JPH0557054A - 弾球遊技機の機構板 - Google Patents

弾球遊技機の機構板

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JPH0557054A
JPH0557054A JP24690391A JP24690391A JPH0557054A JP H0557054 A JPH0557054 A JP H0557054A JP 24690391 A JP24690391 A JP 24690391A JP 24690391 A JP24690391 A JP 24690391A JP H0557054 A JPH0557054 A JP H0557054A
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ball
prize ball
prize
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balls
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 払い出された景品玉が確実に優先して上皿に
導かれる弾球遊技機の機構板を提供する。 【構成】 景品玉排出通路20の下端部である誘導傾斜
底面20b上に形成される上皿連通口21と対面する方
向に余剰玉溢れ口22を形成した。 【効果】 景品玉排出通路20をいろいろな挙動を取り
ながら落下する景品玉を、誘導傾斜底面20bの傾斜を
利用して余剰玉溢れ口22方向と逆方向、即ち、上皿連
通口21に確実に優先して導くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入賞又は得点に基づい
て景品玉を払い出す景品玉払出装置と、該景品玉払出装
置から払い出された景品玉を誘導傾斜底面上に形成され
た上皿連通口を介して弾球遊技機前面に設けられる上皿
に誘導する景品玉排出通路と、該景品玉排出通路から溢
れた景品玉を余剰玉溢れ口を介して弾球遊技機前面に設
けられる下皿に誘導する余剰玉排出通路と、を備えた弾
球遊技機の機構板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来、景品玉払出装
置14から払い出された景品玉は、景品玉排出通路20
を落下して、その末端に設けられる前方に向かって下り
傾斜する誘導傾斜底面20bに到達し、上皿連通口21
を通って弾球遊技機の前面に設けられる上皿(図示しな
い)に誘導されるようになっている。そして、払い出さ
れた景品玉が上皿に充満し、遂には、上皿連通口21の
後部側方に立設された立壁20cを乗り越えて余剰玉溢
れ口22に流れ出し、連絡樋23を介して弾球遊技機の
前面に設けられる下皿(図示しない)に誘導する余剰玉
排出通路24に導かれるようになっていた。また、景品
玉払出装置14から払い出された景品玉は、払い出され
た旨を報知するため、景品玉払出装置14の直下に設け
られるベル28に衝突してから誘導傾斜底面20bに到
達するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、景品玉払出
装置14から払い出される景品玉のうち、上皿連通口2
1部分が景品玉で満杯となっていないときでも、一部の
景品玉P1は、ベル28に衝突した後、景品玉排出通路
20の側面通路壁(誘導傾斜底面20bに対して左右の
側壁)に衝突し、その後、更に上皿連通口21の手前の
誘導傾斜底面20bに当って立壁20cを飛び越え、余
剰玉溢れ口22に入って連絡樋23及び余剰玉排出通路
24を介して下皿に導かれるものがあった。このような
場合には、遊技者は、遊技の途中であっても下皿から上
皿に僅かばかりの玉を移動させねばならず、煩わしいば
かりでなく遊技に集中できないという問題があった。本
発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、その目
的とするところは、払い出された景品玉が確実に優先し
て上皿に導かれる弾球遊技機の機構板を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した発明を解決する
ために、本発明においては、入賞又は得点に基づいて景
品玉を払い出す景品玉払出装置と、該景品玉払出装置か
ら払い出された景品玉を誘導傾斜底面上に形成された上
皿連通口を介して弾球遊技機前面に設けられる上皿に誘
導する景品玉排出通路と、該景品玉排出通路から溢れた
景品玉を余剰玉溢れ口を介して弾球遊技機前面に設けら
れる下皿に誘導する余剰玉排出通路と、を備えた弾球遊
技機の機構板において、前記余剰玉溢れ口を、前記上皿
