JP2007111574A - 粉砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉砕効率が向上した粉砕装置、および、粉砕物の粒度分布の広がりの少ない状態で幅広く粉砕物の粒度を設定制御できる粉砕装置を提供する。
【解決手段】円筒部12および円錐部13を有するケーシング11によって囲まれる粉砕処理部10と、粉砕羽根を有する粉砕ロータ21,22および選別羽根を有する選別ロータ23とを設けた粉砕装置において、原料を粉砕処理する粉砕作用面が形成してある処理部材を粉砕羽根に設け、当該粉砕羽根がケーシング11の軸芯方向に位置を異ならせた状態で複数設けられ、当該軸芯方向に位置が異なる複数の粉砕羽根同士は、それぞれの軸芯周りの回転方向に対する粉砕作用面の角度を異ならせてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒部、および、前記円筒部と同軸芯となるように前記円筒部の軸芯方向の一端に連設して先端側ほど小径となる円錐部を有するケーシングによって囲まれる粉砕処理部と、前記ケーシングの軸芯周りに回転し且つ前記円筒部の内面に近接配置される粉砕羽根を有する粉砕ロータと、前記粉砕ロータと同軸で回転し且つ前記円錐部の内面の傾斜面に近接配置される選別羽根を有する選別ロータと、原料を前記粉砕処理部へ供給する原料供給部と、前記粉砕処理部内で前記原料を粉砕処理した粉砕物を前記円錐部の先端側開口から吸引して外部に取り出す取出部と、を設けた粉砕装置に関する。
従来、原料を粉砕し、所定粒度の粉砕物を分離して取り出すと共に、所定粒度以外の粉砕物や異物を排出する粉砕装置が知られていた(特許文献1)。
この粉砕装置は、円筒状および円錐状の空間を有する粉砕処理部に、円筒内面に対向する粉砕羽根と、円錐内面に対向する選別羽根とを備えている。粉砕羽根が回転することで原料が粉砕され、粉砕物は選別羽根に移送される。選別羽根と円錐内面との間には隙間が設けてある。選別羽根の回転により粉砕物には遠心力が付与され、微粒子化して遠心力の小さい粉砕物は気流に乗って円錐状の空間の下流にある粉砕物取出口に向けて移送される。微粒子化していないために吸引力よりも遠心力の方が大きい粉砕物は、所定の経路を循環する運動を行うことで前記隙間を通過して粉砕される。微粒子化して遠心力が小さくなった粉砕物は、気流に乗って円錐状空間の下流側に移送され、粉砕物取出口から排出される。
粉砕物取出口に移送されない粗い粉砕物や異物は、粉砕物取出口とは別に円筒状の空間の内面に設けた透孔を経由して粉砕処理部から排出される。
この粉砕装置では、高速で回転する粉砕羽根により原料が衝撃粉砕され、粉砕された粒子間相互による摩砕作用により、さらに微粉砕される。このようにして原料は効率よく粉砕される。この粉砕装置によれば、円錐状の空間のサイズ、および、選別羽根の回転により粉砕物に付与される遠心力によって取り出される粉砕物の粒度を規定でき、かつ、異物混入の虞を低減することができる。
また、特許文献2〜4に示すように、粉砕処理部内にて、同軸で回転する二つの回転羽根を用いて原料を粉砕する粉砕装置が知られていた。
特公昭30−2493号公報 特開昭63−215582号公報 特開平11−300224号公報 特開2002−79183号公報
従来の粉砕装置では、円錐状の空間のサイズ等によって所望の粒度の微粉を得ることができる。ただし、回転する粉砕羽根が浮遊する原料に近づく際には、当該粉砕羽根の風圧により、当該原料が粉砕羽根の粉砕作用面から逃げる虞がある。これにより、原料の粉砕処理効率が低下するという問題点があった。
通常、原料を粉砕処理するにあたって、所定粒度の粉砕物を得るのに要する時間は短いほど好ましく、そのため、粉砕効率を向上させるために出力の大きな駆動モータを用いるなどの方策が採られている。
また、粉砕物の粒度は、粉砕物の用途により異なる。一般的には、粉砕物は、粒度分布の広がりの少ないもの、即ち、粒度分布の幅が狭い粉砕物が望ましい。一方、得られた粉砕物を多様な用途に対応させるためには、粉砕装置で制御可能な粒度の調節幅は広いほうが望ましい。
