さ位置Pよりも低いので、伸縮ブーム6の上側面越しに視 界が確保できるという優れた効果を持っている。
【0004】 ところで、従来のこの種の移動式クレーンにおいては、ウインチ装置11が伸 縮ブーム6の基端ブーム6aの後端部上側に取り付けられており、ウインチ装置 11のこのような配置は移動式クレーンの重心位置を高め、走行移動時の安定性 に悪影響を及ぼしていた。
【0005】
本考案は、このような問題を解決した移動式クレーンを提供しようとするもの である。
【0006】
上記の目的を達成するため、本考案の移動式クレーンは次の如く構成する。 ターンテーブルとこのターンテーブル上に立設した左右一対のブーム支持ブラ ケットとを備えた旋回台を、下部走行体上に旋回駆動自在に搭載し、伸縮ブーム の基端部を前記左右一対のブーム支持ブラケット間に位置した状態で伸縮ブーム の基端上部のブーム基端ブラケットと左右一対のブーム支持ブラケットを起伏支 点軸で枢着連結し、且つ伸縮ブームを当該伸縮ブームと旋回台の適所間に介装し た起伏シリンダーで起伏駆動しうるよう構成すると共に、旋回台に一方のブーム 支持ブラケットの外側に位置するようにして下部走行体の走行操作およびクレー ン操作兼用の運転室を取り付け、ウインチ装置からのワイヤーロープで伸縮ブー ムの先端部からフックブロックを吊下してなる移動式クレーンにおいて、 前記ウインチ装置を、倒伏状態における伸縮ブームの上側面から突出しないよ う前記他方のブーム支持ブラケットの外側の旋回台上に配置すると共に、前記起 伏支点軸を左右一対のブーム支持ブラケットの後上端部に配置したことを特徴と する移動式クレーン。
【0007】
以上の如く構成した本考案の移動式クレーンは、旋回台の左右一対のブーム支 持ブラケットのうち他方のブーム支持ブラケット(運転室が位置する側と反対側 のブーム支持ブラケット)の外側の旋回台上に、倒伏状態における伸縮ブームの 上側面から突出しないようにウインチ装置を配置したので、移動式クレーンの重 心の高さが低くなり、走行移動時の安定性が向上する。
【0008】
以下本考案の移動式クレーンの実施例を図1〜図4に基づいて説明する。本考 案の移動式クレーンは、図5に掲げ上述した従来の移動式クレーンに比較して、 ウインチ装置11の取り付け位置に特徴があるので、その他の構成および符号に ついては図5に示し従来技術として説明したものを援用する。
【0009】 図1〜図4において、ウインチ装置11は、旋回台2の左右一対のブーム支持 ブラケット4,5における他方のブーム支持ブラケット4(運転室10が位置す る側と反対側のブーム支持ブラケット4)の外側に位置して旋回台2上に配置し ている。そしてこのウインチ装置11の配置高さは、ほぼ水平に倒伏状態にした 伸縮ブーム6の上側面よりウインチ装置11が上方へ突出しないようになってい る。 起伏支点軸8は、左右一対のブーム支持ブラケットの後上端部に配置されてい る。
【0010】 この実施例では、ウインチ装置11は、互いに平行な関係を持つ入力軸14と 一対の減速出力軸15.16とこれら各軸14,15,16間を連結する平歯車 列(図示せず)回転自在に支持するギヤーケース17とからなる減速機18、減 速機18のギヤーケース17の一側に延出した前記各減速出力軸15,16にそ れぞれ外嵌したウインチドラム19,20、および、減速機18のギヤーケース 17の一側(減速出力軸15,16延出側)に取り付けられその出力軸を減速機 18の入力軸14に連結した油圧モータ21とで以て構成されている。 旋回台2の他方のブーム支持ブラケット4には、当該ブーム支持ブラケット4 の外側面から外側に延出したウインチ取り付け部材22,22…が取り付けられ ている。
【0011】 前記ウインチ装置11は、そのウインチドラム19,20が他方のブーム支持 ブラケット4側に位置するようにして、そのギヤーケース17をウインチ取り付 け部材22,22…の外端に固定(螺子止め)することで、他方のブーム支持ブ ラケット4の外側の旋回台2上に配置されている。そして、ウインチ装置11の 一対の減速出力軸15,16の各延出側端部は、ブーム支持ブラケット4の外側 に配置された軸受23,24で回転自在に支承されている。各ウインチドラム1 9,20のギヤーケース17側の端部には、当該端部に配置したブレーキドラム 25a,26aと、このブレーキドラム25a,26aを緊締するブレーキバン ド25b,26bとからなるブレーキ装置25,26が取り付けられている。ま た、各ウインチドラム19,20のギヤーケース17側の端部には、減速出力軸 15,16まわりに取り付けられ前記ブレーキドラム25a,26aの内面に慴 接する内拡式のクラッチ(図示せず)が取り付けられている。
【0012】 ウインチ装置11を、倒伏状態における伸縮ブーム6の上側面から突出しない よう他方のブーム支持ブラケット4の外側の旋回台2上に配置するにあたり、こ の実施例の如き構成をとった場合には、ウインチドラム19,20を他方のブー ム支持ブラケット4の外側面に近接して配置することができる。即ち、ウインチ ドラム19,20の左右方向中心と伸縮ブーム6の左右方向中心の偏寄量を少な くすることができ、伸縮ブーム6の基端ブーム6aの先端部に配置された後述の フリートアングル滑車27,28の突出量(伸縮ブーム6の他方への突出量)へ の影響を小さくできるという効果がある。
【0013】 27,28は、伸縮ブーム6の基端ブーム6a先端部に他方(運転室10と反 対側、ウインチ装置11側)に延出して配置したフリートアングル滑車である。 29,30は、伸縮ブーム6の中間ブーム6bの上部に配置したガイド滑車であ る。31,32は、ウインチドラム19,20の上方位置で当該ウインチドラム 19,20の回転中心軸(減速出力軸15,16)と平行に旋回台2に配置した 軸31a,32aに回転自在に支承されたガイド滑車であって、この滑車31, 32は、軸31a,32aに沿って移動可能となっている。
