JPH08155126A - 遊技機島、及びその組立方法 - Google Patents

遊技機島、及びその組立方法

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JPH08155126A
JPH08155126A JP30076094A JP30076094A JPH08155126A JP H08155126 A JPH08155126 A JP H08155126A JP 30076094 A JP30076094 A JP 30076094A JP 30076094 A JP30076094 A JP 30076094A JP H08155126 A JPH08155126 A JP H08155126A
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JP
Japan
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island
game
storage tank
gaming
pachinko
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JP30076094A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少ない資材で構築でき、施工現場において島構
築の作業性がよく、能率的に工事を行なうことができ工
期も短縮され、コストを大幅に低減することができ、ま
た、島の占有スペースを削減でき、遊技店内における省
スペース化の要請に応じることができる遊技機島、及び
その組立方法を提供すること。 【構成】貯留タンク20を、島下段10Aの枠組を成す
箱状枠形に形成し、該貯留タンク20の側壁21aに、
島全体の骨格を成す支柱部材30を支持する取付け部2
2を設け、該支柱部材30の中程部位に天板31を嵌合
させ、上端部位に設置板32を嵌合させ、前記天板31
と設置板32との間に島中段10Bを組付け、前記設置
板32上に島上段10Cを載せるよう設置する。また、
前記島中段10Bは、背中合わせに複数のパチンコ台1
1をそれらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず、
互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設し成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横方向に並設される複
数の遊技機と、各遊技機で使う遊技媒体や該遊技媒体の
貸出しと引き換えに取り込まれる紙片を処理する遊技関
連設備とから構成される遊技機島、及びその組立方法に
関する。ここで遊技機とは、主としてパチンコ台を指す
ものであり、遊技媒体はパチンコ球であり、また、遊技
関連設備とは、島内において遊技媒体やお金を循環させ
たり収納したりする各種装置である。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技店等の新築や改装に
際し、新たに遊技機島を組み立てるには、先ず見取り図
に基づてフロアに綿密なスミ出しを行ない、その線・印
に沿って床面の所定の箇所に、島全体の骨組を成す島柱
を一本毎にアンカーで立設していた。図7に示すよう
に、島内にパチンコ球を貯留するための下部貯留タンク
3を設ける場合には、該下部貯留タンク3を、前記島柱
(図示せず)とは全く別に支柱4を介してフロア上に据
え付けていた。
【0003】また、島中段を成す複数のパチンコ台2,
2…の組み付けは、図8及び図9に示すように、パチン
コ台2を背中合せにした状態で横方向に並設するように
行なわれる。その際に、各パチンコ台列の背面間は離隔
するよう配置され、この背面間スペースに、球貸し機7
から送り出された紙幣を横方向に搬送する紙幣搬送装置
8が配設されていた。
【0004】このように各パチンコ台列間には、紙幣搬
送装置8を配設するスペースをある程度広く確保する必
要があり、結局、島全体の奥行幅Lは、少なくともパチ
ンコ台2の2台分に相当する奥行幅に紙幣搬送装置8を
加味した大きさに設定する必要があった。なお、各パチ
ンコ台列の上方には、パチンコ球の補給樋9等が順次、
