JPH08152442A - 指示計器の取付構造 - Google Patents

指示計器の取付構造

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JPH08152442A
JPH08152442A JP29426694A JP29426694A JPH08152442A JP H08152442 A JPH08152442 A JP H08152442A JP 29426694 A JP29426694 A JP 29426694A JP 29426694 A JP29426694 A JP 29426694A JP H08152442 A JPH08152442 A JP H08152442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light guide
guide plate
holding flange
flange
collar
Prior art date
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Pending
Application number
JP29426694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Oike
幸男 大池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH08152442A publication Critical patent/JPH08152442A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品数を少なくし、少ない取付工数で容易に組
立ができるようにしてコストダウンを図る。 【構成】シールドケース2の開口端に鍔2aを設ける。
導光板22の裏面に爪25aを有する固定用爪部材25
と位置決め用ピン24とを一体化形成する。コイルボビ
ンから保持フランジ11を張出して設け、保持フランジ
11に位置決め用ピン24を受入れる孔11aをあけ
る。保持フランジ11と固定用爪部材25とは半径方向
に45°傾いた場所に設ける。導光板22の裏面の保持
フランジ11に向かい合う場所にばね26を一体化形成
する。位置決め用ピン24を孔11aに押し込むと爪1
1aが鍔2aに引っ掛かり、ムーブメント1は固定され
る。また、ばね26が保持フランジ11を押し、これに
より鍔2aが爪11aを押すからがたを生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の速度計等に使用
される指示計器の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の速度計や燃料残量計等に
は、互いに直交する磁界を発生する一対のコイルにそれ
ぞれ測定量に応じて変化する電流を流し、一対のコイル
がそれぞれ発生する磁界を合成した合成磁界の方向にマ
グネットロータを回転させ、このマグネットロータと共
に回転する指針により測定量の表示を行うようにしたク
ロスコイル型指示計器が多く用いられている。クロスコ
イル型指示計器にも多くの種類や型があり、目的により
使い分けられている。
【0003】図3は従来のクロスコイル型指示計器の取
付構造の一例の断面図である。
【0004】指示計器のムーブメント1は、上端部が開
放された円筒状のシールドケース2を有しており、この
シールドケース2の内部には、コイルボビン3が収容さ
れている。このコイルボビン3の内部には、指針軸4を
有するマグネットロータ5が回転自在に収容され、コイ
ルボビン3の外周囲には、二つのコイル6,6が互いに
直交するように巻回されており、この二つのコイル6,
6が作る磁界によってマグネットロータ5が回転する。
コイルボビン3の上部に一体成形で設保持フランジ17
が張出して設けられる。保持フランジ17の上に導光板
22と文字板21とが載置され、ねじ28で固定され
る。そして、指針軸4の先端部に指針23が取付けられ
る。また、コイルボビン3とシールドケース2にはねじ
を通す孔7があけられ、この孔7にねじ8が通される。
ムーブメント1の下面に配線基板20を配置し、この配
線基板20に予めあけられている孔に前述のねじ8を通
し、ナット9で締めてムーブメント1に配線基板20を
取付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の指
示計器の取付構造においては、ねじを用いてムーブメン
ト1に導光板22と文字板21とを取付けているため部
品数が多くなり、取付工数も多くなり、取付費用が高く
なるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、部品数が少なく、少ない
取付工数で容易に組立ができ、コストダウンが図れる指
示計器の取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルボビン
の内部に指針軸を有するマグネットロータが収容され、
このコイルボビンの外周囲にコイルが巻回されて磁気遮
蔽体製のシールドケースに収納され、前記コイルボビン
の上部に前記シールドケースより外へ張出して保持フラ
ンジが形成されてなるムーブメントが前記保持フランジ
を介して導光板と文字板に取付けられてなる指示計器の
取付構造において、前記シールドケースの開口端に外側
に張出す鍔が形成され、前記導光板の裏面から前記保持
