JP4317650B2 - スリッタスコアラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボールシートを製造するコルゲータにおいて段ボールシートの流れ方向に沿って罫入加工及びスリット加工を行なう、スリッタスコアラに関する。
【0002】
【従来の技術】
段ボールシートを製造するコルゲータにおいて、コルゲータラインで連続的に製造された幅広の段ボールシートは、スリッタスコアラに送られて、スリッタで流れ方向に所定の幅の幅狭ウェブ(通常は複数のウェブ)に断裁され、スコアラで段ボールシートを折り曲げ易くするための罫線加工が施される。
【0003】
図6は一般的な自走式のスリッタスコアラの構成を示したものである。
図6に示すように、スリッタスコアラは、通常、M,Nで示すように、段ボールシートの走方向に配設された2つのユニットで構成されており、一方のユニットが稼動中に、他方のユニットは、ロット変更のために設定変えなどの準備作業を行なうようにしている。各ユニットM,Nは同様に構成されており、図6中では、各ユニットの構成要素の符号が密集しないように両ユニットに分散させて符号を記している。また、図6中の矢印は段ボールシート31の走行方向を示す。
【0004】
各ユニットM,Nには、上流罫線装置65及び下流罫線装置66がフレーム35を中心に対向して配設されている。各ユニットM,Nの下流側部分には、段ボールシート31を走行方向に切断するためのスリッタ64が設けられており、このスリッタ64はナイフ受台33aとスリッタナイフ33bとが段ボールシート31を挟むようにして対になっている。スリッタ64の下流直近にはトリムダクト34が設けられている。
【0005】
上流罫線装置65,下流罫線装置66及びスリッタ64は段ボールシート31の巾方向に複数組(4丁取の場合、通常、罫線8組、スリッタ5組)設けられており、同時に複数の罫線加工と断裁加工が行なわれる。
図7は罫線加工と丁取りを行なう状況を示す平面図であって、4丁取りの例を示している。図7に示すように、両側面に立設された架構67a,67bに架台35が固定されており、架台35には、段ボールシート31の巾方向にレール36が固定されている。図7中の矢印は段ボールシート31の走行方向を示す。
【0006】
後に詳述するが、上流罫線装置65,下流罫線装置66はレール36に沿って移動し、段ボールシート31における巾方向の任意の位置に設定できるようになっており、スリッタ64も同様に任意の位置に設定できる。
いま、コルゲータラインからの段ボールシート31がスリッタスコアラに導入されると、上流罫線装置65及び下流罫線装置66で各々罫線加工が行われ、スリッタ64によって走行方向に切断され、次工程に送られる。
【0007】
このとき、段ボールシート31の所定の巾よりも広い部分、即ち、両端の耳部を帯状に切断してトリムダクト34に吸引し処理する。
なお、罫線装置65,66を上流側と下流側に分けて千鳥状に配置しているのは、図7から分かるように、隣接する罫線間の間隔はスリッタよりも狭いことが普通であり、隣接する罫線装置65,66が互いに干渉することなく、罫線間の間隔を縮めることができるようにするためである。
【0008】
次に、上流罫線装置65及び下流罫線装置66について、詳細に説明すると、両者65,66は、一部が反対勝手に成っているのみで、構造・機能が全く同様であるため、ここでは、下流罫線装置66について説明する。
下流罫線装置66は、図6に示すように、上ヘッド61と下ヘッド62とが上下方向に対になって構成されている。
【0009】
まず、上ヘッド61の構成について説明する。図6及び図8に示すように、架台35に、段ボールシート31の巾方向にレール36が固定されており、レール36にフレーム37が摺動可能に取り付けられている。フレーム37の下部にはアーム39がピン38によって、回転自在に取り付けられている。
アーム39の一方の先端部には、ピン40によって上罫線ロール32aが軸受を介して取り付けられている。そして、アーム39の他の先端部とフレーム37との間にはシリンダ41が取り付けられており、シリンダ41の伸縮によって、アーム39がピン38を中心に回転し、上罫線ロール32aが上下に昇降するようになっている。
【0010】
フレーム37の上部にはサーボモータ42が取り付けられており、サーボモータ42を回転駆動することにより、中間歯車43を介して、ねじ軸44に噛合するボールねじのナット45に固定した駆動歯車46を回転するようになっている。