現場にて配設されて島上段が構築される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の遊技機島1では、その構築に先立ち島の位置決
めを行なうスミ出し作業が煩わしく時間がかかり、ま
た、島柱の立設作業とは全く別途独立に、下部貯留タン
ク3を支柱4によってフロア上に据え付けねばならなか
った。更にまた、前記島柱の立設から島中段を成すパチ
ンコ台の並設や、島上段の関連部品の組み付け等をも含
めて、島の構築作業は総て施工現場で行なう必要があっ
た。従って、現場での島構築に要する資材や施工労力が
嵩むことになり、しかも、工期の長期化を招く等して、
コストを低減する際の大きな支障になるという問題点が
あった。
【0006】また、島1の奥行幅Lが、パチンコ台2の
2台分に紙幣搬送装置8を加味した大きさとほぼ規格化
されてしまっており、遊技店のフロア面積を拡張せずに
パチンコ台2を増やしたくても、島幅との関係上、フロ
アに設置できる島数が限定されてしまうという不具合を
呈していた。このような事情に鑑み、島の奥行方向の占
有スペースを減らして、その分、フロア上に設置できる
島数を増やせるような省スペース型遊技機島の開発が切
望されていた。
【0007】本発明は、このような従来技術の有する問
題点に着目してなされたもので、少ない資材で構築で
き、施工現場において島構築の作業性がよく、能率的に
工事を行なうことができ工期も短縮され、コストを大幅
に低減することができ、また、島の占有スペースを削減
でき、遊技店内における省スペース化の要請に応じるこ
とができる遊技機島、及びその組立方法を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。
【0009】1 横方向に並設される複数の遊技機(1
1)と、各遊技機(11)で使う遊技媒体や該遊技媒体
の貸出しと引き換えに取り込まれる紙片を処理する遊技
関連設備とから構成される遊技機島(10)において、
遊技媒体を貯留する貯留タンク(20)を、島下段(1
0A)の枠組を成すよう島長手方向に延びる箱状枠形に
形成し、該貯留タンク(20)の側壁(21a)に、島
全体の骨格を成す支柱部材(30)を支持する取付け部
(22)を複数設け、前記貯留タンク(20)の取付け
部(22)に支柱部材(30)を支持して、該支柱部材
(30)の中程部位に天板(31)を嵌合させると共
に、該支柱部材(30)の上端部位に設置板(32)を
嵌合させ、前記天板(31)と設置板(32)との間
に、背中合わせに複数の遊技機(11)を、それらの背
面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた
状態で横方向に延びるよう列設して、背中合せに対接さ
せた遊技機(11)の2台分に相当する奥行幅を有する
島中段(10B)を組付け、前記設置板(32)上に、
島内に取り込まれる紙片を搬送する紙片搬送装置(7
0)を含む島上段(10C)を載せるよう設置したこと
を特徴とする遊技機島(10)。
【0010】2 前記貯留タンク(20)を設置するフ
ロア(F)上に、ベースマット材(19)を敷設したこ
とを特徴とする1項記載の遊技機島(10)。
【0011】3 前記ベースマット材(19)に、関連
部材を設置するためのマーキングを施したことを特徴と
する2項記載の遊技機島(10)。
【0012】4 前記ベースマット材(19)を先ずフ
ロア(F)上に敷設し、前記ベースマット材(19)上
に前記貯留タンク(20)を設置し、前記貯留タンク
(20)の取付け部(22)に支柱部材(30)を支持
し、前記支柱部材(30)の中程部位に天板(31)を
嵌合させると共に、支柱部材(30)の上端部位に設置
板(32)を嵌合させ、前記天板(31)と設置板(3
2)との間に、背中合わせに複数の遊技機(11)を、
それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに
対接させた状態で横方向に延びるよう列設して、背中合
せに対接させた遊技機(11)2台分に相当する奥行幅
を有する島中段(10B)を組付け、前記設置板(3
2)上に、島内に取り込まれる紙片を搬送する紙片搬送
装置(70)を含む島上段(10C)を載せるよう設置
することを特徴とする遊技機島(10)の組立方法。
【0013】5 前記島中段(10B)と島上段(10
C)とを、それぞれ予めユニットとして構築しておくこ
とを特徴とする4項記載の遊技機島(10)の組立方
法。
【0014】
【作用】遊技店の新築や改築に際し、新たに遊技機島
(10)をフロア(F)に設置する場合には、先ず島全
体の骨格をフロア(F)の設置箇所にて組み立てるが、
本発明では、予め工場等で島長手方向に亘る箱状枠形に
形成した貯留タンク(20)を、そのままフロア(F)
上に据え付けて島下段(10A)の枠組とする。すなわ
ち、貯留タンク(20)自体が島下段(10A)を構成
する骨格となる。
【0015】それにより、施工現場で速やかに島下段
(10A)を構築することができ、また、従来技術の如
くタンクを独立に支持する支柱等の資材は不要となり、
資材を極力減らすことができる。また、前記貯留タンク
(20)を設置するフロア(F)上に、関連部材設置用
のマーキングを施したベースマット材(19)を前以て
敷設すれば、手作業による綿密なスミ出しを行なう場合
に比べて、簡易かつ迅速に島の位置決めを行なうことが
できると共に、島設置前においても店内のレイアウトを
実感することができる。
【0016】島全体の骨格をなす支柱部材(30)は、
前記貯留タンク(20)の側壁(21a)に複数設けて
ある取付け部(22)に、例えば嵌込むように取付ける
だけでフロア(F)上に立設することができ、島全体の
骨格の組立作業は著しく容易となる。また、貯留タンク
(20)により支持された支柱部材(30)の中程部位
には天板(31)を嵌合させ、該支柱部材(30)の上
端部位には設置板(32)を嵌合させる。
【0017】続いて、前記天板(31)と設置板(3
2)との間に、背中合わせに複数の遊技機(11)を、
それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに
対接させた状態で横方向に延びるよう列設すれば、島中
段(10B)は背中合せに対接させた遊技機(11)の
2台分に相当する奥行幅に抑えられる。
【0018】このように、島全体の奥行幅をほぼ決定す
る島中段(10B)を薄型化することにより、これに対
応して島全体の奥行幅も抑えられ、島の占有スペースを
大幅に削減することができる。それにより、所定のフロ
ア(F)面積当たり、より多くの島を設置することがで
き、延ては省スペース化の要請に応じることができるた
め、例えば、狭い店内でも奥行方向により多くの遊技機
(11)を装備できる等、営業上極めて有利となる。
【0019】そして最後に前記設置板(32)上に、島
内に取り込まれる紙片を搬送する紙片搬送装置(70)
を含む島上段(10C)を載せるよう設置すれば、遊技
機島(10)の構築が完成する。以上のような遊技機島
(10)の構成及び方法によれば、島全体の構築作業を
簡易かつ迅速に行なうことが可能となり、施工時間を大
幅に短縮することができる。なお、前記島中段(10
B)と島上段(10C)とを、それぞれ予めユニットと
して構築しておけば、より一層と施工現場における作業
性が向上し、能率的に工事を行なうことができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図6は本発明の一実施例を示している。図
1〜図3に示すように、遊技店内のフロアF上におい
て、遊技機島10を設置する所定箇所には、長手方向に
延びる厚手板状のベースマット材19が敷設されてい
る。かかるベースマット材19は、遊技機島10を設置
する際に位置決めやフロア保護材となるものであり、そ
の大きさは、遊技機島10の島下段10Aの底部の形状
にほぼ合致する大きさに形成されている。具体的には、
ベースマット材19は、後述するエンジニアリングプラ
スチックに代表される硬質プラスチックから成形されて
いる。また、ベースマット材19に、関連部材を設置す
るためのマーキングを施してもよい。
【0021】遊技機島10は、図1及び図3に示すよう
に、横方向に並設される複数のパチンコ台(遊技機)1
1と、各パチンコ台11で使うパチンコ球(遊技媒体)
や紙幣(紙片)を処理する各種遊技関連設備(球貸機1
7,揚送式研磨装置60,紙幣搬送装置70等)とから
構築されている。
【0022】遊技機島10の島下段10Aには、各パチ
ンコ台11から排出されるパチンコ球を貯留するための
貯留タンク20が配されている。図2に示すように、貯
留タンク20は、島長手方向に亘る箱状枠形に形成され
ており、そのまま島下段10Aの枠組を成すものであ
り、相当の強度を有している。
【0023】貯留タンク20の側壁21には、島全体の
骨格をなす支柱部材30を支持する取付け部22が設け
られている。更に詳しく言えば、取付け部22は各支柱
部材30毎に対応するように設けられており、一の取付
け部22は、側壁21の上方部位に固着された上部取付
ブラケット22aと、側壁21の下方部位に固着された
下部取付ブラケット22bとから成る。
【0024】各取付ブラケット22a,22bは上下に
開口しており、該開口に角柱状の支柱部材30を垂直方
向から嵌合するように設定されている。また、本実施例
では貯留タンク20は、エンジニアリングプラスチック
(通称エンプラ)から成形されており、該貯留タンク2
0の内側の要所には、図3に示すように静電気除去用の
アース25が設けられている。
【0025】ここでエンプラとは耐熱性、力学特性の優
れたプラスチックであり、例えば、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、ポリアセタール、ポリエステル等である。
また、アース25は通常のアース配線であり、貯留タン
ク20内に貯留されるパチンコ球とエンプラとの摩擦等
により生じる摩擦電荷を除去し、それにより、パチンコ
台の電子部品等の静電気障害を防止するものである。
【0026】図3に示すように、貯留タンク20の上端
側には、間仕切り24が島長手方向に連設されている。
各間仕切り24は、貯留タンク20内に貯留されるパチ
ンコ球の高さをならすと共に、貯留タンク20を補強す
るものである。また、貯留タンク20内には、その底面
の長手方向に延びる中心線に向って傾斜する内壁23が
設けられている。かかる内壁23は、貯留されたパチン
コ球の一部が貯留タンク20の内の隅等に残留してしま
い錆付くような事態を防止するためのものである。
【0027】前記内壁23は、パチンコ球は通過不能だ
が球径より小さい混合物が通過し得る分離部材で形成さ
れている。分離部材は、例えば、パチンコ球の径より若
干小さな網目を有する金網や、パチンコ球の径より若干
小さな隙間を等間隔に有した簀の子状の部材である。ま
た、貯留タンク20の底面上には、その中心線に沿って
長手方向にパチンコ球を移送する回転可能なスクリュー
部材40が配設されている。
【0028】スクリュー部材40の一端部40aは、貯
留タンク20の一端面側を突き抜けて駆動モータ41の
出力軸に連結されている。また、スクリュー部材40の
他端部40bは、貯留タンク20の他端面側を突き抜け
て揚送式研磨装置60の下側へと延ばされている。揚送
式研磨装置60は、スクリュー部材40の回転により送
られてきたパチンコ球を島下段10Aから島上段10C
へ揚送しつつ研磨する装置である。
【0029】図2に示すように、貯留タンク20によっ
て支持された支柱部材30の中程部位には、島長手方向
に延びる天板31が嵌合されており、該支柱部材30の
上端部位には、同じく島長手方向に延びる設置板32が
嵌合されている。前記天板31と設置板32との間に
は、島中段10Bが組み込まれるように構築されてい
る。
【0030】島中段10Bは、図4に示すように、背中
合わせに複数のパチンコ台11を、それらの背面間に他
の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横
方向に延びるよう列設してなる。従って、島中段10B
は、背中合せに対接させたパチンコ台11の2台分に相
当する奥行幅L1 に構成されている。なお、横方向に並
ぶ各パチンコ台11の間には、球貸機17が介装されて
いる。
【0031】パチンコ台11や球貸機17は、図5に示
す枠体34に予め組み込まれて、ユニットとして構成さ
れている。かかる枠体34は、互いに対称形の前枠35
と後枠36、それに前枠35と後枠36とを互いに連結
固定するための側板37とからなる。前枠35と後枠3
6には、それぞれ大きく開口しパチンコ台11の正面側
を嵌込む遊技機取付部38と、縦に細長く開口し球貸機
17の正面側を嵌込む貸機取付部39とが交互に形成さ
れている。
【0032】枠体34は、図2に示す各支柱部材30間
の長さ(図2は単なる一例を示す)や、パチンコ台11
の幅、それに搬送・運搬性や組み立て易さ等を考慮し
て、適当な数のパチンコ台11等を組み込める大きさに
自由に設定できるものである。逆に、各支柱部材30の
互いの間隔は、図2に示したものに限定されず、前記枠
体34の大きさに合致するように適当な長さに設計して
もよい。
【0033】パチンコ台11は、パチンコ球をハンドル
12の操作によって盤面上に打ち出し、パチンコ球の入
賞を狙うものであり、正面側にはパチンコ球を機内に導
入する前皿13や、パチンコ球貯留用の予備皿14が設
けられている。また、球貸機17は、島上段10C内に
配した紙幣判断手段(図示せず)からの信号を受けた際
に、相当数の球を計数しつつ払い出すものである。
【0034】図4に示すように、パチンコ台11の背面
側には、役物に使われるCRT等のかさばる特定部品1
5が出っ張っているが、背中合わせの2台のパチンコ台
11は、これらの特定部品15が互いに回避する状態で
うまく対接すべく配されている。2台のパチンコ台11
の背面側は互いにぴったりと当ててもよく、また、多少
の間隙を開けて対接させてもよい。何れにせよ、前後2
列のパチンコ台11の背面間には、他の遊技関連設備を
介装する余地はなく、従来この背面間に介装されていた
紙幣(紙片)搬送装置70は、島上段10C側に配設さ
れている。
【0035】図1に示すように、支柱部材30に嵌合さ
せた設置板32上には、島上段が10Cが載置されるよ
うにして構築されている。島上段10Cは、ドーム状の
カバー部材90内に各パチンコ台11にパチンコ球を供
給する補給樋70と、パチンコ球と引き換えに取り込ん
だ紙幣を搬送する紙幣搬送装置80とをそれぞれ横方向
に延びるように配設して成り、図6に示すように予め独
立したユニットとして構成されている。
【0036】補給樋70は、前記島中段10Bをなす列
設された各パチンコ台11のすぐ上に沿って、前記揚送
式研磨装置60の上部に接続された上流端70aから島
端まで延びた下流端70bにかけて緩やかに下方に傾斜
するよう配設されている。図2に示すように、補給樋7
0の途中の数箇所には、各パチンコ台11に対応した供
給部材71が取付けられており、各供給部材71とパチ
ンコ台11とはパチンコ球が流下するジャバラ状の連通
部材72で接続されている。
【0037】紙幣搬送装置80は、横方向(長手方向)
に延びるハウジング81と、該ハウジング81の両端に
離間して配された駆動プーリー82と従動プーリー8
3、それに両プーリー82,83間に掛け渡された丸ベ
ルト84とからなる。図1及び図3に示すように、ハウ
ジング81の側壁の要所には、丸ベルト84を両側から
挾持する小プーリー85の対が支持されている。小プー
リー85は丸ベルト84に弾撥的に当接するようバネ等
により付勢されている。また、側壁の要所には、カバー
部材90に形成された紙幣投入口94に連なり、紙幣を
丸ベルト84に当接するように導くガイド通路部86が
設けられている。ガイド通路部86の途中には紙幣判断
手段(図示せず)が設けられている。
【0038】図1及び図6に示すように、カバー部材9
0は、各パチンコ台11の正面よりも多少せり出させて
傾斜した正面部91と、前後の正面部91の上端を覆う
円弧形断面の天井部92とを有する。このようなカバー
部材90には、従来技術における開閉可能な幕板はな
く、その代り、下部93の内側に位置する連通部材72
の球詰まりを解消すべく、該連通部材72を突ける棒状
部材95が操作可能に設けられている。正面部91の適
所には紙幣投入口94が開設されている。
【0039】また、図6に示すように、カバー部材90
の下部93の底側には、島前後の設置板32,32の間
に嵌合する凸部93aが突設されている。かかる凸部9
3aは、島中段10Bの上に島上段10Cを積み上げた
際に、該島上段10Cの位置ズレを防止するためのもの
である。
【0040】次に作用を説明する。遊技店の新築や改築
に際し、新たに遊技機島10をフロアFに設置する場合
には、先ず島全体の骨格をフロアFの設置箇所にて組み
立てるが、前以て遊技店の見取り図等に基づき、フロア
Fの所定の箇所に関連部材設置用のマーキングを施した
