JP2547427Y2 - 移動式クレーンにおけるウインチ装置の取り付け構造 - Google Patents
移動式クレーンにおけるウインチ装置の取り付け構造Info
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- JP2547427Y2 JP2547427Y2 JP8806591U JP8806591U JP2547427Y2 JP 2547427 Y2 JP2547427 Y2 JP 2547427Y2 JP 8806591 U JP8806591 U JP 8806591U JP 8806591 U JP8806591 U JP 8806591U JP 2547427 Y2 JP2547427 Y2 JP 2547427Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動式クレーンにおけ
るウインチの取り付け構造に関するものである。
るウインチの取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーンは図3に示す如く、ター
ンテーブル3とこのターンテーブル上に立設した左右一
対のブーム支持ブラケット4,5とを備えた旋回台2
を、下部走行体1上に旋回駆動自在に搭載し、その基端
部を前記左右一対のブーム支持ブラケット4,5間に位
置させて起伏自在に枢着連結6aした伸縮ブーム6を、
当該伸縮ブーム6と旋回台2の適所間に介装した起伏シ
リンダー7で起伏駆動しうるよう構成すると共に、旋回
台2に、一方のブーム支持ブラケット4の外側に位置し
てクレーン運転室8を、他方のブーム支持ブラケット5
の外側に位置してウインチ装置9をそれぞれ取り付け、
ウインチ装置9からのワイヤーロープ10で以て伸縮ブ
ーム6の先端部からフックブロック11を吊下して構成
している。
ンテーブル3とこのターンテーブル上に立設した左右一
対のブーム支持ブラケット4,5とを備えた旋回台2
を、下部走行体1上に旋回駆動自在に搭載し、その基端
部を前記左右一対のブーム支持ブラケット4,5間に位
置させて起伏自在に枢着連結6aした伸縮ブーム6を、
当該伸縮ブーム6と旋回台2の適所間に介装した起伏シ
リンダー7で起伏駆動しうるよう構成すると共に、旋回
台2に、一方のブーム支持ブラケット4の外側に位置し
てクレーン運転室8を、他方のブーム支持ブラケット5
の外側に位置してウインチ装置9をそれぞれ取り付け、
ウインチ装置9からのワイヤーロープ10で以て伸縮ブ
ーム6の先端部からフックブロック11を吊下して構成
している。
【0003】 ウインチ装置9を他方のブーム支持ブラ
ケット5の外側に位置するように旋回台2に取り付けて
いるのは、当該ウインチ装置9を伸縮ブーム6の起伏支
点たる枢着連結6aよりも後方に位置させて配置したも
のに比べて、起伏支点6aを旋回台2の後端に近接して
配置できるので、それだけ伸縮ブーム6の長さを長くで
きるという効果あるいは旋回台2の後端部の旋回半径を
小さくできるという効果を達成するためである。また、
ウインチ装置9を伸縮ブーム6の基端部上側に配置した
ものに比べて、伸縮ブーム6基端部の地上高さを低くす
るためである。
ケット5の外側に位置するように旋回台2に取り付けて
いるのは、当該ウインチ装置9を伸縮ブーム6の起伏支
点たる枢着連結6aよりも後方に位置させて配置したも
のに比べて、起伏支点6aを旋回台2の後端に近接して
配置できるので、それだけ伸縮ブーム6の長さを長くで
きるという効果あるいは旋回台2の後端部の旋回半径を
小さくできるという効果を達成するためである。また、
ウインチ装置9を伸縮ブーム6の基端部上側に配置した
ものに比べて、伸縮ブーム6基端部の地上高さを低くす
るためである。
【0004】ウインチ装置9のウインチドラム16,1
6から引き出されたワイヤーロープ10,10は、伸縮
ブーム6のベースブーム先端部に配置したフリートアン
グル支点滑車10a,10aを介して伸縮ブーム6先端
部に案内されている。 この種の移動式クレーンにおけ
るウインチ装置9は、図4に示す如く、互いに平行な入
力軸12と出力軸13,13およびこれら両軸間に介装
した平歯車列(図示せず)をギヤーケース14に回転自
在に支持すると共にその出力軸13,13をギヤーケー
ス14の一側から延出した減速機15、出力軸13,1
3のギヤーケース14からの延出部に外嵌したウインチ
ドラム16,16、およびギヤーケース14の一側(出
力軸13,13の延出側)に配置されてその出力軸を減
速機15の入力軸12に連結した油圧モータ17とで以
て構成している。
6から引き出されたワイヤーロープ10,10は、伸縮
ブーム6のベースブーム先端部に配置したフリートアン