従って、本発明の目的は、粉砕効率が向上した粉砕装置、および、粉砕物の粒度分布の広がりの少ない状態で幅広く粉砕物の粒度を設定制御できる粉砕装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る粉砕装置は、円筒部、および、前記円筒部と同軸芯となるように前記円筒部の軸芯方向の一端に連設して先端側ほど小径となる円錐部を有するケーシングによって囲まれる粉砕処理部と、前記ケーシングの軸芯周りに回転し且つ前記円筒部の内面に近接配置される粉砕羽根を有する粉砕ロータと、前記粉砕ロータと同軸で回転し且つ前記円錐部の内面の傾斜面に近接配置される選別羽根を有する選別ロータと、原料を前記粉砕処理部へ供給する原料供給部と、前記粉砕処理部内で前記原料を粉砕処理した粉砕物を前記円錐部の先端側開口から吸引して外部に取り出す取出部と、を設けた粉砕装置であって、その第一特徴構成は、前記原料を粉砕処理する前記粉砕羽根が前記ケーシングの軸芯方向に位置を異ならせた状態で複数設けられ、当該軸芯方向に位置が異なる前記粉砕羽根同士は、それぞれの粉砕作用面の軸芯周りの回転方向に対する角度を異ならせた点にある。
上記第一特徴構成によれば、ケーシングの軸芯方向に位置を異ならせた複数の粉砕羽根同士の粉砕作用面が異なる角度であるため、原料に対して異なる複数の方向に粉砕力を付与することができる。
粉砕装置による粉砕は、衝撃力・剪断力・摩砕力により行われる。本構成の装置は、一の粉砕羽根の粉砕作用面で原料に主に衝撃力を付与し、他の粉砕羽根の粉砕作用面では原料に主に剪断力を付与する、というように、各粉砕羽根で異なる粉砕力を原料に対して施すことができる。このため、原料の粉砕処理効率が向上する。
また、本構成のように、前記粉砕羽根同士の粉砕作用面を異なる角度とすると、それぞれの粉砕羽根の粉砕作用面により、原料およびその粉砕物を異なる方向、即ち、原料およびその粉砕物を他の粉砕羽根の粉砕作用面に送って粉砕させるという効果も得られる。
また、粉砕羽根を複数設けてあるため、仮に一の粉砕羽根の粉砕作用面から原料が逃げて当該粉砕作用面に衝突しなかったとしても、他の粉砕羽根の粉砕作用面によって粉砕することができる。
このように、本構成であれば浮遊する原料に対し、一の粉砕羽根にある粉砕作用面と他の粉砕羽根にある異なる角度の粉砕作用面によって確実に粉砕力を付与できるため、原料の粉砕処理効率が向上する。
本発明に係る粉砕装置の第二特徴構成は、前記ケーシングの軸芯方向に位置が異なる前記複数の粉砕羽根同士につき、当該粉砕羽根の粉砕作用面が連続するように形成した点にある。
上記第二特徴構成によれば、各粉砕羽根に備えたそれぞれの粉砕作用面が連続するため、一の粉砕羽根の粉砕作用面により、原料およびその粉砕物を他の粉砕羽根の粉砕作用面に効率よく移送することができ、原料を他の粉砕羽根の粉砕作用面によって直ちに粉砕することができる。即ち、複数の粉砕羽根の粉砕処理面が連続するため、原料の一連の動きが連続、かつ、円滑に行われ、原料の粉砕処理効率が更に向上する。
本発明に係る粉砕装置の第三特徴構成は、前記ケーシングの軸芯方向に位置が異なる前記複数の粉砕羽根のうち、前記粉砕物の移送方向における上流側の粉砕羽根の粉砕作用面が、前記粉砕物を移送方向の下流側に送るように前記回転方向に対して傾斜形成してあり、前記下流側の粉砕羽根に備えた粉砕作用面が、前記回転方向に対して直角となるように形成した点にある。
本構成によれば、上流側の粉砕羽根に傾斜形成された粉砕作用面によって、原料およびその粉砕物を下流側に円滑に誘導することができる。
一方、下流側の粉砕羽根における粉砕作用面の角度が粉砕羽根の回転方向に対して直角であるため、原料が粉砕処理面に衝突したときに最も大きな衝撃力を付与して粉砕処理効率を向上させることができる。
本発明に係る粉砕装置の第四特徴構成は、前記粉砕ロータが軸芯方向に分割可能な複数のロータにより構成され、前記各ロータには少なくとも一つの粉砕羽根が備えてある点にある。
本構成によれば、例えば粉砕羽根が磨耗した際に当該粉砕羽根を交換するとき、磨耗した粉砕羽根を有するロータのみ取り外せばよく、保守作業が容易となる。
本発明に係る粉砕装置の第五特徴構成は、前記粉砕ロータは回転軸に着脱自在な複数の分割片により構成され、前記各分割片には少なくとも一つの粉砕羽根を備えた点にある。
本構成によれば、回転軸に対して粉砕羽根を備えた各分割片を個別に着脱することができるため、粉砕羽根のメンテナンスや交換が容易となる。
