JP6755690B2 - 貯留タンク並びに遊技機島 - Google Patents

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Description

本発明は、ぱちんこ機等の遊技機を配置する遊技機島の内部において遊技球を一時的に貯留可能な貯留タンクに関する。また、そのような貯留タンクを内蔵した遊技機島に関する。
ぱちんこ機やスロット機等の遊技機が設置されている遊技場では、一般的に、複数の遊技機を列状に並設するための遊技機島が設けられている。そして、このような遊技機島では、その内部に遊技球(ぱちんこ球)が循環する循環流路を形成するものがあり、この循環流路の一部に遊技球を一時的に貯留可能な貯留タンクを設けたものがある。
このような循環流路を備えた遊技機島として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示された遊技機島は、遊技機の上側に配された島上タンクと、遊技機の上側で遊技機の並び方向に沿って延びる補給レールと、遊技機の下側で遊技機の並び方向に沿って延びるアウトレールと、遊技球を研磨するための研磨装置と、下側から上側へ向かって遊技球を搬送するための揚送装置及び揚送流路を備えた構造となっている。
そして、特許文献1に開示された遊技機島では、補給レールから各遊技機に遊技球が供給され、各遊技機から排出された遊技球をアウトレールに流入させている。このとき、アウトレールを流れた遊技球は、アウトレールの下流端と連続する研磨装置へと至り、研磨装置によって研磨された後、揚送装置によって揚送流路を介して上側へ搬送され、島上タンクへと流入する。そして、島上タンクに一時的に貯留された遊技球が補給レールへ供給されることとなる。
つまり、遊技球は、島上タンク、遊技機、研磨装置、揚送装置を通過しつつ、循環流路を流れ、遊技機島の内部で循環することとなる。そして、島上タンクが、遊技球を一時的に貯留するための貯留タンクとして機能するものとなっている。
この循環流路において、水平方向に遊技球を搬送する搬送路を形成する補給レールやアウトレールは、下流側に向かって下り勾配となるように、傾斜した姿勢で配されている。そして、これら補給レールやアウトレールに流入した遊技球は、自重によって下流側に転がっていくこととなる。
特開2013−135769号公報
ところで近年、遊技場は様々な場所に造設されており、遊技場そのものの建築構造や、場内の広さがそれぞれ異なるものとなっている。このため、遊技機島を設置するフロアの延床面積や、この延床面積のうちで遊技機島を設置可能な領域の面積が占める割合等もまた、遊技場毎に異なるものとなっている。このため、遊技場内に構築する遊技機島の大きさもまた、遊技場毎に異なる場合がある。さらにいえば、同じ遊技場のフロア内においても、フロア内の設置位置毎に遊技機島の大きさが異なるものとなる場合がある。
ここで、並列する遊技機の数を増加させて遊技機島を大きくした場合、通常は、内部の循環流路を流れる遊技球の量もまた多くなる。そのため、循環流路の途中で遊技球を一時的に貯留するための貯留タンクもまた、その最大貯留量を増やすため、大きく形成する必要がある。すなわち、遊技機島の大きさに応じて貯留タンクの大きさを可変させる必要がある。
しかしながら、構築する遊技機島毎に異なる大きさの貯留タンクを製造すると、貯留タンクの大量生産が不可能となり、製造コストの増加につながるため、好ましくない。
また、上記したように、貯留タンク(島上タンク)には、水平方向に遊技球を搬送するためのレール部材(補給レールやアウトレール)が接続されることがある。これらのレール部材は、流入した遊技球が自重で転がることで下流側に流れていく構造となっており、傾斜した姿勢で取り付けられているが、適切な傾斜角度もまた、遊技機島の大きさによって異なることとなる。
すなわち、レール部材の設置時における傾斜角度を急にした場合、遊技球を安定して流動させるという観点から好ましいが、その反面、設置領域を確保するとき、高さ方向に広い領域を確保する必要が生じてしまう。
反対に、レール部材の設置時における傾斜角度を緩やかにすると、高さ方向に広い領域を確保することなく設置可能であるものの、遊技球を安定して流動させるという観点から支障が生じる可能性がある。
以上のことから、レール部材の設置時における傾斜角度は、遊技球が下流端まで安定して流れる角度であり、且つ、急すぎない角度に設定される。
ここで、仮に並列する遊技機の数を増加させて遊技機島を大きくした場合、遊技機島は遊技機の並列方向で長くなる。このとき、補給レールやアウトレールのようなレール部材もまた、搬送路の長さ(以下、流路長とも称す)を長くする必要がある。しかしながら、レール部材の流路長を長くしたにもかかわらず、傾斜角度が小さいままであると、遊技球が下流端まで安定して流れない可能性がある。
そこで、遊技機島を大きくして、レール部材の流路長を長くした場合、それに伴って、レール部材の傾斜角度を急にする必要がある。そして、レール部材の傾斜角度を急にする場合、レール部材の上流端が連結される貯留タンクの連結部の位置をより上方に形成する必要がある。すなわち、貯留タンクの内部からレール部材に遊技球を供給するための開口等の位置をより上方に形成する必要がある。
つまり、遊技機島の大きさに応じて、レール部材の流路長が可変し、このレール部材の流路長に応じてレール部材の設置時における傾斜角度を可変させる必要がある。すなわち、遊技機島の大きさに応じて、貯留タンクにおけるレール部材の連結部の位置を高さ方向で可変させる必要がある。
しかしながら、構築する遊技機島毎にレール部材の連結口の配置高さが異なる貯留タンクを製造する場合もまた、貯留タンクの大量生産が不可能となり、製造コストの増加につながるため、好ましくない。
さらにまた、遊技場において、遊技機島を設置するフロアの構造が異なることから、例えば、遊技機島を設置するフロアでは、フロア内の様々な場所に遊技場の柱等が位置する場合がある。言い換えると、フロア内の色々な場所に移動させることのできない遊技場の構造物が位置する場合がある。
このような構造物の周辺の領域は、通常、遊技機島の設置には利用できないものの、フロア内の空間を有効活用するという観点から、このような領域に構築可能な遊技機島が望まれていた。つまり、遊技場の構造物の周辺の領域に構築可能な新たな構造の遊技機島が望まれていた。
そこで、本発明では、上記した従来技術の問題に鑑み、設置位置及びその形状や大きさがそれぞれ異なる多様な遊技機島で使用可能であり、安価に製造可能な貯留タンクを提供することを課題とする。また、このような貯留タンクを内蔵して構築される遊技機島を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、1又は複数の遊技機が設置されて形成される遊技機島で前記遊技機に供給するための遊技媒体を一時貯留可能な貯留タンクであって、外部から流入した前記遊技媒体を一時貯留する貯留部と、外部に前記遊技媒体を流出させる流出口を備えた搬送路接続部とを有し、前記搬送路接続部は、前記遊技媒体を搬送する搬送路を形成するための外部部材を連結可能に形成されており、前記外部部材を連結することで、前記流出口から前記外部部材に前記遊技媒体を流出可能となるものであり、前記貯留部と前記搬送路接続部の少なくとも一方は、一の箱状体によって形成される、又は複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部を構成する前記箱状体の数を可変させることで、前記貯留部の最大貯留量及び/又は前記搬送路接続部の前記流出口の高さを変更可能であり、前記箱状体は、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備えた第1箱状体と、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備え、前記側壁部の一部に前記流出口を形成した第2箱状体を含む複数の異なる構造の箱状体から選択されるものであり、前記搬送路接続部は、二以上の前記第2箱状体を含む複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、一の前記第2箱状体と、他の一の前記第2箱状体は、前記流出口の開口向きが異なる方向となる姿勢で配置されていることを特徴とする貯留タンクである。
本発明の貯留タンクは、貯留部及び/又は搬送路接続部を構成する箱状体の数を可変させ、貯留部の最大貯留量及び/又は搬送路接続部の流出口の高さを変更可能であるので、様々な大きさの遊技機島で使用可能となる。
本発明の貯留タンクは、前記箱状体は、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備えた第1箱状体と、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備え、前記側壁部の一部に前記流出口を形成した第2箱状体を含む複数の異なる構造の箱状体から選択されるものである。
かかる構成によると、貯留部と搬送路接続部を同一の箱状体によって形成できるので、さらなる製造費用削減効果がある。
本発明の貯留タンクは、前記搬送路接続部は、二以上の前記第2箱状体を含む複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、一の前記第2箱状体と、他の一の前記第2箱状体は、前記流出口の開口向きが異なる方向となる姿勢で配置されている。
本発明の貯留タンクは、搬送路接続部の流出口の高さだけでなく、開口向きもまた、容易に変更可能となる。このことから、貯留タンクを遊技機島の長手方向における中央部分に設置した遊技機島や、貯留タンクを遊技機島の長手方向における端部側に設置した遊技機島等、さまざまな形状の遊技機島で採用することができる。
請求項2に記載の発明は、前記箱状体は、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備えており、前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部は、前記遊技媒体が上側部分から内部に流入するものであって、前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部を構成する前記箱状体の少なくとも1つには、前記側壁部の内側面から前記内部空間に向かって突出する板状の速度調整板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の貯留タンクである。
ここで、多数の箱状体を積み重ねて貯留部や搬送路接続部を形成すると、遊技媒体が流入する上側部分から最も下側の部分までの距離が長くなる。そして、上側から勢いよく落下した遊技媒体が、下方側で貯留部や搬送路接続部の内側面に衝突したり、他の遊技球と衝突したりすると、これらが破損してしまう可能性がある。
そこで、かかる構成の貯留タンクでは、貯留部や搬送路接続部の内部空間に向かって突出する速度調整板を設け、この速度制限板に落下中の遊技媒体を衝突させる構造としている。このことから、落下する遊技媒体が、速度制限板に衝突し、速度制限板の上からさらに下方に落下することとなる。このように、速度制限板の上に一旦落下させた後、そこからさらに落下させる構造とすると、下方側における遊技媒体の落下速度を緩やかにすることができる。このことにより、貯留部や搬送路接続部の内側面や遊技球の破損を防止できる。
請求項3に記載の発明は、前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部は、複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、上下方向の異なる位置に配された2以上の前記箱状体に前記速度調整板が設けられており、2以上の前記箱状体は、それぞれの前記速度調整板の突出方向の向きが異なる方向となる姿勢で配置されていることを特徴とする請求項2に記載の貯留タンクである。
かかる構成によると、より確実に落下中の遊技媒体を速度制限板に衝突させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記遊技機島の上部に揚送された前記遊技媒体を一時貯留する上部タンクであって、外箱部を有しており、前記貯留部及び前記搬送路接続部は、上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されており、前記外箱部の内部に前記貯留部の少なくとも一部が位置し、前記外箱部の下方に前記搬送路接続部の少なくとも一部が位置するものであって、前記外箱部の内側面と前記貯留部の間には、前記貯留部から溢れた前記遊技媒体が流入する溢出媒体貯留空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貯留タンクである。
本発明の貯留タンクは、かかる構造であることが好ましい。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の貯留タンクを備え、建屋内に設置される遊技機島であって、前記遊技機が設置されることで外側に位置する側面の一部が形成される小島部を複数有しており、それぞれの前記小島部には、前記遊技機に供給する前記遊技媒体を搬送する供給用搬送路が設けられ、一の前記小島部と他の前記小島部との間で前記遊技媒体を搬送する小島間搬送路をさらに備え、一の前記小島部に前記貯留タンクが設けられており、前記搬送路接続部は、複数の前記流出口を備えており、少なくとも一の前記流出口に前記供給用搬送路が連結され、他の少なくとも一の前記流出口に前記小島間搬送路が連結されており、一の前記小島部と他の前記小島部が離間して配置され、一の前記小島部と他の前記小島部の間に形成された空間に前記小島間搬送路と前記建屋に付属する構造物とが位置することを特徴とする遊技機島である。
本発明の遊技機島は、貯留タンク等の部材を増やしたりすることなく、他の場所に移動できない構造物、すなわち、床に起立固定された建屋の柱のような構造物の周辺においても構築可能となっている。
