JP2576219Y2 - ウインチ外部式クレーン - Google Patents
ウインチ外部式クレーンInfo
- Publication number
- JP2576219Y2 JP2576219Y2 JP1992060075U JP6007592U JP2576219Y2 JP 2576219 Y2 JP2576219 Y2 JP 2576219Y2 JP 1992060075 U JP1992060075 U JP 1992060075U JP 6007592 U JP6007592 U JP 6007592U JP 2576219 Y2 JP2576219 Y2 JP 2576219Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveling
- sheave
- winch
- gutter
- suspended
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、揚重、組立てに使用さ
れるウインチ外部式クレーンに関する。
れるウインチ外部式クレーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】かかるクレーンは、例えば特公昭４６−
５７３７号公報に見られるものである。この型式のクレ
ーンによる場合は、重量及び大きさの大きいウインチが
走行ガータの外部に設けられるので、重量を分散して軽
量化が計られ、またクレーンを設置する建物の強度の問
題も解決される。
５７３７号公報に見られるものである。この型式のクレ
ーンによる場合は、重量及び大きさの大きいウインチが
走行ガータの外部に設けられるので、重量を分散して軽
量化が計られ、またクレーンを設置する建物の強度の問
題も解決される。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウインチ外部式クレーンには次の問題点があった。天井
等に敷設された走行レールに沿って走行する走行ガータ
は走行レール上を走行するものであり、したがって、ウ
インチのワイヤを掛渡すシーブ等も走行レールの上方に
設けねばならないことからして、走行レールの上方に大
きな空間を取らねばならず、その空間がデッドスペース
となると共に、有効揚程を制約する。
ウインチ外部式クレーンには次の問題点があった。天井
等に敷設された走行レールに沿って走行する走行ガータ
は走行レール上を走行するものであり、したがって、ウ
インチのワイヤを掛渡すシーブ等も走行レールの上方に
設けねばならないことからして、走行レールの上方に大
きな空間を取らねばならず、その空間がデッドスペース
となると共に、有効揚程を制約する。
【０００４】また、走行レールにより、横行トロリの走
行レールの側方外方への移動が制約され、吊荷を走行レ
ールから側方へ張出した位置で揚重するのが難しい。
行レールの側方外方への移動が制約され、吊荷を走行レ
ールから側方へ張出した位置で揚重するのが難しい。
【０００５】本考案は、従来のウインチ外部式クレーン
の前記問題点を解決し、さらに加えるに、吊荷を走行ガ
ータから左右前後方向（ＸＹ方向）ともに張出した位置
で揚重できるウインチ外部式クレーンを提供することを
目的としてなされたものである。
の前記問題点を解決し、さらに加えるに、吊荷を走行ガ
ータから左右前後方向（ＸＹ方向）ともに張出した位置
で揚重できるウインチ外部式クレーンを提供することを
目的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、天井等
に間隔を隔てて吊設された一対の走行レールに支持され
て走行する走行ガータを設けると共に、フックシーブを
備えていて該走行ガータに支持されて前記走行レールと
直交する方向に走行する横行トロリを設け、前記走行ガ
ータの外部にウインチを設けて、該ウインチのワイヤを
複数のシーブを介して前記横行トロリのフックシーブを
経て複数のシーブを介して天井等に止着して横行トロリ
の移動を許容するワイヤリングを設けてなるウインチ外
部式クレーンにおいて、前記走行ガータは前記走行レー
ルに吊下げられ、また前記横行トロリは前記走行ガータ
に吊下げられて各走行するものであり、そして前記横行
トロリの底部に旋回台を介して旋回ブームが取付けら
れ、該旋回ブームの先端部にフックシーブに至るワイヤ
を掛渡すシーブが設けられており、かつ旋回台の外周に