本発明に係る粉砕装置の第六特徴構成は、前記取出部に前記粉砕物の流れを調整する整流手段を設けた点にある。
粉砕羽根および選別羽根の回転による粉砕処理によって得られた粉砕物は、遠心力を有した状態で旋回しながら円錐部の内部を浮遊し、やがて、取出部に到達する。そして、取出部を通過する際にも旋回運動は継続する。
本構成のように、取出部に、例えば旋回運動を抑制するように前記粉砕物の流れを調整する整流手段を設けると、粉砕物が取出部を通過する際の旋回運動が抑制され、粉砕物に作用する旋回力が低減される結果、粉砕物が円錐状の空間の内面に沿って吸引されて排出され易くなり、粉砕処理部における粉砕物の滞留時間も短縮される。その結果、過剰な微粉砕化が防止され、粒度分布の広がりの少ないもの、即ち、粒度分布の幅の狭い粉砕物が得られる。
このとき、整流手段によって粉砕物に作用する旋回力の程度を適宜変更することにより、粒度分布の広がりの少ない状態で幅広く粉砕物の粒度を設定できる。
本発明に係る粉砕装置の第七特徴構成は、前記円錐部の最小径を変更可能に構成した点にある。
微粒子化していないために重くて遠心力の大きい粉砕物と、微粒子化して軽くて遠心力の小さい粉砕物とは、吸引力を受けて取出部に向かう力の向きおよび大きさが異なる。即ち、当該遠心力の大きい粉砕物は、円錐部の円周側に向かう力が大きく軸芯方向に沿って円錐部の先端側に向かう力は小さい。一方、当該遠心力の小さい粉砕物は、円錐部の円周側に向かう力が小さく軸芯方向に沿って円錐部の先端側に向かう力は大きい。
そのため、上記第七特徴構成のように円錐部の最小径を調節すると、該径のサイズに応じて取出部から取り出される粉砕物の粒度を調節することができる。従って、粉砕物の粒度を幅広く設定できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の粉砕装置は、原料を粉砕羽根によって微粉砕し、粒度選別することで所定粒度の粉砕物を得る装置である。当該粉砕物の平均粒径・比重は当該粉砕装置によって幅広く調整することができる。
この粉砕装置は、粉砕羽根による衝撃作用・剪断作用・摩砕作用によって粉砕を行う。さらに、この粉砕装置では、所定粒度の粉砕物と異物とを分離したり、原料が混合物の場合には、それぞれの原料を均一に分散させつつ効率よく粉砕することができる。さらに、摩砕の程度によっては粉砕物の球形化を図ることが可能である。
原料としては、穀物・豆類等の食品材料、チタン酸バリウム等の電子材料、甘草・熊笹・ヨモギ・大豆等の繊維質の物質、キトサン等の生薬物質、ゴム・プラスティック・化粧品・医薬・製紙・塗料等の増量剤等の用途に利用される重質炭酸カルシウム(石灰石)、製紙・紡績・薬品・化粧品・ゴム等の充填剤等として利用される滑石(タルク:3MgO・SiO・HO)、カオリナイト(Al・2SiO・2HO)等の粘土砿物、黒鉛、蛇紋岩、ゼオライト、酸化白土、ベントナイト、酸化鉄、鉛粉、樹脂等が例示されるが、これに限られるものではない。
図1〜10に示したように、本発明の粉砕装置Xは、原料の粉砕処理を行う粉砕処理部10と、回転することにより原料の粉砕処理および粉砕物の選別処理を行う羽根部20と、原料を粉砕処理部10へ供給する原料供給部30と、羽根部20により原料を粉砕処理した粉砕物を吸引して外部に取り出す取出部としての第一取出部40と、粉砕処理部10内に残存している粉砕物や異物を取り出す第二取出部50とを設けている。
そして、第一取出部40から取出された粉砕物は、第一取出部40に接続する回収部60で回収される。
(粉砕処理部)
図1〜2に示したように、粉砕処理部10は、円筒部12、および、円筒部12と同軸芯となるように円筒部12の軸芯方向の一端に連設して先端側ほど小径となる円錐部13を有するケーシング11によって囲まれる空間で構成される。
本実施形態では、粉砕処理部10を一室構造とした場合を例示する。粉砕処理部10を一室構造にすることで、粉砕処理部10における気流の状態が安定化し、粒度分布の広がりの少ない粉砕物を得ることができる。粒度分布は、原料およびその粉砕物の粉砕処理部10内における滞留時間によって制御できる。当該一室構造とした場合、一般的には粉砕物の粉砕処理部10内における滞留時間は短縮されるため、粒度分布は特定の粒度範囲内に抑えられることとなる。
尚、粉砕処理部10は、一室に限らず複数室構造としてもよい。この場合、例えば前記ケーシング11を連設して粉砕処理部を構成する。