本発明によると、設置位置及びその形状や大きさがそれぞれ異なる多様な遊技機島で使用可能であり、安価に製造可能な貯留タンクを提供可能である。また、遊技場の構造物の周辺に構築可能な遊技機島を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機島を示す斜視図である。 図1の遊技機島の内部構造を示す説明図である。 図2の揚送装置と、揚送装置に連結された揚送流路を示す斜視図である。 図2で示される島上タンクのタンク本体を示す斜視図であり、揚送流路が連結された状態を示す。 図2で示される島上タンク及び島上タンクに連結された流路を示す説明図である。 図4で示されるタンク本体を示す図であり、(a)は流路固定部材を省略し、内部を透過して示す斜視図であり、(b)は(a)の平面図である。 図6で示される第1無底箱部材を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は平面図である。 図6で示される第2無底箱部材を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は平面図である。 図6で示される内部貯留部を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図である。 図6で示されるタンク外流路接続部を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図である。 図4で示されるタンク本体に遊技球が流入する様子を示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は一部を透過して示す斜視図である。 図11に続いてタンク本体に遊技球が流入していく様子を示す断面図である。 図12に続いてタンク本体に遊技球が流入していく様子を示す断面図である。 図13に続いてタンク本体に遊技球が流入していく様子を示す断面図である。 図14に続いてタンク本体に遊技球が流入していく様子を示す断面図である。 図1とは異なる形態の遊技機島を示す説明図である。 図6とは異なる形態のタンク本体を示す図であり、(a)、(b)はそれぞれ異なる形態のタンク本体を示す平面図である。 図7、図8とは異なる無底箱部材である第3無底箱部材を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図である。 図10とは異なる形態のタンク外流路接続部を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機島を示す斜視図である。 図20で示される第1小島部の内部構造を示す説明図である。 図20で示される第2小島部の内部構造を示す説明図である。 図20で示される遊技機島のA−A断面図である。 図22で示される上側貯留箱を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図である。 図22で示される下側貯留箱を示す図であり、(a)は内部を透過して示す斜視図であり、(b)は断面図である。
以下に、本発明の各実施形態について詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、以下の説明において、上下左右の位置関係については特に断りのない限り通常の設置状態を基準として説明する。
本発明の第1実施形態に係る遊技機島1は、図1で示されるように、支柱や梁となる骨格部材(図示しない)に対し、天板6、妻板7、幕板8、ランプ板9、台間板10、膳板11、腰板12、幅木13等の外壁面を形成する板状部材を取り付けて形成されている。この遊技機島1は、外形が略直方体状となる箱型構造物であり、短手方向における側面部分に、複数の遊技機2が並列配置された状態となっている。
この遊技機島1の短手方向における側面部分には、遊技機2や遊技媒体貸出機3を配するための遊技機取付部4が設けられている。遊技機取付部4は、遊技機島1の高さ方向の略中央となる位置に形成される空間であり、遊技機島1の内外を連通している。この遊技機取付部4には、遊技機2と遊技媒体貸出機3からなる組を遊技機島1の長手方向に沿うように並列配置している。つまり、遊技機2と、これに対として設けられる遊技媒体貸出機3を1組の機器群とすると、この機器群が遊技機島1の長手方向で並列するように取付けられている。
なお、図1、図2における遊技機2、遊技媒体貸出機3、遊技機取付部4の符号は、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略している。
より具体的には、この遊技機島1には機器群の列が2つ設けられており、その一方が、遊技機島1の短手方向で対向する2つの側面部分のうち、片側部分に形成されている。そして、機器群の列のうちのもう一方(図示しない)が、2つの側面部分のうちの他方側部分に形成されている。つまり、2つの機器群の列が背中合わせに配置されており、一方の機器群の列から遊技機島1の短手方向で離間した位置に、他方の機器群の列が位置している。このことから、一方の機器群の列に属するそれぞれの遊技機2から遊技機島1の短手方向に離れた位置には、他方の機器群に属するそれぞれの遊技機2(図示しない)が位置した状態となっており、遊技機島1の短手方向で離れた2つの遊技機2の背面間は隔離した状態となっている。
言い換えると、本実施形態の遊技機島1では、2つの遊技機2を背面同士が離間対向するように背中合わせに配しており、この対となる2つの遊技機2を水平方向に並べていくことで、2列の遊技機2の列を形成している。さらに、水平方向で並ぶ遊技機2のそれぞれの側方であり、並列方向の側方に隣接する位置に遊技媒体貸出機3を配した状態としている。
遊技機2は、所謂ぱちんこ機(弾球遊技機)であり、遊技球(ぱちんこ球であり遊技媒体)を本体内側に形成された遊技領域内へと打ち出し、遊技領域内に形成された入賞口へ入賞させる遊技が可能な機器となっている。
遊技媒体貸出機3は、所謂玉貸機であり、遊技者に対して遊技球を貸し出すための装置である。より具体的には、遊技者による現金の投入や、遊技に使用可能な価値としての残金情報を記録した遊技者用記録媒体(所謂プリペイドカード、図示省略)を受け付け、所定量の遊技球を払い出す装置となっている。
このように遊技媒体貸出機3が遊技者に対して遊技球を払い出すことにより、遊技媒体貸出機3に対応する遊技機2において、払い出された遊技球を使用した遊技が可能となる。
天板6は、遊技機島1の天井壁を形成する部材である。
妻板7は、遊技機島1の側壁のうち、遊技機島1の長手方向の両端部にそれぞれ位置する短寸の側壁を形成する部材である。このことから、妻板7は、その厚さ方向が遊技機島1の長手方向と同方向となっている。
幕板8は、遊技機島1の側壁のうち、遊技機島1の短手方向の両端部にそれぞれ位置する長寸の側壁の一部を形成する部材である。
この幕板8は、天板6の縁部分と連続しており、遊技機取付部4の上側部分に位置している。すなわち、幕板8は、遊技機取付部4が設けられる側面壁の上端近傍を形成する部材である。
ランプ板9は、上端からやや下方側に離れた部分を覆う略長方形平板状の部材であり、遊技機島1の長寸の側壁の一部を形成している。すなわち、このランプ板9は、その上端部分が幕板8の下端部分と連続した状態となっており、幕板8の下方に位置する壁面を形成している。
このランプ板9のうち、下方で並列する遊技機2それぞれの上方となる部分には、データランプ14が取り付けられている。すなわち、それぞれの遊技機2の上方に個別のデータランプ14が位置した状態となっている。それぞれのデータランプ14は、下方に位置する遊技機2と対となっており、対となる遊技機2の稼動状況に関する情報を表示する遊技情報表示装置として機能する。
なお、図1、図2におけるデータランプ14の符号は、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略している。
台間板10は、遊技機2や遊技媒体貸出機3と水平方向(遊技機島1の長手方向)で隣接する部分に配され、この部分を覆うことにより、遊技機島1の長寸の側壁の一部を形成する部材である。つまり、台間板10は、遊技機島1の高さ方向(上下方向)の略中央となる部分において、遊技機2又は遊技媒体貸出機3が配置されていない部分を覆う部材である。
膳板11は、平面視した形状が略四角形状となる平板状の部材であり、遊技機取付部4の下方部分から外側へ張り出した状態となっている。より詳細には、膳板11は、遊技客の着座側(図1において椅子のある側)へ突出しつつ、遊技機島1の長手方向に沿って延設されるものであり、遊技機島1の長手方向の一端部近傍から他端部近傍まで延びている。この膳板11は、大別して遊技機島1の内部側に位置する部分と、遊技機島1の外部に露出した部分とに区分される。そして、内部側に位置する部分は、遊技機2を載置するための土台として機能し、外部側に位置する部分は、遊技球を収容する収容箱(図示せず)等を載置するための載置棚として機能する。
腰板12は、遊技機2の設置位置よりも低い部分を覆うことにより、遊技機島1の長寸の側壁の一部を形成する部材である。
幅木13は、腰板12よりさらに低い位置の側壁を形成する長尺板状の部材である。
遊技機島1の内部では、図2で示されるように、島上タンク20(貯留タンク、上部タンク)、補給レール21(外部部材,供給用搬送路)、オーバーフローレール22、球抜きホース23、オーバーフローホース24、島中タンク25、アウトレール26、研磨装置27、揚送装置28、揚送流路29がそれぞれ設けられている。
島上タンク20は、遊技機島1の長手方向における中心近傍であって、遊技機2よりも上側に取り付けられた部材であり、揚送流路29から揚送された遊技球を一時的に貯留する貯留手段として機能する。本実施形態の特徴的な部分である島上タンク20の具体的な構造については、詳しくは後述する。
補給レール21は、各遊技機2に向かって遊技球を搬送する搬送路(流路)を形成する部材であり、島上タンク20が位置する部分から遊技機島1の長手方向の端部に向かって下り勾配となるように設けられている。
より詳細に説明すると、本実施形態における遊技機島1には、2つの補給レール21が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島1の長手方向における他方端側へ向かって延びている。このとき、一方(図2における左側)の補給レール21の上端部分は、他方(図2における右側)の補給レール21の上端部分よりも上方に位置した状態となっている。つまり、一方の補給レール21が他方の補給レール21よりも上方に位置した状態となっている。そして、詳しくは後述するが、島上タンク20から補給レール21に遊技球が流入する際、下方に位置する補給レール21に優先して遊技球が流入する構造となっている。
また、それぞれの補給レール21には、延び方向の中途部分に補給シュート(図示しない)が取り付けられている。より詳細には、補給レール21には複数の補給シュートが取り付けられており、補給レール21の延び方向で所定間隔を空けて並列している。それぞれの補給シュートは、補給レール21から枝分かれして延びる搬送路、すなわち、遊技機2や遊技媒体貸出機3に遊技球を供給するための搬送路を形成する部材である。
オーバーフローレール22は、補給レール21から上方に離れた位置に設けられており、補給レール21と同様に、島上タンク20が位置する部分から遊技機島1の長手方向の端部に向かって下り勾配となっている。このオーバーフローレール22は、島上タンク20の内部で一定量以上となった遊技球を搬送する搬送路を形成するための部材である。
より詳細に説明すると、本実施形態における遊技機島1には、2つのオーバーフローレール22が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島1の長手方向における他方端側へ向かって延びている。
以上のように、補給レール21とオーバーフローレール22は、遊技機2よりも上方で遊技球を水平方向(横方向)に搬送するための搬送路を形成している。
球抜きホース23は、遊技機島1の長手方向の端部よりの位置に配されており、遊技球を下方へ向かって搬送するための搬送路を形成している。つまり、この球抜きホース23は、補給レール21の下流端近傍に連結され、連結部分から垂下された状態となっており、高さ方向(上下方向)に延びる搬送路を形成している。
なお、この球抜きホース23によって形成される搬送路は、補給レール21上に滞留した球を強制的に排出するための搬送路であり、通常、この球抜きホース23の内部を遊技球が流れることはない。
オーバーフローホース24もまた、遊技機島1の長手方向の端部よりの位置に配されており、遊技球を下方へ向かって搬送するための搬送路を形成している。このオーバーフローホース24は、オーバーフローレール22の下流端近傍に連結され、オーバーフローレール22から垂下された状態となっており、高さ方向(上下方向)に延びる搬送路を形成している。
以上のように、球抜きホース23とオーバーフローホース24は、遊技機2の列の並列方向における外側側方で遊技球を上下方向(縦方向)に搬送するための搬送路を形成している。
島中タンク25は、内部に遊技球を一時的に貯留可能となっており、遊技球の貯留手段(一時貯留手段)として機能する部材である。
本実施形態では、遊技機島1において、遊技機2よりも下方側に位置する下端側の部分であって、遊技機島1の長手方向における片側端部と隣接する位置と、他方側端部と隣接する位置のそれぞれに島中タンク25が配置された状態となっている。
アウトレール26は、遊技機2から排出される遊技球(所謂アウト球)や、島中タンク25から排出される遊技球を搬送するための搬送路を形成する部材である。このアウトレール26は、遊技機2よりも低位置に配されており、遊技機島1の長手方向の端部側から研磨装置27側へ向かって下り勾配となるように設置されている。
本実施形態における遊技機島1では、2つのアウトレール26が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びており、もう一方が遊技機島1の長手方向における他方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びている。
すなわち、アウトレール26は、遊技機2よりも下方で遊技球を水平方向(横方向)に搬送するための搬送路を形成している。
研磨装置27は、公知のそれと同様のものであり、遊技球を研磨し、付着した汚れを除去する装置である。この研磨装置27は、遊技機島1の長手方向の略中央となる部分の下部に配されており、研磨した遊技球を近接する揚送装置28に搬送する機能を有している。
揚送装置28は、公知のそれと同様のものであり、図3で示されるように、揚送流路29が連結された状態となっている。この揚送装置28は、外部から流入した遊技球に対して上方に向かう力を付与しつつ揚送流路29へ送り出す機能を有する装置であり、揚送流路29を介して遊技球を上方へ揚送する機能を有している。
揚送流路29は、図3で示されるように、パイプ状の環状部材30を複数本密集させ、これらを並列した状態に配することで形成される流路となっている。
すなわち、揚送流路29は、複数の環状部材30を備えており、それぞれの環状部材30が縦方向へ互いに並行して延びている。このとき、所定の環状部材30と水平方向で隣接する他の環状部材30とは、接触又は僅かに間隔を空けて並列した状態となっている。
また、本実施形態の揚送流路29では、このような環状部材30が複数本密集して形成される集合体(流路)に対し、延び方向における所定部分に束帯部材31、箱状部材32を取り付けている。
束帯部材31は、環状部材30の密集状態を維持させるための部材であり、本実施形態では、それぞれの環状部材30を挿通する挿通孔31aを備えた板状の部材となっている。この挿通孔31aは、上下方向に延び、束帯部材31を貫通して延びる孔となっている。
箱状部材32は、複数の環状部材30からなる集合体(流路)の3方を覆う箱体であり、より詳細には、遊技機島1の短手方向における外側部分と、遊技機島1の長手方向における両側面を覆った状態となっている。
