JP2891584B2 - スリッタスコアラ - Google Patents

スリッタスコアラ

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JP2891584B2
JP2891584B2 JP4029932A JP2993292A JP2891584B2 JP 2891584 B2 JP2891584 B2 JP 2891584B2 JP 4029932 A JP4029932 A JP 4029932A JP 2993292 A JP2993292 A JP 2993292A JP 2891584 B2 JP2891584 B2 JP 2891584B2
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ruled line
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cardboard web
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利英 加藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は段ボールコルゲートマシ
ンに設備するスリッタスコアラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3〜図6は従来のスリッタスコアラに
設備した罫線ロール部の説明図、図7は従来の段ボール
ウエブにおける罫入れ、裁断加工状況図、図8〜図10
は一般的なスリッタスコアラの構成、機能説明図であ
る。スリッタスコアラは、具備した対を成す罫線ロール
2,3及びスリッタナイフ7a,7bによって、図7に
示す如く走行する段ボールウエブ1に対して所定の罫線
K及びスリッティング溝Sを形成する装置であり、製品
シート幅Woに対し段ボールウエブ幅Wを規格により適
宜選択する事によって、同時に複数種の製品シート8を
製造する事もできるようになっている。なお、図7は2
丁取り8a,8bの場合を例示している。またスリッタ
スコアラは、通常オーダーチェンジに伴う再設定時間の
短縮を図るべく、製造ライン上のシート進行方向におい
て2台設置する事が多く、片側のスリッタスコアラが稼
動中、他側には次オーダーに備えての前準備ができるよ
うになっている。なお、前記の如く製造する段ボールウ
エブ1の全幅Wは、製品シートとして使用する幅Woよ
りもやや広く設定したもので原紙貼合わせに当たっての
ズレ、或いは糊ハミ出し等不良の発生し易い両幅端の帯
状に切断し、損紙屑(トリム)9としてそれぞれのトリ
ムダクト10a,10bへ吸入し、処理するようになっ
ている。
【0003】次に従来のスリッタスコアラの構成、機能
について説明すると、図3及び図4の例は、シートパス
ラインの上下において凸型罫線ロール2と凹型罫線ロー
ル3を配設した型式のもので、罫線入れに当たって上下
罫線ロール2,3をロール軸6a,6bの軸方向同一位
相(垂直線上)位置に移動設定する必要がある。これは
つまり上下罫線ロール2,3の軸方向位相がズレた場
合、形成する罫線上片側の挟持力が強くなり段ボールシ
ートのライナ部を破断(罫割れ)させる虞れがあるから
である。しかし本形成のものは、上下罫線ロール2,3
の位相が正確にセットされた場合、両ロール2,3の挟
持回転により図4に示す如く折り目が形成される。この
ため表曲げ、裏曲げ等任意の方向へ折り曲げる事ができ
る。次に図5及び図6の例は、前記例と同様の上側凸型
罫線ロール2に対し、下側罫線ロール3を短尺のストレ
ートロールの外周面に弾性体11を捲着してなるものと
して、位置精度の簡易化を図った型式のものであり、両
ロール2,3の挟持回転によって製品シート8a,8b
となるウエブ1には図6に示す如く折り目が形成され
て、表曲げ一方向だけの折り曲げを可能としたものであ
る。
【0004】次にオーダーチェンジに伴う罫線ロール
2,3の位置設定について説明すると、現行オーダーの
上罫線ロール2側は、製造が終了すると同時に上方へ持
ち上げられて両ロール2,3の係合が解除された後、上
下罫線ロール2,3共ロール移動手段であるキャリア5
a,5bを介して、それぞれ一旦ストレージ位置へ回収
(格納)される。次に同キャリア5a,5bによって、
次オーダーの設定位置(罫線位置)へ再配置され、キー
を介して軸6a,6bへ固定される。続いて上側凸罫線
ロール2を下降させ、対応する上下罫線ロール2,3を
係合させる。前記罫線ロールの再設定により次オーダー
の製品シート8a,8bが加工できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のスリッタス
コアラに設備していた罫線ロール部は、シートパスライ
ンの上下に位置し、外周面に凹形、凸形を形成した2個
一対の罫線ロール、或いは凸形罫線ロールと同ロールに
係合した弾性体捲着ロールから成る一対の罫線ロールを
もって機能するもので、前者の形式は表曲げ、裏曲げが
可能であるが、上下罫線ロールの軸方向相対的位相を高
精度にセットする必要があった。また後者の形式は、上
側罫線ロールに対して下側の位置を或る程度粗くセット
できるが、表側への折り曲げしかできない不具合があっ
た。更に両形式共、上下それぞれにおいて罫線ロールの
移動(位置設定)手段を具備させる必要があり、装置の
製造原価が高くなる等の問題があった。 本発明は前記
従来の問題を解決するために提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、連続
走行する段ボールウエブに対し、シート進行方向に沿っ
て裁断、罫入れ加工を施すスリッタスコアラにおいて、
罫入れを行う罫線ロール部を段ボールウエブの幅方向任
意の位置へ移動設定できるよう設備した複数個の凸形
罫線ロールと、同罫線ロールの軸に並設し、段ボールウ
エブ幅全域にわたる長さを有し、かつ外周面全幅にわた
り軸方向に連続して波形の溝を形成した受けロールとの
組合せによって構成してなるもので、これを課題解決の
ための手段とするものである。
【0007】
【作用】本発明によると、段ボールシートは罫線位置に
