JPH0839683A - プラスチック成形体およびその製造方法 - Google Patents
プラスチック成形体およびその製造方法Info
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- JPH0839683A JPH0839683A JP6200228A JP20022894A JPH0839683A JP H0839683 A JPH0839683 A JP H0839683A JP 6200228 A JP6200228 A JP 6200228A JP 20022894 A JP20022894 A JP 20022894A JP H0839683 A JPH0839683 A JP H0839683A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチックを成形する際に同時に表皮を成
形し、かつ品質感,耐久性および精度の優れたプラスチ
ック成形体を得る。 【構成】 下型3の成形面5上へ裏面にフィルム7が貼
着された表皮20を載置する。さらに、表皮20裏面の
フィルム7上にプリフォ−ムされたガラス繊維マット1
0を載置する。この状態で、上型2を下降して型締めす
る。次に、上下型2,3の成形面4,5にて形成された
キャビティ内へ注入口6より液状樹脂9を注入して充填
し、ガラス繊維マット10に液状樹脂9を含浸させて硬
化させる。液状樹脂9の硬化後、上型2を上昇させて型
開きし、成形されたプラスチック成形体11を取り出
す。
形し、かつ品質感,耐久性および精度の優れたプラスチ
ック成形体を得る。 【構成】 下型3の成形面5上へ裏面にフィルム7が貼
着された表皮20を載置する。さらに、表皮20裏面の
フィルム7上にプリフォ−ムされたガラス繊維マット1
0を載置する。この状態で、上型2を下降して型締めす
る。次に、上下型2,3の成形面4,5にて形成された
キャビティ内へ注入口6より液状樹脂9を注入して充填
し、ガラス繊維マット10に液状樹脂9を含浸させて硬
化させる。液状樹脂9の硬化後、上型2を上昇させて型
開きし、成形されたプラスチック成形体11を取り出
す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、模様などの意匠性を付
与するための表皮が被着されたプラスチック成形体およ
びその製造方法に関する。
与するための表皮が被着されたプラスチック成形体およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車室内の壁,天井,ダッシュボ
−ドあるいは家具調度品などをプラスチックにより成形
する場合には強度が要求される。このため、これらの構
造物の形状に合うようにガラス繊維マットをプリフォ−
ム(予備成形)し、このプリフォ−ムされたガラス繊維
マットに樹脂を含浸させ、硬化させて強度を得る方法が
用いられている。ところが、この方法により成形された
プラスチック成形体はそのままでは表面に樹脂が露出し
ているため、豪華さや重厚さを商品価値の一つとする上
述のような構造物に対しては十分な品質感が得られない
問題があった。
−ドあるいは家具調度品などをプラスチックにより成形
する場合には強度が要求される。このため、これらの構
造物の形状に合うようにガラス繊維マットをプリフォ−
ム(予備成形)し、このプリフォ−ムされたガラス繊維
マットに樹脂を含浸させ、硬化させて強度を得る方法が
用いられている。ところが、この方法により成形された
プラスチック成形体はそのままでは表面に樹脂が露出し
ているため、豪華さや重厚さを商品価値の一つとする上
述のような構造物に対しては十分な品質感が得られない
問題があった。
【0003】このため、上述のような構造物に対して、
従来は成形した本体部分の外面に表皮を貼着して意匠性
を付与し、十分な品質感を得ていた。係る表皮の貼着は
手作業あるいは専用の貼着装置を用いることにより行う
ものである。
従来は成形した本体部分の外面に表皮を貼着して意匠性
を付与し、十分な品質感を得ていた。係る表皮の貼着は
手作業あるいは専用の貼着装置を用いることにより行う
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように本体部分
を成形し、この本体部分に表皮を貼着する従来方法で
は、工程数が多く、作業時間も長いため、迅速な製造が
できず、生産量の増大が難しい。また、表皮貼着の際に
表皮へ皺が生じ易く、この皺の発生により不良品となっ
ていた。係る皺は、プラスチック成形体の形状が複雑な
場合に特に多発し易く、複雑な形状のプラスチック成形
体に対して従来方法は適するものとはなっていない。
