JP2014200452A - 遊技機の球供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】球タンクでの球の詰まりを解消する。
【解決手段】球タンク3は有底で上面開口する細長の箱状体であり、長手方向が遊技機の幅方向となるように内枠2の背面の上部右側領域に形成されている。球タンク3は、底板30と、底板30の下流側で長手方向に形成された、遊技球Kの1球が通過できる凹部である球流出部31と、右側板32と、左側板33と、左側板33内側面に取り付けられ短手方向に対して内側に突出する三角形状の突状部34と、上流側に位置する前板35と、下流側に位置する後板36と、を備えている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、タンクとタンクレールとを備え、遊技球を球払出装置に供給する遊技機の球供給装置に関する。
特許文献1に記載の発明は、一条のタンクレールであっても球詰まりを起こすことなく流出できる球タンクとする目的で、球タンクを、パチンコ球を受け止める球受け面10aと、その下流に下流面10bとに分割する。球受け面10aを、パチンコ球が下流面10bに向けて転動する緩い傾斜面とし、下流面10bを球受け面10aと直交する方向に向けた緩い傾斜面とする。下流面10bの下流部にパチンコ球をタンクレールへ導く球流出口16を設ける。さらに、球流出口16を設けた側から略中央位置まで球受け面10aと下流面10bとを分離する誘導提19を設ける。さらに球流出口16に、球流出口16の上方へせり出す球均し突条17を設けて、パチンコ球が下流面10b上に2層以上に重なった場合であっても下層のパチンコ球が優先的に球流出口から流れ出させる。
特開平2012−24327号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、球タンクの底面を傾斜面とし、誘導堤を設けているものの、依然として、球流出口に遊技球が集中し、補給装置から補給されるパチンコ球の球圧が作用して、これらの球圧により球詰まりを生じるおそれを排除することが困難であった。
そこで、請求項1の発明では、球タンクと、球タンクに貯留される遊技球を球払出装置に供給するタンクレールと、を備え、前記球タンク及びタンクレールが背面上部に配置される遊技機の球供給装置において、前記球タンクの底部の一端部に球流出口を備え、前記球流出口の上流に配置され、短手方向に対して内側に突出する三角形状の突出部と、 該球流出口と反対側の一端部に配置される、行き止まりの迂回路と、前記球流出口と、前記迂回路とを区画する迂回リブと、を備えたことを特徴とする。
前記迂回リブの下部が前記球流出口の上面より高く設定されることが好ましい。
前記迂回リブと前記球流出口とが、該球流出口に向かって徐々に傾斜が低くなる傾斜面で接続されることが好ましい。
前記迂回リブが三角リブ形状で長手方向に延び出すことが好ましい。
前記球流出口と迂回リブが横並びに形成され、前記球流出口に臨む迂回リブの面が湾曲面となり、下流に行くに従い徐々に前記球流出口と迂回リブの面の間隔が狭くなることが好ましい。
前記球タンクの底面が前記球流出口に向かって低くなるように傾斜するのに対し、前記行き止まり迂回路の底面が下流側に向かって徐々に高くなることが好ましい。
前記突出部が前記迂回リブよりも上流に位置することが好ましい。
前記タンクレールの前記球タンクから下流側の領域の前部と後部にそれぞれ構造の相違する球均し部材を配置することが好ましい。
請求項1の発明により、三角形状の突出部で遊技球の流れ方向が変更され、一部の遊技球が行き止まり迂回路で遊動することで遊技球の緩衝地帯(バッファーゾーン)として作用し、遊技球が迂回リブに誘導されながら球流出口に入るので、パチンコ球に球圧がかかることを防止して、球流出口付近に貯留されたパチンコ球の球詰まりを防止して、球迂回路を一条にすることが可能となり、タンクレールを薄くすることができる。
請求項2の発明により、前記迂回リブの下部が前記球流出口の上面より高く設定されるので、遊技球の球流出口への流れが円滑になり、遊技球の詰りが少なくなる。
請求項3の発明により、前記迂回リブと前記球流出口とが、該球流出口に向かって徐々に傾斜が低くなる傾斜面で接続されるので、遊技球の移動速度が加速できる。
請求項4の発明により、前記迂回リブが三角リブ形状で長手方向に延び出すので、行き止まり迂回路から球流出口への円滑な遊技球の誘導を行うことができる。
請求項5の発明により、前記球流出口と迂回リブが横並びに形成され、前記球流出口に臨む迂回リブの面が湾曲面となり、下流に行くに従い徐々に前記球流出口と迂回リブの面の間隔が狭くなるので、遊技球の球流出口への適切な誘導が可能である。
請求項6の発明により、前記球タンクの底面が前記球流出口に向かって低くなるように傾斜するのに対し、前記行き止まりの迂回路は下流側に向かって高くなるので、遊技球の迂回を適切に行うことができる。
請求項7の発明により、前記突出部が前記迂回リブよりも上流に位置するので、協働して、遊技球の球流出口への遊技球の誘導率を適切に制御できる。
請求項8の発明により、前記タンクレールの前記球タンクから下流側の領域の前部と後部にそれぞれ構造の相違する球均し部材を配置するので、遊技球の誘導を円滑とし、タンクレールを小型化できる。
本発明実施形態の内枠2に取り付けられた球供給装置1の裏側から見た斜視図である。 同じく表側から見た斜視図である。 同じく正面図である。 同じく裏面図である。 同じく平面図である。 同じく左側面である。 球タンク3とタンクレール4の拡大平面図である。 本発明実施形態の内枠2に取り付けられた球供給装置1の正面図である。 同じく平面図である。 同じく側面図である。 本発明実施形態の受け皿15の拡大斜視図である。
以下に、本発明実施形態の遊技機の球供給装置1について図1〜図11を参照して説明する。球供給装置1は、横方向に延び出す第1球通路ユニットAと、縦方向に延び出す第2球通路ユニットBに分割されて、これらがL字形状に連続するように矩形状の内枠2に取着されたものである。第1球通路ユニットA及び第2球通路ユニットBは、遊技球Kの流下する状態を視認し易くするため、光透過性合成樹脂材により形成される。内枠2は方形の開口20を備えており、方形の開口21を有する矩形状の外枠22の一方側の縦枠に対してヒンジ23により開閉可能に取り付けられる。第1球通路ユニットA、第2球通路ユニットBはビス(図示略)により内枠2に取り付けられる。
第1球通路ユニットAは、内枠2の背面側に設けられて遊技球Kを受け入れ、一時的に貯留し、下流に排出する球タンク3と、球タンク3の下流側に接続し球タンク3から流出する遊技球Kを受けて一列に長手方向に1列に整列誘導するタンクレール4と、タンクレール4を流れる遊技球Kを均す第1球均し部材5と、第1球均し部材5の下流側に設けられ、タンクレール4を流れる遊技球Kを均す第2球均し部材6と、タンクレール4と接続し遊技球Kの流れ方向を変更する横樋7と、を備えている。図3、図6等に示す通り、第1球通路ユニットAは内枠2の片側(右側)の裏側縦材2aから遊技領域側に位置する。図1に示す通り、裏側縦材2aは表側縦材2bと直交して接続する。
第1球均し部材5はタンクレール4の前部の上方に上下に変位可能に設けられ、第2球均し部材6はタンクレール4の後部に長手方向に回動変位可能であり、遊技球Kの流れを上から押さえることにより、タンクレール4からの遊技球Kの流出を防止する。タンクレール4の後端と横樋7の前端が接続されている。タンクレール4が球タンク3と隣接する領域には、第1球均し部材5の上流側に縦方向に延び出す板材である規制部12を設けている。球タンク3の下側には特定間隔を置いて板状リブである底部材13が別部品として成形されて、この底部材13の上部に間隙を置いて球タンク3が取り付けられ、二重底構造となっており、遊技球Kの落下の衝撃等を好適に緩和できる。さらに、底部材13の下流側端部が延長されて、タンクレール4の底面と一体になっている。底部材13はカバー40と連続的に一体で形成される。タンクレール4の側板側はカバー40と連結され、対向する他の側板はタンク3と連結する。
球タンク3の下流側の端部の上面部には、図11に示す受け皿15が取り付けられ、この受け皿15の上にパチンコ機が配置されたホールの島から遊技球Kが補給され、遊技球Kを一旦、受けてから、球タンク3へ流下させる。受け皿15は図11以外の図面では図示を略している。受け皿15の位置は、タンク3の後端部に限らず、他の場所でも良い。なお、弾球遊技機のその他の構成は公知であるので、その他の構成の記載は略す。
球タンク3は有底で上面開口する細長の箱状体であり、長手方向が遊技機の幅方向となるように内枠2の背面の上部片側(右側)領域に形成されている。図7に示す通り、球タンク3は、底板30と、底板30の下流側で長手方向に形成された、遊技球Kの1球が通過できる凹部である球流出部31と、右側板32と、左側板33と、左側板33内側面に取り付けられ短手方向に対して内側に突出する三角形状の突状部34と、上流側に位置する前板35と、下流側に位置する後板36と、を備えている。底板30〜左側板33、前板35、および後板36は一体成形されている。突出部34は別体で成形される。
底板30が右下がりに傾斜し、左側すなわち上流側ほど高さが小さく設定され、下流側ほど高さが大きくなっており、遊技球Kは底板30に沿って自重で右方向に移動する。球流出部31はタンクレール4と連通している。図1に示す通り、前板35の高さH1は、遊技球Kの直径の2〜3倍、後板36の最大高さH2は4〜6倍に設定されている。
底板30は、図3、図5、図7等に示す通り、断面V字形状であり、少なくとも下流側に向かって傾斜する傾斜角度が相違する少なくとも2つの平面領域R1,R2を備える。平面領域R1とR1との間には稜線Lが形成されている。これにより、底板30を流れる遊技球Kは中央に寄せられるように流れる。
図3等に示す通り、底板30の傾斜角度と、タンクレール4の傾斜角度は、背面視で右下がりに傾斜し、同様の角度に設定してある。この傾斜角度は3〜6度の範囲(図では5度)で設定されることが好ましい。
左側板33の下流端部は延長されて、タンクレール4の側面板と一体化されている。
図1等に示す通り、底板30の底面が下流側に向かって低くなるように傾斜するのに対し、迂回通路38の底面は下流側に向かって高くなる。
底板30は、図5等に示す通り、傾斜面37を備え、傾斜面37は、右側板32と後板36の隅部に形成され、それらの内側面に向かって盛り上がるよう連続的に形成される。傾斜面37上に迂回通路38と、迂回リブ39とが設置される。傾斜面37の高さが低い領域は弧状に形成される。
突状部34は、別部品として、左側板33に着脱自在に止着され、平面視で略三角形状である。突状部34の側面は平面でも曲面でも良い。図2、図5等に示す通り、平面視で、上流側の側面は傾斜した平面、下流側の側面は凹曲面である。球流出部31とタンクレール4は、凹部が連続的に一体に形成され連続溝を構成する。突状部34の隣接する下流側領域に左側板33に沿って球流出部31が形成される。
球タンク3は、上流側に入口を備え奥側が行き止まりの平面視で方形の迂回通路38と、球流出部31と迂回通路38とを区画(離隔)する迂回リブ39と、を備えている。迂回通路38は球流出口31と反対側の端部に形成されている。遊技球Kが迂回通路38から球流出口31へ直接流出しないようになっている。迂回通路38の横幅が遊技球K2個入る横幅で、長さは6個以上入るものである。迂回通路38の入口は傾斜段部37aが形成され、2段傾斜となっている。迂回通路38は迂回リブ39、右側板32、後板36、及び底板30により形成される通路であり、その側面3方が囲まれ、前面と上面が開放面となっている。迂回リブ39の壁面は傾斜面37から上方に突出し、凹部を囲むように形成される。傾斜面37の高低差により迂回リブ39の下部が球流出部31の上面より高く設定される。球流出部31と迂回リブ39とが、迂回リブ39から球流出部31に向かって徐々に傾斜が低くなる傾斜面37で接続される。迂回リブ39は平面視で長手方向に延び出し、壁の間隔が拡大する三角リブ形状である。迂回リブ39の迂回通路38に面する側は直面状であり、球流出部31に面する側は弧状面である。
突状部34が迂回リブ39と球流出口31よりも上流に位置する。迂回リブ39の高さは遊技球Kの1個分である。球流出部31と迂回リブ39が長手方向に対して横並びに形成され、下流に行くに従い徐々に球流出部31と迂回リブ39の間隔が狭くなり、傾斜面37の幅が下流に行くに従い小さくなる。球流出部31の出口近傍では、球流出部31の一側面と、傾斜面37とが連続的に滑らかな曲面を形成する。
上記の突状部34、迂回通路38、迂回リブ39により、遊技球Kの流れを好適に制御することができ、球流出部31に遊技球Kが集中せず、球圧が適切に制御されることで、円滑に流れる。
図11に示す通り、受け皿15は、球タンク3の上部に嵌脱自在な構造であり、皿状の皿本体16の長手方向に複数枚の仕切板17が遊技球K1個の直径よりも小さな間隔を置いて形成されている。皿本体16の両側面に一対の軸18が形成され、押え板19が形成されている。軸18が右側板32、左側板33の対応する上端の箇所に形成される一対の凹部3a(図1参照)にそれぞれ嵌着し、押え板19で右側板32、左側板33、36を抑えることができる。このときに、受け皿15は、球流出部31と迂回リブ39の上部空間を覆う位置関係になる。このとき、受け皿15は、突状部34の全部または一部を覆っても良い。
タンクレール4は、図3,図5等に示す通り、球1個が流れる1条式の構造であり、カバー40と、または、球タンク3と一体成型されたもので、第1球均し部材5と第2球均し部材6の間に形成される屈曲部41と、第2球均し部材6と独立して同軸に回動し、タンクレール4の球流路の長手方向に倒れ込むことにより遊技球Kの流れを止めるストッパとして作用する爪部42と、を備えたものである。タンクレール4は、その長さL2が球タンク3の長さL1の40〜60%の範囲が好ましい。球流出部31の長さL3はタンクレール4の長さL2の45〜75%の範囲が好ましい。カバー40の裏側はスペースであり、部品等の収容スペースが広くなる。
第1球均し部材5と第2球均し部材6は、遊技球Kの球圧を軽減するため、それぞれ、タンクレール4の球タンク3から下流側の領域の前部と後部にそれぞれ構造の相違する機構である。第1球均し部材5は図3等に示す通り、側面視で縦長の角形で底面が下流に向かって傾斜する傾斜面となった角形の構造であり、また、上下に位置が調整できるようにカバー40の表面に締結されている。この第1球均し部材5は、遊技球Kが2個以上に積層した状態で流下して場合であっても、上層の遊技球Kは第1球均し部材5の左面に突き当たり、下面で誘導された、下層の遊技球K1個が優先的に球流出部31から流下し、タンクレール4への入球が規制されるように球均しをする。第2球均し部材6はカバー40の側板に軸着され長手方向に回動自在となっており、凹部6aがタンクレール4に上方に立設された凸部43、凸部44に嵌脱自在になっている。
横樋7は、タンクレール4の流れ方向と直交する方向に延び出し、少なくとも1箇所で進行方向に蛇行する構造である。横樋7の下流端部は内枠2の裏側縦材2aの上部に形成され遊技球Kが通過する切欠部2c(図6参照)に接続され、この切欠部2cで裏側縦材2aと直交方向に遊技球Kを流すものである。横樋7の入口で遊技球Kが進行方向を横方向に90度変更され、その出口で横方向から上下方向に90度変更される。
第2球通路ユニットBは、横樋7の後端と接続し自重により遊技球Kが流下する上下方向に配置された竪樋8と、竪樋8と接続するL字樋9と、L字樋9と接続する球払出装置10と、球払出装置10から払い出された遊技球Kを球受け皿(図示略)へ誘導する誘導樋11と、を備えている。図1、図3等に示す通り、竪樋8は裏側縦材2aからは遊技領域側と反対側に位置し、L字樋9、球払出装置10、誘導樋11は、裏側縦材2aから遊技領域側に位置する。
竪樋8は、相互に直交する裏側縦材2a(図3等参照)と表側縦材2b(図8等参照)とが成す角部に取り付けられる。竪樋8は、図6に示す通り、遊技球Kの上側から加わる球圧を緩和するために上下方向に左右に蛇行した構造を備えている。竪樋8は、図6に示す通り、側面視で、裏側縦材2a及び外枠22の幅寸法範囲内に位置し、かつ、図3等に示す通り、背面視した場合、裏側縦材2aと外枠22の隙間に配置形成され、これにより、竪樋8は遊技領域の領域外に配置される。裏側縦材2aの端部と竪樋8の端部とは面一である。また、表側縦材2bの端部と竪樋8の端部とは面一である。これにより、竪樋8のコンパクトな収容が可能である。
竪樋8の入口で遊技球Kが進行方向を横方向から上下方向に90度変更され、その出口で上下方向から横方向に90度変更される。竪樋8内に遊技球Kが存在するか否かを検出する球切れスイッチ(図示略)や、遊技球Kを機外へ排出する球抜き機構(図示略)が設けられるものを含む。
L字樋9は、竪樋8と直交して接続され、その入口で遊技球Kを上下方向から横方向に90度、その流れ方向を変更し、その出口で遊技球Kを球払出装置10に対して横方向から上下方向に90度、その流れ方向を変更するものである。
球払出装置10は、遊技球K(賞球、貸し球)を払い出す樋と、払い出し部と、球通過センサ、モータ等を備えるものである。
誘導樋11は、球払出装置10から排出される遊技球K(賞球)を上皿(図示略)に流下させるものである。
次に球供給装置1の動作及び作用効果を説明する。
まず、球払出装置10による遊技球Kの払出動作を説明する。遊技者が発射ハンドル(図示略)を操作して遊技球Kを遊技盤(図示略)の盤面上に発射し、遊技球Kが入賞口(図示略)等に入ると、払出制御基板(図示略)が球払出装置10を作動させ遊技球Kを下流の上皿(図示略)に払い出すとともに、払い出し数をカウントして入賞の種類に応じた個数が払い出されると球払出装置10の払い出し作動を停止させる。また、遊技者が上皿(図示略)にある貸出釦(図示略)を押下すると、払出制御基板(図示略)が球払出装置10を作動させ遊技球Kを下流の上皿(図示略)に払い出す。したがって、球払出装置10から遊技球Kの払い出しが行われる間には、球貸し時、入賞時のいずれも、遊技球Kが球タンク3、タンクレール4、横樋7、竪樋8、L字樋9を経て球払出装置10へ流送され、球払出装置10から誘導樋11を経て上皿(図示略)へ払い出される。
次に、第1球通路ユニットA、第2球通路ユニットBの動作及び効果を説明する。島から流下した遊技球Kは、受け皿15に一旦受け止められてから、自重で付勢された遊技球Kが底板30上または底板30上の遊技球Kの上に落ちて下流方向に流れる。そして、図5、図7に示す通り、平面領域R1等に流れる遊技球Kは、一旦、迂回通路38に入ってから迂回リブ39を回り、球流出部31に向かうことで、遊技球Kの集中を防止し、詰まりを確実に防止できる。また、平面領域R2に流れる遊技球Kは、突状部34の片面に衝突してその勢いを減じつつ誘導され、流れが斜め内側になり、そして、一部が迂回通路38に流れる、あるいは、傾斜面37の傾斜で逆方向に戻され、迂回通路38からの遊技球Kと合流する。突状部34と迂回リブ39の間の領域から下流に入る遊技球Kは、迂回リブ39に誘導されて、球流出部31に落とし込まれて下流に流れることで、遊技球Kの詰まりを防止する。また、遊技球Kの集中を有効に防止することで、球タンク3とタンクレール4を小型にでき、球タンク3及びタンクレール4の周囲のスペースを拡大できるので、遊技盤(図示略)に備え付けられたセンター役物(図示略)の大型化に対応させることができる。
