JPH0815327B2 - 音声多重信号検出回路 - Google Patents
音声多重信号検出回路Info
- Publication number
- JPH0815327B2 JPH0815327B2 JP60148713A JP14871385A JPH0815327B2 JP H0815327 B2 JPH0815327 B2 JP H0815327B2 JP 60148713 A JP60148713 A JP 60148713A JP 14871385 A JP14871385 A JP 14871385A JP H0815327 B2 JPH0815327 B2 JP H0815327B2
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- Japan
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- output
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、米国の音声多重放送を受信可能なテレビ受
信機等において音声多重信号中の第2音声信号の有無を
検出する音声多重信号検出回路に関するものである。
信機等において音声多重信号中の第2音声信号の有無を
検出する音声多重信号検出回路に関するものである。
従来の技術 米国のテレビ音声多重放送ではステレオ放送時には、
従来の15kHzまでの音声信号を(L+R)信号とし、15.
734kHzにステレオ用パイロット信号を伝送し、31.5kHz
のキャリアを有する(L−R)信号を用いてステレオ放
送を行なう。
従来の15kHzまでの音声信号を(L+R)信号とし、15.
734kHzにステレオ用パイロット信号を伝送し、31.5kHz
のキャリアを有する(L−R)信号を用いてステレオ放
送を行なう。
更に、第2音声プログラム(SAP)が、5HをFMキ
ャリアとする信号により伝送されている。そこで、SAP
放送の有無は、5Hキャリアの有無で判別する必要が
あり、そのSAPキャリア(=78.67kHz)検出回路の従
来例を第3図に示して説明する。
ャリアとする信号により伝送されている。そこで、SAP
放送の有無は、5Hキャリアの有無で判別する必要が
あり、そのSAPキャリア(=78.67kHz)検出回路の従
来例を第3図に示して説明する。
端子1の入力信号はO(=5H)をキャリアとす
るSAP信号のFM波で、バンドパスフィルター2で不要信
号を除去し、アンプ3で一定レベルまで増幅する。その
信号はまず信号レベル検出回路4でピーク検波し、電圧
コンパレータ5で検波電圧が端子11に加わる基準電圧V1
以上であるか又は以下であるかを判定し、ANDゲート6
の一方の入力端へ印加する。他方、アンプ3の出力はノ
イズ検出回路7へも加え、放送電波が微弱になった時の
ノイズを検出する。その検出ノイズ電圧を、コンパレー
タ8において端子9に加わる基準電圧VOより高いか低い
か判定し、その結果をANDゲート6の他方の入力端へ入
力する。
るSAP信号のFM波で、バンドパスフィルター2で不要信
号を除去し、アンプ3で一定レベルまで増幅する。その
信号はまず信号レベル検出回路4でピーク検波し、電圧
コンパレータ5で検波電圧が端子11に加わる基準電圧V1
以上であるか又は以下であるかを判定し、ANDゲート6
の一方の入力端へ印加する。他方、アンプ3の出力はノ
イズ検出回路7へも加え、放送電波が微弱になった時の
ノイズを検出する。その検出ノイズ電圧を、コンパレー
タ8において端子9に加わる基準電圧VOより高いか低い
か判定し、その結果をANDゲート6の他方の入力端へ入
力する。
次に、この検出電圧と放送電波の電界強度の関係を第
4図に示し、説明する。
4図に示し、説明する。
強い電界強度では第4図のAの信号レベル検出電圧
(キャリア有り)とBのキャリア無し時の信号レベル検
出電圧との差が明確で、両検出電圧A,Bの間に設定され
たコンパレータ5の基準電圧V1に対する高低でSAPキャ
リアの有無を明確に判別できる。
(キャリア有り)とBのキャリア無し時の信号レベル検
出電圧との差が明確で、両検出電圧A,Bの間に設定され
たコンパレータ5の基準電圧V1に対する高低でSAPキャ
リアの有無を明確に判別できる。
しかし第4図のレベルEより左側は電界が弱くノイズ
が大きくなると、SAPキャリアが無い時でも信号レベル
検出電圧Bが端子11の基準電圧V1よりも大きくなる。こ
れは検出誤りとなる。そこで、第3図のノイズ検出回路
7を働かせる。すなわち、ノイズレベルが高くなると
(ノイズ検出電圧Cが基準電圧VOを越えると)、コンパ
レータ8の出力をローレベルとして、ANDゲート6の出
力をローレベルにさせ、キャリア判別出力の誤動作を防
ぐ。
が大きくなると、SAPキャリアが無い時でも信号レベル
検出電圧Bが端子11の基準電圧V1よりも大きくなる。こ
れは検出誤りとなる。そこで、第3図のノイズ検出回路
7を働かせる。すなわち、ノイズレベルが高くなると
(ノイズ検出電圧Cが基準電圧VOを越えると)、コンパ
レータ8の出力をローレベルとして、ANDゲート6の出
力をローレベルにさせ、キャリア判別出力の誤動作を防