したがって、サーボモータ42を正逆転することにより、ねじ軸44に沿ってボールねじのナット45が正逆回転し、フレーム37がレール36上を摺動しながら、左右に移動して、上罫線ロール32aを段ボールシート31における巾方向の任意の位置に設定することができるようになっている。
【0011】
次に、下ヘッド62の構成について説明する。左右両側面に立設された架構67a,67b(図7参照)には、図6に示すように、架台47が固定されている。架台47上に段ボールシート31の巾方向にレール48が取り付けられており、レール48上にはフレーム49が摺動可能に取り付けられている。
図6,図9に示すように、フレーム49の上部において、六角シャフト55が、両側面に立設された架構67a,67bに、回転自在に取り付けられており、六角シャフト55に摺動可能に取り付けられたブッシュ56には下罫線ロール32bが固定されている。そして、下罫線ロール32bは軸受57を介して、回転自在にフレーム49によって支持されており、六角シャフト55を図示せざる駆動装置によって、回転駆動することにより、下罫線ロール32bが回転するようになっている。
【0012】
フレーム49は、その下部において、ボールねじのナット52に軸受50を介して連結されている。そして、ボールねじのナット52は架構67a,67b間に固定されたねじ軸51と噛合している。
ボールねじのナット52には、その一方の端面に駆動歯車53が固定されており、駆動モータ54を正逆転駆動することにより、中間歯車を介して、駆動歯車53が正逆転方向に回転する。その結果、フレーム49はレール48上を摺動しながら、ねじ軸51に沿って、左右の任意の位置に移動するようになっている。
【0013】
したがって、罫線加工を行なうためには、駆動モータ54によって、下ヘッド62がねじ軸51に沿って所定の位置に移動し、同時に上ヘッド61もサーボモータ42を駆動することにより、ねじ軸44に沿って所定の位置に移動して、上,下罫線ロール32a,32bが合致するように設定される。
そして、下罫線ロール32bの周速と段ボールシート31の走行速度が等しくなるように、六角シャフト55を駆動回転し、次いでシリンダ41を駆動して、アーム39を介して上罫線ロール32aを適当な押圧力で段ボールシート31を下罫線ロール32bに押し付け、罫線加工を行なう。
【0014】
また、段ボールシート31の巾方向に設けられている複数組の上ヘッド61及び下ヘッド62の設定は、各々独立して同時に行なわれるようになっており、所定の間隔を保って複数の罫線加工を同時に行なうことができる。
上,下罫線ロール32a,32bの段ボールシート31に接する先端部分は、図10に示すように、上罫線ロール32aは凸に下罫線ロール32bは凹になっている。
【0015】
そして、上,下各罫線ロール32a、32bの先端形状、即ち、図10に示す、溝の巾(S),深さ(H),傾斜角(Θ),丸み(R)、及び突起の巾(s),高さ(h),傾斜角(θ),丸み(r)などは、供給される段ボールシート31の種類によって最適値が異なり、罫線加工後の折り曲げ精度を良くするためには、段ボールシート31の種類毎に最適な組合せの上,下罫線ロール32a,32bを用いるのが理想である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上,下罫線ロール32a、32bの交換には、上下の架台35及び架台47ごと系外に引き出して、交換する必要があり、多大な労力と時間を要し、装置の稼働率低下を招き、コストアップの要因となる。
さらに、段ボールシート31には波形の大きさでも、AフルートからFフルートまであり、最近ではマイクロフルートまで実用化されている。段形成においても、シングル(1段)、ダブル(2段)、及びトリプル(3段)まであり、これらすべての段ボールシート31の種類毎に上,下罫線ロール32a,32bをその都度交換することは実用的でないため、折り曲げ精度をある程度犠牲にして、一つの形状の上、下罫線ロール32a、32bで広範囲の段ボールシート31の種類に対応しているのが現状である。
【0017】
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、例えば予め使用頻度の高い複数個の上,下罫線ロールを組み込んでおき、加工する段ボールシートの種類に応じて、最も適当な組合せの上,下罫線ロールに変更できるようにして、段ボールシートの折り曲げ精度の向上と生産コストの低減を達成できるようにした、スリッタスコアラを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明のスリッタスコアラは、コルゲータラインからの段ボールシートの走行方向に罫線加工すると共に、該段ボールシートを走行方向に切断するスリッタスコアラであって、走行する該段ボールシートを挟むようにして配設された上ヘッド及び下ヘッドを有するスリッタスコアラにおいて、該上ヘッドは、軸上を移動可能な上ヘッドフレームと、該上ヘッドフレームに対して各々独立に昇降可能に設けられた複数個の昇降アームと、上記の各々の昇降アームの先端にそれぞれ設けられた互いに先端形状の異なる複数個の上罫線ロールとをそなえ、該下ヘッドは、軸上を移動可能な下ヘッドフレームと、該下ヘッドフレームに対してそれぞれ設けられた互いに先端形状の異なる複数個の下罫線ロールとをそなえ、上記の複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを選択的に使用可能に構成されていることを特徴としている。
【0019】
該上ヘッド及び該下ヘッドは、同一軸上に複数配設され、各々独立に位置設定が可能になっていることが好ましい。 また、自走式のスリッタスコアラであって、上記の上ヘッド及び下ヘッドを有するスリッタスコアラを、複数個のユニットそなえ上記の複数個のユニットからいずれかのユニットを選択し、更に、選択したユニットの複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを選択的に使用可能に構成されていることが好ましい。
該上罫線ロールの先端形状及び該下罫線ロールの先端形状は、各ユニット間でも互いに異なるものが採用されていることが好ましい。
【0020】
上記の各上罫線ロール及び各下罫線ロールの先端形状は、規定の段ボールシートの種類に応じて設定されていることが好ましい。
さらに、加工する段ボールシートの種類に応じて、上記の複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを自動的に選択して使用するように制御が行なわれることも好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態としてのスリッタスコアラを示すもので、図1はその上ヘッドの構成を示す模式的な側面図、図2は図1のA方向矢視図、図3は図1のB−B矢視断面図、図4はその上ヘッドの構成を示す模式的な側面図、図5は図4のC−C矢視断面図である。
【0022】
本実施形態にかかる自走式のスリッタスコアラの基本的な構成・機能については従来と同様であるのでこれらの説明は省略し、特徴的な部分について説明する。
まず、本実施形態にかかるスリッタスコアラの上ヘッド61について説明する。
【0023】
本実施形態にかかるスリッタスコアラでは、図1,図2及び図3に示すように、スリッタスコアラの両側面(図1中紙面に平行な面、ここでは図示せず)に立設された架構67a,67b(図7参照)に横架して、架台35が固定されており、架台35にはマシン巾方向(図1中紙面に垂直な方向)にレール1及びねじ軸2が固定されている。レール1にはフレーム3が摺動可能に取り付けられており、フレーム3の上部にはサーボモータ4が取り付けられ、サーボモータ4の出力軸に固定された歯車5は中間歯車6を介して、駆動歯車7に噛合している。この駆動歯車7は、ねじ軸2に噛合するボールねじのナット8に固定されている。
【0024】
フレーム3の下端に設けられたピン9には、複数の(ここでは2本)のアーム(昇降アーム)10が、各々独立して回転自在に取り付けられている。各アーム10の一方の先端には、各々先端形状の異なる第1上罫線ロール11及び第2上罫線ロール12が回転自在に取り付けられている。各アーム10の他方の先端にはピン13によって、シリンダ14の一方の端が回転自在に取り付けられており、シリンダ14の他方の端は、フレーム3の突起部15とピン16とによって回転自在に連結されている。
【0025】
本実施形態においては、第1及び第2の2個の上罫線ロール11,12を装着した場合を説明したが、もちろん3本以上のアーム10を設けて各アーム10にそれぞれ上罫線ロールを取り付ける(即ち、3個以上の上罫線ロールを装着する)ことも容易に実施できる。
このように複数個の上罫線ロール11及びB12を装着した上ヘッド61は、通常、同一ねじ軸上に複数(例えば8組程度)配設され、各々独立に位置設定が可能になっている。
【0026】
次に、本実施形態にかかるスリッタスコアラの下ヘッド62について説明する。
図4及び図5に示すように、スリッタスコアラの両側面(図4中紙面に平行な面、ここでは図示せず)に立設された架構67a,67b(図7参照)に横架して、架台17が固定されており、架台17にはねじ軸18及び六角シャフト19が回転自在に取り付けられている。
【0027】
さらに、架台17にはレール20が固定されている。このレール20には、フレーム21が摺動可能に取り付けられており、フレーム21はねじ軸18と噛合するボールねじのナット22と軸受23を介して連結されている。このボールねじのナット22には駆動歯車24が固定されており、中間歯車25を介して駆動モータ26によって正逆回転自在に回転駆動される。
【0028】
一方、六角シャフト19に摺動可能に設けられたブッシュ27には、各々先端形状の異なる複数の(ここでは2個)の下罫線ロール、即ち、第1下罫線ロール28及び第2下罫線ロール29が取り付けられており、さらに、ブッシュ27は、軸受30を介してフレーム21によって支持されている。
また、下ヘッド62にも、上ヘッド61と同様に、例えば下罫線ロール29との間に適当なスペーサを設けて、互いに先端形状の異なる下罫線ロールをさらに多く装着することも可能である。
【0029】
いずれにしても、各上罫線ロール及び各下罫線ロールは、段ボールシート31の各種類に対応するように形状設定されており、複数の上罫線ロール,複数の下罫線ロールから、それぞれ必要なロールを選択的に使用できるようになっている。
さらに、生産管理システム(図示略)により、スリッタスコアラに加工させる段ボールシート31の種類,切断する巾寸法,罫線の間隔等、いわゆるオーダ変更が設定されると、上罫線ロール11,12と下罫線ロール28,29の最適な組合せを決定して、この決定に応じて、上ヘッド61の各シリンダ14に関する制御や、上罫線ロール11,12及び下罫線ロール28,29に関する制御を行なう図示しないコントローラ(制御手段)が、設けられている。
【0030】
また、本実施形態の場合も、段ボールシート31の給走方向に2ユニットのスリッタスコアラM,Nが配設されており、各ユニットのスリッタスコアラM,Nのそれぞれの上,下罫線ロールについては、各ユニット間で互いに同形状のものを装着してもよいが、各ユニット間でも互いに形状の異なるものを装着することもできる。
【0031】
本発明の一実施形態としてのスリッタスコアラは、上述のように構成されているので、生産管理システムにより、スリッタスコアラに対し、段ボールシート31の種類,切断する巾寸法,罫線の間隔等、いわゆるオーダ変更が設定されると、コントローラを通じて、まず、第1上罫線ロール11及び第2上罫線ロール12と第1下罫線ロール28及び第2下罫線ロール29の最適な組合せが決定される。
【0032】
次いで、コントローラを通じて、スリッタスコアラのマシン巾方向に複数個設けてある上ヘッド61の各シリンダ14が伸長した状態(全上罫線ロール11,12が上昇して、第1下罫線ロール28及び第2下罫線ロール29の相互間に相応のスキマを保った状態)で各々独立にサーボモータ4を回転駆動して、ねじ軸2に沿って移動し、所定の位置に設定される。
【0033】
同時に、下罫線ロール28及び29を取り付けた複数個の下ヘッド62も、駆動モータ26の回転駆動により、中間歯車25を介して駆動歯車24を回転して、ねじ軸18に沿ってレール20上を摺動しながら所定の位置に移動する。
そして、最適な上、下罫線ロールの組合せ、例えば上罫線ロール11と下罫線ロール28の先端の凹,凸が合致するように設定され、下流側のナイフ受台33aとスリッタナイフ33bの位置も設定される。
【0034】
次に、六角シャフト19を図示せざる駆動装置によって、回転駆動し、下罫線ロール28の周速が段ボールシート31の走行速度に一致するように運転する。
そして、段ボールシート31の走行と同時にシリンダ14を収縮させ、上罫線ロール11を降下させて、所定の押圧力で段ボールシート31を下罫線ロール28の凹部に押し付けて罫線加工を行なう。
【0035】
さらに、2ユニットM,Nの各々に異なる形状の上,下罫線ロールを予め装着しておき、例えば、一方のユニットでA〜Cフルートの段ボールシート31に対応し、他方のユニットでD〜Fフルートに対応するなど、より多種多様な段ボールシート31に対して、精度の良い罫線加工を行なうこともできる。
再びオーダ変更を行なうときには、段ボールシート31の種類が異なる場合においても、これに適用する最適な上,下罫線ロールが予め取り付けられているため、各上,下罫線ロールから最適組合せを選定し、設定するのみで良いので、大巾な時間短縮を図ることができる。
【0036】