連通口と対面する方向に配置したことを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】景品玉払出装置から排出された景品玉は、景品
玉排出通路を落下してその末端である誘導傾斜底面に到
達し、上皿連通口から上皿に誘導される。また、景品玉
が上皿連通口部分に満杯となってきたときには、上皿連
通口面と対面した方向に配置される余剰玉溢れ口から余
剰玉排出通路に導かれ、下皿に誘導される。また、景品
玉排出装置から排出された景品玉が景品玉排出通路の通
路壁であって誘導傾斜底面に対して左右のいずれかの側
面通路壁に衝突した後に、誘導傾斜底面に当って反対側
の側面通路壁方向に飛び跳ねても、その反対側には、余
剰玉溢れ口がないので、景品玉が下皿に導かれることが
ない。更に、景品玉排出装置から排出された景品玉が景
品玉排出通路の通路壁であって誘導傾斜底面に対して前
方の前面通路壁に衝突した後に、誘導傾斜底面に当った
ときには、誘導傾斜面が前方に向かって下り傾斜してい
るため、余剰玉溢れ口方向に飛び跳ねることがなく、こ
の場合も、景品玉が下皿に導かれることがない。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。実施例に係る機構板1の構成について図
3を参照して説明する。図3は、機構板1の一側部から
下方中央部までの構造を示す背面図であり、入賞玉を処
理する入賞玉処理装置3と、該入賞玉処理装置3によっ
て処理された入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い
出す景品玉払出装置14と、該景品玉払出装置14によ
って払い出された景品玉が流下する景品玉排出通路20
及び余剰玉排出通路24部分とが示されている。
【0007】図3において、機構板1の下部には、発生
した入賞玉を集合する入賞玉集合樋2a,2bが傾斜状
に設けられている。この入賞玉集合樋2a,2bは、図
示では、1つしか描かれていないが、前後方向に重複し
て形成されている。そして、奥側に形成される入賞玉集
合樋2aに集められる入賞玉によって払い出される景品
玉数は、相対的に多い景品玉数(例えば、13個)であ
り、手前側に形成される入賞玉集合樋2bに集められる
入賞玉によって払い出される景品玉数は、相対的に少な
い景品玉数(例えば、7個)である。なお、以下に説明
する入賞玉処理装置3及び景品玉払出装置14の各部品
番号に「a」が付されているものは、原則として13個
用に関連する機構を構成し、各部品番号に「b」が付さ
れているものは、原則として7個用に関連する機構を構
成するものである。
【0008】入賞玉集合樋2a,2bを流下した入賞玉
は、入賞玉処理装置3によって1個ずつ処理される。入
賞玉処理装置3は、ロック部材4a,4bと、作動部材
5a,5bと、玉送り回転部材(図示しない)を回転駆
動する駆動モータ6とから構成されている。ロック部材
4a,4bは、入賞玉集合樋2a,2bの末端出口に臨
み、入賞玉が流下してきたときに回動して作動部材5
a,5bの作動を許容する。作動部材5a,5bは、回
動自在に軸支されていると共に、その後端に後述する景
品玉払出装置14の放出作動板19a,19bと連結さ
れる連動杆7a,7bが連結されている。駆動モータ6
によって回転する玉送り回転部材は、その外周に前記入
賞玉集合樋2a,2bの末端出口から排出される入賞玉
を受け入れる凹部が等角度間隔で複数(3つ)形成され
ている。
【0009】上記のように構成される入賞玉処理装置3
の動作について説明すると、入賞玉集合樋2a,2bを
流下してきた入賞玉は、ロック部材4a,4bを回動さ
せた状態で常時回転している玉送り回転部材に当接す
る。しかして、入賞玉が玉送り回転部材の凹部に受け入
れられたときには、凹部に受け入れられた状態で回転移
動する。この移動の際、作動部材5a,5bの前方下端
が入賞玉によって押圧されるので、作動部材5a,5b
が回動し、このため、作動部材5a,5bの後端に連結
された連動杆7a,7bが上方向に移動する。これによ
って後述するように、景品玉払出装置14から所定個数
の景品玉が払い出される。なお、作動部材5a,5bを
回動し終えた入賞玉は、入賞玉排出通路8a,8bを流
下して入賞信号出力用検出器9a,9bを作動させ、そ
の後、後述する玉抜通路13に合流して弾球遊技機の外
部に排出される。
【0010】上記したように、入賞玉処理装置3によっ
て処理される入賞に基づいて景品玉払出装置14が駆動
されるが、その景品玉払出装置14へ景品玉を供給する
構成、景品玉払出装置14の構成、及び景品玉払出装置