グル支点滑車10a,10aを介して伸縮ブーム6先端
部に案内されている。 この種の移動式クレーンにおけ
るウインチ装置9は、図4に示す如く、互いに平行な入
力軸12と出力軸13,13およびこれら両軸間に介装
した平歯車列(図示せず)をギヤーケース14に回転自
在に支持すると共にその出力軸13,13をギヤーケー
ス14の一側から延出した減速機15、出力軸13,1
3のギヤーケース14からの延出部に外嵌したウインチ
ドラム16,16、およびギヤーケース14の一側(出
力軸13,13の延出側)に配置されてその出力軸を減
速機15の入力軸12に連結した油圧モータ17とで以
て構成している。
【0005】 ところで、このように構成したウインチ
装置9を、旋回台2における他方のブーム支持ブラケッ
ト5の外側への取り付けは、従来は図4に示す如く、一
側に減速機15のギヤーケース14に固定(ボルト等で
締着)されるギヤーケース固定部18aを備え、他側に
軸受19,19を取り付けたブラケット18bを備えた
ウインチ装置取り付け枠18を介して行われていた。ウ
インチ装置9は、その減速機15の出力軸13,13の
延出端部を前記軸受19,19で回転自在に支持した状
態で、その減速機15のギヤーケース14をウインチ装
置取り付け枠18のギヤーケース取り付け枠18に固定
している。ウインチ装置取り付け枠18は、適宜の手段
で、旋回台2における他方のブーム支持ブラケット5の
外側に固定されている。上記従来のウインチ装置の取り
付け構造は、ウインチ装置9のウインチドラム16,1
6のブーム支持ブラケット5側端部と、ブーム支持ブラ
ケット5間に、軸受19,19を支持するブラケット1
8bが存在のするので、当該ブラケット18bの幅に相
当する量だけウインチドラム16,16がブーム支持ブ
ラケット5から外側へ離隔する結果となっていた。ウイ
ンチドラム16,16のブーム支持ブラケット5からの
離隔量が大きいと当該ウインチドラム16,16から引
き出されたワイヤーロープ10,10により伸縮ブーム
6に作用する横曲げ力が大きくなり、伸縮ブーム6の強
度に悪影響を与えるという問題がある。
装置9を、旋回台2における他方のブーム支持ブラケッ
ト5の外側への取り付けは、従来は図4に示す如く、一
側に減速機15のギヤーケース14に固定(ボルト等で
締着)されるギヤーケース固定部18aを備え、他側に
軸受19,19を取り付けたブラケット18bを備えた
ウインチ装置取り付け枠18を介して行われていた。ウ
インチ装置9は、その減速機15の出力軸13,13の
延出端部を前記軸受19,19で回転自在に支持した状
態で、その減速機15のギヤーケース14をウインチ装
置取り付け枠18のギヤーケース取り付け枠18に固定
している。ウインチ装置取り付け枠18は、適宜の手段
で、旋回台2における他方のブーム支持ブラケット5の
外側に固定されている。上記従来のウインチ装置の取り
付け構造は、ウインチ装置9のウインチドラム16,1
6のブーム支持ブラケット5側端部と、ブーム支持ブラ
ケット5間に、軸受19,19を支持するブラケット1
8bが存在のするので、当該ブラケット18bの幅に相
当する量だけウインチドラム16,16がブーム支持ブ
ラケット5から外側へ離隔する結果となっていた。ウイ
ンチドラム16,16のブーム支持ブラケット5からの
離隔量が大きいと当該ウインチドラム16,16から引
き出されたワイヤーロープ10,10により伸縮ブーム
6に作用する横曲げ力が大きくなり、伸縮ブーム6の強
度に悪影響を与えるという問題がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
ウインチ装置の取り付け構造に対し、少なくともブラケ
ット18bの幅に相当する量だけウインチドラム16,
16をブーム支持ブラケット5に近づけることができる
ウインチ装置の取り付け構造を提供し、それだけ伸縮ブ
ーム6に作用する横曲げ力を小さくすることを目的とす
るものである。
ウインチ装置の取り付け構造に対し、少なくともブラケ
ット18bの幅に相当する量だけウインチドラム16,
16をブーム支持ブラケット5に近づけることができる
ウインチ装置の取り付け構造を提供し、それだけ伸縮ブ
ーム6に作用する横曲げ力を小さくすることを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ため、本考案の移動式クレーンのウインチ装置の取り付
け構造は、次の如く構成する。ターンテーブル3とこの
ターンテーブル3上に立設した左右一対のブーム支持ブ
ラケット4,5とを備えた旋回台2を、下部走行体1上
に旋回駆動自在に搭載し、その基端部を前記左右一対の
ブーム支持ブラケット4,5間に位置させて起伏自在に
枢着連結した伸縮ブーム6を、当該伸縮ブーム6と旋回