相対回転自在に設けたドラムを介してワイヤが掛渡され
ている。
に間隔を隔てて吊設された一対の走行レールに支持され
て走行する走行ガータを設けると共に、フックシーブを
備えていて該走行ガータに支持されて前記走行レールと
直交する方向に走行する横行トロリを設け、前記走行ガ
ータの外部にウインチを設けて、該ウインチのワイヤを
複数のシーブを介して前記横行トロリのフックシーブを
経て複数のシーブを介して天井等に止着して横行トロリ
の移動を許容するワイヤリングを設けてなるウインチ外
部式クレーンにおいて、前記走行ガータは前記走行レー
ルに吊下げられ、また前記横行トロリは前記走行ガータ
に吊下げられて各走行するものであり、そして前記横行
トロリの底部に旋回台を介して旋回ブームが取付けら
れ、該旋回ブームの先端部にフックシーブに至るワイヤ
を掛渡すシーブが設けられており、かつ旋回台の外周に
相対回転自在に設けたドラムを介してワイヤが掛渡され
ている。
【０００７】
【作用】上記のように構成されたウインチ外部式クレー
ンにおいては、重量及び大きさの大きいウインチを走行
ガータの外部に設けることにより、重量を分散して軽量
化が計られる。
ンにおいては、重量及び大きさの大きいウインチを走行
ガータの外部に設けることにより、重量を分散して軽量
化が計られる。
【０００８】また、走行ガータを走行レールに吊下げて
設けることにより、走行レール上方のデットスペースを
可及的少なくし、かつ有効揚程を大きくする。また、走
行ガータを走行レールに吊下げて設けることにより、走
行レールに邪魔されることなく横行トロリを走行レール
の側方外方への移動が可能であり、吊荷を走行レールか
ら側方へ張出した位置で揚重することができる。さら
に、旋回ブームを旋回させて、吊荷を走行ガータからＹ
Ｘ方向ともに張出した位置で揚重することができる。
設けることにより、走行レール上方のデットスペースを
可及的少なくし、かつ有効揚程を大きくする。また、走
行ガータを走行レールに吊下げて設けることにより、走
行レールに邪魔されることなく横行トロリを走行レール
の側方外方への移動が可能であり、吊荷を走行レールか
ら側方へ張出した位置で揚重することができる。さら
に、旋回ブームを旋回させて、吊荷を走行ガータからＹ
Ｘ方向ともに張出した位置で揚重することができる。
【０００９】
【実施例】天井１の下面には、間隔を隔てて一対の走行
レール２が吊設されており、それらの走行レール２に
は、走行装置３を備えた走行ガータ４が吊下げられてい
て走行レール２に沿って走行する。この走行ガータ４の
両端には、第４シーブ及び第８シーブ１８が垂直軸によ
り軸支されている。
レール２が吊設されており、それらの走行レール２に
は、走行装置３を備えた走行ガータ４が吊下げられてい
て走行レール２に沿って走行する。この走行ガータ４の
両端には、第４シーブ及び第８シーブ１８が垂直軸によ
り軸支されている。
【００１０】走行ガータ４には、走行装置５を備えた横
行トロリ６が走行レール２と直交する方向に走行するよ
うに設けられている。横行トロリ６の底部には旋回台７
を介して旋回ブーム９が取付けられ、その旋回ブーム９
の先端上部には第５シーブ１５及び第７シーブ１７が設
けられており、後記のワイヤＷが旋回台７の外周に相対
回転自在に設けたドラム８を介して前記の第４シーブ１
４及び第８シーブ１８に至っている。そして、走行ガー
タ４の外部（図示の例では天井１の上面）にウインチ１
０が配設されている。
行トロリ６が走行レール２と直交する方向に走行するよ
うに設けられている。横行トロリ６の底部には旋回台７
を介して旋回ブーム９が取付けられ、その旋回ブーム９
の先端上部には第５シーブ１５及び第７シーブ１７が設
けられており、後記のワイヤＷが旋回台７の外周に相対
回転自在に設けたドラム８を介して前記の第４シーブ１
４及び第８シーブ１８に至っている。そして、走行ガー
タ４の外部（図示の例では天井１の上面）にウインチ１
０が配設されている。
【００１１】走行レール２の一端の上側方には、第１シ
ーブ１１が垂直軸により軸支され、その一端の上方に
は、第２シーブ１２が水平軸により軸支されており、そ
の下方には、第３シーブ１３が第２シーブ１２の水平軸
に直交する水平軸により軸支されている。また、他方の
レール２の第３シーブ１３に対向する側には、第９シー
ブ１９が水平軸により軸支され、その上方には第１０シ
ーブ２０が第９シーブ１９の水平軸に直交する水平軸に
より軸支されている。そして、ウインチ１０のウインチ
