JP2905300B2 - レーダ/魚探切換表示装置 - Google Patents

レーダ/魚探切換表示装置

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JP2905300B2
JP2905300B2 JP3043472A JP4347291A JP2905300B2 JP 2905300 B2 JP2905300 B2 JP 2905300B2 JP 3043472 A JP3043472 A JP 3043472A JP 4347291 A JP4347291 A JP 4347291A JP 2905300 B2 JP2905300 B2 JP 2905300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダ映像と魚探映像
とを切換表示するレーダ/魚探切換表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、船舶に搭載される装置として
レーダ装置及び魚群探知機が知られている。レーダ装置
は、船舶において見晴しの良い箇所に設置された空中線
から周囲に電波を送信し、反射波を受信して探知対象物
に係る情報を抽出する装置である。レーダ装置によって
得られた情報は、例えばCRT画面上に映像として表示
される。また、魚群探知機は、船舶の底部に設けられた
送受波器から超音波を水中に送波し、反射波を受波して
水中に存在する魚群等の情報を抽出する装置である。魚
群探知機においても、得られた情報は映像として表示器
に示されることが多い。
【0003】これらレーダ装置及び魚群探知機が共に船
舶に搭載される装置であり、かつ、船舶の航行等に必要
な情報を表示する装置であるところから、両者を一体の
ものとして、すなわちレーダ機能と魚探機能とを併せ備
えた装置として構成しようとする工夫が従来からなされ
ている。図2には、このような装置、すなわちレーダ/
魚探切換表示装置の一例構成が示されている。
【0004】この図に示される装置は、レーダ部Aと魚
群探知部Bとがスイッチ8を介して表示器9に接続され
る構成を有している。レーダ部Aは単体のレーダ装置
に、魚群探知部Bは単体の魚群探知機に、それぞれ相当
する。レーダ部A及び魚群探知部Bから出力される信号
は、スイッチ8を介して選択的に表示器9に供給され
る。表示器9は例えばCRT等の表示手段であり、レー
ダ部Aまたは魚群探知部Bから供給される信号に基づき
レーダ映像または魚探映像のいずれかを表示する。従っ
て、このような構成の装置により、レーダ映像と魚探映
像を単一の表示器9に表示させることが可能となる。
【0005】図3及び図4には、図2に示されるレーダ
部Aと魚群探知部Bの構成がそれぞれ示されている。
【0006】図3に示されるように、レーダ部Aは、空
中線部1、A/D変換部2、制御部3、レーダ映像メモ
リ部4、座標変換部5、CPU部6及び描画・同期信号
発生部7を備えている。空中線部1は、例えば船舶の周
囲に電波を送信するための空中線を有し、例えば所定の
指向性を有する空中線を回動させる構成を有している。
空中線部1は、制御部3から供給される送信トリガ信号
に応じて送信を実行し、空中線部1により受信された反
射波に係る信号はA/D変換部2に供給されディジタル
のレーダ映像データとしてレーダ映像メモリ部4に格納
される。この格納にあたって、座標変換部5は、極座標
から直交座標への座標変換を実行する。
【0007】すなわち、空中線部1の受信により得られ
る情報は、本質的に極座標系の情報であり、例えばラス
タスキャン型CRTである表示器9にレーダ映像を表示
させようとする場合、表示器9に適した座標系、すなわ
ち直交座標系に変換してやる必要がある。座標変換部5
は、このような座標変換を実行する回路であり、空中線
部1から供給される方位信号及び制御部3から供給され
る距離クロックに応じて当該座標変換を実行する。すな
わち、レーダ映像メモリ部4へのデータの格納アドレス
を制御することにより、A/D変換部2から出力される
データをレーダ映像メモリ部4の所定アドレスに格納さ
せる。このアドレス指定は、座標変換部5が図示しない
ROM上に展開されているテーブルを参照することによ
り実行する。
【0008】レーダ映像メモリ部4に格納されているレ
ーダ映像に係るデータは、R、G、Bの各成分を有する
ビデオ信号としてスイッチ8を介して表示器9に供給さ
れる。このとき、表示器9における表示のために、垂直
同期信号VS、水平同期信号HSが描画・同期信号発生
部7において生成される。また、描画・同期信号発生部
7は、レーダ映像上に表示すべき数値等の情報をレーダ
映像メモリ部4にCPU部6の制御の下与える。なお、
CPU部6は、使用レンジに応じ、制御部3を制御して
距離クロックの周期を設定し、描画・同期信号発生部7
に対し各種パラメータの設定出力を行う。
【0009】一方、図4に示される魚群探知部Bは、送
