JP4413559B2 - パチンコ遊技機における球タンク - Google Patents

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Description

本発明は、貯留した遊技球を、底部に形成した球流下口からタンクレールに流下させるよう構成したパチンコ遊技機における球タンクに関する。
パチンコ遊技機においては、球タンクに貯留した多数の遊技球を、球払出装置へと導き、この球払出装置から貸球用又は賞球用の遊技球として払い出している。また、上記球タンクの下方には、この球タンクの底部に形成した球流下口から流下する遊技球を、上記球払出装置に整流して供給するためのタンクレールが配設されている。このタンクレールの底部には、例えば2つ又は4つの球通路が形成されており、上記遊技球を各球通路を通過させて上記球払出装置に供給している。
ところで、上記球タンク内における多数の遊技球は、それぞれ隣接する遊技球からその自重による圧力である球圧を受けた状態で上記球流下口へと流下する。そして、この球圧が大きくなると滑らかな遊技球の流下が妨げられてしまうため、この球圧の発生を抑制する構造を有する種々の球タンクが開発されている。
例えば、特許文献1に記載された球貯留装置においては、この球貯留装置における上タンクと下タンクとを用いて遊技球をUターンさせるようにして流下させることにより、この球貯留装置内に球詰まりが発生しない工夫を行っている。また、特許文献2に記載された景品球貯留タンクにおいても同様の工夫を行っている。
しかしながら、上記特許文献1においては、遊技球は、上タンクにおいて長手方向の一端部から他端部へと向かった後、一端部へ向けてUターンして球出口(球流下口)へと流下する。また、上記特許文献2においても同様に、遊技球は、景品球貯留タンクの長手方向の一端部から他端部へと向かった後、一端部へ向けてUターンして球出口(球流下口)へと流下する。
そのため、上記球出口の近傍に位置する遊技球には、上記長手方向の他端部から一端部の全長に渡って存在する多数の遊技球からの球圧が加わる。そのため、上記従来の球貯留装置及び景品球貯留タンクの構造では、球出口から一層滑らかに遊技球を流下させるためには十分ではない。
特開2003−903号公報 特許第3247861号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、球流下口の近傍に位置する遊技球に加わる球圧を一層軽減させることができ、遊技球を一層滑らかに球流下口から流下させることができるパチンコ遊技機における球タンクを提供しようとするものである。
本発明は、遊技球を貯留すると共に、底部に形成した球流下口から上記遊技球をタンクレールに流下させるよう構成したパチンコ遊技機における球タンクにおいて、
該球タンクは、上記底部と、該底部を囲うよう立設形成した側壁とを有しており、上記底部における長手方向の一端部の近傍に、上記遊技球を受け取るための球受部を有しており、
上記球流下口は、上記球受部よりも上記長手方向の中央に近い位置であって、該長手方向に向けて形成された上記側壁のうちの当該パチンコ遊技機における後方側に位置する第1側壁に寄った位置に形成されており、
上記底部において、上記球受部と上記球流下口との間には、両者を遮ると共に上記第1側壁に対向する第2側壁と上記球流下口との間の球通路を形成する案内壁が設けてあり、
該案内壁は、上記第1側壁から上記第2側壁の方向に向かって形成されたガイド部と、該ガイド部に繋がると共に上記球流下口に隣接する位置に上記長手方向に沿って形成された通路形成部とからなり、
上記底部は、上記ガイド部及び上記通路形成部によって仕切られることにより、上記長手方向の一端部側に位置し上記球受部及び上記球通路を含む第1領域と、上記長手方向の他端部側に位置し上記球流下口を含む残りの第2領域とを有しており、
上記第1領域は、上記第2領域に向けて下降傾斜しており、該第2領域は、上記球流下口に向けて下降傾斜しており、
上記球通路の上記長手方向に直交する幅方向の幅よりも上記第2領域の上記幅方向の幅が広くなっており、
上記球タンクは、上記遊技球が、上記第1領域における上記球受部から上記球通路を通過した後、上記第2領域において上記幅方向に拡大する流れを形成しながらUターンして上記球流下口に導かれるよう構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機における球タンクにある(請求項1)。
本発明のパチンコ遊技機における球タンクは、上記底部における長手方向の一端部の近傍に上記球受部を有しており、この球受部よりも長手方向の中央に近い位置であって上記第1側壁に寄った位置に上記球流下口を有している。そして、上記球受部に供給された遊技球は、上記第2側壁と上記球流下口との間を通過した後、Uターンして上記球流下口に導かれる。そのため、上記球受部にある遊技球及び上記第2側壁と上記球流下口との間にある遊技球の多くは、上記長手方向の一端部とは反対側の他端部に向けて球圧を作用させる。
また、第2側壁と球流下口との間を通過した遊技球の流れは、球流下口よりも上記他端部側に位置する球タンクの領域においては上記長手方向に直交する幅方向に拡大した流れとなる。そのため、上記他端部側に位置する球タンクの領域においては、遊技球の自重による球圧がいろいろな方向に加わり、球圧が加わる方向を分散させることができる。
これにより、上記球流下口の近傍に位置する遊技球に加わる球圧を軽減させることができ、球流下口から上記タンクレールへと滑らかに遊技球を流下させることができる。
また、上記球流下口が上記球受部よりも長手方向の中央に近い位置に形成されていることにより、本発明の球タンクにおいては、従来のような球タンクの長手方向の端部から端部へとUターンする遊技球の流下ルートは形成されていない。そして、本発明の球タンクにおいては、長手方向の他端部から球流下口までの距離を短くすることができ、この他端部から球流下口までに存在する遊技球の数を少なくすることができる。そのため、球タンク全体の容量(容積)を小さくすることなく、球流下口の近傍に位置する遊技球に加わる球圧を一層軽減させることができる。
また、上記球流下口が上記球受部よりも長手方向の中央に近い位置に形成されていることにより、上記球タンクの下方に配設する上記タンクレールは、その長さ寸法を短くすることもでき、これに伴ってその高さ寸法も短くすることもできる。
上述した本発明のパチンコ遊技機における球タンクにかかる好ましい実施の形態につき説明する。
本発明においては、上記球タンクは、上記球受部と上記球流下口との間に、両者を遮ると共に上記球流下口と上記第2側壁との間の球通路を形成する案内壁を有しており、該案内壁を介して、上記球受部及び上記球通路を含む第1領域と、上記球流下口を含む残りの第2領域とを有している
これにより、上記案内壁によって、遊技球が上記球受部から上記球通路を経由して上記第2領域へと流下する流下ルートを形成することができる。そのため、上記案内壁を形成した球タンクの簡単な構造により、遊技球を上記球受部から上記球流下口に向けて一層滑らかに流下させることができる。
また、上記第2領域、上記球流下口に向けて下降傾斜している。これにより、上記球受部から上記球通路を介して上記第2領域に流下した遊技球を、上記球流下口に向けて一層滑らかに流下させることができる。
また、上記第1領域、上記第2領域に向けて下降傾斜している。これにより、上記球受部に供給した遊技球を、上記球通路を介して上記第2領域に一層滑らかに流下させることができる。
また、上記第1領域及び第2領域下降傾斜させた構造により、上記球タンクにおける遊技球は、その数が少ないときにはできる限り上記球受部から球流下口への最短流下ルート(図1参照)を通って流下することができる。そして、遊技球が球流下口付近から蓄積されて第2領域の全体に敷き詰められていったときには、上記球タンクにおける遊技球は、第2領域の全体を利用して流下することができる。
また、上記球タンクは、上記第1側壁を上記パチンコ遊技機における後方側に位置させるよう構成されている
これにより、上記第1側壁に寄った位置に形成された球流下口の形成位置を、上記パチンコ遊技機に配設した球タンクの後方側に位置させることができる。そのため、上記球タンクに対する上記タンクレールの配設位置も、球タンクの後方側にすることができる。そのため、球タンクの下方における前方側の部分にスペースを形成することができ、このスペースにパチンコ遊技機の遊技盤に配設される各種遊技部品等を位置させることが可能になる。
以下に、図面を用いて本発明のパチンコ遊技機における球タンクにかかる実施例につき説明する。
本例のパチンコ遊技機1における球タンク2は、図1〜図4に示すごとく、遊技球6を貯留すると共に、底部21に形成した球流下口27から上記遊技球6をタンクレール3に流下させるよう構成されている。この球タンク2は、上記底部21と、この底部21を囲うよう立設形成した側壁22とを有しており、上記底部21における長手方向Lの一端部201の近傍に、上記遊技球6を受け取るための球受部23を有している。