ドラム１０ａに巻回されたワイヤＷは、第１〜第５シー
ブ１１〜１５を介して垂下され、フック１６ａを設けた
フックシーブ１６で反転され、第７〜第１０シーブ１７
〜２０を介して端部は、天井１の上面に図示しない手段
で止着されるワイヤリングが形成されている。
ーブ１１が垂直軸により軸支され、その一端の上方に
は、第２シーブ１２が水平軸により軸支されており、そ
の下方には、第３シーブ１３が第２シーブ１２の水平軸
に直交する水平軸により軸支されている。また、他方の
レール２の第３シーブ１３に対向する側には、第９シー
ブ１９が水平軸により軸支され、その上方には第１０シ
ーブ２０が第９シーブ１９の水平軸に直交する水平軸に
より軸支されている。そして、ウインチ１０のウインチ
ドラム１０ａに巻回されたワイヤＷは、第１〜第５シー
ブ１１〜１５を介して垂下され、フック１６ａを設けた
フックシーブ１６で反転され、第７〜第１０シーブ１７
〜２０を介して端部は、天井１の上面に図示しない手段
で止着されるワイヤリングが形成されている。
【００１２】したがって、図４の状態で走行ガータ４を
走行し、シーブユニット６を横行しても、第４〜第８シ
ーブ４〜８が回転するだけで、走行横行は自由であり、
また、フックシーブ１６の高度は変らない。また、ドラ
ム１０ａを矢印ａ方向に回転すると、第５シーブ１５と
フックシーブ１６との間のワイヤｗが、矢印方向ｃに巻
き上げられ、図示しない吊荷が吊り上げられる。また、
ドラム１０ａを矢印ｂ方向に回転すると、前記ワイヤｗ
が矢印ｄ方向に繰り出され、フックシーブ１６は自重及
び又は吊荷の重量で吊り下げられる。
走行し、シーブユニット６を横行しても、第４〜第８シ
ーブ４〜８が回転するだけで、走行横行は自由であり、
また、フックシーブ１６の高度は変らない。また、ドラ
ム１０ａを矢印ａ方向に回転すると、第５シーブ１５と
フックシーブ１６との間のワイヤｗが、矢印方向ｃに巻
き上げられ、図示しない吊荷が吊り上げられる。また、
ドラム１０ａを矢印ｂ方向に回転すると、前記ワイヤｗ
が矢印ｄ方向に繰り出され、フックシーブ１６は自重及
び又は吊荷の重量で吊り下げられる。
【００１３】そして、走行ガータ４は走行レール２に吊
下げられ、また横行トロリ６は走行ガータ４に吊下げら
れて走行するものであることからして、横行トロリ６は
走行レール２に邪魔されることなく走行レール２の側方
外方まで移動でき、吊荷を走行レール２から側方へ張出
した位置で揚重できる。
下げられ、また横行トロリ６は走行ガータ４に吊下げら
れて走行するものであることからして、横行トロリ６は
走行レール２に邪魔されることなく走行レール２の側方
外方まで移動でき、吊荷を走行レール２から側方へ張出
した位置で揚重できる。
【００１４】更にそれに加え、旋回ブーム９を旋回させ
て、吊荷を走行ガータ４から左右前後（ＸＹ）方向とも
に張出した位置で揚重できる。
て、吊荷を走行ガータ４から左右前後（ＸＹ）方向とも
に張出した位置で揚重できる。
【００１５】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、次の効果を奏するものである。 （ａ） 重量及び大きさの大きいウインチを走行ガータ
の外部に設けているので、荷重を分散して可動部の軽量
化を計ることができると共に、建物の強度増加を避ける
ことができる。 （ｂ） 走行ガータを走行レールに吊下げ、また横行ト
ロリを走行ガータに吊下げて走行するものであるので、
走行レールの上方に大きな空間を取る必要はなく、かつ
有効揚程も大きくなる。 （ｃ） 走行ガータを走行レールに吊下げ、また横行ト
ロリを走行ガータに吊下げて走行するものであるので、
横行トロリは走行レールに邪魔されることなく走行レー
ルの側方外方まで移動でき、吊荷を走行レールから側方
へ張出した位置で揚重できる。 （ｄ） 前記（ｃ）に加え、旋回ブームを旋回させて、
吊荷を走行ガータから左右前後（ＸＹ）方向ともに張出
した位置で揚重できる。
ているので、次の効果を奏するものである。 （ａ） 重量及び大きさの大きいウインチを走行ガータ
の外部に設けているので、荷重を分散して可動部の軽量
化を計ることができると共に、建物の強度増加を避ける
ことができる。 （ｂ） 走行ガータを走行レールに吊下げ、また横行ト
ロリを走行ガータに吊下げて走行するものであるので、
走行レールの上方に大きな空間を取る必要はなく、かつ
有効揚程も大きくなる。 （ｃ） 走行ガータを走行レールに吊下げ、また横行ト