ここで、本実施形態の特徴的な部分であるところの島上タンク20について詳細に説明する。
島上タンク20は、図2で示されるように、外部筐体35の内部に、遊技球を一時的に貯留可能なタンク本体36を収容して形成されるものである。より具体的には、外部筐体35の内部空間の一部がタンク本体36を収容するための領域となっており、他の空間が水平搬送装置(図示しない)等の他の機器を必要に応じて配置するための空間となっている。
なお、ここでいう水平搬送装置とは、公知のそれと同様に、外部から流入した遊技球に対し、搬送方向へ向かう力を付与しつつ流出させる装置である。このような水平搬送装置は、例えば、遊技機島1の島上タンク20から他の遊技機島1の島上タンク20へ遊技球の搬送を行う場合に使用可能な装置である。また、この他にも、遊技機島1の島上タンク20から水平方向に離れた位置(例えば、遊技機2の上方であり、遊技機島1の長手方向の端部近傍となる位置)に補助タンク(図示しない)を設け、島上タンク20から補助タンクへ向かって遊技球を搬送する場合に使用可能な装置である。
このような水平搬送装置が使用される場合、水平搬送装置が外部筐体35の内部に配置され、タンク本体36から(詳しくは後述する溢出球貯留空間74から)水平搬送装置へ遊技球を流入するための遊技球の搬送路が設けられる。加えて、島上タンク20から他の遊技機島1の島上タンク20へ向かう遊技球の搬送路や、島上タンク20から同じ遊技機島1に設けた補助タンクへ向かう遊技球の搬送路がそれぞれ適宜設けられる。そして、タンク本体36から水平搬送装置に流入した遊技球が、搬送方向へ向かう力を付与され、水平搬送装置から他の島上タンク20や補助タンクへ向かう搬送路へと流出されることとなる。
タンク本体36は、図4、図5で示されるように、外箱部40と、外箱部40の外壁部分に取り付けられる流路固定部材41と、外箱部40の内部に収容される内部貯留部42(貯留部)と、内部貯留部42と連結されるタンク外流路接続部43(搬送路接続部)とを備えた構造となっている。
外箱部40は、上方が開放された箱状の部分であり、底板部47と、底板部47の周縁から立設され四方を囲む4つの側壁部48を備えた構造となっている。
底板部47には、図5、図6で示されるように、内外を連通する通路挿通孔49が設けられており、この通路挿通孔49に内部貯留部42とタンク外流路接続部43とが一体となって形成される筒状体(詳しくは後述する)が挿通された状態となっている。なお、この通路挿通孔49の内周面と、筒状体の外周面とは隙間なく密着した状態となっている。
側壁部48のうち、離間対向する2つの側壁部48のそれぞれには、図6で示されるように、遊技球をタンク本体36の外部から内部へ導入するための導入口部50が設けられている。この導入口部50は、側壁部48の上端から下方に延びた切欠き状の部分であり、正面視した形状(側壁部48の厚さ方向における一方側からみた形状)が四角形状となっている。より具体的には、側壁部48のうち、上側部分であり、左右方向(上辺の延び方向)における中心近傍にこの導入口部50が形成されている。
なお、本実施形態では、導入口部50を上端から下方に延びる切欠き状の部分としたが、側壁部48の上端よりやや下方に貫通孔を形成してもよい。すなわち、導入口部50は、側壁部48の一部を欠落させて形成される部分であり、遊技球をタンク本体36の外部から内部へ向かって通過させるための部分である。
流路固定部材41は、図4、図5で示されるように、金属製の板状部材を折り曲げることで形成される部材であり、側壁部48の外側面に対し、導入口部50を外側から覆うように取り付けられる部材となっている。具体的には、この流路固定部材41は、左右方向における中央部分に位置する押さえ板部53と、左右方向の両端部分のそれぞれに位置する2つの取付板部54が一体に連続して形成される部材となっている。
なお、本実施形態では、対向する2つの側壁部48のそれぞれの外側に流路固定部材41を固定しているが、図4における手前側の流路固定部材41についてのみ説明し、同一の構造となる図4における奥側の流路固定部材41についての説明は省略する。
押さえ板部53は、正面視した形状が四角形状となる立板状の部分である。
取付板部54は、図4で示されるように、平面視した形状(断面形状)が略「L」字状で上下方向に延びる部分である。より詳細には、取付板部54は、正面視した形状が縦長長方形状となる取付板片54aと、この取付板片54aと略直交する連結板片54bを備えた構造となっている。
この連結板片54bは、取付板片54aの左右方向における内側端部を前方へ折り曲げることで形成される部分であり、取付板片54aから前方(側壁部48から外側に離れる方向)に向かって突出する部分であるともいえる。つまり、連結板片54bは、押さえ板部53と取付板片54aの間に位置していており、その基端側が取付板片54aの左右方向における内側端部と連続し、その突出端側が押さえ板部53の左右方向における外側端部と連続した状態となっている。
このことから、押さえ板部53の後方(押さえ板部53より側壁部48側)であり、2つの連結板片54bの間の領域には、揚送流路29を挿通するための流路挿通空間55が形成されることとなる。
内部貯留部42とタンク外流路接続部43は、図5、図6で示されるように、それぞれ第1無底箱部材60(箱状体、第1箱状体)と第2無底箱部材61(箱状体、第2箱状体)のいずれか一方又は双方を使用して形成される部分となっている。具体的には、本実施形態では、3つの第1無底箱部材60を上下方向で重ねた状態で連結させることで内部貯留部42を形成しており、1つの第1無底箱部材60と2つの第2無底箱部材61を上下方向で重ねた状態で連結させることでタンク外流路接続部43を形成している。つまり、内部貯留部42とタンク外流路接続部43は、いずれも3つの無底箱部材を上下方向で重ね合わせ、これらを図示しない連結金具等で一体化して形成される筒状の部分となっている。
すなわち、内部貯留部42とタンク外流路接続部43とを上下方向で重ねた状態で連結させることでさらに長い一連の筒状体(角筒状体)を形成している。また、この筒状体の下端部分は、遊技機島1の内部壁面から突出する木製の板状体44(図5参照、図6では図示しない)の上に載置された状態となっている。すなわち、この筒状体の底側に位置する開口部分であり、筒状体の内部空間に連通する開口部分は、この遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44によって閉塞された状態となっている。
第1無底箱部材60は、図7で示されるように、4つの側壁部65を備えており、それぞれの側壁部65がいずれも直立した姿勢の長方形平板状となっている。そして、この4つの側壁部65が四角環形状を形成するように連続する構造となっている。つまり、側壁部65のうちの2つが離間対向した状態となっており、この2つの側壁部65の幅方向(高さ方向及び厚さ方向と直交する方向)における両端部にそれぞれ位置する他の2つの側壁部65もまた、離間対向した状態となっている。言い換えると、それぞれの側壁部65は、幅方向(高さ方向及び厚さ方向と直交する方向)の両端部分のそれぞれが、他の2つの側壁部65のそれぞれと略直交した状態で連続しており、この2つとは異なる他の1つの側壁部65と離間対向した状態となっている。
つまり、第1無底箱部材60は、上方が開放された無底箱形状(無底四角箱状)であり、あたかも角筒状(筒状)を成すように形成された部材となっている。すなわち、第1無底箱部材60は、上側及び下側に内外を連通する開口部分を有した構造となっている。そして、4つの側壁部65の内側部分には、4つの側壁部65によって周囲を囲繞された内部空間66が形成されている。そして、この内部空間66が遊技球を下方へ流したり、遊技球を貯留したりするための空間として機能する。
ここで、側壁部65のうちの1つには、その内側面に内部空間66に向かって突出する速度制限板68が設けられている。
この速度制限板68は、離間対向する2つの側壁部65のうち、一方の側壁部65の内側面から他方の側壁部65へ向かう方向に突出するものであり、より詳細には、他方の側壁部65へ向かう方向であって、且つ、下方側へ突出するものとなっている。言い換えると、この速度制限板68は側壁部65の内側面からさらに内側に突出するものであり、内側面の基端部分から斜め下側に突出した状態となっている。
このことから、速度制限板68の上面は、突出基端となる側壁部65の内側面から離れるにつれ高さの低くなる傾斜面を形成している。つまり、速度制限板68の突出基端は、突出端(突出先端)よりも高位置となっている。
この速度制限板68は、上面と下面の間に位置する4つの側面部分のうち、突出端側を除く3つの面がそれぞれ異なる側壁部65の内側面と連続又は接触した状態となっている。すなわち、周縁部分のうちの突出端側を除く3方が、連続する3つの側壁部65と連続又は接触した状態となっている。
つまり、上記したように、速度制限板68の突出基端と連続する1つの側壁部65が他の2つの側壁部65のそれぞれと略直交するように連続しており、この2つの側壁部65の間に速度制限板68が位置している。そして、速度制限板68の4つの側面部分のうち、突出方向と直交する方向で離間対向する2面のそれぞれがこの2つの側壁部65のそれぞれと別途密着した状態となっている。つまり、速度制限板68は、離間対向する2つの側壁部65の間に位置し、あたかもこれら2つの側壁部65によって挟まれたような状態となっている。言い換えると、この速度制限板68は、離間対向する2つの側壁部65のうち、一方の側壁部65の内側面から他方の側壁部65の内側面まで延びているともいえる。
ここで、速度制限板68の突出基端となる側壁部65の内側面と、この側壁部65と離間対向する他の側壁部65の内側面との間の距離をLとすると、これら両面に対して直交する方向となる速度制限板68の水平方向の長さlは1/2L以下の長さとなっている。つまり、速度制限板68の突出方向における水平方向成分の長さlが1/2L以下となっている。
このことにより、第1無底箱部材60を平面視したときの内部空間66の投影面は、速度制限板68が位置する領域と、速度制限板68が位置しない領域に区画されることとなる(図7(c)参照)。そして、速度制限板68が位置する領域では、遊技球が上端から下端まで落下不可能な状態となり(以下、速度調整領域とも称する)、速度制限板68が位置しない領域では、遊技球が上端から下端まで落下可能な状態となる(以下、自由落下領域とも称する)。つまり、内部空間66には、遊技球が上端から下端まで落下不可能な速度調整領域と、落下可能な自由落下領域とが混在することとなる。
本実施形態では、図7(c)の左側よりの部分に速度調整領域が形成され、図7(c)の右側よりの部分に自由落下領域が形成されている。すなわち、内部空間66の投影面のうち、幅方向における中心よりも片側端部寄りの部分に速度調整領域が形成され、他方端部よりの部分に自由落下領域が形成されている。そして、内部空間66の投影面のうち、速度調整領域に対応する部分の面積が、自由落下領域に対応する部分の投影面積よりも小さくなっている。言い換えると、内部空間66の平面視における投影面積のうち、半分以上の部分が自由落下領域に対応する部分となっている。
第2無底箱部材61は、図8で示されるように、第1無底箱部材60と略同一の形状となっており、下方側の一部に上記した補給レール21(図2等参照)を連結するための連結部70(流出口)が形成されている点で第1無底箱部材60と異なっている。以下の説明では、第1無底箱部材60と同一の部分については、説明を簡略化し、詳細な説明を省略する。
第2無底箱部材61もまた、4つの側壁部65を備えており、これらが四角環状に連続している。すなわち、この第2無底箱部材61もまた、上方が開放された無底箱形状であり、角筒状(筒状)を成すように形成された部材となっている。したがって、第1無底箱部材60と同様に、4つの側壁部65の内側部分には、4つの側壁部65によって周囲を囲繞された内部空間66が形成されている。さらに、側壁部65のうちの1つには、その内側面に内部空間66に向かって突出する速度制限板68が設けられている。
第2無底箱部材61では、速度制限板68の突出基端側と連続する側壁部65の除いた他の3つの側壁部65の下方部分に、第2無底箱部材61の内部空間66と外部を連通する連結部70が設けられている。すなわち、連結部70は、第2無底箱部材61の内外を連通する連通孔を有し、その開口部分は、1つの側壁部65と、この側壁部65と略直交するように連続する他の2つの側壁部65からなる3つの側壁部65に跨って延びている。そして、この連通孔そのもの又は、連通孔とその周辺部分が外部のレール部材(遊技球の搬送路を形成する部材)を連結するための連結部70として機能する。
ここで、この1つの側壁部65とは、本実施形態では、速度制限板68の突出基端側と連続する側壁部65に対して離間対向する位置にある側壁部65である。以下、この側壁部65を「基準となる側壁部65」とも称す。
基準となる側壁部65では、その下端側部分が幅方向(上下方向及び厚さ方向の直交する方向)の全域に亘って欠落した状態となっている。このことから、第2無底箱部材61を側面視したとき(第2無底箱部材61を基準となる側壁部65の側からみたとき)、基準となる側壁部65の下方側部分に横長四角形状となる開口部分が形成された状態となっている。
そして、他の2つの側壁部65では、基準となる側壁部65よりの部分であり、且つ、下端よりに位置する角部分の周辺が欠落した状態となっている。
2つの側壁部65にそれぞれ形成される欠落部分の形状は、いずれも四隅の1つが丸みを帯びた略縦長長方形状となっている。より具体的には、側壁部65の厚さ方向外側からみたとき、速度制限板68と連続する側壁部65よりであり、上端側に位置する角部分が丸みを帯びた略縦長長方形状となっている。
そして、他の2つの側壁部65のうち、一方の側壁部65の欠落部分と、もう一方の側壁部65の欠落部分とが同一の形状となっている。このことから、これら欠落部分を1方の側壁部65の外側からみたとき(例えば、図8(a)の手前側からみたとき)、略丁度重なった状態となる。つまり、これら2つの側壁部65と平行な面を投影面として、それぞれの欠落部分を投影させた場合、その投影形状が略丁度重なることとなる。
以上のことから、第2無底箱部材61では、図8(b)で示されるように、離間対向する側壁部65の一方側に速度制限板68が位置し、他方側に連結部70が位置した状態となる。そして、これら速度制限板68と連結部70は、いずれも第2無底箱部材61の下方よりの位置に設けられている。
すなわち、速度制限板68と連結部70は、離間対向する位置にそれぞれ配置されており、速度制限板68から、水平方向であり、且つ、速度制限板68と連続する側壁部65の内側面と直交する方向で離れた位置に、連結部70が位置した状態となっている。
本実施形態の内部貯留部42は、上記したように、3つの第1無底箱部材60を上下方向で重ねた状態とし、これらを一体に連結することで形成されている。このとき、図9で示されるように、それぞれの第1無底箱部材60の向きを平面視で90度ずつ反時計回りにずらした状態としている(詳しくは後述する)。
内部貯留部42では、3つの第1無底箱部材60が上下方向で重なっており、上方に位置する第1無底箱部材60の4つの側壁部65のそれぞれの下方に、下方に位置する第1無底箱部材60の4つの側壁部65のそれぞれが位置した状態となっている。そして、上下方向で重なる側壁部65の外側面同士が同一面を形成し、内側面同士もまた同一面を形成した状態となっている。
すなわち、3つの第1無底箱部材60は、いずれも手前側の側壁部65、右側の側壁部65、奥側の側壁部65、左側の側壁部65を有している。そして、3つの手前側の側壁部65が上下方向で重なった状態となり、且つ、その外側面同士が同一面を形成した状態となっている。同様に、3つの右側の側壁部65、3つの奥側の側壁部65、3つの左前側の側壁部65もまた、上下方向で重なった状態となり、且つ、その外側面同士が同一面を形成している。
このことから、3つの第1無底箱部材60があたかも1つの容積の大きな無底箱であり、1つの大きな筒状体を形成した状態となっている。すなわち、上下方向で並列する3つの側壁部65が組となり、内部貯留部42の1つの側壁を形成している。
したがって、内部貯留部42の内側部分でもまた、3つの第1無底箱部材60の内部空間66が連続して一体の空間を形成している。すなわち、環状に連続する内部貯留部42の4つの側壁の内側に、3つの内部空間66が上下方向で並列し、一体に連続することで形成される空間が形成された状態となっている。すなわち、内部貯留部42の内部側でもまた、上下方向で重なる側壁部65の内側面同士が同一面を形成した状態となっている。
ここで、上記したように、3つの第1無底箱部材60の向きは、平面視で90度ずつずらした状態となっている。
具体的に説明すると、第1無底箱部材60は、いずれも手前側の側壁部65、右側の側壁部65、奥側の側壁部65、左側の側壁部65を有しており、これらが周方向で連続した状態となっている。
そして、最も上方に位置する第1無底箱部材60は、右側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっており、上方から2番目に位置する第1無底箱部材60は、奥側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっている。また、最も下方に位置する第1無底箱部材60は、左側に位置する側壁部65から速度制限板68が突出した状態となっている。
すなわち、最も上方に位置する第1無底箱部材60において速度制限板68が連続する側壁部65と、上方から2番目に位置する第1無底箱部材60において速度制限板68が連続する側壁部65とが平面視で周方向に90度ずれた位置に配されている。そして、上方から2番目に位置する第1無底箱部材60において速度制限板68が連続する側壁部65と、上方から3番目に位置する第1無底箱部材60において速度制限板68が連続する側壁部65とが平面視で周方向に90度ずれた位置に配されている。言い換えると、上方に位置する第1無底箱部材60と、その直下に位置する第1無底箱部材60では、速度制限板68が連続する側壁部65の位置が平面視で周方向に90度ずれた状態となっている。
このように、内部貯留部42では、上方の第1無底箱部材60に対し、その直下に位置する第1無底箱部材60を速度制限板68の位置が周方向にずれた状態となるように重ねて配置している。さらにいうと、複数の第1無底箱部材60を上下方向に重ねて配置するとき、下方に向かうにつれて速度制限板68の位置が周方向にずれていくように、これらを配置している。
タンク外流路接続部43は、上記したように、1つの第1無底箱部材60と2つの第2無底箱部材61を上下方向で重ねた状態とし、これらを一体に連結することで形成されている。すなわち、図10で示されるように、上方から第2無底箱部材61、第1無底箱部材60、第2無底箱部材61の順に配されており、これらが一体に連結した状態となっている。
このタンク外流路接続部43では、上端側と下端側に第2無底箱部材61を配する点において、内部貯留部42と異なっている。以下の説明では、内部貯留部42と同一の部分については、説明を簡略化し、詳細な説明を省略する。
本実施形態のタンク外流路接続部43でもまた、第2無底箱部材61の4つの側壁部65のそれぞれの下方に第1無底箱部材60の4つの側壁部65のそれぞれが位置した状態となり、第1無底箱部材60の4つの側壁部65のそれぞれの下方に第2無底箱部材61の4つの側壁部65のそれぞれが位置した状態となっている。そして、3つの手前側の側壁部65が上下方向で重なった状態となることで、タンク外流路接続部43の手前側の側壁が形成されている。
同様に、タンク外流路接続部43の右側の側壁、奥側の側壁、左側の側壁もまた、3つの側壁部65が上下方向で重なった状態となることで、形成されている。
タンク外流路接続部43の内部空間もまた、3つの無底箱部材(1つの第1無底箱部材60と2つの第2無底箱部材61)の内部空間66が連続して一体の空間を形成している。すなわち、環状に連続するタンク外流路接続部43の4つの側壁の内側に、3つの内部空間66が上下方向で並列し、一体に連続することで上下方向に延びる大きな空間が形成された状態となっている。
タンク外流路接続部43でもまた、上方の無底箱部材に対し、その直下に位置する無底箱部材を速度制限板68の位置が周方向にずれた状態となるように重ねて配置している。さらにいうと、複数の無底箱部材を上下方向に重ねて配置するとき、下方に向かうにつれて速度制限板68の位置が周方向にずれていくように、これらを配置している。
本実施形態では、最も上方に位置する第2無底箱部材61は、右側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっており、上方から2番目に位置する第1無底箱部材60は、手前側に位置する側壁部65の内側面から速度制限板68が突出した状態となっている。また、最も下方に位置する第2無底箱部材61は、左側に位置する側壁部65から速度制限板68が突出した状態となっている。
つまり、内部貯留部42の速度制限板68と連続する側壁部65の位置が、下方に向かうにつれて平面視で反時計回りに90度ずつずれていくのに対し(図9等参照)、このタンク外流路接続部43では、速度制限板68と連続する側壁部65の位置が、下方に向かうにつれて平面視で時計回りに90度ずつずれている。
ここで、タンク外流路接続部43では、最も上方に位置する第2無底箱部材61の下端近傍、すなわち、タンク外流路接続部43の上端よりもやや下方側に位置した部分に、上方側の連結部70が位置した状態となっている。また、最も下方に位置する第2無底箱部材61の下端近傍、すなわち、タンク外流路接続部43の下端近傍となる部分に、下方側の連結部70が位置した状態となっている
すなわち、タンク外流路接続部43は、2つの連結部70を備えた構造となっており、一方が上方側に他方が下方側に位置した状態となっている。
そして、上方に位置する連結部70は、左右方向における一方側(図10の左側)に向かって開口しており、下方に位置する連結部70は、左右方向における他方側(図10の右側)に向かって開口している。すなわち、高さの異なる位置にある2つの連結部70が、左右方向で互いに相反する方向へ向かって開口した状態となっている。
続いて、タンク本体36の取り付け構造及び組み立て構造について説明する。
タンク本体36は、図4で示されるように、外箱部40の側壁部48に対して揚送流路29の上端部分を固定した状態で設置するものとなっている。
すなわち、揚送流路29の上端部分を導入口部50の外側に位置させ、そのさらに外側に流路固定部材41を位置させる。このとき、流路固定部材41の取付板部54を側壁部48に密着させた状態で一体に固定し、流路固定部材41の押さえ板部53と2つの取付板部54に囲まれた空間に、揚送流路29の上端部分を位置させる。より詳細には、揚送流路29の上端部分が押さえ板部53の上端部分よりも低位置となるように、揚送流路29の上端部分を位置させる。
このようにすることで、揚送流路29が流路固定部材41により外箱部40の側壁部48に固定された状態となる。
タンク本体36では、図5、図6で示されるように、内部貯留部42とタンク外流路接続部43を一体化して形成される筒状体が、外箱部40の内外を連通した状態で固定された状態となっている。
このとき、内部貯留部42は、外箱部40の内部空間に位置した状態となっている。そして、図6で示されるように、外箱部40の側壁部48のうち、導入口部50が設けられた2つの側壁部48のそれぞれの内側面が、内部貯留部42の側壁部分のうち、2つの側壁部分の外側面のそれぞれと接触した状態となっている。そして、外箱部40の他の2つの側壁部48の内側面のそれぞれと、内部貯留部42の他の2つの側壁部分の外側面のそれぞれとが間隔を空けて配されている。
より具体的に説明すると、導入口部50が設けられた2つの側壁部48は、上記したように、離間対向した状態となっている。このことから、離間対向する側壁部48のそれぞれの内側面と、同方向で離間対向する内部貯留部42の2つの側壁部分のそれぞれの外周面が密着した状態となっている。
ここで、外箱部40の他の2つの側壁部48もまた、導入口部50が設けられた2つの側壁部48とは異なる方向で離間対向した状態となっている。このことから、この離間対向する他の側壁部48の一方の内側面と、同方向で離間対向する内部貯留部42の2つの側壁部分のうちの一方の外側面とが間隔を空けて配され、これらの間に溢出球貯留空間74が形成されている。さらに、この離間対向する他の側壁部48の他方の内側面と、同方向で離間対向する内部貯留部42の2つの側壁部分のうちの他方の外側面もまた、間隔を空けて配されており、これらの間に溢出球貯留空間74が形成されている。
すなわち、外箱部40の内側部分には、2つの溢出球貯留空間74が形成された状態となっている。この溢出球貯留空間74は、いずれも外箱部40の側壁部48の内側面と、内部貯留部42の側壁部分の外側面との間に形成される空間となっている。そして、2つの溢出球貯留空間74は、図6(b)で示されるように、内部貯留部42の左右方向におけるそれぞれの外側であり、内部貯留部42の外側に隣接する位置に形成されている。言い換えると、2つの溢出球貯留空間74は、左右方向で間隔を空けてそれぞれ配されており、2つの溢出球貯留空間74の間に内部貯留部42が位置した状態となっている。つまり、外箱部40の内側部分は、内部貯留部42が位置する部分と、2つの溢出球貯留空間74のそれぞれが位置する部分とに区画されている。
また、内部貯留部42とタンク外流路接続部43によって形成される筒状体の下方部分、すなわち、タンク外流路接続部43の略全ての部分は、外箱部40の底板部47より下方に位置した状態となっている。すなわち、タンク外流路接続部43は、上端側の僅かな部分が底板部47に形成された通路挿通孔49(図5等参照)の内側に位置しており、他の略全ての部分が外箱部40の外側に位置している。そして、このタンク外流路接続部43の略全ての部分は、外箱部40の底板部47から下方に突出したような状態で配されている。
なお、本実施形態では、タンク外流路接続部43の上端側部分を除く略全ての部分を外箱部40の底板部47より下方側に位置させたが、タンク外流路接続部43の全ての部分を底板部47より下方側に位置させてもよい。すなわち、底板部47に形成された通路挿通孔49(図5等参照)の内側にタンク外流路接続部43の上端側部分を配する構造に替わって、内部貯留部42の下端部分を位置させる構造としてもよい。
ここで、図5で示されるように、溢出球貯留空間74の底側部分には、左右方向における外側に向かって下り勾配となる傾斜面が形成されている。つまり、外箱部40の底板部47の上面であって、溢出球貯留空間74と面する部分には、外側に向かうにつれて高さの低くなる傾斜面が形成されている。
そして、外箱部40の側壁部48のうち、この傾斜面の下端近傍に位置する部分には、溢出球貯留空間74と外部を連通する流通孔が設けられている。この流通孔又は、流通孔とその周辺部分が、外部のレール部材(遊技球の搬送路を形成する部材)を連結するための搬送路連結部として機能する。すなわち、オーバーフローレール22の上流端を接続するためのオーバーフローレール連結部として機能する。
ここで、図5で示されるように、外箱部40には2つのオーバーフローレール22が接続された状態となっており、それぞれのオーバーフローレール22は、外箱部40の側壁部48に形成された流通孔を介して溢出球貯留空間74と連続している。このことから、溢出球貯留空間74に貯留された遊技球がオーバーフローレール22に流出可能となっている。
また、図5で示されるように、タンク外流路接続部43にそれぞれ形成された連結部70には、それぞれ別の補給レール21の上流端が接続された状態となっている。すなわち、それぞれの補給レール21は、連結部70を介してタンク外流路接続部43の内部と連続している。このことから、遊技球がタンク外流路接続部43から補給レール21に流出可能となっている。
なお、上記したように、2つの連結部70は、左右方向において互いに相反する方向に開口している。言い換えると、それぞれの連結部70は、連結される搬送路(補給レール21)の延び方向に向かって開口した状態となっている。
続いて、本実施形態の遊技機島1において、内部で遊技球を循環させる際の遊技球の流れについて詳細に説明する。
本実施形態の遊技機島1では、上記した各搬送路及び各機器を内部に備えることにより、遊技機2から排出された遊技球の回収と、遊技機2や遊技媒体貸出機3への遊技球の供給とが可能となっている。
図2を参照しつつ具体的に説明すると、遊技機2から排出された遊技球は、直接又は島中タンク25の内部を経て、アウトレール26に導入される構造となっている。このとき、アウトレール26を下端まで流れた遊技球は、研磨装置27に流入し、研磨装置27で研磨された後、揚送装置28に流入する。
続いて、揚送装置28の内部に流入した遊技球は、揚送装置28によって上側へ向かう力を付与されつつ揚送流路29に流入され、揚送流路29の上端側から島上タンク20のタンク本体36へ流入することとなる。そして、タンク本体36に一時的に貯留された遊技球は、補給レール21を介してそれぞれの遊技機2や遊技媒体貸出機3へ供給されることとなる。
このように、遊技機島1の内部では、遊技機2を経て遊技球が循環するための循環経路が形成されており、遊技球を循環させることが可能となっている。
ここで、揚送流路29から島上タンク20に遊技球を流入させる際、島上タンク20の貯留可能量を超える量の遊技球が流入してしまう場合がある。そこで、本実施形態では、島上タンク20の貯留量が一定以上となった場合、過剰分の遊技球をオーバーフローレール22、オーバーフローホース24を介して島中タンク25の内部に導入させる構造となっている。すなわち、島上タンク20から島中タンク25に余剰分の遊技球を流入させる構造とし、島上タンク20からの遊技球の溢れ出しを防止可能となっている。
以下、揚送流路29から島上タンク20に遊技球を流入させ、島上タンク20から補給レール21に遊技球を流出させる際の一連の流れと、貯留可能量を超えた遊技球を島上タンク20からオーバーフローレール22へ流出させる際の一連の流れについて詳細に説明する。
まず、揚送流路29から島上タンク20に遊技球を流入させる際、揚送流路29の上端部分からタンク本体36の内部に遊技球が流入することとなる。すなわち、外部筐体35の内部では、上記したように、タンク本体36に揚送流路29が固定された状態となっている。このため、図11で示されるように、揚送流路29の上端部分から導入口部50を介して外箱部40の内部に遊技球が流入されることとなる。
このとき、上記したように、導入口部50が形成された外箱部40の側壁部48の内周面と、内部貯留部42の側壁部分の外周面が密着されていることから、導入口部50よりもやや内側に位置する部分の下方に、内部貯留部42の上端開口部が位置した状態となっている。このことから、導入口部50から外箱部40の内側に落下した遊技球がそのまま内部貯留部42の内部へと流入していくこととなる。
そして、内部貯留部42の内部に流入した遊技球は、図12で示されるように、内部貯留部42及びタンク外流路接続部43が一体となって形成される筒状体の内部を落下していく。
ここで、この筒状体の内部空間には、上記したように、内側面から内側に向かって突出する速度制限板68が上下方向で離れた複数個所に設けられた状態となっており、それぞれの速度制限板68が下方に向かって傾斜した状態となっている。このため、筒状体の内部を落下する遊技球が速度制限板68の上面に衝突し、速度制限板68の上面を転がって下方に流れ、速度制限板68の上面となる傾斜面の下端部分からさらに下方へと落下する。
すなわち、内部貯留部42及びタンク外流路接続部43から形成される筒状体の内部を落下する遊技球が、落下の途中で速度制限板68に衝突し、速度制限板68の上面を転がった後、さらに下方に落下することで、遊技球の落下速度を緩やかにすることができる。このことにより、勢いよく落下した遊技球が筒状体の下方側で側壁部65の内側面や他の遊技球等と衝突することに起因する各部材や遊技球そのものの破損、すなわち、筒状体の破損、筒状体に連結される搬送路の破損、遊技球の破損等を防止できる。
ここで、この筒状体では、上記したように、下方に向かうにつれて速度制限板68の位置が周方向にずれていく構造となっている。言い換えると、速度制限板68同士の平面視における重なり部分がなるべく少なくなるように、それぞれの速度制限板68が配置された状態となっている。このことから、筒状体の内部空間を平面視したとき、中心側の僅かな領域を除く他の全ての領域にいずれかの速度制限板68が位置した状態となっている。
このように、平面視したときに速度制限板68が位置しない領域を少なくする構造とすると、筒状体の上端から流入する遊技球が速度制限板68に衝突させ易くすることができる。すなわち、遊技球が内部空間の中心側を除くいずれの部分で下方に落下したとしても、遊技球が速度制限板68に衝突する構造となっている。
なお、本実施形態では、筒状体の上端開口のうち、周縁部分よりの位置から遊技球が流入する(図11参照)ので、遊技球は、必然的に側壁部65よりの位置を落下することになる。このことにより、遊技球をより確実に落下の途中でいずれかの速度制限板68と衝突させることが可能となっている。言い換えると、より確実に落下する遊技球の速度を緩やかにできる構造となっている。
このように、筒状体に遊技球が流入していくと、図13で示されるように、最も下方側に位置する第2無底箱部材61へと到達し、第2無底箱部材61の内部から、第2無底箱部材61に連結された補給レール21へと流入する。そして、補給レール21に流入した遊技球は、遊技機2へ供給されるまでの間、補給レール21の上(又は内部)に位置した状態となる。
すなわち、補給レール21に遊技球が流入し続けると、この補給レール21の上(又は内部)に多くの遊技球が待機した状態となり、この補給レール21に対して新たな遊技球が流入できない状態となる。
筒状体の下端側に連結された補給レール21に新たな遊技球が流入できない状態において、さらに筒状体に遊技球が流入していくと、遊技球が筒状体の下端側に溜まった状態となる(図14等参照)。すなわち、上記したように、筒状体の下端開口部分が遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44によって閉塞された状態であることから、最も下端側に位置する第2無底箱部材61の内部に遊技球が貯留されていく。
そのまま、遊技球が貯留されていくと、図14で示されるように、最も下端側に位置する第2無底箱部材61の内部、下から2番目に位置する第1無底箱部材60の内部といった具合に、下方側に位置する無底箱部材の内部から順に遊技球が貯留されていくこととなる。
そして、筒状体の内部に貯留されて積み重なった遊技球の高さが上方に位置する連結部70の高さまで到達すると、この連結部70と連続する上側の補給レール21に遊技球が流入していく。
すなわち、筒状体の内部に遊技球が流入し続けると、最も下端側に位置する第2無底箱部材61の内部と、下から2番目に位置する第1無底箱部材60の内部とが遊技球によって満たされた状態となる。すなわち、積み重なって貯留された遊技球の塊の最上端部分が徐々に上側へと移動していくこととなり、この最上端部分が下から3番目に位置する第2無底箱部材61の内部まで到達する。そして、この状態でさらに筒状体に遊技球が流入されると、この第2無底箱部材61と連続する補給レール21(上側の補給レール21)に遊技球が流入していくこととなる。
この上側の補給レール21においても、遊技球が流入し続けると、補給レール21の上(又は内部)に遊技球が待機し、補給レール21に新たな遊技球が流入できない状態となる。この状態で、さらに筒状体の内部に遊技球が流入し続けることにより、下から3番目に位置する第2無底箱部材61の内部が遊技球で満たされることとなる。すなわち、タンク外流路接続部43の内部が遊技球で満たされた状態となる。
このように、タンク外流路接続部43の内部に遊技球が満たされた状態で、さらに筒状体に遊技球が流入し続けると、図15で示されるように、内部貯留部42の内部もまた遊技球で満たされていく。すなわち、最も下端側に位置する第1無底箱部材60の内部、下から2番目に位置する第1無底箱部材60の内部、下から3番目に位置する第1無底箱部材60の順に遊技球が貯留されていく。つまり、内部貯留部42でもまた、タンク外流路接続部43と同様に、下方側に位置する無底箱部材の内部から順に遊技球が貯留されていくこととなる。
そして、遊技球が流入し続けることで、内部貯留部42の上端まで遊技球が満たされた状態、すなわち、内部貯留部42及びタンク外流路接続部43が連結して形成される筒状体の内部空間の全てが遊技球で満たされた状態となる。
この状態で、さらに遊技球が流入すると、内部貯留部42(筒状体)から遊技球が溢れ、溢れた遊技球が溢出球貯留空間74へと流入する。すなわち、内部貯留部42の内部に遊技球が満たされ、これ以上の内部貯留部42への遊技球の流入が不可能であるとき、タンク本体36に流入した遊技球は、溢出球貯留空間74に流入していく。
そして、溢出球貯留空間74に流入した遊技球は、その下端部分に位置する傾斜面に到達し、傾斜面の上を転がった後、傾斜面の下流端近傍に位置する連通孔を介してオーバーフローレール22へと流入する。
以上のように、本実施形態の島上タンク20では、遊技球の一時貯留と、補給レール21への遊技球の供給、さらには、余剰の遊技球のオーバーフローレール22への供給が可能となっている。
このような本実施形態の島上タンク20では、内部貯留部42やタンク外流路接続部43を構成する無底箱部材の数や組み合わせ方を可変させることで、遊技球の貯留量を可変させることや、連結部70の高さを可変させることができる。
具体的に説明すると、上記した実施形態では、3つの第1無底箱部材60を上下方向で重ね合わせ、一体に連結させることで内部貯留部42を形成したが、例えば、4つ以上の第1無底箱部材60を上下方向で重ね合わせて形成する場合、上記した内部貯留部42よりも貯留可能な遊技球の量を増加させることができる。また、反対に2つ以下の第1無底箱部材60を上下方向で重ね合わせて形成すると、上記した内部貯留部42よりも貯留可能な遊技球の量を減少させることができる。
すなわち、内部貯留部42を1個以上の無底箱部材によって構成し、内部貯留部42を構成する無底箱部材の数を可変可能とすることで、内部貯留部42が貯留可能である遊技球の量(内部貯留部42の最大貯留量)を増減させることが可能となる。
また、図16で示されるように、タンク外流路接続部143を4つの無底箱部材によって形成し、上方から第1無底箱部材60、第1無底箱部材60、第2無底箱部材61、第2無底箱部材61が位置した状態とする。このようにタンク外流路接続部143を形成すると、上記したタンク外流路接続部43(図2参照)と比べて、上方に位置する連結部70の位置と、下方に位置する連結部70の位置のそれぞれを低くすることができる。
ここで、連結部70は、上記したように、補給レール21の上流端を連結させる部分となっている。したがって、連結部70を低位置となるようにタンク外流路接続部143を形成することで、補給レール21の上流端の位置を低位置に配することが可能となり、延いては、補給レール21の傾斜角度を緩やかにすることが可能となる。
すなわち、図16で示されるように、遊技機島101の長手方向で並列する遊技機2の数を少なくした場合、補給レール21の延び方向における長さもまた短くなるので、補給レール21の傾斜角度を緩やかにすることが望ましい。このように補給レール21の傾斜角度を緩やかにすると、補給レール21の傾斜角度を急な角度とした場合と比べて、補給レール21の高さ寸法を小さくすることが可能となる。すなわち、遊技機島101の内部に補給レール21の設置領域を確保するとき、高さ方向に広い領域を確保する必要がなく、補給レール21を含む各種部材の設置自由度を向上させることができる。言い換えると、遊技機島101の全体の高さを必要以上に高くしなくても補給レール21やその他の部材を設置可能となる。
反対に、遊技機島の長手方向で並列する遊技機2の数が多くなった場合、補給レール21の延び方向における距離もまた長くなるので、自重によって補給レール21を転がる遊技球を円滑に流動させるという観点から、補給レール21の傾斜角度を急な角度とすることが好ましい。
例えば、タンク外流路接続部を2つの第2無底箱部材61によって形成し、2つの第2無底箱部材61が上下方向で重なって連結した状態とする(図示しない)。この場合、このタンク外流路接続部は、上記したようなタンク外流路接続部43(図2参照)と比べて、下方に位置する連結部70の位置を高くすることができる。すなわち、下方に位置する補給レール21の傾斜角度を急な角度とすることができる。
以上のように、本実施形態の島上タンク20では、タンク外流路接続部を構成する無底箱部材の数を可変させたり、連結部70を備えた無底箱部材(第2無底箱部材61)の配置高さを可変させたりすることで、連結部70の配置高さを可変させることができる。
このことにより、補給レール21の上端部分の配置高さを可変させること(補給レール21の傾斜角度を可変させること)が可能となる。
なお、上記した実施形態では、島上タンク20に2つの溢出球貯留空間74を設け、そのそれぞれとオーバーフローレール22を連結させた例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、図16で示されるように、島上タンク120(貯留タンク、上部タンク)に1つの溢出球貯留空間74を設け、この溢出球貯留空間74にオーバーフローレール22を連結させる構造であってもよい。
すなわち、図17(a)で示されるように、内部貯留部42の3つの側壁部分のそれぞれの外側面と、外箱部140の3つの側壁部分のそれぞれの内側面とが別途接触した状態であってもよい。すなわち、内部貯留部42を左右方向の一方側(左側)に偏在するように配置し、溢出球貯留空間74を左右方向における他方側にのみ形成してもよい。この際、外箱部140の側壁部分に形成される導入口部50もまた、左右方向の一方側にずれた位置に形成してもよい。すなわち、導入口部50の上下方向及び左右方向の位置は適宜変更してもよい。
また、他の例として、図17(b)で示されるように、内部貯留部42の1つの側壁部分の外側面と、外箱部141の1つの側壁部分の内側面が接触し、内部貯留部42の他の3つの側壁部分と、外箱部141の他の3つの側壁部分とがそれぞれ別途離間対向するように形成してもよい。この際、外箱部141の1つの側壁部分にのみ導入口部50を形成してもよい。すなわち、前方(図17(b)における下方)からのみ遊技球を流入させる構造であってかまわない。
このようにすることで、内部貯留部42の3方を囲む溢出球貯留空間174が形成されることとなる。すなわち、平面視した形状が上下逆向きにした「凹」字状であり、左方、奥側、右方に跨って延びる1つの溢出球貯留空間174が形成されることとなる。
上記した実施形態では、無底箱部材を上下方向で組み合わせることで、タンク外流路接続部43を形成し、このタンク外流路接続部43を遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44の上に載置して、タンク外流路接続部43の下端開口を塞いだ例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、上記した実施形態と同様にタンク外流路接続部43を形成し、その下端部分に別途形成した板状部材を一体に固定することで、下端開口を塞いでもよい。この場合、タンク外流路接続部43の下端開口の全域の下方に、遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44を位置させなくてもよい。タンク外流路接続部43の底側部分(下端側に位置する面)の少なくとも一部と遊技機島1の内部壁面から突出する板状体44が接触することで、タンク外流路接続部43が支持されればよい。
また、タンク外流路接続部43を遊技機島1の内部壁面から突出する木製の板状体44に載置せず、遊技機島1の内部壁面に固定した金板や金具の上に配する構造であってもよい。この場合、金板や金具の上にタンク外流路接続部43の底側部分が設置されていればよい。
さらに、タンク外流路接続部43の下端開口を板状部材等で塞いだ場合、タンク外流路接続部43の側面等に一体に固定したL字金具の一部が、タンク外流路接続部43の下方に位置する構造であってもよい。すなわち、L字金具の直線状に延びた部分をタンク外流路接続部43の側壁部分の外側に固定し、屈曲して延びる部分をタンク外流路接続部43の底側部分の下側に固定する構造であってもよい。この場合には、金具の上にタンク外流路接続部43の底側部分の少なくとも一部が載置されていればよい。