を成形し、この本体部分に表皮を貼着する従来方法で
は、工程数が多く、作業時間も長いため、迅速な製造が
できず、生産量の増大が難しい。また、表皮貼着の際に
表皮へ皺が生じ易く、この皺の発生により不良品となっ
ていた。係る皺は、プラスチック成形体の形状が複雑な
場合に特に多発し易く、複雑な形状のプラスチック成形
体に対して従来方法は適するものとはなっていない。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、表皮に皺が発生する
ことなく、外観が良好で十分な品質感を有したプラスチ
ック成形体を提供することを目的とする。また、本発明
は工程数や作業時間を削減でき、不良品発生率を低減で
き、しかも複雑形状のプラスチック成形体の製造を好適
に実施することができる製造方法を提供することを目的
とする。
決するためになされたものであり、表皮に皺が発生する
ことなく、外観が良好で十分な品質感を有したプラスチ
ック成形体を提供することを目的とする。また、本発明
は工程数や作業時間を削減でき、不良品発生率を低減で
き、しかも複雑形状のプラスチック成形体の製造を好適
に実施することができる製造方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のプラ
スチック成形体は、非通気性を有する表皮と、該表皮に
載置されたガラス繊維マットと、このガラス繊維マット
に含浸されて硬化した樹脂とを備えることを特徴とする
スチック成形体は、非通気性を有する表皮と、該表皮に
載置されたガラス繊維マットと、このガラス繊維マット
に含浸されて硬化した樹脂とを備えることを特徴とする
【0007】このプラスチック成形体はガラス繊維マッ
トに樹脂が含浸されて硬化されるため強度を有する。ま
た、表皮は後述する製造方法により一体的に成形される
ことから、複雑な形状であっても高精度な形状が得ら
れ、皺を生じることがなく、良好な外観となる。
トに樹脂が含浸されて硬化されるため強度を有する。ま
た、表皮は後述する製造方法により一体的に成形される
ことから、複雑な形状であっても高精度な形状が得ら
れ、皺を生じることがなく、良好な外観となる。
【0008】このプラスチック成形体を製造する本発明
の方法は、非通気性を有する表皮の裏面にガラス繊維マ
ットを載置した後、ガラス繊維マットに樹脂を含浸させ
て硬化させ、一体的に成形する製造方法である。
の方法は、非通気性を有する表皮の裏面にガラス繊維マ
ットを載置した後、ガラス繊維マットに樹脂を含浸させ
て硬化させ、一体的に成形する製造方法である。
【0009】係る製造において、非通気性を有する表皮
を用いたことにより、ガラス繊維マットに樹脂を含浸さ
せる際に、樹脂が表皮で遮断されて表皮の表面にまで達
することがない。このため、樹脂が表皮の表面から抜け
出ることがなく、表皮の表面が汚れたり、外観が劣化す
ることなく、表皮の質感あるいは模様を保持できる。
を用いたことにより、ガラス繊維マットに樹脂を含浸さ
せる際に、樹脂が表皮で遮断されて表皮の表面にまで達
することがない。このため、樹脂が表皮の表面から抜け
出ることがなく、表皮の表面が汚れたり、外観が劣化す
ることなく、表皮の質感あるいは模様を保持できる。
【0010】また、係る非通気性の表皮に対して、ガラ
ス繊維マットを載置した状態で樹脂を含浸させる構成の
ため、樹脂の成形と表皮とを一体的に成形でき、工程数
および製造時間を短縮できる。しかも、表皮の一体成形
を行うため、表皮に皺を生じることがなく、複雑な形状
のプラスチック成形体の製造にも適合できる。
ス繊維マットを載置した状態で樹脂を含浸させる構成の
ため、樹脂の成形と表皮とを一体的に成形でき、工程数
および製造時間を短縮できる。しかも、表皮の一体成形
を行うため、表皮に皺を生じることがなく、複雑な形状
のプラスチック成形体の製造にも適合できる。
【0011】表皮の材質としては、成形されるプラスチ
ック成形体の使用用途や装着部位等により適宜選択され
る。この表皮としては、それ自体で非通気性を有するも
の、または非通気性フィルムを貼着することにより非通
気性が付与されたもののいずれも使用できる。それ自体
で非通気性を有する表皮としては、塩化ビニ−ルなどの
樹脂シ−トあるいはこの樹脂に顔料などを混合した着色
樹脂シ−ト等を選択できる。一方、非通気性のフィルム
が貼着された表皮としては、布,不織布,皮革,合成皮
革および和紙などの質感を有した表皮部材を用い、この
表皮部材の裏面に塩化ビニ−ルフィルム等の非通気性の
フィルムを貼着したものを使用できる。この場合には、
表皮部材が質感を有するため、樹脂と異なった感触を付
与でき、高級感を有した成形体とすることができる。
ック成形体の使用用途や装着部位等により適宜選択され
る。この表皮としては、それ自体で非通気性を有するも
の、または非通気性フィルムを貼着することにより非通
気性が付与されたもののいずれも使用できる。それ自体
で非通気性を有する表皮としては、塩化ビニ−ルなどの
樹脂シ−トあるいはこの樹脂に顔料などを混合した着色
樹脂シ−ト等を選択できる。一方、非通気性のフィルム
が貼着された表皮としては、布,不織布,皮革,合成皮
革および和紙などの質感を有した表皮部材を用い、この
表皮部材の裏面に塩化ビニ−ルフィルム等の非通気性の
フィルムを貼着したものを使用できる。この場合には、
表皮部材が質感を有するため、樹脂と異なった感触を付
与でき、高級感を有した成形体とすることができる。
【0012】ガラス繊維マットは成形するプラスチック
成形体の形状に合わせてプリフォ−ムしたものを用いて
も良く、プリフォ−ムすることなく用いても良い。ガラ
ス繊維マットをプリフォ−ムした場合には、精度良く成
形できるメリットがある。
成形体の形状に合わせてプリフォ−ムしたものを用いて
も良く、プリフォ−ムすることなく用いても良い。ガラ
ス繊維マットをプリフォ−ムした場合には、精度良く成
形できるメリットがある。
【0013】
【実施例1】図1〜図4は本発明の一実施例におけるプ
ラスチック成形体の製造工程を示す断面図、図5はプラ
スチック成形体の一部を破断した側面図である。本実施
例では、布,不織布,皮革,合成皮革および和紙などの
通気性の表皮部材の裏面に非通気性のフィルムが貼着さ
れた表皮を用いるものである。なお、それ自体で非通気
性を有した表皮を用いる場合には、非通気性のフィルム
を貼着する必要は無い。
ラスチック成形体の製造工程を示す断面図、図5はプラ
スチック成形体の一部を破断した側面図である。本実施
例では、布,不織布,皮革,合成皮革および和紙などの
通気性の表皮部材の裏面に非通気性のフィルムが貼着さ
れた表皮を用いるものである。なお、それ自体で非通気
性を有した表皮を用いる場合には、非通気性のフィルム
を貼着する必要は無い。
【0014】1は成形装置で、この成形装置1は同一軸
線上へ上下に対向配設された上型2と下型3とより構成
されている。上型2および下型3は、成形されたプラス
チック成形体が所望の形状となる様に、上型2の下面に
は凸状の成形面4が、下型3の上面には凹状の成形面5
がそれぞれ形成されている。上型2は、図示省略した駆
動装置に接続されて上下動自在に保持されるとともに、
上型2および下型3の成形面4,5にて形成されるキャ
ビティへ液状樹脂を注入するための注入口6が形成され
ている。
線上へ上下に対向配設された上型2と下型3とより構成
されている。上型2および下型3は、成形されたプラス
チック成形体が所望の形状となる様に、上型2の下面に
は凸状の成形面4が、下型3の上面には凹状の成形面5
がそれぞれ形成されている。上型2は、図示省略した駆
動装置に接続されて上下動自在に保持されるとともに、
上型2および下型3の成形面4,5にて形成されるキャ
ビティへ液状樹脂を注入するための注入口6が形成され
ている。
【0015】以上の構成からなる成形装置1を用いたプ
ラスチック成形体の製造方法を説明する。まず、上述し
た通気性を有する材質からなる表皮部材8の裏面にフィ
ルム7を貼着して表皮20を形成し、この表皮20を型
開き状態の下型3にセットする。このセットは表皮部材
8が成形面5と接する様に、フィルム7を上にして載置
して行う。フィルム7は後述するように、注入樹脂9が
表皮20の表面に達しないように作用するものであり、
このため非通気性を有している。また、このフィルム7
は表皮部材8との接着性が大きく且つ注入する液状樹脂
9との密着性が大きい材質が使用される。
ラスチック成形体の製造方法を説明する。まず、上述し
た通気性を有する材質からなる表皮部材8の裏面にフィ
ルム7を貼着して表皮20を形成し、この表皮20を型
開き状態の下型3にセットする。このセットは表皮部材
8が成形面5と接する様に、フィルム7を上にして載置
して行う。フィルム7は後述するように、注入樹脂9が
表皮20の表面に達しないように作用するものであり、
このため非通気性を有している。また、このフィルム7
は表皮部材8との接着性が大きく且つ注入する液状樹脂
9との密着性が大きい材質が使用される。
【0016】この載置は表皮20が下型3の成形面5に
沿うように、しかも成形面5と隙間を生じることのない
密着状態となるように行う。このように密着状態で表皮
20を載置することにより、表皮20への皺の発生を好
適に防止することができる。この場合、成形面5に開口
する吸引孔(図示省略)を下型3の適宜箇所に形成し、
この吸引孔を介して真空引きをしても良い。これによ
り、下型3の成形面5への表皮20の密着性を確保でき