フランジへ向けて垂直に立ち下がる位置決め用ピンと前
記導光板の裏面から前記保持フランジ以外の場所へ向け
て垂直に立ち下がり下端に前記鍔に係合する爪を有する
固定用爪部材とが前記導光板に一体化形成され、前記保
持フランジに前記位置決め用ピンを受け入れる孔が設け
られ、前記孔に前記位置決め用ピンが押し込まれ前記爪
が前記鍔に係合して前記ムーブメントが前記導光板に取
付け固定されることを特徴とする。
【0008】本発明は、前記導光板の裏面の前記保持フ
ランジに向かい合う場所に前記保持フランジを下方向に
押し下げる作用をするばねが一体化形成されていること
を特徴とする。
【0009】本発明は、前記爪の係合部に前記鍔から離
れる方向に上方に傾斜する傾斜面が形成され、前記鍔の
周囲に前記傾斜面と傾斜角が同じ傾斜面が形成されてい
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、導光板に一体化形成した位置決め
用ピンをムーブメントの保持フランジの孔に押し込む
と、シールドケースの開口端の鍔が固定用爪部材の爪を
外側に押す。この力により固定用爪部材は外側に撓み、
鍔は爪の斜面を滑って入って行く。鍔は爪の斜面を滑り
終えると固定用爪部材は元の形に戻り、爪は鍔と係合
し、ムーブメントは固定される。
【0011】前記導光板の裏面に下方向に押し下げる作
用をするばねを設けておくと、ばねはムーブメントの保
持フランジを常に下方向に押し、それに伴って鍔が爪を
常に下方向に押し、がたを生ずることなくムーブメント
が固定される。
【0012】前記爪の係合部に前記鍔から離れる方向に
上方に傾斜する傾斜面を設け、鍔の係合部に前記傾斜面
と合致する傾斜面を設けておくと、爪を外側に押す力と
固定用爪部材が元の形に戻ろうとする力とが傾斜面に働
き、ムーブメントを上方に押し上げる力が働いて、がた
を生ずることなくムーブメントが固定される。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の平面図、A−
A´線部分断面図およびB−B´線部分断面図である。
【0014】この実施例のクロスコイル型指示計器は、
図3に示したものと原理的には同じであるが、シールド
ケース2と導光板22とコイルボビン横の柱7の上部に
張出して設けられた保持フランジ11の構造が異なって
いる。なお、簡単化のため配線基板20は省略している
が、図3に示した従来例と同様に配線基板20は使用さ
れる。
【0015】シールドケース2の開口端に外側に張出す
鍔2aを形成する。導光板22の裏面から保持フランジ
11へ向けて垂直に立ち下がる位置決め用ピン24を2
本設け、この2本の位置決め用ピン24を結ぶ線に対し
て45°傾いた方向に導光板22の裏面から垂直に立ち
下がり下端に鍔2aに係合する爪25aを有する2本の
固定用爪部材25を設ける。爪25aは鍔2aに引っ掛
かって係合するように設け、また、爪25aが鍔2aと
接触したとき、固定用爪部材25を外側に撓ませるよう
に爪25aの下面に傾斜面25bを付けておく。位置決
め用ピン24と固定用爪部材25とは導光板22に一体
化形成する。保持フランジ11に位置決め用ピン24を
受け入れる孔11aを設ける。位置決め用ピン24の先
端が孔11aの底面と接触する位置が固定位置となるよ
うに設計しておく。
【0016】孔11aに位置決め用ピン24を押し込む
と爪25aが鍔2aに係合してムーブメント1が導光板
22に取付け固定される。爪25aが鍔2aに係合して
いるからムーブメント1は抜けない。ムーブメント1を
導光板22から外すときは、手で固定用爪部材25を外
側に撓ませ、爪25aを鍔2aから外してやればよい。
【0017】導光板22の裏面の保持フランジ11に向
かい合う場所に保持フランジ11を下方向に押し下げる
作用をするばね26を導光板22に一体化形成する。ば
ね26は保持フランジ11を下方向に押し下げる力を及
ぼすから鍔2aは爪25aに常に押し付けられ、導光板
22とムーブメント1とはがたを生じることなく固定さ
れるという効果が得られる。
【0018】このように、本発明の取付構造にすれば、
ねじ、ナット等を使用せず、ムーブメント1を導光板2
2へ向けて押し込むだけでムーブメント1を導光板22
に取付けることができ、部品数が少なく、少ない取付工
数で容易に組立ができ、コストダウンが図れる。
【0019】図2は本発明の第2の実施例の部分断面図
およびC部拡大図である。
【0020】第2の実施例では、鍔2aの爪25aと係
合する部分に外へ向かうに従って上方に傾斜する傾斜面
2bを設け、これに接触する爪25aの部分に傾斜面2
bと合致する傾斜面25cを設ける。これ以外は第1の
実施例と同じである。導光板22の裏面にばね26は設
けないが、設けてもよい。
【0021】位置決め用ピン24を孔11aに押し込む
と、第1の実施例と同様に、爪25aの傾斜面25cが
鍔2aの傾斜面2bの上に乗り、鍔2aと係合する。固
定用爪部材25は元の形に戻ろうとして、爪25aの傾
斜面25cが鍔2aの傾斜面2bを押すように力を働か
せる。この力の上方分力が鍔2aを押し上げるように働
く。ムーブメント1には押し上げる力が働いているの
で、がたを生じることなくムーブメント1は導光板22
に固定される。第1の実施例と同様に、位置決め用ピン
24を孔11aに押し込むだけでムーブメント1を導光
板22に取付けることができ、部品数が少なく、少ない
