JPH08151006A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH08151006A
JPH08151006A JP29318794A JP29318794A JPH08151006A JP H08151006 A JPH08151006 A JP H08151006A JP 29318794 A JP29318794 A JP 29318794A JP 29318794 A JP29318794 A JP 29318794A JP H08151006 A JPH08151006 A JP H08151006A
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JP
Japan
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film
guide roller
meandering
transfer
upper edge
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JP29318794A
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English (en)
Inventor
Yuichi Maruyama
裕一 丸山
Masaki Kumagai
正樹 熊谷
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で確実にフィルム蛇行移送を防止
できる包装装置を提供すること。 【構成】 包装物収納装置5よりフィルム移送手前側に
フィルム1の折り返し上縁側を挾持して送り移送をガイ
ドするガイドローラ19を軸方向をほぼ上下方向に向けて
設け、このガイドローラ19をフィルムの張設面方向に沿
って傾動調整自在に設け、このガイドローラ19の左右へ
の傾斜度合によりフィルム1の移送方向を上下方向に微
動調整し得るように構成し、フィルム1の移送方向が基
準となる移送方向に対して上下方向にずれているか否か
を検知するフィルム蛇行センサ25をフィルム上縁通過位
置付近に設け、このフィルム蛇行センサ25の検知作動に
より前記ガイドローラ19を傾動駆動する傾動駆動機構26
を作動してガイドローラ19を所定量傾動方向に駆動して
固定し得るように構成した包装装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の包装装置としては、例えば半折
り状態に折り返しながら或いは予め折り返された上縁側
を開放部とした長尺なフィルムを引き出し案内するフィ
ルム供給装置と、このフィルムの切り離し切断縁である
引き出し先端をチャックして引動し、引動後再び戻り移
動して順次切り離し切断される切り離し切断縁である引
き出し先端をチャックして引動する往復動作を繰り返す
フィルム引き出しチャック装置と、このフィルム供給装
置とフィルム引き出しチャック装置との間に移送される
フィルムを熱シールする熱シール装置と、この熱シール
により袋状とされるフィルム内に包装物を収納する包装
物収納装置と、このフィルムの所定位置を切断するフィ
ルム切断装置と、前記フィルムの所定位置を切断して包
装物を収納したフィルム包装袋を切り離す切り離し切断
装置とによって包装装置を構成している。
【0003】この場合、上端縁側を開口部としたV字状
に折り畳んだ所定幅のフィルムの引き出し先端を引き出
しチャック装置でチャックして引き出し、フィルムをフ
ィルム供給部より引き出し供給し、この移送供給された
フィルムに、少許な間隔を置いて二条の縦シールを一袋
間隔を置いて次々と熱シール装置により施し、この二条
の縦シール間をフィルム上端を少し残して予めフィルム
切断装置で切断し、この縦シールにより縦シール間に形
成されるフィルム包装袋の上部開口部を包装物収納装置
によって開き、包装物を投入し、包装物の収納を終えた
フィルム包装袋の上部開口部を熱シール装置により横シ
ールして封印し、予め残してあった切り残し部分を切り
離し切断装置で切断し、この切り離し切断縁である新た
な引き出し先端をフィルム引き出しチャック装置を戻り
移動させてチャックして、引き出し移動させ、この動作
を繰り返し順次包装物入りフィルム包装袋を次々と移送
排出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような包装装置に
おいて、フィルム供給装置より繰り出される折り返し状
のフィルムは、単にその上縁部をガイドローラで挾持し
送り移送をガイドしているが、フィルム内に投入される
包装物の重みによる下方への引っ張り荷重などによりフ
ィルムは常に水平方向に移送されず、上下方向に位置ズ
レして蛇行移送することがある。
【0005】フィルム移送が上方向或いは下方向に蛇行
すると、ついにはガイドローラから外れたり、引き出し
チャック装置がフィルム引き出し端をチャックできず移
送に支障を来したり、蛇行によるフィルムの位置ズレに
より熱シール工程などにも支障を来たす。
【0006】一方、このようなフィルムの引き出し移送
の蛇行を規制するために高価な蛇行調整装置をフィルム
供給装置に施したのでは、製作コストがかかり、また、
既存の包装装置に簡単に適用できず実用性に乏しい。
【0007】本装置においてはこのような蛇行修正には
0.1mmオーダの補正制御までは不要であることに鑑
み、本発明は低コストで既存の包装装置にも簡単に付設
できる蛇行防止手段を備え、前記問題を確実に解決でき
る秀れた包装装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】半折り状態に折り返しながら或いは予め折
り返された上縁側を開放部とした長尺なフィルム1を引
き出し案内するフィルム供給装置2と、供給されるフィ
ルム1を熱シールする熱シール装置3と、この熱シール
により袋状とされるフィルム1内に包装物4を収納する
包装物収納装置5と、このフィルム1の所定位置を切断
するフィルム切断装置6とから成る包装装置aにおい
て、包装物収納装置5よりフィルム移送手前側にフィル
ム1の折り返し上縁側を挾持して送り移送をガイドする
ガイドローラ19を軸方向をほぼ上下方向に向けて設け、
このガイドローラ19をフィルム1の張設面方向に沿って
傾動調整自在に設け、このガイドローラ19の左右への傾
斜度合によりフィルム1の移送方向を上下方向に微動調
整し得るように構成し、フィルム1の移送方向が基準と
なる移送方向に対して上下方向にずれているか否かを検
知するフィルム蛇行センサ25をフィルム上縁通過位置付
近に設け、このフィルム蛇行センサ25の検知作動により
前記ガイドローラ19を傾動駆動する傾動駆動機構26を作
動してガイドローラ19を所定量傾動方向に駆動して固定
し得るように構成したことを特徴とする包装装置に係る
ものである。
【0010】また、前記フィルム蛇行センサ25を、フィ
ルム1の移送方向が基準となる移送方向に対して上方向
にずれているか否かを検知する上方向蛇行センサ25A
と、フィルム1の移送方向が基準となる移送方向に対し
て下方向にずれているか否かを検知する下方向蛇行セン
サ25Bとから構成し、この双方の蛇行センサ25A,25B
をフィルム1の上縁通過位置を境に上下方向に対設し
て、フィルム移送方向をこの双方の蛇行センサ25A,25
B間にフィルム上縁が常に位置するように規制したこと
を特徴とする請求項1記載の包装装置に係るものであ
る。
【0011】
【作用】半折り状態に折り返しながら或いは折り返され
た上縁側を開放部とした長尺なフィルム1がフィルム供
給部2から引き出し案内供給されて、熱シール装置3,
包装物収納装置5へと移送されるが、このフィルム移送
は、フィルム1の上縁を挾持するガイドローラ19により
ガイドされて移送される。この際、フィルム1の移送方
向が基準となる移送方向に対して上方向或いは下方向に
位置ズレが生じると、フィルム蛇行センサ25がこれを検
知して傾動駆動機構26が作動し、ガイドローラ19が逆方
向に蛇行する方向に傾動調整され、常にフィルム1の移
送方向が基準となる適正な移送方向となるように補正修
正される。
【0012】また、フィルム蛇行センサ25を、フィルム
1の移送方向が基準となる移送方向に対して上方向にず
れているか否かを検知する上方向蛇行センサ25Aと、フ
ィルム1の移送方向が基準となる移送方向に対して下方
向にずれているか否かを検知する下方向蛇行センサ25B
とから構成し、この双方の蛇行センサ25A,25Bをフィ
ルム1の上縁通過位置を境に上下方向に対設すれば、例
えばフィルム1が上方向に蛇行すると上方向蛇行センサ
25Aが作動し、下方向に蛇行すると下方向蛇行センサ25
Bが作動して傾動駆動機構26によりガイドローラ19が夫
々逆方向に蛇行する向きに傾動調整され、フィルム移送
方向がこの双方の蛇行センサ25A,25B間にフィルム1
上縁が常に位置するように規制される。従って、例えば
蛇行センサ25A,25B間の対設間隔を調整するだけで、
フィルム1の上下のズレによる許容幅を設定することが
でき、結果的にこの対設間隔内に常にフィルム1の上縁
が位置するようにフィルム1の移送方向が規制され、フ
ィルム1の移送方向に対して蛇行許容範囲を設定できる
こととなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図1,図2に示すように、V字状に折り畳
んだ所定幅のフィルム1をこの引き出し先端1Aをフィ
ルム引き出しチャック装置21で引動し、フィルム供給部
2より引き出し供給し、この移送供給されたフィルム1
に、図3に示すように少許な間隔を置いて二条の縦シー
ル9を一袋間隔毎に次々と熱シール装置3(縦シール装
置3A)により施して行く。
【0015】この二条の縦シール9間をフィルム1上端
を少し残して予め縦シール装置3A位置に設けたフィル
ム切断装置6で切断し、この縦シールにより縦シール9
間に形成されるフィルム包装袋の上部開口部を包装物収
納装置5によって開き、包装物4を投入する。
【0016】包装物4の収納を終えたフィルム包装袋の
上部開口部を熱シール装置3(横シール装置3B)によ
り横シール10して封印し、予め残してあった切り残し部
分11を切り離し切断装置12で切断し、この切り離し切断
縁である新たな引き出し先端1Aをフィルム引き出しチ
ャック装置21を戻り移動させてチャックし、引き出し移
動させ、この動作を繰り返し順次包装物4入りフィルム
包装袋13を次々と移送排出するようにしている。
【0017】本実施例は、この包装物収納装置5のフィ
ルム開口端となりフィルム1を挾持する前部のガイドロ
ーラ19と後部のガイドローラ20を設けている。
【0018】本実施例は、この前部のガイドローラ19に
本発明を適用している。
【0019】また、本実施例では、このガイドーラ19の
移送手前側に機体より棒杆状の位置規制部材27をフィル
ム1内に向けて垂設し、上方を開放した二つ折りに折り
返したフィルム1内の底部に位置規制部材27を介在させ
ている。
【0020】この位置規制部材27の下部を上方へ折り返
してフィルム1内の底部を押圧当接する突き当て底部27
Aを位置規制部材27に設けている。
【0021】従って、ガイドローラ19によりフィルム1
を支承すると共に、この突き当て底部27Aによりフィル
ム1を押し下げてフィルム1の上下方向にテンションを
与え、フィルム1の下部が折れたり、ふらついたりしな
いように位置決め保持し、次工程の熱シール工程や包装
物収納装置5による上縁開口工程が支障なく正確にして
スムーズに行くように構成している。
【0022】また、位置規制部材27の取付部にスライド
調整固定部28を設けて、位置規制部材27を上下にスライ
ド調整固定し得るように構成し、フィルム1の上下長が
異なる場合に位置規制部材27を上下に調整移動し、また
フィルム1に適正なテンションを与えるように調整自在
に設けている。
【0023】また、位置規制部材27は棒状に形成してい
るため、フィルム1との引っかかりが少なくフィルム1
がスムーズに移送され、また突き当て底部27Aは単にこ
のフィルム1を折り返すだけで良好にフィルム1の底部
と滑り当接するように構成できる。
【0024】次に本発明の要旨であるフィルム蛇行防止
手段について図4〜図6に基づいて説明する。
【0025】本実施例では、前記包装物収納装置5より
フィルム移送手前側にフィルム1の折り返し上縁側を挾
持して送り移送をガイドするガイドローラ19を軸方向を
ほぼ上下方向に向けて設け、このガイドローラ19を図5
に示すようにその軸が鉛直方向を向く状態と、フィルム
1の張設面方向に沿って軸がやや傾斜し移送されて行く
フィルム1が上方向へ少しずつ持ち上げられて行く状態
とに切り換え傾動固定し得るように設けている。
【0026】また、本実施例では、フィルム1の移送方
向が基準となる移送方向(水平方向並びに許容される分
だけやや上下方向に蛇行した方向)に対して上下方向に
ずれているか否かを検知するフィルム蛇行センサ25を、
ガイドローラ19よりやや移送手前側のフィルム上縁通過
位置付近の高さに設けている。
【0027】本実施例では、このフィルム蛇行センサ25
を、フィルム1の移送方向が基準となる移送方向に対し
て上方向にずれているか否かを検知する上方向蛇行セン
サ25Aと、フィルム1の移送方向が基準となる移送方向
に対して下方向にずれているか否かを検知する下方向蛇
行センサ25Bとから構成し、この双方の蛇行センサ25
A,25Bをフィルム1の上縁通過位置を境に上下方向に
対設している。
【0028】具体的には、上方向蛇行センサ25Aを上側
に下方向蛇行センサ25Bを下側にやや位置ズレ対設状態
に配されるように設けている。
【0029】従って、本実施例においては次のように作
動する。
【0030】図5に示すように、ガイドローラ19が鉛直
方向を向いた状態でこのガイドローラ19によりガイドさ
れて行くフィルム1の上縁位置が、対設した上下の蛇行
センサ25A,25B間にある場合は、フィルム1が基準と
なる適正な移送方向(許容される範囲しか蛇行していな
い水平方向)に移送されていると判断され、このままガ
イドローラ19は傾動しないが、例えば包装物4の重みな
どによる下方への引っ張り荷重によりフィルム1が下方
へ蛇行して想像線で示した位置までフィルム上縁が下が
ると、下側の下方向蛇行センサ25Bが検知作動し、傾動
駆動機構26によりガイドローラ19がフィルム1を逆の上
方向へ蛇行する向きに傾動する。
【0031】即ち、図6に示すように、ガイドローラ19
はその軸方向が、移送方向側へローラ下端側がやや突き
出る向きにやや傾斜した状態に切り換え傾動される。
【0032】これにより下方へ蛇行しつつあったフィル
ム1の移送方向が上方向に修正され適正な移送方向に保
持される。
【0033】また、逆に今度はこの修正が過剰でフィル
ム1が上方に蛇行して図6の想像線で示した位置までフ
ィルム上縁が上がると、上側の上方向蛇行センサ25Aが
検知作動し、傾動駆動機構26により今度はガイドローラ
19が逆方向に傾動して、再び図5に示す鉛直状態に戻
る。
【0034】このような作動が常時繰り返され、常にフ
ィルム上縁が蛇行センサ25A,25B間に位置するように
保持され、フィルム1の移送方向が規制される。
【0035】即ち、左右に位置ズレした蛇行センサ25
A,25Bの左右間隔内において蛇行センサ25A,25Bの
上下対設間隔内に常にフィルム上縁が位置する蛇行許容
範囲内となり、適正な水平方向に対してこの蛇行許容範
囲以内しか蛇行しないように規制されることとなる。
【0036】本実施例では、各蛇行センサ25A,25Bは
フィルム1を挟んで対向する非接触型の光センサとし、
上側の上方向蛇行センサ25Aはフィルム1が間に介在し
た状態となると傾動駆動機構26を作動させ、下側の下方
向蛇行センサ25Bはフィルム1により遮られなくなると
傾動駆動機構26を作動させるように構成している。
【0037】また、本実施例の傾動駆動機構26は、図4
に示すようにガイドローラ19を垂設した回動体29を回動
軸30を介して取付体31に対して回動自在に設け、この取
付体31の回動軸30に作動腕32を設け、この作動腕32の先
端をシリンダ装置33のロッド34により上下動させるよう
に構成し、このシリンダ装置33の上下作動をフィルム蛇
行センサ25により制御するように構成している。
【0038】従って、例えばフィルム蛇行センサ25によ
りガイドローラ19が図6に示すように傾動作動する場合
は、シリンダ装置33のロッド34が縮み作動腕32の先端が
下降し、これにより取付体31の回動軸30が回動して回動
体29が回動しガイドローラ19が傾動作動する。
【0039】逆にフィルム蛇行センサ25によりシリンダ
装置33のロッド34が上昇すればガイドローラ19は逆方向
に傾動し図5に示す鉛直状態に切り換え調整される。
【0040】また、蛇行センサ25A,25Bは、上下動調
整自在に配設される取付枠35A,35Bに夫々設けられ、
各取付枠35A,35Bを上下方向に調整することで前記蛇
行センサ25A,25Bの対設間隔を容易に調整でき、これ
により蛇行許容範囲を調整設定できるように構成してい
る。
【0041】尚、ガイドローラ19の傾動角度は、シリン
ダ装置33のロッド34のストロークの変更、或いはガイド
ローラ19を支える回動体29の支軸となる回動軸30とシリ
ンダ装置33の長さの間隔の変更等によって設定されるも
のであり、また微調範囲でガイドローラ19の傾斜角度を
数段階に設定する場合、フィルム蛇行センサ25を二個以
上設け、その複数個によるセンサの検出によってガイド
ローラ19の傾斜角度を段階的に任意に設定するようにし
ても良いものであり、また、その傾斜駆動機構26の駆動
手段として、実施例ではシリンダ装置33を用いていた
が、モータなど他の駆動手段によって駆動伝達するよう
にしても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、常
にフィルムの移送方向が基準となる適正な移送方向とな
るように自動的に補正修正され、フィルムの蛇行が抑制
される。そのため、フィルム移送に支障が生じず熱シー
ル工程も常に継続的に適正になされる。
【0043】しかも、本発明はこの蛇行防止手段を、単
にガイドローラの左右への傾斜度合によりフィルムの移
送方向を上下方向に微動調整し得るように構成し、フィ
ルムの移送方向が基準となる移送方向に対して上下方向
にずれているか否かを検知するフィルム蛇行センサをフ
ィルム上縁通過位置付近に設け、このフィルム蛇行セン
サの検知作動により前記ガイドローラを傾動駆動する傾
