JPH08141201A - 遊技媒体貯留タンク、及び遊技機島 - Google Patents

遊技媒体貯留タンク、及び遊技機島

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JPH08141201A
JPH08141201A JP29167394A JP29167394A JPH08141201A JP H08141201 A JPH08141201 A JP H08141201A JP 29167394 A JP29167394 A JP 29167394A JP 29167394 A JP29167394 A JP 29167394A JP H08141201 A JPH08141201 A JP H08141201A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少ない資材で構築できて、島の施工が容易であ
り施工時間も短縮され、コストを大幅に低減することが
でき遊技媒体貯留タンクを提供することと、島の占有ス
ペースを削減できて、遊技店内における省スペース化の
要請に応じることができる遊技機島を提供すること。 【構成】遊技媒体貯留タンク20は、島長手方向に亘る
箱状枠形に形成され島下段10Aの枠組を成すタンク本
体21を備え、該タンク本体21の側壁21aに、島全
体の骨格をなす支柱部材30を支持する取付け部22を
設けた。また、遊技媒体貯留タンク20を装備する遊技
機島10において、島中段10Bは、背中合わせに複数
の遊技機11をそれらの背面間に他の遊技関連設備を介
在させず、互いに対接させた状態で横方向に延びるよう
列設し成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の遊技機を横方向
に並設してなる遊技機島の下段に設置され、各遊技機か
ら排出される遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留タンク
と、該遊技媒体貯留タンクを備えた遊技機島に関する。
ここで遊技機とは、主としてパチンコ台を指すものであ
り、遊技媒体はパチンコ球である。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、従来の遊技機島1で
は、複数並設されたパチンコ台2,2…から排出される
パチンコ球や、島1に設置された球計数機(図示せず)
から回収するパチンコ球を島1内に貯留できるように、
島下段内部に下部貯留タンク3が設けられていた。下部
貯留タンク3は、フロア上に支柱4を介して島とは独立
に据え付けられており、また、前記下部貯留タンク3を
囲むようにフロア上には、島全体の骨格を成す島柱(図
示せず)が別途立設されていた。
【0003】また、図6及び図7に示すように、前記島
下段上には、島柱の枠組内に収まるようパチンコ台2を
背中合せにした状態で横方向に複数並設して島中段が構
成される。島中段を成す各パチンコ台列の背面間は離隔
するよう配置されており、この背面間スペースには、球
貸機7から送り出された紙幣を横方向に搬送する紙幣搬
送装置8が配設されていた。
【0004】このように、各パチンコ台列間には、紙幣
搬送装置8を配設するスペースをある程度広く確保する
必要があり、結局、島全体の奥行幅Lは、少なくともパ
チンコ台2の2台分に相当する奥行幅に、紙幣搬送装置
8を加味した大きさに設定する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の遊技機島1では、下部貯留タンク3は、島全体
の骨格を成す島柱(図示せず)とは独立に、フロア上に
別の支柱4を介して据え付けられるため、施工現場での
島1の構築に要する資材や、施工労力が嵩むことにな
り、コストを低減する際の大きな支障になるという問題
点があった。
【0006】また、島1の奥行幅Lが、パチンコ台2の
2台分に紙幣搬送装置8を加味した大きさにほぼ規格化
されており、遊技店のフロア面積を拡張せずにパチンコ
台2を増やしたくても、島幅との関係上、フロアに設置
できる島数が限定されてしまうという不具合を呈してい
た。このような事情に鑑み、島の奥行方向の占有スペー
スを減らして、その分、フロア上に設置できる島数を増
やせるような省スペース型遊技機島の開発が切望されて
いた。
【0007】本発明は、このような従来技術の有する問
題点に着目してなされたもので、少ない資材で構築でき
て、島の施工が容易であり施工時間も短縮され、コスト
を大幅に低減することができる遊技媒体貯留タンクを提
供することと、島の占有スペースを削減できて、遊技店
内における省スペース化の要請に応じることができる遊
技機島を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。
【0009】1 複数の遊技機(11)を横方向に並設
してなる遊技機島(10)の下段に設置され、各遊技機
(11)から排出される遊技媒体を貯留する遊技媒体貯
留タンク(20)において、島長手方向に亘る箱状枠形
に形成され、島下段(10A)の枠組を成すタンク本体
(21)を備え、該タンク本体(21)の側壁(21
a)に、島全体の骨格をなす支柱部材(30)を支持す
る取付け部(22)を設けたことを特徴とする遊技媒体
貯留タンク(20)。
【0010】2 前記タンク本体(21)内に、その底
面の長手方向に延びる中心線に向って傾斜する内壁(2
3)を設けたことを特徴とする1項記載の遊技媒体貯留
タンク(20)。
【0011】3 前記内壁(23)を、遊技媒体は通過
不能だが該遊技媒体の径より小さい混合物が通過し得る
分離部材で形成したことを特徴とする2項記載の遊技媒
体貯留タンク(20)。
【0012】4 前記タンク本体(21)の上端側に、
タンク本体(21)内に貯留される遊技媒体の高さをな
らすと共にタンク本体(21)を補強する間仕切り(2
4)を設けたことを特徴とする1項,2項又は3項記載
の遊技媒体貯留タンク(20)。
【0013】5 前記タンク本体(21)をエンジニア
リングプラスチックから成形し、該タンク本体(21)
に静電気除去用のアース(25)を設けたことを特徴と
する1項,2項,3項又は4項記載の遊技媒体貯留タン
ク(20)。
【0014】6 島中段(10B)は、背中合わせに複
数の遊技機(11)を、それらの背面間に他の遊技関連
設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延び
るよう列設して、背中合せに対接させた遊技機(11)
の2台分に相当する奥行幅に構成し、前記1項,2項,
3項,4項又は5項記載の遊技媒体貯留タンク(20)
から成る島下段(10A)を、前記島中段(10B)に
対応した奥行幅に構成したことを特徴とする遊技機島
(10)。
【0015】
【作用】遊技媒体貯留タンク(20)のタンク本体(2
1)を、島長手方向に亘る箱状枠形に形成し、該タンク
本体を島下段(10A)の枠組とする。すなわち、タン
ク本体(21)自体を、島下段(10A)を構成するた
めの骨格とする。それにより、遊技店等の施工現場で、
速やかに島下段(10A)を構築することができると共
に、従来技術の如くタンクを独立に支持する支柱、架台
等の資材は不要となり、かかる資材の無駄を省くこがで
きる。
【0016】前記タンク本体の側壁(21a)には、島
全体の骨格をなす支柱部材(30)を支持するための取
付け部(22)を設けたから、施工現場での支柱部材
(30)の立設作業が著しく容易となり、島全体の構築
作業も迅速に行なうことが可能となって、施工時間を大
幅に短縮することができる。更に、島下段(10A)内
に大容量の遊技媒体を蓄えることができる。
【0017】また、前記タンク本体(21)内に、その
底面の長手方向に延びる中心線に向って傾斜する内壁
(23)を設けた場合には、貯留された遊技媒体の一部
がタンク本体(21)の隅等に残留してしまい錆付くよ
うな事態を防止できる。前記内壁(23)を、遊技媒体
は通過不能だが該遊技媒体の径より小さい混合物が通過
し得る分離部材で形成すれば、遊技媒体からごみを取り
除くことができる。
【0018】前記タンク本体(21)の上端側に、遊技
媒体の高さをならす間仕切り(24)を島長手方向に連
設した場合には、タンク本体(21)内の特定箇所に遊
技媒体が過度に溜るのを防ぎ、タンク本体(21)内の
長手方向における遊技媒体の貯留量を平均化することが
できる。また、間仕切り(24)によって、タンク本体
(21)の強度は十分に高められる。
【0019】以上のような遊技媒体貯留タンク(20)
を備えた島下段(10A)の上側には、島中段(10
B)を構築するが、背中合わせに複数の遊技機(11)
をそれらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互い
に対接させた状態で横方向に延びるよう列設すれば、島
中段(10B)は背中合せに対接させた遊技機(11)
の2台分に相当する奥行幅に抑えられる。
【0020】このように、島全体の奥行幅をほぼ決定す
る島中段(10B)を薄型化することにより、これに対
応して前記島下段(10A)の奥行幅も抑えられ、島の
占有スペースを大幅に削減することができる。それによ
り、所定のフロア面積当たり、より多くの島を設置する
ことができ、延ては省スペース化の要請に応じることが
できるため、例えば、狭い店内でも奥行方向により多く
の遊技機(11)を装備できる等、営業上極めて有利と
なる。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図4は本発明の一実施例を示している。図
2及び図3に示すように、遊技機島10は、横方向に並
設される複数のパチンコ台(遊技機)11と、各パチン
コ台11で使うパチンコ球(遊技媒体)や紙幣(紙片)
を処理する各種遊技関連設備(球貸機17,揚送研磨装
置60,紙幣搬送装置70等)とから構築されている。
【0022】遊技機島10の島下段10Aには、各パチ
ンコ台11から排出されるパチンコ球を貯留するための
遊技媒体貯留タンク20が配されている。図1に示すよ
うに、遊技媒体貯留タンク20は、島長手方向に亘る箱
状枠形に形成されたタンク本体21を具備して成り、か
かるタンク本体21は島下段10Aの枠組を成すもので
あり、相当の強度を有している。
【0023】タンク本体21の側壁21aには、島全体
の骨格をなす支柱部材30を支持する取付け部22が設
けられている。詳しく言えば、取付け部22は各支柱部
材30毎に対応するように設けられており、かかる取付
け部22は、側壁21aの上方部位に固着された上部取
付ブラケット22aと、側壁21aの下方部位に固着さ
れた下部取付ブラケット22bとから成る。
【0024】各取付ブラケット22a,22bは上下に
開口しており、該開口に、角柱状の支柱部材30を垂直
方向から嵌合するように設定されている。また、本実施
例ではタンク本体21は、エンジニアリングプラスチッ
ク(通称エンプラ)から成形されており、該タンク本体
21の内側の要所には、図3に示すように静電気除去用
のアース25が設けられている。
【0025】ここでエンプラとは耐熱性、力学特性の優
れたプラスチックであり、例えば、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、ポリアセタール、ポリエステル等である。
また、アース25は通常のアース配線であり、タンク本
体21内に貯留されるパチンコ球とエンプラとの摩擦等
により生じる摩擦電荷を除去し、それにより、パチンコ
台の電子部品等の静電気障害を防止するものである。
【0026】図2及び図3に示すように、タンク本体2
1の上端側には、間仕切り24が島長手方向に連設され
ている。各間仕切り24は、タンク本体21内に貯留さ
れるパチンコ球の高さをならすと共に、タンク本体21
を補強するものである。また、タンク本体21内には、
その底面の長手方向に延びる中心線に向って傾斜する内
壁23が設けられている。かかる内壁23は、貯留され
たパチンコ球の一部がタンク本体21の内の隅等に残留
してしまい錆付くような事態を防止するためのものであ
る。
【0027】また、内壁23は、パチンコ球は通過不能
だが球径より小さい混合物が通過し得る分離部材で形成
されている。分離部材は、例えば、パチンコ球の径より
若干小さな網目を有する金網や、パチンコ球の径より若
干小さな隙間を等間隔に有した簀の子の部材である。ま
た、タンク本体21の底面上には、その中心線に沿って
長手方向にパチンコ球を移送する回転可能なスクリュー
部材40が配設されている。
【0028】スクリュー部材40の一端部40aは、タ
ンク本体21の一端面側を突き抜けて駆動モータ41の
出力軸に連結されている。また、スクリュー部材40の
他端部40bは、タンク本体21の他端面側を突き抜け
て揚送式研磨装置60の下側へと延ばされている。揚送
式研磨装置60は、スクリュー部材40の回転により送
られてきたパチンコ球を島下段10Aから島上段10C
へ揚送しつつ研磨する装置である。
【0029】図1に示すように、タンク本体21によっ
て支持された支柱部材30の中程部位には、島長手方向
に延びる天板31が嵌合されており、該支柱部材30の
上端部位には、同じく島長手方向に延びる設置板32が
嵌合されている。前記天板31と設置板32との間に
は、島中段10Bが組み込まれるように構築されてい
る。
【0030】島中段10Bは、図4に示すように、背中
合わせに複数のパチンコ台11を、それらの背面間に他
の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横
方向に延びるよう列設してなる。従って、島中段10B
は、背中合せに対接させたパチンコ台11の2台分に相
当する奥行幅L1 に構成されている。なお、横方向に並
ぶ各パチンコ台11の間には、球貸機17が介装されて
いる。
【0031】パチンコ台11は、パチンコ球をハンドル
12の操作によって盤面上に打ち出し、パチンコ球の入
賞を狙うものであり、正面側にはパチンコ球を機内に導
入する前皿13や、パチンコ球貯留用の予備皿14が設
けられている。また、球貸機17は、島上段10C内に
配した紙幣判断手段(図示せず)からの信号を受けた際
に、相当数の球を計数しつつ払い出すものである。
【0032】図4に示すように、パチンコ台11の背面
側には、役物に使われるCRT等のかさばる特定部品1
5が出っ張っているが、背中合わせの2台のパチンコ台
11は、これらの特定部品15が互いに回避する状態で
うまく対接すべく配されている。2台のパチンコ台11
の背面側は互いにぴったりと当ててもよく、また、多少
の間隙を開けて対接させてもよい。何れにせよ、前後2
列のパチンコ台11の背面間には、他の遊技関連設備を
介装する余地はなく、従来この背面間に介装されていた
紙幣搬送装置70は、島上段10C側に配設されてい
る。
【0033】また、支柱部材30に嵌合させた設置板3
2上には、図2に示すように、島上段が10Cが載置さ
れるようにして構築されている。かかる島上段10Cの
内部には、パチンコ球との引き換えに取り込んだ紙幣を
横方向に搬送する紙幣搬送装置70と、各パチンコ台1
1にパチンコ球を供給する補給樋71とがそれぞれ横方
向に延びるように配設されている。なお、紙幣搬送装置
70や補給樋71は、島上段10Cの外壁をなすドーム
状のカバー部材72で覆われている。
【0034】次に作用を説明する。島下段10Aの組み
立ては、図2に示すように、フロア上に遊技媒体タンク
20のタンク本体21を設置し、その外側に腰板33を
取り付けるだけでほぼ完成する。すなわち、タンク本体
21を予め工場等で島下段10Aの枠組として形成して
おき、島構築に際してはタンク本体21自体を、そのま
ま島下段10Aを構成するための骨格とする。それによ
り、遊技店等の施工現場で、速やかに島下段10Aを構
築することができる。また、従来技術の如くタンクを独
立に支持する支柱、架台等の資材は不要となり、資材の
無駄を省くこができる。
【0035】島下段10Aを配置した後、その上には島
中段10B、島上段10Aを組み立てるが、図1及び図
2に示すように、タンク本体の側壁21aには、島全体
の骨格をなす支柱部材30を支持するための取付け部2
2を設けたから、施工現場での支柱部材30の立設作業
が著しく容易となり、島全体の構築作業も迅速に行なう
ことが可能となり、施工時間を大幅に短縮することがで
きる。
【0036】図4に示すように、島中段10Bは、背中
合わせに複数のパチンコ台11をそれらの背面間に他の
遊技関連設備を介在させず、互いに対接させた状態で横
方向に延びるよう列設して構築する。前後2列のパチン
コ台11の背面間には、他の遊技関連設備を介装する余
地はなく、島中段10Bは、背中合せに対接させたパチ
ンコ台11の2台分に相当する奥行幅L1 となる。
【0037】島中段10Bの幅L1 に合わせて、前述し
た島下段10Aも予め薄型化できる。このように、島全
体の奥行幅をほぼ決定する島中段10Bを薄型化するこ
とにより、島10の占有スペースを大幅に削減すること
ができる。それにより、所定のフロア面積当たり、より
多くの島10を設置することができ、延ては省スペース
化の要請に応じることができるため、例えば、狭い店内
でも奥行方向により多くのパチンコ台11を装備できる
等、営業上極めて有利となる。
【0038】遊技機島10の完成後において、各パチン
コ台11から排出されたパチンコ球は、そのまま島下段
10A内の遊技媒体貯留タンク20に貯留される。遊技
媒体貯留タンク20のタンク本体21は、その構造上、
島下段10A内いっぱい広がるため、大容量の遊技媒体
を蓄えることができる。タンク本体21内のパチンコ球
は、スクリュー部材40の回転により揚送式研磨装置6
0の下端部へと移送される。かかるスクリュー部材40
によって、タンク本体21内のパチンコ球はスムーズに
島長手方向に移動する。
【0039】図2に示すように、タンク本体21内に
は、その底面の長手方向に延びる中心線に向って傾斜す
る内壁23が設けられているから、貯留されたパチンコ
球の一部がタンク本体21の隅等に残留してしまい錆付
くような事態を防止でき、パチンコ球はスクリュー部材
40に向って集まり、スムーズに島下段10A内を一方
向に移送される。また、内壁23を、パチンコ球は通過
不能だが該パチンコ球の径より小さい混合物が通過し得
る分離部材で形成したから、パチンコ球からごみを容易
に取り除くこともできる。
【0040】また、スクリュー部材40により移送され
るパチンコ球は、タンク本体21の上端側に設けた間仕
切り24によって、タンク本体21内の長手方向に亘っ
て貯留量が平均化される。更に、パチンコ球と、タンク
本体21の材質であるエンプラとの摩擦等により生じる
摩擦電荷は、アース25によって除去されるため、パチ
ンコ台11の電子部品等の静電気障害を防止することが
できる。なお、タンク本体21の端まで移送されたパチ
ンコ球は、続いて揚送式研磨装置60の駆動により、研
磨されつつ島上段10Cに揚送され、補給樋70を流下
つつ島中段10Bの各パチンコ台11や球貸機17に還
元される。
【0041】なお、本発明に係る遊技機島は図示した実
施例に限定されるものではない。また、パチンコ台はパ
チンコ台に限定されるものではなく、例えば、遊技媒体
にメダルを用いるスロットマシン等でもかまわない。そ
の他の具体的構成も、図示した実施例に限定されるもの
ではない。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る遊技媒体貯留タンクによれ
ば、島長手方向に亘る箱状枠形に形成されて島下段の枠
組を成すタンク本体を備え、該タンク本体の側壁に、島
全体の骨格をなす支柱部材を支持する取付け部を設けた
から、タンク本体自体を島下段の骨格とすることがで
き、島の施工現場で速やかに島下段を構築することがで
き、また、従来技術の如くタンクを独立に支持する支柱
等の資材は不要となり、かかる資材の無駄を省くこがで
き、更に、施工の際に島全体の骨格をなす支柱部材の立
設作業が著しく容易となり、島全体の構築作業をも迅速
に行なうことが可能となって、施工時間も短縮され、コ
ストを大幅に低減することができる。
【0043】また、前記遊技媒体貯留タンクを装備する
遊技機島において、背中合わせに複数の遊技機を、それ
らの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接
させた状態で横方向に延びるよう列設して、島全体の奥
行幅をほぼ決定する島中段を薄型化したから、島の占有
スペースを大幅に削減することが可能であり、省スペー
ス化の要請に応じることができ、所定のフロア面積当た
りより多くの島を設置することができ、営業上極めて有
利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技媒体貯留タンクを
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る遊技媒体貯留タンク及
び遊技機島を概略的に示す横断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る遊技媒体貯留タンク及
び遊技機島を概略的に示す正面図である(島上段の一部
と島下段は断面図として示す)。
【図4】本発明に係る遊技機島の島中段を示す平面図で
ある。
【図5】従来の遊技機島を示す斜視図である。
【図6】従来の遊技機島を示す端面図である。
【図7】従来の遊技機島の島中段を示す平面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島 10A…島下段 10B…島中段 10C…島上段 11…パチンコ台(遊技機) 20…遊技媒体貯留タンク 21…タンク本体 22…取付け部 22a…上部取付ブラケット 22b…下部取付ブラケット 23…内壁 24…間仕切り 25…アース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊技機を横方向に並設してなる遊技
    機島の下段に設置され、各遊技機から排出される遊技媒
    体を貯留する遊技媒体貯留タンクにおいて、 島長手方向に亘る箱状枠形に形成され、島下段の枠組を
    成すタンク本体を備え、該タンク本体の側壁に、島全体
    の骨格をなす支柱部材を支持する取付け部を設けたこと
    を特徴とする遊技媒体貯留タンク。
  2. 【請求項2】前記タンク本体内に、その底面の長手方向
    に延びる中心線に向って傾斜する内壁を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の遊技媒体貯留タンク。
  3. 【請求項3】前記内壁を、遊技媒体は通過不能だが該遊
    技媒体の径より小さい混合物が通過し得る分離部材で形
    成したことを特徴とする請求項2記載の遊技媒体貯留タ
    ンク。
  4. 【請求項4】前記タンク本体の上端側に、タンク本体内
    に貯留される遊技媒体の高さをならすと共にタンク本体
    を補強する間仕切りを設けたことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の遊技媒体貯留タンク。
  5. 【請求項5】前記タンク本体をエンジニアリングプラス
    チックから成形し、該タンク本体に静電気除去用のアー
    スを設けたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載の遊技媒体貯留タンク。
  6. 【請求項6】島中段は、背中合わせに複数の遊技機を、
    それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに
    対接させた状態で横方向に延びるよう列設して、背中合
    せに対接させた遊技機2台分に相当する奥行幅に構成
    し、 前記請求項1,2,3,4又は5記載の遊技媒体貯留タ
    ンクから成る島下段を、前記島中段に対応した奥行幅に
    構成したことを特徴とする遊技機島。
JP29167394A 1994-11-25 1994-11-25 遊技機島の遊技媒体貯留タンク Expired - Fee Related JP3821864B2 (ja)

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JP2008302035A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Newgin Corp 遊技球排出装置およびこれを備える遊技機島設備
JP2017029416A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社ニューギン 遊技機島設備

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