JP6755690B2 - 貯留タンク並びに遊技機島 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された遊技機島は、遊技機の上側に配された島上タンクと、遊技機の上側で遊技機の並び方向に沿って延びる補給レールと、遊技機の下側で遊技機の並び方向に沿って延びるアウトレールと、遊技球を研磨するための研磨装置と、下側から上側へ向かって遊技球を搬送するための揚送装置及び揚送流路を備えた構造となっている。
つまり、遊技球は、島上タンク、遊技機、研磨装置、揚送装置を通過しつつ、循環流路を流れ、遊技機島の内部で循環することとなる。そして、島上タンクが、遊技球を一時的に貯留するための貯留タンクとして機能するものとなっている。
しかしながら、構築する遊技機島毎に異なる大きさの貯留タンクを製造すると、貯留タンクの大量生産が不可能となり、製造コストの増加につながるため、好ましくない。
反対に、レール部材の設置時における傾斜角度を緩やかにすると、高さ方向に広い領域を確保することなく設置可能であるものの、遊技球を安定して流動させるという観点から支障が生じる可能性がある。
以上のことから、レール部材の設置時における傾斜角度は、遊技球が下流端まで安定して流れる角度であり、且つ、急すぎない角度に設定される。
このような構造物の周辺の領域は、通常、遊技機島の設置には利用できないものの、フロア内の空間を有効活用するという観点から、このような領域に構築可能な遊技機島が望まれていた。つまり、遊技場の構造物の周辺の領域に構築可能な新たな構造の遊技機島が望まれていた。
そこで、かかる構成の貯留タンクでは、貯留部や搬送路接続部の内部空間に向かって突出する速度調整板を設け、この速度制限板に落下中の遊技媒体を衝突させる構造としている。このことから、落下する遊技媒体が、速度制限板に衝突し、速度制限板の上からさらに下方に落下することとなる。このように、速度制限板の上に一旦落下させた後、そこからさらに落下させる構造とすると、下方側における遊技媒体の落下速度を緩やかにすることができる。このことにより、貯留部や搬送路接続部の内側面や遊技球の破損を防止できる。
なお、図1、図2における遊技機2、遊技媒体貸出機3、遊技機取付部4の符号は、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略している。
このように遊技媒体貸出機3が遊技者に対して遊技球を払い出すことにより、遊技媒体貸出機3に対応する遊技機2において、払い出された遊技球を使用した遊技が可能となる。
この幕板8は、天板6の縁部分と連続しており、遊技機取付部4の上側部分に位置している。すなわち、幕板8は、遊技機取付部4が設けられる側面壁の上端近傍を形成する部材である。
このランプ板9のうち、下方で並列する遊技機2それぞれの上方となる部分には、データランプ14が取り付けられている。すなわち、それぞれの遊技機2の上方に個別のデータランプ14が位置した状態となっている。それぞれのデータランプ14は、下方に位置する遊技機2と対となっており、対となる遊技機2の稼動状況に関する情報を表示する遊技情報表示装置として機能する。
なお、図1、図2におけるデータランプ14の符号は、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略している。
より詳細に説明すると、本実施形態における遊技機島1には、2つの補給レール21が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島1の長手方向における他方端側へ向かって延びている。このとき、一方(図2における左側)の補給レール21の上端部分は、他方(図2における右側)の補給レール21の上端部分よりも上方に位置した状態となっている。つまり、一方の補給レール21が他方の補給レール21よりも上方に位置した状態となっている。そして、詳しくは後述するが、島上タンク20から補給レール21に遊技球が流入する際、下方に位置する補給レール21に優先して遊技球が流入する構造となっている。
より詳細に説明すると、本実施形態における遊技機島1には、2つのオーバーフローレール22が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島1の長手方向における他方端側へ向かって延びている。
なお、この球抜きホース23によって形成される搬送路は、補給レール21上に滞留した球を強制的に排出するための搬送路であり、通常、この球抜きホース23の内部を遊技球が流れることはない。
本実施形態では、遊技機島1において、遊技機2よりも下方側に位置する下端側の部分であって、遊技機島1の長手方向における片側端部と隣接する位置と、他方側端部と隣接する位置のそれぞれに島中タンク25が配置された状態となっている。
本実施形態における遊技機島1では、2つのアウトレール26が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びており、もう一方が遊技機島1の長手方向における他方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びている。
すなわち、揚送流路29は、複数の環状部材30を備えており、それぞれの環状部材30が縦方向へ互いに並行して延びている。このとき、所定の環状部材30と水平方向で隣接する他の環状部材30とは、接触又は僅かに間隔を空けて並列した状態となっている。
束帯部材31は、環状部材30の密集状態を維持させるための部材であり、本実施形態では、それぞれの環状部材30を挿通する挿通孔31aを備えた板状の部材となっている。この挿通孔31aは、上下方向に延び、束帯部材31を貫通して延びる孔となっている。