【0014】 ウインチ装置11から伸縮ブーム6先端に到るワイヤーロープは、次の如き経 路を経ている。即ち、ウインチドラム19からのワイヤーロープ12aは、ガイ ド滑車31、フリートアングル滑車27、ガイド滑車29の順に経由して伸縮ブ ーム6の先端に到る。またウインチドラム20からのワイヤーロープ12bは、 ガイト滑車32、フリートアングル滑車28、ガイド滑車30の順に経由して伸 縮ブーム6の先端に到る。ワイヤーロープ12aは、伸縮ブーム6の先端から主 フックブロック13aを吊下するために使用されてり、またワイヤーロープ12 bは、伸縮ブームの先端から副フックブロック13bを吊下するために使用され ている。前記フリートアングル滑車27および28は、その径方向が伸縮ブーム 6の上側面に対して平行となるように配置されている。また前記ガイド滑車29 ,30も、その径方向が伸縮ブーム6の上側面に対して平行となるように配置さ れている。フリートアングル滑車27,28およびガイド滑車29,30のこの 様な配置によれば、これら滑車の伸縮ブーム6上側面からの突出量が小となるの で、これら滑車が伸縮ブーム6越しの視界の妨げとなるのを小ならしめる効果が ある。
【0015】 なお、上記実施例の場合、ウインチ装置11を倒伏状態における伸縮ブームの 上側面から突出しないように他方のブーム支持ブラケット4(運転室が位置する 側と反対側のブーム支持ブラケット4)の外側の旋回台2上に配置したものであ るから、伸縮ブームを倒伏状態にした移動式クレーンの走行状態において、伸縮 ブームの上側面上越しの視界をウインチ装置が妨げることがないので、移動式ク レーンの走行移動を安全に行うことができるという効果も有している。
【0016】
以上の如く構成し作用する移動式クレーンは、移動式クレーンの重心の高さが 低くなり、走行移動時の安定性が向上する。
【図1】本考案の移動式クレーンの側面図
【図2】図1の平面図
【図3】ウインチ装置部分の側面図
【図4】図3のX−X矢視図
【図5】従来の移動式クレーンの側面図
1 下部走行体 2 旋回台 3 ターンテーブル 4 ブーム支持ブラケット 5 ブーム支持ブラケット 6 伸縮ブーム 7 ブーム基端ブラケット 8 起伏支点軸 9 起伏シリンダー 10 運転室 11 ウインチ装置 12a,12b ワイヤーロープ 13a,13b フックブロック
Claims (1)
- 【請求項1】 ターンテーブルとこのターンテーブル上
に立設した左右一対のブーム支持ブラケットとを備えた
旋回台を、下部走行体上に旋回駆動自在に搭載し、伸縮
ブームの基端部を前記左右一対のブーム支持ブラケット
間に位置した状態で伸縮ブームの基端上部のブーム基端
ブラケットと左右一対のブーム支持ブラケットを起伏支
点軸で枢着連結し、且つ伸縮ブームを当該伸縮ブームと
旋回台の適所間に介装した起伏シリンダーで起伏駆動し
うるよう構成すると共に、旋回台に一方のブーム支持ブ
ラケットの外側に位置するようにして下部走行体の走行
操作およびクレーン操作兼用の運転室を取り付け、ウイ
ンチ装置からのワイヤーロープで伸縮ブームの先端部か
らフックブロックを吊下してなる移動式クレーンにおい
て、 前記ウインチ装置を、倒伏状態における伸縮ブームの上
側面から突出しないよう前記他方のブーム支持ブラケッ
トの外側の旋回台上に配置すると共に、前記起伏支点軸
を左右一対のブーム支持ブラケットの後上端部に配置し
たことを特徴とする移動式クレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003051U JP2552179Y2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 移動式クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003051U JP2552179Y2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 移動式クレーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081560U true JPH081560U (ja) | 1996-11-05 |
JP2552179Y2 JP2552179Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17942214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996003051U Expired - Fee Related JP2552179Y2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 移動式クレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552179Y2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP1996003051U patent/JP2552179Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552179Y2 (ja) | 1997-10-27 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |