JP2002028511A - 穀類等の粉砕分級方法および穀類等の粉砕分級機 - Google Patents

穀類等の粉砕分級方法および穀類等の粉砕分級機

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 短時間で所望の粒度の粉砕物が得られる粉砕
分級方法を提供する。 【解決手段】 円筒状内周面で囲まれた粉砕ゾーン2か
ら円錐台形状内周面で囲まれた分級ゾーン8へ空気流を
通過させるとともに、粉砕ゾーンと分級ゾーン内ではそ
れぞれ撹拌粉砕用ブレード12と撹拌分級用ブレード1
4を高速で回転させ、粉砕ゾーン内に投入された原料
は、撹拌粉砕用ブレード12に衝突し、また、撹拌粉砕
用ブレード12により生じる遠心気流に撹拌されて粉砕
され、微細になった粉砕物から順次螺旋気流に乗って分
級ゾーン8へ運ばれ、分級ゾーン8では粒度がまだ粗い
粉砕物は撹拌分級用ブレード14の回転で生じる遠心気
流により内周面の傾斜に沿って粉砕ゾーン2へ還流さ
れ、所定粒度以下となった粉砕物のみが螺旋気流に乗っ
て分級ゾーン8から取出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大豆、米等の穀類、
貝殻類、鉱石類等の粉砕する物を所望の粒度に粉砕処理
する穀類等の粉砕分級方法および穀類等の粉砕分級機に
関する。
【0002】
【従来の技術】穀類や鉱石類等を粉砕するために、従来
より種々の粉砕技術が開発されており、特に、微粉末を
得られるようにしたものとしては、例えば、特公平7−
83840号公報に記載されているものがある。この公
報に記載されている粉砕機は、回転軸に支持させた第
1、第2の回転体を相対して、一側に原料の投入口を設
けたケーシングに収容しており、これらの一対の回転体
とケーシングの構成室との間で粉砕室を構成している。
そして、この粉砕室と前記投入口を連通する透孔等の原
料通過間隔を第1回転体に、透孔を前記第2回転体の適
所に前記回転支軸に沿わせて設けるとともに、前記透孔
と吸収装置とを備えた排出口に連通させた構成としてい
る。この粉砕機は回転軸を介して回転体を回転させる
と、原料通過間隔を通して粉砕室に供給された原料は旋
回運動し、これに遠心力が作用し、この遠心力によって
原料が径方向に押し付けられて互いにすり合いながら摩
擦粉砕され、この状態において排出口側に装置した吸引
装置による吸引作用が原料に加えられると、遠心力の作
用により吸引作用を強く受ける微粉は、排出口から取出
されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特公平7−83840
号公報に記載されている粉砕機では、粉砕室内での粒子
の旋回速度が、第1回転体あるいは第2回転体から離れ
るにしたがって変化することを利用して、原料の粒子ど
うしをすり合わせて摩擦粉砕を行なっている。そのた
め、原料が粉砕機に投入された当初においては、原料が
大きな固まりになっていると、隣接する粒子とすれ合う
表面積も小さいので、粉砕に時間がかかるという問題が
ある。また、回転している第2回転体に設けた透孔から
粉砕された粒子を吸引装置で吸引して排出口に取出すよ
うにしているため、粉砕された原料が透孔の周囲に付着
して、透孔の開口面積が短時間に狭くなって粉砕機の効
率が低下したり、さらには透孔が短時間に塞がれて粉砕
できなくなるという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
粉砕物によって通路が塞がれて短時間に粉砕できなくな
ったりするのを確実に防止することができるとともに、
短時間に所望の粒度の粉砕物に粉砕分級することができ
る、構造が簡単で、保守が容易な穀類等の粉砕分級方法
および穀類等の粉砕分級機を提供することを目的として
いる。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発は円筒状の内周面で囲まれた粉砕ゾーンの下流
に連続し下流方向に縮径された円錐台形状の内周面で囲
まれた分級ゾーンの中を、粉砕ゾーンから分級ゾーンに
向けて通過する空気流を生じさせるとともに、粉砕ゾー
ン内部ではその中心軸線回りに撹拌粉砕用ブレードを高
速回転させて中心付近を旋回しながら分級ゾーンへ向か
う螺旋気流を生じさせる螺旋気流発生工程と、前記粉砕
ゾーンの外周部では半径方向外側に向かう遠心気流を生
じさせて、前記空気流に乗せて粉砕ゾーンの上流部から
その内部に送り込んだ穀類等の粉砕する物を前記撹拌粉
砕用ブレードとの衝突で粉砕するとともに、前記遠心気
流による撹拌作用を利用してより微細に粉砕し、微細に
なった粉砕物から順次前記螺旋気流に乗せて前記分級ゾ
ーンへ送り込む粉砕工程と、前記分級ゾーン内部ではそ
の中心軸線回りに撹拌分級用ブレードを高速回転させて
前記粉砕ゾーンから送り込まれてきた粉砕物のうち、粒
度が比較的粗く質量の大きいものは該撹拌分級用ブレー
トによって生じさせた遠心気流によって撹拌粉砕しつつ
円錐台形状の内周面側に移動させ、該内周面の傾斜に沿
って前記粉砕ゾーンに還流させ、粒度が比較的細かく質
量の小さいものは分級ゾーン中央部に軸方向に生じる螺
旋気流に乗せてその下流へ取り出す小さい粉砕物の取出
し工程と、前記撹拌分級用ブレードの回転数と前記粉砕
ゾーンから分級ゾーンに向けて通過させる空気流の流量
の少なくとも一方を増減することによって、分級ゾーン
から取出される粉砕物の粒度を調整する粒度調整工程と
で穀類等の粉砕分級方法を構成している。
【0007】本発明は円筒状の粉砕室が形成された粉砕
室ケーシング、この粉砕室ケーシングの上流側に原料投
入口が形成されたサイドケーシングおよび前記粉砕室ケ
ーシングの下流側に大径側の上流端部が連通され、小径
側の下流端部に吸引ダクトに連通される粉砕物取出し口
が軸方向に形成された円錐台形状の分級室を有する分級
室ケーシングとからなる粉砕チャンバと、この粉砕チャ
ンバの中心軸線回りに回転するように前記サイドケーシ
ングに回転自在に取付けられた、該粉砕チャンバ外部の
駆動源で回転駆動されるロータ回転軸と、このロータ回
転軸に固定された前記粉砕チャンバのサイドケーシング
の原料投入口から投入された粉砕される物を粉砕室内で
撹拌粉砕する複数個の撹拌粉砕用ブレードが放射状に設
けられた少なくとも1個の撹拌粉砕ロータと、前記ロー
タ回転軸の先端部側に固定された前記分級室の円錐台形
状の内周面に近接して対向し、該内周面に沿うように傾
斜した先端面をそれぞれ有する複数個の撹拌分級用ブレ
ードが放射状に設けられた撹拌分級ロータとで穀類等の
粉砕分級機を構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0009】図1ないし図9に示す本発明の第1の実施
の形態において、Mは大豆や米等の穀類等を高速回転で
粉砕して50ミクロン以下、好ましくは10ミクロン前
後の微粒子状に粉砕する本発明の穀類等の粉砕分級方法
で、この穀類等の粉砕分級方法Mは、円筒状の内周面で
囲まれた粉砕ゾーンの下流に連続し下流方向に縮径され
た円錐台形状の内周面で囲まれた分級ゾーンの中を粉砕
ゾーンから分級ゾーンに向けて通過する空気流を生じさ
せるとともに、粉砕ゾーン内部ではその中心軸線回りに
撹拌粉砕用ブレードを高速回転させて中心付近を旋回し
ながら分級ゾーンへ向かう螺旋気流を生じさせる螺旋気
流発生工程Aと、前記粉砕ゾーンの外周部では半径方向
外側に向かう遠心気流を生じさせて前記空気流に乗せて
粉砕ゾーンの上流部からその内部に送り込んだ穀類等の
粉砕する物を前記撹拌粉砕用ブレードとの衝突で粉砕す
るとともに、前記遠心気流による撹拌作用を利用してよ
り微細に粉砕し、微細になった粉砕物から順次前記螺旋
気流に乗せて、前記分級ゾーンへ送り込む粉砕工程B
と、前記分級ゾーン内部ではその中心軸線回りに撹拌分
級用ブレードを高速回転させて前記粉砕ゾーンから送り
込まれてきた粉砕物のうち、粒度が比較的粗く質量の大
きいものは該撹拌分級用ブレートによって生じさせた遠
心気流によって撹拌粉砕しつつ円錐台形状の内周面側に
移動させ、該内周面の傾斜に沿って前記粉砕ゾーンに還
流させ、粒度が比較的細かく質量の小さいものは分級ゾ
ーン中央部に軸方向に生じる螺旋気流に乗せてその下流
へ取出す小さい粉砕物の取出し工程Cと、前記撹拌分級
用ブレードの回転数と前記粉砕ゾーンから分級ゾーンに
向けて通過させる空気流の流量の少なくとも一方を増減
することによって、分級ゾーンから取出される粉砕物の
粒度を調整する粒度調整工程Dとで構成されている。こ
のような穀類等の粉砕分級方法Mは穀類等の粉砕分級機
1を用いて実施することができる。
【0010】前記穀類等の粉砕分級機1は図2ないし図
9に示すように、円筒状の粉砕室2が形成された粉砕室
ケーシング3、この粉砕室ケーシング3の上流側に原料
投入口4が形成されたサイドケーシング5および前記粉
砕室ケーシング3の下流側に大径側の上流端部が連通さ
れ、小径側の下流端部に吸引ダクト6に連通される粉砕
物取出し口7が軸方向に形成された円錐台形状の分級室
8を有する分級室ケーシング9とからなる粉砕チャンバ
10と、この粉砕チャンバ10の中心軸線回りに回転す
るように前記サイドケーシング5に回転自在に取付けら
れた、該粉砕チャンバ10外部の駆動源で回転駆動され
るロータ回転軸11と、このロータ回転軸11に固定さ
れた前記粉砕チャンバ10のサイドケーシング5の原料
投入口4から投入された粉砕される物を粉砕室2内で撹
拌粉砕する複数個の撹拌粉砕用ブレード12が放射状に
設けられた少なくとも1個の撹拌粉砕ロータ13と、前
記ロータ回転軸11の先端部側に固定された、前記分級
室8の円錐台形状の内周面に近接して対向し、該内周面
に沿うように傾斜した先端面をそれぞれ有する複数個の
撹拌分級用ブレード14が放射状に設けられた撹拌分級
ロータ15とで構成されている。
【0011】前記粉砕チャンバ10は建物床面に固定さ
れるとともに、該床面に設置されている支持枠16に一
対の軸受17、17を介して粉砕チャンバ10のサイド
ケーシング5のシール部材18を貫通して取付けられて
いるロータ回転軸11が回転自在に支持され、該ロータ
回転軸11の他端部は軸継手19を介して床面に設置さ
れた駆動源としての電動機20の出力軸21に連結され
ている。また、前記粉砕チャンバ10の分級室ケーシン
グ9には粉砕物取出し口7を形成するとともに、前記吸
引ダクト6に接続されるダクト連結部22が取付けら
れ、該ダクト連結部22に接続される吸引ダクト6はバ
グフィルター23を介して吸引ファン24に連結されて
いる。
【0012】前記粉砕室ケーシング3と分級室ケーシン
グ9のそれぞれの内部に、原料粉砕によって発生する熱
で粉砕チャンバ10が高温になることを防止するための
ウォータジャケット25、26が形成されている。
【0013】前記撹拌粉砕ロータ13と撹拌分級ロータ
15は、ロータ回転軸11の端部にスペーサ27で所定
間隔を保持して配置され、ロータ回転軸11の直径方向
両側に配置された一対のキー28によりロータ回転軸1
1に回り止めされている。また、ロータ回転軸11の端
面には押さえ板29を固定ボルト30で固定して撹拌粉
砕ロータ13と撹拌分級ロータ15のロータ回転軸11
軸端からの脱落を阻止している。
【0014】前記撹拌粉砕ロータ13と撹拌分級ロータ
15は、撹拌粉砕ロータ13がやや原料投入口4寄りの
粉砕室4内に、また撹拌分級ロータ15はその大部分が
分級室8内に配置されるように、撹拌分級ロータ15の
片側の側面に端面が当接する位置決めスリーブ31によ
って、粉砕チャンバ10内で軸方向に位置決め調整され
ている。
【0015】前記撹拌粉砕ロータ13は図6および図7
に示すように、中心に形成されたロータ回転軸11に取
付けるための軸孔32を中心に放射状に6枚の撹拌粉砕
用ブレード12が設けられている。これらの撹拌粉砕用
ブレード12は肉厚の厚いプロペラ状に形成され、高速
で回転して原料を粉砕できるように強靭に作られてい
る。
【0016】前記撹拌分級ロータ15は図8に示すよう
に、中心に形成されたロータ回転軸11に取付けるため
の軸孔33を中心に放射状に6枚の撹拌分級用ブレート
14が設けられている。この撹拌分級用ブレード14の
先端部には図9に示すように、前記分級室ケーシング9
の円錐台形状の内周面34に沿うように近接して対向す
る傾斜先端面35と、これに連続して撹拌分級ロータ1
5の最大径部となる、ロータ回転軸11の軸方向に平行
先端面36が形成されている。この平行先端面36は粉
砕室ケーシング3の内周面と近接して対向する短い長さ
に形成されている。なお、撹拌粉砕ロータ13と分級粉
砕ロータ15はそれぞれロータ回転軸11の軸方向に複
数組並べて設けてもよい。
【0017】前記粉砕チャンバ10には図3に示すよう
に、原料投入口4が設けられているサイドケーシング5
の内壁37に付着した原料の粉砕物を掻き落とすため
に、前記内壁37に沿って、ロータ回転軸11を中心と
して回転駆動される旋回スクレーパ38が設けられてい
る。旋回スクレーパ38は、サイドケーシング5と粉砕
室ケーシング3との間に回転自在に設けられている外周
に噛合い歯を有するリングギヤ39の内周面に固定され
ている。このリングギヤ39にはサイドケーシング5の
内壁37と対向する側面に、リングギヤ39の中心と同
心状に断面コ字形の環状受け溝40が形成されている。
前記環状受け溝40にはサイドケーシング5の内壁37
に回転自在に設けられている複数の受けローラ41が係
合してリングギヤ39を回転自在に支持している。前記
リングギヤ39の両側面と、これらに対向するサイドケ
ーシング5および粉砕室ケーシング3の対向面との間
は、受けローラ41の位置より内周側で一対のシールリ
ング42によって密封されており、また受けローラ41
より外周側において、一対のガイドメタル43によって
粉砕チャンバ10に対するリングギヤ39の軸方向の移
動が規制されている。前記リングギヤ39は粉砕チャン
バ10の下部に形成されているサイドケーシング5と粉
砕室ケーシング3の隙間部分で駆動ピニオン44と噛合
っている。前記駆動ピニオン44は、サイドケーシング
5と分級室ケーシング9にそれぞれ形成されている下方
への張り出し部間において回転自在に支持されているピ
ニオン軸45に固定されている。前記分級室ケーシング
9の下方への張り出し部には、前記ピニオン軸45を回
転駆動するギヤードモータ46が取付けられており、前
記ギヤードモータ46によってピニオン軸45が回転駆
動されると、駆動ピニオン44を介してリングギヤ39
が回転され、これに伴って旋回スクレーパ38が旋回駆
動されるようになっている。
【0018】前記粉砕チャンバ10内には、粉砕室ケー
シング3の内周面に沿ってロータ回転軸11を中心とし
て回転駆動される第2の旋回スクレーパ47が設けられ
ている。この第2の旋回スクレーパ47はリングギヤ4
8の内周面に固定されており、前記リングギヤ48は前
述したリングギヤ39と同様な構造によって粉砕室ケー
シング3と分級室ケーシング9間で回転自在に支持さ
れ、その外周に形成されている噛合い歯がピニオン軸4
5に駆動ピニオン44とともに固定されている駆動ピニ
オン49に噛合っている。このため、第2の旋回スクレ
ーパ47はギヤードモータ46によってピニオン軸45
が回転駆動されると、前述した旋回スクレーパ38とと
もに粉砕室ケーシング3の内周面に沿って旋回駆動され
る。
【0019】前記分級室ケーシング9の粉砕物取出し口
7寄りに、その円錐台形状の内周面34に沿って第3の
旋回スクレーパ50がロータ回転軸11の中心軸線を中
心として回転駆動されるように設けられている。この第
3の旋回スクレーパ50は分級室ケーシング9とダクト
連結部22との間に配置されているリングギヤ51の内
周に固定されており、リングギヤ51の外周に形成され
ている噛合い歯がダクト連結部22の外側に取付けられ
ているギヤードモータ52の駆動ピニオン53と噛合っ
ている。前記リングギヤ51は、前述したリングギヤ3
9およびリングギヤ48と同様な構造で支持されてい
て、ギヤードモータ52の回転が駆動ピニオン53を介
してリングギヤ51に伝達されることによって、第3の
旋回スクレーパ50が旋回駆動される。前記分級室9と
ダクト連結部22との間に、リングギヤ51の内周の第
3の旋回スクレーパ50の取付け部54が通過可能な間
隔をあけてリングギヤ51の内周面と対向するように固
定スクレーパ55が設けられている。この固定スクレー
パ55が、第3の旋回スクレーパ50の取付け部54が
固定スクレーパ55の外側を通過する際に、前記取付け
部54に付着堆積した原料の粉砕物を掻き落とす役割を
有している。
【0020】なお、前記旋回スクレーパ38、第2の旋
回スクレーパ47、第3の旋回スクレーパ50は毎分1
〜10回転程度の回転数で連続的に、あるいはタイマー
等の制御により一定時間毎に旋回駆動されるようになっ
ている。
【0021】前記粉砕チャンバ10の内壁の隅部aや突
出部bが凹円弧状または凸円弧状の滑らかな曲面でそれ
ぞれ形成されているとともに、内壁全体が鏡面仕上げさ
れていて、大豆のように油分が多い原料を粉砕する場合
に、粉砕チャンバ10の内壁に粉砕物が付着し難くなっ
ている。
【0022】また、粉砕する大豆等の原料に含まれる湿
気で腐食や錆が発生することを防ぐために、粉砕分級機
1の主要な構成部品である粉砕チャンバ10、ロータ回
転軸11、撹拌粉砕ロータ13、撹拌分級ロータ15等
の材料にはステンレス鋼が使用されている。
【0023】上記構成の穀類等の粉砕分級機1は、吸気
ダクト6を通して吸引ファン24で粉砕チャンバ10の
粉砕物取出し口7から空気を吸引するとともに、ロータ
回転軸11を電動機20を作動させて駆動させ、粉砕チ
ャンバ10内の撹拌粉砕ロータ13と撹拌分級ロータ1
5を毎分1800〜18000回転の高速で回転させ
る。この高速回転によって粉砕チャンバ10内部では、
撹拌粉砕ロータ13の撹拌粉砕用ブレード12と撹拌分
級ロータ15の撹拌分級用ブレード14の回転でロータ
回転軸11の回りを回転する空気流が生成される。この
空気流は、粉砕チャンバ10の中心部では吸引ファン2
4の吸引による原料投入口4から粉砕物取出し口7へ向
かう軸方向の空気流に引きずり込まれ、その結果、高速
で旋回しながら吸気ダクト6へ抜ける竜巻状の螺旋気流
Eが生成される。また、撹拌粉砕用ブレード12と撹拌
分級用ブレード14の近傍では、それぞれ螺旋気流Eの
外側に、半径方向外側に向かう遠心気流F、Gが生成さ
れる。吸引ファン24やロータ回転軸11を駆動してそ
の回転状態が安定した後、原料投入口4から粉砕チャン
バ10内に大豆等の原料を投入する。ここで、原料投入
口4への原料の供給は、原料ホッパ等からダンパーの開
度を調整して、供給量を加減しながら行なってもよい
が、原料の供給量をより正確に制御するためには、スク
リューフィーダーや振動フィーダ等の供給手段を用いて
行なうことが望ましい。原料投入口4から粉砕チャンバ
10内へ投入された原料Hは、吸引ファン24の吸引に
よって生じている空気流に乗って粉砕チャンバ10の粉
砕室2内部で形成される粉砕ゾーンJへ吸い込まれる。
この粉砕ゾーンJに侵入した原料Hは、まず高速で回転
している撹拌粉砕用ブレード12のエッジ部に衝突する
ことで、大小の粒子に砕かれる。そして、その際生じた
一部の微細な粉砕物は、螺旋気流Eに乗って直ちに隣の
分級室8内部で形成される分級ゾーンKに運ばれる。粉
砕ゾーンJに運ばれた大部分の原料の粒子は、まだ粒度
が粗く質量も大きいため、粉砕ゾーンJ内で半径方向外
側に移動して遠心気流Fに促えられて撹拌され、粒子ど
うしの衝突あるいは、粒子と粉砕室2の内周面との衝突
によってさらに細かく粉砕される。こうして粒度が細か
くなった粒子は、粒度が粗いものより遠心力の作用が小
さいため、粉砕ゾーンJの中心部側に移動し、螺旋気流
Eに捕捉されて分級ゾーンKへと移動する。この際、原
料Hの粉砕物は螺旋気流Eによって粉砕チャンバ10の
中心軸線回りに旋回しながら進むため、遠心力の作用に
よって、粉砕物の粗い粒子は半径方向外側を、細かい粒
子は半径方向内側を移動する。分級ゾーンKにこれらの
粉砕物が侵入すると、ここで高速回転している撹拌分級
用ブレード14によって、螺旋気流Eの旋回速度が高め
られるとともに、その外側に遠心気流Gが生じているた
め、粉砕ゾーンJから送り込まれてきた粉砕物のうち、
比較的粒度の粗いものは遠心力の作用を受けて螺旋気流
Eの外側に移動して遠心気流Gに捕捉され、その一部は
遠心気流Gに撹拌されてさらに細かく粉砕される。遠心
気流Gは分級ゾーンKの円錐台形状の内周面37に衝突
すると、ここで前記内周面37の傾斜に沿って粉砕ゾー
ンJへ向きを変え、これに伴って粗い粉砕物も粉砕ゾー
ンJに還流されて、ここで再度細かく粉砕される。分級
ゾーンKへ送り込まれた比較的粒度の細かい粉砕物や、
遠心気流Gによって細かくされた粉砕物は、螺旋気流E
に乗って粉砕物取出し口7から吸引ダクト6へ排出さ
れ、途中、吸引ファン24の手前でバグフィルタ23に
捕捉されてロータリバルブ56を介して取出される。
【0024】上記構成の分級粉砕機1で実際に乾燥生大
豆を原料として粉砕試験を行なったところ、下記の結果
が得られた。 [1]ロータ回転軸11の回転数:6000rpm 吸引ファン24の吸引風量:20m3 /min 原料投入量 :80kg/Hr 粉砕粒度 :平均粒径10μm〜20μm [2]ロータ回転軸11の回転数:5500rpm 吸引ファン24の吸引風量:25m3 /min 原料投入量 :100kg/Hr 粉砕粒度 :平均粒径20μm〜30μm [3]ロータ回転軸11の回転数:4000rpm 吸引ファン24の吸引風量:30m3 /min 原料投入量 :150kg/Hr 粉砕粒度 :平均粒径30μm〜50μm [4]ロータ回転軸11の回転数:8000rpm 吸引ファン24の吸引風量:10m3 /min 原料投入量 :60kg/Hr 粉砕粒度 :平均粒径5μm〜10μm [5]ロータ回転軸11の回転数:12000rpm 吸引ファン24の吸引風量:10m3 /min 原料投入量 :40kg/Hr 粉砕粒度 :平均粒径0.3μm〜1μm なお、前記[1]、[2]、[3]、[4]、[5]の
4つのケースとも分級粉砕機1には、ロータ回転軸11
の駆動源である電動機20に出力30馬力で回転数可変
のものを用いるとともに、吸引ファン24の吸引風量も
可変のものを用いた。
【0025】なお、この本発明の実施の形態では撹拌粉
砕用ブレード12を図6および図7に示すように、プロ
ペラ状に形成されているため、吸引ファン24の吸引と
協働して原料投入口4から効率的に空気を吸い込むこと
ができる利点があるが、撹拌粉砕用ブレード12は、必
ずしも空気を吸い込む機能を有する形状でないものを用
いても、微粒子状に粉砕することができる。
【0026】
【発明の異なる実施の形態】次に、図10ないし図13
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0027】図10および図11に示す本発明の第2の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、粉砕チャンバ10内のロータ回転軸1
1に2個の撹拌粉砕ロータ13、13を固定した点で、
このように構成した穀類等の粉砕分級機1Aにしても、
前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得ら
れる。
【0028】図12および図13に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、1台の電動機20Aで2個の粉砕チャ
ンバ10、10のロータ回転軸11、11を駆動できる
ようにした点で、このように構成した穀類等の粉砕分級
機1Bにしてもよい。なお、粉砕チャンバ10、10と
支持枠16、16をそれぞれ粉砕物取出し口7、7を互
いに反対に向けて同一軸線上に配置され、粉砕チャンバ
10、10内に設けられている撹拌粉砕ロータ13、1
3と撹拌分級ロータ15、15が固定されているロータ
回転軸11、11は、それぞれ軸継手13、13を介し
て駆動源としての1台の電動機20Aの出力軸21、2
1に連結されている。前記電動機20Aは、出力軸2
1、21が両側に突出している構造のもので、この1台
の電動機20Aによって、両側の粉砕チャンバ10、1
0内部の撹拌粉砕ロータ13、13と撹拌分級ロータ1
5、15を同時に回転駆動できるようになっている。粉
砕チャンバ10、10内における粉砕動作は、前述した
第1の実施例の形態のものと同様であって、一対の粉砕
チャンバ10、10の粉砕物取出し口7、7は吸引ダク
ト6、6に連結されている。なお、それぞれの粉砕物取
出し口7、7に連結されている吸引ダクト6、6は2つ
の粉砕チャンバ10、10で異なる原料の処理を同時に
行う場合は、個別の吸引ファン24やバグフィルタ23
に連結し、また両方の粉砕チャンバ10、10で同一の
原料を処理する場合には、途中で1つの吸引ダクト6に
合流して共通のバグフィルタ23と吸引ファン24に連
結すればよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0030】(1)円筒状の内周面で囲まれた粉砕ゾー
ンの下流に連続し下流方向に縮径された円錐台形状の内
周面で囲まれた分級ゾーンの中を、粉砕ゾーンから分級
ゾーンに向けて通過する空気流を生じさせるとともに、
粉砕ゾーン内部ではその中心軸線回りに撹拌粉砕用ブレ
ードを高速回転させて中心付近を旋回しながら分級ゾー
ンへ向かう螺旋気流を生じさせる螺旋気流発生工程と、
前記粉砕ゾーンの外周部では半径方向外側に向かう遠心
気流を生じさせて、前記空気流に乗せて粉砕ゾーンの上
流部からその内部に送り込んだ穀類等の粉砕する物を前
記撹拌粉砕用ブレードとの衝突で粉砕するとともに、前
記遠心気流による撹拌作用を利用してより微細に粉砕
し、微細になった粉砕物から順次前記螺旋気流に乗せて
前記分級ゾーンへ送り込む粉砕工程と、前記分級ゾーン
内部ではその中心軸線回りに撹拌分級用ブレードを高速
回転させて前記粉砕ゾーンから送り込まれてきた粉砕物
のうち、粒度が比較的粗く質量の大きいものは該撹拌分
級用ブレートによって生じさせた遠心気流によって撹拌
粉砕しつつ円錐台形状の内周面側に移動させ、該内周面
の傾斜に沿って前記粉砕ゾーンに還流させ、粒度が比較
的細かく質量の小さいものは分級ゾーン中央部に軸方向
に生じる螺旋気流に乗せてその下流へ取り出す小さい粉
砕物の取出し工程と、前記撹拌分級用ブレードの回転数
と前記粉砕ゾーンから分級ゾーンに向けて通過させる空
気流の流量の少なくとも一方を増減することによって、
分級ゾーンから取出される粉砕物の粒度を調整する粒度
調整工程とからなるので、短時間で微細で均一な粉砕物
を製造することができる。
【0031】(2)前記(1)によって、粉砕ゾーンか
ら分級ゾーンに通過させる空気流の流量と撹拌分級用ブ
レードの回転数の少なくとも一方を増減調整するだけ
で、数100ミクロンから数ミクロンにおよぶ広い範囲
で粉砕物を所望の粒度に調整することができ、しかも粒
度の変更や調整を粉砕分級機の運転を停止せずに行なう
ことができる。
【0032】(3)前記(1)によって、大豆や米等の
穀類を10ミクロン前後の微粒子状に粉砕した場合、本
願出願人の化学分析では大豆や米に農薬が含有している
原料を用いて10ミクロン前後の微粒子状に粉砕する
と、農薬の含有量がゼロとなり、農薬を除去することが
できた。すなわち、10ミクロン前後の微粒子状に粉砕
することにより、農薬の分子が破壊されることにより除
去されたと考えられる。
【0033】(4)旋回スクレーパを備えることによ
り、粉砕チャンバ内壁へ付着した原料を自動的に掻き落
とすことができる。その結果、粉砕チャンバ内壁に原料
が堆積することによって、撹拌粉砕ロータや撹拌分級ロ
ータの回転に支障をきたすことを防止できるため、短期
のメンテナンスを不要とすることができ、保守が容易と
なる。
【0034】(5)粉砕チャンバ内壁の隅部や突出部が
断面凹円弧状または凸円弧状の滑らかな曲面で形成され
ていることにより、粉砕された原料をこれらの隅部や突
出部に付着し難くすることができる。
【0035】(6)粉砕チャンバの内壁が鏡面仕上げさ
れていることにより、粉砕された原料が内壁に付着し難
くすることができる。
【0036】(7)一対の粉砕チャンバにおける原料の
粉砕処理を共通の駆動源で行なうことができるととも
に、同種類または異種類の原料を両方の粉砕チャンバで
同時に処理することができ、処理効率の高い粉砕分級機
をコンパクトかつ安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の工程図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の一部破断正面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の要部拡大断面図。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図。
【図5】図3の5−5線に沿う断面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の撹拌粉砕ロータの
説明図。
【図7】図6の7−7線に沿う断面図
【図8】本発明の第1の実施の形態の撹拌分級ロータの
説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の粉砕時の説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の一部破断正面
図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の要部拡大図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の一部破断正面
図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の要部拡大図。
【符号の説明】
M:穀類等の粉砕分級方法 A:螺旋気流発生工程、 B:粉砕工程、C:粉砕物の
取出し工程、D:粒度調整工程、1、1A、1B:穀類
等の粉砕分級機、2:粉砕室、 3:粉砕室
ケーシング、4:原料投入口、 5:サイドケー
シング、6:吸引ダクト、 7:粉砕物取出し
口、8:分級室、 9:分級室ケーシング、
10:粉砕チャンバ、 11:ロータ回転軸、12:
撹拌粉砕用ブレード、13:撹拌粉砕ロータ、 14:
撹拌分級用ブレード、15:撹拌分級ロータ、 16:
支持枠、17:軸受、 18:シール部材、
19:軸継手、 20、20A:電動機、2
1:出力軸、 22:ダクト連結部、23:バ
グフィルタ、 24:吸引ファン、25、26:ウォ
ータジャケット、27:スペーサ、 28:キ
ー、29:押さえ板、 30:固定ボルト、3
1:スリーブ、 32:軸孔、33:軸孔、
34:内周面、35:傾斜先端面、 3
6:平行先端面、37:内壁、 38:旋回
スクレーパ、39:リングギヤ、 40:環状受け
溝、41:受けローラ、 42:シールリング、4
3:ガイドメタル、 44:駆動ピニオン、45:ピ
ニオン軸、 46:ギヤードモータ、47:第2の
旋回スクレーパ、48:リングギヤ、 49:駆動
ピニオン、50:第3の旋回スクレーパ、51:リング
ギヤ、 52:ギヤードモータ、53:駆動ピニオ
ン、 54:取付け部、55:固定スクレーパ、E:
螺旋気流、 F:遠心気流、G:遠心気流、
H:原料、J:粉砕ゾーン、 K:分級
ゾーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 忠史 名古屋市緑区鳴海町字赤松11番地の20 (72)発明者 白岩 周治郎 東京都渋谷区千駄ヶ谷3−54−5 (72)発明者 金澤 宏明 東京都北区田端1−22−3ミハトハイツ 403号 Fターム(参考) 4D021 FA15 FA16 FA23 FA25 GA06 GA08 GA12 GA14 GA16 GA22 GA25 HA01 4D065 AA07 EB07 EC07 ED24 ED32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の内周面で囲まれた粉砕ゾーンの
    下流に連続し下流方向に縮径された円錐台形状の内周面
    で囲まれた分級ゾーンの中を、粉砕ゾーンから分級ゾー
    ンに向けて通過する空気流を生じさせるとともに、粉砕
    ゾーン内部ではその中心軸線回りに撹拌粉砕用ブレード
    を高速回転させて中心付近を旋回しながら分級ゾーンへ
    向かう螺旋気流を生じさせる螺旋気流発生工程と、前記
    粉砕ゾーンの外周部では半径方向外側に向かう遠心気流
    を生じさせて、前記空気流に乗せて粉砕ゾーンの上流部
    からその内部に送り込んだ穀類等の粉砕する物を前記撹
    拌粉砕用ブレードとの衝突で粉砕するとともに、前記遠
    心気流による撹拌作用を利用してより微細に粉砕し、微
    細になった粉砕物から順次前記螺旋気流に乗せて前記分
    級ゾーンへ送り込む粉砕工程と、前記分級ゾーン内部で
    はその中心軸線回りに撹拌分級用ブレードを高速回転さ
    せて前記粉砕ゾーンから送り込まれてきた粉砕物のう
    ち、粒度が比較的粗く質量の大きいものは該撹拌分級用
    ブレートによって生じさせた遠心気流によって撹拌粉砕
    しつつ円錐台形状の内周面側に移動させ、該内周面の傾
    斜に沿って前記粉砕ゾーンに還流させ、粒度が比較的細
    かく質量の小さいものは分級ゾーン中央部に軸方向に生
    じる螺旋気流に乗せてその下流へ取り出す小さい粉砕物
    の取出し工程と、前記撹拌分級用ブレードの回転数と前
    記粉砕ゾーンから分級ゾーンに向けて通過させる空気流
    の流量の少なくとも一方を増減することによって、分級
    ゾーンから取出される粉砕物の粒度を調整する粒度調整
    工程とを含むことを特徴とする穀類等の粉砕分級方法。
  2. 【請求項2】 円筒状の粉砕室が形成された粉砕室ケー
    シング、この粉砕室ケーシングの上流側に原料投入口が
    形成されたサイドケーシングおよび前記粉砕室ケーシン
    グの下流側に大径側の上流端部が連通され、小径側の下
    流端部に吸引ダクトに連通される粉砕物取出し口が軸方
    向に形成された円錐台形状の分級室を有する分級室ケー
    シングとからなる粉砕チャンバと、この粉砕チャンバの
    中心軸線回りに回転するように前記サイドケーシングに
    回転自在に取付けられた、該粉砕チャンバ外部の駆動源
    で回転駆動されるロータ回転軸と、このロータ回転軸に
    固定された前記粉砕チャンバのサイドケーシングの原料
    投入口から投入された粉砕される物を粉砕室内で撹拌粉
    砕する複数個の撹拌粉砕用ブレードが放射状に設けられ
    た少なくとも1個の撹拌粉砕ロータと、前記ロータ回転
    軸の先端部側に固定された前記分級室の円錐台形状の内
    周面に近接して対向し、該内周面に沿うように傾斜した
    先端面をそれぞれ有する複数個の撹拌分級用ブレードが
    放射状に設けられた撹拌分級ロータとからなることを特
    徴とする穀類等の粉砕分級機。
  3. 【請求項3】 粉砕チャンバには該粉砕チャンバの内壁
    面に付着した粉砕物を掻き落とす、該内壁面に沿って旋
    回する少なくとも1個以上の旋回スクレーパが設けられ
    ていることを特徴とする請求項2記載の穀類等の粉砕分
    級機。
  4. 【請求項4】 粉砕チャンバは該粉砕チャンバの内壁の
    隅部や突出部は粉砕物の付着防止可能な曲率半径を有す
    る断面凹円弧状あるいは凸円弧状の滑らかな曲面に形成
    されていることを特徴とする請求項2、3記載の穀類等
    の粉砕分級機。
  5. 【請求項5】 粉砕チャンバは該粉砕チャンバの内壁を
    鏡面仕上げされていることを特徴とする請求項2、3記
    載の穀類等の粉砕分級機。
  6. 【請求項6】 一対の粉砕チャンバが粉砕物取出し口を
    互いに反対側に向けて同一軸線上に配置されているとと
    もに、それぞれの粉砕チャンバに設けられているロータ
    回転軸が共通の駆動源に連結されていることを特徴とす
    る請求項2〜5記載の穀類等の粉砕分級機。
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