受波器10、送受信部11、A/D変換部12、制御部
13、魚探映像メモリ部14、CPU部15及び描画・
同期信号発生部16を備えている。送受波器10は、例
えば圧電振動子等を含む構成であり、送受信部11から
供給される信号により励振され、水中に超音波を送波す
る。この送受信部11は、このような信号供給動作を制
御部13の制御の下に実行する。また、送受波器10
は、水中に超音波を送波するために船舶の底部に設けら
れる。
【0010】送受波器10により水中に超音波が送波さ
れると、水中に存在する魚群等または水底により、反射
波が得られる。この反射波は、送受波器10により受波
され送受信部11に当該反射波に係る信号が供給され
る。送受信部11に反射波に係る信号(反射エコー)が
取り込まれると、反射エコーはA/D変換部12に供給
され、制御部13から供給されるサンプリングクロック
によりA/D変換される。このようにして得られる反射
エコーに係るディジタルデータは、魚探映像メモリ部1
4に供給され、格納される。但し、この時、受波によっ
て得られる情報は直交座標系による情報であるため、レ
ーダ部Aのようにより座標変換を実行する必要がない。
すなわち、魚探映像メモリ部14にはA/D変換部12
から出力されるデータが逐次シーケンシャルに格納され
ることになる。
【0011】魚探映像メモリ部14に格納されたデータ
は、R、G、Bの成分を有するビデオ信号としてスイッ
チ8を介して表示器9に供給される。このとき、レーダ
部Aにおいてと同様に、描画・同期信号発生部16は垂
直同期信号VS、水平同期信号HSを発生させ出力す
る。また、CPU部15の制御の下、描画・同期信号発
生部16は数値表示に係る情報を魚探映像メモリ部14
に供給する。なお、CPU部15は、制御部13に対し
てサンプリングクロックの周期設定を行い、また、描画
・同期信号発生部16に対するパラメータ設定を実行す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いてもレーダ映像と魚探映像とを切り換えつつ同一の表
示器により表示させることが可能であったが、そのため
に必要な回路構成が大規模となり、安価かつ小型な装置
を実現困難であるという問題点が生じていた。すなわ
ち、従来のレーダ/魚探切換表示装置は、単体のレーダ
装置と魚群探知機とを組み合せた構成のものであり、装
置構成に冗長性があると言える。このような問題点は、
特に収納スペースの小さいプレジャー艇等において顕著
となる。
【0013】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、同一の表示器にレ
ーダ映像と魚探映像とを切り換えて表示させることを可
能にすると同時に、そのために必要な装置構成を冗長性
の小さいものとし、安価かつ小型なレーダ/魚探切換表
示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、空中に電波を送信し反射波を受信
する空中線部と、水中に超音波を送波し反射波を受波す
る送受波手段と、空中線部及び送受波手段の受信出力を
ディジタルデータに変換して出力するA/D変換部と、
A/D変換部から出力されるディジタルデータを格納す
る表示メモリ部と、表示メモリ部に格納されているディ
ジタルデータを取り込み所定の座標系で映像として表示
する表示器と、レーダ映像の表示か魚探映像の表示かを
示す指令を取り込み、指令の内容に応じて表示メモリ部
への格納アドレスを制御することにより、A/D変換部
から出力されるディジタルデータの座標系を表示器の座
標系に変換する座標変換手段と、を備え、空中線部によ
り得られる情報をレーダ映像として、送受波手段により
得られる情報を魚探映像として、共用の表示器で切り換
えつつ表示することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明のレーダ/魚探切換表示装置において
は、レーダ映像の表示か魚探映像の表示かを示す指令に
応じ、表示器においてレーダ映像または魚探映像が切り
換え表示される。
【0016】まず、指令がレーダ映像の表示を示す内容
である場合、空中線部により受信された信号がA/D変
換部によりディジタルデータに変換され、表示メモリ部
に格納される。この格納にあたっては、座標変換手段に
よりアドレス指定の手段で座標変換が実行される。例え
ば、空中線部に係る座標系が極座標系であり、表示器に
係る座標系が直交座標系である場合には、極−直交座標
変換に係るアルゴリズムに従い、座標変換手段が表示メ
モリ部の格納アドレスの制御を実行する。この結果、表
示器に取り込まれるディジタルデータは、直交座標系に
係るデータとなる。
【0017】また、指令が魚探映像の表示を示す内容で
ある場合には、送受波手段により受波された信号がA/
D変換部によりディジタルデータに変換され、表示メモ
リ部に格納される。この場合、例えば送受波手段に係る
座標系が直交座標系であり表示器に係る座標系が直交座