ケーシング11は、例えばケーシング11の軸芯を含む平面により2分割(11a、11b)できるように構成する(図4)。分割した一方のケーシング11aは、ヒンジ部材11cを支点として開閉自在となるように構成する。このようにケーシング11を分割してその一方を開閉可能にすることで、粉砕処理部10の内部のメンテナンスが容易になる。ヒンジ部材11cによる開放角度は、メンテナンスのことを考慮して180度程度に設定するのが好ましい。尚、閉じた状態では、ケーシング11aおよび11bは、内部空間が密閉されるようにボルトにより固定する。
円錐部13は、第一取出部40に連続する部位(先端側開口)の最小径を変更可能に構成してある(図10〜図11参照)。
例えば、傾斜面の角度が同じで最小径の異なる円錐部13a〜13cを複数準備しておき、必要に応じて所望の円錐部13a〜13cを装着する。
微粒子化していないために重くて遠心力の大きい粉砕物と、微粒子化して軽くて遠心力の小さい粉砕物とは、吸引力を受けて第一取出部40に向かう力の向きおよび大きさが異なる。即ち、当該遠心力の大きい粉砕物は、円錐部13の円周側に向かう力が大きく第一取出部40に向かう力は小さい。一方、当該遠心力の小さい粉砕物は、円錐部13の円周側に向かう力は小さく第一取出部40に向かう力の方が大きくなる。
そのため、円錐部13の最小径を調節すると、径のサイズに応じて第一取出部40から取り出される粉砕物の粒度を調節することができる。即ち、径が小さくなるほど粒度が細かくなる。
一方、円錐部13を複数の環状部材、例えば3つの環状部材(図外)に分割可能にすることもできる。この場合にもサイズ径の小さい環状部材から順次取出すことで、環状部材13の最小径を小から大に変更調節することができる。
このように円錐部13の最小径を適宜設定し、粉砕物の滞留時間を調節することで、得られる粉砕物の粒度を幅広く調節することができる。
ケーシング11の内面は、耐磨耗性・耐食性・耐熱性に優れた特性を持たせるため、例えば鋼に耐磨耗処理、例えばタフトライド処理などを施しておくのが好ましい。
ケーシング11の内壁には、粉砕処理部10の内部に突出する複数個のノック14を取付ける。このとき、ノック14は、回転する羽根部20と干渉しない位置に取り付ける。
当該ノック14は、ケーシング11内を移動する原料およびその粉砕物に対して衝撃力および剪断力を付与する。そのため、ノック14は、原料およびその粉砕物に対して衝突面を有する形状、例えば多角柱とする。この場合、当該衝突面に対する原料およびその粉砕物が衝突する角度を変更できるように構成する。
また、ノック14は、粉砕物が衝突するため、耐磨耗性を有する材料で構成したり、耐磨耗処理を施すことが好ましい。
ノック14は、ケーシング11の周方向に亘って複数取付けることができる。その他、例えば、分割されたケーシング11のうち、粉砕装置Xに固定される側であるケーシング11bのみに取付けることも可能である。この場合、ケーシング11の内方に突出するノック14が、ケーシング11aを開閉する際に、羽根部20と干渉するのを防止することができる。
ケーシング11の内面には、複数の溝を有するライナを設けておくと良い(図外)。当該溝は、羽根部20の回転方向に対して、所定角度だけ傾斜した状態に設ける。このライナの溝により、ケーシング11の内面に対する原料の摩擦係数を高めて、羽根部20および原料同士による磨砕作用を促すとともに、当該溝の凹凸への原料の衝突によって、原料を確実に粉砕することができる。
(羽根部)
羽根部20は、原料を粉砕する粉砕ロータ21,22、および、粉砕された粉砕物の粒径選別と粉砕を行う選別ロータ23を有する。尚、羽根部20には、粉砕ロータ21,22に設けてある粉砕羽根21a〜22a、および、選別ロータ23に設けてある選別ロータ23が含まれている。
粉砕ロータ21,22により、原料は衝撃粉砕・剪断される。そして羽根部20とケーシング11の内面との間で摩砕作用が働き、原料は一層効果的に微粉砕化される。
選別ロータ23による粉砕物の選別は、選別ロータ23と円錐部13との隙間(クリアランス)のサイズを調節することで、所望の粒径の粉砕物を得ることができる。