ロリを走行ガータに吊下げて走行するものであるので、
横行トロリは走行レールに邪魔されることなく走行レー
ルの側方外方まで移動でき、吊荷を走行レールから側方
へ張出した位置で揚重できる。 （ｄ） 前記（ｃ）に加え、旋回ブームを旋回させて、
吊荷を走行ガータから左右前後（ＸＹ）方向ともに張出
した位置で揚重できる。
【図１】本考案の一実施例を示す正面図。
【図２】図１の上面図。
【図３】図１の側面図。
【図４】図１のワイヤリングを示す斜視図。
【符号の説明】 Ｗ、ｗ・・・ワイヤ １・・・天井 ２・・・走行レール ３・・・走行装置 ４・・・走行ガータ ５・・・横行装置 ６、６Ａ・・・シーブユニット ７・・・旋回台 ８・・・ドラム ９・・・旋回ブーム １０・・・ウインチ １０ａ・・・ウインチドラム １１・・・第１シーブ １２・・・第２シーブ １３・・・第３シーブ １４・・・第４シーブ １５・・・第５シーブ １６・・・フックシーブ １６ａ・・・フック １７・・・第７シーブ １８・・・第８シーブ １９・・・第９シーブ ２０・・・第１０シーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−74989（ＪＰ，Ａ) 実開 昭51−156165（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B66C 11/16 - 11/20 B66D 1/30
Claims (1)
- 【請求項１】 天井等に間隔を隔てて吊設された一対の
走行レールに支持されて走行する走行ガータを設けると
共に、フックシーブを備えていて該走行ガータに支持さ
れて前記走行レールと直交する方向に走行する横行トロ
リを設け、前記走行ガータの外部にウインチを設けて、
該ウインチのワイヤを複数のシーブを介して前記横行ト
ロリのフックシーブを経て複数のシーブを介して天井等
に止着して横行トロリの移動を許容するワイヤリングを
設けてなるウインチ外部式クレーンにおいて、前記走行
ガータは前記走行レールに吊下げられ、また前記横行ト
ロリは前記走行ガータに吊下げられて各走行するもので
あり、そして前記横行トロリの底部に旋回台を介して旋
回ブームが取付けられ、該旋回ブームの先端部にフック
シーブに至るワイヤを掛渡すシーブが設けられており、
かつ旋回台の外周に相対回転自在に設けたドラムを介し
てワイヤが掛渡されていることを特徴とするウインチ外
部式クレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992060075U JP2576219Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ウインチ外部式クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992060075U JP2576219Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ウインチ外部式クレーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0625284U JPH0625284U (ja) | 1994-04-05 |
| JP2576219Y2 true JP2576219Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=13131609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992060075U Expired - Lifetime JP2576219Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ウインチ外部式クレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576219Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP1992060075U patent/JP2576219Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0625284U (ja) | 1994-04-05 |
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