台2の適所間に介装した起伏シリンダー7で起伏駆動し
うるよう構成すると共に、旋回台2に、一方のブーム支
持ブラケット4の外側に位置してクレーン運転室8を、
他方のブーム支持ブラケット5の外側に位置してウイン
チ装置9をそれぞれ取り付け、ウインチ装置9からのワ
イヤーロープ10で以て伸縮ブーム6の先端部からフッ
クブロック11を吊下してなり、前記ウインチ装置9
を、互いに平行な入力軸12と出力軸13,13および
これら両軸間に介装した平歯車列をギヤーケース14に
回転自在に支持すると共にその出力軸13,13をギヤ
ーケース14の一側から延出した減速機15、出力軸1
3,13のギヤーケース14からの延出部に外嵌したウ
インチドラム16,16、およびギヤーケース14の一
側(出力軸の延出側)に配置されてその出力軸を減速機
15の入力軸12に連結した油圧モータ17とで以て構
成したものにおいて、旋回台2の他方のブーム支持ブラ
ケット5の外側に当該ブーム支持ブラケット5から外方
に延出した減速機支持部材を取り付け、前記ウインチ装
置9のギヤーケース14を、ウインチドラム16,16
が前記他方のブーム支持ブラケット5側に位置し且つ当
該ウインチドラム16,16のフランジが他方のブーム
支持ブラケット5の外側面に近接するようにして前記減
速機支持部材の延出端部に固定すると共に、この固定状
態において前記出力軸13,13の延出端部に対向する
他方のブーム支持ブラケット5の外側に、出力軸13,
13の延出端部を回転自在に受容する軸受19,19を
直接取り付けた。
ため、本考案の移動式クレーンのウインチ装置の取り付
け構造は、次の如く構成する。ターンテーブル3とこの
ターンテーブル3上に立設した左右一対のブーム支持ブ
ラケット4,5とを備えた旋回台2を、下部走行体1上
に旋回駆動自在に搭載し、その基端部を前記左右一対の
ブーム支持ブラケット4,5間に位置させて起伏自在に
枢着連結した伸縮ブーム6を、当該伸縮ブーム6と旋回
台2の適所間に介装した起伏シリンダー7で起伏駆動し
うるよう構成すると共に、旋回台2に、一方のブーム支
持ブラケット4の外側に位置してクレーン運転室8を、
他方のブーム支持ブラケット5の外側に位置してウイン
チ装置9をそれぞれ取り付け、ウインチ装置9からのワ
イヤーロープ10で以て伸縮ブーム6の先端部からフッ
クブロック11を吊下してなり、前記ウインチ装置9
を、互いに平行な入力軸12と出力軸13,13および
これら両軸間に介装した平歯車列をギヤーケース14に
回転自在に支持すると共にその出力軸13,13をギヤ
ーケース14の一側から延出した減速機15、出力軸1
3,13のギヤーケース14からの延出部に外嵌したウ
インチドラム16,16、およびギヤーケース14の一
側(出力軸の延出側)に配置されてその出力軸を減速機
15の入力軸12に連結した油圧モータ17とで以て構
成したものにおいて、旋回台2の他方のブーム支持ブラ
ケット5の外側に当該ブーム支持ブラケット5から外方
に延出した減速機支持部材を取り付け、前記ウインチ装
置9のギヤーケース14を、ウインチドラム16,16
が前記他方のブーム支持ブラケット5側に位置し且つ当
該ウインチドラム16,16のフランジが他方のブーム
支持ブラケット5の外側面に近接するようにして前記減
速機支持部材の延出端部に固定すると共に、この固定状
態において前記出力軸13,13の延出端部に対向する
他方のブーム支持ブラケット5の外側に、出力軸13,
13の延出端部を回転自在に受容する軸受19,19を
直接取り付けた。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ウインチ装置9における減
速機15の出力軸13,13の延出端部を回転自在に支
持する軸受19,19が、他方のブーム支持ブラケット
5の外側に直接取り付けているので、従来のもののよう
に軸受19,19を支持するブラケット18b(ウイン
チ装置取り付け枠18のブラケット18b)を廃すこと
ができ、それだけウインチドラム16,16をブーム支
持ブラケット5に近接して配置することができるのであ
る。
速機15の出力軸13,13の延出端部を回転自在に支
持する軸受19,19が、他方のブーム支持ブラケット
5の外側に直接取り付けているので、従来のもののよう
に軸受19,19を支持するブラケット18b(ウイン
チ装置取り付け枠18のブラケット18b)を廃すこと
ができ、それだけウインチドラム16,16をブーム支
持ブラケット5に近接して配置することができるのであ
る。
【0009】
【実施例】以下本考案の移動式クレーンにおけるウイン
チ装置の取り付け構造の実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。本考案の移動式クレーンにおけるウイン