標系であるとするならば、座標変換手段は、直交座標系
を維持しつつ表示メモリ部にディジタルデータを格納さ
せる。このとき、表示器により取り込まれるディジタル
データは直交座標系のデータとなる。
【0018】従って、本発明においては、レーダ映像と
魚探映像とを同一の表示器により表示することが可能で
あると共に、A/D変換等の機能が共用化され、構成の
冗長性が低く、小型かつ安価な装置が得られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。図1には、本発明の一実施例に係るレ
ーダ/魚探切換表示装置の構成が示されている。
【0020】この図に示される装置は、空中線部21、
スイッチ22A及びB、A/D変換部23、送受波器2
4、送受信部25、レーダ制御部26、魚探制御部2
7、CPU部28、座標変換部29、操作部30、描画
・同期信号発生部31、表示メモリ部32及び表示器3
3を備えている。
【0021】空中線部21は、レーダ制御部26から供
給される送信トリガ信号に応じて周囲に電波を送信す
る。空中線部21によって得られる情報のうち、レーダ
映像に係る情報、すなわち反射波の情報は、スイッチ2
2Aを介してA/D変換部23に供給される。また、空
中線部21の方位を示す方位信号や、空中線部21の方
位が船首方向であることを示す船首信号は、CPU部2
8に供給される。レーダ制御部26は、CPU部28の
制御の下、使用レンジ等に応じてA/D変換用のサンプ
リングクロックを出力し、かつ座標変換用の距離クロッ
クを出力する。サンプリングクロックはスイッチ22B
を介してA/D変換部23に、座標変換用の距離クロッ
クはスイッチ22Bを介して座標変換部29に、それぞ
れ供給される。
【0022】一方、送受波器24は、圧電振動子等の構
成を含み船底に設けられた部材である。送受波器24
は、送受信部25から供給される信号により励振され水
中に超音波を送信し、反射波を受信して送受信部25に
反射エコーに係る信号を供給する。送受信部25は、C
PU部28の制御の下魚探制御部27により発せられる
送信トリガ信号に応じ、送受波器24により送波を実行
させる。送受信部25により取り込まれた反射エコーに
係る信号は、魚探映像に係る信号としてスイッチ22A
を介してA/D変換部23に供給される。また、魚探制
御部27は、CPU部28の制御により使用レンジ等に
応じたA/D変換用のサンプリングクロックを出力し、
かつ、座標変換用の深度クロックを出力する。サンプリ
ングクロックは、スイッチ22Bを介してA/D変換部
23に供給され、深度クロックはスイッチ22Bを介し
て座標変換部29に供給される。
【0023】スイッチ22A及び22Bは、操作部30
の操作に応じて切り換えられるスイッチである。すなわ
ち、本実施例装置の使用者が操作部30を操作すること
により、レーダ映像の表示か魚探映像の表示かが選択さ
れ、CPU部28はこの選択に応じてスイッチ22A及
び22Bを連動して切り換える。例えば、図1において
スイッチ22A及び22Bが上側に切り換えられるとレ
ーダ映像が、下側に切り換えられると魚探映像が、それ
ぞれ表示器33に表示されることになる。
【0024】この切換表示にあたって、空中線部21に
係る座標系が極座標系であり、送受波器24に係る座標
系が直交座標系であることから、座標変換を実行する必
要がある。表示器33において採用され表示メモリ部3
2において格納される際の座標系が直交座標系であると
ころから、空中線部21により得られた情報はこの座標
系に変換される必要がある。また、送受波器24により
得られた情報は、深度等に応じて適宜調整されつつ、直
交座標系に係るレーダとして表示メモリ部32に格納さ
れる必要がある。
【0025】このような動作は、レーダ制御部26また
は魚探制御部27から供給される距離クロックまたは深
度クロックに応じ、座標変換部29が実行する。CPU
部28は、表示器33に表示させるべき映像の種類に応
じた内容を有する座標変換用テーブルデータを座標変換
部29に供給し、座標変換部29は、このテーブルを参
照しつつ表示メモリ部32のアドレス指定を実行する。
このアドレス指定にあたっては、座標変換部29には、
CPU部28により座標変換開始アドレスが与えられ
る。
【0026】描画・同期信号発生部31は、CPU部2
8から描画データ及び所定のパラメータを取り込み、表
示メモリ部32への描画データ出力及び表示器33への
垂直同期信号VS、水平同期信号HSの出力を実行す
る。すなわち、描画・同期信号発生部31によりCPU
部28から取り込まれた描画データは、表示メモリ部3
2に供給され、レーダ映像または魚探映像と同時に表示
すべき数値表示に係るデータとして、表示器33に供給
される。また、CPU部28から供給されるパラメータ
に応じ、描画・同期信号発生部31が垂直同期信号V
S、水平同期信号HSを発生させ、かつ、表示メモリ部
32の読出しアドレスを発生させる。なお、表示メモリ
