JPH04334559A - 製粉方法及び装置 - Google Patents

製粉方法及び装置

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JPH04334559A
JPH04334559A JP3253938A JP25393891A JPH04334559A JP H04334559 A JPH04334559 A JP H04334559A JP 3253938 A JP3253938 A JP 3253938A JP 25393891 A JP25393891 A JP 25393891A JP H04334559 A JPH04334559 A JP H04334559A
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air
gas
particles
around
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JP3253938A
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Terrance John Coles
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C13/00Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
    • B02C13/14Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with vertical rotor shaft, e.g. combined with sifting devices
    • B02C13/18Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with vertical rotor shaft, e.g. combined with sifting devices with beaters rigidly connected to the rotor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C9/00Other milling methods or mills specially adapted for grain
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C19/00Other disintegrating devices or methods
    • B02C19/0012Devices for disintegrating materials by collision of these materials against a breaking surface or breaking body and/or by friction between the material particles (also for grain)
    • B02C19/0018Devices for disintegrating materials by collision of these materials against a breaking surface or breaking body and/or by friction between the material particles (also for grain) using a rotor accelerating the materials centrifugally against a circumferential breaking surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C23/00Auxiliary methods or auxiliary devices or accessories specially adapted for crushing or disintegrating not provided for in preceding groups or not specially adapted to apparatus covered by a single preceding group
