JPH08150675A - シート状紙製品の折り曲げ方法及び折り目形成装置 - Google Patents
シート状紙製品の折り曲げ方法及び折り目形成装置Info
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- JPH08150675A JPH08150675A JP32145794A JP32145794A JPH08150675A JP H08150675 A JPH08150675 A JP H08150675A JP 32145794 A JP32145794 A JP 32145794A JP 32145794 A JP32145794 A JP 32145794A JP H08150675 A JPH08150675 A JP H08150675A
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Abstract
方向の切り込みと、切り込み基部の楔形開口部とを形成
することにより正確な位置に設定し、箱状体等の内のり
寸法が正確になるようにする。 【構成】 段ボール18(シート状紙製品)の上面に切
込み部16、押圧部15を有する成形刃13を下降さ
せ、段ボール18に切込み19と楔形開口部20とを1
工程で形成し、楔形開口部20を内側にして折り曲げ
る。この方法により、正確な位置に正確な折り形状の折
り目が形成される。また、成形刃13を有する折り目形
成装置を用いることにより折り目が正確に能率よく施工
でき、正確な内のり寸法の箱状体が得られる。
Description
曲げ方法及び折り目形成装置に関する。ここでシ−ト状
紙製品とは、波形の中芯を有する段ボ−ルとその類似
品、及びボ−ル紙、濾紙等の厚手の抄紙製品をいう。
単に段ボ−ルと称する)を折り曲げて箱等を製造するに
は、図5(a)に示すような筋押し機によって、段ボ−
ル1に上下1対のロ−ラ2、3で図5(b)のように凹
凸状の筋4、5を付し、これを証にして折り曲げてい
た。あるいは図6(a)(b)に示すように例えば木工
用電動カッタ6で段ボ−ル1に楔形断面の溝7を切り込
み[図6(c)]、この部分から折り曲げていた。
示すような筋押しロールを用いた場合、筋の幅が通常4
〜5mm程に形成され、筋の凹凸形状も圧潰されて形成
されるため不正確であるから、折り目線の位置を正確に
設定することができず、4〜5mm程度の範囲のバラツ
キが生ずる。従って図4のように平行な折り目a、bを
形成して箱状体を形成しようとする場合、箱の仕上り寸
法Hが不正確で、段ボールの波形にも影響されて、ほぼ
紙厚に匹適する程度のバラツキが生ずる。しかしこれを
精密な寸法を必要とする箱状体、例えば空調用エアフィ
ルタの枠体として用いる場合は、内のり寸法Lと濾過体
の寸法Mとは一致しなければならず、隙間e、eがあっ
てはならない。また例えば耐震用の梱包容器であれば内
容物との間の隙間e、eは均一でバラツキがなく均等に
防振パッキンを挾む必要があり、内のり寸法Lは正確で
なけならない。従ってこれらの用途に対してこの折り曲
げ方法は不適である。
図6(c)の溝7を形成する方法もあるが、この方法で
は折り目位置の正確度はやや向上するものの、カッタ6
の形状が不適で、切削加工における削り面8が粗く、加
工時の粉塵発生、加工数増等作業上の不具合がある。
げ方法および折り目形成装置の不具合を無くするための
ものであって、請求項1の折り曲げ方法は段ボ−ルに切
込みを入れ、切り込み深さの基部側(深さの入口側)の
切込み幅を拡大するように圧潰して楔形開口部を形成し
て折り目とし、開口部を閉じる方向に折り曲げる折り曲
げ方法である。請求項2の折り目形成装置は、上部機構
と下部機構とを備え、上部機構は成形刃を有しており、
成形刃は両側に下向き傾斜面を有する横棒状の押圧部
と、押圧部の下端中心線に添って直線状に下向きに取付
けた切込み部を有し、かつ成形刃を上下移動可能として
ある。また下部機構は成形刃に対向する平坦面を有して
いる。
成機と凹条形成機とでなり、切り込み部形成機は上部機
構と下部機構とを備え、上部機構は、回転可能な軸に取
付けられ周縁を刃先とした円板状のカッタを有し、軸は
下部機構の平坦面に対し平行移動と上下間隔調節が可能
になっているものである。凹条形成機は、1対の対向す
る円板状ロ−ラを有し、ロ−ラは両周縁の間に段ボ−ル
が挿入されて回転し、周縁の押し型に応じた凹条を形成
するものである。
密に折り目位置が決定され、折り目の内側となる部分は
楔形に圧潰されるので開口しているので折り曲げ時に無
理な潰れ等が発生せず正確な角形となり段ボ−ルの波形
に影響されることがない。
平坦面に段ボ−ルを載せ、上方から成形刃を下降させる
と、段ボ−ルに切込み部による切り込みが形成され、切
り込み部に追従する押圧部により段ボ−ル上面側が圧潰
され、押圧部の断面形状に応じた楔形開口部が形成され
る。このように折り目を形成することにより、位置が正
確で折り曲げる時無理がない形状の折り曲げ部が工程で
形成され、切削の粉塵等の発生もない。
み部形成機により切り込みを形成し、次いで凹条形成機
により切り込みの位置に凹条を形成して折り目とするも
のである。
ボールを載せ、カッタを回転させながら所定の切り込み
深さまで下降させ、軸を移動させて直線状の切り込みを
入れる。次いで凹条形成機の1対のロ−ラの間に段ボー
ルの切り込みの部分を挾みこの部分に凹条を形成させ
る。凹条の凹部側が折り曲げの内側となる。これにより
折り曲げ位置が正確で折り曲げ時に無理が生じない折り
目が得られ、このときに粉塵等の発生はほとんど無い。
この例では請求項2の折り目形成装置を使用するものと
して説明する。折り目形成装置10は上部機構11と下
部機構12とより成り、上部機械11は上下移動可能と
なっており、成形刃13を有する。成形刃13は横棒状
をなし下面両側に傾斜面14、14が形成された押圧部
15を有し、その間に中心線から垂下して直線状の切込
み部16が取付けられ、その尖端は刃先となっている。
を載せ、成形刃13を下向させると、段ボ−ル18にま
づ切り込み19[図1(b)]が形成され次いで切り込
み19の基部に、押圧部15の形状に従って楔状開口部
20が形成される。切り込み19の深さは、折り曲げ形
状に要求される折り曲げの位置形状の正確度と、折り曲
げ部の強度との兼ね合いで決定されるが、切り込み深さ
が深いほど正確度が高いが強度では劣ることとなる。
は楔形開口部20を閉じる方向に折り曲げられる。その
方法および装置は従来と同様であり、手作業によっても
よい。
成機の要部を図2(a)(b)に示す。切込み部成形機
は平坦面30を有する下部機構31、及び周縁を刃先と
した円板状のカッタ32を軸33に取付け、軸33の回
転(矢印34)と平坦面30に対する平行移動(矢印3
5)と上下間隔調整(矢印36)を制御する制御器37
を備えた上部機構38とで成る。図示のように軸33に
2個あるいは3個以上のカッタ32を、各カッタ間の距
離Hが調整可能になるように取付けたものとしてもよ
い。
制御器37によりカッタ32を回転させ上下位置を調節
して、軸33を平坦面30に対し平行移動させることに
より切込み40が形成される[図2(c)]。
押し機と同様な機構を有するものであり、図5(a)の
ロ−ラ2、3と同様なロ−ラ41、42に、凹条形成用
の押し型41a、42aが形成されている。段ボ−ル3
9をその切込み40が押し型41a、42aに合致する
よう位置合わせをしてロ−ラ41、42の間隔を調整し
回転させて、段ボ−ル39に楔形開口部となる凹条43
を形成する[図3(b)]。1対のロ−ラ41、42は
2組以上設けてその距離を図2(a)の距離Hに合致さ
せて設定する構造としてもよい。このようにすれば箱形
を形成するときの隣接の折り目a、b(図4)2本以上
を同時に形成できる。
折り曲げ方法は、切り込みと楔状開口部を形成すること
により、折り目位置を精密に決定することができ、無理
なく折り曲げができて内のり寸法が正確を要する箱状体
等を形成するのに好適な方法である。
の方法を施工するのに、簡単な設備で1工程で正確に能
率よく形成することができ、施工中粉塵の発生もない。
加するのみで、従来の筋押し機をそのまま、あるいはロ
ーラの周縁形状をわずかに変更するのみで利用でき、正
確な折り目が得られ、2あるいは3以上の折り目を同時
に形成することも容易であり、箱状体形成のために便利
な折り目形成装置である。また施工中の粉塵発生もほと
んど無い。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 シ−ト状紙製品の折り曲げるべき部位に
厚さ方向の切込みを入れ、切込み深さのうち、基部側に
切り込み幅を圧潰拡大した楔形開口部を形成し、切り込
み部分を楔形開口部が閉じる方向に折り曲げる、シ−ト
状紙製品の折り曲げ方法。 - 【請求項2】 両側に下向き傾斜面を有する横棒状の押
圧部と、押圧部の下端中心線に添って直線状に下向きに
取付けた切込み部とでなる成形刃を有し、かつ成形刃を
上下移動可能にした上部機構と、成形刃に対向する平坦
面を有する下部機構とを備えた折り目形成装置。 - 【請求項3】 周縁を刃先とした円板状のカツタを有す
る上部機構と平坦面を有する下部機構とを備えた切込み
部形成機、及び1対の対向するロ−ラを有する凹条形成
機でなる折り目形成装置であって、切込み部形成機のカ
ツタは軸に取付けられ、軸は平坦面に対する平行移動と
上下間隔調節及び回転が制御されるものであり、凹条形
成機は1対の回転する円板状ロ−ラを間隔調整可能に配
置し、ロ−ラの周縁に凹条形成用の押し型が形成され、
間隔内にシ−ト状紙製品を挿入しロ−ラと相対移動させ
る移動手段を設けたものである折り目形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145794A JP3517470B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 段ボールシ−トの折り目形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32145794A JP3517470B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 段ボールシ−トの折り目形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08150675A true JPH08150675A (ja) | 1996-06-11 |
JP3517470B2 JP3517470B2 (ja) | 2004-04-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32145794A Expired - Fee Related JP3517470B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 段ボールシ−トの折り目形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3517470B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT411345B (de) * | 1998-08-25 | 2003-12-29 | Essmann & Schaefer | Rillwerkzeug zum prägen von faltrillen bei faltbaren materialien |
WO2008056544A1 (fr) | 2006-11-07 | 2008-05-15 | Yoshino Gypsum Co., Ltd. | Dispositif de rayage pour dispositif de fabrication de panneau en plâtre |
KR200464466Y1 (ko) * | 2011-08-01 | 2013-01-03 | 김광수 | 판지의 접이용 절곡홈 절삭장치 |
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CN113524796A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-22 | 苏州埃斐泰净化科技有限公司 | 一种有隔板滤网的滤纸打折装置及方法 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32145794A patent/JP3517470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9138906B2 (en) | 2006-11-07 | 2015-09-22 | Yoshino Gypsum Co., Ltd. | Scoring device for gypsum board production device |
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CN113524796B (zh) * | 2021-07-13 | 2023-07-25 | 苏州埃斐泰净化科技有限公司 | 一种有隔板滤网的滤纸打折装置及方法 |
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