また、上記球流下口27は、上記球受部23よりも上記長手方向Lの中央に近い位置であって、この長手方向Lに向けて形成された上記側壁22のうちの一方の第1側壁22Aに寄った位置に形成されている。そして、上記球タンク2は、遊技球6が、上記第1側壁22Aに対向する第2側壁22Bと上記球流下口27との間を通過した後、Uターンして上記球流下口27に導かれるよう構成されている。
以下に、これを詳説する。
図1〜図4に示すごとく、上記球タンク2は、箱型形状を有しており、底部21とこの底部21の四方の端部から立設した4つの側壁22とを有している。また、球タンク2は、長方形状を有しており、この長方形状の長手方向Lをパチンコ遊技機1の左右方向に向けて、このパチンコ遊技機1に配設される。そして、球タンク2の4つの側壁22は、パチンコ遊技機1の前後方向に位置する第1側壁22A及び第2側壁22Bと、パチンコ遊技機1の左右方向に位置する一対の第3側壁22Cとからなる。
本例では、図1に示すごとく、球タンク2は、上記第1側壁22Aをパチンコ遊技機1の後方側102に位置させて、パチンコ遊技機1における本体枠(前枠)12の後方側(裏面側)に設けた機構板13(図6参照)に配設される。なお、本体枠12は、外枠11(図6参照)の前面側に開閉可能に配設されている。そして、上記第1側壁22Aに寄った位置に形成された球流下口27の形成位置がパチンコ遊技機1に配設した球タンク2の後方側102に位置しており、球タンク2に対するタンクレール3の配設位置も、球タンク2の後方側102に位置している。
また、図4に示すごとく、球タンク2の下方における前方側101の部分に形成されたスペース200は、パチンコ遊技機1の遊技盤に配設される各種遊技部品等を配置するスペースとして有効に利用されている。
また、図1、図2に示すごとく、上記球タンク2は、上記球受部23と上記球流下口27との間に、両者を遮ると共に球流下口27と上記第2側壁22Bとの間の球通路25を形成する案内壁24を有している。そして、球タンク2は、この案内壁24と後述する段部26とを介して、球受部23及び球通路25を含む第1領域211と、球流下口27を含む残りの第2領域212とを有している。また、第1領域211と第2領域212とは、いずれも球タンク2の底部21に形成されている。
また、図1に示すごとく、球タンク2においては、上記案内壁24によって、遊技球6が球受部23から球通路25を経由して第2領域212へと流下する流下ルート20Aが形成されている。
図1に示すごとく、上記第1領域211は、上記底部21において、第1側壁22A及び第2側壁22Bのそれぞれ一部と、一方の第3側壁22Cと、案内壁24とに囲まれた部分に形成されており、上記第2領域212は、上記底部21において、第1側壁22A及び第2側壁22Bのそれぞれ残りの部分と、他方の第3側壁22Cと、案内壁24とに囲まれた部分に形成されている。
また、上記案内壁24は、上記第1側壁22A又はその近傍から第2側壁22Bの方向に向かって形成されたガイド部241と、このガイド部241に繋がると共に上記長手方向Lに沿って形成された通路形成部242とからなる。そして、第1領域211においては、球受部23に供給された遊技球6は、この球受部23から球通路25に向けて流れが上記長手方向Lに直交する幅方向Wに絞られて流下する。
なお、通路形成部242は、必ずしもガイド部241と繋がって形成されている必要はなく、ガイド部241との間に遊技球6の直径未満の幅を有する隙間を設けて形成することもできる。
また、図2、図3に示すごとく、上記球受部23及び球通路25を含む第1領域211は、上記球流下口27を含む第2領域212に向けて下降傾斜しており、第2領域212は、上記球流下口27に向けて下降傾斜している。また、第1領域211は、第2領域212よりも高い位置に形成されている。
そして、上記第1領域211及び第2領域212を下降傾斜させた構造により、図1に示すごとく、上記球タンク2における遊技球6は、その数が少ないときにはできる限り上記球受部23から球流下口27への最短流下ルート20Bを通って流下することができる。また、遊技球6が球流下口27付近から蓄積されて第2領域212の全体に敷き詰められていったときには、上記球タンク2における遊技球6は、第2領域212の全体を利用して上記流下ルート20Aを流下することができる。
そして、図3に示すごとく、第1領域211と第2領域212との間には、両者の間の高低差に応じた高さを有する段部26が形成されている。この段部26は、遊技球6の直径よりも大きな高さを有している。これにより、上記球通路25から上記第2領域212へは、第2領域212の一番下段に位置する最下段の遊技球6の上を、下から2段目に位置する2段目の遊技球6が流下することができるようになっている。また、第2領域212は、段部26と隣接する部分に、第1領域211から第2領域212に向けて下降傾斜する傾斜面281を有している。