    • B02C23/18Adding fluid, other than for crushing or disintegrating by fluid energy
    • B02C23/24Passing gas through crushing or disintegrating zone
    • B02C23/28Passing gas through crushing or disintegrating zone gas moving means being integral with, or attached to, crushing or disintegrating element

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦粉を含む粉を生産
するための製粉装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】岩、穀粒及び化学製品のような粒状材料
を挽いて粉にするのに種々の機械及び方法が用いられて
きた。その多くは、日本国公開昭62(1987)ー1
17642(米国特許第4,921,173号に対応)
に示されているように、遠心衝撃システムを使用する。 その明細書には、粒状材料を中央ロータから外方に投射
してこれを取り囲むシリンダの中の多くの材料と衝突さ
せる装置が記載されている。これらの衝突により粒状材
料は砕けてより小さな粒子になる。普通に用いられてい
るもう1つのシステムは米国特許第4,747,550
号に示されている。その明細書には、製粉室に多数の回
転板及び羽根を取り付けた装置が記載されている。粒状
材料は、空気流で製粉室を通して飛ばされ、回転板及び
羽根によって引き起こされる乱流により、粒状材料を他
の粒状材料と衝突させ、また回転板、羽根及び製粉室の
壁と衝突させる。これらの衝突により、粒状材料は砕け
てより小さい粒子になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した種類の先行技
術の装置に見られる課題としては、装置によって引き起
こされる衝突が粒状物を不均一に砕いて異なる粒径及び
重量の多種類の粒子にする傾向があることであった。従
って、製品は異なる粒径の粒子の混合物からなるから、
次いで、より小さい粒子を集め、より大きな粒子は再び
製粉機にかけることができるように、この混合物をふる
にかけなければならない。ふるい分け装置は、特に湿っ
た粒子について使用されるときには、目詰まりしやすく
、ふるい目の大きさによって設定される限度以下の広範
囲の粒径を依然として通してしまう。  本発明の目的
は、粉を生産するための新規又は改良した装置及び方法
を提供するものであり、或いは少なくとも、社会に有用
な選択を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ほぼ垂
直中心軸線を中心とする水平断面が円形で、ほぼ水平な
プレートで下部部分と上部部分とに分割された室を有し
、室の周囲で下部部分と上部部分との間に限られた空気
流を許すように、プレートと室の壁との間に狭い隙間を
設け、室の下部部分に空気又は他の気体用の1つまたは
それ以上の入口を設け、室の下部部分に穀粒または他の
粒状物用の1つ又はそれ以上の入口を設け、室の周囲か
ら中心軸線に向かって内方に延びる蓋を室の上部部分の
頂に設け、前記上部部分の頂の蓋に、室の周囲から内方
に隔てて位置した出口穴を設け、室の湾曲壁が、少なく
とも下部部分において、実質的に平滑な内摩砕面を有す
る石臼からなり、下部部分内に、空気又は他の気体を下
部部分の回りにかつ石臼の内摩砕面に向かって外方に移
動させる第1吹き飛ばし装置を設け、室の上部部分内に
、空気又は他の気体を上部部分の回りにかつ蓋の出口穴
に向かって内方に移動させる第2吹き飛ばし装置を設け
た、ことを特徴とする穀粒または他の粒状物を粉にする
装置を提供する。
【0005】更に、本発明によれば、ほぼ垂直な中心軸
線を中心とする水平断面が円形で、ほぼ水平をプレート
で下部部分と上部部分とに分割された室を有し、プレー
トと円筒室の壁との間に狭い隙間を設けて円筒室の周囲
で下部部分と上部部分との間に限られた空気流を可能に
し、上部部分は、円筒室の周囲から内方に位置した出口
穴を有し、円筒室の湾曲壁は摩砕面を有している、製粉
機を使って粒状材料を粉に挽く方法であって、粒状材料
及び空気又は他の気体の流れを円筒室の下部部分に供給
し、粒状材料及び空気又は他の気体を円筒室の下部部分
の回りに及び摩砕面に向かって外方に吹き飛ばして粒状
材料を摩砕し、空気又は他の気体を円筒室の上部部分の
回りに及び出口穴に向かって内方に吹き飛ばして、ほぼ
水平なプレートと円筒室の壁との間の狭い隙間を通過し
た摩砕材料を分離し、重い粒子は遠心力で上部部分の周
囲に保持され、軽い粒子は空気流によって出口穴を通し
て吹き飛ばされる、製粉方法を提供する。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の1つの好ましい形態を添付
図面を参照して例示として説明する。
【0007】本発明の好ましい形態は、豆、種及び穀粒
のような食品を一貫して細かい粉に挽くための装置、特
に、小麦又は米のような全穀粒から粉を生産するための
装置を提供するものであり、この装置は、穀粒又は他の
物を中央ファン構造により円筒形の固定石臼上へ吹き飛
ばす製粉機からなる。挽かれた粒子及び粉は、より細か
くそしてより軽くなると円筒形石臼を上昇し、頂部で吹
き飛ばし及び流出装置で更に分離かつ収集される。
【0008】図に示すように、本発明の装置は、供給路
11と、下部粉砕室12a及び上部粉砕室12bに分割
された円筒形粉砕室12と、集粉室13とを有する穀粒
用製粉機10からなる。粉砕室12は直径がほぼ50c
mであるから、図示した製粉機は比較的小さく、7馬力
の電動機14で作動される。図示した実施例は穀粒から
粉を商業的に生産しようとするものであるけれども、本
発明の装置は、商業用であろうと、家庭用であろうと種
々の他の物質を粉にするのにも用いられる。特に、この
例に示すタイプの製粉機は、特定の応用に適するように
寸法形状や形態の細部に対してある変更がなされるかも
しれないが、豆、種、その他の植物または動物製品を粉
砕するのに用いることができる。製粉機はまた塗料粉、
薬またはその他の化学品の粉の製造に、また粉をもっと
細かくかつまた一貫した等級に挽くのに用いることがで
きる。
【0009】処理中製粉機の中を通る粒状物及び粉の全
体的な流れは上向きであり、穀粒は供給路から下部粉砕
室12aに重力で供給され、そこから集粉箇所まで上方
に上昇する。
【0010】供給路11は、ホッパー15及び管16を
有し、不動である。穀粒は管16を通して下部粉砕室1
2aの中のプレート17に落ちる。このプレート17は
軸18によって電動機14に連結され、通常の使用中は
回転している。プレート17にはもう一つのプレート1
9が取り付けられ、このプレートは下部粉砕室12aと
上部粉砕室12bとを分割し、多数のファンブレード2
0、21がこのプレート19に取り付けられている。湾
曲ブレード20がプレート19の下側に6枚またはそれ
以上取り付けられ、もっと小さい平らなブレード21が
プレートの上側に12枚取り付けらるのが好ましい。大
型の装置ではブレードがもっと多い方が好ましい。ブレ
ードの形状及び形体は図1及び2で最もよく分かる。プ
レート17及び19と一緒に回転できるカラー22が管
16のまわりでプレート19から上方に延び、後述する
ように、このカラーにファンブレード30が取り付けら
れている。
【0011】粉砕室12の円筒壁は、上部プレート24
と下部プレート25との間にボルトで緊締された単一の
環状石臼23からなる。石臼23の回りには、これを保
護するためと、石臼が割れたときに破片が外方に飛ぶの
を防止するために、金属シールド26aが設けられる。 石臼23は固定されており、回転しない。プレート17
の下で、下部プレート25の中央には、空気入口27が
設けられ、下部粉砕室12aには排出口28が設けられ
、使用中、固形砕物がここから取り出される。
【0012】粉砕室12を円筒体として示したけれども
、変形例としてこれを僅かに円錐形にしてもよいし、さ
もなければ、水平断面が依然として円形のままで、出来
る製品を変更するように形成してもよい。特に、石臼2
3, は図5に示すように凹形であり、ファンブレード
20, 、21, はこの石臼と合致するように形作ら
れる。
【0013】図2に示す観点から、ファンブレード20
、21、30は使用中時計方向に回転する。図2に示す
ように、下部ファンブレード20は中心から半径方向外
方に延び、端が後方に湾曲する。回転しているとき、フ
ァンブレードは、中央供給路11から石臼23まで時計
回りの外向きの空気流を生じさせる。図4に示すように
、ブレード20, は、材料が湾曲前縁の後ろのポケッ
トに捕捉されるのを防止するために、ポケット41を覆
う真っ直ぐな後壁40を有するのがよい。ブレード20
はまた、先ずプレート17を離れたときに全体の空気流
に乗り損ねた粒状物または粒子を捕捉するスコップを作
るように、底が前方に水平に延びるのがよい。
【0014】ブレード20の端と石臼23の内面との間
にはほぼ10mm、の隙間が設けられる。使用中、供給
路11からプレート17に乗った穀粒はファンブレード
20によって作られた空気流で外方に運ばれる。穀粒は
、石臼23に対して粉砕し及び摩砕する速度で、石臼2
3の内面へそして粉砕室12の回りに推進される。
【0015】粉砕作用が続くと、粒子は自然に分離し始
め、大きくて重い粒子は粉砕室12の底に沈み、小さく
て軽い粒子は粉砕室12の中で上方に上昇する。遂には
、粒子は十分に軽くなって石臼23とプレート19の外
周との間の小さな隙間19aを通して上昇する。
【0016】隙間19aは幅ほぼ10mmであり、下部
粉砕室12aから上部粉砕室12bへの空気流を制限し
て下部粉砕室12aの中に背圧を生じさせ、上部粉砕室
12bの中に減圧を生じさせるのに十分狭い。
【0017】上部粉砕室12bでは、ブレード21は、
下部粉砕室12aの中のブレード20のように後方にで
はなく、図2に示すように、前方に傾けられている。そ
の結果、空気流は、下部粉砕室におけるように外向きで
はなく、中心に向かって内向き時計回りである。
【0018】しかしながら、この内向きの空気流は、上
部粉砕室12bの中の減圧のために、また回転作用が、
内向きの空気流とは逆の外向きの遠心力を生じさせるか
ら、比較的弱い。軽い粒子はこの遠心力によって強くは
影響されず、内向きの空気流によって同伴される傾向が
ある。重い粒子は遠心力によってもっと強く影響され、
弱い空気流によっては影響されず、従って、上部粉砕室
12bの周囲にとどまる傾向がある。
【0019】二次分離作用が上部粉砕室12bの中へ上
昇する細かい粒子の中で起こる。最も細かい粒子は上部
粉砕室の中心に引かれて穴29から流出し、細かくない
粒子は上部粉砕室12bの周囲にとどまり、石臼23で
さらに摩砕される。
【0020】穴29の大きさは、粒子が粉砕室12にと
どまる時間の長さ及び細かい製品の細かさに影響する。 穴29は、粉砕室12とその上の集粉室13との間の環
状プレート35を取り外して、それを異なる寸法の中央
穴を有する別のプレートと交換することによって、特定
の目的に合うように調整されるのがよい。変形例として
、図5に概略的に示すように虹彩(アイリス)形シャッ
ター35, 又は他の手段を用いて、製粉機を開けるこ
となく調整でき、製粉機が使用中でも、製粉速度及び品
質を調整するのに操作できる可変穴29としてもよい。
【0021】集粉室13は、穴29の上に、2枚又はそ
れ以上のファンブレード30を有し、ファンブレード3
0は粒子を穴から排出路31を通して吹き出す。集粉室
13及び排出路31は、装置から出る空気及び粉の円滑
な流れを作るのを助け、かつ集粉室の壁に粉が固く積も
るのを避けるために、平面で見て(図2に示すように)
丸いカタツムリの形態を有している。集粉室13から排
出路への粉の円滑な流れを助長し、かつ上部粉砕室12
bと比較して、集粉室13の中の空気の量、圧力及び流
量を増すことによって集粉室13の回りの長い循環を減
ずるために、好ましくは調整できる空気流入口32が集
粉室13の頂部に設けられる。下部粉砕室12aにおけ
るように、集粉室13の中の空気の流れと遠心力が一緒
に働いて粒子を外方に飛ばす。集粉室13は、上部プレ
ート34と粉砕室の上プレートである下部プレートとの
間に緊締された別の側壁33として構成されるのが好ま
しい。集粉室の床は、図示するようにボルト36で所定
位置に保持された別の環状プレート35からなる。原料
の供給量及び製粉機によって製造される粒子の等級は、
プレート25を取り外し、それを、異なる大きさの穴2
9を有するプレートと交換することによって、異なる種
類の穀粒について又異なる目的のために調整することが
できる。もし穴29が小さければ、粒子は、下部粉砕室
12bから流出するにはもっと細かく粉砕されなければ
ならず、製粉機の中により長くとどまらなければならな
い。
【0022】排出路31を通過した粉は、流体的に注が
れるのではなく、空気流で粉が搬送されることを心に留
めて、周知の装置で集粉されそして包装される。ある理
由で、粉砕室へ通るが、十分に細かく、軽い粉に粉砕で
きない穀粒またはその他の物は最終的には重力で下方に
運ばれて、粉砕室の底に設けた排出口28を通過し、或
いはプレート19を通過することができず、或いは穴2
9を通して集粉室13の中へ上昇できないで、粉砕室1
2の中に単にとどまる。これにより、排出路31を通し
て出てくる粉は所定の細かさ及び軽さの水準に自動的に
かつ一貫して等級付けされる。穀粒のうち、重く、或い
は粉に大変しにくい部分は、自動的に粉砕室の中に軽い
部分よりも長く保持されることになる。その上、単一の
石臼及び空気圧力の使用で可能な比較的高速で低圧の粉
砕は、穀粒のふすま即ち外側の被覆を粉砕するのに適し
ているから、胚及び内乳とともにふすまを含めることが
できる。このことにより、穀粒のあらゆる部分を含有す
る一貫して細かい等級の粉を生産することができ、これ
は、栄養上の利点を提供するばかりでなく、ある量の穀
粒から生産された有用な粉の全容積をほぼ20乃至30
%増大させる。空気流で粉砕装置の中を吹き飛ばされる
結果、粉砕製品の水分損失は高く、これは、粉の重量が
、在来の製粉機で生産される等しい容積の粉よりも小さ
いことを意味する。
【0023】穀粒の胚には高濃度の脂肪酸があり、その
結果、最終製品は、脂肪酸が悪臭をはなつようになるの
を防ぐために冷やしたり、冷凍したりする必要があるか
もしれない。しかしながら、在来の製粉機で生産される
粉の場合よりも多くの水が粉を加工するのに必要とされ
るけれども、粉のテクスチャー、即ち焼き特性をかなり
の程度まで変えることなく、穀粒のこの部分を保持する
ことによって粉の食品価値が著しく増す。
【0024】生産される粉の等級は、空気入口の操作、
ファンの大きさ及び形態の変更により、或いは装置の寸
法を変更することにより変えることができ、粉砕室の高
さが大きければ、粉は、粒子が上方に運ばれる程軽くな
るようなより細かい等級に粉砕されるはずである。
【0025】このような粉砕には一般的にもっと時間が
かかり、その結果、生産の質と量とのバランスに達する
べきである。上に示した実施例では、粉砕室の高さはほ
ぼ20cmであり、生産量は毎時ほぼ20kgであり、
米のような硬い穀粒は軟質の穀粒により早い。粒度は、
在来の製粉機で生産されるこなよりももっと一定になる
ものと思われるし、小麦粉の平均粒度よりも小さい粒度
である。小麦を使用すると、本発明の製粉機は、直径5
0ミクロン以下の粒子95%、直径30ミクロン乃至2
0ミクロンの範囲の粒子75%の粉を生産することがで
きる。これに対して、在来の製粉機で生産された小麦粉
では、直径50ミクロン以下の粒子はたった30%に過
ぎず、10ミクロン範囲の粒子は40%より多くなかっ
た。生産量は粉砕室の直径を変えることによって変更す
ることができる。これは、家庭用の10cmから商業用
の50cm、またはそれ以上までの範囲である。
【0026】上に示した好ましい実施例の利点として、
製粉装置の磨耗や疲労を減ずることができる。製粉機に
は石臼と接触している可動部品がなく、穀粒を摩砕面で
粉砕または圧砕するのではなく、摩砕面にわたって吹き
つけるので、石臼の磨耗は、最小限になる。その上、遠
心または乱流式製粉機におけるような衝撃によるのでは
なく、擦りによって穀粒は粉になる。製粉機の中に誤っ
て入った石のような硬い粒子は相当に早く消える傾向が
あり、摩砕面を傷付けず、それに強く当たることもない
。同様に、ファンは装置の他の部分と接触していないし
、著しい磨耗や歪みを受けない。
【0027】本発明の装置について石または石複合石臼
23を使用することができるけれども、セラミック製の
石臼23を用いるのが好ましいと思われる。このような
材料は、在来の製粉機について使用したときには比較的
早く磨耗するから有利ではない。本発明の装置及び方法
によって作られた摩砕面の磨耗は少ないから、この欠点
は減じ、このような材料は従来用いられてきた材料より
も著しく好ましいものになる。1
【0028】好ましいセラミック組成物は、耐火レンガ
、るつぼ等の生産に用いられるような、炭化珪素(カー
ボランダム)粒子を含む粘土混合物からなる。この組成
物は、極めて高い温度でひび割れたり砕けたりしないの
で耐火物の用途に用いられているけれども、本発明にお
ける炭化珪素は砥石として作用する。組成物に用いられ
る粘土に対する炭化珪素の割合を変えて摩砕面の硬さ及
び性質を変更することができ、また摩砕面を変えるため
に組成物に他の材料を含ませてもよい。現在好ましい組
成はボールクレー25%に対して炭化珪素ほぼ75%で
あり、1300℃で焼成される。しかしながら、粘土成