ぐ。
ここで、コンパレーター5,8の基準電圧V1及びV0を高
くしてゆくとより弱い電界強度まで検出できるが、キャ
リア信号レベル検出電圧Aと基準電圧V1との差が小さく
なり、放送局等でSAPキャリアが小さくなると検出でき
ず、キャリア縮小裕度がなくなる問題が発生する。
くしてゆくとより弱い電界強度まで検出できるが、キャ
リア信号レベル検出電圧Aと基準電圧V1との差が小さく
なり、放送局等でSAPキャリアが小さくなると検出でき
ず、キャリア縮小裕度がなくなる問題が発生する。
発明が解決しようとする問題点 上記のごとく、従来はSAPの検出がテレビ電波の弱電
界時のノイズにより誤動作しやすい。それを補おうとす
ると小さいSAP信号が検出できなくなる。本発明は上記
を解決するものである。
界時のノイズにより誤動作しやすい。それを補おうとす
ると小さいSAP信号が検出できなくなる。本発明は上記
を解決するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の信号検出回路
は、SAPキャリア信号をアンプし、その出力から波形比
較器で正と負のレベルを検出し、正又は負の期間にコン
デンサーに充電又は放電を行なう回路と、その出力を基
準レベルと比較する比較回路と、その出力を積分する積
分回路とを設け、この積分器出力が規定レベルに達した
か否かで信号検出を行なうものである。
は、SAPキャリア信号をアンプし、その出力から波形比
較器で正と負のレベルを検出し、正又は負の期間にコン
デンサーに充電又は放電を行なう回路と、その出力を基
準レベルと比較する比較回路と、その出力を積分する積
分回路とを設け、この積分器出力が規定レベルに達した
か否かで信号検出を行なうものである。
作用 本発明によれば、SAPキャリア信号の有無をノイズの
影響を受けずに、かつキャリアレベルの大小にも左右さ
れにくく正確に検出できる。
影響を受けずに、かつキャリアレベルの大小にも左右さ
れにくく正確に検出できる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本発明の一実施例における信号検出回路図
で、信号入力端子1、バンドパスフィルタ2、アンプ3
を経てアンプ出力を差動アンプの一入力であるトランジ
スタ15のベースに加え、他入力は抵抗20を介してはバイ
アスAに接続する。差動アンプの一方の出力はカレント
ミラー回路であるトランジスター11,12、そして17,19で
結合しコンデンサー23に接続する。更に他方の出力は又
カレントミラー回路であるトラジスタ13及び14で結合
し、この回路もコンデンサー23に接続する。
で、信号入力端子1、バンドパスフィルタ2、アンプ3
を経てアンプ出力を差動アンプの一入力であるトランジ
スタ15のベースに加え、他入力は抵抗20を介してはバイ
アスAに接続する。差動アンプの一方の出力はカレント
ミラー回路であるトランジスター11,12、そして17,19で
結合しコンデンサー23に接続する。更に他方の出力は又
カレントミラー回路であるトラジスタ13及び14で結合
し、この回路もコンデンサー23に接続する。
その結果、アンプ3の出力が負の時すなわちトランジ
スタ15がオフの時はコンデンサー23へ充電々流i〔A〕
が流れ端子電圧は上昇する(第2図のa,b)。逆にアン
プ出力が正の時すなわちトランジスタ15がオンの時はコ
ンデンサー23は放電々流2i〔A〕が流れ、端子電圧は降
下する。ここで、入力信号1が正常な時はアンプ3の出
力はデュテー50%である(第2図左P部)ため、コンデ
ンサー23への充電は一定値を超えない。
スタ15がオフの時はコンデンサー23へ充電々流i〔A〕
が流れ端子電圧は上昇する(第2図のa,b)。逆にアン
プ出力が正の時すなわちトランジスタ15がオンの時はコ
ンデンサー23は放電々流2i〔A〕が流れ、端子電圧は降
下する。ここで、入力信号1が正常な時はアンプ3の出
力はデュテー50%である(第2図左P部)ため、コンデ
ンサー23への充電は一定値を超えない。
ところが、第2図右Q部の如く信号にノイズが乗ると
そのテューテューは50%でなく、例えば正側30%負側70
%の様な事がしばしば発生する。その結果、コンデンサ
23への充電々流量が放電々量を超えるとその端子電圧は
上昇する。第2図bのR点,S点の電圧はノイズによって
キャリア信号が乱れたために発生する。
そのテューテューは50%でなく、例えば正側30%負側70
%の様な事がしばしば発生する。その結果、コンデンサ
23への充電々流量が放電々量を超えるとその端子電圧は
上昇する。第2図bのR点,S点の電圧はノイズによって
キャリア信号が乱れたために発生する。
そこで、このノイズによるピーク電圧を比較電圧31と
コンパレータ25で取り出し、更にその出力をコンデンサ
ー27で積分すると、第2図cの電圧が得られる。これを
コンパレータ8で波形整形すると第2図dの検出出力が
得られる。
コンパレータ25で取り出し、更にその出力をコンデンサ
ー27で積分すると、第2図cの電圧が得られる。これを
コンパレータ8で波形整形すると第2図dの検出出力が
得られる。
その結果、従来はノイズに対し信号検出が不安定であ