14から排出された景品玉を処理する構成について以下
説明する。まず、景品玉払出装置14の上部には、図示
しない景品玉タンク及び景品玉整列樋から供給される景
品玉を整列し且つ流下させるカーブ樋10が設けられて
いる。このカーブ樋10は、景品玉整列樋に整列してい
る景品玉の玉圧を弱めるため、ヘアピン状に曲折され、
更に下流側もクランク状に曲折されている。また、カー
ブ樋10は、前後方向に3列に形成され、景品玉払出装
置14の後述する景品玉収容筒15a〜15cにそれぞ
れ接続されている。
【0011】また、カーブ樋10の屈曲部より下流の水
平部には、玉欠乏検知板11a〜11cが設けられてい
る。この玉欠乏検知板11a〜11c上に景品玉が載置
しているときには、問題がないが、玉欠乏検知板11a
〜11c上に景品玉が載置しなくなったときには、その
下端に設けられる係合部が景品玉払出装置14の後述す
る放出作動板19a,19bの上端と係合して、景品玉
払出装置14の動作を不能動化するようになっている。
【0012】更に、カーブ樋10の曲折部には、玉抜装
置12が設けられ、該玉抜装置12の外側に玉抜通路1
3が接続されている。玉抜通路13は、機構板1の一側
端に沿って下方に延び、その下部から内側に向けて曲折
され、最終的に下方向に向けて開放されている。しかし
て、営業終了時等に弾球遊技機の前面からの操作によっ
て玉抜装置12を開放したときには、カーブ樋10の屈
曲部より上流に貯留されていた景品玉を玉抜通路13を
介して弾球遊技機の外に排出できるようになっている。
【0013】上記したカーブ樋10の下流側には、景品
玉払出装置14が設けられている。この景品玉払出装置
14は、所定個数ずつの景品玉を収納する複数(3つ)
の景品玉収容筒15a〜15cと、該景品玉収容筒15
a〜15cの上下を交互に開閉する上方弁16a,16
b及びストッパー片18a〜18cを有する下方弁17
a,17bと、該上方弁16a,16b及び下方弁17
a,17bを交互に開閉駆動させる放出作動板19a,
19bと、該放出作動板19a,19bと入賞玉処理装
置3の前記作動部材5a,5bと連結される前記連動杆
7a,7bとから構成されている。
【0014】ところで、上記したように、カーブ樋10
は、3列になって景品玉が流下するように形成され、そ
れぞれの列に接続されるように、景品玉収容筒15a〜
15cが設けられている。そして、奥側の2列の景品玉
収容筒15a,15bで相対的に多い景品玉数(例え
ば、13個)を収容し、手前側の1列の景品玉収容筒1
5cで相対的に少ない景品玉数(例えば、7個)を収容
する。また、奥側の景品玉収容筒15a,15bに対応
して一方の上方弁16a、下方弁14a、放出作動板1
9a、及び連動杆7aが設けられ、手前側の景品玉収容
筒15cに対応して他方の上方弁16b、下方弁17
b、放出作動板19b、及び連動杆7bが設けられてい
る。また、13個に対応する下方弁17aに2つのスト
ッパー片18a,18bが突設され、7個に対応する下
方弁17bに1つのストッパー片18cが突設され、そ
れらのストッパー片18a〜18cが景品玉収容筒15
a〜15cに出没するようになっている。
【0015】なお、図示の実施例において景品玉払出装
置14は、景品玉収容筒15a〜15cの上半分、上方
弁16a,16b及び放出作動板19a,19bを有す
る上部構成部材と、景品玉収容筒15a〜15cの下半
分及び下方弁17a,17bを有する下部構成部材とに
分割形成されており、上部構成部材を機構板1に螺着す
るのに対し、下部構成部材をワンタッチで着脱できるよ
うに機構板1に装着している。これは、ストッパー片1
8a〜18cの突設位置の異なる下方弁17a,17b
だけを交換することにより、容易に収容される景品玉数
を異ならせるためである。
【0016】上記したように構成される景品玉払出装置
14においては、通常の状態で上方弁16a,16bが
景品玉収容筒15a〜15cの上部入口を開放し、下方
弁17a,17bのストッパー片18a〜18cが景品
玉収容筒15a〜15cの下部出口を閉塞している。こ
のため、カーブ樋10から景品玉が景品玉収容筒15a
〜15c内に流入した状態となっている。このような状
態で連動杆7a,7bが上昇して放出作動板19a,1
9bを上昇させると、上方弁16a,16bが上部入口
を閉塞すると同時に下方弁17a,17bの回動が許容
された状態となるので、景品玉収容筒15a〜15cに
収容されていた景品玉がストッパー片18a〜18cを
押圧して下方弁17a,17bを回動させて下流側に排
出される。
【0017】所定個数の景品玉が排出された後に、連動
杆7a,7b及び放出作動板19a,19bが下降する