分は、必要とされる強さ及び摩損性に応じて、全組成の
10%以上のものからなる。粘土は、二酸化珪素を比較
的高い割合で含むのが好ましい。他の種類の粘土を用い
てもよい。
【0029】石臼23は、意図する製粉装置に特に適す
る形状のセラミックを焼成するために、型に泥漿を鋳込
むことによって形成されるのが好ましい。変形例として
、石臼をプレスし、さもなければ形成してもよいし、ま
た大型の石臼は、多数の組み合ったセグメント又はブリ
ックとして製造されてもよい。これらのセグメントまた
はブリックを組み合ったクリップ、セメントで或いは外
側の帯金またはケーシングによって互いに保持する。
【0030】石や石樹脂複合物に比してセラミック石臼
23の利点は、セラミック材料の中の熱の急速な消散で
ある。これは、石臼23の成形形状によって一層高める
ことができ、その形状として、熱を周囲の空気に迅速に
放射するために、摩砕面から遠ざかるように石臼の背面
又は側面から突出する羽根を含むことができる。図5に
示すように、石臼23, を水ジャケット43で囲み、
必要に応じて、水ジャケットからの水を外部の熱交換器
に循環させるのがよい。
【0031】水又は空気と接触している面と摩砕面との
間の石臼23の全厚さは十分に小さいから、摩砕面の熱
は、穀粒の胚の中の油及びその他の物質の酸化又は編成
を引き起こし、内乳の中の澱粉の損傷を引起し、或いは
他の食料品を同様に損傷させ1水準以下に保たれる。熱
はまた、装置の中に妨害を引き起こしてしまう程度まで
穀粒から水分を引き出してしまう。本発明の好ましい実
施例では、この距離はほぼ2または3cmであるのがよ
いが、これは製粉機の形態、通常の運転速度及び時間、
粉砕しようとする製品に応じて相当に変わることは理解
されよう。ある場合には、熱放射と構造上の強さとの間
の実行可能なバランスに達するには妥協が必要である。 同様に、炭化珪素は、熱を伝達するのではなく熱を蓄え
る傾向があり、炭化珪素の粒子の摩砕性とセラミック基
質の熱伝達特性との間のバランスをセラミック組成物に
おいて満たすべきである。この取り合わせは製粉工程中
製品を加熱するのに同程度によく働き、熱は石臼23か
ら粉砕室12の中へ急速に通る。
【0032】特許請求の範囲によって特徴付けられる本
発明の範囲内で、上記の実施例に種々の他の変更や変形
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい装置の断面側面図である。
【図2】図1の装置の一部断面の平面ずである。
【図3】本発明の好ましい方法において、図1の装置の
中の穀粒及び粉の流れを概略的に示す図である。
【図4】図1及び2の装置のありうる変形例を示す図で
ある。
【図5】図1及び2の装置のさらにありうる変形例を示
す図である。
【符号の説明】
12  粉砕室 12a  下部粉砕室 12b  上部粉砕室 13  集粉室 19  プレート 20  ファンブレード 21  ファンブレード 23  石臼 27  空気入口 29  出口穴 30  ファンブレード 31  排出路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ほぼ垂直中心軸線を中心とする水平断
    面が円形で、ほぼ水平なプレートで下部部分と上部部分
    とに分割された室を有し、室の周囲で下部部分と上部部
    分との間に限られた空気流を許すように、プレートと室
    の壁との間に狭い隙間を設け、室の下部部分に空気又は
    他の気体用の1つまたはそれ以上の入口を設け、室の下
    部部分に穀粒または他の粒状物用の1つ又はそれ以上の
    入口を設け、室の周囲から中心軸線に向かって内方に延
    びる蓋を室の上部部分の頂に設け、前記上部部分の頂の
    蓋に、室の周囲から内方に隔てて位置した出口穴を設け
    、室の湾曲壁が、少なくとも下部部分において、実質的
    に平滑な内摩砕面を有する石臼からなり、下部部分内に
    、空気又は他の気体を下部部分の回りにかつ石臼の内摩
    砕面に向かって外方に移動させる第1吹き飛ばし装置を
    設け、室の上部部分内に、空気又は他の気体を上部部分
    の回りにかつ蓋の出口穴に向かって内方に移動させる第
    2吹き飛ばし装置を設けた、ことを特徴とする穀粒また
    は他の粒状物を粉にする装置。
  2. 【請求項2】  第1吹き付け装置は、下部部分内に設
    けられ、室の中心軸線を中心に回転できる半径流ファン
    からなり、該ファンの複数のブレードが半径方向外方に
    延び、空気又は他の気体を下部部分の回りにかつ内摩砕
    面に向かって外方に押すために、外端に向かって回転方
    向に対して後方に傾けられている、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】  第2吹き付け装置は、上部部分内に設
    けられ、室の中心軸線を中心に回転できる半径流ファン
    からなり、該ファンの複数のブレードが、半径方向外方
    に延び、空気又は他の気体を上部部分の回りにかつ蓋の
    出口穴に向かって内方に押すために、外端に向かって回
    転方向に対して前方に傾けられている、請求項1に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】  第1室の上に第2室を有し、第1室の
    上部部分の頂に設けた蓋の出口穴は第2室に通じ、第2
    室は、集粉ダクトと、空気又は他の気体を出口穴から第
    2室へ吸い込みかつ空気又は他の気体を第2室から集粉
    ダクトに沿って移動させる吹き飛ばし装置とを有する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】  第2室に通じる、空気又は他の気体用
    の1つ又はそれ以上の入口をさらに有する、請求項4に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】  石臼は、炭化珪素を含む組成物から形
    成されたセラミックである、請求項1乃至5の何れか1
    項に記載の装置。
  7. 【請求項7】  石臼は石で形成されている、請求項1
    乃至5の何れか1項に記載の装置。
  8. 【請求項8】  ほぼ垂直な中心軸線を中心とする水平
    断面が円形で、ほぼ水平なプレートで下部部分と上部部
    分とに分割された室を有し、プレートと円筒室の壁との
    間に狭い隙間を設けて円筒室の周囲で下部部分と上部部
    分との間に限られた空気流を可能にし、上部部分は、円
    筒室の周囲から内方に位置した出口穴を有し、円筒室の
    湾曲壁は摩砕面を有している、製粉機を使って粒状材料
    を粉に挽く方法であって、粒状材料及び空気又は他の気
    体の流れを円筒室の下部部分に供給し、粒状材料及び空
    気又は他の気体を円筒室の下部部分の回りに及び摩砕面
    に向かって外方に吹き飛ばして粒状材料を摩砕し、空気
    又は他の気体を円筒室の上部部分の回りに及び出口穴に
    向かって内方に吹き飛ばして、ほぼ水平なプレートと円
    筒室の壁との間の狭い隙間を通過した摩砕材料を分離し
    、重い粒子は遠心力で上部部分の周囲に保持され、軽い
    粒子は空気流によって出口穴を通して吹かれる、製粉方
    法。
  9. 【請求項9】  円筒室の湾曲壁は、使用中、粒状材料
    が、湾曲壁からそらされることなく摩砕されるように、
    少なくとも下部部分が、ほぼ平滑な摩砕面を有する石臼
    で構成され、少なくとも部分的な層形成が起こるまで、
    石臼の回りに及びこれに向かって材料の滑らかな連続流
    を維持し、重い材料は下部部分の底に向かって沈み、軽
    い材料は下部部分の頂に向かって上昇し、狭い隙間を通
    過して円筒室の上部部分に流入した摩砕材料は、重い材
    料以外の軽い材料からなる、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】  円筒室の下部部分の中の空気又は他
    の気体の圧力を上部部分の中の圧力よりも高く維持し、
    下部部分の中の空気又は他の気体の外向きの圧力が上部
    部分の中の空気又は他の気体の内向きの圧力よりも高い
    、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 【請求項11】  円筒室の上部部分からの出口穴はも
    う一つの室に通じ、空気又は他の気体を前記もう一つの
    室に提供し、前記もう一つの室から集粉装置への空気又
    は他の気体の流れを作り、出口穴を通過する摩砕材料を
    集粉装置に吹き飛ばす、請求項10に記載の方法。
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