対応して位置決めされた凸形罫線ロールと、段ボールウ
エブ全幅にわたる溝付ロールとの挟持回転によって所定
の罫線が施される。また本発明は罫線ロールの位置設定
手段(キャリア)を上側(片側)のみに設けるだけで良
く、製造コストが低減でき、しかも形成される罫線形状
により表曲げ、裏曲げが自由に選択できる特徴がある。
更に凹凸罫線ロール型と比較して、上下罫線ロールの相
対的位相を考慮する必要性がない。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の実施例にかかるスリッタスコアラに
設備した罫線ロール部の構造及び加工状態説明図であ
る。さて連続走行する段ボールウエブ1に対し、後工程
の製函に際して折り目となる罫線を施す罫線ロール部と
しての機能は、前記従来技術のものと同様である。本発
明は前記罫線ロール部に関し、構造の簡素化による製造
原価の低減と、オーダーチェンジに伴う再設定時間の短
縮を目的としたもので、以下構成、機能について説明す
る。
【0009】スリッタスコアラの罫線ロール部は、図1
に示す如く従来型上側凸罫線ロール2に対し、下側罫線
ロールとして段ボールウエブ1全幅にわたる長尺のロー
ル3を係合させたもので、この長尺ロール3の外周面に
は、軸方向断面においてロール部軸方向の略全域にわた
る溝(波形)が形成してある。そしてこの波形について
は種々多様な形状のものが考えられるが、ピッチ(図中
Po)については、上側凸型罫線ロール2の凸起部幅P
よりやや狭く設定する事が望ましい。また前記下側罫線
ロール3は、両軸端部を装置フレーム4へ位置固定的に
軸支させたものであり、一方上側凸型罫線ロール2は、
前記従来と同様に移送手段(キャリア)5を介して軸方
向所定位置へ移動でき、かつ軸6aとの間に具備させた
キーを介して固定する事ができるようになっている。
【0010】次に作用について説明すると、連続的に走
行する段ボールウエブ1は、上側凸型罫線ロール2と下
側罫線ロール3の中間へ挿入され、同両ロール2,3の
挟持回転によって罫線Kが施されるが、シートの潰し状
態(折り目)は上下ロール2,3の軸方向における相対
的位置関係によって、図2のイ若しくはロに示す如く形
成される。従ってイ例では凹部Daを基準として表曲げ
ができ、凹部Dbを介して裏曲げもできる。またロ例も
前記と同様に凹部Daを介して表曲げができ、凹部Db
1 或いはDb2 を介して裏曲げもできる。更に罫線凹部
の押潰し状態(程度)は、段ボールシート厚さ等の仕様
に対応してロール2,3間のギャップGを調整する事に
よって任意に設定できるようになっている。本発明は前
記の如く構成、機能するもので、オーダーチェンジに伴
って上側凸型罫線ロール2のみを移動設定すれば良く、
従って移送手段等も片側のみに設ければ良い。この為装
置の製造に際して大幅なコスト低減が図られ、しかも表
裏どちら側へでも折り曲げが可能で製函にあたっての汎
用性が向上する。また例示した上下罫線ロール2,3は
互いに位置を置換しても良い。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、装置の製造に際して大幅なコスト低減が図られ、し
かも表裏どちら側へでも折り曲げが可能で、製函に当た
ってのコスト低減を図ることができる。また本発明によ
ると、段ボールウエブ面に形成する罫線に対応して移動
設定する罫線ロールは、上側のみとなり、罫線ロールの
位置設定手段であるキャリアは、1組で良くなる。しか
も本発明は、外周面全幅にわたり軸方向に連続して波形
の溝を形成した受けロールとしたことにより、上凸形罫
線ロールのセット位置に対し、下側は何もする必要がな
い。即ち、セット位置が不要である。従って装置の簡素
化に伴い製造原価の大幅な低減を図ることができ、シ
ト表裏面に形成される罫線(折り目)形状により表曲
げ、裏曲げが自由に選択できるため、汎用性が高く、ま
たオーダーチェンジに伴う再設定の時間短縮が可能とな
り、生産性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すスリッタスコアラ罫線ロ
ール部の正面図である。
【図2】本発明における罫線の加工状態説明図である。
【図3】従来のスリッタスコアラ罫線ロール部の正面図
である。
【図4】図3による罫線加工状態説明図である。
【図5】図3と異なる従来のスリッタスコアラ罫線ロー
ル部の正面図である。
【図6】図5による罫線加工状態説明図である。
【図7】従来の段ボールウエブ上の罫入れ、裁断加工状
態を示す説明図である。
【図8】一般的なスリッタスコアラの側面図である。
【図9】図8におけるスリッティングの状態を示す正面
図である。
【図10】図8における罫入れ状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 段ボールウエブ 2 上側凸罫線ロール 3 下側罫線ロール 4 フレーム 5 移動手段(キャリア) 6 罫線ロール軸 7 スリッタナイフ 8 製品シート 9 損紙屑(トリム) 10 トリムダクト 11 弾性体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続走行する段ボールウエブに対し、シ
    ート進行方向に沿って裁断、罫入れ加工を施すスリッタ
    スコアラにおいて、罫入れを行う罫線ロール部を段ボー
    ルウエブの幅方向任意の位置へ移動設定できるよう設備
    した複数個の凸形罫線ロールと、同罫線ロールの軸に
    並設し、段ボールウエブ幅全域にわたる長さを有し、か
    つ外周面全幅にわたり軸方向に連続して波形の溝を形成
    した受けロールとの組合せによって構成してなることを
    特徴とするスリッタスコアラ。
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WO2016208363A1 (ja) * 2015-06-26 2016-12-29 レンゴー株式会社 段ボール箱、段ボールシートの罫線形成方法、および段ボールシートの罫線形成装置
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