箱状部材32は、複数の環状部材30からなる集合体(流路)の3方を覆う箱体であり、より詳細には、遊技機島1の短手方向における外側部分と、遊技機島1の長手方向における両側面を覆った状態となっている。
このような水平搬送装置が使用される場合、水平搬送装置が外部筐体35の内部に配置され、タンク本体36から(詳しくは後述する溢出球貯留空間74から)水平搬送装置へ遊技球を流入するための遊技球の搬送路が設けられる。加えて、島上タンク20から他の遊技機島1の島上タンク20へ向かう遊技球の搬送路や、島上タンク20から同じ遊技機島1に設けた補助タンクへ向かう遊技球の搬送路がそれぞれ適宜設けられる。そして、タンク本体36から水平搬送装置に流入した遊技球が、搬送方向へ向かう力を付与され、水平搬送装置から他の島上タンク20や補助タンクへ向かう搬送路へと流出されることとなる。
なお、本実施形態では、導入口部50を上端から下方に延びる切欠き状の部分としたが、側壁部48の上端よりやや下方に貫通孔を形成してもよい。すなわち、導入口部50は、側壁部48の一部を欠落させて形成される部分であり、遊技球をタンク本体36の外部から内部へ向かって通過させるための部分である。
なお、本実施形態では、対向する2つの側壁部48のそれぞれの外側に流路固定部材41を固定しているが、図4における手前側の流路固定部材41についてのみ説明し、同一の構造となる図4における奥側の流路固定部材41についての説明は省略する。
この連結板片54bは、取付板片54aの左右方向における内側端部を前方へ折り曲げることで形成される部分であり、取付板片54aから前方(側壁部48から外側に離れる方向)に向かって突出する部分であるともいえる。つまり、連結板片54bは、押さえ板部53と取付板片54aの間に位置していており、その基端側が取付板片54aの左右方向における内側端部と連続し、その突出端側が押さえ板部53の左右方向における外側端部と連続した状態となっている。
すなわち、内部貯留部42とタンク外流路接続部43とを上下方向で重ねた状態で連結させることでさらに長い一連の筒状体(角筒状体)を形成している。また、この筒状体の下端部分は、遊技機島1の内部壁面から突出する木製の板状体44(図5参照、図6では図示しない)の上に載置された状態となっている。すなわち、この筒状体の底側に位置する開口部分であり、筒状体の内部空間に連通する開口部分は、この遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44によって閉塞された状態となっている。
この速度制限板68は、離間対向する2つの側壁部65のうち、一方の側壁部65の内側面から他方の側壁部65へ向かう方向に突出するものであり、より詳細には、他方の側壁部65へ向かう方向であって、且つ、下方側へ突出するものとなっている。言い換えると、この速度制限板68は側壁部65の内側面からさらに内側に突出するものであり、内側面の基端部分から斜め下側に突出した状態となっている。
このことから、速度制限板68の上面は、突出基端となる側壁部65の内側面から離れるにつれ高さの低くなる傾斜面を形成している。つまり、速度制限板68の突出基端は、突出端(突出先端)よりも高位置となっている。
つまり、上記したように、速度制限板68の突出基端と連続する1つの側壁部65が他の2つの側壁部65のそれぞれと略直交するように連続しており、この2つの側壁部65の間に速度制限板68が位置している。そして、速度制限板68の4つの側面部分のうち、突出方向と直交する方向で離間対向する2面のそれぞれがこの2つの側壁部65のそれぞれと別途密着した状態となっている。つまり、速度制限板68は、離間対向する2つの側壁部65の間に位置し、あたかもこれら2つの側壁部65によって挟まれたような状態となっている。言い換えると、この速度制限板68は、離間対向する2つの側壁部65のうち、一方の側壁部65の内側面から他方の側壁部65の内側面まで延びているともいえる。
本実施形態では、図7(c)の左側よりの部分に速度調整領域が形成され、図7(c)の右側よりの部分に自由落下領域が形成されている。すなわち、内部空間66の投影面のうち、幅方向における中心よりも片側端部寄りの部分に速度調整領域が形成され、他方端部よりの部分に自由落下領域が形成されている。そして、内部空間66の投影面のうち、速度調整領域に対応する部分の面積が、自由落下領域に対応する部分の投影面積よりも小さくなっている。言い換えると、内部空間66の平面視における投影面積のうち、半分以上の部分が自由落下領域に対応する部分となっている。
基準となる側壁部65では、その下端側部分が幅方向(上下方向及び厚さ方向の直交する方向)の全域に亘って欠落した状態となっている。このことから、第2無底箱部材61を側面視したとき(第2無底箱部材61を基準となる側壁部65の側からみたとき)、基準となる側壁部65の下方側部分に横長四角形状となる開口部分が形成された状態となっている。
2つの側壁部65にそれぞれ形成される欠落部分の形状は、いずれも四隅の1つが丸みを帯びた略縦長長方形状となっている。より具体的には、側壁部65の厚さ方向外側からみたとき、速度制限板68と連続する側壁部65よりであり、上端側に位置する角部分が丸みを帯びた略縦長長方形状となっている。
そして、他の2つの側壁部65のうち、一方の側壁部65の欠落部分と、もう一方の側壁部65の欠落部分とが同一の形状となっている。このことから、これら欠落部分を1方の側壁部65の外側からみたとき(例えば、図8(a)の手前側からみたとき)、略丁度重なった状態となる。つまり、これら2つの側壁部65と平行な面を投影面として、それぞれの欠落部分を投影させた場合、その投影形状が略丁度重なることとなる。
すなわち、速度制限板68と連結部70は、離間対向する位置にそれぞれ配置されており、速度制限板68から、水平方向であり、且つ、速度制限板68と連続する側壁部65の内側面と直交する方向で離れた位置に、連結部70が位置した状態となっている。
