JPH0815407A - レーダビデオのa/d変換方法及びしきい値制御回路 - Google Patents

レーダビデオのa/d変換方法及びしきい値制御回路

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JPH0815407A
JPH0815407A JP6153806A JP15380694A JPH0815407A JP H0815407 A JPH0815407 A JP H0815407A JP 6153806 A JP6153806 A JP 6153806A JP 15380694 A JP15380694 A JP 15380694A JP H0815407 A JPH0815407 A JP H0815407A
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JP
Japan
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threshold
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target
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Pending
Application number
JP6153806A
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English (en)
Inventor
Shizuo Ogawa
静夫 小川
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一有効反射面積の物標が距離の相違により
異なる強度で表示される不具合をなくす。 【構成】 レーダビデオをA/D変換する際のしきい値
を、距離の4乗に反比例する値とする。同一有効反射面
積の物標からの受信信号強度は距離の4乗に反比例する
から、同一有効反射面積の物標からの受信信号強度を同
一のディジタル値にA/D変換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダビデオのA/D
変換方法に関し、またこのA/D変換方法の実施に適す
るしきい値制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、一従来例に係るレーダ装置の
構成が示されている。
【0003】この図に示される装置は、モータ10によ
って水平面内で回転駆動されるアンテナ12を備えてい
る。アンテナ12は所定の水平ビーム幅を有しており、
送信機14及び受信機16によって共用される。送信機
14は、タイミング制御部18から供給され送信タイミ
ングを示す送信トリガに応じ、パルス変調された高周波
信号を発生させ、これをアンテナ12に供給する。アン
テナ12からこの信号が送信されると、この信号はビー
ム方向に存在する物標によって反射される。アンテナ1
2はこの反射波を受信し、受信機16は受信した反射波
を増幅・検波してA/D変換器20に供給する。
【0004】A/D変換器20は、タイミング制御部1
8から供給される送信トリガに同期して、受信機16の
出力を1又は複数ビットのディジタル信号に変換し、メ
モリ22に供給する。D/A変換器24は、メモリ22
上のディジタルデータをアナログの映像信号に変換し、
表示器26に供給する。偏向回路28は、タイミング制
御部18から供給される水平/垂直同期信号に同期し
て、表示器26の画面走査を制御する。表示器26とし
てラスタスキャン方式のCRT等を用いる場合、受信機
16によって得られ、A/D変換器20によりディジタ
ルに変換された極座標形式の情報を、表示器26の表示
に適した直交座標形式の情報に変換する必要がある。座
標変換回路30は、極座標から直交座標への変換を行う
ための回路である。
【0005】まず、方位信号発生器32は、モータ10
による駆動に伴うアンテナ12の回転を示す方位パルス
を発生させ、これを相対/真方位演算部34に供給す
る。方位パルスは、例えばアンテナ12の1回転当たり
4096個生成される。この場合、1個の方位パルスは
0.08°を示している。相対/真方位演算部34は、
基準方位を基準としてこの方位パルスを計数し、相対方
位又は真方位に変換する。この場合基準方位として船首
方位(船舶に搭載する場合)を使用すると、得られる方
位は相対方位となり、真北方位を使用すると真方位とな
る。この図においては、基準方位がジャイロからのジャ
イロ信号により与えられている。
【0006】一方、レーダ装置から物標までの距離情報
は、タイミング制御部18から供給される送信トリガに
基づき、送信からの経過時間として求めることができ
る。座標変換回路30は、このようにして得られる距離
R及び相対/真方位演算部34から出力される方位θに
基づき、X,Y直交アドレスを発生させる。すなわち、
X=X0+Rsinθ,Y=Y0+Rcosθを演算
し、これをメモリ制御部36に供給する。但し、X0,
Y0は自船位置を示している。メモリ制御部36は、送
信タイミングに同期して、A/D変換器20の出力をメ
モリ22上に書き込む。具体的には、メモリ22は、例
えば表示器26の画面に対応したフレームメモリであ
り、メモリ制御部36は、A/D変換器20から出力さ
れ図示しないスイープメモリ上に格納されている極座標
形式のデータを、座標変換回路30において生成された
X,Y直交アドレスに基づきメモリ22上に転送格納す
る。これにより、極座標形式から直交座標形式への変換
が実現される。
【0007】しきい値設定回路38は、A/D変換器2
0に、A/D変換に用いるしきい値を設定する。すなわ
ち、使用者がしきい値設定回路38を操作しあるいは指
令を与えると、しきい値設定回路38は、これに応じて
しきい値を設定する。A/D変換器20は、受信機16
から出力される信号の内、その強度(受信信号強度)が
しきい値以上のものを例えば“1”に変換して出力し、
それ以外のものを“0”に変換して出力する。このよう
なしきい値設定により、表示器26の画面上には、設定
されるしきい値を越える受信信号強度を有する信号のみ
が表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなしきい値設定を行うと、同一の有効反射面積を有す
る物標であっても、距離によって映像の強弱が生じてし
まうことがある。すなわち、同一有効反射面積を有する
物標を考えた場合、この物標からの受信信号強度は、レ
ーダ方程式に示されるように、距離Rの4乗に反比例し
ている(図6参照)。したがって、同一有効反射面積を
有する物標であっても、近距離にある物標Aからの受信
信号強度はより遠距離にある物標A´からの受信信号強
度よりも大きくなるから、従来のように距離Rによらず
一定のしきい値を設定してしまうと、同一有効反射面積
を有しているにも関わらず物標A´に係る映像が物標A
に係る映像よりも弱くなってしまう(図7参照)。ま
た、物標Aよりも有効反射面積が大きな物標Bが物標A
より遠距離に存在している場合には、有効反射面積が大
きいにもかかわらず物標Bに係る映像の強度が物標Aに
係る映像の強度と同一又はそれ以下となってしまうこと
がある。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、A/D変換の際の
しきい値の制御により、同一有効反射面積を有する物標
を同一の強度で表示可能とし、また異なる有効反射面積
を有する物標をその有効反射面積に応じた強度で表示可
能にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るA/D変換方法は、表示すべき
物標の距離の4乗に反比例してその値が変化するしきい
値を生成し、生成したしきい値を用いてレーダビデオを
アナログからディジタルに変換することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るA/D変換方法は、距
離の4乗に反比例する第1のしきい値を距離に対応付け
て記憶手段上に記憶しておき、使用者からの指示に応じ
第2のしきい値を設定し、表示すべき物標の距離に対応
する第1のしきい値を記憶手段から読み出し第2のしき
い値と乗算することにより、表示すべき物標の距離の4
乗に反比例してその値が変化するしきい値を生成するこ
とを特徴とする。
【0012】そして、本発明に係るしきい値制御回路
は、表示すべき物標の距離を計数する手段と、計数され
た距離の4乗に反比例するしきい値を発生させる手段
と、使用者により設定されるしきい値を発生させたしき
い値と乗算する手段と、を備え、レーダビデオをアナロ
グからディジタルに変換するA/D変換回路に乗算の結
果をしきい値として設定することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、レーダビデオをアナログか
らディジタルに変換する際に用いられるしきい値が、表
示すべき物標の距離の4乗に反比例してその値が変化す
るよう設定される。したがって、同一の有効反射面積で
あれば距離によらず同一の強度で表示されることとにな
り、また異なる有効反射面積を有する物標であればその
有効反射面積に応じた強度で表示されることとなる。こ
のような構成により、偽像の判別や、ARPA等の衝突
予防援助装置でのスワッピングの防止も可能になる。
【0014】さらに、本発明においては、表示すべき物
標の距離の4乗に反比例してその値が変化するしきい値
が、記憶手段の参照、使用者による設定及び乗算により
生成される。まず、距離の4乗に反比例する第1のしき
い値を予め記憶手段上に記憶しておき、表示すべき物標
の距離に応じてこの記憶手段を参照することにより、距
離の4乗に反比例して変化する第1のしきい値を得るこ
とができる。その一方で、使用者からの指示に応じて第
2のしきい値を設定し、第1のしきい値と第2のしきい
値を乗算することにより、表示すべき物標の距離の4乗
に反比例してその値が変化するしきい値を得ることがで
きる。また、このしきい値は使用者からの指示を反映し
ているから、使用者がその要求に応じ表示される映像の
強弱を設定することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図5乃至図7に示される従来例
と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0016】図1には、本発明の一実施例に係るレーダ
装置の構成が示されている。この実施例においては、し
きい値設定回路38の後段にしきい値制御回路40が設
けられている。しきい値制御回路40は、図2に示され
るように、距離計数カウンタ41、メモリ42、D/A
変換器43及び加算回路44から構成されている。
【0017】距離計数カウンタ41は、タイミング制御
部18から供給される送信トリガによりリセットされた
後、次にリセットされるまでの間、所定時間間隔で生成
される距離クロックを計数する。距離計数カウンタ41
の計数値は、送信から反射波の受信までの時間、ひいて
は物標の距離を表している。メモリ42は例えばROM
から構成されており、その上には距離と対数のしきい値
が対応付けて格納されている。メモリ42上に格納され
るしきい値は距離の4乗に反比例するしきい値の対数値
であり、距離計数カウンタ41の計数値によって参照さ
れ、D/A変換器43に出力される。D/A変換器43
は、メモリ42から読み出された対数のしきい値をアナ
ログ信号に変換し、これを加算回路44に供給する。加
算回路44には、しきい値設定回路38によって設定さ
れたしきい値の対数値を示すアナログ信号が入力されて
おり、加算回路44は両入力を加算(すなわち乗算)す
る。その結果得られるアナログ信号は、図3に示される
ように、距離の4乗に反比例してその値が変化すると共
に、距離に対する特性がしきい値設定回路38による設
定に応じて図中矢印方向に変化する特性となる。A/D
変換器20におけるA/D変換は、このしきい値を用い
て実行される。
【0018】図4には、この実施例におけるしきい値設
定の効果が示されている。この図に示されるように、本
実施例においては、しきい値が距離Rの4乗に反比例す
るため、同一有効反射面積を有し異なる位置に存在する
物標AとA´とが、A/D変換器20により同一のディ
ジタル値に変換され、同一の強度で表示器26の画面上
に表示される。また、有効反射面積がより大きな物標B
は、物標A及びA´より遠距離にあるにもかかわず、そ
の有効反射面積に応じた強度で表示されることになる。
したがって、本実施例によれば、表示器26の画面上に
おいて物標の有効反射面積に応じた映像表示が行われる
ため、表示器26の画面を見ることにより物標の有効反
射波面積、すなわちその概略の大きさを知ることができ
る。また、このようにして得られる有効反射面積に関す
る情報を利用することにより、真の映像と偽の映像の判
別を行うこともできる。さらに、ARPA(Automatic
Radar Plotting Aids)等の衝突予防援助装置に対し、物
標の有効反射面積に関する情報を供給することにより、
近接物標間の乗り移り(スワッピング)を防止すること
ができ、その信頼性を高めることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示すべき物標の距離の4乗に反比例してその値が変化
するしきい値を生成し、このしきい値を用いてレーダビ
デオのA/D変換を行うようにしたため、A/D変換に
より得られるディジタルのレーダビデオが物標の有効反
射面積に関する情報を汲むレーダビデオとなり、これを
表示に用いた場合には、有効反射面積に応じた強弱で表
示を行うことができる。また、この有効反射面積に関す
る情報を用いて真の映像と偽の映像の判別を行い、ある
いは衝突予防援助装置の信頼性を高めることができる。
【0020】さらに、本発明によれば、距離の4乗に反
比例する第1のしきい値を距離に対応付けて記憶手段上
に記憶しておき、使用者からの指示に応じて設定される
第2のしきい値をこの第1のしきい値と乗算してA/D
変換に係るしきい値を生成するようにしたため、使用者
による映像の強弱等の設定を反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るレーダ装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】この実施例におけるしきい値制御回路の内部構
成を示すブロック図である。
【図3】この実施例におけるしきい値制御回路の出力を
距離と対応付けて示す図である。
【図4】この実施例の効果を示す図である。
【図5】一従来例に係るレーダ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】距離に対する計数の受信信号強度の関係を示す
図である。
【図7】この従来例における問題点を示す図である。
【符号の説明】
20 A/D変換器 26 表示器 38 しきい値設定回路 40 しきい値制御回路 41 距離計数カウンタ 42 メモリ 43 D/A変換器 44 加算回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示すべき物標の距離の4乗に反比例し
    てその値が変化するしきい値を生成し、 生成したしきい値を用いてレーダビデオをアナログから
    ディジタルに変換することを特徴とするA/D変換方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のA/D変換方法におい
    て、 距離の4乗に反比例する第1のしきい値を距離に対応付
    けて記憶手段上に記憶しておき、 使用者からの指示に応じ第2のしきい値を設定し、 表示すべき物標の距離に対応する第1のしきい値を記憶
    手段から読み出し第2のしきい値と乗算することによ
    り、 表示すべき物標の距離の4乗に反比例してその値が変化
    するしきい値を生成することを特徴とするA/D変換方
    法。
  3. 【請求項3】 表示すべき物標の距離を計数する手段
    と、 計数された距離の4乗に反比例するしきい値を発生させ
    る手段と、 使用者により設定されるしきい値を発生させたしきい値
    と乗算する手段と、 を備え、 レーダビデオをアナログからディジタルに変換するA/
    D変換回路に乗算の結果をしきい値として設定すること
    を特徴とするしきい値制御回路。
JP6153806A 1994-07-05 1994-07-05 レーダビデオのa/d変換方法及びしきい値制御回路 Pending JPH0815407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1194929A (ja) * 1997-09-12 1999-04-09 Japan Radio Co Ltd レーダ装置
JP2012112673A (ja) * 2010-11-19 2012-06-14 Furuno Electric Co Ltd 信号処理装置、レーダ装置、信号処理方法、および信号処理プログラム

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