JPH08132385A - シート等のカット装置 - Google Patents

シート等のカット装置

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JPH08132385A
JPH08132385A JP29894494A JP29894494A JPH08132385A JP H08132385 A JPH08132385 A JP H08132385A JP 29894494 A JP29894494 A JP 29894494A JP 29894494 A JP29894494 A JP 29894494A JP H08132385 A JPH08132385 A JP H08132385A
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Japan
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sheet
receiving portion
frame
cut
frame body
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JP29894494A
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English (en)
Inventor
Kenzo Arao
賢三 荒尾
Kazuo Nishi
一 男 西
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ARAO KK
Original Assignee
ARAO KK
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/52Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡略で、カットしたシート体の端部の
引出しも容易にでき、各部品も精度高く組付ける必要も
なく、製造コストも安価であるシー体等のカット装置を
提供することを目的とする。 【構成】 枠体12の一辺側に設けられたレール14
と、枠体の他辺側で、レールに対して所要間隔で略平行
に設けられたシート受部16と、シート受部に対して所
要間隔で略平行に設けられ、レールから離隔方向に付勢
されて設けられ、シート受部と協働してカットすべきシ
ートを挟持押えるシート押え20と、端部にカット刃2
2を備えレールに案内されて移動し、シート押えをシー
ト受部方向に平行状態を保持しつつ近接移動させる移動
カット部24とを備え、枠体は架台枠26に枢支され、
レールの長手方向を軸として揺動する様に設けられて成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート類を直線状にカ
ットするシート等のカット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生花類の販売店においては、お客
が選択した菊、ばら等の切り花や花鉢物類が散乱するの
を防止して美観を高めるために、所望幅にカットしたセ
ロハンの様なフイルム状のシートで包装し、飾り紐で結
束して手渡している。また、各種品物類を梱包するとき
には、ビニルフィルムに空気膨化部を備えたエアマット
から成るシートを所望幅にカットして梱包し、ダンボー
ル等に包装している。前記シートをカットする場合に
は、例えば、ロール巻きされたシートの芯軸の両端を店
内の適宜な支持体に支持しておき、シートの端部を所望
幅だけ引出し、補助者にシートを保持させて直線状にカ
ットしていた。しかし、前記シートのカットにおいて
は、補助者にシートの端部を保持させるのに手数を要
し、慣れない素人ではカット線が歪んだりして、包装し
たときの見映えが損なわれ易いものであった。そこで、
出願人は、シートをカット受部に対して、シート押えで
押え保持した状態で、カット部をカット受部の長手方向
に移動させてシートを直線状に、補助者の必要もなくカ
ットできるカット装置を、実願平5−240652号に
提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
カット装置においては、カット部を移動案内するT形レ
ールをカット受部側へ向けてバネ付勢し、移動するカッ
ト部のローラでシート押えを押圧しつつカット部のカッ
