JP2010264017A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球を貯留する貯留部において簡単な構造で球詰まりを引き起こすことのない遊技機を提供することにある。
【解決手段】 遊技球を貯留する貯留部30と、該貯留部30の遊技球を整列する整流通路31と、該整流通路31で整列された遊技球を放出する送出手段20とを備え、貯留部30は整流通路31に向かって底面25が下り傾斜し、整流通路31に連通するように下流側は誘導壁32aを貯留部30内に膨出して漸次幅狭に形成され、誘導壁32aはすべて曲面で形成され、該誘導壁32aに遊技球が連なった状態で隣に位置する遊技球の接触する誘導壁の曲面の曲率が夫々異なるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技球の貯留部を備えた遊技機に関する。
従来、遊技球を遊技媒体として使用する遊技機の一種であるぱちんこ機は、矩形状の外枠に対して内枠が開閉可能に組み付けられ、該内枠にヒンジを介して前枠が開閉可能に配置されている。そして、内枠には、遊技盤が着脱可能に組み付けられ、遊技盤の裏面上部位置に、多数の遊技球が貯留可能な貯留部をもつ上方に開口した球タンクが装着され、その下方に球タンクから放出された遊技球を整列して球払出装置に導く傾斜状のタンクレールが配置されている。
また、前枠には球払出装置から払い出された遊技球を一時的に貯留して、その貯留した遊技球を球発射装置に1個ずつ供給する球受皿を備えている。この球受皿は、遊技球を一時的に貯留する貯留部と、その貯留部で貯留した遊技球を1列に整列して流下させる整流通路とを有している。
このように、この種のぱちんこ機においては、一旦貯留部に貯留した遊技球を一列に整列して球払出装置に導いたり、球発射装置に導いたりしている。これら貯留部の遊技球を一列に整列する際に、球の流路幅が狭まる部分で球圧等により球が詰まることがあった。
そこで、これを解消するものとして、上皿の横幅が徐々に狭くなる部分で遊技球が詰まった場合を的確に検出して、振動部材を必要とされるタイミングで振動させることにより、遊技球の球止まり状態を解消するようにした球受皿が提案されている(特許文献1参照)。
また、球タンクに膨出部を設けて球タンク内の遊技球を整列させる球通路部を設けた遊技機が提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−14822号公報 特開平7−51453号公報
しかしながら、特許文献1のような球受皿においては、球止まり状態を検出する上流側センサ及び遊技球がないことを検出するための下流側センサを必要とし、さらに遊技球の球止まり状態を解消するために振動する振動部材を必要としている。そのため、部品点数が増加し球受皿の構成も複雑になり、球受皿が大きくなり全体的にコストが高くなるという問題がある。また、電気的制御が必要となり、回路基板の設計や配線作業に手間がかかるという問題がある。
また、特許文献2のような遊技機においては、球タンクの膨出部は単に徐々に通路幅に狭めて整列するようにしているだけであるため、連続する遊技球が球荷重によって膨出部に沿って移動する際に、連続する遊技球の移動方向が同じになることがあり、その球圧が狭窄部に一気に集中するとその狭窄部で球詰まりを起こすという問題がある。
本発明の遊技機は、上記従来技術の課題を解決することを目的とし、簡単な構造で貯留部における貯留された遊技球の球詰まりを解消し、球詰まりすることなく遊技球を整流させることができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、遊技球を貯留する貯留部と、該貯留部の遊技球を整列する整流通路と、該整流通路で整列された遊技球を放出する送出手段とを備え、前記貯留部は前記整流通路に向かって底面が緩やかに下り傾斜し、前記整流通路に連通するように下流側は誘導壁を貯留部内に膨出して漸次幅狭に形成され、前記誘導壁はすべて曲面で形成され、該誘導壁に遊技球が連なった状態で隣に位置する遊技球の接触する位置誘導壁の曲面の曲率が夫々異なることを特徴とする。
また、前記誘導壁は、貯留部の底面を下流側に隆起した第一傾斜誘導部と外周壁から膨出させた第二傾斜誘導部を曲面で繋げて凸状の整流部をに形成しされ、下流に向けて遊技球を整流させるように底面の平滑部を漸次狭めながら、遊技球が整列される整流通路の側壁から不連続的なにならないように曲面で繋げて形成されることを特徴とする。この構成により遊技球をスムーズに整流させることができる。
また、前記第一傾斜誘導部の勾配は前記第二傾斜誘導部の勾配より小さく設定されることを特徴とする。この構成により、流下方向の球圧を徐々に吸収することができる。
また、前記第一傾斜誘導部は、整流通路側に向って凸状に張り出し、球一個が流れを制約させることなく平滑部と所定角度の傾斜を保つように、隆起部が整流通路まで形成され該整流通路によって隆起部が切欠された形状を備えることを特徴とする。この構成により、整流通路での遊技球の流下を安定させることができる。
前記整流通路には球流れ用の金属プレートが設けられ、該金属プレートによって隆起部が切断された形状を備える。
また、前記送出手段は賞球又は貸球として遊技球を払出す球払出装置であり、前記貯留部は前記球払出装置に遊技球を供給する球タンクである。
また、前記遊技機は発射装置により遊技盤面に遊技球を発射するぱちんこ機であり、前記送出手段は前記発射装置に遊技球を供給する打球供給装置であり、前記貯留部は前記打球供給装置に遊技球を供給する球受皿である。
前記球受皿は、球払出装置から払い出された遊技球が流出する球導入口と球発射装置に遊技球を供給する球導出口とを備え、遊技球を貯留する皿部は前記球導入口側から球導出口側に向かって底面が緩やかに下り傾斜し、その下流側に誘導壁を貯留部内に膨出して漸次幅狭となり遊技球を最終的に一列に誘導整列させる整流通路が形成され、貯留部のほぼ中央に球抜き孔が開設され、前記誘導壁は、球抜き孔に向けて貯留部の底面を下流側に隆起して遊技球を整流させるように底面の平滑部を漸次狭めながら、一列に整列された整流通路の側壁から不連続にならないように的な曲面で繋げて形成される。
上述した遊技機によれば、整流通路へ誘導する誘導壁は、連続状態の遊技球が該誘導壁に接触した位置の曲面の曲率が夫々異なるように設定されているため、球荷重により移動していく方向(ベクトル)が同じになることがないため、球止りをすることなく整流することができる。
ぱちんこ機の正面図である。 ぱちんこ機の背面図である。 前枠を開放したぱちんこ機の斜視図である。 球タンクの斜視図である。 球タンクの平面図である。 誘導壁部の要部断面図である。 球受皿の分解斜視図である。 皿部材の斜視図である。 皿部材の平面図である。 (a)は遊技球を正面から見た接触部を示し、(b)は遊技球を底面から見た接触部を示す説明図である。
以下に、この発明における実施形態について図面を参照して説明する。遊技機としてのぱちんこ機1は、図1乃至図3に示すように、そのぱちんこ機1の外郭を形成する額縁状の外枠2を備え、その外枠2の前面にヒンジ3により一側(ぱちんこ機1を正面視して左側)を枢支して、その前面側に向かって片開き可能に内枠4が支持されている。内枠4には、ガイドレール5により遊技領域6aが形成された遊技盤6が装着され、その下方に発射装置7が設けられている。また、内枠4の前面にその内枠4の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有するように構成され、遊技盤6の遊技領域6aをガラス等の透明板を介して視認し得る窓部19を備えた前枠9がヒンジにより開閉自在に設けられている。
前枠9は、図1に示すように窓部14の下方前面に、遊技球を貯留し、貯留した遊技球を整流して発射装置7に遊技球を供給する球受皿10を設けている。そして、ぱちんこ機1を正面視して球受皿10の右下側に遊技球の発射力を調節する発射ハンドル13が設けられている。また、図3に示すように球受皿10の裏面側には発射装置7に遊技球を一個ずつ送り出す打球供給装置(送出手段)11を備えている。
なお、本明細書において、ぱちんこ機1における上下方向とは遊技盤6の盤面に沿う態様で遊技領域6aを遊技球が流下する方向(鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤6の盤面に沿う態様で上下方向に直交する方向(水平方向)を意味し、遊技者と正対して遊技者から見た左右を示す。また、前後方向とは遊技盤6の盤面に直交する方向(水平方向)を意味し、遊技盤6の遊技者側が前側であり、遊技盤6の奥側(遊技領域5aの反対側)が後側である。
内枠4は、図2及び図3に示すように合成樹脂により縦長方形状に形成されると共に中央に開口部17が開設された枠状に形成される。そして、開口部17の背面上方には、遊技機島の補給経路(図示せず)から補給される遊技球を貯留する球タンク18が設けられている。また、球タンク18の下流側に遊技球を整列して流下させる直線及び屈曲状の球誘導路19が設けられている。また、その球誘導路19の下流側には所定個数の遊技球を計数して払い出す球払出装置20(送出手段)が設けられている。そして、その球払出装置20の下流側には、該球払出装置20から払出された遊技球を払出口10aから球受皿10(図1参照)へと誘導する球払出通路21が設けられている。
球タンク18は、図4及び図5に示すように、底壁25と遊技球が多段に積み重なり得る高さを有する前側壁26と該前側壁26に対向する後側壁(外周壁)27と、左右側壁28,29とによって上面が開口する平面略長方形の有底箱状に形成され、所定量の遊技球が貯留される貯留部30と、貯留部30の遊技球を収斂して整流させる球整流路部(整流通路)31を備えている。球整流路部31は球誘導路19と連通し、整流された遊技球は球払出装置20に導かれる。
貯留部30は、底壁25を遊技球が自重により転動し得るように高低差をつけて一側面(実施例では左側壁28)に向かって例えば3°〜5°の緩やかな傾斜角度(図上では4°)に下傾して形成されている。そして、後側壁27の略中央から対角部をなす貯留部30の隅角(実施例では前側壁26と右側壁29とで形成される隅角)近傍に向う斜めの線を境界部として、後側壁27から左側壁28及び前側壁26に向けて下傾する(図5に示す矢印方向)第二傾斜面25aが形成されている。そして、貯留部30の下流側であり後側壁27側に、遊技球を収斂して球整流路部31を形成する整流部32を膨出して設けている。また、整流部32により収斂して形成された球整流路部31の下流端の右側壁29に球流出口33が開設され、球流出口33は球タンク18の短手方向に沿う開口幅が複数個の遊技球が同時に通過し得る大きさに開口されている。実施例では球流出口33の開口幅は、遊技球が2個並行で通過し得る(遊技球の流下方向に沿って2列状態)大きさとしている。そして、球流出口33を介して球整流路部31に連通する球誘導路19が貯留部30の長手方向に沿うように合成樹脂により球タンク18と一体に成形されている。なお、実施例では球誘導路19を球タンク18と一体とするが、球誘導路19は球タンク18と別体に形成してもよいのはいうまでもない。
整流部32は、凸状の円弧面の誘導壁(第二傾斜誘導部)32aを遊技球の流下方向に沿って貯留部30内方への突出量が所定値(実施例では2個並列する程度)になるまで徐々に増大するように膨出して設けている。これにより貯留部30の下流部分が徐々に狭められ、貯留部30を流下する遊技球が最終的に球誘導路19の通路と同幅に収斂して球整流路部31を形成している。また、整流部32の誘導壁32a立ち上がり部分に図5矢印に示すように、貯留部30側に向かって放射状に下傾する隆起部(第一傾斜誘導部)34が遊技球の半球程度の高さで設けられ、貯留部30の底壁25との境を、緩やかな曲率の曲面となるように形成している。誘導壁32aは、隆起部34と曲面上に繋げて凸部を形成し、下流に向けて球を整流させるように底面の平滑部を漸次狭めながら、遊技球を整流させる球整流路部31の側壁にかけて不連続にならないように滑らかな曲面で繋げて形成される。
そして、隆起部(第一傾斜誘導部)34及び誘導壁(第二傾斜誘導部)32aはすべて曲面で形成されており、その曲面は遊技球が互いに隣接した状態で誘導壁32aと接触する位置の曲率が夫々異なるように形成されている。具体的には、図6に示すように誘導壁32aに連続状態の遊技球B1,B2が接触する位置の曲率中心はそれぞれO1,O2と異なっており、それらに連続する遊技球B3,B4の曲率中心も隣接する遊技球と異なっている。つまり、同じ曲率中心を有する曲面は大きくても遊技球の1個分より小となるように形成される。これにより、遊技球が隣接(接触)した状態で、球荷重により移動する際の方向性(ベクトル)が常に異なることになるため、球圧が分散され貯留部30で球詰まりを起こすことなく整流される。
また、隆起部34は、図10に示す遊技球Bの部位S1が接触し得る緩やかな傾斜の曲率の曲面に形成している。誘導壁32aの立ち上がり部を緩やかな傾斜の曲面とすることにより、流下方向の過度の球圧がかかると遊技球が上方へと押し出されて退避移動しようとするため、過度の球圧が分散されて球詰りを回避することができる。また、整流部32の誘導壁32aは、図10に示す遊技球Bの部位S2が接触し得る傾斜の大きな曲面に形成している。図面上では傾斜角45度を境として遊技球Bの接触部位S1とS2を分岐している。隆起部34と誘導壁32aの境界は不連続とならないように曲面で繋げている。
整流部32の上面は、貯留部30の底壁25の傾斜方向と逆傾斜(図上右側壁29側にのみ約4°の傾斜)している。つまり図5矢印に示すように貯留部30の遊技球の流下方向に対して流下抵抗を与えるように登り傾斜として、球流出口33に球圧が集中しないようにしている。
また、実施例において隆起部34は緩やかに漸次低くなる曲率の大きな円弧状に形成されており、隆起部34の下流端(裾部)の一部が、図4及び図5に示すように球整流路部21の幅員W内に臨むように位置している。但し、隆起部34の前側壁26に向かう下流端位置は、隆起部34が遊技球の流下を妨げないように少なくとも遊技球1個が流下し得る間隔をもって形成するのがよい。このように、隆起部34の一部を球整流路部31の幅員W内に臨ませて、球整流路部31の底壁25の平坦面部を一旦球整流路部31の幅員Wより狭くすることで、貯留部30を流下する遊技球が整流部32で収斂される際に隆起部34を裾部から上ることになり、球整流路部31と接している遊技球と球心位置が高さ方向にずれるため、球詰りの要因となる過剰な球圧を軽減させ球詰まりを未然に防ぐようにしている。また、隆起部34により前側壁26側に遊技球が誘導されるもののすぐに幅員Wに拡幅されて球圧が拡散するため、遊技球が球整流路部31をスムーズに流下することになる。なお、隆起部34の高さは遊技球1個以下が好ましく、なだらかな傾斜面とするのがよい。この傾斜面は、凸面,凹面的であってもよく、整流部32の誘導壁32a近傍に位置する頂部から放射状に漸次低くなるようにすればよい。
上記のように構成される球タンク18は、図1及び図4に示すように前側壁26を内枠4の取付部に当接させてビス止め等の適宜手段によって固着され、遊技球が図示されない補給経路から補給されて貯留部30に貯留される。そして、賞球又は貸球信号により球払出装置20が作動して遊技球が球払出通路21に払出されると、貯留部30に貯留される遊技球は、自重により底壁25の傾斜面に沿って上流側から下流側へと緩やかに転動して下流に進む。このとき後側壁27側の遊技球は、整流部32の誘導壁32aに到達すると整流部32を形成する凸状円弧面によってその球圧を吸収すると共に球崩しを行いながら徐々に方向を変えて前側壁26側に向かい下流側に流下していく。つまり、遊技球は、膨出形成した整流部32の誘導壁32aの曲面に沿って、球流出口33に向けて流下していくため、その流下距離は比較的長くなり、多くの賞球が払い出された場合であっても球流出口33側(球誘導路19側)にスムーズかつ確実に誘導される。また、遊技球が球整流路部31を流下する際に、遊技球が球整流路部31の幅員内に臨む隆起部34に干渉して、遊技球の流下状態によって緩やかな傾斜面を上ったりその傾斜により前側壁26側へ移動したりして、遊技球の流下態様に変化を与え、球詰りの要因となる過剰な球圧がさらに吸収される。そして、整流部32の上面に位置する遊技球は、整流部32の上面の傾斜により貯留部30の上流側に戻りながら貯留部30の底壁25に沿って流下する遊技球と合流して球整流路部31に取込まれ、球流出口33側(球誘導路19側)に誘導される。また、貯留部30の流路幅は、整流部32によって下流に近づくに従い狭くなるものの、その流下距離に対して狭窄される割合が緩やかであるため、貯留部30内を流下する遊技球が相互に圧接する圧力が減少して球詰まりが生じ難くなり、遊技球はスムーズに球流出口33に向かって流下することになる。このとき、隆起部(第一傾斜誘導部)34及び誘導壁(第二傾斜誘導部)32aが、連続状態の遊技球が互いに隣接した状態で接触する部位の曲率が夫々異なるように形成されているため、貯留部30の遊技球は一気に球流出口33に向うことがないので、遊技球が球整流路部31及び球流出口33で球噛み,球詰りを起こすことがない。
なお、球整流路部31を遊技球が一列で整列する幅員としてもよく、さらには球整流路部31に球誘導路19に対応するように仕切壁を設けるようにしてもよい。
次に球受皿10について説明する。球受皿は10、図7乃至図9に示すように、ベースとなる当て板部材40と、その当て板部材40の前面に横設される皿部材50と、それら当て板部材40及び皿部材50の前面側を覆う前飾り部材60とを備えている。これら当て板部材40、皿部材50及び前飾り部材60は、合成樹脂によって形成されている。
当て板部材40には、球払出装置20から払い出された遊技球が皿部材50に流出する球導入口10aと発射装置7に遊技球を送り出す球導出口10bとが開設されている。
皿部材50は、底壁51から起立する外周壁52により上面が開放された皿状として形成され、球払出装置20から払出された遊技球を貯留する貯留部53と、その貯留部53で貯留した遊技球を発射装置7に1個ずつ供給するために1列に整列して流下させる整流通路54とを有している。
皿部材50の底壁51には、底壁51の後端縁51aに沿って長手状をなし、一段窪むとともに所定の厚みを有する整流通路54が形成されている。その整流通路54には、整流通路54の底面が摩耗されることがないようにその耐久性を高めるために、屈曲形成された1枚からなる金属プレート56が上面から後端面及び下面にかけて挟み込むように組み付けられている。これにより、整流通路54は、底壁が金属プレート56によって形成され、後壁が当て板部材40によって形成される。
底壁51は、略中央から下流側に設けられる段差部57によって形成される下流側の第一底面51aと上流側の第二底面51bとで構成されており、この両面部に跨って略円形の球抜き孔58が形成されている。球抜き孔58は、通常球抜き部材59によって塞がれており、球受皿10に設けられる操作レバー(図示せず)を押圧操作することで、球抜き部材59が移動して球抜き孔58を開放し、球部材50内の遊技球を球抜き孔58から下方に抜き取ることができるようになっている。第二底面51bの傾斜角を第一底面51aの傾斜角よりも若干小さく形成している。つまり、上流側の第二底面51bを下流側の第一底面51aよりも緩やかな傾斜として、下流側への球圧を軽減するようにしている。また、球抜き孔58の上流部の底面51cを緩やかな逆傾斜として上流側に向かってデルタ状に形成して、球抜き孔58を開放している間でも球導入口10aから流出した遊技球が、球抜き孔58から直接回収されることなく、発射装置7に優先的に誘導供給されるようにしている。
また、球導入口10aに対向する前側壁の上部(所定の高さ位置より上方)を外方(前方)に器状に膨出して、遊技球の補助貯留部45を形成している。この補助貯留部45は、球受皿10が球導入口10aから流出する遊技球で満たされた際に、さらに遊技者が球導入口10aから遊技球を球受皿に掻き入れたときに、遊技球が球受皿10から溢れることなく補助貯留部45に貯留され、より多くの遊技球が貯留されることになる。そのため、球箱に抜き取る頻度が少なくなるので、遊技球を球箱から球受皿10に戻す煩わしさが少なくなる。また、この補助貯留部45は、遊技者が球箱から球受皿10に遊技球を移し替える際に、遊技球を流し入れるガイド部の役割を果たし、さらに遊技球が球導入口10aから勢いよく流出したときや球貸し機から遊技球を受け入れた際に跳ねた遊技球を受容して、遊技球が球受皿10の外に飛び出さないようにする役割も果たす。
整流通路54は、具体的には皿部材50の下流側に皿部内に整流部46を隆起して、その誘導壁47により貯留部53を順次幅狭とすることで形成されている。誘導壁47は、球抜き孔58に向けて底壁51を下流側に隆起した第一傾斜誘導部47aと外周壁から膨出させた第二傾斜誘導部47bを曲面上に繋げて凸部を形成し、下流に向けて球を整流させるように底面の平滑部を漸次狭めながら、一列に整列された整流通路54の凸部に繋がる鉛直の壁から不連続にならないように曲面で繋げて形成される。第一傾斜誘導部47aは、当て板部材40(整流通路54側)に向って凸状に張り出し、球一個が流れを制約させせることなく平滑部と一定角度の傾斜を保つように、球流れ用の金属プレート56によって隆起部が切断された形状を備える。誘導壁47はすべて曲面で形成され、該誘導壁47に誘導され互いに隣接する遊技球が接触する曲面の曲率が夫々異なるように形成されている。つまり、同じ曲率を有する曲面は広くても遊技球の1個分より小となるように形成され、その曲率が異なる曲面は遊技球の直径寸法以下の間隔で連続している。
上記のように構成される球受皿10は、球払出装置20から払い出された遊技球が球導入口10aから貯留部53に補給されて貯留される。そして、発射ハンドル13の操作により発射装置7が作動して遊技球が遊技盤6面に打ち出されると、貯留部53に貯留される遊技球は、底壁51の傾斜面に沿って上流側の第一底面51aから段差部57を介して下流側の第二底面51bへと緩やかに転動して下流に進む。このとき外周壁52側の遊技球は、誘導壁47に到達すると凸状円弧面によってその球圧を吸収されながら球崩しを行い、その曲面により徐々に方向を変えて当て板部材40側に向かい下流側に流下していく。遊技球は、膨出形成した整流部46の誘導壁47の曲面に沿って、球導出口10bに向けて流下していく。このとき、図6を参照して前述した球タンク18の誘導壁32aと同様に、誘導壁47に誘導され互いに隣接する遊技球が接触する曲面の曲率(曲率中心)が夫々異なることから、球荷重により移動する際の方向性(ベクトル)が常に異なり、球圧が分散され球詰まりを起こすことなく整流される。
なお、遊技機の一例としてぱちんこ機について説明したが、ぱちんこ機のように遊技球を遊技媒体として遊技球を遊技盤面に発射して遊技する雀球遊技機,アレンジボール式遊技機の他に、コインの代わりに遊技球を使用して遊技をする回胴式遊技機のように、遊技球を貯留する球タンク、球受皿が設けられる遊技機にも本発明を適用することができる。また、実施の形態に示した内容に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施し得るものである。
1 ぱちんこ機(遊技機)
6 遊技盤
6a 遊技領域
7 発射装置
10 球受皿
11 打球供給装置(送出手段)
18 球タンク
20 球払出装置(送出手段)
25 底壁(底面)
27 後側壁(外周壁)
30 貯留部
31 球整流路部(整流通路)
32 整流部
32a 誘導壁(第二傾斜誘導部)
34 隆起部(第一傾斜誘導部)
46 整流部
47 誘導壁
47a 第一傾斜誘導部
47b 第二傾斜誘導部
51 底壁(底面)
51a 第一底面
51b 第二底面
51c 底面
52 外周壁
53 貯留部
54 整流通路
O1,O2 曲率中心

Claims (2)

  1. 遊技球を貯留する貯留部と、該貯留部の遊技球を整列する整流通路と、該整流通路で整列された遊技球を放出する送出手段とを備え、
    前記貯留部は前記整流通路に向かって底面が下り傾斜し、前記整流通路に連通するように下流側は誘導壁を貯留部内に膨出して漸次幅狭に形成され、
    前記誘導壁はすべて曲面で形成され、該誘導壁に遊技球が連なった状態で隣に位置する遊技球の接触する誘導壁の曲面の曲率が夫々異なることを特徴とする遊技機。
  2. 前記誘導壁は、貯留部の底面を下流側に隆起した第一誘導部と外周壁から膨出させた第二誘導部を曲面で繋げて凸状に形成され、下流に向けて遊技球を整流させるように底面の平滑部を漸次狭めながら、遊技球が整列される整流通路の側壁から連続的な曲面で繋げて形成されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014200452A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 株式会社内藤商会 遊技機の球供給装置
JP2016112352A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 株式会社Naito 遊技機の球貯留タンク

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