上記した実施形態では、速度制限板68を備えた第1無底箱部材60、第2無底箱部材61によって内部貯留部42やタンク外流路接続部43を形成する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、図18で示されるように、速度制限板68を設けない第3無底箱部材62(箱状体、第1箱状体)によって内部貯留部42の一部又は全てを構成したり、タンク外流路接続部43の一部を構成したりしてもよい。この第3無底箱部材62は、速度制限板68が形成されていない点を除いて、第1無底箱部材60と同一の構造となっている。
同様に、速度制限板68を設けない点を除いて、第2無底箱部材61と同一の構造となる第4無底箱部材(箱状体であり第2箱状体、図示しない)により、タンク外流路接続部43の一部又は全てを構成してもよい。言い換えると、第3無底箱部材62に対して連結部70を形成した無底箱部材により、タンク外流路接続部43の一部又は全てを構成してもよい。
このような第3無底箱部材62、第4無底箱部材(図示しない)は、速度制限板68が形成されていないことから、第1無底箱部材60、第2無底箱部材61に比べて内部に貯留可能な遊技球の量を多くできるという利点がある。しかしながら、上記したように、落下する遊技球の速度を低減させるという観点から、速度制限板68を備えた第1無底箱部材60や第2無底箱部材61を使用して、内部貯留部42やタンク外流路接続部43を形成することが好ましい。
上記した実施形態では、無底箱部材を上下方向で重ねることでタンク外流路接続部43を形成する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
無底箱部材(箱状体)と有底箱部材(箱状体)を組み合わせてタンク外流路接続部を形成する構造であってもかまわない。すなわち、上記した各無底箱部材(第1無底箱部材60、第2無底箱部材61、第3無底箱部材62、第4無底箱部材)に対して底板部分を一体に形成した有底箱部材により、タンク外流路接続部の下端部分の一部又は全てを構成してもよい。
また、上記した実施形態では、2つの連結部70を備えたタンク外流路接続部43を形成する例を示したが、本発明はこれに限るものでない。
例えば、1つの第2無底箱部材61と、1以上の第1無底箱部材60を組み合わせてタンク外流路接続部を形成し、1つのみの連結部70を備える構造としてもよい。すなわち、タンク外流路接続部に1つのみの補給レール21を連続させる構造であっても構わない。
特に限定されるものではないが、例えば、遊技機島の長手方向における端部側に島上タンク20を配する場合、このようなタンク外流路接続部を形成することが望ましい。
上記した第1無底箱部材60、第2無底箱部材61では、速度制限板68の4つの側面部分のうち、1つが側壁部65と一体に連続し、他の2つがそれぞれ異なる他の側壁部65と密着している例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
速度制限板68の3つの側面部分がそれぞれ異なる3つの側壁部65と一体に連続していてもよい。また、2つの側面部分がそれぞれ異なる2つの側壁部65と一体に連続し、他の1つの側面部分が、この2つの側壁部65とは異なるとなる他の側壁部65と密着していてもよい。すなわち、1以上の側面部分が側壁部65と一体に連続していればよい。
上記した第2無底箱部材61では、速度制限板68が連続する側壁部65と水平方向で離間対向する位置であり、下端よりの部分に連結部70を設けた例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、1つの無底箱部材(又は箱部材)に速度制限板68を2つ以上設けてもよい。具体的には、2以上の側壁部65のそれぞれと別途連続する2以上の速度制限板68を設けてもよい。このとき、速度制限板の突出長さや幅方向(上下方向及び突出方向と直交する方向)の長さを短くして同じ高さに配置してもよく、それぞれの配置高さが異なるように2以上の速度制限板68を設けてもよい。
また、1つの無底箱部材(又は箱部材)に対して2以上の連結部70を設けてもよい。例えば、離間対向する2つの側壁部65の一方にその中心が位置するように1つの連結部70を設け、側壁部65の他方にその中心が位置するようにもう1つの連結部70を設けてもよい。すなわち、左右方向(又は前後方向)で離間対向するように2つの連結部70を設けてもよい。
このとき、連結部70は、3つの側壁部65(2以上の側壁部65)に跨って延びるものでなく、1つのみの側壁部65に形成されるものであってよい。すなわち、側壁部65の一部に切欠き又は貫通孔を形成し、それを遊技球が流れる搬送路と連続させるための連結部としてもよい。したがって、連結部の配置高さもまた、下端近傍に限るものではなく、連結部を下端から上方に離れた位置に形成してもよい。当然のことながら、複数の側壁部65にそれぞれ別途連結部を設ける場合、すなわち、複数の連結部を設ける場合には、それぞれの連結部の配置高さを同一の高さとしてもよく、それぞれの連結部の配置高さが異なるようにしてもよい。
上記した無底箱部材(又は箱部材)は、いずれも側壁部65が四角環状に連続する部材(略角筒状の部材)であったが、箱部材はこれに限るものではない。
例えば、側壁部が円環状に連続する部材(丸箱状であり略円筒状の部材)や、三角環状に連続する部材(三角箱状であり略三角筒状の部材)、多角環状に連続する部材(多角箱状であり略多角筒状の部材)であってもよい。
この場合、内周面のいずれかの一部から速度制限板を内側に突出させてもよく、外周面のいずれかの一部に内外を連通する切欠き又は貫通孔を形成することで連結部を設けてもよい。
以上のように、本実施形態の島上タンク20では、1又は複数個の無底箱部材によって内部貯留部42が形成されており、内部貯留部42を構成する無底箱部材の数を可変可能としている。
さらに、1個のみの無底箱部材又は有底箱部材、複数個の無底箱部材、1個以上の無底箱部材と1個の有底箱部材の組み合わせ、からなる構造群から選択される1の構造によりタンク外流路接続部43が形成されている。そして、タンク外流路接続部43を構成する無底箱部材の数や、連結部70の配置高さ、連結部70の開口の向きを適宜可変可能となっている。
そして、内部貯留部42とタンク外流路接続部43が複数の部材によって形成される場合には、これらを構成する部材を上下方向に複数個重ねて配置し、図示しない連結金具等で一体化することで形成している。
このことにより、上記したように、遊技球の貯留量を可変可能となり、連結部70と連続する搬送路の傾斜角度等を調整可能となっている。
ここで、島上タンク20は、上記したタンク外流路接続部43に替わって、図19で示されるタンク外流路接続部243を備えた構造とすることが可能となっている。
このタンク外流路接続部243は、3つの第2無底箱部材61を備えており、3つの連結部70を有している。そして、3つの連結部70のそれぞれが異なる方向に向かって開口している。より具体的には、最も上方に位置する連結部70が図19の奥側(前後方向における後方)に向かって開口しており、上から2番目に位置する連結部70が左側に向かって開口しており、最も下方に位置する連結部70が右側に向かって開口している。
すなわち、3つの連結部70が、左右方向のそれぞれと、前後方向の一方に向かって開口した状態となっている。言い換えると、3つの連結部70のそれぞれが、いずれも水平方向における異なる3方に向かって開口した状態となっている。
このような島上タンク20によると、本来であれば遊技機島1の設置領域を確保することができない遊技場(建屋)の構造物の周辺においても、遊技機島の構築が可能となる。
このような遊技場の構造物の周辺に構築可能な第2実施形態の遊技機島201につき、各図面を参照しつつ、以下で詳細に説明する。
なお、上記した遊技機島1と同様の部分については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。また、遊技機2、遊技媒体貸出機3、遊技機取付部4、データランプ14の符号は、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略する。
本実施形態の遊技機島201もまた、全体の外形が略直方体状となる箱型構造物であり、図20で示されるように、遊技機島201の長手方向(遊技機2の並列方向)における両端部のそれぞれに妻板207が位置する構造となっている。すなわち、上記した遊技機島1と同様に、2つの妻板207を備えており、この2つの妻板207が遊技機島201の側壁部分のうち、遊技機島201の長手方向の両端部にそれぞれ位置する側壁部分を形成する部材となっている。
ここで、本実施形態の遊技機島201は、2つの小島部202(第1小島部202a及び第2小島部202bであり、詳しくは後述する)を備えた構造となっている。この2つの小島部202は、遊技機島201の短手方向(水平方向において遊技機2の並列方向と直交する方向)で離間した位置にそれぞれ配置されており、その間には構造物配置空間206が形成されている。つまり、2つの妻板207と2つの小島部202よって囲まれた部分に構造物配置空間206が形成されている。
具体的に説明すると、2つの妻板207のそれぞれは、幅方向における一端側が第1小島部202aの側壁を形成しており、幅方向における中央側が構造物配置空間206の外側に位置し、幅方向における一端側が第2小島部202bの側壁を形成した状態となっている。つまり、2つの妻板207のうちの一方が、離間配置される第1小島部202a及び第2小島部202bの長手方向における片側端部に位置する側壁部分を形成しており、もう一方が離間配置される第1小島部202a及び第2小島部202bの長手方向における他方側端部に位置する側壁部分を形成している。
そして、2つの妻板207の間に形成される空間であり、且つ、2つの小島部202の間に形成される空間である構造物配置空間206には、遊技場に付属する構造物である遊技場の柱205が位置した状態となっている。言い換えると、2つの妻板207と2つの小島部202によって囲繞された構造物配置空間206に柱205が位置した状態となっている。
このように、本実施形態の遊技機島201は、遊技場の柱205の周辺に形成されるものであり、言い換えると、内側部分に柱205を配置するための空間が形成されたものとなっている。
なお、本実施形態では、遊技機島201の長手方向で離間した位置に2つの柱205がそれぞれ配置された状態となっている。
小島部202は、いずれも2つの妻板207の間において、支柱や梁となる骨格部材(図示しない)に対し、天板6、幕板8、ランプ板9、台間板10、膳板11、腰板12、幅木13等の外壁面を形成する板状部材を取り付けて形成されている。すなわち、それぞれの小島部202は、外形が略直方体状となる箱型構造物であり、長手方向の端部に位置する側面が妻板207の一部によって形成され、上面及び短手方向における外側側面が各種板部材や、機器群(対となる遊技機2と遊技媒体貸出機3を組とする機器群)の列、データランプ14によって形成されている。
具体的には、上記した遊技機島1では、短手方向における両側面にそれぞれ1つずつ、計2つの機器群の列が設けられているのに対し、この小島部202では、短手方向における外側側面にのみ1つの機器群の列が設けられた構造となっている。言い換えると、短手方向における外側側面にのみ複数の遊技機2が並列配置された状態となっている。
より詳細には、短手方向における両側端部分のうち、外側に位置する部分に機器群の列が設けられており、内側に位置する部分が構造物配置空間206に向かって開放された状態となっている。つまり、機器群の列から遊技機島201の短手方向における内側に向かって離れた位置に構造物配置空間206が位置している。
つまり、小島部202は、上記した遊技機島1と外壁部分の構築構造が略同一となっており、短手方向における一方側の側面(内側側面)を構築せず、構造物配置空間206に向かって開放させている点で異なるものとなっている。なお、一方の小島部202(第2小島部202b)では、これに加え、島上タンク220(貯留タンク、上部タンク)を設けない点でも外壁部分の構築構造が異なっている。
ここで、遊技機島201の内部構造、すなわち、2つの小島部202の内部構造について説明する。
第1小島部202aの内部には、図20、図21で示されるように、島上タンク220、補給レール21、オーバーフローレール22、球抜きホース23、オーバーフローホース24、島中タンク25、アウトレール26、研磨装置27、揚送装置28、揚送流路29がそれぞれ設けられている。
これに対し、第2小島部202bの内部には、図20、図22で示されるように、上側貯留箱250、補給レール21、球抜きホース23、アウトレール26、下側貯留箱260がそれぞれ設けられている。
すなわち、第1小島部202aの特有の構成として、島上タンク220、オーバーフローレール22、オーバーフローホース24、島中タンク25、アウトレール26、研磨装置27、揚送装置28、揚送流路29が設けられており、第2小島部202bの特有の構成として、上側貯留箱250と下側貯留箱260が設けられている。
このように、本実施形態の遊技機島201もまた、全体で研磨装置27と揚送装置28をそれぞれ1台ずつ備えた構造となっている。
そして、図23で示されるように、2つの小島部202の間には、上側小島間流路270(小島間搬送路)と下側小島間流路271(小島間搬送路)とが設けられている。
島上タンク220は、上記した島上タンク20と比べ、溢出球貯留空間74を1つのみ設けた構造である点と、揚送流路29を1つのみ連結させた構造である点と、上記したタンク外流路接続部43(図10参照)に替わって、水平方向における異なる3方に向かって開口した3つの連結部70を備えたタンク外流路接続部243(図19参照)を採用した構造である点が異なっている。
すなわち、この島上タンク220では、内部貯留部42を左右方向の一方側(右側)に偏在するように配置し、溢出球貯留空間74を左右方向における他方側にのみ形成し、この1つの溢出球貯留空間74にオーバーフローレール22を連結させた構造となっている。
これに加え、本実施形態では、外箱部40の4つの側壁部48うち、手前側の側壁部48にのみ揚送流路29を固定した構造となっている。すなわち、上記した島上タンク20では、前後方向で離間対向する2つの側壁部48のそれぞれに対し、異なる2つの揚送流路29の上端部分のそれぞれを別途固定した。これに対し、本実施形態の遊技機島201では奥側の揚送流路29を設けず、手前側の側壁部48に対してのみ揚送流路29の上端部分を固定している。
そして、この島上タンク220は、3つの連結部70のそれぞれに搬送路を形成するための部材である2つの補給レール21と、上側小島間流路270を連結させている。このことにより、島上タンク220は、水平方向において異なる3方に向かって延びた遊技球の搬送路が連結された状態となっている。
補給レール21は、上記したものと同様に、各遊技機2に向かって遊技球を搬送する搬送路を形成する部材である。
第1小島部202aでは、図21で示されるように、島上タンク220が位置する部分、すなわち、第1小島部202aの長手方向(遊技機島201の長手方向)における略中心近傍であり、且つ、第1小島部202aの上端よりの部分から、第1小島部202aの長手方向の端部に向かって下り勾配となるように設けられている。
より詳細には、第1小島部202aでは、2つの補給レール21が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島1の長手方向における他方端側へ向かって延びている。このとき、2つの補給レール21の上端部分は、いずれもタンク外流路接続部243の連結部70に接続された状態となっている。
すなわち、一方の補給レール21の上端部分は、タンク外流路接続部243の3つの連結部70のうちの一つであり、左側に向かって開口した連結部70と連結された状態となっている。これに対して、もう一方の補給レール21の上端部分は、タンク外流路接続部243の連結部70のうちの他の一つであり、右側に向かって開口した連結部70と連結された状態となっている。
つまり、2つの補給レール21の上端部分のそれぞれは、左右方向のそれぞれに向かって別途開口した2つの異なる連結部70のそれぞれと、別途連結された状態となっている。
このとき、左右方向のそれぞれに向かって別途開口した2つの異なる連結部70は、一方の連結部70が他方の連結部70よりも高位置に配されている。
このことから、一方の補給レール21(図21における左側)の上端部分が、他方(図21における右側)の補給レール21の上端部分よりも上方に位置した状態となっている。
第2小島部202bの補給レール21は、図22で示されるように、上側貯留箱250が位置する部分から、第2小島部202bの長手方向の端部に向かって下り勾配となるように設けられている。すなわち、第2小島部202bの長手方向(遊技機島201の長手方向)における略中心近傍であり、且つ、第2小島部202bの上端よりの部分から、第2小島部202bの長手方向の端部に向かって延びている。
より詳細には、第2小島部202bでは、2つの補給レール21が設けられており、一方が遊技機島201の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島201の長手方向における他方端側へ向かって延びている。このとき、2つの補給レール21の上端部分は、いずれも上側貯留箱250の流出側レール連結部254(詳しくは後述する)に連結されており、同じ高さとなるように配置されている。言い換えると、第2小島部202bでは、2つの補給レール21の上端部分の高さ、搬送方向の長さ、傾斜角度が同一(略同一)となっている。
オーバーフローレール22は、図21で示されるように、第1小島部202aに設けられた2つの補給レール21のうち、一方の補給レール21から上方に離れた位置に設けられている。そして、その上端部分が島上タンク220の溢出球貯留空間74に連結されており、下方に位置する補給レール21と同様に、島上タンク220が位置する部分から遊技機島201の長手方向の端部に向かって下り勾配となっている。
本実施形態の遊技機島201では、2つの小島部202のうちの一方である第1小島部202aにのみ、1つのオーバーフローレール22を設ける構造となっている。すなわち、第1小島部202aの長手方向における略中心となる部分と片側端部の間にのみオーバーフローレール22が設けられ、長手方向における略中心となる部分と他方側端部の間には、オーバーフローレール22を設けない構造となっている。
球抜きホース23は、第1小島部202aでは、上記した遊技機島1と同様に、上流端部分が補給レール21の下流端に接続され、下流端部分が島中タンク25に接続された状態となっている(図21参照)。対して、第2小島部202bでは、図22で示されるように、上流端部分が補給レール21の下流端に接続され、下流端部分がアウトレール26の上流端側に接続された状態となっている。
オーバーフローホース24は、上記した遊技機島1と同様に、その上流端部分がオーバーフローレール22の下流端近傍に接続され、下流端部分が島中タンク25に接続された状態となっている(図21参照)。言い換えると、オーバーフローレール22の下流側部分と島中タンク25の間で上下方向に延びている。
本実施形態の遊技機島201では、2つの小島部202のうちの一方である第1小島部202aにのみ、1つのオーバーフローホース24を設ける構造となっている。
島中タンク25は、上記した遊技機島1のものと同様のものであり、本実施形態の遊技機島201では、2つの小島部202のうちの一方である第1小島部202aにのみ設けられている(図21参照)。
より詳細には、第1小島部202aにおいて、遊技機2よりも下方側に位置する下端側の部分であって、遊技機島201の長手方向における片側端部と隣接する位置と、他方側端部と隣接する位置のそれぞれに島中タンク25が配置された状態となっている。
アウトレール26は、上記したものと同様であり、遊技機2よりも下方側に配され、遊技機2又は島中タンク25から排出される遊技球を所定位置に向かって流動させるための搬送路を形成する部材である。
第1小島部202aでは、図21で示されるように、2つのアウトレール26が設けられており、一方が遊技機島201の長手方向における一方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びており、もう一方が遊技機島201の長手方向における他方端から中央に位置する研磨装置27へと向かって延びている。すなわち、上流端となる遊技機島201の長手方向における端部が最も高位置に配され、研磨装置27側へ向かって下り勾配となるように設置されている。
ここで、第1小島部202aの2つのアウトレール26のそれぞれの上流端側部分は、いずれも島中タンク25に連結された状態となっており、島中タンク25に一時的に貯留された遊技球を上流端側から流入させることが可能となっている。また、これに加え、上方に位置する遊技機2から排出された遊技球を受け止め、下流側へと流すことも可能となっている。
第2小島部202bでは、図22で示されるように、2つのアウトレール26が設けられており、一方が遊技機島201の長手方向における一方端から中央に位置する下側貯留箱260へと向かって延びており、もう一方が遊技機島201の長手方向における他方端から中央に位置する下側貯留箱260へと向かって延びている。すなわち、この第2小島部202bのアウトレール26もまた、上流端となる遊技機島201の長手方向における端部が最も高位置に配され、下側貯留箱260側へ向かって下り勾配となるように設置されている。
ここで、第2小島部202bの2つのアウトレール26のそれぞれの下流端側部分は、いずれも下側貯留箱260の流入側レール連結部264(詳しくは後述する)に連結されており、アウトレール26の下端側部分から下側貯留箱260の内部に遊技球を直接流入させることが可能となっている。
研磨装置27、揚送装置28、揚送流路29は、いずれも上記した遊技機島1のものと同様のものであり、本実施形態の遊技機島201では、2つの小島部202のうちの一方である第1小島部202aにのみ設けられている。
より詳細には、研磨装置27は、第1小島部202aの長手方向(遊技機島201の長手方向)の略中央となる部分の下部に配されており、揚送装置28は、この研磨装置27と隣接する位置に配されている。そして、揚送装置28に揚送流路29が連結された状態となっている。
なお、上記したように、第1実施形態の遊技機島1において2つの揚送流路29を設けたのに対し、本実施形態の遊技機島201では、第1小島部202aの外側よりの位置に1つのみ揚送流路29を設けた構造となっている。
上側貯留箱250は、2つの小島部202のうちの他方である第2小島部202bにのみ設けられた部材である。
具体的には、図24で示されるように、上方が開放された有底箱状の部材であり、四角環状に連続する4つの側壁部251と、4つの側壁部251によって囲まれた空間の下方側部分を閉塞する底板形成部252とを備えた構造となっている。
4つの側壁部251は、いずれも直立した姿勢の長方形平板状となっている。
4つの側壁部251のうち、一の側壁部251には、その幅方向(上下方向及び厚さ方向と直交する方向)に中心側であり、上端部分に流入側レール連結部253が設けられている。
流入側レール連結部253は、側壁部251の上端から下方に延びた切欠き部分であり、正面視した形状(厚さ方向における一方側からみた形状)が四角形状となる切欠き部分を有している。そして、この切欠き部分そのもの又は、切欠き部分とその周辺部分が外部のレール部材(遊技球の搬送路を形成する部材)を連結するための流入側レール連結部253として機能する。
なお、本実施形態では、流入側レール連結部253を上端から下方に延びる切欠き部分を有する構造としたが、側壁部251の上端よりやや下方に貫通孔を形成してもよい。
ここで、流入側レール連結部253が形成された側壁部251は、その幅方向の両端部分が他の2つの側壁部251の略直交した状態で連続している。
そして、この他の2つの側壁部251、すなわち、左右方向で離間対向する2つの側壁部251の下端部分には、流出側レール連結部254がそれぞれ形成されている。
流出側レール連結部254は、側壁部251の下端から上方に延びた切欠き部分であり、側面視した形状(厚さ方向における一方側からみた形状)が四角形状となる切欠き部分を有している。そして、この切欠き部分そのもの又は、切欠き部分とその周辺部分が外部のレール部材(遊技球の搬送路を形成する部材)を連結するための流出側レール連結部254として機能する。
なお、本実施形態では、流出側レール連結部254を下端から上方に延びる切欠き部分を有する構造としたが、側壁部251の下端よりやや上方に貫通孔を形成してもよい。
底板形成部252は、その左右方向における中心部分が最も高位置となるように折曲がった形状の板状部材であり(又はそのような板状部材を有する構造であり)、その上面に2つの傾斜面が形成されている。
具体的に説明すると、この2つの傾斜面は、流入側レール連結部253が形成された側壁部251と、これと離間対向する他の一の側壁部251の対向方向に延びた稜線から傾斜する傾斜面となっている。そして、この2つの傾斜面は、いずれも左右方向の端部側に向かって下り勾配となる傾斜面であり、その下端部分が流出側レール連結部254と連続した状態となっている。
このことから、流入側レール連結部253から上側貯留箱250の内部に流入した遊技球は、底板形成部252に形成された傾斜面の上を転がった後、傾斜面の下流端近傍に位置する流出側レール連結部254を介して外部へと流出することとなる。
下側貯留箱260は、2つの小島部202のうちの他方である第2小島部202bにのみ設けられた部材である。
具体的には、図25で示されるように、上方が開放された有底箱状の部材であり、4つの側壁部261と、4つの側壁部261によって囲まれた空間の下方側部分を閉塞する底板形成部262とを備えた構造となっている。
4つの側壁部261は、正面視した形状(厚さ方向における一方側からみた形状)が略「T」字状となる2つの側壁部261aと、側面視した形状(厚さ方向における一方側からみた形状)が略「凹」字状となる2つの側壁部261bを備えている。これら4つの側壁部261は、いずれも直立した姿勢の板状の部材となっている。
ここで、図25において手前側に位置する側壁部261aには、その幅方向(左右方向)における中心であり、下端近傍に位置する部分に流出側レール連結部263が設けられている。
流出側レール連結部263は、側壁部261aを貫通する貫通孔であり、その開口形状が四角形状となる貫通孔を有している。すなわち、正面視した形状(厚さ方向における一方側からみた形状)が四角形状となる貫通孔を有する構造となっている。そして、この貫通孔そのもの又は、貫通孔とその周辺部分が外部のレール部材(遊技球の搬送路を形成する部材)を連結するための流出側レール連結部263として機能する。言い換えると、この流出側レール連結部263は、下側貯留箱260の内部(後述する中心側凹部262aの内側空間)と外部を連通する貫通孔を有した構造となっている。
なお、本実施形態の流出側レール連結部263は、側壁部261aを貫通する貫通孔を有する構造としたが、これに替わって下端から上方に延びる切欠き部分を有する構造としてもよい。
また、流出側レール連結部263が設けられた側壁部261aの幅方向における両端部分のそれぞれは、他の2つの側壁部261bのそれぞれと略直交した状態で連続している。
ここで、この他の2つの側壁部261bのそれぞれには、幅方向(上下方向及び)における略中心側の部分であり、上端側に位置する部分に、流入側レール連結部264が設けられている。
流入側レール連結部264は、側壁部261bの上端から下方に延びた切欠き状の部分を有しており、この切欠き状の部分は、側面視した形状(側壁部261bの厚さ方向における一方側からみた形状)が四角形状となっている。そして、この切欠き状の部分そのもの又は、切欠き状の部分とその周辺部分が外部のレール部材(遊技球の搬送路を形成する部材)を連結するための流入側レール連結部264として機能する。
底板形成部262は、左右方向における中心側に位置する中心側凹部262aと、左右方向の一方端側と他方端側にそれぞれ位置する2つの底側傾斜部262bとを備えた構造となっている。すなわち、2つの底側傾斜部262bの間に中心側凹部262aが位置しており、これらが一体に連続することで底板形成部262を形成している。
中心側凹部262aは、下側貯留箱260の底部分の一部であり、底部分のうちで周囲よりも下方に向かって凸となるように窪んだ部分を形成している。より具体的には、左右方向で離間対向する2つの立壁状部分と、この2つの立壁状部分の下端同士の間に位置する底板状部分と備えており、これらが一体に連続して形成された部分なっている。
底側傾斜部262bは、その上面に、側壁部261bの下端側部分から左右方向における中心側に向かって延び、左右方向における中心側に向かうにつれて高さが低くなる傾斜面が形成されている。そして、この傾斜面の下端部分は、中心側凹部262aの立壁状部分の上端部分と連続した状態となっている。
このことから、流入側レール連結部264から下側貯留箱260の内部に流入した遊技球は、底側傾斜部262bの傾斜面を転がり、中心側凹部262aへと流入する。そして、流出側レール連結部263を介して外部へ流出することとなる。
上側小島間流路270は、図23で示されるように、第1小島部202aの内部から第2小島部202bの内部まで、2つの小島部202の間に跨って延びる遊技球の搬送路を形成するための部材である。すなわち、この上側小島間流路270は、遊技球を水平方向(遊技機島201の短手方向であり、図23では左右方向)に搬送するための搬送路を形成している。
より具体的には、上側小島間流路270の上流端部分は、タンク外流路接続部243の3つの連結部70(図19等参照)のうち、構造物配置空間206が位置する方向(遊技機島201の短手方向における内側)に向かって開口する連結部70、すなわち、最も上方に位置する連結部70と連結された状態となっている。そして、上側小島間流路270の下流端部分は、上側貯留箱250の流入側レール連結部253と連結された状態となっている。
ここで、上側小島間流路270の上流端部分は、下流端部分よりも高位置に配された状態となっており、上側小島間流路270は、下流側に向かって下り勾配となるように設けられている。
下側小島間流路271は、図23で示されるように、第2小島部202bの内部から第1小島部202aの内部まで、2つの小島部202の間に跨って延びる遊技球の搬送路を形成するための部材である。すなわち、この下側小島間流路271は、遊技球を水平方向(遊技機島201の短手方向であり、図23では左右方向)に搬送するための搬送路を形成している。
より具体的には、下側小島間流路271の上流端部分は、下側貯留箱260の流出側レール連結部263と連結された状態となっている。そして、下側小島間流路271は、第1小島部202aに内蔵された研磨装置27(図23では図示しない、図21等参照)に向かって延びている。
ここで、下側小島間流路271の上流端部分もまた、下流端部分よりも高位置に配された状態となっている。すなわち、下側小島間流路271は、下流側に向かって下り勾配となるように設けられている。
続いて、本実施形態の遊技機島201において、内部で遊技球を循環させる際の遊技球の流れについて、図21、図22、図23等を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態の遊技機島201では、上記した各流路及び各機器を内部に備えることにより、2つの小島部202のそれぞれに配置された遊技機2から排出された遊技球の回収や、2つの小島部202のそれぞれに配置された遊技機2や遊技媒体貸出機3への遊技球の供給が可能となっている。
まず、第1小島部202aにおいて遊技機2から排出された遊技球は、直接又は島中タンク25の内部を経て、アウトレール26に導入される構造となっている(図21参照)。このとき、アウトレール26を下端まで流れた遊技球は、研磨装置27に流入し、研磨装置27で研磨された後、揚送装置28に流入する。
対して、第2小島部202bにおいて、遊技機2から排出された遊技球は、アウトレール26に導入され、アウトレール26を下端まで流れた後、下側貯留箱260へと流入する(図22参照)。そして、下側貯留箱260から下側小島間流路271へと流入し、その後に、下側小島間流路271から研磨装置27の内部へ流入する(図21、図23等参照)。その後は、上記と同様に、研磨装置27で研磨された後、揚送装置28に流入する。
以上のように、第1小島部202aと第2小島部202bのそれぞれに配置された遊技機2から排出された遊技球は、いずれも第1小島部202aに内蔵された研磨装置27に流入することとなる。言い換えると、2つの小島部202のそれぞれに属する遊技機2から排出された遊技球は、全て片側の小島部202(第1小島部202a)の内部となる研磨装置27が位置する部分へと集められることとなる。
続いて、揚送装置28の内部に流入した遊技球は、揚送装置28によって上側へ向かう力を付与されつつ揚送流路29に流入され、揚送流路29の上端側から島上タンク220のタンク本体236へ流入することとなる。そして、タンク本体236に一時的に貯留された遊技球は、タンク外流路接続部243と連結された搬送路へと流入することとなる。すなわち、第1小島部202aの2つの補給レール21や、第1小島部202aと第2小島部202bの間に位置する上側小島間流路270(図21、図23等参照)へと流入することとなる
そして、第1小島部202aでは、2つの補給レール21を介してそれぞれの遊技機2や遊技媒体貸出機3へ遊技球が供給されることとなる。
これに対して、上側小島間流路270へ流入した遊技球は、上側小島間流路270の下流端から上側貯留箱250へと流入する(図23参照)。すなわち、上側小島間流路270を介して第2小島部202bの上側貯留箱250へと供給されることとなる。
そして、第2小島部202bでは、上側貯留箱250から2つの補給レール21のそれぞれに遊技球が流入し、これら補給レール21を介してそれぞれの遊技機2や遊技媒体貸出機3へ遊技球が供給されることとなる。
このように、遊技機島201の内部では、2つの小島部202に跨って延びる循環経路が形成されており、この循環経路によって、それぞれの小島部202に配置された遊技機2を経て遊技球を循環させることが可能となっている。
なお、本実施形態においても揚送流路29から島上タンク220に遊技球を流入させる際、島上タンク220の貯留可能量を超える量の遊技球が流入してしまう場合がある。そこで、本実施形態においても、島上タンク220の貯留量が一定以上となった場合、過剰分の遊技球をオーバーフローレール22、オーバーフローホース24を介して島中タンク25の内部に導入させる構造となっている。
上記した第2実施形態の遊技機島201では、下側貯留箱260の中心側凹部262aを2つの立壁状部分と、これらの下端同士の間に位置する底板状部分により形成する例を示した(図25参照)。すなわち、中心側凹部262aの底部分の上面が平面となるように形成した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、中心側凹部262aの底部分の上面が、流出側レール連結部263に向かって下り勾配となるように傾斜面としてもよい。すなわち、下端部分が流出側レール連結部263と連続する傾斜面となるように形成してもよい。
上記した第2実施形態の遊技機島201では、有底箱状の上側貯留箱250と下側貯留箱260を採用した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。第2小島部202bに対し、これらに替わって受皿状部材を備えた構造であってもよい。すなわち、多くの遊技球を一時的に貯留可能なものでなく、各搬送路の下流端から流出する遊技球を受け止めた後、そのまま即座に外部に流出させるものであってもよい。
しかしながら、一時的に多量の遊技球が流れ込んでしまった場合において溢れ出しを防止するという観点から、一時的に一定量の遊技球を貯留可能な箱状のものがより好ましい。
上記した第2実施形態の遊技機島201では、妻板207が遊技機島201の長手方向の端部に位置し、外形が略直方体状である遊技機島201の短寸の側面を形成する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、配置する遊技機2の数を少なくした場合(小島部202を遊技機2の並列方向で短くした場合)や、2つの小島部202の離間距離を長くする必要がある場合(遊技場の構造物の同方向の寸法が長いものである場合)等、妻板207の幅方向の長さが、遊技機島201の遊技機2の並列方向の長さよりも長くなってもよい。すなわち、妻板207が遊技機島201の短手方向の端部に位置し、長寸の側面を形成する構造であっても構わない。
上記した第2実施形態では、遊技場で間隔を空けて並列する2つの柱205が内側に設けた構造物配置空間206に位置するように遊技機島201を構築する例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
構造物配置空間206に位置させる遊技場の構造物は、柱205だけではなく、例えば、遊技場の壁面の一部が内側に向かって突出したような壁面の隆起部分であってもよい。この場合、例えば、2つの妻板207の一方を設けず、一の側端部分を外部に開放させた状態とし、この外部に開放された側端部分を壁面に密着させ、構造物配置空間に壁面の隆起部分を位置させてもよい。
すなわち、構造物配置空間206に位置させる遊技場の構造物は、柱205に限らず、遊技場の建築構造上移動させることができない他の構造物であってもよい。
また、構造物配置空間206は、4方が小島部、妻板によって囲まれた空間でなくてもよく、上記のように、小島部202や妻板207によって3方が囲まれた空間であってもよい。すなわち、構造物配置空間は、周囲の3方に小島部、妻板が位置し、他の1方に遊技場の壁面が位置する空間、つまり、小島部、妻板、遊技場の壁面によって囲まれた空間であってもよい。
また、上記した第2実施形態では、構造物配置空間206に2つの柱205を配する例を示したが、当然のことながらこれに限らず、構造物配置空間206に3以上の柱205が位置してもよく、1つのみの柱205が位置してもよい。
上記した第2実施形態では、構造物配置空間206に2つの柱205の間に上側小島間流路270、下側小島間流路271が位置する例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、構造物配置空間206のうち、2つの柱205の並列方向において、一方の柱205の外側に位置する部分に、上側小島間流路270、下側小島間流路271を配する構成としてもよい。
具体的には、島上タンク220を第1小島部202aの長手方向における端部側に配し、それに伴い、研磨装置27、揚送装置28、揚送流路29もまた、第1小島202の長手方向における端部側に配する。このとき、第2小島部202bの上側貯留箱250、下側貯留箱260もまた、第2小島部202bの長手方向における端部側に配した状態とし、一方の柱205の外側(2つの柱205の並列方向における外側)に位置する部分に、上側小島間流路270、下側小島間流路271を配する。なお、この場合、補給レール21、オーバーフローレール22は、小島部202の長手方向における一端側から他端側に向かって延びた状態に配し、アウトレール26は、小島部202の長手方向における他端側から一端側に向かって延びた状態に配してもよい。
1,101,201 遊技機島
2 遊技機
20,120,220 島上タンク(貯留タンク、上部タンク)
21 補給レール(外部部材,供給用搬送路)
40 外箱部
42 内部貯留部(貯留部)
43,143,243 タンク外流路接続部(搬送路接続部)
60 第1無底箱部材(箱状体、第1箱状体)
61 第2無底箱部材(箱状体、第2箱状体)
62 第3無底箱部材(箱状体、第1箱状体)
65 側壁部
66 内部空間
68 速度制限板
70 連結部(流出口)
74,174 溢出媒体貯留空間
202 小島部
270 上側小島間流路(小島間搬送路)
271 下側小島間流路(小島間搬送路)

Claims (5)

  1. 1又は複数の遊技機が設置されて形成される遊技機島で前記遊技機に供給するための遊技媒体を一時貯留可能な貯留タンクであって、
    外部から流入した前記遊技媒体を一時貯留する貯留部と、外部に前記遊技媒体を流出させる流出口を備えた搬送路接続部とを有し、
    前記搬送路接続部は、前記遊技媒体を搬送する搬送路を形成するための外部部材を連結可能に形成されており、前記外部部材を連結することで、前記流出口から前記外部部材に前記遊技媒体を流出可能となるものであり、
    前記貯留部と前記搬送路接続部の少なくとも一方は、一の箱状体によって形成される、又は複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、
    前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部を構成する前記箱状体の数を可変させることで、前記貯留部の最大貯留量及び/又は前記搬送路接続部の前記流出口の高さを変更可能であり、
    前記箱状体は、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備えた第1箱状体と、
    上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備え、前記側壁部の一部に前記流出口を形成した第2箱状体を含む複数の異なる構造の箱状体から選択されるものであり、
    前記搬送路接続部は、二以上の前記第2箱状体を含む複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、
    一の前記第2箱状体と、他の一の前記第2箱状体は、前記流出口の開口向きが異なる方向となる姿勢で配置されていることを特徴とする貯留タンク。
  2. 前記箱状体は、上側に内外を連通する開口部分を有し、内部に周囲を側壁部によって囲まれた内部空間を備えており、
    前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部は、前記遊技媒体が上側部分から内部に流入するものであって、
    前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部を構成する前記箱状体の少なくとも1つには、前記側壁部の内側面から前記内部空間に向かって突出する板状の速度調整板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の貯留タンク。
  3. 前記貯留部及び/又は前記搬送路接続部は、複数の前記箱状体を上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されるものであり、
    上下方向の異なる位置に配された2以上の前記箱状体に前記速度調整板が設けられており、
    2以上の前記箱状体は、それぞれの前記速度調整板の突出方向の向きが異なる方向となる姿勢で配置されていることを特徴とする請求項2に記載の貯留タンク。
  4. 前記遊技機島の上部に揚送された前記遊技媒体を一時貯留する上部タンクであって、
    外箱部を有しており、
    前記貯留部及び前記搬送路接続部は、上下方向に積み重ねた状態で一体的に連結して形成されており、前記外箱部の内部に前記貯留部の少なくとも一部が位置し、前記外箱部の下方に前記搬送路接続部の少なくとも一部が位置するものであって、
    前記外箱部の内側面と前記貯留部の間には、前記貯留部から溢れた前記遊技媒体が流入する溢出媒体貯留空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貯留タンク。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の貯留タンクを備え、建屋内に設置される遊技機島であって、
    前記遊技機が設置されることで外側に位置する側面の一部が形成される小島部を複数有しており、それぞれの前記小島部には、前記遊技機に供給する前記遊技媒体を搬送する供給用搬送路が設けられ、
    一の前記小島部と他の前記小島部との間で前記遊技媒体を搬送する小島間搬送路をさらに備え、
    一の前記小島部に前記貯留タンクが設けられており、
    前記搬送路接続部は、複数の前記流出口を備えており、少なくとも一の前記流出口に前記供給用搬送路が連結され、他の少なくとも一の前記流出口に前記小島間搬送路が連結されており、
    一の前記小島部と他の前記小島部が離間して配置され、一の前記小島部と他の前記小島部の間に形成された空間に前記小島間搬送路と前記建屋に付属する構造物とが位置することを特徴とする遊技機島。
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