ターでカットするため、シートの端部の引出しに手数を
要し、また、各部品を精度高く組付けなければならず、
その組付の工程数も多くて構成が複雑となり、従って製
造コストも割高になり易い等の問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、レール、シート受部、シ
ート押え等の構成が簡略で、カットしたシートの端部の
引出しも容易にでき、また、やや厚手のシートも容易に
カットでき、各部品も精度高く組付ける必要もなく、製
造コストも安価である等を特徴としたシート等のカット
装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、枠体12の一辺側に設け
られたレール14と、前記枠体12の他辺側であり、こ
のレール14に対して所要間隔を隔てて略平行に設けら
れたシート受部16と、該シート受部16に対して所要
間隔を隔てて略平行で、常時該シート受部16から離隔
方向に付勢されて設けられ、必要時に前記シート受部1
6と協働してカットすべきシート18を挟持押えるシー
ト押え20と、端部にカット刃22を備え、前記レール
14に案内されつつ移動し、かつ、移動とともに前記シ
ート押え20を前記シート受部16方向に平行状態を保
持させつつ近接移動させる移動カット部24とを備え、
前記枠体12は架台枠26に枢支され、前記レール14
の長手方向を軸として該軸回りに揺動する様に設けられ
て成るシート等のカット装置10から構成される。
【0006】また、請求項2に係る発明では、前記枠体
12は矩形であることを特徴として成ることとしてもよ
い。
【0007】また、請求項3に係る発明では、前記シー
ト等のカット装置10は前記シート受部16方向にシー
トを繰り出すシート繰出部35を有し、該シート繰出部
35は、保持枠76と、該保持枠76に設けられ略上下
方向に長く形成された溝形受部78を備えて成ることと
してもよい。
【0008】また、請求項4に係る発明では、前記シー
ト18を挟持するシート受部16と、前記シート押え2
9との対向した挟持面48、48は平面として形成され
て成ることとしてもよい。
【0009】また、請求項5に係る発明では、前記架台
枠26であって前記枠体の揺動位置近傍には、ストッパ
34が設けられ、前記枠体12は、前記シート繰出部3
5方向へ揺動されると共に、略鉛直位置で前記ストッパ
34により制止されて成ることとしてもよい。
【0010】また、請求項6に係る発明では、前記移動
カット部24の移動に伴うシート押え20のシート受部
16に対する押え状態では、前記シート受部16のシー
ト引出し縁72は、前記シート押え20のシート引出し
縁74より引出し方向に突出する様に形成されて成るこ
ととしてもよい。
【0011】
【作用】本発明になるシート等のカット装置において
は、ロール巻シートの下面側からシートを繰出すように
同ロール巻シートの芯軸を、シート繰出部の保持枠の溝
形受部内に落し込み状に支持させる。そして、シート繰
出部と対向して設置された架台枠内の枠体に設けられた
カット受部とシート押えとの間隙へ繰出したシートの端
部を配置する。そこで、花、鉢物類をシートで包装する
場合に、シートの端部をカット受部とシート押えとの間
隙よりシート引出面側へ所要幅引出し、その後で枠体に
架設されているレールの一端側から他端側へ移動カット
部を移動させる。このとき、シート受部に対して略平行
で常時離隔方向に付勢されたシート押えが移動カット部
のローラで押圧されつつシート受部と平行状態を保持し
ながらシート受部へ近接してシートをシート押えとシー
ト受部とで均一に挟持し、同時に挟持されたシートを移
動カット部のカット刃でカットしてゆくものである。
【0012】カット作動の終了後には、移動カット部の
ローラはシート押えを通過してレールの端部に待機する
もので、これにより、シート押えはシート受部から離隔
され、カットされたシートの端部は、シート受部に載着
状に保持される。再び、シートを引出してカットする場
合には、シート受部の上面に載着されているシートの端
部を指先で把持して引出し、或は、架台枠に枢支された
枠体をシート繰出面側へ揺動させることにより、シート
の端部がシート受部から引出側へ突出され、このシート
の端部を指先で簡易に把持して引出しできる。そして、
所要幅だけシートを引出した後で、前記移動カット部を
再びレールに沿って、前回と反対側へと移動させるもの
であり、シート押えとシート受部とでシートを押圧挟持
しながらカットすることとなる。従って、細長い枠体内
に組付けしたレール、シート受部、シート押え等の構成
が簡略で、やや厚手のシートでも均等に挟着しながらカ
ットでき、またカットしたシートの端部の引出しも、移
動カット部を枠体の端部側へ退避させた状態で容易にで
き、各部品も精度高く組付ける必要もなく、組付け工程
数も少なくて製造コストも安価となる。
【0013】また、枠体は、レール、シート受部、左右
側板等で矩形状の簡略な構成から成るため容易に組付け
形成でき、カット作動の終了後には、移動カット部を枠
体の端部側へ退避させて次のシート引出を容易にでき
る。
【0014】また、シート等のカット装置は前記シート
受部方向にシートを繰出すシート繰出部を有し、該シー
ト繰出部は、保持枠と、該保持枠に設けられ略上下方向
に長く形成された溝形受部を備えているため、ロール巻
きしたシートは、軸受等を設ける必要がなく、溝形受部
の簡易な構成で芯軸を落込み状に支持できる。また、ロ
ール巻きしたシートの下面側から繰出されるシートが保
持枠の底板と接摺し、その摩擦抵抗でロール巻きしたシ
ートにバックラッシが発生することなく、簡易な機構で
シートのバックラッシを防止できる。
【0015】また、前記シートを挟持するシート受部
と、シート押えとの対向した挟持面は、平面として形成
されて成ることにより、シートを均等に挟着してカット
時のシートの捲れ等を防止できる。
【0016】また、前記架台枠には、ストッパが設けら
れ、前記枠体は、前記シート繰出部方向へ揺動されると
共に、略鉛直位置で前記ストッパにより制止されて成る
ことにより、指先で枠体をシート繰出部方向へ押しなが
らシート受部から突出するシートの端部を簡易に把持し
ながら所要幅引出して連続したカット作業ができる。
【0017】また、前記移動カット部の移動に伴うシー
ト押えのシート受部に対する押え状態では、前記シート
受部のシート引出し縁は、前記シート押えのシート引出
し縁より引出し方向に突出する様に形成されて成ること
により、カットしたシートの端部は常に引出側にはみ出
され、これを簡易に把持してシートを引出しながら連続
したカット作業ができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1ないし図3には、本発明の実施例
に係るシート等のカット装置(以下、カット装置と略す
る)10が示されている。図より明らかな様に、前記カ
ット装置10は、枠体12の一辺側に設けられたレール
14と、前記枠体12の他辺側であり、このレール14
に対して所要間隔を隔てて略平行に設けられたシート受
部16と、該シート受部16に対して所要間隔を隔てて
略平行で、常時該シート受部16から離隔方向に付勢さ
れて設けられ、必要時に前記シート受部16と協働して
カットすべきシート18を挟持押えるシート押え20
と、端部にカット刃22を備え、前記レール14に案内
されつつ移動し、かつ、移動とともに前記シート押え2
0を前記シート受部16方向に平行状態を保持しつつ近
接移動させる移動カット部24とを備えている。更に、
前記枠体12は架台枠26内に枢支28、28され、前
記レール14の長手方向を軸として該軸回りに揺動する
様に設けられて成るものである。
【0019】図1、図3に示す様に、架台枠26は、左
右方向を長手としたU形枠30から形成されている。枠
体12は、U形枠30の左右垂直部の内面側の上部位置
に枢支28、28された側板32、32と、この側板3
2、32の上端寄り位置に連設されたレール14と、更
に、側板32、32の下端寄り位置に連設されたシート
受部16とで細長い長矩形状に形成されている。また、
U形枠30の一方の垂直部の内面側には、枠体12の一
方の側板32のシート引出側面に当接して略鉛直位置で
枠体12を制止するストッパ34が設けられている。こ
れにより、枠体12は枢支部28、28を中心として架
台枠26の背面側に連設されているシート繰出部35方
向へ揺動され、同時に架台枠26のストッパ34に略鉛
直位置で制止される。そして、シート繰出部35のシー
ト繰出面側Kからシート受部16へ繰出されているシー
トの端部18aが、前記枠体12をシート繰出部35方
向へ揺動させることによりシート引出面側Hへとはみ出
され、これを指先で簡易に把持しながら枠体12内から
引出して連続カットできることとなる。また、枠体12
の組付け製作も容易となる。
【0020】図5、図6に示す様に、レール14は、細
