JPH0815567B2 - 粉砕混合装置 - Google Patents
粉砕混合装置Info
- Publication number
- JPH0815567B2 JPH0815567B2 JP5043283A JP4328393A JPH0815567B2 JP H0815567 B2 JPH0815567 B2 JP H0815567B2 JP 5043283 A JP5043283 A JP 5043283A JP 4328393 A JP4328393 A JP 4328393A JP H0815567 B2 JPH0815567 B2 JP H0815567B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixing
- crushing
- section
- pulverizing
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C17/00—Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
- B02C17/002—Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls with rotary cutting or beating elements
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の微粒子を混合
するに際して、規則混合を実施することができる粉砕混
合装置に関するものである。
するに際して、規則混合を実施することができる粉砕混
合装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、粉粒体の粉砕，混合，コーテ
ィング或は分散に際して、例えば図６に示すような粉砕
混合装置が使用されている。即ち、粉砕槽５０を高速で
回転（矢印Ａ）しておき、粉砕槽５０の内壁と小間隙Ｇ
をもつように把持した半月形のインナーピース５１を該
粉砕槽５０より遅れて同方向に回転駆動（矢印Ｂ）して
なるものであり、粉砕混合室５２に粉粒体材料ａを収容
して処理を行う。
ィング或は分散に際して、例えば図６に示すような粉砕
混合装置が使用されている。即ち、粉砕槽５０を高速で
回転（矢印Ａ）しておき、粉砕槽５０の内壁と小間隙Ｇ
をもつように把持した半月形のインナーピース５１を該
粉砕槽５０より遅れて同方向に回転駆動（矢印Ｂ）して
なるものであり、粉砕混合室５２に粉粒体材料ａを収容
して処理を行う。
【０００３】粉砕混合室５２に投入された粉粒体材料ａ
は、粉砕槽５０が高速で回転（矢印Ｂ）しているため、
大きな遠心力を受けて粉砕混合室５２の内壁に押し付け
られる。この内壁に押し付けられた粉粒体材料ａを、イ
ンナーピース５１によって小間隙Ｇに押し込んで更に圧
縮し、強い剪断力を与えることにより微粒子の表面から
微粉が生成するものである。
は、粉砕槽５０が高速で回転（矢印Ｂ）しているため、
大きな遠心力を受けて粉砕混合室５２の内壁に押し付け
られる。この内壁に押し付けられた粉粒体材料ａを、イ
ンナーピース５１によって小間隙Ｇに押し込んで更に圧
縮し、強い剪断力を与えることにより微粒子の表面から
微粉が生成するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構成の粉砕
混合装置の構成によれば、粉砕槽５０が高速で回転して
いるため、粉砕混合室５２の内壁にライニングされたよ
うに付着するようになり、層厚方向の流動が殆ど発生し
ない。このためインナーピース５１の摺動する面では剪
断と摩擦による微粉の発生があるが、粉砕混合室５２の
内壁に近い部分では殆ど微粉が発生しない状態になり、
全体が完全に均一化するまでには多大な時間を要してい
た。
混合装置の構成によれば、粉砕槽５０が高速で回転して
いるため、粉砕混合室５２の内壁にライニングされたよ
うに付着するようになり、層厚方向の流動が殆ど発生し
ない。このためインナーピース５１の摺動する面では剪
断と摩擦による微粉の発生があるが、粉砕混合室５２の
内壁に近い部分では殆ど微粉が発生しない状態になり、
全体が完全に均一化するまでには多大な時間を要してい
た。
【０００５】また上記従来の構成では、インナーピース
５１が粉粒体材料ａと強い圧力で常時摺接しているた
め、摩擦によって該インナーピース５１が高温になり、
粉粒体材料が熱変質する問題を有していた。
５１が粉粒体材料ａと強い圧力で常時摺接しているた
め、摩擦によって該インナーピース５１が高温になり、
粉粒体材料が熱変質する問題を有していた。
【０００６】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、熱による粉粒体材料に及ぼす影響がなく、且つ短
時間に粉砕混合を行うと共に、単に混合するだけでな
く、規則混合状態に達して機能性複合粒子を生成するこ
とができる粉砕混合装置を提供することを目的とするも
のである。
あり、熱による粉粒体材料に及ぼす影響がなく、且つ短
時間に粉砕混合を行うと共に、単に混合するだけでな
く、規則混合状態に達して機能性複合粒子を生成するこ
とができる粉砕混合装置を提供することを目的とするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案に係る粉砕混合装
置は、回動自在に横架設し、軸芯位置に楕円形，長円
形，角部を丸めた三角状等、回転中心から内壁面までの
距離が連続的に異なる複数の拡径部を構成してなる異形
断面を有する内壁を持った粉砕混合室を構成してなる回
転槽と、前記粉砕混合室に対してその全長に亙って内挿
し、回転槽と回転軸を異にして同軸位置に軸架設すると
共に、その長径部が前記粉砕混合室の短径部より短い断
面を持った楕円形，長円形，角部を丸めた三角状等、回
転中心から外壁面までの距離が連続的に異なる異形断面
の粉砕混合翼と、前記回転槽を、一定の方向に比較的遅
い任意の回転速度で調節可能に回転駆動する回転槽回動
モータと、前記粉砕混合翼を、正逆方向に、また任意の
回転速度で調節可能に回転駆動する粉砕混合翼回動モー
タとからなり、前記粉砕混合室に投入した粉砕混合材料
を、回転槽と粉砕混合翼の相対回転運動によって粉砕，
混合し、またこれらの作用によってコーティング，造粒
または分散処理することを要旨とするものである。ま
た、前記回転槽の粉砕混合室の異形断面と粉砕混合翼の
異形断面は、非相似形状、或は相似形状であっても同様
に実施することができる。
置は、回動自在に横架設し、軸芯位置に楕円形，長円
形，角部を丸めた三角状等、回転中心から内壁面までの
距離が連続的に異なる複数の拡径部を構成してなる異形
断面を有する内壁を持った粉砕混合室を構成してなる回
転槽と、前記粉砕混合室に対してその全長に亙って内挿
し、回転槽と回転軸を異にして同軸位置に軸架設すると
共に、その長径部が前記粉砕混合室の短径部より短い断
面を持った楕円形，長円形，角部を丸めた三角状等、回
転中心から外壁面までの距離が連続的に異なる異形断面
の粉砕混合翼と、前記回転槽を、一定の方向に比較的遅
い任意の回転速度で調節可能に回転駆動する回転槽回動
モータと、前記粉砕混合翼を、正逆方向に、また任意の
回転速度で調節可能に回転駆動する粉砕混合翼回動モー
タとからなり、前記粉砕混合室に投入した粉砕混合材料
を、回転槽と粉砕混合翼の相対回転運動によって粉砕，
混合し、またこれらの作用によってコーティング，造粒
または分散処理することを要旨とするものである。ま
た、前記回転槽の粉砕混合室の異形断面と粉砕混合翼の
異形断面は、非相似形状、或は相似形状であっても同様
に実施することができる。
【０００８】
【作用】上記粉砕混合材料を投入した後、該材料が遠心
力によって内壁に張り付かない速度で回転槽を回動する
と、該粉砕混合材料は重力作用によって自由落下し、粉
砕混合室の内壁に沿って粉粒体が流動する。このとき、
粉砕混合翼を回転槽と相対回動変位すると、異形状をな
す内壁と粉砕混合翼外周の前側に咬み込んだ粉砕混合材
料を小間隙の間に瞬間的に圧入し、大きな剪断力を発生
する。そして、この剪断力印加の繰り返しによって内壁
と粉砕混合翼の外周との間で、微小粒体の表面を更に研
削し、更に微細粒子に粉砕する。
力によって内壁に張り付かない速度で回転槽を回動する
と、該粉砕混合材料は重力作用によって自由落下し、粉
砕混合室の内壁に沿って粉粒体が流動する。このとき、
粉砕混合翼を回転槽と相対回動変位すると、異形状をな
す内壁と粉砕混合翼外周の前側に咬み込んだ粉砕混合材
料を小間隙の間に瞬間的に圧入し、大きな剪断力を発生
する。そして、この剪断力印加の繰り返しによって内壁
と粉砕混合翼の外周との間で、微小粒体の表面を更に研
削し、更に微細粒子に粉砕する。
【０００９】そして、該微細に研削した粉砕混合材料
は、回転槽の回転に伴って、異形断面の内壁を流動する
際に混合が繰り返され、極めて均一に混合した規則混合
が行われる。同時に、該規則混合は、瞬間的に小間隙を
通過するときの大きな剪断応力と一緒になされるため、
微粒子の周部表面に別の微粒子を規則正しく埋め込むこ
ともでき、これによって新たな特性を持った機能性複合
粒子を生成することが可能となる。
は、回転槽の回転に伴って、異形断面の内壁を流動する
際に混合が繰り返され、極めて均一に混合した規則混合
が行われる。同時に、該規則混合は、瞬間的に小間隙を
通過するときの大きな剪断応力と一緒になされるため、
微粒子の周部表面に別の微粒子を規則正しく埋め込むこ
ともでき、これによって新たな特性を持った機能性複合
粒子を生成することが可能となる。
【００１０】また、上記粉砕混合中、粉砕混合翼はその
長径部が粉砕混合室の短径部と交錯したときに、小間隙
が発生して大きな剪断力を発生するものであるから、こ
の粉砕混合作用中における内部温度の上昇は殆どなく、
粉砕混合材料への影響は殆どない。
長径部が粉砕混合室の短径部と交錯したときに、小間隙
が発生して大きな剪断力を発生するものであるから、こ
の粉砕混合作用中における内部温度の上昇は殆どなく、
粉砕混合材料への影響は殆どない。
【００１１】
【実施例】以下、本発明に係る粉砕混合装置の一実施例
を図１乃至図３に従って説明する。符号１は基台（図示
せず）に固設した軸受装置２に対して、槽底５から軸芯
位置に突設した回動筒軸６を軸設し、回動自在に横架設
した有底筒状の回転槽であり、軸芯位置には楕円状断面
を有する内壁３を持った粉砕混合室４を構成してなる。
を図１乃至図３に従って説明する。符号１は基台（図示
せず）に固設した軸受装置２に対して、槽底５から軸芯
位置に突設した回動筒軸６を軸設し、回動自在に横架設
した有底筒状の回転槽であり、軸芯位置には楕円状断面
を有する内壁３を持った粉砕混合室４を構成してなる。
【００１２】上記回転槽１の開口端には、槽内部が視認
できる透明材料からなる円盤状の端盤７を締結ボルト
８，８…によって着脱可能に取り付けてなる材料投入排
出口９を構成してなる。
できる透明材料からなる円盤状の端盤７を締結ボルト
８，８…によって着脱可能に取り付けてなる材料投入排
出口９を構成してなる。
【００１３】符号１０は上記粉砕混合室４に対してその
全長に亙って内挿した楕円断面の柱体をなす粉砕混合翼
であり、該粉砕混合翼１０の長径Ｌ２は粉砕混合室４の
短径Ｌ１より短く（Ｌ１＞Ｌ２）なり、その軸芯に位置
して一端から突設した回転軸１１をベアリング１２を介
して上記回転筒軸６に内挿軸設してなり、回転槽１の内
壁３との間に最小間隙Ｇを構成するようになる。
全長に亙って内挿した楕円断面の柱体をなす粉砕混合翼
であり、該粉砕混合翼１０の長径Ｌ２は粉砕混合室４の
短径Ｌ１より短く（Ｌ１＞Ｌ２）なり、その軸芯に位置
して一端から突設した回転軸１１をベアリング１２を介
して上記回転筒軸６に内挿軸設してなり、回転槽１の内
壁３との間に最小間隙Ｇを構成するようになる。
【００１４】符号１３は、一定の方向にコントローラか
らの入力によって比較的遅い任意の回転速度で調節可能
に回転駆動する回転槽回動モータであり、該モータの出
力軸に軸着したベルトプーリ１４と上記回転槽１と一体
になる回転筒軸６に構成したベルトプーリ１５間に掛架
した無端ベルトによって回動連結してなる。
らの入力によって比較的遅い任意の回転速度で調節可能
に回転駆動する回転槽回動モータであり、該モータの出
力軸に軸着したベルトプーリ１４と上記回転槽１と一体
になる回転筒軸６に構成したベルトプーリ１５間に掛架
した無端ベルトによって回動連結してなる。
【００１５】符号１６は、コントローラからの入力によ
って正逆方向に、また任意の回転速度で調節可能に回転
駆動する粉砕混合翼回動モータであり、該モータの出力
軸を上記粉砕混合翼１０の一端から突設した回転軸１１
を回動連結してなる。
って正逆方向に、また任意の回転速度で調節可能に回転
駆動する粉砕混合翼回動モータであり、該モータの出力
軸を上記粉砕混合翼１０の一端から突設した回転軸１１
を回動連結してなる。
【００１６】上記構成になる粉砕混合装置は、端盤７を
外して粉砕混合室４に粉砕混合材料ａを投入し、コント
ローラを調整して回転槽回動モータ１３と粉砕混合翼回
動モータ１６の回転方向と回転速度を決定した後、粉砕
混合作業を実施するものであり、両モータ１３，１６の
駆動に伴って回転する回転槽１と粉砕混合翼１０の相対
回転運動によって粉砕混合材料ａを粉砕，混合し、また
これらの作用によってコーティング，造粒または分散処
理するものである。
外して粉砕混合室４に粉砕混合材料ａを投入し、コント
ローラを調整して回転槽回動モータ１３と粉砕混合翼回
動モータ１６の回転方向と回転速度を決定した後、粉砕
混合作業を実施するものであり、両モータ１３，１６の
駆動に伴って回転する回転槽１と粉砕混合翼１０の相対
回転運動によって粉砕混合材料ａを粉砕，混合し、また
これらの作用によってコーティング，造粒または分散処
理するものである。
【００１７】上記粉砕混合材料ａを粉砕混合室４に投入
するに際して、本実施例では端盤７外して行うバッチ処
理のものについて述べているが、装置を軸方向に延長す
ることによって処理時間を確保し、粉砕混合室４の一端
から投入した粉砕混合材料ａを他端から排出することに
よって連続処理システムを構築することができることは
いうまでもない。
するに際して、本実施例では端盤７外して行うバッチ処
理のものについて述べているが、装置を軸方向に延長す
ることによって処理時間を確保し、粉砕混合室４の一端
から投入した粉砕混合材料ａを他端から排出することに
よって連続処理システムを構築することができることは
いうまでもない。
【００１８】また、図示した実施例では、基台に対して
粉砕混合装置を横架設してあるが、該基台を傾倒装置に
搭載して装置の回動軸を傾斜し、回転槽１の材料投入排
出口９を上方に向けて開口することができるように構成
することによって、粉砕混合材料ａの投入及び排出が容
易になる。
粉砕混合装置を横架設してあるが、該基台を傾倒装置に
搭載して装置の回動軸を傾斜し、回転槽１の材料投入排
出口９を上方に向けて開口することができるように構成
することによって、粉砕混合材料ａの投入及び排出が容
易になる。
【００１９】上記粉砕混合材料ａを投入した後、該材料
が遠心力によって内壁６に張り付かない速度で回転槽１
を回動すると、該粉砕混合材料ａは重力作用によって自
由落下し、図３に示すように粉砕混合室４の内壁６に沿
って粉粒体が流動する。このとき、粉砕混合翼１０を回
転槽１と反対方向（図３（ａ）参照）、或は同一方向
（図３（ｂ）参照）に回動し相対変位すると、楕円状を
なす内壁３と粉砕混合翼１０外周の前側に咬み込んだ粉
砕混合材料ａを小間隙Ｇの間に瞬間的に圧入し、大きな
剪断力を発生する。そして、この剪断力印加の繰り返し
によって内壁３と粉砕混合翼１０の外周との間で、微小
粒体の表面を更に研削し、更に微細粒子に粉砕する。
が遠心力によって内壁６に張り付かない速度で回転槽１
を回動すると、該粉砕混合材料ａは重力作用によって自
由落下し、図３に示すように粉砕混合室４の内壁６に沿
って粉粒体が流動する。このとき、粉砕混合翼１０を回
転槽１と反対方向（図３（ａ）参照）、或は同一方向
（図３（ｂ）参照）に回動し相対変位すると、楕円状を
なす内壁３と粉砕混合翼１０外周の前側に咬み込んだ粉
砕混合材料ａを小間隙Ｇの間に瞬間的に圧入し、大きな
剪断力を発生する。そして、この剪断力印加の繰り返し
によって内壁３と粉砕混合翼１０の外周との間で、微小
粒体の表面を更に研削し、更に微細粒子に粉砕する。
【００２０】そして、該微細に研削した粉砕混合材料ａ
は、回転槽１の回転に伴って、異形断面の内壁３を流動
する際に混合が繰り返され、極めて均一に混合した規則
混合が行われる。同時に、該規則混合は、瞬間的に小間
隙Ｇを通過するときの大きな剪断応力と一緒になされる
ため、例えば図４に示すように、微粒子ａ１の周部表面
に別の微粒子ａ２，ａ２…を規則正しく埋め込むことも
でき、これによって新たな特性を持った機能性複合粒子
を生成することが可能となる。
は、回転槽１の回転に伴って、異形断面の内壁３を流動
する際に混合が繰り返され、極めて均一に混合した規則
混合が行われる。同時に、該規則混合は、瞬間的に小間
隙Ｇを通過するときの大きな剪断応力と一緒になされる
ため、例えば図４に示すように、微粒子ａ１の周部表面
に別の微粒子ａ２，ａ２…を規則正しく埋め込むことも
でき、これによって新たな特性を持った機能性複合粒子
を生成することが可能となる。
【００２１】また、上記粉砕混合中、粉砕混合翼１０は
その長径部が粉砕混合室４の短径部と交錯したときに、
小間隙Ｇが発生して大きな剪断力を発生するものである
から、この粉砕混合作用中における内部温度の上昇は殆
どなく、粉砕混合材料ａへの影響は殆どない。
その長径部が粉砕混合室４の短径部と交錯したときに、
小間隙Ｇが発生して大きな剪断力を発生するものである
から、この粉砕混合作用中における内部温度の上昇は殆
どなく、粉砕混合材料ａへの影響は殆どない。
【００２２】以上、本発明について粉砕混合装置の一実
施例を説明したが、本発明は、回転槽１に構成した粉砕
混合室４の内壁３断面と、粉砕混合翼１０の断面を異形
にして、両者の間で小間隙Ｇが連続しないで発生させる
構造にしたことに特徴を有するものであり、楕円断面だ
けでなく、粉砕混合室４の内壁３断面と、粉砕混合翼１
０の断面を長円にしたり、或は、図５に示すように、角
部を丸めた三角状にすることによって回転中心から壁面
までの距離が連続的に異なる異形断面を構成しても同様
の効果が得られることは勿論である。更に、粉砕混合室
４の内壁３断面と、粉砕混合翼１０の断面は、相似形に
限定されることはなく、楕円と三角状の組合せなど、非
相似形であってもよい。
施例を説明したが、本発明は、回転槽１に構成した粉砕
混合室４の内壁３断面と、粉砕混合翼１０の断面を異形
にして、両者の間で小間隙Ｇが連続しないで発生させる
構造にしたことに特徴を有するものであり、楕円断面だ
けでなく、粉砕混合室４の内壁３断面と、粉砕混合翼１
０の断面を長円にしたり、或は、図５に示すように、角
部を丸めた三角状にすることによって回転中心から壁面
までの距離が連続的に異なる異形断面を構成しても同様
の効果が得られることは勿論である。更に、粉砕混合室
４の内壁３断面と、粉砕混合翼１０の断面は、相似形に
限定されることはなく、楕円と三角状の組合せなど、非
相似形であってもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように発明に係る粉砕混合装
置によれば、粉砕混合室と粉砕混合翼を異形断面にし
て、粉砕混合室内を重力落下によって流動する粉砕混合
材料に対して瞬間的な剪断力を繰り返し印加する構造に
したことにより、熱による粉粒体材料に及ぼす影響がな
く、且つ短時間に粉砕混合を行うと共に、単に混合する
だけでなく、規則混合状態に達して機能性複合粒子を生
成することができる特徴を有するものであり、本発明の
実施によって得られる効果は極めて大きい。
置によれば、粉砕混合室と粉砕混合翼を異形断面にし
て、粉砕混合室内を重力落下によって流動する粉砕混合
材料に対して瞬間的な剪断力を繰り返し印加する構造に
したことにより、熱による粉粒体材料に及ぼす影響がな
く、且つ短時間に粉砕混合を行うと共に、単に混合する
だけでなく、規則混合状態に達して機能性複合粒子を生
成することができる特徴を有するものであり、本発明の
実施によって得られる効果は極めて大きい。
【図１】本発明に係る粉砕混合装置の一実施例を示す端
盤を外した正面図である。
盤を外した正面図である。
【図２】同平面図である。
【図３】（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ回転槽と粉砕混
合翼の相対変位の例を示す説明図である。
合翼の相対変位の例を示す説明図である。
【図４】機能性複合粒子の実施例を示す拡大図である。
【図５】異形断面の回転槽と粉砕混合翼の他の実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図６】従来の粉砕混合装置を示す要部正面図である。
１ 回転槽 ２ 軸受装置 ６ 回動筒軸 ３ 内壁 ４ 粉砕混合室 ７ 端盤 ９ 材料投入排出口 １０ 粉砕混合翼 １１ 回転軸 Ｇ 最小間隙 １３ 回転槽回動モータ １６ 粉砕混合翼回動モータ
Claims (4)
- 【請求項１】 回動自在に横架設し、軸芯位置に楕円
形，長円形，角部を丸めた三角状等、回転中心から内壁
面までの距離が連続的に異なる複数の拡径部を構成して
なる異形断面を有する内壁を持った粉砕混合室を構成し
てなる回転槽と、 前記粉砕混合室に対してその全長に亙って内挿し、回転
槽と回転軸を異にして同軸位置に軸架設すると共に、そ
の長径部が前記粉砕混合室の短径部より短い断面を持っ
た楕円形，長円形，角部を丸めた三角状等、回転中心か
ら外壁面までの距離が連続的に異なる異形断面の粉砕混
合翼と、 前記回転槽を、一定の方向に比較的遅い任意の回転速度
で調節可能に回転駆動する回転槽回動モータと、 前記粉砕混合翼を、正逆方向に、また任意の回転速度で
調節可能に回転駆動する粉砕混合翼回動モータとからな
り、 前記粉砕混合室に投入した粉砕混合材料を、回転槽と粉
砕混合翼の相対回転運動によって粉砕，混合し、またこ
れらの作用によってコーティング，造粒または分散処理
することを特徴とする粉砕混合装置。 - 【請求項２】 前記回転槽の粉砕混合室の異形断面と粉
砕混合翼の異形断面が非相似形状になることを特徴とす
る請求項１記載の粉砕混合装置。 - 【請求項３】 前記回転槽の粉砕混合室の異形断面と粉
砕混合翼の異形断面が相似形状になることを特徴とする
請求項１記載の粉砕混合装置。 - 【請求項４】 前記回転槽の粉砕混合室の異形断面と粉
砕混合翼の異形断面がそれぞれ楕円になることを特徴と
する請求項１記載の粉砕混合装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5043283A JPH0815567B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 粉砕混合装置 |
| EP93119562A EP0610568B1 (en) | 1993-02-08 | 1993-12-04 | Grinding and mixing device |
| DE69318392T DE69318392T2 (de) | 1993-02-08 | 1993-12-04 | Vorrichtung zum Mahlen und Mischen |
| US08/161,400 US5373999A (en) | 1993-02-08 | 1993-12-06 | Grinding and mixing device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5043283A JPH0815567B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 粉砕混合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226130A JPH06226130A (ja) | 1994-08-16 |
| JPH0815567B2 true JPH0815567B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=12659485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5043283A Expired - Lifetime JPH0815567B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 粉砕混合装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5373999A (ja) |
| EP (1) | EP0610568B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0815567B2 (ja) |
| DE (1) | DE69318392T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006175368A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Hosokawa Funtai Gijutsu Kenkyusho:Kk | 処理装置 |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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