また、図1に示すごとく、第2領域212は、第2側壁22Bの近傍に位置する部分に、第1側壁22Aに向けて下降傾斜する傾斜面282を有している。そして、この傾斜面282の形成により、球タンク2における第2側壁22B付近にある遊技球6を第1側壁22Aの方向に容易に流下させることができる。そのため、遊技球6が、パチンコ遊技機1において球タンク2の前方に設けられたスピーカによる磁力の影響を受けて、第2側壁22B付近に停留してしまうことを防止することができる。
また、図1、図2、図4に示すごとく、上記球流下口27は、略円形状に形成されており、上記球タンク2は、この球流下口27からタンクレール3に向けて流下する遊技球6の流下方向を分散させるよう構成されている。これにより、タンクレール3における球流下口27の近傍に位置する遊技球6を、この球流下口27から滑らかに流下させることができ、この球流下口27の近傍において遊技球6の停留の発生を抑制することができる。また、上記略円形状の球流下口27の直径D1は、遊技球6の直径(球径)の3倍以上4倍未満の大きさを有している。
また、球タンク2をパチンコ遊技機1の左右方向における中央付近に配設した際には、この球タンク2における球流下口27は、パチンコ遊技機1の左右方向の中央付近に位置する。そして、タンクレール3は、球タンク2に対してパチンコ遊技機1の左右のいずれに向けても配設することができる。そのため、パチンコ遊技機1における球タンク2の左右の配設方向は固定した状態で、タンクレール3から遊技球6を受け取る球払出装置4をパチンコ遊技機1の左右のいずれにも形成することができる。
また、球流下口27の直径D1は、上記タンクレール3における長手方向Lに向けて形成した一対の長尺側壁312Aの内面同士の間の距離W1よりも小さくなっている。また、上記球流下受面32は、球流下口27の穴面積よりも広い面積に形成されている。
なお、タンクレール3は、球タンク2と同様に長方形状を有しており、球タンク2の長手方向Lと同じ方向に長方形状の長手方向Lを向けてパチンコ遊技機1に配設される。
図2、図5に示すごとく、上記タンクレール3は、底部311と4つの側壁312とによる箱型形状を有しており、その底部311に、上記球流下口27の下方に位置し球流下口27から流下する遊技球6を受ける略平坦状の球流下受面32と、遊技球6が排出される排出口35と、上記球流下受面32に流下した遊技球6を上記排出口35に導く複数列の球レール34を形成するための仕切壁33とを有している。また、タンクレール3は、上記仕切壁33の上部に、上記排出口35に向けて1個ずつ遊技球6を流下させるよう各球レール34の上下幅を絞る絞りガイド36を有している。
また、図2に示すごとく、上記球流下受面32から上記球流下口27までの高さH1は、遊技球6の直径の2倍以上3倍未満の高さを有している。また、上記絞りガイド36の上流側端部361において、タンクレール3の底部311の上面から球タンク2の底部21の下面までの高さH2は、遊技球6の直径の3倍以上4倍未満の高さを有している。
また、図5に示すごとく、上記タンクレール3の底部311における上記仕切壁33は、3つ形成されている。そして、上記球レール34は、仕切壁33同士の間に形成された内側2つの内側球レール34Aと、この内側球レール34Aの幅方向Wの外側において仕切壁33と上記長尺側壁312Aとの間に形成された外側2つの外側球レール34Bとの4列に形成されている。
また、上記タンクレール3における排出口35は、1つの開口穴を長手方向L及び幅方向Wにそれぞれ略等間隔に仕切ることによって、4つに形成されている。そして、上記4つの排出口35のうちの遊技球6の流れの上流側に位置する2つの上流側排出口35Aには、上記2つの内側球レール34Aがそれぞれ連通している。また、遊技球6の流れの下流側に位置する残りの2つの下流側排出口35Bには、上記2つの外側球レール34Bが、上記上流側排出口35Aの幅方向Wの外側から回り込んでそれぞれ連通している。
また、図6に示すごとく、上記タンクレール3の排出口35から排出された遊技球6は、払出数を調節して遊技球6を払い出す球払出装置4に供給される。そして、球払出装置4によって貸球用又は賞球用として払い出された遊技球6は、球流下通路41を通過して球皿5へと流下し、パチンコ遊技に使用することができる。
上記球タンク2及びタンクレール3を配設したパチンコ遊技機1においてパチンコ遊技を行う際には,球タンク2は,パチンコ遊技機1を設置したホール設備から上記球受部23に多数の遊技球6が供給されて、上記第1領域211及び第2領域212の全体に多数の遊技球6を貯留した状態にある。また、タンクレール3は,球タンク2の球流下口27から上記球流下受面32に多数の遊技球6が供給されて、上記各球レール34に多数の遊技球6を整列配置した状態にある(図2参照)。なお,図2においては,球タンク2及びタンクレール3における多数の遊技球6の図示は省略している。
そして,上記球皿5へ遊技球6の払出を行うに当たっては,上記球払出装置4を作動させる(図6参照)。このとき,タンクレール3の各排出口35から球払出装置4に順次遊技球6が供給されることにより,タンクレール3内の各遊技球6は,その上流側の遊技球6の自重による球圧を受けながら流下する。
そして,上記球払出装置4から遊技球6が払い出されて,タンクレール3から球払出装置4に遊技球6が供給されると,このタンクレール3内に空間が生じ,この空間に向けて上記球タンク2から上記球流下口27を介して遊技球6が流下する。このとき,上記略円形状に形成した球流下口27により,上記遊技球6は上記空間を埋めるようにいずれの方向に向けても流下することができる。
また,上記球タンク2における遊技球6は、上記球流下口27を経由して、上記タンクレール3における略平坦面状の球流下受面32に流下する。そのため、タンクレール3内に流下した遊技球6は、このタンクレール3においても、上記空間を埋めるようにいずれの方向へも位置ずれを起こして移動することができる。そのため,本例においては、球タンク2及びタンクレール3における遊技球6の停留を抑制して,これらにおける遊技球6の流下を円滑にすることができる。
また、上記球タンク2において、上記球受部23に供給された遊技球6は、上記案内壁24によって上記球通路25へと幅方向Wに流れを絞られながら流下し、この球通路25から上記段部26を介して上記第2領域212へと流下する(図1の流下ルート20参照)。そして、球受部23及び球通路25を流下する各遊技球6は、その上流側に位置する遊技球6の自重による球圧を受けながら、球タンク2の長手方向Lの他端部202に向けて流下する。すなわち、第1領域211にある遊技球6のほとんどは、球タンク2の長手方向Lの他端部202に向けて球圧を作用させながら流下する。
そして、上記のごとく、上記第1領域211と第2領域212とは互いに向き合う方向に下降傾斜して形成されている。そのため、上記段部26を介して第2領域212に流下した遊技球6は、その上流側の遊技球6より上記他端部202に向けた球圧を受けながらも、当該遊技球6自身は、上記第2領域212の下降傾斜により、上記球流下口27に向けた球圧を作用させる。すなわち、特に、第2領域212における球通路25に近い位置にある遊技球6は、一端部201及び他端部202のいずれの方向にも球圧を作用させ、一方、第2領域212における球流下口27に近い位置にある遊技球6のほとんどは、球流下口27に向けて球圧を作用させる。
そして、上記球流下口27からタンクレール3への遊技球6の流下に伴って、第2領域212における遊技球6は球流下口27に向けて流下していく。こうして、第2領域212における遊技球6は、上記一端部201に向けてUターンするようにして流下することができる(図1の流下ルート20参照)。
また、上記球通路25の幅方向Wの幅よりも上記第2領域212の幅方向Wの幅は広くなっており、遊技球6は、球通路25から第2領域212に向けては、幅方向Wに拡大する流れを形成しながら流下することができる。
このように、上記球タンク2においては、上記第2領域212における遊技球6は、その自重による球圧を作用させる方向を一方向に集中させることがなく、球圧を作用させる方向を分散させることができる。そのため、上記球タンク2によれば、上記球流下口27の近傍に位置する遊技球6に加わる球圧を軽減させることができ、球流下口27から上記タンクレール3へと滑らかに遊技球6を流下させることができる。
また、上記球流下口27が球受部23よりも長手方向Lの中央に近い位置に形成されていることにより、上記球タンク2においては、従来のような球タンク2の長手方向Lの端部から端部へとUターンする遊技球6の流下ルートは形成されていない。そのため、上記球タンク2においては、長手方向Lの他端部202から球流下口27までの距離を短くすることができ、他端部202から球流下口27までに存在する遊技球6の数を少なくすることができる。そのため、球タンク2全体の容量(容積)を小さくすることなく、球流下口27の近傍に位置する遊技球6に加わる球圧を一層軽減させることができる。
それ故、上記球タンク2によれば、球流下口27の近傍に位置する遊技球6に加わる球圧を一層軽減させることができ、遊技球6を一層滑らかに球流下口27から流下させることができる。