羽根部20の回転により粉砕物には遠心力が付与され、微粒子化して遠心力の小さい粉砕物は、浮遊して円錐部13の下流にある第一取出部40に向けて移送される。微粒子化していないために遠心力の大きい粉砕物は、選別ロータ23と円錐部13との間で粉砕され、やがて微粒子化して遠心力が小さくなると第一取出部40に向けて移送される。尚、粉砕されずに残った粉砕物は、後述の第二取出部50から粉砕処理部10の外部に取出される。
粉砕ロータ21,22および選別ロータ23は、ケーシング11の軸芯に沿う回転軸Zに取付けてあり、回転軸Zの回転によって一体に回転する。粉砕ロータ21,22と選別ロータ23との間には、各羽根がノック14と干渉するのを防止するため、スペーサ24を設ける。ただし、何れかのロータのボス部を軸芯方向に沿って延設することでスペーサの代わりとすることもできる。
そして、粉砕ロータ21,22・スペーサ24・選別ロータ23の順で回転軸Zに挿通させ、回転軸Zに設けた溝部にキー部材26に嵌め込み、回転軸Zの端部材27をボルト25で軸本体に固定することで、回転軸Zに対して固定する(図2、図6〜8参照)。
回転軸Zは、モータMによりベルト80を介して駆動する。軸受け・ケーシング11・各ロータ21〜23等は、粉砕処理に際して高温となる。軸受けを冷却するため、油冷システムを設けることが可能である。また、ケーシング11を冷却するために放熱フィンや水冷ジャケットを粉砕装置Xの外面に取付けた冷却システムを設けるとよい(図外)。
各羽根部20の詳細を図6〜10に示す。
粉砕ロータ21,22は、ケーシング11の軸芯周りに回転し、かつ、円筒部12の内面に近接配置される複数の粉砕羽根21a,22aを有する。本実施形態では二つの粉砕ロータ21,22を設けた場合を例示するが、これに限られるものではなく、一つの粉砕ロータに、軸芯方向に二列の粉砕羽根を配置するように構成してもよい。ただし、粉砕ロータの製造のし易さ、および、洗浄等のメンテナンス効率等を鑑みると、本実施形態のように二つの粉砕ロータを設けるのが好ましい。
二つの粉砕ロータ21,22は軸芯方向に分割されており、これら粉砕ロータ21,22には少なくとも1つの粉砕羽根21a,22aがそれぞれ備えてある。そのため、粉砕羽根21a,22aの処理部材21b,22b(後述)が磨耗または破損した際に当該処理部材21b,22bを交換するとき、磨耗した処理部材21b,22bを有する粉砕ロータのみ取り外して交換すればよい。
また、選別ロータ23は、粉砕ロータ21,22と同軸で回転し、かつ、円錐部13の内面の傾斜面に近接配置される複数の選別羽根23aを有する。
粉砕ロータ21は、図6に示すように、径方向に分割して回転軸Zに着脱自在な2つの分割片21f,21fにより構成してある。分割片21fには、少なくとも1つの粉砕羽根21aが備えてある。そして、2つの分割片21fを回転軸Zの周囲を囲繞するように配設し、二つのボルト21dを反対方向から螺入して一体化する。これにより、回転軸Zに対して粉砕ロータ21を迅速に着脱することができ、粉砕ロータ21の洗浄等のメンテナンスや交換が容易となる。
尚、粉砕ロータ22および選別ロータ23も同様の構成を有する。
本発明の粉砕装置Xでは、図9および図10に示すように、二つの粉砕ロータ21,22を設け、原料を粉砕処理する粉砕作用面21c,22cが形成してある処理部材21b,22bをそれぞれの粉砕羽根21a,22aに設けてある。そして、当該粉砕羽根21a,22aがケーシング11の軸芯方向に位置を異ならせた状態で複数設けられ、当該軸芯方向に位置が異なる前記粉砕羽根21a,22a同士は、それぞれの粉砕作用面21c、22cの軸芯周りの回転方向に対する角度を異ならせてある。
処理部材21b,22bは粉砕刃であり、ボルト21e,22eによってそれぞれ粉砕羽根21a,22aに取替え可能に取付ける。また、処理部材21b,22bは、耐磨耗性を有する材料で構成するか、耐磨耗処理を施しておく。さらに、処理部材21b,22bは、ボルト21e,22eの取付穴の位置をそれぞれ異ならせたものを用意しておくことで、円筒部12の内面との隙間(クリアランス)を調節することができる。処理部材21b,22bのうち原料の粉砕が行われる部位は、粉砕作用面21c、22cで回転方向に面する部分、および、円筒部12の内面に面する部分である。
