JPH08151751A - 階 段 - Google Patents
階 段Info
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- JPH08151751A JPH08151751A JP6315989A JP31598994A JPH08151751A JP H08151751 A JPH08151751 A JP H08151751A JP 6315989 A JP6315989 A JP 6315989A JP 31598994 A JP31598994 A JP 31598994A JP H08151751 A JPH08151751 A JP H08151751A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- side plates
- pair
- side plate
- treads
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 階段の踏板の傾斜角度を変更でき、踏板の溶
接を不要とした安価な階段を提供する。 【構成】 一対の側板14の間に複数の固定部材16と
複数の支持軸26を固定し、各支持軸26に踏板12を
揺動自在に取り付ける。固定部材16に螺子穴18を設
け支持手段20をその螺子穴18に螺合させる。固定部
材16より上方に突出した支持手段20の上端を前記踏
板12の底面に接触させる。支持手段20の24が固定
部材16より上方に突出する長さによって、側板14に
対する各踏板12の傾斜角度を調節する。
接を不要とした安価な階段を提供する。 【構成】 一対の側板14の間に複数の固定部材16と
複数の支持軸26を固定し、各支持軸26に踏板12を
揺動自在に取り付ける。固定部材16に螺子穴18を設
け支持手段20をその螺子穴18に螺合させる。固定部
材16より上方に突出した支持手段20の上端を前記踏
板12の底面に接触させる。支持手段20の24が固定
部材16より上方に突出する長さによって、側板14に
対する各踏板12の傾斜角度を調節する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高さや距離が異なる種
々の設置箇所へ適応することを可能とした階段に関す
る。
々の設置箇所へ適応することを可能とした階段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建物等の階段は、その階段の設置状態即
ち階段の長さや傾斜角度に合わせて、設計製作されるも
のである。階段には種々の種類があるが、鉄を素材とす
る側板と踏板とを主な構成部材とし、それら側板と踏板
とを溶接して成るものや、木材を素材とし側板と踏板と
を嵌込みまたは釘で構成するものや、型成形によるコン
クリート製のものがある。階段では、どの素材を使用し
てもそれぞれ一長一短があるが、強度を必要とする屋外
の場合には一般に鉄製の階段を、屋内で足音のしないよ
うにしたい場合には木製の階段を、同一寸法のものを大
量に必要な場合にはコンクリート製の階段が用いられ
る。
ち階段の長さや傾斜角度に合わせて、設計製作されるも
のである。階段には種々の種類があるが、鉄を素材とす
る側板と踏板とを主な構成部材とし、それら側板と踏板
とを溶接して成るものや、木材を素材とし側板と踏板と
を嵌込みまたは釘で構成するものや、型成形によるコン
クリート製のものがある。階段では、どの素材を使用し
てもそれぞれ一長一短があるが、強度を必要とする屋外
の場合には一般に鉄製の階段を、屋内で足音のしないよ
うにしたい場合には木製の階段を、同一寸法のものを大
量に必要な場合にはコンクリート製の階段が用いられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】階段は、下段の踊場と
上段の踊場との間の位置関係(階段の長さや階段の傾斜
角度)を計測して設計を行なうため、どの種類の素材を
使用した階段であっても、注文を受けてから完成までに
時間がかかるものであった。また、途中で設計変更や設
計に手違いがあった場合には、どの種類の素材を使用し
た階段であっても、階段の作り直しとなり余分な費用が
かかるという不具合があった。
上段の踊場との間の位置関係(階段の長さや階段の傾斜
角度)を計測して設計を行なうため、どの種類の素材を
使用した階段であっても、注文を受けてから完成までに
時間がかかるものであった。また、途中で設計変更や設
計に手違いがあった場合には、どの種類の素材を使用し
た階段であっても、階段の作り直しとなり余分な費用が
かかるという不具合があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、通常のどのような設置傾斜角度にでも適応すること