長い長板36から成り、枠体12の側板32、32の上
端寄り位置に、板面を略鉛直方向へ向けて連設されてい
る。シート受部16は、角軸38に形成されて枠体12
の側板32、32の下端寄り位置に連設されており、こ
の角軸38には、その下面からシート引出面側Hへ逆L
形状に折曲された案内板40が固定され、この案内板4
0と角軸38とでカット刃案内溝42が形成されてい
る。
【0021】シート押え20は、図5、図6に示す様
に、シート受部16より長さが短い角軸44に形成され
てシート受部16の上方に配置されている。この角軸4
4には、シート繰出面側Kとなる軸面に固定され、角軸
44の下面へ略L形状に折曲された押え板46が設けら
れている。そして、この押え板46とシート受部16の
角軸38との対向した挟持面48、48とは平面に形成
されている。これによりシート18を均等に挟着でき、
カット刃22でカットするときのシート18の捲れ等を
防止できる。また、やや厚手のシートも均等に挟着して
容易にカットできることとなる。
【0022】シート繰出面側Kにおいて、シート押え2
0の角軸44の両端寄り位置に上端が枢着された連杆5
0、50の下端がシート受部16の角軸38の両端寄り
位置に枢着されている。更に、該連杆50、50の中間
位置に固定されたピン52、52と、この連杆50、5
0の上方側でレール14の板面に固定されたピン54、
54とに、シート押え20をシート受部16から上方へ
付勢して離隔させるための付勢バネ56、56が張架さ
れている。これにより、シート受部16の上方に連杆5
0、50で支持され、かつ付勢バネ56、56で上方へ
と付勢されたシート押え20は、シート受部16に対し
て平行な枠杆として保持される。
【0023】また、レール14に沿って移動案内される
移動カット部24のローラ68、68が接摺するシート
押え20の上面側には、その両端寄り位置にローラの移
動面と略同一高さに形成された控え部58、58と、こ
の控え部58、58の間隔位置に接続され同控え部58
の上面より高位置に形成された同期押え部60とが設け
られている。
【0024】これにより、シート押え20の上面の同期
押え部60の端部側に移動カット部24のローラ68が
接摺した時でも、シート押え20は傾斜することなく、
シート受部16に対して平行状態を保持しながら下降さ
れる。そして、シート受部16とシート押え20の押え
板46との対向した挟持面48、48で均等にシート1
8を挟持押圧でき、この均等な挟持押圧状態はローラ6
8、68が同期押え部60を通過するまで保持されて挟
持したシート18に捲れ等が発生することなくカットで
き、またやや厚手のシート18でも容易にカットできる
こととなる。
【0025】図4、図5に示す様に、移動カット部24
は、基板62の背面の上部位置と中間位置とに、前記レ
ール14の上下端に係合して移動するガイド64、64
と、基板62の正面の下端部にボルト66で固定された
円形状のカット刃22と、下方のガイド64の下部位置
で基板62に軸支された左右2個のローラ68、68
と、を有し、上部のガイド64の上面に把手70が上方
へ向け突設されている。
【0026】該把手70を把持しながらレール14の長
手方向に沿って基板62を移動させ、ローラ68、68
がシート押え20の控え部58から同期押え部60へ接
摺しつつ移動するとき、シート押え20が付勢バネ5
6、56の付勢弾力に抗しながらシート受部16に対し
て平行に下降してシート押え20の押え板46とシート
受部16との挟持面48、48で挟着しながらカット刃
22でシート18を素早く正確にカットできる。
【0027】また、図7、図8に示す様に、前記移動カ
ット部24の移動に伴うシート押え20のシート受部1
6に対する押え状態では、前記シート受部16の角軸3
8のシート引出し縁72は、前記シート押え20の角軸
44の下面に折曲された押え板46のシート引出し縁7
4より引出し方向に突出する様に形成されている。これ
により、カット終了ごとに、次に繰出されるシートの端
部18aがシート受部16の角軸38の上面にはみ出さ
れ、枠体12を枢支28を中心として図8の様に揺動さ
せることによりシートの端部18aがシート受部16か
らシート引出面側Hへ突出され、これを指先で簡易に把
持しつつ所要幅だけシート18を引出してたカット作業
を継続できる。
【0028】また、図1、図2、図3に示す様に、前記