部32はスクロール可能なメモリであるとする。
【0027】このようにして表示メモリ部32からレー
ダ映像または魚探映像に係るR、G、B成分を含むビデ
オ信号が表示器33に供給され、かつ描画・同期信号発
生部31から垂直同期信号VS及び水平同期信号HSが
供給されると、表示器33の画面上にレーダ映像または
魚探映像等の表示が実行される。表示器33は、例えば
ラスタスキャン方式のCRT等であり、表示メモリ部3
2から供給される映像を画面表示する。
【0028】次に、この実施例の動作を、レーダ映像が
選択された場合と魚探映像が選択された場合に分けて説
明する。
【0029】まず、本実施例装置の使用者が操作部30
の操作によってレーダ映像の表示を選択した場合に、C
PU部28は操作部30の操作に応じてスイッチ22A
及び22Bを図の上側、すなわちレーダに係る構成側に
切り換える。すると、空中線部21から出力されるレー
ダ映像に係る信号はA/D変換部23に供給され、ディ
ジタルデータに変換される。このとき、レーダ制御部2
8から出力されるサンプリングクロックがスイッチ22
Bを介してA/D変換部23に供給されるため、A/D
変換部23においては、レーダ映像の表示に適した周波
数のサンプリングクロックによるA/D変換が実行され
ることになる。また、座標変換部29には、スイッチ2
2Bを介してレーダ制御部32から距離クロックが供給
されるため、これに応じ、極座標系から直交座標系への
座標変換が実行されることになる。
【0030】この座標変換を行おうとする場合、先に述
べたように、CPU部28から座標変換に係るテーブル
データが座標変換部29に供給される必要がある。CP
U部28は、このような座標変換に必要とされるデータ
を方位信号及び船首信号に基づく演算により発生させ
る。例えば、CPU部28は、船首信号到来時(空中線
部21が船首方向を指向した時点)を基準として、パル
スの形態で到来する方位信号をカウントし、現在の空中
線部21の指向する方位をθとして求める。CPU部2
8は、このθによりsinθ及びcosθを演算し、座
標変換部29に供給する。またはCPU部28は、θに
応じて内蔵するテーブルを参照し、参照の結果であるs
inθ及びcosθを座標変換部29に供給する。
【0031】座標変換部29は、CPU部28から供給
されるデータに基づき、表示メモリ部32の格納アドレ
スを発生させる。例えば、CPU部28から座標変換開
始アドレス(X0 ,Y0 )、sinθ及びcosθが供
給されている場合、座標変換部29は、 X=Rsinθ+X0 ,Y=Rcosθ+Y0 のように極座標(R,θ)から座標変換演算により直交
座標(X,Y)を求める。なお、ここにRは探知対象物
までの距離を表し、レーダ制御部26からスイッチ22
Bを介して供給される距離クロックの計数により得られ
るデータである。
【0032】座標変換部29は、この座標(X,Y)に
応じて表示メモリ部32のアドレス指定を実行し、A/
D変換部23から出力されるデータを当該指定に係るア
ドレスに格納させる。すると、表示メモリ部32の所定
アドレスには所定の直交座標(X,Y)に対応するデー
タが格納されることになり、表示器33はこの直交座標
(X,Y)に対応する表示を実行する。従って、空中線
部21により得られる情報が極座標系であるにもかかわ
らず、表示メモリ部32以降は直交座標系で取り扱われ
ることになる。
【0033】次に、魚探映像の表示が選択された場合に
ついて説明する。
【0034】この場合、スイッチ22Bは図の下側、す
なわち魚群探知に係る構成側に切り換えられており、送
受信部25から出力される信号はスイッチ22Aを介し
てA/D変換部23に供給される。A/D変換部23に
は、スイッチ22Bを介して魚探制御部27からサンプ
リングクロックが供給されており、これにより、魚探映
像の表示に適した周波数でA/D変換が実行されること
になる。また、魚探制御部27から出力される深度クロ
ックが座標変換部29に供給されており、座標変換部2
9は、この深度クロックを計数し、表示に係る深度Rを
求める。
【0035】この場合、CPU部28は、前述したθを
180°として取り扱う。すなわち、sinθ=0、c
osθ=−1を、座標変換用データとして座標変換部2
9に供給する。すると、座標変換部29の出力は、レー
ダ映像選択値と同様の演算を行っているにもかかわら
ず、 X=X1 ,Y=−R+Y1 となる。但し、(X1 ,Y1 )は座標変換開始アドレス
である。このようにすると、Rが深度を表し、Rが逐次
増加していくことから、表示メモリ部32上においてY
1 が深度に対応する方向として記憶が行われる。
【0036】CPU部28は、座標変換部29に供給す
る座標変換開始アドレス(X1 ,Y1 )のうちX1 を逐
次1ずつ減少させて表示メモリ部32へのデータの書込
みを実行させる。CPU部28は、予め設定されたX座
標の限界値に達したとき、座標変換開始アドレスを再び