動駆動機構を作動してガイドローラを所定量傾動駆動し
て固定し得るように構成して簡易に構成したから、低コ
ストで既存の包装装置を利用して容易に構成することも
でき、十分な修正精度で確実にフィルムの蛇行を防止で
きる極めて実用性に秀れた包装装置となる。
【0044】また、フィルム蛇行センサを、フィルムの
移送方向が基準となる移送方向に対して上方向にずれて
いるか否かを検知する上方向蛇行センサと、フィルムの
移送方向が基準となる移送方向に対して下方向にずれて
いるか否かを検知する下方向蛇行センサとから構成し、
この双方の蛇行センサをフィルムの上縁通過位置を境に
上下方向に対設すれば、フィルム移送方向がこの双方の
蛇行センサ間にフィルム上縁が常に位置するように規制
され、また一層簡単な構造に構成でき、しかも例えば単
に蛇行センサ間の対設間隔を調整するだけで、フィルム
の移送方向の蛇行許容範囲を設定できるなど秀れた包装
装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の包装装置の概略構成平面図である。
【図2】本実施例の包装装置の概略構成正面図である。
【図3】本実施例の包装装置のフィルム切断を示す説明
図である。
【図4】本実施例の要部の拡大説明斜視図である。
【図5】本実施例の要部の作動説明正面図である。
【図6】本実施例の要部の作動説明正面図であって、図
5に示す場合と逆方向にガイドローラを傾動させた状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 フィルム 2 フィルム供給装置 3 熱シール装置 4 包装物 5 包装物収納装置 6 フィルム切断装置 19 ガイドローラ 25 フィルム蛇行センサ 25A 上方向蛇行センサ 25B 下方向蛇行センサ 26 傾動駆動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半折り状態に折り返しながら或いは予め
    折り返された上縁側を開放部とした長尺なフィルムを引
    き出し案内するフィルム供給装置と、供給されるフィル
    ムを熱シールする熱シール装置と、この熱シールにより
    袋状とされるフィルム内に包装物を収納する包装物収納
    装置と、このフィルムの所定位置を切断するフィルム切
    断装置とから成る包装装置において、包装物収納装置よ
    りフィルム移送手前側にフィルムの折り返し上縁側を挾
    持して送り移送をガイドするガイドローラを軸方向をほ
    ぼ上下方向に向けて設け、このガイドローラをフィルム
    の張設面方向に沿って傾動調整自在に設け、このガイド
    ローラの左右への傾斜度合によりフィルムの移送方向を
    上下方向に微動調整し得るように構成し、フィルムの移
    送方向が基準となる移送方向に対して上下方向にずれて
    いるか否かを検知するフィルム蛇行センサをフィルム上
    縁通過位置付近に設け、このフィルム蛇行センサの検知
    作動により前記ガイドローラを傾動駆動する傾動駆動機
    構を作動してガイドローラを所定量傾動方向に駆動して
    固定し得るように構成したことを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルム蛇行センサを、フィルムの
    移送方向が基準となる移送方向に対して上方向にずれて
    いるか否かを検知する上方向蛇行センサと、フィルムの
    移送方向が基準となる移送方向に対して下方向にずれて
    いるか否かを検知する下方向蛇行センサとから構成し、
    この双方の蛇行センサをフィルムの上縁通過位置を境に
    上下方向に対設して、フィルム移送方向をこの双方の蛇
    行センサ間にフィルム上縁が常に位置するように規制し
    たことを特徴とする請求項1記載の包装装置。
JP29318794A 1994-11-28 1994-11-28 包装装置 Pending JPH08151006A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004018063A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Fuji Photo Film Co Ltd 包装袋のシーリング方法及びシーリング機構
JP2006069618A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Tosho Inc 錠剤計数監査装置

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