取付工数で容易に組立ができ、コストダウンが図れる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ムー
ブメントのシールドケースに鍔を設け、導光板にこの鍔
に係合する爪を有する固定用爪部材と位置決め用ピンと
を一体化形成し、ムーブメントのコイルボビンの上部に
位置決め用ピンを受け入れる孔を設け、位置決め用ピン
を支持体の孔に押し込むだけで爪が鍔に係合してクロス
コイル型指示計器が導光板に取付け固定される構造にし
たので、部品数が少なく、少ない取付工数で容易に組立
ができ、コストダウンが図れる指示計器の取付構造が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の平面図、A−A´線断
面図およびB−B´線断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の部分断面図およびC部
拡大図である。
【図3】従来のクロスコイル型指示計器の取付構造の一
例の断面図である。
【符号の説明】
1 ムーブメント 2 シールドケース 2a 鍔 2b 傾斜面 3 コイルボビン 4 指針軸 5 マグネットロータ 6 コイル 11 保持フランジ 11a 孔 21 文字板 22 導光板 23 指針 24 位置決め用ピン 25 固定用爪部材 25a 爪 25b 傾斜面 25c 傾斜面 26 ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンの内部に指針軸を有するマ
    グネットロータが収容され、このコイルボビンの外周囲
    にコイルが巻回されて磁気遮蔽体製のシールドケースに
    収納され、前記コイルボビンの上部に前記シールドケー
    スより外へ張出して保持フランジが形成されてなるムー
    ブメントが前記保持フランジを介して導光板と文字板に
    取付けられてなる指示計器の取付構造において、 前記シールドケースの開口端に外側に張出す鍔が形成さ
    れ、 前記導光板の裏面から前記保持フランジへ向けて垂直に
    立ち下がる位置決め用ピンと前記導光板の裏面から前記
    保持フランジ以外の場所へ向けて垂直に立ち下がり下端
    に前記鍔に係合する爪を有する固定用爪部材とが前記導
    光板に一体化形成され、 前記保持フランジに前記位置決め用ピンを受け入れる孔
    が設けられ、 前記孔に前記位置決め用ピンが押し込まれ前記爪が前記
    鍔に係合して前記ムーブメントが前記導光板に取付け固
    定されることを特徴とする指示計器の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記導光板の裏面の前記保持フランジ
    に向かい合う場所に前記保持フランジを下方向に押し下
    げる作用をするばねが一体化形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の指示計器の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記爪の係合部に前記鍔から離れる方向
    に上方に傾斜する傾斜面が形成され、前記鍔の周囲に前
    記傾斜面と傾斜角が同じ傾斜面が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の指示計器の取付構造。
JP29426694A 1994-11-29 1994-11-29 指示計器の取付構造 Pending JPH08152442A (ja)

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JP29426694A JPH08152442A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 指示計器の取付構造

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JP29426694A JPH08152442A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 指示計器の取付構造

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JPH08152442A true JPH08152442A (ja) 1996-06-11

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ID=17805495

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JP29426694A Pending JPH08152442A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 指示計器の取付構造

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JP (1) JPH08152442A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184565A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ブレーキ液圧制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001114