が可能で、しかも受注から完成までの期間を大幅に短縮
し、かつコストを大幅に低減した階段を提供することを
目的とする。
で、通常のどのような設置傾斜角度にでも適応すること
が可能で、しかも受注から完成までの期間を大幅に短縮
し、かつコストを大幅に低減した階段を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一対の側板と、その一対の側板に揺動可能
に取り付けられる複数個の踏板と、その一対の側板の内
側に固定される複数個の固定部材と、その固定部材に変
位可能に取り付けられるものであって各踏板を下から踏
板に接触して支える複数個の支持部材とを有し、設置時
に前記支持部材を固定部材に対して変位させて側板に対
する踏板の位置関係を変化させることを可能にしたもの
である。本発明は更に、一対の側板と、その一対の側板
に揺動可能に取り付けられる複数個の踏板と、各踏板に
固定される中間部材と、その中間部材と側板とにそれぞ
れ穴を設け、そのれらの穴に挿通して中間部材と側板と
を固定する固定手段を備え、中間部材の穴と側板の穴の
少なくとも一方の穴を固定手段より大きく設定し、固定
手段を緩めた際に側板に対して中間部材を変位させて側
板に対する踏板の位置関係を変化させることを可能にし
たものである。
するために、一対の側板と、その一対の側板に揺動可能
に取り付けられる複数個の踏板と、その一対の側板の内
側に固定される複数個の固定部材と、その固定部材に変
位可能に取り付けられるものであって各踏板を下から踏
板に接触して支える複数個の支持部材とを有し、設置時
に前記支持部材を固定部材に対して変位させて側板に対
する踏板の位置関係を変化させることを可能にしたもの
である。本発明は更に、一対の側板と、その一対の側板
に揺動可能に取り付けられる複数個の踏板と、各踏板に
固定される中間部材と、その中間部材と側板とにそれぞ
れ穴を設け、そのれらの穴に挿通して中間部材と側板と
を固定する固定手段を備え、中間部材の穴と側板の穴の
少なくとも一方の穴を固定手段より大きく設定し、固定
手段を緩めた際に側板に対して中間部材を変位させて側
板に対する踏板の位置関係を変化させることを可能にし
たものである。
【0006】
【作用】各踏板は一対の側板に揺動自在に取り付けら
れ、各踏板の揺動自由端付近の下側を側板に固定された
固定部材に螺合して変位可能な支持部材で支持する。こ
れによって、階段設置位置の傾斜角度がどのような角度
であっても、踏板を支持する支持部材の突出長さを調節
すれば、踏板を側板に対して所望の角度に調節すること
が出来る。他の発明では、各踏板は一対の側板に揺動自
在に取り付けられ、側板と各踏板に固定された中間部材
とを固定手段で固定するが、固定手段を緩めた状態では
側板と中間部材との位置関係は変位可能となる。これに
よって、階段設置位置の傾斜角度がどのような角度であ
っても、踏板を側板に対して任意の角度に調節すること
が出来る。
れ、各踏板の揺動自由端付近の下側を側板に固定された
固定部材に螺合して変位可能な支持部材で支持する。こ
れによって、階段設置位置の傾斜角度がどのような角度
であっても、踏板を支持する支持部材の突出長さを調節
すれば、踏板を側板に対して所望の角度に調節すること
が出来る。他の発明では、各踏板は一対の側板に揺動自
在に取り付けられ、側板と各踏板に固定された中間部材
とを固定手段で固定するが、固定手段を緩めた状態では
側板と中間部材との位置関係は変位可能となる。これに
よって、階段設置位置の傾斜角度がどのような角度であ
っても、踏板を側板に対して任意の角度に調節すること
が出来る。
【0007】
【第1実施例】次に、本発明を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係る階段の使用態様の一実施例を示
す断面図である。図2は本発明に係る階段の一実施例を
示す要部断面図であり、図3は本発明に係る階段の主要
部を示す斜視図である。本発明に係る階段10は、主と
して、複数の踏板12と、それら複数の踏板12を取り
付けるための左右の側板14と、その左右の側板14に
わたって溶接される前記踏板12と同数のアングル(L
字型の鋼材)等の固定部材16とから成る。各固定部材
16の所定の位置に螺子穴18が形成され、その螺子穴
18には前記踏板12を下から支持するためのボルト等
の支持手段20が螺合される。この支持手段20は下か
ら上に向けて前記螺子穴18と螺合させ、その螺合した
支持手段20の先端をアングル22より上部に突出させ
て、踏板12の底面に接触させる。
る。図1は本発明に係る階段の使用態様の一実施例を示
す断面図である。図2は本発明に係る階段の一実施例を
示す要部断面図であり、図3は本発明に係る階段の主要
部を示す斜視図である。本発明に係る階段10は、主と
して、複数の踏板12と、それら複数の踏板12を取り
付けるための左右の側板14と、その左右の側板14に
わたって溶接される前記踏板12と同数のアングル(L
字型の鋼材)等の固定部材16とから成る。各固定部材
16の所定の位置に螺子穴18が形成され、その螺子穴
18には前記踏板12を下から支持するためのボルト等
の支持手段20が螺合される。この支持手段20は下か
ら上に向けて前記螺子穴18と螺合させ、その螺合した
支持手段20の先端をアングル22より上部に突出させ
て、踏板12の底面に接触させる。
【0008】図2及び図3に示すように、各踏板12の
内部にはその両側面の間を貫通する穴22が形成され、
一方、左右の側板14には前記穴22と合致するための
穴24が形成され、踏板12の穴22と左右の側板14
の穴24とに支軸26が挿入される。各踏板12の穴2
2は支軸26の直径より大きく設定され、側板14の穴
24は支軸26が丁度嵌合する大きさとされる。この支
軸26は左右の側板14に固定され、踏板12とは固定
されないように設定する。即ち、踏板12は支軸26を
中心に揺動可能な状態とする。
内部にはその両側面の間を貫通する穴22が形成され、
一方、左右の側板14には前記穴22と合致するための
穴24が形成され、踏板12の穴22と左右の側板14
の穴24とに支軸26が挿入される。各踏板12の穴2
2は支軸26の直径より大きく設定され、側板14の穴
24は支軸26が丁度嵌合する大きさとされる。この支
軸26は左右の側板14に固定され、踏板12とは固定
されないように設定する。即ち、踏板12は支軸26を
中心に揺動可能な状態とする。
【0009】前記踏板12には、前記穴22より離れた
位置に、その内部を貫通して両側面から外部に突出する
棒28が固定される。一方、左右の側板14には、前記
棒28の側面より突出した箇所が嵌入する穴30が形成
される。この穴30は、前記穴24の位置を中心とする
円弧形状か、前記棒28の直径以上の幅を有する縦長の
形状とされ、棒28の突出箇所が穴30内を所定の範囲
で円弧状に移動が出来るように設定されている。一対の
踏板12に複数の側板14を組み込んだ状態において
は、図2で示すように各踏板12は支軸26の位置を中
心にして、棒28の突出箇所が穴30で動ける範囲内
(最大角度θ)で揺動可能となる。
位置に、その内部を貫通して両側面から外部に突出する
棒28が固定される。一方、左右の側板14には、前記
棒28の側面より突出した箇所が嵌入する穴30が形成
される。この穴30は、前記穴24の位置を中心とする
円弧形状か、前記棒28の直径以上の幅を有する縦長の
形状とされ、棒28の突出箇所が穴30内を所定の範囲
で円弧状に移動が出来るように設定されている。一対の
踏板12に複数の側板14を組み込んだ状態において
は、図2で示すように各踏板12は支軸26の位置を中
心にして、棒28の突出箇所が穴30で動ける範囲内
(最大角度θ)で揺動可能となる。
【0010】本発明の階段を設置した状態においては、
支持手段20を固定部材16より上方に突出させて、支
持手段20の上端を踏板12の底面と接触させて踏板1
2を支持する。即ち、踏板12は、一方が支軸26で支
持され、他方が支持手段20で支持される。踏板12の
底面を支持する支持手段20は、側板14に固定される
固定部材16より上方に突出する長さを変化させること
が出来るので、側板14に対する踏板12の傾斜角度を
容易に変えることが出来る。即ち、下側の踊り場11a
と上側の踊り場11bとの傾斜角度が異なっていたとし
ても、図1に示すように、本発明の階段10をヒンジ1
3a、13bを介して揺動できるようにすることで、適
応することが出来る。また、この階段10を現場に運ん
で設置して、踏板12の傾斜に多少の誤差が生じたとし
ても、支持手段20を調節するだけで踏板12の傾斜角
度を合わせることができる。
支持手段20を固定部材16より上方に突出させて、支
持手段20の上端を踏板12の底面と接触させて踏板1
2を支持する。即ち、踏板12は、一方が支軸26で支
持され、他方が支持手段20で支持される。踏板12の
底面を支持する支持手段20は、側板14に固定される
固定部材16より上方に突出する長さを変化させること
が出来るので、側板14に対する踏板12の傾斜角度を
容易に変えることが出来る。即ち、下側の踊り場11a
と上側の踊り場11bとの傾斜角度が異なっていたとし
ても、図1に示すように、本発明の階段10をヒンジ1
3a、13bを介して揺動できるようにすることで、適
応することが出来る。また、この階段10を現場に運ん