また、選別ロータ23の選別羽根23aには、円錐部13に対向する粉砕作用面23cを有する処理部材23bが、ボルト23eによって取付けてある。粉砕作用面23cと円錐部13との間で粉砕された粉砕物は、当該隙間を通過して下流の第一取出部40に移送される。また、回転軸Zを軸芯方向に移動させ、選別羽根23aと円錐部13との隙間(クリアランス)を調節することで、粉砕程度を調節することができる。
このように、回転軸Zの移動が可能であれば、粉砕羽根21a,22aとノック14との隙間を変更することもできるため、この部位における粉砕程度を調節することもできる。
当該粉砕装置Xでは、ケーシング11の軸芯方向の位置を異ならせた粉砕羽根21a,22a同士の粉砕作用面21c,22cが異なる角度で取付けられてあるため、原料に対して異なる角度で外力が作用する。
また、粉砕羽根21,22の粉砕作用面21c,22cのうち少なくとも何れか一方を粉砕物の移送方向における下流側に向くように傾斜させることで、原料およびその粉砕物を下流側に円滑に移送しつつ前記二つの粉砕羽根21,22によって効率よく粉砕することができる。
また、粉砕羽根を複数設けてあるため、仮に一の粉砕羽根21aの粉砕作用面21cに接近した原料が当該粉砕作用面21cから逃げて衝突しなかったとしても、他の粉砕羽根22aの粉砕作用面22cによって粉砕することができる。
尚、軸芯方向に位置の異なる粉砕羽根21a,22a同士は、回転方向に沿って互いに位置ズレして設けるようにしてもよい(図10(ロ)参照)。
例えば、一方の粉砕羽根21aで粉砕された原料は、軸芯に沿って下流側に移動し、ここで、他の粉砕羽根22aでさらに粉砕処理される。このとき、粉砕羽根21a,22aを回転方向で位置ズレさせておけば、原料が一方の粉砕羽根21aから他の粉砕羽根22aの位置に移動したタイミングに合せて、他方の粉砕羽根22aと衝突させることができる。
本実施形態では、粉砕物の移送方向における上流側の粉砕羽根21aに備えた処理部材21bの粉砕作用面21cが、回転方向に対して移送方向の下流側に傾斜するように形成してあり、下流側の粉砕羽根22aに備えた処理部材22bの粉砕作用面22cが、粉砕ロータ22の回転方向に対して直角となるように構成する。これにより、上流側の粉砕羽根21aによって原料およびその粉砕物を下流側に円滑に誘導することができ、処理部材22bが、原料に対して最も大きな衝撃力を付与することができる。
これらの構成を備える結果、浮遊する原料を一の粉砕羽根21aにある粉砕作用面21cが他の粉砕羽根22aにある粉砕作用面22cに効率よく導き、確実に衝撃粉砕できるため、原料の粉砕処理効率が向上する。
また、上流側の粉砕ロータ21に備えた処理部材21bの粉砕作用面21cと、下流側の粉砕ロータ22に備えた処理部材22bの粉砕作用面22cとを連続するように構成することが可能である(図10)。
これにより、剪断・移送・微粉砕の効果が連続、かつ、円滑に行われるため、原料の粉砕処理効率が更に向上する。
尚、これら粉砕作用面21c,22c同士は、ある程度の間隔を空けて構成してもよい。このとき、粉砕ロータ21,22の間に、軸芯に沿ってスペーサを挿入する等して間隔を空けるとよい。
この構成により、これら粉砕作用面21c,22c同士が異なる角度で連続しているときに形成される面の角部を無くすことができる。従って、当該角部において原料が堆積するのを防止することができる。
(原料供給部)
図5に示すように、原料を粉砕処理部10へ供給する原料供給部30は、原料の投入口としてホッパ31、および、供給機としてスクリュウコンベア32、給気口33等を設けてある。
この原料供給部30は、粉砕ロータ21の上流側の面に連通しており、効率的に原料を粉砕処理部10に供給できる。
尚、給気口33から、例えば加熱空気を送気すると、原料や粉砕物の乾燥を行うことができる。
(第一取出部)
第一取出部40は、選別ロータ23により選別処理した粉砕物を円錐部13の先端側開口から吸引して外部に取り出すものである。この第一取出部40は、例えば筒型通路であり、第一取出部40の下流には、粉砕物を回収する回収部60が接続する。
第一取出部40には、粉砕物の流れを調整する整流手段41が設けてある。
この整流手段41は、粉砕処理部10および円錐部13における粉砕物の滞留時間を調節するために設ける。整流手段41は、例えば、筒型通路の途中に設けた十字型のフィンで構成する(図12参照)。当該フィン41は、上流側と下流側とに分割した筒型通路のフランジ42a,42bによってフィンの係止フランジ41aを挟み込んで固定する。