るため、皺の発生をさらに確実に防止できる。
沿うように、しかも成形面5と隙間を生じることのない
密着状態となるように行う。このように密着状態で表皮
20を載置することにより、表皮20への皺の発生を好
適に防止することができる。この場合、成形面5に開口
する吸引孔(図示省略)を下型3の適宜箇所に形成し、
この吸引孔を介して真空引きをしても良い。これによ
り、下型3の成形面5への表皮20の密着性を確保でき
るため、皺の発生をさらに確実に防止できる。
【0017】さらに、表皮20裏面のフィルム7上に目
的とする製品の外形形状に合わせてプリフォ−ムされた
ガラス繊維マット10を載置する(図1参照)。ガラス
繊維マット10は長繊維のガラス繊維マットを裁断し、
型内で押圧して所定の形状にプリフォ−ムしたものであ
る。上記状態で図示省略した駆動装置を作動し、上型2
を下降して型締めする(図2参照)。
的とする製品の外形形状に合わせてプリフォ−ムされた
ガラス繊維マット10を載置する(図1参照)。ガラス
繊維マット10は長繊維のガラス繊維マットを裁断し、
型内で押圧して所定の形状にプリフォ−ムしたものであ
る。上記状態で図示省略した駆動装置を作動し、上型2
を下降して型締めする(図2参照)。
【0018】次に、上下型2,3の成形面4,5にて形
成されたキャビティ内へ注入口6より液状樹脂9を注入
して充填し、ガラス繊維マット10に液状樹脂9を含浸
させて硬化させる(図3参照)。液状樹脂9としては熱
硬化性樹脂を用いるもので、例えばエポキシ樹脂,不飽
和ポリエステル樹脂,フェノ−ル樹脂およびアクリル樹
脂等が適している。また、液状樹脂9の注入時に上下型
2,3内を減圧させてもよい。減圧することにより、液
状樹脂9がガラス繊維マット10内へ円滑に侵入する。
成されたキャビティ内へ注入口6より液状樹脂9を注入
して充填し、ガラス繊維マット10に液状樹脂9を含浸
させて硬化させる(図3参照)。液状樹脂9としては熱
硬化性樹脂を用いるもので、例えばエポキシ樹脂,不飽
和ポリエステル樹脂,フェノ−ル樹脂およびアクリル樹
脂等が適している。また、液状樹脂9の注入時に上下型
2,3内を減圧させてもよい。減圧することにより、液
状樹脂9がガラス繊維マット10内へ円滑に侵入する。
【0019】液状樹脂9の硬化後、上型2を上昇させて
型開きし、成形されたプラスチック成形体11を取り出
す(図4参照)。取り出されたプラスチック成形体11
は、ガラス繊維マット10を内蔵した硬化樹脂12表面
上にフィルム7を介して表皮20が一体に成形されてい
る(図5参照)。
型開きし、成形されたプラスチック成形体11を取り出
す(図4参照)。取り出されたプラスチック成形体11
は、ガラス繊維マット10を内蔵した硬化樹脂12表面
上にフィルム7を介して表皮20が一体に成形されてい
る(図5参照)。
【0020】本実施例によれば、プラスチックを成形す
る工程で同時に表皮を成形することができる。
る工程で同時に表皮を成形することができる。
【0021】
【実施例2】図6は本実施例におけるプラスチック成形
体の製造工程を示す断面図である。本実施例は、前記実
施例1におけるプリフォ−ムされたガラス繊維マット1
0に代わり、プリフォ−ムされていないガラス繊維マッ
ト21を用いて構成した点が異なり、他の構成は同一な
構成部分から成るもので、同一構成部分には同一番号を
付し、構成の説明を省略する。
体の製造工程を示す断面図である。本実施例は、前記実
施例1におけるプリフォ−ムされたガラス繊維マット1
0に代わり、プリフォ−ムされていないガラス繊維マッ
ト21を用いて構成した点が異なり、他の構成は同一な
構成部分から成るもので、同一構成部分には同一番号を
付し、構成の説明を省略する。
【0022】本実施例では、表皮20裏面のフィルム7
上にガラス繊維マット21を載置する(図6参照)。こ
のガラス繊維マット21は上型2の下降により、上型2
と下型3とに挟まれ、これにより図1に示すプリフォ−
ムされた形状となる。従って、以下前記実施例1と同様
な作動によりプラスチック成形体を成形することができ
る(図5参照)。
上にガラス繊維マット21を載置する(図6参照)。こ
のガラス繊維マット21は上型2の下降により、上型2
と下型3とに挟まれ、これにより図1に示すプリフォ−
ムされた形状となる。従って、以下前記実施例1と同様
な作動によりプラスチック成形体を成形することができ
る(図5参照)。
【0023】本実施例によれば、前記実施例1と同様な
効果が得られるとともに、ガラス繊維マットをプリフォ
−ムせずに製造することで、工程の短縮が図れる。
効果が得られるとともに、ガラス繊維マットをプリフォ
−ムせずに製造することで、工程の短縮が図れる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプラ
スチック成形体によれば、皺の生じない状態で表皮を密
着することができ、外観の向上が図れるとともに美観を
付与することができる。また、本発明に係るプラスチッ
ク成形体の製造方法によれば、プラスチックを成形する
工程にて同時に表皮を成形することで工程数が減少し、
迅速な成形が行えるとともに、大量生産に優れた効果を
奏する。
スチック成形体によれば、皺の生じない状態で表皮を密
着することができ、外観の向上が図れるとともに美観を
付与することができる。また、本発明に係るプラスチッ
ク成形体の製造方法によれば、プラスチックを成形する
工程にて同時に表皮を成形することで工程数が減少し、
迅速な成形が行えるとともに、大量生産に優れた効果を
奏する。
【図1】実施例1を示す断面図である。
【図2】実施例1を示す断面図である。
【図3】実施例1を示す断面図である。
【図4】実施例1を示す断面図である。
【図5】実施例1を示す側面図である。
【図6】実施例2を示す断面図である。
1 成形装置 2 上型 3 下型 4,5 成形面 6 注入口 7 フィルム 8 表皮部材 9 液状樹脂 10,21 ガラス繊維マット 11 プラスチック成形体 12 硬化樹脂 20 表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 車田 聡 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 非通気性を有した表皮と、該表皮に載置
されたガラス繊維マットと、このガラス繊維マットに含
浸されて硬化した樹脂とを備えることを特徴とするプラ
スチック成形体。 - 【請求項2】 非通気性を有した表皮の裏面にガラス繊
維マットを載置した後、ガラス繊維マットに樹脂を含浸
させて硬化させ、一体的に成形することを特徴とするプ
ラスチック成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200228A JPH0839683A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | プラスチック成形体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200228A JPH0839683A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | プラスチック成形体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839683A true JPH0839683A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16420948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6200228A Pending JPH0839683A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | プラスチック成形体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839683A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6141493B1 (ja) * | 2016-06-22 | 2017-06-07 | 株式会社コトブキ | Frp製品の製造方法 |
KR20190076449A (ko) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | (주)엘지하우시스 | 사출물의 표면 품질이 개선된 고압수지 이송성형 방법 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP6200228A patent/JPH0839683A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6141493B1 (ja) * | 2016-06-22 | 2017-06-07 | 株式会社コトブキ | Frp製品の製造方法 |
KR20190076449A (ko) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | (주)엘지하우시스 | 사출물의 표면 품질이 개선된 고압수지 이송성형 방법 |
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