すなわち、3つの第1無底箱部材60は、いずれも手前側の側壁部65、右側の側壁部65、奥側の側壁部65、左側の側壁部65を有している。そして、3つの手前側の側壁部65が上下方向で重なった状態となり、且つ、その外側面同士が同一面を形成した状態となっている。同様に、3つの右側の側壁部65、3つの奥側の側壁部65、3つの左前側の側壁部65もまた、上下方向で重なった状態となり、且つ、その外側面同士が同一面を形成している。
このことから、3つの第1無底箱部材60があたかも1つの容積の大きな無底箱であり、1つの大きな筒状体を形成した状態となっている。すなわち、上下方向で並列する3つの側壁部65が組となり、内部貯留部42の1つの側壁を形成している。
具体的に説明すると、第1無底箱部材60は、いずれも手前側の側壁部65、右側の側壁部65、奥側の側壁部65、左側の側壁部65を有しており、これらが周方向で連続した状態となっている。
そして、最も上方に位置する第1無底箱部材60は、右側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっており、上方から2番目に位置する第1無底箱部材60は、奥側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっている。また、最も下方に位置する第1無底箱部材60は、左側に位置する側壁部65から速度制限板68が突出した状態となっている。
このように、内部貯留部42では、上方の第1無底箱部材60に対し、その直下に位置する第1無底箱部材60を速度制限板68の位置が周方向にずれた状態となるように重ねて配置している。さらにいうと、複数の第1無底箱部材60を上下方向に重ねて配置するとき、下方に向かうにつれて速度制限板68の位置が周方向にずれていくように、これらを配置している。
このタンク外流路接続部43では、上端側と下端側に第2無底箱部材61を配する点において、内部貯留部42と異なっている。以下の説明では、内部貯留部42と同一の部分については、説明を簡略化し、詳細な説明を省略する。
同様に、タンク外流路接続部43の右側の側壁、奥側の側壁、左側の側壁もまた、3つの側壁部65が上下方向で重なった状態となることで、形成されている。
本実施形態では、最も上方に位置する第2無底箱部材61は、右側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっており、上方から2番目に位置する第1無底箱部材60は、手前側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっている。また、最も下方に位置する第2無底箱部材61は、左側に位置する側壁部65から速度制限板68が突出した状態となっている。
つまり、内部貯留部42の速度制限板68と連続する側壁部65の位置が、下方に向かうにつれて平面視で反時計回りに90度ずつずれていくのに対し(図9等参照)、このタンク外流路接続部43では、速度制限板68と連続する側壁部65の位置が、下方に向かうにつれて平面視で時計回りに90度ずつずれている。
すなわち、タンク外流路接続部43は、2つの連結部70を備えた構造となっており、一方が上方側に他方が下方側に位置した状態となっている。
すなわち、揚送流路29の上端部分を導入口部50の外側に位置させ、そのさらに外側に流路固定部材41を位置させる。このとき、流路固定部材41の取付板部54を側壁部48に密着させた状態で一体に固定し、流路固定部材41の押さえ板部53と2つの取付板部54に囲まれた空間に、揚送流路29の上端部分を位置させる。より詳細には、揚送流路29の上端部分が押さえ板部53の上端部分よりも低位置となるように、揚送流路29の上端部分を位置させる。
このようにすることで、揚送流路29が流路固定部材41により外箱部40の側壁部48に固定された状態となる。
ここで、外箱部40の他の2つの側壁部48もまた、導入口部50が設けられた2つの側壁部48とは異なる方向で離間対向した状態となっている。このことから、この離間対向する他の側壁部48の一方の内側面と、同方向で離間対向する内部貯留部42の2つの側壁部分のうちの一方の外側面とが間隔を空けて配され、これらの間に溢出球貯留空間74が形成されている。さらに、この離間対向する他の側壁部48の他方の内側面と、同方向で離間対向する内部貯留部42の2つの側壁部分のうちの他方の外側面もまた、間隔を空けて配されており、これらの間に溢出球貯留空間74が形成されている。
なお、本実施形態では、タンク外流路接続部43の上端側部分を除く略全ての部分を外箱部40の底板部47より下方側に位置させたが、タンク外流路接続部43の全ての部分を底板部47より下方側に位置させてもよい。すなわち、底板部47に形成された通路挿通孔49(図5等参照)の内側にタンク外流路接続部43の上端側部分を配する構造に替わって、内部貯留部42の下端部分を位置させる構造としてもよい。
そして、外箱部40の側壁部48のうち、この傾斜面の下端近傍に位置する部分には、溢出球貯留空間74と外部を連通する流通孔が設けられている。この流通孔又は、流通孔とその周辺部分が、外部のレール部材(遊技球の搬送路を形成する部材)を連結するための搬送路連結部として機能する。すなわち、オーバーフローレール22の上流端を接続するためのオーバーフローレール連結部として機能する。
なお、上記したように、2つの連結部70は、左右方向において互いに相反する方向に開口している。言い換えると、それぞれの連結部70は、連結される搬送路(補給レール21)の延び方向に向かって開口した状態となっている。
続いて、揚送装置28の内部に流入した遊技球は、揚送装置28によって上側へ向かう力を付与されつつ揚送流路29に流入され、揚送流路29の上端側から島上タンク20のタンク本体36へ流入することとなる。そして、タンク本体36に一時的に貯留された遊技球は、補給レール21を介してそれぞれの遊技機2や遊技媒体貸出機3へ供給されることとなる。
このように、遊技機島1の内部では、遊技機2を経て遊技球が循環するための循環経路が形成されており、遊技球を循環させることが可能となっている。
このとき、上記したように、導入口部50が形成された外箱部40の側壁部48の内周面と、内部貯留部42の側壁部分の外周面が密着されていることから、導入口部50よりもやや内側に位置する部分の下方に、内部貯留部42の上端開口部が位置した状態となっている。このことから、導入口部50から外箱部40の内側に落下した遊技球がそのまま内部貯留部42の内部へと流入していくこととなる。
ここで、この筒状体の内部空間には、上記したように、内側面から内側に向かって突出する速度制限板68が上下方向で離れた複数個所に設けられた状態となっており、それぞれの速度制限板68が下方に向かって傾斜した状態となっている。このため、筒状体の内部を落下する遊技球が速度制限板68の上面に衝突し、速度制限板68の上面を転がって下方に流れ、速度制限板68の上面となる傾斜面の下端部分からさらに下方へと落下する。
このように、平面視したときに速度制限板68が位置しない領域を少なくする構造とすると、筒状体の上端から流入する遊技球が速度制限板68に衝突させ易くすることができる。すなわち、遊技球が内部空間の中心側を除くいずれの部分で下方に落下したとしても、遊技球が速度制限板68に衝突する構造となっている。
すなわち、補給レール21に遊技球が流入し続けると、この補給レール21の上(又は内部)に多くの遊技球が待機した状態となり、この補給レール21に対して新たな遊技球が流入できない状態となる。
すなわち、筒状体の内部に遊技球が流入し続けると、最も下端側に位置する第2無底箱部材61の内部と、下から2番目に位置する第1無底箱部材60の内部とが遊技球によって満たされた状態となる。すなわち、積み重なって貯留された遊技球の塊の最上端部分が徐々に上側へと移動していくこととなり、この最上端部分が下から3番目に位置する第2無底箱部材61の内部まで到達する。そして、この状態でさらに筒状体に遊技球が流入されると、この第2無底箱部材61と連続する補給レール21(上側の補給レール21)に遊技球が流入していくこととなる。
この状態で、さらに遊技球が流入すると、内部貯留部42(筒状体)から遊技球が溢れ、溢れた遊技球が溢出球貯留空間74へと流入する。すなわち、内部貯留部42の内部に遊技球が満たされ、これ以上の内部貯留部42への遊技球の流入が不可能であるとき、タンク本体36に流入した遊技球は、溢出球貯留空間74に流入していく。
具体的に説明すると、上記した実施形態では、3つの第1無底箱部材60を上下方向で重ね合わせ、一体に連結させることで内部貯留部42を形成したが、例えば、4つ以上の第1無底箱部材60を上下方向で重ね合わせて形成する場合、上記した内部貯留部42よりも貯留可能な遊技球の量を増加させることができる。また、反対に2つ以下の第1無底箱部材60を上下方向で重ね合わせて形成すると、上記した内部貯留部42よりも貯留可能な遊技球の量を減少させることができる。
すなわち、内部貯留部42を1個以上の無底箱部材によって構成し、内部貯留部42を構成する無底箱部材の数を可変可能とすることで、内部貯留部42が貯留可能である遊技球の量(内部貯留部42の最大貯留量)を増減させることが可能となる。
ここで、連結部70は、上記したように、補給レール21の上流端を連結させる部分となっている。したがって、連結部70を低位置となるようにタンク外流路接続部143を形成することで、補給レール21の上流端の位置を低位置に配することが可能となり、延いては、補給レール21の傾斜角度を緩やかにすることが可能となる。
例えば、タンク外流路接続部を2つの第2無底箱部材61によって形成し、2つの第2無底箱部材61が上下方向で重なって連結した状態とする(図示しない)。この場合、このタンク外流路接続部は、上記したようなタンク外流路接続部43(図2参照)と比べて、下方に位置する連結部70の位置を高くすることができる。すなわち、下方に位置する補給レール21の傾斜角度を急な角度とすることができる。
このことにより、補給レール21の上端部分の配置高さを可変させること(補給レール21の傾斜角度を可変させること)が可能となる。
例えば、図16で示されるように、島上タンク120(貯留タンク、上部タンク)に1つの溢出球貯留空間74を設け、この溢出球貯留空間74にオーバーフローレール22を連結させる構造であってもよい。
このようにすることで、内部貯留部42の3方を囲む溢出球貯留空間174が形成されることとなる。すなわち、平面視した形状が上下逆向きにした「凹」字状であり、左方、奥側、右方に跨って延びる1つの溢出球貯留空間174が形成されることとなる。
例えば、上記した実施形態と同様にタンク外流路接続部43を形成し、その下端部分に別途形成した板状部材を一体に固定することで、下端開口を塞いでもよい。この場合、タンク外流路接続部43の下端開口の全域の下方に、遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44を位置させなくてもよい。タンク外流路接続部43の底側部分(下端側に位置する面)の少なくとも一部と遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44が接触することで、タンク外流路接続部43が支持されればよい。
さらに、タンク外流路接続部43の下端開口を板状部材等で塞いだ場合、タンク外流路接続部43の側面等に一体に固定したL字金具の一部が、タンク外流路接続部43の下方に位置する構造であってもよい。すなわち、L字金具の直線状に延びた部分をタンク外流路接続部43の側壁部分の外側に固定し、屈曲して延びる部分をタンク外流路接続部43の底側部分の下側に固定する構造であってもよい。この場合には、金具の上にタンク外流路接続部43の底側部分の少なくとも一部が載置されていればよい。
例えば、図18で示されるように、速度制限板68を設けない第3無底箱部材62(箱状体、第1箱状体)によって内部貯留部42の一部又は全てを構成したり、タンク外流路接続部43の一部を構成したりしてもよい。この第3無底箱部材62は、速度制限板68が形成されていない点を除いて、第1無底箱部材60と同一の構造となっている。
同様に、速度制限板68を設けない点を除いて、第2無底箱部材61と同一の構造となる第4無底箱部材(箱状体であり第2箱状体、図示しない)により、タンク外流路接続部43の一部又は全てを構成してもよい。言い換えると、第3無底箱部材62に対して連結部70を形成した無底箱部材により、タンク外流路接続部43の一部又は全てを構成してもよい。
このような第3無底箱部材62、第4無底箱部材(図示しない)は、速度制限板68が形成されていないことから、第1無底箱部材60、第2無底箱部材61に比べて内部に貯留可能な遊技球の量を多くできるという利点がある。しかしながら、上記したように、落下する遊技球の速度を低減させるという観点から、速度制限板68を備えた第1無底箱部材60や第2無底箱部材61を使用して、内部貯留部42やタンク外流路接続部43を形成することが好ましい。
無底箱部材(箱状体)と有底箱部材(箱状体)を組み合わせてタンク外流路接続部を形成する構造であってもかまわない。すなわち、上記した各無底箱部材(第1無底箱部材60、第2無底箱部材61、第3無底箱部材62、第4無底箱部材)に対して底板部分を一体に形成した有底箱部材により、タンク外流路接続部の下端部分の一部又は全てを構成してもよい。
例えば、1つの第2無底箱部材61と、1以上の第1無底箱部材60を組み合わせてタンク外流路接続部を形成し、1つのみの連結部70を備える構造としてもよい。すなわち、タンク外流路接続部に1つのみの補給レール21を連続させる構造であっても構わない。
特に限定されるものではないが、例えば、遊技機島の長手方向における端部側に島上タンク20を配する場合、このようなタンク外流路接続部を形成することが望ましい。
速度制限板68の3つの側面部分がそれぞれ異なる3つの側壁部65と一体に連続していてもよい。また、2つの側面部分がそれぞれ異なる2つの側壁部65と一体に連続し、他の1つの側面部分が、この2つの側壁部65とは異なるとなる他の側壁部65と密着していてもよい。すなわち、1以上の側面部分が側壁部65と一体に連続していればよい。
例えば、1つの無底箱部材(又は箱部材)に速度制限板68を2つ以上設けてもよい。具体的には、2以上の側壁部65のそれぞれと別途連続する2以上の速度制限板68を設けてもよい。このとき、速度制限板の突出長さや幅方向(上下方向及び突出方向と直交する方向)の長さを短くして同じ高さに配置してもよく、それぞれの配置高さが異なるように2以上の速度制限板68を設けてもよい。
また、1つの無底箱部材(又は箱部材)に対して2以上の連結部70を設けてもよい。例えば、離間対向する2つの側壁部65の一方にその中心が位置するように1つの連結部70を設け、側壁部65の他方にその中心が位置するようにもう1つの連結部70を設けてもよい。すなわち、左右方向(又は前後方向)で離間対向するように2つの連結部70を設けてもよい。
このとき、連結部70は、3つの側壁部65(2以上の側壁部65)に跨って延びるものでなく、1つのみの側壁部65に形成されるものであってよい。すなわち、側壁部65の一部に切欠き又は貫通孔を形成し、それを遊技球が流れる搬送路と連続させるための連結部としてもよい。したがって、連結部の配置高さもまた、下端近傍に限るものではなく、連結部を下端から上方に離れた位置に形成してもよい。当然のことながら、複数の側壁部65にそれぞれ別途連結部を設ける場合、すなわち、複数の連結部を設ける場合には、それぞれの連結部の配置高さを同一の高さとしてもよく、それぞれの連結部の配置高さが異なるようにしてもよい。
例えば、側壁部が円環状に連続する部材(丸箱状であり略円筒状の部材)や、三角環状に連続する部材(三角箱状であり略三角筒状の部材)、多角環状に連続する部材(多角箱状であり略多角筒状の部材)であってもよい。
この場合、内周面のいずれかの一部から速度制限板を内側に突出させてもよく、外周面のいずれかの一部に内外を連通する切欠き又は貫通孔を形成することで連結部を設けてもよい。
さらに、1個のみの無底箱部材又は有底箱部材、複数個の無底箱部材、1個以上の無底箱部材と1個の有底箱部材の組み合わせ、からなる構造群から選択される1の構造によりタンク外流路接続部43が形成されている。そして、タンク外流路接続部43を構成する無底箱部材の数や、連結部70の配置高さ、連結部70の開口の向きを適宜可変可能となっている。
そして、内部貯留部42とタンク外流路接続部43が複数の部材によって形成される場合には、これらを構成する部材を上下方向に複数個重ねて配置し、図示しない連結金具等で一体化することで形成している。
このことにより、上記したように、遊技球の貯留量を可変可能となり、連結部70と連続する搬送路の傾斜角度等を調整可能となっている。
このタンク外流路接続部243は、3つの第2無底箱部材61を備えており、3つの連結部70を有している。そして、3つの連結部70のそれぞれが異なる方向に向かって開口している。より具体的には、最も上方に位置する連結部70が図19の奥側(前後方向における後方)に向かって開口しており、上から2番目に位置する連結部70が左側に向かって開口しており、最も下方に位置する連結部70が右側に向かって開口している。
すなわち、3つの連結部70が、左右方向のそれぞれと、前後方向の一方に向かって開口した状態となっている。言い換えると、3つの連結部70のそれぞれが、いずれも水平方向における異なる3方に向かって開口した状態となっている。
なお、上記した遊技機島1と同様の部分については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。また、遊技機2、遊技媒体貸出機3、遊技機取付部4、データランプ14の符号は、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略する。
そして、2つの妻板207の間に形成される空間であり、且つ、2つの小島部202の間に形成される空間である構造物配置空間206には、遊技場に付属する構造物である遊技場の柱205が位置した状態となっている。言い換えると、2つの妻板207と2つの小島部202によって囲繞された構造物配置空間206に柱205が位置した状態となっている。
なお、本実施形態では、遊技機島201の長手方向で離間した位置に2つの柱205がそれぞれ配置された状態となっている。
つまり、小島部202は、上記した遊技機島1と外壁部分の構築構造が略同一となっており、短手方向における一方側の側面(内側側面)を構築せず、構造物配置空間206に向かって開放させている点で異なるものとなっている。なお、一方の小島部202(第2小島部202b)では、これに加え、島上タンク220(貯留タンク、上部タンク)を設けない点でも外壁部分の構築構造が異なっている。
第1小島部202aの内部には、図20、図21で示されるように、島上タンク220、補給レール21、オーバーフローレール22、球抜きホース23、オーバーフローホース24、島中タンク25、アウトレール26、研磨装置27、揚送装置28、揚送流路29がそれぞれ設けられている。
これに対し、第2小島部202bの内部には、図20、図22で示されるように、上側貯留箱250、補給レール21、球抜きホース23、アウトレール26、下側貯留箱260がそれぞれ設けられている。
このように、本実施形態の遊技機島201もまた、全体で研磨装置27と揚送装置28をそれぞれ1台ずつ備えた構造となっている。
第1小島部202aでは、図21で示されるように、島上タンク220が位置する部分、すなわち、第1小島部202aの長手方向(遊技機島201の長手方向)における略中心近傍であり、且つ、第1小島部202aの上端よりの部分から、第1小島部202aの長手方向の端部に向かって下り勾配となるように設けられている。
すなわち、一方の補給レール21の上端部分は、タンク外流路接続部243の3つの連結部70のうちの一つであり、左側に向かって開口した連結部70と連結された状態となっている。これに対して、もう一方の補給レール21の上端部分は、タンク外流路接続部243の連結部70のうちの他の一つであり、右側に向かって開口した連結部70と連結された状態となっている。
つまり、2つの補給レール21の上端部分のそれぞれは、左右方向のそれぞれに向かって別途開口した2つの異なる連結部70のそれぞれと、別途連結された状態となっている。
このことから、一方の補給レール21(図21における左側)の上端部分が、他方(図21における右側)の補給レール21の上端部分よりも上方に位置した状態となっている。
より詳細には、第2小島部202bでは、2つの補給レール21が設けられており、一方が遊技機島201の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島201の長手方向における他方端側へ向かって延びている。このとき、2つの補給レール21の上端部分は、いずれも上側貯留箱250の流出側レール連結部254(詳しくは後述する)に連結されており、同じ高さとなるように配置されている。言い換えると、第2小島部202bでは、2つの補給レール21の上端部分の高さ、搬送方向の長さ、傾斜角度が同一(略同一)となっている。
本実施形態の遊技機島201では、2つの小島部202のうちの一方である第1小島部202aにのみ、1つのオーバーフローレール22を設ける構造となっている。すなわち、第1小島部202aの長手方向における略中心となる部分と片側端部の間にのみオーバーフローレール22が設けられ、長手方向における略中心となる部分と他方側端部の間には、オーバーフローレール22を設けない構造となっている。
本実施形態の遊技機島201では、2つの小島部202のうちの一方である第1小島部202aにのみ、1つのオーバーフローホース24を設ける構造となっている。
より詳細には、第1小島部202aにおいて、遊技機2よりも下方側に位置する下端側の部分であって、遊技機島201の長手方向における片側端部と隣接する位置と、他方側端部と隣接する位置のそれぞれに島中タンク25が配置された状態となっている。
第1小島部202aでは、図21で示されるように、2つのアウトレール26が設けられており、一方が遊技機島201の長手方向における一方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びており、もう一方が遊技機島201の長手方向における他方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びている。すなわち、上流端となる遊技機島201の長手方向における端部が最も高位置に配され、研磨装置27側へ向かって下り勾配となるように設置されている。
ここで、第1小島部202aの2つのアウトレール26のそれぞれの上流端側部分は、いずれも島中タンク25に連結された状態となっており、島中タンク25に一時的に貯留された遊技球を上流端側から流入させることが可能となっている。また、これに加え、上方に位置する遊技機2から排出された遊技球を受け止め、下流側へと流すことも可能となっている。
ここで、第2小島部202bの2つのアウトレール26のそれぞれの下流端側部分は、いずれも下側貯留箱260の流入側レール連結部264(詳しくは後述する)に連結されており、アウトレール26の下端側部分から下側貯留箱260の内部に遊技球を直接流入させることが可能となっている。