ベースマット材19を敷設し、島の位置決めを行なう。
それにより、手作業による綿密なスミ出しを行なう場合
に比べて、位置決め作業が簡易であるから遊技機島10
の施工時間を短縮することができる。
【0041】また、実際にフロアFの所定の箇所に遊技
機島10を構成する支柱部材30やパチンコ台11等を
構築する前の段階でも、遊技店のフロアFを占める遊技
機島10の面積の割合やその配置、各遊技機島10の間
隔等のレイアウトを前記ベースマット材19によって実
感することができ、施工もし易くなる。更に、施工現場
の見栄えもスミ出しにより損なわれない。
【0042】図2に示すように島の位置決め後、前記ベ
ースマット材19上には、予め工場等で島長手方向に亘
る箱状枠形に形成した貯留タンク20をそのまま載置す
る。かかる貯留タンク20は島下段10Aの枠組であ
り、該貯留タンク20自体が島下段10Aを構成する骨
格となる。そして、貯留タンク20の外側に腰板33を
取り付けるだけで、ほぼ島下段10Aは完成する。従っ
て、施工現場で速やかに島下段10Aを構築することが
できる。また、従来技術の如くタンクを独立に支持する
支柱、架台等の資材は不要となり、資材の無駄を省くこ
ができる。
【0043】島下段10Aを構築した後、その上には島
中段10B、島上段10Aを組み立てるが、図1及び図
2に示すように、タンク本体の側壁21には、島全体の
骨格をなす支柱部材30を支持するための取付け部22
を設けたから、支柱部材30は各取付け部22に嵌込む
だけでフロアF上に立設することができ、島全体の骨格
の組立作業も著しく容易となる。
【0044】各支柱部材30を立設した後、支柱部材3
0の中程部位には天板31を嵌合させ、該支柱部材30
の上端部位には設置板32を嵌合させる。続いて、前記
天板31と設置板32との間に、背中合わせに複数のパ
チンコ台11を、それらの背面間に他の遊技関連設備を
介在させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう
列設して、島中段10Bを構築する。
【0045】前記島中段10Bは、図5に示す枠体34
の前枠35と後枠36とに、それぞれパチンコ台11と
球貸機17とを交互に組み込み、背中合わせとなるパチ
ンコ台11の背面側の特定部品15が互いに回避する状
態に対接させた状態にて、前枠35と後枠36とを側板
37で連結固定し、予めユニットとして組み立ててお
く。すなわち、このようなユニットとして既に工場等で
組み立てられたものを、前記天板31と設置板32との
間に嵌込むように設置すればよい。
【0046】図4に示すように、前後2列のパチンコ台
11の背面間には、他の遊技関連設備を介装する余地は
なく、島中段10Bは、図1に示すように背中合せに対
接させたパチンコ台11の2台分に相当する奥行幅L1
に構成される。このように、島全体の奥行幅をほぼ決定
する島中段10Bを薄型化することにより、かかる島中
段10Bに対応させて島下段や島上段も薄型化すること
が可能となる。
【0047】このように、島全体の奥行幅をほぼ決定す
る島中段10Bを薄型化することにより、島10の占有
スペースを大幅に削減することができる。それにより、
所定のフロアF面積当たり、より多くの島10を設置す
ることができ、延ては省スペース化の要請に応じること
ができるため、例えば、狭い店内でも奥行方向により多
くのパチンコ台11を装備できる等、営業上極めて有利
となる。
【0048】そして最後に前記設置板32上に、島内に
取り込まれる紙幣を搬送する紙幣搬送装置70を含む島
上段10Cを載せるよう設置すれば、遊技機島10の構
築が完成する。島上段10Cは、予めカバー部材90の
内部に、紙幣投入口94から取り込んだ紙幣を搬送する
紙幣搬送装置80と、各パチンコ台11に遊技媒体を供
給する補給樋70とをそれぞれ横方向に延びるように配
設して、ユニットとして製造する。なお、紙幣搬送装置
80を、島上段10Cに配したことにより、従来技術の
如く背中合わせのパチンコ台11間に配設する必要なは
く、前記島中段10Bの構成を実現することができる。
【0049】以上のような遊技機島10の構成及び方法
によれば、島全体の構築作業を簡易かつ迅速に行なうこ
とが可能となり、施工時間を大幅に短縮することができ
る。また、前記島中段10Bや島上段10Cを、それぞ
れ予めユニットとして構築したことで、より一層と施工
現場における作業性が向上し、能率的に工事を行なうこ
とができる。また、島中段10B及び島上段10Cのユ
ニットを規格化して、それぞれ別々に工場等にて大量生
産することも可能である。
【0050】遊技機島10の完成後において、各パチン
コ台11から排出されたパチンコ球は、そのまま島下段
10A内の貯留タンク20に貯留される。貯留タンク2
0はその構造上、島下段10A内いっぱい広がるため、
大容量の遊技媒体を蓄えることができる。貯留タンク2
0内のパチンコ球は、スクリュー部材40の回転により
揚送式研磨装置60の下端部へと移送される。かかるス
クリュー部材40によって、貯留タンク20内のパチン
コ球はスムーズに島長手方向に移動する。
【0051】図2に示すように、貯留タンク20内に
は、その底面の長手方向に延びる中心線に向って傾斜す
る内壁23が設けられているから、貯留されたパチンコ
球の一部が貯留タンク20の隅等に残留してしまい錆付
くような事態を防止でき、パチンコ球はスクリュー部材
40に向って集まり、スムーズに島下段10A内を一方
向に移送される。また、内壁23を、パチンコ球は通過
不能だが該パチンコ球の径より小さい混合物が通過し得
る分離部材で形成したから、パチンコ球からごみを容易
に取り除くこともできる。
【0052】スクリュー部材40により移送されるパチ
ンコ球は、貯留タンク20の上端側に設けた間仕切り2
4によって、貯留タンク20内の長手方向に亘って貯留
量が平均化される。更に、パチンコ球と、貯留タンク2
0の材質であるエンプラとの摩擦等により生じる摩擦電
荷は、アース25によって除去されるため、パチンコ台
11の電子部品等の静電気障害を防止することができ
る。なお、貯留タンク20の端まで移送されたパチンコ
球は、続いて揚送式研磨装置60の駆動により、研磨さ
れつつ島上段10Cに揚送され、補給樋70を流下つつ
島中段10Bの各パチンコ台11や球貸機17に還元さ
れる。
【0053】また、遊技客が島上段10Cにある紙幣投
入口94に紙幣を入れると、紙幣は紙幣判断手段(図示
せず)により真偽や種類が判断され、真正な札の場合に
は、そのまま紙幣搬送装置80に送られる。この時、紙
幣判断手段は紙幣額に相当する所定信号を球貸機17に
出力し、該球貸機17からパチンコ球が払い出される。
紙幣搬送装置80に送られた紙幣は、丸ベルト84と小
プーリー85との間に挾持され、丸ベルト84の回転駆
動に伴って、島端側に順送りされ、最終的には図示省略
した料金収納箱に収納される。
【0054】なお、本発明に係る遊技機島は図示した実
施例に限定されるものではない。また、パチンコ台はパ
チンコ台に限定されるものではなく、例えば、遊技媒体
にメダルを用いるスロットマシン等でもかまわない。そ
の他の具体的構成も、図示した実施例に限定されるもの
ではない。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る遊技機島及びその組立方法
によれば、貯留タンクをそのまま島下段の枠組とし、そ
の側壁に島全体の骨格を成す支柱部材を支持する取付け
部を設け、支柱部材に天板と設置板とを嵌合させ、前記
天板と設置板との間に島中段を組付け、前記設置板上に
島上段を載せるよう設置したから、先ず島施工現場で速
やかに島下段を構築することができ、従来技術の如くタ
ンクを独立に支持する支柱等の資材は不要となり、かか
る資材の無駄を省くことができる。更に、施工の際に島
全体の骨格をなす支柱部材の立設作業が著しく容易とな
り、島全体の構築作業をも迅速に行なうことが可能とな
って、施工時間も短縮され、島の構築にかかるコストを
大幅に低減することができる。
【0056】また、前記島中段は、背中合わせに複数の
遊技機を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在さ
せず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設し
て成るから、島全体の奥行幅を薄型化でき、島の占有ス
ペースを大幅に削減することが可能であり、省スペース
化の要請に応じることができ、所定のフロア面積当たり
より多くの島を設置することができ、営業上極めて有利
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機島を概略的に示
す横断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る遊技機島を構成する貯
留タンクの設置状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る遊技機島を概略的に示
す正面図である(但し、島上段の一部と島下段は断面図
として示す)。
【図4】本発明に係る遊技機島の島中段を示す平面図で
ある。
【図5】本発明に係る遊技機島の島中段を構成する枠体
を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る遊技機島の島上段を構成するユニ
ットを示す斜視図である。
【図7】従来の遊技機島を示す斜視図である。
【図8】従来の遊技機島を示す端面図である。
【図9】従来の遊技機島の島中段を示す平面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島 10A…島下段 10B…島中段 10C…島上段 11…パチンコ台(遊技機) 20…貯留タンク 22…取付け部 22a…上部取付ブラケット 22b…下部取付ブラケット 31…天板 32…設置板 80…紙幣(紙片)搬送装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に並設される複数の遊技機と、各遊
    技機で使う遊技媒体や該遊技媒体の貸出しと引き換えに
    取り込まれる紙片を処理する遊技関連設備とから構成さ
    れる遊技機島において、 遊技媒体を貯留する貯留タンクを、島下段の枠組を成す
    よう島長手方向に延びる箱状枠形に形成し、該貯留タン
    クの側壁に、島全体の骨格を成す支柱部材を支持する取
    付け部を複数設け、 前記貯留タンクの取付け部に支柱部材を支持して、該支
    柱部材の中程部位に天板を嵌合させると共に、該支柱部
    材の上端部位に設置板を嵌合させ、 前記天板と設置板との間に、背中合わせに複数の遊技機
    を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互
    いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設して、背
    中合せに対接させた遊技機2台分に相当する奥行幅を有
    する島中段を組付け、 前記設置板上に、島内に取り込まれる紙片を搬送する紙
    片搬送装置を含む島上段を載せるよう設置したことを特
    徴とする遊技機島。
  2. 【請求項2】前記貯留タンクを設置するフロア上に、ベ
    ースマット材を敷設したことを特徴とする請求項1記載
    の遊技機島。
  3. 【請求項3】前記ベースマット材に、関連部材を設置す
    るためのマーキングを施したことを特徴とする請求項2
    記載の遊技機島。
  4. 【請求項4】前記ベースマット材を先ずフロア上に敷設
    し、 前記ベースマット材上に前記貯留タンクを設置し、 前記貯留タンクの取付け部に支柱部材を支持し、 前記支柱部材の中程部位に天板を嵌合させると共に、支
    柱部材の上端部位に設置板を嵌合させ、 前記天板と設置板との間に、背中合わせに複数の遊技機
    を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互
    いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設して、背
    中合せに対接させた遊技機2台分に相当する奥行幅を有
    する島中段を組付け、 前記設置板上に、島内に取り込まれる紙片を搬送する紙
    片搬送装置を含む島上段を載せるよう設置することを特
    徴とする遊技機島の組立方法。
  5. 【請求項5】前記島中段と島上段とを、それぞれ予めユ
    ニットとして構築しておくことを特徴とする請求項4記
    載の遊技機島の組立方法。
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