で設置して、踏板12の傾斜に多少の誤差が生じたとし
ても、支持手段20を調節するだけで踏板12の傾斜角
度を合わせることができる。
【0011】この側板14に対する踏板12の傾斜角度
は、踏板12に固定した棒28の突出箇所が側板14の
穴30内で移動できる範囲である。ここで、踏板12の
棒28と側板14の穴30との嵌合箇所を設けなくても
構わないが、万一、支持手段16の損傷が生じた場合
に、踏板12の棒28が側板14の穴30の下縁に当接
させ階段として機能させることができるので、踏板12
の棒28と側板14の穴30との嵌合箇所を設けておく
のが望ましい。
は、踏板12に固定した棒28の突出箇所が側板14の
穴30内で移動できる範囲である。ここで、踏板12の
棒28と側板14の穴30との嵌合箇所を設けなくても
構わないが、万一、支持手段16の損傷が生じた場合
に、踏板12の棒28が側板14の穴30の下縁に当接
させ階段として機能させることができるので、踏板12
の棒28と側板14の穴30との嵌合箇所を設けておく
のが望ましい。
【0012】本発明では、踏板12は溶接を行なわなく
て済むので、堅固な材料の合成樹脂を踏板12に使用す
ることができるため、踏板12の大量生産ができコスト
ダウンや軽量化を図ることが可能となる。本発明では、
側板14と踏板12と固定部材16とを、それぞれの種
類を製造工場で生産しておく。このように、2〜3種類
の部品を数種類用意するだけで済むので、大量生産がで
きコストダウンを図ることができる。更に、予め製造さ
れた部品を組み立てるだけで階段が完成し、しかもどの
ような設置傾斜角度にでも適応できるので、設置日数が
大幅に短縮することができる。
て済むので、堅固な材料の合成樹脂を踏板12に使用す
ることができるため、踏板12の大量生産ができコスト
ダウンや軽量化を図ることが可能となる。本発明では、
側板14と踏板12と固定部材16とを、それぞれの種
類を製造工場で生産しておく。このように、2〜3種類
の部品を数種類用意するだけで済むので、大量生産がで
きコストダウンを図ることができる。更に、予め製造さ
れた部品を組み立てるだけで階段が完成し、しかもどの
ような設置傾斜角度にでも適応できるので、設置日数が
大幅に短縮することができる。
【0013】なお、本実施例においては、支軸26と棒
28は踏板12を貫通するものとして示されているが、
支軸26や棒28に代えて、踏板12の側面に固定され
るもので、その側面から外方に突出する短い軸としても
良い。また、前記固定手段16は一対の側板14にわた
って固定されているが、それぞれの側板14に固定さ
れ、そこに螺子穴18を設けるようにしたものであって
も良い。しかし、固定手段16を一対の側板14にわた
って固定する方が、一対の側板14を強固に固定でき
る。
28は踏板12を貫通するものとして示されているが、
支軸26や棒28に代えて、踏板12の側面に固定され
るもので、その側面から外方に突出する短い軸としても
良い。また、前記固定手段16は一対の側板14にわた
って固定されているが、それぞれの側板14に固定さ
れ、そこに螺子穴18を設けるようにしたものであって
も良い。しかし、固定手段16を一対の側板14にわた
って固定する方が、一対の側板14を強固に固定でき
る。
【0014】
【第2実施例】図4は本発明に係る階段の他の実施例を
示す要部断面図であり、図5は図4のA−A線拡大断面
図である。前記第1実施例において、踏板12の高さを
調節するものとして、固定部材16に螺合する支持手段
20を設けたが、第2実施例では、この支持手段20に
代わるものを提供する。この第2実施例において第1実
施例と同一符合は同一部分を示す。踏板12の揺動先端
付近の底面の両側に、アングル等の中間部材32を例え
ばボルト34で固定する。この中間部材32は前記側板
14の内側の面と接触する垂直面36を有し、その垂直
面36には縦方向の長穴38が形成される。踏板12に
は、前記垂直面36の長穴38と合致するための穴40
が形成される。この踏板12の穴40と垂直面36の長
穴38とに固定手段としてのボルト42を挿通し、その
ボルト42の挿通先端に固定手段としてのナット44を
螺合させる。前記長穴38の幅はボルト42の螺子部の
直径より大きく、かつボルト42の頭やナット44の幅
より小さく設定する。ボルト42とナット44とを締め
付けることによって、中間部材32と側板14とが固定
され、即ち、踏板12と側板14とが固定される。
示す要部断面図であり、図5は図4のA−A線拡大断面
図である。前記第1実施例において、踏板12の高さを
調節するものとして、固定部材16に螺合する支持手段
20を設けたが、第2実施例では、この支持手段20に
代わるものを提供する。この第2実施例において第1実
施例と同一符合は同一部分を示す。踏板12の揺動先端
付近の底面の両側に、アングル等の中間部材32を例え
ばボルト34で固定する。この中間部材32は前記側板
14の内側の面と接触する垂直面36を有し、その垂直
面36には縦方向の長穴38が形成される。踏板12に
は、前記垂直面36の長穴38と合致するための穴40
が形成される。この踏板12の穴40と垂直面36の長
穴38とに固定手段としてのボルト42を挿通し、その
ボルト42の挿通先端に固定手段としてのナット44を
螺合させる。前記長穴38の幅はボルト42の螺子部の
直径より大きく、かつボルト42の頭やナット44の幅
より小さく設定する。ボルト42とナット44とを締め
付けることによって、中間部材32と側板14とが固定
され、即ち、踏板12と側板14とが固定される。
【0015】側板14に対する踏板12の傾斜角度を変
更する場合は、ボルト42とナット44とを締め付けを
緩めて、ボルト42が中間部材32の長穴38の両端に
接触する範囲内で、踏板12を支持軸26を中心に揺動
させることが出来る。側板14に対する踏板12の傾斜
角度が所定の角度になった時、ボルト42とナット44
とを締め付けることによって、踏板12と側板14が固
定される。この実施例においては、ボルト42とナット
44とを締め付けたり緩めたりすることによって、側板
14に対する踏板12の傾斜角度を変更することができ
る。従って、第1実施例と同様、下側の踊り場と上側の
踊り場との傾斜角度が異なるものであっても、本発明の
階段を適応することが出来る。また、踏板12は溶接を
行なわなくて済むので、踏板12の大量生産ができコス
トダウンや軽量化を図ることが可能となる。更に、予め
製造された部品を組み立てて階段が完成するので、設置
日数を大幅に短縮することができる。
更する場合は、ボルト42とナット44とを締め付けを
緩めて、ボルト42が中間部材32の長穴38の両端に
接触する範囲内で、踏板12を支持軸26を中心に揺動
させることが出来る。側板14に対する踏板12の傾斜
角度が所定の角度になった時、ボルト42とナット44
とを締め付けることによって、踏板12と側板14が固
定される。この実施例においては、ボルト42とナット
44とを締め付けたり緩めたりすることによって、側板
14に対する踏板12の傾斜角度を変更することができ
る。従って、第1実施例と同様、下側の踊り場と上側の
踊り場との傾斜角度が異なるものであっても、本発明の
階段を適応することが出来る。また、踏板12は溶接を
行なわなくて済むので、踏板12の大量生産ができコス
トダウンや軽量化を図ることが可能となる。更に、予め
製造された部品を組み立てて階段が完成するので、設置
日数を大幅に短縮することができる。
【0016】図4及び図5では、垂直面36に長穴38
を形成し、側板14にボルト42と合致する大きさの穴
40を形成したが、垂直面36に形成する穴をボルト4
2と合致する大きさとし、側板14に形成する穴を長穴
に形成するようにしても良い。
を形成し、側板14にボルト42と合致する大きさの穴
40を形成したが、垂直面36に形成する穴をボルト4
2と合致する大きさとし、側板14に形成する穴を長穴
に形成するようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明による階段によれ
ば、側板に対する踏板の傾斜角度を自由に調節できるの
で、下側の踊り場と上側の踊り場との傾斜角度が異なる
どのような設置箇所にも適用でき、経済的でかつ短時間
で設置することができる。また、設置後に傾斜角度に対
して踏板の傾斜の調整ができる。また、本発明では踏板
を溶接することがないので、踏板に鋼板以外の音の立た
ない材料を使用することができる。その上、踏板の量産
が可能となることから、階段のコストダウンを図ること
ができる。更に、本発明では、階段の構成部品は予め所
定の規格で製造したものであるので、構成部品を組み立
てるだけでどのような設置傾斜角度にでも適応できる階
段を作ることができるので、設置日数が大幅に短縮する
ことができる。
ば、側板に対する踏板の傾斜角度を自由に調節できるの
で、下側の踊り場と上側の踊り場との傾斜角度が異なる
どのような設置箇所にも適用でき、経済的でかつ短時間
で設置することができる。また、設置後に傾斜角度に対
して踏板の傾斜の調整ができる。また、本発明では踏板
を溶接することがないので、踏板に鋼板以外の音の立た
ない材料を使用することができる。その上、踏板の量産
が可能となることから、階段のコストダウンを図ること
ができる。更に、本発明では、階段の構成部品は予め所
定の規格で製造したものであるので、構成部品を組み立
てるだけでどのような設置傾斜角度にでも適応できる階
段を作ることができるので、設置日数が大幅に短縮する
ことができる。
【図1】本発明に係る階段の使用態様の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明に係る階段の一実施例を示す要部断面図
である。
である。
【図3】図1に用いる本実施例に係る主要部を示す斜視
図である。
図である。
【図4】本発明に係る階段の他の実施例を示す要部断面
図である。
図である。
【図5】図3のA−A線拡大断面図である。
10 階段 12 踏板 14 側板 16 固定部材 18 螺子穴 20 支持手段 22 穴 24 穴 26 支軸 28 棒 30 穴 32 中間部材 38 長穴 40 穴 42 ボルト 44 ナット
Claims (5)
- 【請求項1】 一対の側板と、その一対の側板に揺動可
能に取り付けられる複数個の踏板と、その一対の側板の
内側に固定される複数個の固定部材と、その固定部材に
変位可能に取り付けられるものであって各踏板を下から
踏板に接触して支える複数個の支持部材とを有し、設置
時に前記支持部材を固定部材に対して変位させて側板に
対する踏板の位置関係を変化させることを可能としたこ
とを特徴とする階段。 - 【請求項2】 前記固定部材が一対の側板の両方に固定
したことを特徴とする請求項1記載の階段。 - 【請求項3】 各踏板の側板に対向する面に支軸棒を備
え、前記一対の側板に前記支軸棒が嵌合する穴を形成
し、その穴に支軸棒が嵌合した状態で側板が一定の範囲
で揺動できるようにしたことを特徴とする請求項1記載
の階段。 - 【請求項4】 一対の側板と、その一対の側板に揺動可
能に取り付けられる複数個の踏板と、各踏板に固定され
る中間部材と、その中間部材と側板とにそれぞれ穴を設
け、そのれらの穴に挿通して中間部材と側板とを固定す
る固定手段を備え、中間部材の穴と側板の穴の少なくと
も一方の穴を固定手段より大きく設定し、固定手段を緩
めた際に側板に対して中間部材を変位させて側板に対す
る踏板の位置関係を変化させることを可能としたことを
特徴とする階段。 - 【請求項5】 一対の側板にわたって複数の固定部材を
固定したことを特徴とする請求項4記載の階段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06315989A JP3120396B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 階 段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06315989A JP3120396B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 階 段 |
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JPH08151751A true JPH08151751A (ja) | 1996-06-11 |
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ID=18072008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP06315989A Expired - Fee Related JP3120396B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 階 段 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3120396B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100674664B1 (ko) * | 2005-06-23 | 2007-01-25 | 미더스메탈 주식회사 | 각도 조절이 가능한 계단 |
CN109914719A (zh) * | 2019-03-04 | 2019-06-21 | 浙江亚厦装饰股份有限公司 | 一种阳角连接组件及其复合板连接结构 |
CN109914720A (zh) * | 2019-03-04 | 2019-06-21 | 浙江亚厦装饰股份有限公司 | 一种阴角连接组件及其复合板连接结构 |
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-
1994
- 1994-11-28 JP JP06315989A patent/JP3120396B2/ja not_active Expired - Fee Related
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