ったのに対し逆にノイズを検出する事で検出精度が向上
する。又アンプ3の増幅度を高くすれば小さい信号も検
出可能である。
ったのに対し逆にノイズを検出する事で検出精度が向上
する。又アンプ3の増幅度を高くすれば小さい信号も検
出可能である。
発明の効果 以上説明した様に、本発明によればSAPキャリア信号
の有無を信号の大小に関係なく検出でき、ノイズの量の
大小に対して安定に検出可能となる信号検出回路を得る
ことができる。
の有無を信号の大小に関係なく検出でき、ノイズの量の
大小に対して安定に検出可能となる信号検出回路を得る
ことができる。
第1図は本発明の一実施例における音声多重信号検出回
路の回路図、第2図はその動作説明のための波形図、第
3図は従来例の音声多重信号検出回路の回路図、第4図
はその動作説明のための波形図である。 11,12,13,14,15,16,17,18,19……トランジスタ、20,21,
22,24,26……抵抗、8,25……コンパレータ、23,27……
コンデンサ、18……定電流源。
路の回路図、第2図はその動作説明のための波形図、第
3図は従来例の音声多重信号検出回路の回路図、第4図
はその動作説明のための波形図である。 11,12,13,14,15,16,17,18,19……トランジスタ、20,21,
22,24,26……抵抗、8,25……コンパレータ、23,27……
コンデンサ、18……定電流源。
Claims (1)
- 【請求項1】音声多重信号中の第2音声信号のキャリア
信号を増幅するアンプと、このアンプを通過した信号が
正(負)のときコンデンサーに充電電流を流し、かつ、
信号が負(正)のとき前記コンデンサーから充電電流の
約2倍の放電電流を流す回路と、そのコンデンサーの出
力を基準レベルと比較する比較回路と、その比較出力を
積分する積分器と、この積分器の出力が規定レベルに達
したか否かを判別して第2音声信号の信号検出を行なう
判別回路とを具えたことを特徴とする音声多重信号検出
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148713A JPH0815327B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 音声多重信号検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148713A JPH0815327B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 音声多重信号検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS628673A JPS628673A (ja) | 1987-01-16 |
JPH0815327B2 true JPH0815327B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=15458929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60148713A Expired - Fee Related JPH0815327B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 音声多重信号検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815327B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4382229B2 (ja) | 2000-01-20 | 2009-12-09 | 帝国ピストンリング株式会社 | 組合せオイルリング |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844643B2 (ja) * | 1975-01-22 | 1983-10-04 | 日本曹達株式会社 | シンキナジヨソウザイ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844643U (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-25 | 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 | デツトマンタイマ |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP60148713A patent/JPH0815327B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844643B2 (ja) * | 1975-01-22 | 1983-10-04 | 日本曹達株式会社 | シンキナジヨソウザイ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS628673A (ja) | 1987-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |