JPH08155989A - ラテックススポンジシートとその製造方法 - Google Patents
ラテックススポンジシートとその製造方法Info
- Publication number
- JPH08155989A JPH08155989A JP33157794A JP33157794A JPH08155989A JP H08155989 A JPH08155989 A JP H08155989A JP 33157794 A JP33157794 A JP 33157794A JP 33157794 A JP33157794 A JP 33157794A JP H08155989 A JPH08155989 A JP H08155989A
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- JP
- Japan
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- latex
- fabric
- sponge sheet
- layer
- latex sponge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単なラテックススポンジシート成形設備を
使用して、容易に且つ安価に製造することが出来、植毛
様の感触性に優れ、且つ繊維が脱離しないラテックスス
ポンジシート及びその製造方法を提供する。 【構成】 ラテックスフォーム層30内に、吸水・解裂
性を有する不織布20を植込み、且つその不織布20の
露出部分25をほぐしてなるラテックススポンジシート
であって、板状面10上に敷設した、吸水・解裂性を有
する不織布20上にラテックスフォーム層30を形成す
ることによって、不織布20をラテックスフォーム層3
0に積層すること、ラテックスフォーム層30を凝固さ
せて、不織布20とラテックスフォーム層30とを板状
に一体に加硫成形すること、及び不織布20の露出部分
25を水洗によってほぐすことよって製造する。
使用して、容易に且つ安価に製造することが出来、植毛
様の感触性に優れ、且つ繊維が脱離しないラテックスス
ポンジシート及びその製造方法を提供する。 【構成】 ラテックスフォーム層30内に、吸水・解裂
性を有する不織布20を植込み、且つその不織布20の
露出部分25をほぐしてなるラテックススポンジシート
であって、板状面10上に敷設した、吸水・解裂性を有
する不織布20上にラテックスフォーム層30を形成す
ることによって、不織布20をラテックスフォーム層3
0に積層すること、ラテックスフォーム層30を凝固さ
せて、不織布20とラテックスフォーム層30とを板状
に一体に加硫成形すること、及び不織布20の露出部分
25を水洗によってほぐすことよって製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラテックスを主原料と
し、不織布と重ね合わせ一体成形した、植毛様の感触に
優れたラテックススポンジシートに関するものである。
し、不織布と重ね合わせ一体成形した、植毛様の感触に
優れたラテックススポンジシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の素材よりなる材料表面に良
好な感触性を付与するための一方法として、材料表面に
短繊維を配向させることによって、材料表面にその繊維
の持つ特徴的な感触を付与することが可能なフロック加
工がある。ラテックススポンジに対しても同様な方法を
適用し、短繊維をラテックススポンジ表面に配向し、そ
の繊維の特徴的な感触・機能を付与している事例がラテ
ックススポンジパフ等に見られる。
好な感触性を付与するための一方法として、材料表面に
短繊維を配向させることによって、材料表面にその繊維
の持つ特徴的な感触を付与することが可能なフロック加
工がある。ラテックススポンジに対しても同様な方法を
適用し、短繊維をラテックススポンジ表面に配向し、そ
の繊維の特徴的な感触・機能を付与している事例がラテ
ックススポンジパフ等に見られる。
【0003】しかしながら、上記従来のラテックススポ
ンジシートにフロック加工を適用する場合、電着・接着
層の成形等、複雑且つコストの高い設備が必要であるば
かりでなく、繊維配向時、繊維の重なり等により繊維の
脱離等が発生すると言う問題点がある。
ンジシートにフロック加工を適用する場合、電着・接着
層の成形等、複雑且つコストの高い設備が必要であるば
かりでなく、繊維配向時、繊維の重なり等により繊維の
脱離等が発生すると言う問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来のラテックススポンジシートにフロック
加工を適用する場合、電着・接着層の成形等、複雑且つ
コストの高い設備が必要であるばかりでなく、繊維配向
時、繊維の重なり等により繊維の脱離等が発生すること
である。本発明は上記問題を解決した、植毛様感触に優
れたラテックススポンジシート及びその製造方法を提供
するものである。
点は、上記従来のラテックススポンジシートにフロック
加工を適用する場合、電着・接着層の成形等、複雑且つ
コストの高い設備が必要であるばかりでなく、繊維配向
時、繊維の重なり等により繊維の脱離等が発生すること
である。本発明は上記問題を解決した、植毛様感触に優
れたラテックススポンジシート及びその製造方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ラテ
ックスフォーム層30内に、吸水・解裂性を有する不織
布20を積層し、且つその不織布20の露出部分25を
ほぐしてなるラテックススポンジシートである。
ックスフォーム層30内に、吸水・解裂性を有する不織
布20を積層し、且つその不織布20の露出部分25を
ほぐしてなるラテックススポンジシートである。
【0006】請求項2の発明は、板状面10上に敷設し
た、吸水・解裂性を有する不織布20上にラテックスフ
ォーム層30を形成することによって、不織布20をラ
テックスフォーム層30に積層すること、ラテックスフ
ォーム層30を凝固させて、さらに不織布20とラテッ
クスフォーム層30とを板状に一体に加硫成形するこ
と、及び不織布20の露出部分25を水洗によってほぐ
すことよりなるラテックススポンジシートの製造方法で
ある。
た、吸水・解裂性を有する不織布20上にラテックスフ
ォーム層30を形成することによって、不織布20をラ
テックスフォーム層30に積層すること、ラテックスフ
ォーム層30を凝固させて、さらに不織布20とラテッ
クスフォーム層30とを板状に一体に加硫成形するこ
と、及び不織布20の露出部分25を水洗によってほぐ
すことよりなるラテックススポンジシートの製造方法で
ある。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について、図1及び図2によ
り説明すると、10は一方向に並べるガラス板等の複数
枚のシート成形用板状面、20はその板状面10上に敷
設する不織布であって、吸水・解裂性を有する。30は
不織布20上に一体に成形したラテックスフォーム薄層
であって、ラテックス発泡容器50から不織布20上に
注ぎ一方向に移動させることによって形成する。その
際、不織布20はラテックスフォーム薄層30を含浸
し、薄層30内に植込まれるが、大半は露出される。2
5はその露出部分である。60はラテックスフォーム層
30の上面を掻き取り、一定厚さにするための掻き取り
治具である。
り説明すると、10は一方向に並べるガラス板等の複数
枚のシート成形用板状面、20はその板状面10上に敷
設する不織布であって、吸水・解裂性を有する。30は
不織布20上に一体に成形したラテックスフォーム薄層
であって、ラテックス発泡容器50から不織布20上に
注ぎ一方向に移動させることによって形成する。その
際、不織布20はラテックスフォーム薄層30を含浸
し、薄層30内に植込まれるが、大半は露出される。2
5はその露出部分である。60はラテックスフォーム層
30の上面を掻き取り、一定厚さにするための掻き取り
治具である。
【0008】この不織布20に一体に成形したラテック
スフォーム薄層30を凝固Fさせ、加硫Vし、脱型Tし
た上、その露出部分25を水で洗浄Wし、ほぐした後、
乾燥Dすると本発明のラテックススポンジシートが得ら
れる。
スフォーム薄層30を凝固Fさせ、加硫Vし、脱型Tし
た上、その露出部分25を水で洗浄Wし、ほぐした後、
乾燥Dすると本発明のラテックススポンジシートが得ら
れる。
【0009】
【作用】上記ラテックススポンジシートの露出部分25
は外側に向いて配向されており、植毛様の感触性に優れ
ており、不織布20がラテックスフォーム薄層30に強
固に植込まれているため、不織布20のがラテックスフ
ォーム薄層30から脱離することはない。
は外側に向いて配向されており、植毛様の感触性に優れ
ており、不織布20がラテックスフォーム薄層30に強
固に植込まれているため、不織布20のがラテックスフ
ォーム薄層30から脱離することはない。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
簡単なラテックススポンジシート成形設備を使用して、
容易に且つ安価に製造することが出来、しかも得られた
ラテックススポンジシートは植毛様の感触性に優れ、且
つ繊維が脱離することがない。用途としては、化粧用パ
フ等に用いることが出来る。
簡単なラテックススポンジシート成形設備を使用して、
容易に且つ安価に製造することが出来、しかも得られた
ラテックススポンジシートは植毛様の感触性に優れ、且
つ繊維が脱離することがない。用途としては、化粧用パ
フ等に用いることが出来る。
【図1】本発明の実施例を示す製造工程図である。
【図2】本発明の製品の部分拡大図である。
10 板状面 20 不織布 25 露出部分 30 ラテックスフォーム薄層 50 ラテッス発泡容器 60 掻き取り治具 D 乾燥 F 凝固 T 脱型 V 加硫 W 洗浄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 5/18 25/10 // B29K 21:00 105:04 B29L 9:00 31:00
Claims (2)
- 【請求項1】 ラテックスフォーム層(30)に、吸水
・解裂性を有する不織布(20)を積層し、且つその不
織布(20)の露出部分(25)をほぐしてなるラテッ
クススポンジシート。 - 【請求項2】 板状面(10)上に敷設した、吸水・解
裂性を有する不織布(20)上にラテックスフォーム層
(30)を形成することによって、不織布(20)をラ
テックスフォーム層(30)に積層する工程、ラテック
スフォーム層(30)を凝固させて、さらに不織布(2
0)とラテックスフォーム層(30)とを板状に一体に
加硫成形する工程、及び不織布(20)の露出部分(2
5)を水洗によってほぐす工程よりなるラテックススポ
ンジシートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33157794A JP3577644B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | ラテックススポンジシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33157794A JP3577644B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | ラテックススポンジシートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08155989A true JPH08155989A (ja) | 1996-06-18 |
JP3577644B2 JP3577644B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=18245215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33157794A Expired - Fee Related JP3577644B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | ラテックススポンジシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3577644B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2245228A1 (es) * | 2004-04-12 | 2005-12-16 | Jose Ramon Ferrandez Llopis | Procedimiento de vulcanizacion de laminas de latex y lamina asi obtenida. |
KR20200025257A (ko) * | 2018-08-29 | 2020-03-10 | 주식회사 제이케이골드 | 항균동이 내장된 친환경 라텍스 항균시트 및 그의 제조방법 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP33157794A patent/JP3577644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2245228A1 (es) * | 2004-04-12 | 2005-12-16 | Jose Ramon Ferrandez Llopis | Procedimiento de vulcanizacion de laminas de latex y lamina asi obtenida. |
KR20200025257A (ko) * | 2018-08-29 | 2020-03-10 | 주식회사 제이케이골드 | 항균동이 내장된 친환경 라텍스 항균시트 및 그의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3577644B2 (ja) | 2004-10-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040629 |
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