チ装置の取り付け構造の説明では、図3および図4に示
し上述した符号1〜17および19は、同義のものとし
て援用する。
チ装置の取り付け構造の実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。本考案の移動式クレーンにおけるウイン
チ装置の取り付け構造の説明では、図3および図4に示
し上述した符号1〜17および19は、同義のものとし
て援用する。
【0010】図1および図2において、20、20…
は、旋回台2の他方のブーム支持ブラケット5の外側に
当該ブーム支持ブラケット5から外方に延出した減速機
支持部材である。ウインチ装置9は、ウインチドラム1
6,16がブーム支持ブラケット5側に位置するように
して、その減速機15のギヤーケース14を前記減速機
支持部材20の延出端部に固定している。この固定状態
では、ウインチドラム16,16のフランジが他方のブ
ーム支持ブラケット5の外側面に近接するようになって
いる。減速機15の出力軸13,13の延出端部が対向
するブーム支持ブラケット5の外側には、この延出端部
をそれぞれ回転自在に支持する軸受19,19が直接取
り付けられている。
は、旋回台2の他方のブーム支持ブラケット5の外側に
当該ブーム支持ブラケット5から外方に延出した減速機
支持部材である。ウインチ装置9は、ウインチドラム1
6,16がブーム支持ブラケット5側に位置するように
して、その減速機15のギヤーケース14を前記減速機
支持部材20の延出端部に固定している。この固定状態
では、ウインチドラム16,16のフランジが他方のブ
ーム支持ブラケット5の外側面に近接するようになって
いる。減速機15の出力軸13,13の延出端部が対向
するブーム支持ブラケット5の外側には、この延出端部
をそれぞれ回転自在に支持する軸受19,19が直接取
り付けられている。
【0011】尚、21は、ブーム支持ブラケット5のか
ら外方(外側方)に略ウインチドラム16,16の幅だ
け離隔した位置でブーム支持ブラケット5と平行となる
よう前記各減速機支持部材20,20…の中間位置で支
持されて取り付けられた隔壁である。この隔壁21は、
ウインチドラム16,16のフランジの径よりやや大き
なウインチドラム受容穴(図示せず)を備えており、ウ
インチ装置9の取り付け状態でこのウインチドラム受容
穴に、ウインチドラム16,16のフランンジ(ギヤー
ケース14側のフランジ)が位置するようになってい
る。この隔壁21は、上方へ延出しており、この延出部
とブーム支持ブラケット5間に後述するガイドシーブ2
2,22の支軸が橋架状に配置されている。ガイドシー
ブ22,22は、ウインチドラム16,16から引き出
されてフリートアングル支点滑車10a,10aにいた
るワイヤーロープ10,10の中間位置をガイドするも
のであって、支軸23,23の軸方向に移動自在で且つ
回転自在に支持されている。24,24は、ウインチド
ラム16,16のブレーキ装置である。
ら外方(外側方)に略ウインチドラム16,16の幅だ
け離隔した位置でブーム支持ブラケット5と平行となる
よう前記各減速機支持部材20,20…の中間位置で支
持されて取り付けられた隔壁である。この隔壁21は、
ウインチドラム16,16のフランジの径よりやや大き
なウインチドラム受容穴(図示せず)を備えており、ウ
インチ装置9の取り付け状態でこのウインチドラム受容
穴に、ウインチドラム16,16のフランンジ(ギヤー
ケース14側のフランジ)が位置するようになってい
る。この隔壁21は、上方へ延出しており、この延出部
とブーム支持ブラケット5間に後述するガイドシーブ2
2,22の支軸が橋架状に配置されている。ガイドシー
ブ22,22は、ウインチドラム16,16から引き出
されてフリートアングル支点滑車10a,10aにいた
るワイヤーロープ10,10の中間位置をガイドするも
のであって、支軸23,23の軸方向に移動自在で且つ
回転自在に支持されている。24,24は、ウインチド
ラム16,16のブレーキ装置である。
【0012】
【考案の効果】このように構成したウインチ装置の取り
付け構造は、従来のもののようにウインチ装置のウイン
チドラムとブーム支持ブラケットとの間に、軸受を取り
付けるためのブラケットを必要としないので、それだけ
ウインチ装置のウインチドラムをブーム支持ブラケット
に近接して配置し得て、伸縮ブームに作用する横曲げ力
が小さくできるという効果を持つものである。
付け構造は、従来のもののようにウインチ装置のウイン
チドラムとブーム支持ブラケットとの間に、軸受を取り
付けるためのブラケットを必要としないので、それだけ
ウインチ装置のウインチドラムをブーム支持ブラケット
に近接して配置し得て、伸縮ブームに作用する横曲げ力