シート等のカット装置10は、前記架台枠26に略逆T
形に連設され、前記シート受部16方向へシート18を
繰り出すシート繰出部35を有している。該シート繰出
部35は、保持枠76と、該保持枠76に設けられ略上
下方向に長く形成された溝形受部78、78を備えてい
る。
【0029】前記保持枠76は、上面が開口された略U
形状に形成されており、架台枠26の両端寄りの下面に
端部が固定され、架台枠26に対しシート繰出面側Kと
なる方向へ平行に突設されたベース板80、80と、こ
のベース板80、80に沿って立設され、左右対向され
た略台形状の側板82、82と、この側板82、82の
下部位置に前記枠体12内のシート受部16の上面と略
同一高さに連設された底板84と、を有している。溝形
受部78、78は、端面視U形に形成されており、側板
82、82の内面に、その略上端中央位置からシート繰
出面側Kへ向け斜下方へ傾斜して固定されている。
【0030】また、シート18は芯軸86に、図1上で
右側面視反時計方向にロール巻きされており、この芯軸
86の両端が溝形受部78、78に落込み状に支持さ
れ、ロール巻きされたシート18の下面側からシート繰
出面側Kへ繰出されたシート18は保持枠76の底板8
4に常時接摺しながら枠体12内のシート受部16へ繰
出されている。
【0031】これにより、保持枠76内に軸受等を設け
ることなく、簡易な構造の溝形受部78でロール巻きシ
ートを支持できる。また、繰出されるシート18は、使
用するにつれてロール巻きした外径が小さくなっても、
常に保持枠76内の底板84に接摺され、その摩擦抵抗
でロール巻きシート18のバックラッシを防止でき、バ
ックラッシを防止するための特別な機構を設ける必要も
ない。また、カットした後のシートの端部18aを枠体
12内のシート受部16にそのまま保持でき、カット作
業のたびにシートの端部18aをシート引出面側Hへ簡
易に引出しながら連続したカット作業ができることとな
る。
【0032】なお、実施例において、前記シート繰出部
35は、机上面等に設置して水平方向にシート18を繰
出しながらカットしているが、これに限ることなく、例
えば、壁面等にシート繰出部35を架台枠26が下部位
置になる様に設置し、シート18を鉛直下方へ繰出しな
がらカットする様にしてもよい。
【0033】次に、本発明の実施例に係るカット装置1
0の作用を説明する。前記カット装置10においては、
机上面に設置し、或はシート繰出部35にフック等を設
けて壁面等に設置し、シート繰出部35の保持枠76の
溝形受部78、78にロール巻きしたシート18の芯軸
86の両端を、繰出すシートの端部が保持枠35内の底
板84と接摺する様に支持させる。そして、シートの端
部18aを枠体12内のシート受部16とシート押え2
0の間隙へ繰出しておくものである。そこで、切り花や
花鉢物類を包装したり、或は品物類を梱包するためシー
ト18を所望幅だけカットする場合には、枠体12内の
シート受部16の上面に載着されているシート18の端
部18aを把持して必要とする長さだけシート18を引
出す。このとき、枠体12をシール繰出部35側へレー
ル14を軸として、図8に示す様に揺動させると、シー
ト18の端部18aがシート受部16の上面から突出さ
れて把持するのが容易となる。
【0034】次に、レール14の一端側に位置している
移動カット部24の把手70を把持してレール14の他
端側へ移動させもおであり、このとき、シート受部16
に対して略平行で常時離隔方向に付勢されたシート押え
20の角軸38の上面の控え部58の上面から同期押え
部60の上面へ移動カット部24のローラ68、68が
接摺する。控え部58の上面は、ローラ68、68の軌
道面と略同一高さで、同期押え部60の上面はローラ6
8、68の軌道面より高位置にあるため、ローラ68、
68が控え部58から同期押え部60の上面と接摺する
ときに、シート押え20は該ローラ68、68で押圧さ
れながらシート受部16と平行状態を保持してシート受
部16へ近接する。そして、図7に示す様に、該シート
18は、シート押え29の下面の押え板46とシート受
部16の角軸38の上面の平面状に形成された挟持面4
8、48とで均一に挟持され、同時に基板62の下端側
に設けられ、シート受部16の引出し側の縁部に設けら
れたカット刃案内溝42と係合しながら移動するカット
刃22でカットされる。。
【0035】1回のカット作動の終了後には、移動カッ
ト部24のローラ68、68が押圧していた同期押え部
60から控え部58へ移動し、更に、シート押え20の
端部を通過すると、シート押え20は付勢バネ56、5
6の付勢弾力でシート受部16から離隔される。その後
で、再びシート18をカットするときに、シート受部の
上面に位置しているシート18の繰出側の端部18aを
把持して引出し、前記移動カット部24を再びレール1
4に沿って、前回と反対側へと移動させてシート押え2
0とシート受部16とでシート18を挟持してカットし
てゆくこととなる。
【0036】上記した様に 本発明のカット装置10
は、レール14、シート受部16、シート押え20等の
構成が簡略で、カットしたシート18の端部の引出しも
容易にでき、各部品も精度高く組付ける必要もなく、コ
ストも安価に製造できることとなる。また、シート押え
とシート受部でシートを均等に挟着できてカッター刃に
よるカット時にシートが捲れることなく、レールに沿っ
て移動カット部を往復移動させながら能率的なシートの
カットができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に係るシー
ト等のカット装置によれば、枠体の一辺側に設けられた
レールと、前記枠体の他辺側であり、このレールに対し
て所要間隔を隔てて略平行に設けられたシート受部と、
該シート受部に対して所要間隔を隔てて略平行で、常時
該シート受部から離隔方向に付勢されて設けられ、必要
時に前記シート受部と協働してカットすべきシートを挟
持押えるシート押えと、端部にカット刃を備え、前記レ
ールに案内されつつ移動し、かつ、移動とともに前記シ
ート押えを前記シート受部方向に平行状態を保持させつ
つ近接移動させる移動カット部とを備え、前記枠体は架
台枠に枢支され、前記レールの長手方向を軸として該軸
回りに揺動する様に設けられて成ることにより、架台枠
内に枢支された枠体に設けたレール、カット受部、シー
ト押え等の構成が簡略であり、カット受部に載着保持さ
れたシートの端部を簡易に把持して引出しながら連続し
たカット作業ができる。また、移動カット部を移動させ
ながらシート押えをシート受部に均一に押圧してシート
を的確に挟着でき、やや厚手のシートでも捲れることな
く容易にカットでき、構成が簡略であるため、組付の工
程数も少なく、また、精度高く組付ける必要もなく、製
造コストも安価に製造できる。
【0038】また、請求項2によれば、前記枠体は矩形
であることを特徴として成ることにより、枠体内にレー
ルやシート受部等を容易に組付け形成できる。また枠体
すなわち移動カット部の揺動による退避位置形成を簡単
な構造により実現できる。
【0039】また、請求項3によれば、前記シート等の
カット装置は前記シート受部方向にシートを繰り出すシ
ート繰出部を有し、該シート繰出部は、保持枠と、該保
持枠に設けられ略上下方向に長く形成された溝形受部を
備えて成ることにより、軸受等を設ける必要がなく、ロ
ール巻きしたシートの芯軸を溝形受部の簡易な構成で落
込み状に支持できる。また、ロール巻きしたシートの下
面側から繰出されるシートが保持枠の底板と接摺し、そ
の摩擦抵抗でロール巻きしたシートにバックラッシが発
生することなく、簡易な機構でシートのバックラッシを
防止できる。
【0040】また、請求項4によれば、前記シートを挟
持するシート受部と、前記シート押えとの対向した挟持
面は平面として形成されて成ることにより、シートを均
等に挟着してカット時のシートの捲れ等を防止できる。
【0041】また、請求項5によれば、前記架台枠であ
って前記枠体の揺動位置近傍には、ストッパが設けら
れ、前記枠体は、前記シート繰出部方向へ揺動されると
共に、略鉛直位置で前記ストッパにより制止されて成る
ことにより、指先で枠体を押しながらシートの端部を引
き出し、これを把持して所要幅引出しながら移動カット
部により連続したシートのカット作業ができる。
【0042】また、請求項6によれば、前記移動カット
部の移動に伴うシート押えのシート受部に対する押え状
態では、前記シート受部のシート引出し縁は、前記シー
ト押えのシート引出し縁より引出し方向に突出する様に
形成されて成ることにより、カット終了ごとにシートの
端部がシート受部の上面で手前側にはみ出し、このはみ
出した端部を把持しながらシートを所要幅引出してカッ
ト作業を継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシート等のカット装置の