より詳細には、研磨装置27は、第1小島部202aの長手方向(遊技機島201の長手方向)の略中央となる部分の下部に配されており、揚送装置28は、この研磨装置27と隣接する位置に配されている。そして、揚送装置28に揚送流路29が連結された状態となっている。
なお、上記したように、第1実施形態の遊技機島1において2つの揚送流路29を設けたのに対し、本実施形態の遊技機島201では、第1小島部202aの外側よりの位置に1つのみ揚送流路29を設けた構造となっている。
具体的には、図24で示されるように、上方が開放された有底箱状の部材であり、四角環状に連続する4つの側壁部251と、4つの側壁部251によって囲まれた空間の下方側部分を閉塞する底板形成部252とを備えた構造となっている。
4つの側壁部251のうち、一の側壁部251には、その幅方向(上下方向及び厚さ方向と直交する方向)に中心側であり、上端部分に流入側レール連結部253が設けられている。
なお、本実施形態では、流入側レール連結部253を上端から下方に延びる切欠き部分を有する構造としたが、側壁部251の上端よりやや下方に貫通孔を形成してもよい。
そして、この他の2つの側壁部251、すなわち、左右方向で離間対向する2つの側壁部251の下端部分には、流出側レール連結部254がそれぞれ形成されている。
なお、本実施形態では、流出側レール連結部254を下端から上方に延びる切欠き部分を有する構造としたが、側壁部251の下端よりやや上方に貫通孔を形成してもよい。
具体的に説明すると、この2つの傾斜面は、流入側レール連結部253が形成された側壁部251と、これと離間対向する他の一の側壁部251の対向方向に延びた稜線から傾斜する傾斜面となっている。そして、この2つの傾斜面は、いずれも左右方向の端部側に向かって下り勾配となる傾斜面であり、その下端部分が流出側レール連結部254と連続した状態となっている。
具体的には、図25で示されるように、上方が開放された有底箱状の部材であり、4つの側壁部261と、4つの側壁部261によって囲まれた空間の下方側部分を閉塞する底板形成部262とを備えた構造となっている。
なお、本実施形態の流出側レール連結部263は、側壁部261aを貫通する貫通孔を有する構造としたが、これに替わって下端から上方に延びる切欠き部分を有する構造としてもよい。
ここで、この他の2つの側壁部261bのそれぞれには、幅方向(上下方向及び)における略中心側の部分であり、上端側に位置する部分に、流入側レール連結部264が設けられている。
より具体的には、上側小島間流路270の上流端部分は、タンク外流路接続部243の3つの連結部70(図19等参照)のうち、構造物配置空間206が位置する方向(遊技機島201の短手方向における内側)に向かって開口する連結部70、すなわち、最も上方に位置する連結部70と連結された状態となっている。そして、上側小島間流路270の下流端部分は、上側貯留箱250の流入側レール連結部253と連結された状態となっている。
より具体的には、下側小島間流路271の上流端部分は、下側貯留箱260の流出側レール連結部263と連結された状態となっている。そして、下側小島間流路271は、第1小島部202aに内蔵された研磨装置27(図23では図示しない、図21等参照)に向かって延びている。
以上のように、第1小島部202aと第2小島部202bのそれぞれに配置された遊技機2から排出された遊技球は、いずれも第1小島部202aに内蔵された研磨装置27に流入することとなる。言い換えると、2つの小島部202のそれぞれに属する遊技機2から排出された遊技球は、全て片側の小島部202(第1小島部202a)の内部となる研磨装置27が位置する部分へと集められることとなる。
例えば、中心側凹部262aの底部分の上面が、流出側レール連結部263に向かって下り勾配となるように傾斜面としてもよい。すなわち、下端部分が流出側レール連結部263と連続する傾斜面となるように形成してもよい。
しかしながら、一時的に多量の遊技球が流れ込んでしまった場合において溢れ出しを防止するという観点から、一時的に一定量の遊技球を貯留可能な箱状のものがより好ましい。
例えば、配置する遊技機2の数を少なくした場合(小島部202を遊技機2の並列方向で短くした場合)や、2つの小島部202の離間距離を長くする必要がある場合(遊技場の構造物の同方向の寸法が長いものである場合)等、妻板207の幅方向の長さが、遊技機島201の遊技機2の並列方向の長さよりも長くなってもよい。すなわち、妻板207が遊技機島201の短手方向の端部に位置し、長寸の側面を形成する構造であっても構わない。
構造物配置空間206に位置させる遊技場の構造物は、柱205だけではなく、例えば、遊技場の壁面の一部が内側に向かって突出したような壁面の隆起部分であってもよい。この場合、例えば、2つの妻板207の一方を設けず、一の側端部分を外部に開放させた状態とし、この外部に開放された側端部分を壁面に密着させ、構造物配置空間に壁面の隆起部分を位置させてもよい。
すなわち、構造物配置空間206に位置させる遊技場の構造物は、柱205に限らず、遊技場の建築構造上移動させることができない他の構造物であってもよい。
例えば、構造物配置空間206のうち、2つの柱205の並列方向において、一方の柱205の外側に位置する部分に、上側小島間流路270、下側小島間流路271を配する構成としてもよい。
具体的には、島上タンク220を第1小島部202aの長手方向における端部側に配し、それに伴い、研磨装置27、揚送装置28、揚送流路29もまた、第1小島202の長手方向における端部側に配する。このとき、第2小島部202bの上側貯留箱250、下側貯留箱260もまた、第2小島部202bの長手方向における端部側に配した状態とし、一方の柱205の外側(2つの柱205の並列方向における外側)に位置する部分に、上側小島間流路270、下側小島間流路271を配する。なお、この場合、補給レール21、オーバーフローレール22は、小島部202の長手方向における一端側から他端側に向かって延びた状態に配し、アウトレール26は、小島部202の長手方向における他端側から一端側に向かって延びた状態に配してもよい。
2 遊技機
20,120,220 島上タンク(貯留タンク、上部タンク)
21 補給レール(外部部材,供給用搬送路)
40 外箱部
42 内部貯留部(貯留部)
43,143,243 タンク外流路接続部(搬送路接続部)
60 第1無底箱部材(箱状体、第1箱状体)
61 第2無底箱部材(箱状体、第2箱状体)
62 第3無底箱部材(箱状体、第1箱状体)
65 側壁部
66 内部空間
68 速度制限板
70 連結部(流出口)
74,174 溢出媒体貯留空間
202 小島部
270 上側小島間流路(小島間搬送路)
271 下側小島間流路(小島間搬送路)
Claims (5)
- 1又は複数の遊技機が設置されて形成される遊技機島で前記遊技機に供給するための遊技媒体を一時貯留可能な貯留タンクであって、
外部から流入した前記遊技媒体を一時貯留する貯留部と、外部に前記遊技媒体を流出させる流出口を備えた搬送路接続部とを有し、
前記搬送路接続部は、前記遊技媒体を搬送する搬送路を形成するための外部部材を連結可能に形成されており、前記外部部材を連結することで、前記流出口から前記外部部材に前記遊技媒体を流出可能となるものであり、
前記貯留部と前記搬送路接続部の少なくとも一方は、一の箱状体によって形成される、又は複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、
前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部を構成する前記箱状体の数を可変させることで、前記貯留部の最大貯留量及び/又は前記搬送路接続部の前記流出口の高さを変更可能であり、
前記箱状体は、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備えた第1箱状体と、
上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備え、前記側壁部の一部に前記流出口を形成した第2箱状体を含む複数の異なる構造の箱状体から選択されるものであり、
前記搬送路接続部は、二以上の前記第2箱状体を含む複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、
一の前記第2箱状体と、他の一の前記第2箱状体は、前記流出口の開口向きが異なる方向となる姿勢で配置されていることを特徴とする貯留タンク。 - 前記箱状体は、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備えており、
前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部は、前記遊技媒体が上側部分から内部に流入するものであって、
前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部を構成する前記箱状体の少なくとも1つには、前記側壁部の内側面から前記内部空間に向かって突出する板状の速度調整板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の貯留タンク。 - 前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部は、複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、
上下方向の異なる位置に配された2以上の前記箱状体に前記速度調整板が設けられており、
2以上の前記箱状体は、それぞれの前記速度調整板の突出方向の向きが異なる方向となる姿勢で配置されていることを特徴とする請求項2に記載の貯留タンク。 - 前記遊技機島の上部に揚送された前記遊技媒体を一時貯留する上部タンクであって、
外箱部を有しており、
前記貯留部及び前記搬送路接続部は、上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されており、前記外箱部の内部に前記貯留部の少なくとも一部が位置し、前記外箱部の下方に前記搬送路接続部の少なくとも一部が位置するものであって、
前記外箱部の内側面と前記貯留部の間には、前記貯留部から溢れた前記遊技媒体が流入する溢出媒体貯留空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貯留タンク。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の貯留タンクを備え、建屋内に設置される遊技機島であって、
前記遊技機が設置されることで外側に位置する側面の一部が形成される小島部を複数有しており、それぞれの前記小島部には、前記遊技機に供給する前記遊技媒体を搬送する供給用搬送路が設けられ、
一の前記小島部と他の前記小島部との間で前記遊技媒体を搬送する小島間搬送路をさらに備え、
一の前記小島部に前記貯留タンクが設けられており、
前記搬送路接続部は、複数の前記流出口を備えており、少なくとも一の前記流出口に前記供給用搬送路が連結され、他の少なくとも一の前記流出口に前記小島間搬送路が連結されており、
一の前記小島部と他の前記小島部が離間して配置され、一の前記小島部と他の前記小島部の間に形成された空間に前記小島間搬送路と前記建屋に付属する構造物とが位置することを特徴とする遊技機島。
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