三角形状の突状部34で遊技球の流れ方向が変更され、一部の遊技球Kが迂回通路38に迂回して戻ることで、迂回通路38が遊技球の緩衝地帯(バッファーゾーン)として有効に作用し、遊技球Kが迂回リブ39に誘導されながら球流出部31に入るので、遊技球Kに球圧が加わることを防止して、球流出部31付近に貯留された遊技球Kの球詰まりを防止して、球流出口31の球通路を一条にすることが可能となり、1条のタンクレール4に円滑に誘導することができ、さらに、タンクレール4も小型化することができる。
迂回リブ39の下部が球流出部31の上面より高く設定されるので、遊技球Kの球流出部31への流れが円滑になり、遊技球の詰りが少なくなる。
迂回リブ39と球流出部31とが、球流出部31に向かって徐々に傾斜が低くなる傾斜面で接続されるので、遊技球Kの移動速度が加速でき、球流出口31への流下速度が早くなる。
迂回リブ39が三角リブ形状で長手方向に延び出すので、迂回通路38から球流出部31へ円滑に遊技球Kを誘導することができる。
球流出部31と迂回リブ39が横並びに形成され、球流出部31に臨む迂回リブ39の面が湾曲面となり、下流に行くに従い徐々に球流出部31と迂回リブ39の面の間隔が狭くなるので、遊技球Kの球流出部31への適切な誘導が可能である。
球タンク3の底板30が球流出部31に向かって低くなるように傾斜するのに対し、迂回通路38の底面が下流に向かって高くなるように傾斜するので、迂回通路38での遊技球Kの戻りが円滑になる。
突状部34が迂回リブ39よりも上流に位置するので、協働して、遊技球Kの球流出部31への誘導率を適切に制御できる。
タンクレール4の球タンク3から下流側の領域の前部と後部にそれぞれ構造の相違する第1球均し部材5と第2球均し部材6を配置するので、遊技球Kの誘導を円滑とし、タンクレール4を小型化できる。
球タンク3及びタンクレール4の底面の傾斜が、右下がりに連続して形成されるので、自重による遊技球Kの流れ方向が順方向に連続することによって一層円滑になる。
球流出部31に向かって傾斜する傾斜角度が相違する少なくとも稜線Lにより仕切られる2つの平面領域R1及びR2を備えるので、球流出部31への球詰まり防止の効率が高まる。
底板30の面からの高さが、遊技球Kの直径の1〜2倍となるように受け皿15の高さ位置が設定されたので、迂回通路38への遊技球Kの出入りを上下方向から規制することで、球詰まりを防止できる。
第2球通路ユニットBは、裏側縦材2aに対して、遊技領域と反対側の領域で竪樋8が迂回配置され、裏側縦材2aの奥行範囲内に収容され、あるいは、竪樋8、L字樋9が外枠奥行き寸法よりはみ出ないので、遊技領域の背面側のスペースが拡大でき遊技領域の背面側の部品スペースが十分確保できるので、遊技領域の拡大に伴う遊技領域背面側の部品レイアウトに対応することができ、設計の自由度を高めることができる。また、第2球通路ユニットBを1条構造で、全体を小型化でき、異物を侵入させ難くなるので不正防止効果を高めることができる。
以上の実施形態は、本発明の実施のための好ましい実施形態の例示であること、また、当業者は、本発明の開示に鑑みて、本発明の要旨から離れることなく多数の改良、変更、置換、欠失、追加等が可能である。例えば、遊技機の一例としてパチンコ機について説明したが、他の遊技機、例えば雀球遊技機やアレンジボール遊技機などに適用してもよい。
本願発明の特許請求の範囲には、主として、タンク3とタンクレール4の構造に関する発明を規定したものである。関連する別の発明として、第2球通路ユニットBの構造の発明がある。従来の発明では、遊技領域の裏側の省スペース化が未だ十分ではなかった。そこで、第2球通路ユニットBの発明は、竪樋8が裏側縦材2aに対して迂回して配置されることで、竪樋8を遊技領域の外側に配置し、あるいは、竪樋8を裏側縦材2a及び外枠22の間に配置するので、裏スペースの拡大や不正防止効果を図り、第2球通路ユニットBを1条構造として小型化できる。詳細は上記実施形態と図面に記載した通りである。
1・・・ タンク3の長さ
2・・・ タンクレール4の長さ
3・・・ 球流出部31の長さ
1・・・ タンク3の前板の高さ
2・・・ タンク3の後板の高さ
1及びR2・・・ 平面領域
L・・・ 稜線
A・・・ 第1球通路ユニット
B・・・ 第2球通路ユニット
1・・・ 球供給装置
2・・・ 内枠
2a・・・ 裏側縦材
2b・・・ 表側縦材
2c・・・ 切欠部
3・・・ 球タンク
3a・・・ 凹部
30・・・ 底板
31・・・ 球流出部
32・・・ 右側板
33・・・ 左側板
34・・・ 突出部
35・・・ 前板
36・・・ 後板
37・・・ 傾斜面
38・・・ 迂回通路
39・・・ 迂回リブ
4・・・ タンクレール
40・・・ カバー
41・・・ 屈曲部
42・・・ 爪部
43,44・・・ 凸部
5・・・ 第1球均し部材
6・・・ 第2球均し部材
6a・・・ 凹部
7・・・ 横樋
8・・・ 竪樋
9・・・ L字樋
10・・・ 球払出装置
11・・・ 誘導樋
12・・・ 規制部
13・・・ 底部材
15・・・ 受け皿
16・・・ 皿本体
17・・・ 仕切板
18・・・ 軸
19・・・ 押え板
20,21・・・ 開口
22・・・ 外枠
23・・・ ヒンジ

Claims (8)

  1. 球タンクと、
    球タンクに貯留される遊技球Kを球払出装置に供給するタンクレールと、を備え、
    前記球タンク及びタンクレールが背面上部に配置される遊技機の球供給装置において、
    前記球タンクの底部の一端部に球流出口を備え、
    前記球流出口の上流に配置され、短手方向に対して内側に突出する三角形状の突出部と、
    該球流出口と反対側の一端部に配置される、行き止まりの迂回路と、
    前記球流出口と、前記迂回路とを区画する迂回リブと、
    を備えたことを特徴とする遊技機の球供給装置。
  2. 前記迂回リブの下部が前記球流出口の上面より高く設定される請求項1の遊技機の球供給装置。
  3. 前記迂回リブと前記球流出口とが、該球流出口に向かって徐々に傾斜が低くなる傾斜面で接続される請求項1または請求項2の遊技機の球供給装置。
  4. 前記迂回リブが三角リブ形状で長手方向に延び出す請求項1ないし3いずれか1つの請求項1の遊技機の球供給装置。
  5. 前記球流出口と迂回リブが横並びに形成され、前記球流出口に臨む迂回リブの面が湾曲面となり、下流に行くに従い徐々に前記球流出口と迂回リブの面の間隔が狭くなる請求項1ないし4いずれか1つの遊技機の球供給装置。
  6. 前記球タンクの底面が前記球流出口に向かって低くなるように傾斜するのに対し、前記行き止まりの迂回路の底面が下流側に向かって高くなるように傾斜する請求項1ないし5いずれか1つの遊技機の球供給装置。
  7. 前記突出部が前記迂回リブよりも上流に位置する請求項1ないし6いずれか1つの遊技機の球供給装置。
  8. 前記タンクレールの前記球タンクから下流側の領域の前部と後部にそれぞれ構造の相違する球均し部材を配置する請求項1ないし7いずれか1つの遊技機の球供給装置。
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