全体斜視図である。
【図2】シート等のカット装置の平面図である。
【図3】シート等のカット装置の正面図である。
【図4】移動ッカト部を示した一部拡大正面図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
【図6】架台枠内の枠体を示した一部拡大商面図であ
る。
【図7】シートのカット状態を示した断面説明図であ
る。
【図8】架台枠内に枢支した枠体をシート繰出側へ揺動
してシートの端部が枠体内から突出した状態を示した断
面説明図である。
【符号の説明】
10 シート等のカット装置 12 枠体 14 レール 16 シート受部 18 シート 20 シート押え 22 カット刃 24 移動カット部 26 架台枠 28 枢支 34 ストッパ 48 挟持面 72 シート受部のシート引出し縁 74 シート押えのシート引出し縁 76 保持枠 78 溝形受部 K シート繰出面側 H シート引出面側

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体の一辺側に設けられたレールと、 前記枠体の他辺側であり、このレールに対して所要間隔
    を隔てて略平行に設けられたシート受部と、 該シート受部に対して所要間隔を隔てて略平行で、常時
    該シート受部から離隔方向に付勢されて設けられ、必要
    時に前記シート受部と協働してカットすべきシートを挟
    持押えるシート押えと、 端部にカット刃を備え、前記レールに案内されつつ移動
    し、かつ、移動とともに前記シート押えを前記シート受
    部方向に平行状態を保持させつつ近接移動させる移動カ
    ット部と、を備え、 前記枠体は架台枠に枢支され、前記レールの長手方向を
    軸として該軸回りに揺動する様に設けられて成るシート
    等のカット装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体は矩形であることを特徴として
    成る請求項1記載のシート等のカット装置。
  3. 【請求項3】 前記シート等のカット装置は前記シート
    受部方向にシートを繰り出すシート繰出部を有し、 該シート繰出部は、保持枠と、該保持枠に設けられ略上
    下方向に長く形成された溝形受部を備えて成る請求項1
    または2に記載のシート等のカット装置。
  4. 【請求項4】 前記シートを挟持するシート受部と、前
    記シート押えとの対向した挟持面は平面として形成され
    て成る請求項1記載のシート等のカット装置。
  5. 【請求項5】 前記架台枠であって前記枠体の揺動位置
    近傍には、ストッパが設けられ、 前記枠体は、前記シート繰出部方向へ揺動されると共
    に、略鉛直位置で前記ストッパにより制止されて成る請
    求項1ないし4のいずれかに記載のシート等のカット装
    置。
  6. 【請求項6】 前記移動カット部の移動に伴うシート押
    えのシート受部に対する押え状態では、 前記シート受部のシート引出し縁は、前記シート押えの
    シート引出し縁より引出し方向に突出する様に形成され
    て成る請求項1ないし5のいずれかに記載のシート等の
    カット装置。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5397689A (en) * 1977-02-04 1978-08-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Pendulum system, continuous process for cutting a cast piece in a continuous casting process
JPH01246099A (ja) * 1988-03-24 1989-10-02 Shinshin Kakoushiyo:Kk テープカッタの切断長さ設定装置
JPH06796A (ja) * 1992-06-18 1994-01-11 Karl Jimuki Kk 紙截断機
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JP3120396B2 (ja) * 1994-11-28 2000-12-25 治雄 鈴木 階 段

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