JP2869199B2 - 給袋包装装置 - Google Patents

給袋包装装置

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JP2869199B2
JP2869199B2 JP3068191A JP3068191A JP2869199B2 JP 2869199 B2 JP2869199 B2 JP 2869199B2 JP 3068191 A JP3068191 A JP 3068191A JP 3068191 A JP3068191 A JP 3068191A JP 2869199 B2 JP2869199 B2 JP 2869199B2
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瀬 幸 雄 高
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Gunze Ltd
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  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給袋包装装置に関し、詳
しくは、2つの搬送コンベアが間を開けて連設され、上
流側の搬送コンベアにて搬送される物品を、2つの搬送
コンベア間に供給された包装用袋内に入れて包装し、そ
の状態にある袋を下流側の搬送コンベアにて搬送する給
袋包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給袋包装装置としては、
大別すると次の2タイプが知られている。その1つとし
ては、図4に示すように、2つのコンベア50、51の
間に、コンベアラインと直交させて製袋装置に備った給
袋コンベア53を配設し、製袋装置にて作成された包装
用袋55を給袋コンベア53にて搬送コンベア50、5
1の間に搬送し、2つのコンベア50、51のうち上流
側コンベア50にて搬送されてきた物品を包装用袋55
内に入れて包装し、包装された袋55を下流側のコンベ
ア51にて次工程へと搬送するようにしたものがあった
(特公昭63−50253号等)。
【0003】他の1つとしては、例えば、2つのコンベ
ア間に設けた袋受台上に既製の包装用袋を積層して置
き、該袋受台を包装の都度、一定量上昇させることで、
前記包装用袋をその積層された最上部から順次包装使用
するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の場合
には、2つのコンべア間に包装用袋を自動供給すること
ができるのであるが、包装用袋を製袋する製袋装置にお
いては、袋のサイズを変更しようとすると、製袋装置の
各位置でのサイズ変更や、袋素材の変更などを要し、装
置の停止時間が長くなって稼働率が低下すると共に、作
業が煩雑になるという難点があった。
【0005】又、後者の場合には、袋受台に置いた包装
用袋が袋切れすると、次の包装用袋を袋受台に置いて補
給する必要があり、よって、袋切れを例えばオペレータ
が見逃した場合は、搬送コンベアを一旦停止して袋の補
給をしなければならず、コンベア停止による稼働率低下
が招来されるという欠点があった。本発明は前記問題点
に鑑みて発明したもので、その目的は、包装用袋のサイ
ズ変更を行っても容易に対応でき、稼働率の向上を図
れ、しかも、袋切れになると自動的につぎの袋を供給す
ることのできる給袋包装装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は目的達成のため
2つの搬送コンベアが間を開けて連設され、上流側の搬
送コンベアにて搬送される物品を、2つの搬送コンベア
間に供給された包装用袋内に入れて包装し、その状態に
ある袋を下流側の搬送コンベアにて搬送する給袋包装装
置であって、上流側の搬送コンベアと下流側コンベアと
の間に、包装用袋を口が物品搬送方向上流側を向くよう
にして供給する供給コンベアの一部が配設されていると
共に、そのコンベアが2つの無端帯を並列、かつ、離隔
させて形成され、その2つの無端帯の間であって、2つ
の搬送コンベアの間の位置に、前記供給コンベアにて供
給されてきた包装用袋を支持する昇降可能な袋受台が設
けられ、更に、この袋受台の上面と対向し、袋受台に支
持された袋の口の下辺を押さえる舌片を有する保持具が
設けられ、この保持具を一部に有し、又は、保持具とは
別体となした袋切れ検出センサが袋受台の近傍に設けら
れていることを特徴としている。
【0007】
【作用】前記構成にあっては、2つの搬送コンベアのう
ち上流側のものは物品を搬送してくる。供給コンベアは
包装用袋をその口が、物品搬送方向上流側を向くように
して、2つの搬送コンベア間に供給する。供給された包
装用袋は昇降可能な袋受台にて支持され、その袋の口の
下辺が保持具の舌片で保持される。このようになった袋
の口へは上流側の搬送コンベアにて搬送されてきた物品
が入っていき、包装がなされる。包装された袋は下流側
搬送コンベアにて次工程へと搬送されていく。
【0008】袋受台上に供給された包装用袋が袋切れ状
態となると、袋切れ検出センサが袋切れを検出し、次の
包装用袋の補給を行う。又、包装用袋のサイズ変更をす
るときは、供給コンベアの棧材に所定のサイズのアタッ
チメントを取付けるだけで対応することができる。
【0009】
【実施例】本発明の給袋包装装置を図面の実施例に基づ
いて説明する。図1は本発明を装備した給袋包装装置を
示す斜視図である。該給袋包装装置は、矢印方向へ移動
する上流側の搬送コンベア1と、これに連設してなる下
流側の搬送コンベア2と、両搬送コンベア1、2の間を
あけて設けた空間をその一部が通る供給コンベア3とを
備える。上流側のコンベア1は、被包装用の物品5を搬
送するものであり、一方の供給コンベア3は、包装用袋
4を供給するものである。この供給コンベア3は、前記
上、下流側搬送コンベア1、2の間に介入配設させ、互
いに並列状に離隔したチェンベルト等の2つの無端帯
6、6を有し、図2に示すように、これら無端帯6、6
を駆動輪6aと従動輪6bとに掛渡して、後記する袋受
台8の動作に連動して間欠的に動作し、包装用袋4を
上、下流側搬送コンベア1、2間に供給するようになっ
ている。前記無端帯6、6の外周側には、包装用袋4を
位置規制するための複数の棧材7が突設され、該棧材7
により、包装用袋4を供給コンベア3上に積層状に載置
しても崩れないようになしている。なお、この供給コン
ベア3への袋4の載置は、袋4の口が上流側搬送コンベ
ア1にて搬送される物品5の搬送方向上流側を向くよう
に行う。
【0010】前記2つの搬送コンベア1、2の間の位置
であり、かつ、前記無端帯6、6の間の位置には、図3
に示す如く供給コンベア3で供給される包装用袋4を支
持する袋受台8と、袋受台8に支持された袋4の口の下
辺を押さえる保持具11とが設けられている。前記袋受
台8は、袋4を支持する受板8aと、受板8aを昇降さ
せるためのシリンダ9とを備える。このシリンダ9は、
受板8a上に袋4があるときには、最上位置にある袋4
の口の下辺が、前記保持具11の上部にL字状に設けた
舌片10と当接し、前記下辺に所定圧以下の押圧力を付
与するようにピストン9aを上昇させるようになってい
る。又、袋4がなくなると、後述する袋切れセンサ12
からの命令を受けて、供給コンベア3と連動し、下降し
たのち所定高さまで上昇するようになっている。
【0011】なお、保持具11の周りには、図示しない
エアー噴射手段が設けられ、保持具11、にて押圧保持
された袋4の口をこのエアー噴射手段は開口させる。前
記保持具11は、図示しない支持具を介して固定されて
おり、舌片10の上面は上流側搬送コンベア1の搬送面
とほぼ同等の高さに調整されている。前記保持具11
は、前記袋受台8に支持された包装用袋4の有無を検出
する袋切れ検出センサ12の一部を構成している。この
袋切れ検出センサ12は、前記保持具11と、前記袋受
台8の受板8aと、保持具11と受板8aの間に電位差
を付与する電源Eと、通電状態を検出する検出器12a
とからなり、袋受台8上に袋4がなくなって、上述のよ
うにしてシリンダ9の動作にて上昇する受板8aが保持
具11の舌片10に当接すると、保持具11と受板8a
との間が通電状態となり、これを検出器12aが検出し
て袋切れを検出するようになっている。
【0012】なお、袋切れ検出センサ12としては、上
述した構成のものに限らず、例えば、袋受台8の近傍に
光電管等を使用する光学的検出器や、機械的に袋切れを
検出する手段を設けるようにしてもよい。但し、通電状
態にて袋切れを検出する機械を採用する場合には、袋4
としては絶縁性のものを使用する。次に以上のようにな
された装置の動作内容について説明する。
【0013】先ず、図2に示すように供給コンベア3上
の各棧材7間に、既製された包装用袋4をその口が上流
側搬送コンベア1にて搬送される物品搬送方向上流側を
向くようにして載置する。その後、供給コンベア3の間
欠的な動作により、該包装用袋4が袋受台8に供給され
る。供給された袋4の口の下辺は、該袋受台8の上面と
保持具11の舌片10とで挟持状に保持される。そし
て、袋4の口は前述のエアー噴射手段(図示せず)で開
口され、その口には上流側コンベア1で搬送されてきた
物品5が送り込まれる。この送り込みにより、物品5が
袋4内に入って包装されると共に、その袋4が下流側搬
送コンベア2へ移動していき、その後包装された袋4
は、下流側搬送コンベア2にて次工程へと搬送される。
【0014】ところで、前記包装作業中に前記袋受台8
の一つの棧材7、7間に積層支持された所定量の包装用
袋4が袋切れしたとき、保持具11と受板8aとが当接
して通電状態となり、袋切れ検出センサ12が袋切れを
検出する。そして、この検出結果によりシリンダ9のピ
ストン9aが退入して、袋受台8を下降させると共に、
該袋受台8の下降動作に連動して供給コンベア3が、一
つの棧材7、7間、即ち袋一幅分丈搬送コンベア1、2
側へ移動する。そして、前記包装用袋4が袋受台8の上
面に至ったとき、その包装用袋4で、袋切れ検出センサ
12が非通電状態となり、これを受けて前記シリンダ9
が作動して、受板8aの高さを所定の高さまで上昇させ
て元の包装可能な状態に戻す。これにより、前記包装用
袋4が袋受台8の上面と、保持部11の舌片10とで保
持されて、次の包装作業が続行できるのである。
【0015】又、サイズの異なる包装袋4を使用する場
合は、供給コンベア3の包装用袋4を包装用袋4に取り
替えるだけで簡単に対応できる。即ち、供給コンベア3
の棧材7に所定の寸法を有するアタッチメント13を図
5のように取付けて、サイズの異なる包装用袋4に対応
する。又、本実施例では、袋受台8の昇降を圧力系のシ
リンダ9を用いて行うようにしているが、その他の構成
の上下方向に伸縮できる。例えばモータなど電動系のア
クチュエータ等を用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、製袋工程
を備えていないので、既製の包装用袋を使用するため
に、サイズの異なる包装用袋の使用が可能となり、例え
ば、包装用袋のサイズ変更等に簡単に対応できる。又、
包装作業中に包装用袋が袋切れとなったとき、検出セン
サで検出して前記包装用袋を袋受台に自動的に補給する
ので、袋切れを専念的に監視する必要もなく、しかも、
包装用袋を人為的に補給するための煩雑な労力とタイム
ロスとを確実に解消できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる給袋包装装置を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A断面拡大図である。
【図3】図2のB−B断面説明図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上流側の搬送コンベア 2 下流側の搬送コンベア 3 供給コンベア 4 包装用袋 5 物品 6 無端帯 8 袋受台 10 舌片 11 保持部 12 袋切れ検出センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの搬送コンベアが間を開けて連設さ
    れ、上流側の搬送コンベアにて搬送される物品を、2つ
    の搬送コンベア間に供給された包装用袋内に入れて包装
    し、その状態にある袋を下流側の搬送コンベアにて搬送
    する給袋包装装置であって、上流側の搬送コンベアと下
    流側コンベアとの間に、包装用袋を口が物品搬送方向上
    流側を向くようにして供給する供給コンベアの一部が配
    設されていると共に、そのコンベアが2つの無端帯を並
    列、かつ、離隔させて形成され、その2つの無端帯の間
    であって、2つの搬送コンベアの間の位置に、前記供給
    コンベアにて供給されてきた包装用袋を支持する昇降可
    能な袋受台が設けられ、更に、この袋受台の上面と対向
    し、袋受台に支持された袋の口の下辺を押さえる舌片を
    有する保持具が設けられ、この保持具を一部に有し、又
    は、保持具とは別体となした袋切れ検出センサが袋受台
    の近傍に設けられていることを特徴とする給袋包装装
    置。
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JP5340801B2 (ja) * 2009-05-13 2013-11-13 グンゼ株式会社 位置決め搬送装置

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