さらに、上記球流下口27がパチンコ遊技機1の左右方向の中央付近に位置するよう上記球タンク2をパチンコ遊技機1に配設すれば、球タンク2の下方に配設する上記タンクレール3は、上記球流下口27の下方位置から、上記一端部201又は上記他端部202のいずれの端部の下方位置に向けても配設することができる。そのため、パチンコ遊技機1において、球タンク2の配設方向は固定した状態で、タンクレール3の配設方向を左右いずれにすることもできる。そのため、上記球タンク2によれば、パチンコ遊技機1における球タンク2の配設方向は固定したまま、球払出装置4及び球流下通路41をパチンコ遊技機1の左右のいずれにも形成することができる。
また、上記遊技球6に加わる球圧を軽減させた球タンク2の構造によれば、タンクレール3における球レール34の長さを短くすることができ、タンクレール3全体の長手方向Lの長さを短くすることができる。さらに、タンクレール3は、パチンコ遊技機1の左右方向の幅に対して、約半分の長さに形成することができ、タンクレール3の高さも低くすることができる。
そして、タンクレール3の高さを低くすることにより、上記遊技盤の各種遊技部品を配設するためにパチンコ遊技機1の裏面側に形成された開口部を拡大することができる。そのため、遊技盤における遊技領域を拡大させた設計仕様に応じて、上記開口部を拡大することができる。
実施例において、パチンコ遊技機における球タンク及びタンクレールを上方から見た状態で示す説明図。 実施例において、パチンコ遊技機における球タンク及びタンクレールを示す図で、図1におけるA−A線矢視断面説明図。 実施例において、パチンコ遊技機における球タンク及びタンクレールを示す図で、図1におけるB−B線矢視断面説明図。 実施例において、パチンコ遊技機における球タンク及びタンクレールを示す図で、図1におけるC−C線矢視断面説明図。 実施例において、パチンコ遊技機におけるタンクレールを上方から見た状態で示す説明図。 実施例において、球タンク及びタンクレールを配設したパチンコ遊技機を後方側から見た状態で示す説明図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 球タンク
201 一端部
202 他端部
21 底部
211 第1領域
212 第2領域
22A 第1側壁
22B 第2側壁
23 球受部
24 案内壁
25 球通路
26 段部
27 球流下口
3 タンクレール
4 球払出装置
6 遊技球
L 長手方向
W 幅方向

Claims (1)

  1. 遊技球を貯留すると共に、底部に形成した球流下口から上記遊技球をタンクレールに流下させるよう構成したパチンコ遊技機における球タンクにおいて、
    該球タンクは、上記底部と、該底部を囲うよう立設形成した側壁とを有しており、上記底部における長手方向の一端部の近傍に、上記遊技球を受け取るための球受部を有しており、
    上記球流下口は、上記球受部よりも上記長手方向の中央に近い位置であって、該長手方向に向けて形成された上記側壁のうちの当該パチンコ遊技機における後方側に位置する第1側壁に寄った位置に形成されており、
    上記底部において、上記球受部と上記球流下口との間には、両者を遮ると共に上記第1側壁に対向する第2側壁と上記球流下口との間の球通路を形成する案内壁が設けてあり、
    該案内壁は、上記第1側壁から上記第2側壁の方向に向かって形成されたガイド部と、該ガイド部に繋がると共に上記球流下口に隣接する位置に上記長手方向に沿って形成された通路形成部とからなり、
    上記底部は、上記ガイド部及び上記通路形成部によって仕切られることにより、上記長手方向の一端部側に位置し上記球受部及び上記球通路を含む第1領域と、上記長手方向の他端部側に位置し上記球流下口を含む残りの第2領域とを有しており、
    上記第1領域は、上記第2領域に向けて下降傾斜しており、該第2領域は、上記球流下口に向けて下降傾斜しており、
    上記球通路の上記長手方向に直交する幅方向の幅よりも上記第2領域の上記幅方向の幅が広くなっており、
    上記球タンクは、上記遊技球が、上記第1領域における上記球受部から上記球通路を通過した後、上記第2領域において上記幅方向に拡大する流れを形成しながらUターンして上記球流下口に導かれるよう構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機における球タンク。
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