状態に移行すると、下方弁17a,17bのストッパー
片18a〜18cが下部出口を再度閉塞すると同時に上
方弁16a,16bが上部入口を開放してカーブ樋10
からの景品玉を受け入れ、元の状態に戻る。このよう
に、景品玉払出装置14においては、前記入賞玉処理装
置3によって駆動される連動杆7a,7bによって放出
作動板19a,19bを上下動させることにより所定個
数の景品玉を払い出すことができる。
【0018】景品玉払出装置14から払出された景品玉
は、景品玉排出通路20に排出される。この景品玉排出
通路20の下端には、上皿連通口21が開設され、この
上皿連通口21が弾球遊技機の前面に設けられる上皿
(図示しない)に連通している。また、上皿連通口21
と対面する位置には、余剰玉溢れ口22が形成され、該
余剰玉溢れ口22に余剰玉排出通路24と連絡するため
の連絡樋23が臨み、上皿に景品玉が満杯となって余剰
玉溢れ口22から溢れた余剰の景品玉が連絡樋23を流
下して機構板2の下部中央に形成された余剰玉排出通路
24に導かれるようになっている。なお、余剰玉排出通
路24は、余剰の景品玉を弾球遊技機の前面に設けられ
る下皿(図示しない)に誘導するようになっている。な
お、連絡樋23と前記玉抜通路13と余剰玉排出通路2
4とによって囲まれる領域に、前記した入賞玉処理装置
3のセット板が装着されるようになっている。
【0019】また、余剰玉排出通路24の一側側壁に
は、充満検知板25が上端を中心にして揺動自在に設け
られている。しかして、充満検知板25は、景品玉によ
って余剰玉排出通路24内が満杯になったときに該景品
玉に押圧されて揺動し、その側方に位置する充満検出器
26をOFFとし、前記した入賞玉処理装置3の駆動モ
ータ6の駆動を停止して景品玉払出装置14の払出動作
を不能動化するようになっている。なお、景品玉排出通
路20の途中、及び余剰玉排出通路24の上部には、流
下する景品玉が衝突して音を発生するベル28、29が
設けられている。上記した構成以外に機構板1には、ア
ウトとなった玉を誘導するアウト玉排出通路27が設け
られている。
【0020】機構板1の構成は、概ね上記したものであ
るが、本実施例の要部を構成する景品玉排出通路20、
上皿連通口21、及び余剰玉溢れ口22部分の詳細な構
成について、図1及び図2を参照して説明する。図1
(A)(B)は、景品玉排出通路20の側方断面図であ
り、図2は、景品玉排出通路20の横断面図である。ま
ず、図1において、景品玉排出通路20の上端部におい
ては、前記景品玉払出装置14の景品玉収容筒15a〜
15cのうち外側に位置する景品玉収容筒15cから排
出される景品玉を受け止めて内側に誘導するため、外側
に傾斜して突設される上部受枠20aとなっている。ま
た、景品玉排出通路20の下端は、前方に向かって下り
傾斜する誘導傾斜底面20bとなっており、該誘導傾斜
底面20b上に上皿連通口21が形成されている。ま
た、誘導傾斜底面20bの後端からは、立壁20cが立
設され、該立壁20cの上部に余剰玉溢れ口22が形成
されている。したがって、上皿連通口21と余剰玉溢れ
口22とは、対面する方向に配置される位置関係となっ
ている。
【0021】また、図2に示すように、本実施例におい
ては、景品玉排出通路20の途中に設けられるベル28
の外周が、前面側の内側に向かって傾斜する(傾斜角
α)ように配置されている。なお、景品玉排出通路20
を構成する通路壁のうち、上皿連通口21が形成される
通路壁を前面通路壁30aとし、余剰玉溢れ口22が形
成される通路壁を後面通路壁30bとし、左右の通路壁
を側面通路壁30c,30dとする。
【0022】上記のように構成される景品玉排出通路2
0において、景品玉払出装置14から払い出された景品
玉の大部分は、ベル28に衝突する。ベル28に衝突し
た景品玉P2は、ベル28の傾斜角αによって前面通路
壁30a方向に向かいながら落下して誘導傾斜面20b
に到達する。そして、誘導傾斜面20bに到達した景品
玉は、誘導傾斜面20bの傾斜により上皿連通口21に
向かって誘導され、図示しない上皿に導かれる。つま
り、本実施例においては、ベル28の傾斜角αによって
景品玉を余剰玉溢れ口22の反対側である傾斜誘導底面
20bの前面側に導き、更に、余剰玉溢れ口22がある
位置と逆方向に傾斜する傾斜誘導底面20bによって景
品玉を確実に上皿連通口21に誘導するものである。
【0023】また、非常に僅かではあるがベル28に衝
突することなく誘導傾斜面20bに到達した景品玉は、
前記と同様に、余剰玉溢れ口22がある位置と逆方向に
傾斜する傾斜誘導底面20bによって上皿連通口21に
誘導される。
【0024】また、ベル28に衝突した後、前面通路壁
30aに衝突して誘導傾斜面20bに到達した景品玉
は、傾斜誘導底面20bの傾斜によって余剰玉溢れ口2
2方向に向かう反射ベクトルが打ち消され、やはり傾斜
誘導底面20bによって上皿連通口21に誘導される。
更に、ベル28に衝突した後、側面通路壁30cに衝突
した景品玉であって傾斜誘導底面20bに当って側面通
路壁30d方向に飛び跳ねた景品玉があった場合にも、
側面通路壁30d方向に余剰玉溢れ口22が形成されて
いないので、当該景品玉は、そのまま傾斜誘導底面20
bによって上皿連通口21に誘導される。なお、後面通
路壁30bに衝突する景品玉は、ほとんどあり得ない
が、仮にあった場合でも、そのような景品玉は、詳述す
るまでもなく余剰玉溢れ口22方向と逆方向に反発され
るので、余剰玉溢れ口22から流出することはない。
【0025】上記したように、景品玉払出装置14から
払い出された景品玉であっていろいろな挙動を取りなが
ら落下する景品玉は、いずれも確実に優先して上皿連通
口21に導かれるが、上皿連通口21部分に景品玉が充
満してきたときには、図1(B)に示すように、景品玉
払出装置14から払い出される景品玉は、詰まった状態
の景品玉に衝突して余剰玉溢れ口22から流出して連絡
樋23に流れ、最終的に余剰玉排出通路24から下皿に
導かれる。
【0026】以上、実施例に係る機構板1の構成及び作
用について説明してきたが、本実施例によれば、景品玉
排出通路20の下端部である誘導傾斜底面20b上に形
成される上皿連通口21と対面する方向に余剰玉溢れ口
22を形成したので、景品玉排出通路20をいろいろな
挙動を取りながら落下する景品玉を、誘導傾斜底面20
bの傾斜を利用して余剰玉溢れ口22方向と逆方向、即
ち、上皿連通口21に確実に優先して導くことができ
る。特に、本実施例においては、景品玉排出通路20の
途中に設けられるベル28の作用により、その動作をよ
り確実なものとしている。なお、上皿連通口21と余剰
玉溢れ口22とは、その形成位置が完全に対面するもの
でなくても良く、ほぼ平行状態であって左右上下方向に
ずれた状態で設けられていても良い。
【0027】なお、上記した実施例では、景品玉払出装
置14として、所定個数の景品玉を収容する景品玉収容
筒15a〜15cを有するものを示したが、モータ等を
使用して景品玉を1個ずつ払い出す形式の景品玉払出装
置であっても良い。また、入賞玉によって駆動される景
品玉払出装置でなくても、アレンジ式遊技機やカード式
遊技機等の遊技において成立した得点に基づいて駆動さ
れる景品玉払出装置であっても良い。更に、入賞玉処理
装置3の構成も図示のものに限定されず、入賞玉を1個
づつ処理して、それによって景品玉払出装置を駆動する
ものであれば、どのようなものでも良い。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、景品玉排出通路の下端部である
誘導傾斜底面上に形成される上皿連通口と対面する方向
に余剰玉溢れ口を形成したので、景品玉排出通路をいろ
いろな挙動を取りながら落下する景品玉を、誘導傾斜底
面の傾斜を利用して余剰玉溢れ口方向と逆方向、即ち、
上皿連通口に確実に優先して導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る景品玉排出通路の側方断面図であ
る。
【図2】景品玉排出通路の横断面図である。
【図3】実施例に係る機構板の一部を示す背面図であ
る。
【図4】従来の機構板の一部を示す背面図である。
【符号の説明】
1 機構板 14 景品玉払出装置 20 景品玉排出通路 20b 誘導傾斜底面 21 上皿連通口 22 余剰玉溢れ口 24 余剰玉排出通路 28 ベル 30a 前面通路壁 30b 後面通路壁 30c 側面通路壁 30d 側面通路壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞又は得点に基づいて景品玉を払い出
    す景品玉払出装置と、該景品玉払出装置から払い出され
    た景品玉を誘導傾斜底面上に形成された上皿連通口を介
    して弾球遊技機前面に設けられる上皿に誘導する景品玉
    排出通路と、該景品玉排出通路から溢れた景品玉を余剰
    玉溢れ口を介して弾球遊技機前面に設けられる下皿に誘
    導する余剰玉排出通路と、を備えた弾球遊技機の機構板
    において、 前記余剰玉溢れ口を、前記上皿連通口と対面する方向に
    配置したことを特徴とする弾球遊技機の機構板。
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