最初のアドレスに設定し、表示メモリ部32をリング状
に使用する。CPU部28は、描画・同期信号発生部3
1に対し表示用のアドレスを送出し、表示メモリ部32
の内容を表示器33に表示させる。
【0037】このようにすると、CPU部28における
座標変換用データの演算及び座標変換部29におけるア
ドレス発生の動作を、レーダ映像選択時と同様のものと
することができる。従って、座標変換部29の構成が比
較的小規模のもので足りる。このように、本実施例にお
いては、空中線部21及び送受波器24のそれぞれによ
って得られる情報であるレーダ映像及び魚探映像が、操
作部30の操作に応じて表示器33の画面上に選択的に
表示されることになり、表示器33の共用が可能とな
る。加えて、本実施例においては、A/D変換部23、
座標変換部29等の構成がレーダ映像と魚探映像とにつ
いて共用されるため、装置構成が簡易となり、小型かつ
安価な装置を実現できる。例えば、図2乃至図4に示さ
れる従来例のように、単に単体のレーダ装置と魚群探知
機とを組み合せた構成ではなく、一部機能を共用化した
より集積性の高い装置を実現でき、プレジャー艇等の収
納スペースの少ない船舶において特に有効な装置とな
る。具体的には、従来例の装置に比べ、60%以下の容
積で実現できる。
【0038】なお、本実施例においては、レーダ映像と
魚探映像の切換表示に係る装置を説明したが、他に、ロ
ラン受信機、GPS受信機に係る映像を切換表示できる
ようにしても良く、また、船舶の航跡を表すプロット映
像や、エンジン等の機関モニタ映像をも切換表示可能な
ようにしても良い。このようにすると、より集積性が高
くさらに小型船舶に適した装置が実現されることにな
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指令に応じて表示メモリ部への格納アドレスの制御動作
を変化させるようにしたため、一部機能が共用化されよ
り集積性の高いレーダ/魚探切換表示装置が得られる。
この結果、小型かつ安価で小型船舶に適した装置が実現
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るレーダ/魚探切換表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】一従来例に係るレーダ/魚探切換表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】この従来例におけるレーダ部の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】この従来例における魚群探知部の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
21 空中線部 22A,22B スイッチ 23 A/D変換部 24 送受波器 25 送受信部 26 レーダ制御部 27 魚探制御部 28 CPU部 29 座標変換部 30 操作部 31 描画・同期信号発生部 32 表示メモリ部 33 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/00 - 7/64 G01S 13/00 - 15/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空中に電波を送信し反射波を受信する空中
    線部と、水中に超音波を送波し反射波を受波する送受波
    手段と、空中線部及び送受波手段の受信出力をディジタ
    ルデータに変換して出力するA/D変換部と、A/D変
    換部から出力されるディジタルデータを格納する表示メ
    モリ部と、表示メモリ部に格納されているディジタルデ
    ータを取り込み所定の座標系で映像として表示する表示
    器と、レーダ映像の表示か魚探映像の表示かを示す指令
    を取り込み、指令の内容に応じて表示メモリ部への格納
    アドレスを制御することにより、A/D変換部から出力
    されるディジタルデータの座標系を表示器の座標系に変
    換する座標変換手段と、 を備え、空中線部により得ら
    れる情報をレーダ映像として、送受波手段により得られ
    る情報を魚探映像として、共用の表示器で切り換えつつ
    表示することを特徴とするレーダ/魚探切換表示装置。
JP3043472A 1991-03-08 1991-03-08 レーダ/魚探切換表示装置 Expired - Fee Related JP2905300B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108828604A (zh) * 2018-05-31 2018-11-16 深圳臻迪信息技术有限公司 寻鱼系统及应用该寻鱼系统的水下扫描探测方法

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