粉砕ロータ21,22および選別ロータ23の回転による粉砕処理によって得られた粉砕物は、粉砕処理部10の内部を旋回浮遊しつつ、第一取出部40に到達する。
第一取出部40に整流手段41を設けておくと、粉砕物が円錐部13内から第一取出部40へ流入する際の旋回運動を抑制することができる。これにより粉砕物に作用する旋回力が低減され、粉砕物が第一取出部40へ吸引され易くなって粉砕処理部10および円錐部13内における粉砕物の滞留時間が短縮される。その結果、過剰な微粉砕化が防止され、粉砕物の粒度分布の広がりの少ない粉砕物が得られる。
さらに、整流手段41を設けることで、筒型通路での旋回運動が弱まり、当該筒型通路の内壁面に向かう原料の旋回力が弱まる。そのため、筒型通路の内壁面に粉砕物が付着するのを防止でき、前記内壁面と粉砕物との衝突が抑制されることから当該内壁面の磨耗を防止できる。
また、整流手段41を設けると、粉砕物の移送が円滑になり、粉砕処理部10内および円錐部13内の粉砕物の滞留量の増加が抑えられるため、粉砕装置X内の圧力損失が低下し、風量調節が容易になる。
(第二取出部)
第二取出部50は、粉砕処理部10内に残存している粉砕物を取り出す排出孔である。
原料は、目的とする物質の純度が高いのが望ましいが、目的物質とは異なる物質(以下、「異物」と称する)が混在している場合がある。目的とする物質より異物の方が硬度が高い場合、ケーシング11や羽根部20等が磨耗する原因となるため、早期に取り除く必要がある。
所定粒度の粉砕物より比重あるいは質量が大きい異物は、やがてケーシング11の底部に蓄積するようになる。ケーシング11の底部付近に設けた第二取出部50は、これを効率よく排出する。図3に示したように、第二取出部50と連設してあるスクリュウコンベア52等を備えた搬出手段51を設け、当該搬出手段51の搬出方向が略鉛直方向になるように構成すると、重力を利用して異物を排出できるため搬出効率が向上する。搬出手段51におけるスクリュウコンベア52の末端には、粉砕処理部10から排出した異物を受け取る排出筒53と回収容器とを設けてある。
尚、スクリュウコンベア52の回転数で排出速度を変えて排出量を調節することにより、所望の粒度以上の粉砕物を分級し回収することも可能である。
搬出手段51は、風力によって異物の粒度を分級できるように構成することが可能である。例えば、搬出手段51の内部に適当な強さで通風し、空気の流量を調整することで所定粒度以上の異物のみを取り出すことができる。空気の流量調節は、搬出手段51に適宜バルブを設け、このバルブを調節することで行う。
このように、異物を除去する構成を設けることで、純度の高い粉砕物を得ることができる。
(回収部)
図4に示すように、第一取出部40の下流側には、粉砕物を回収する回収部60を設ける。ここでは、粉砕物を粒度に応じて分級し、所望の粒度を有する粉砕物を回収するために例えばサイクロン61を用いる。サイクロン61には、粉砕物を移送するためのブロワー62を設ける。
サイクロン61の内部では、ブロワー62によって内壁に沿う旋回流が発生し、粉砕物の粒径による選別が行われる。即ち、その旋回流から排気流に乗じて微細な粉砕物は排気とともにサイクロン61の上部から排出される。一方、当該排気流に乗じて気送されない粒径以上の粉砕物は、サイクロン61の底部に蓄積する。このようにして、サイクロン61では粉砕物の分級が行われ、ブロワー62の風力を調節する等して所望の粒度を有する粉砕物を回収することができる。
尚、サイクロン61の上部より取り出された粉砕物と空気とをバグフィルタ等で分離し、空気のみを原料供給部30にある給気口33に循環させるように構成してもよい。
回収部60は、例えば支点となるヒンジ部材63により開閉自在に構成する。これによって回収部60あるいは粉砕装置Xの分解・洗浄等のメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明の粉砕装置Xを用いて原料を粉体化した。原料として、重質炭酸カルシウム(石灰石)を使用し、羽根部20の駆動条件は4300rpmで行った。図13に示したように、得られた粉砕物の平均粒径(μm)と粉体製造能力(kg/Hr・kw)との関係をグラフ化した(グラフA)。
比較例として、従来の粉砕装置(特許文献1参照)を用いて重質炭酸カルシウム(石灰石)を粉体化し、同様にグラフ化した(グラフB)。
本発明の粉砕装置Xによれば、粉体の平均粒径は3.5μmまで得られた。一方、従来の粉砕装置では、粉体の平均粒径は9μm程度までである。上述したように本発明の粉砕装置Xは、二つの粉砕ロータを備える結果、粉砕効率が向上していることが判る。
また、整流手段41を設けた場合は、粉砕物の滞留時間を調節して粉砕物の粒度分布を制御できる。
即ち、整流手段41を使用した場合は、粉砕物の旋回流が抑制され、粉砕物が排出され易くなるため、粉体の平均粒径は6μm程度までである(図外)。しかし、整流手段41を使用しない場合は、粉砕物の旋回流が維持され、粉砕物の滞留時間が長くなるため、粉体の平均粒径は2.8μm程度まで上昇する(図外)。
このように、本発明の粉砕装置Xであれば、粒度分布の広がりの少ない状態で幅広く粉砕物の粒度を設定できる。
穀物・豆類等の食品材料、電子材料、繊維質材料、生薬材料、重質炭酸カルシウム、滑石、粘土砿物、黒鉛、蛇紋岩、ゼオライト、酸化白土、ベントナイト、酸化鉄、鉛粉、樹脂等、種々の原料を回転羽根によって超微粉砕し、粒度選別することで所定粒度の粉砕物を効率よく得るための粉砕装置として利用できる。
本発明の粉砕装置の側面概略図 本発明の粉砕装置の要部概略図 本発明の粉砕装置の第二取出部における断面概略図 本発明の粉砕装置の上面視の概略図 本発明の粉砕装置の正面視の概略図 上流側の粉砕ロータの概略図 下流側の粉砕ロータの概略図 選別ロータの概略図 羽根部の分解斜視図 粉砕処理部の概略図 円錐部の要部斜視図 整流手段の概略図 本発明の粉砕装置の粉体製造能力を示したグラフ
符号の説明
10 粉砕処理部
11 ケーシング
12 円筒部
13 円錐部
20 羽根部
21,22 粉砕ロータ
21a,22a 粉砕羽根
21b,22b 処理部材
21c,22c 粉砕作用面
23 選別ロータ
30 原料供給部
40 第一取出部(取出部)
41 整流手段
50 第二取出部

Claims (7)

  1. 円筒部、および、前記円筒部と同軸芯となるように前記円筒部の軸芯方向の一端に連設して先端側ほど小径となる円錐部を有するケーシングによって囲まれる粉砕処理部と、
    前記ケーシングの軸芯周りに回転し且つ前記円筒部の内面に近接配置される粉砕羽根を有する粉砕ロータと、前記粉砕ロータと同軸で回転し且つ前記円錐部の内面の傾斜面に近接配置される選別羽根を有する選別ロータと、
    原料を前記粉砕処理部へ供給する原料供給部と、前記粉砕処理部内で前記原料を粉砕処理した粉砕物を前記円錐部の先端側開口から吸引して外部に取り出す取出部と、を設けた粉砕装置において、
    前記原料を粉砕処理する前記粉砕羽根が前記ケーシングの軸芯方向に位置を異ならせた状態で複数設けられ、当該軸芯方向に位置が異なる前記粉砕羽根同士は、それぞれの粉砕作用面の軸芯周りの回転方向に対する角度を異ならせてある粉砕装置。
  2. 前記ケーシングの軸芯方向に位置が異なる前記複数の粉砕羽根同士につき、当該粉砕羽根の粉砕作用面が連続するように形成してある請求項1に記載の粉砕装置。
  3. 前記ケーシングの軸芯方向に位置が異なる前記複数の粉砕羽根のうち、前記粉砕物の移送方向における上流側の粉砕羽根の粉砕作用面が、前記粉砕物を移送方向の下流側に送るように前記回転方向に対して傾斜形成してあり、
    前記下流側の粉砕羽根に備えた粉砕作用面が、前記回転方向に対して直角となるように形成してある請求項1又は2に記載の粉砕装置。
  4. 前記粉砕ロータが軸芯方向に分割可能な複数のロータにより構成され、前記各ロータには少なくとも一つの粉砕羽根が備えてある請求項1〜3の何れか一項に記載の粉砕装置。
  5. 前記粉砕ロータは回転軸に着脱自在な複数の分割片により構成され、前記各分割片には少なくとも一つの粉砕羽根が備えてある請求項1〜4の何れか一項に記載の粉砕装置。
  6. 前記取出部に前記粉砕物の流れを調整する整流手段を設けた請求項1〜5の何れか一項に記載の粉砕装置。
  7. 前記円錐部の最小径を変更可能に構成してある請求項1〜6の何れか一項に記載の粉砕装置。
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