が小さくできるという効果を持つものである。
【図1】本考案の移動式クレーンにおけるウインチ装置
の取り付け構造を実施した移動式クレーンの側面図。
の取り付け構造を実施した移動式クレーンの側面図。
【図2】図1のY−Y部の矢視図。
【図3】従来の移動式クレーンのウインチ装置の取り付
け構造を実施した移動式クレーンの側面図。
け構造を実施した移動式クレーンの側面図。
【図4】図3のX−X部の矢視図。
1 下部走行体 2 旋回台 3 ターンテープル 4,5 ブーム支持ブラケット 6 伸縮ブーム 7 起伏シリンダー 8 クレーン運転室 9 ウインチ装置 10,10 ワイヤーロープ 11,11 フックブロック 12 入力軸 13,13 出力軸 14 ギヤーケース 15 減速機 16,16 ウインチドラム 17 油圧モータ 19,19 軸受 20,20… 減速機支持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ターンテーブルとこのターンテーブル上
に立設した左右一対のブーム支持ブラケットとを備えた
旋回台を、下部走行体上に旋回駆動自在に搭載し、その
基端部を前記左右一対のブーム支持ブラケット間に位置
させて起伏自在に枢着連結した伸縮ブームを、当該伸縮
ブームと旋回台の適所間に介装した起伏シリンダーで起
伏駆動しうるよう構成すると共に、旋回台に、一方のブ
ーム支持ブラケットの外側に位置してクレーン運転室
を、他方のブーム支持ブラケットの外側に位置してウイ
ンチ装置をそれぞれ取り付け、ウインチ装置からのワイ
ヤーロープで以て伸縮ブームの先端部からフックブロッ
クを吊下してり、前記ウインチ装置を、互いに平行な入
力軸と出力軸およびこれら両軸間に介装した平歯車列を
ギヤーケースに回転自在に支持すると共にその出力軸を
ギヤーケースの一側から延出した減速機、出力軸のギヤ
ーケースからの延出部に外嵌したウインチドラム、およ
びギヤーケースの一側(出力軸の延出側)に配置されて
その出力軸を減速機の入力軸に連結した油圧モータとで
以て構成したものにおいて、 旋回台の他方のブーム支持ブラケットの外側に当該ブー
ム支持ブラケットから外方に延出した減速機支持部材を
取り付け、 前記ウインチ装置のギヤーケースを、ウインチドラムが
前記他方のブーム支持ブラケット側に位置し且つ当該ウ
インチドラムのフランジが他方のブーム支持ブラケット
の外側面に近接するようにして前記減速機支持部材の延
出端部に固定すると共に、この固定状態において前記出
力軸の延出端部に対向する他方のブーム支持ブラケット
の外側に、出力軸の延出端部を回転自在に受容する軸受
部を直接取り付けてあることを特徴とする移動式クレー
ンにおけるウインチ装置の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8806591U JP2547427Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 移動式クレーンにおけるウインチ装置の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8806591U JP2547427Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 移動式クレーンにおけるウインチ装置の取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532382U JPH0532382U (ja) | 1993-04-27 |
JP2547427Y2 true JP2547427Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=13932455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8806591U Expired - Lifetime JP2547427Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 移動式クレーンにおけるウインチ装置の取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547427Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8806591U patent/JP2547427Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0532382U (ja) | 1993-04-27 |
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