即ち、従来のように、上,下罫線ロールを変更しようとすると、その都度、架構ごと、系外に引抜いて交換する必要がなくなり、労力と時間の大巾な節減が可能になり、且つ、折り曲げ精度の格段の向上を図ることができる。
以上説明したオーダ変更に伴う設定作業は、図示しないコントローラ(制御盤上)に設定することで全て自動的に行なうことができるが、このような設定を手動で行なってもかまわない。
【0037】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、各ユニットにおいて、上ヘッド側の昇降アーム及び上罫線ロールと、下ヘッドのフレーム側の下罫線ロールとを、それぞれ1組ずつだけ設けるようにして、上罫線ロールの先端形状及び下罫線ロールの先端形状を、各ユニット間で互いに異なるものを採用するようにして、段ボールシート31の種類に応じて、対応するユニットを選択して使用するように構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のスリッタスコアラによれば、例えば予め使用頻度の高い複数個の上,下罫線ロールを組み込んでおくことで、加工する段ボールシートの種類に応じて、最も適当な組合せの上,下罫線ロールに変更でき、段ボールシートの折り曲げ精度の向上と生産コストの低減とを達成できるようになる。
【0039】
上記の各上罫線ロール及び各下罫線ロールの先端形状を、規定の段ボールシートの種類に応じて設定すれば、段ボールシートの折り曲げ精度の向上と生産コストの低減とをより確実に達成できるようになる。
さらに、加工する段ボールシートの種類に応じて、上記の複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを自動的に選択して使用するように制御を行なえば、段ボールシートの生産精度や生産効率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるスリッタスコアラの上ヘッドの構成を示す模式的な側面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるスリッタスコアラの上ヘッドの構成を示す模式的な正面図であって、図1のA方向矢視図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるスリッタスコアラの上ヘッドの構成を示す模式的な断面図であって、図1のB−B矢視断面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるスリッタスコアラの上ヘッドの構成を示す模式的な側面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるスリッタスコアラの上ヘッドの構成を示す模式的な断面図であって、図4のC−C矢視断面図である。
【図6】一般的なスリッタスコアラの構成を示す模式的な側面図である。
【図7】スリッタスコアラにより罫線加工と丁取りを行なう状況を示す平面図である。
【図8】一般的なスリッタスコアラの上ヘッドの構成を示す模式的な断面図であって、図6のD−D矢視断面図である。
【図9】一般的なスリッタスコアラの下ヘッドの構成を示す模式的な断面図であって、図6のE−E矢視断面図である。
【図10】一般的なスリッタスコアラの上,下罫線ロールの先端部分の形状を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 レール
2 ねじ軸
3 フレーム
4 サーボモータ
5 歯車
6 中間歯車
7 駆動歯車
8 ボールねじのナット
9 ピン
10 アーム(昇降アーム)
11 第1上罫線ロール
12 第2上罫線ロール
13 ピン
14 シリンダ
15 突起部
16 ピン
17 架台
18 ねじ軸
19 六角シャフト
20 レール
21 フレーム
22 ボールねじのナット
23 軸受
24 駆動歯車
25 中間歯車
26 駆動モータ
27 ブッシュ
28 第1下罫線ロール
29 第2下罫線ロール
30 軸受
31 段ボールシート
32a 上罫線ロール
32b 下罫線ロール
33a ナイフ受台
33b スリッタナイフ
34 トリムダクト
35 架台
36 レール
37 フレーム
38 ピン
39 アーム
40 ピン
41 シリンダ
42 サーボモータ
43 中間歯車
44 ねじ軸
45 ボールねじのナット
46 駆動歯車
47 架台
48 レール
49 フレーム
50 軸受
51 ねじ軸
52 ボールねじのナット
53 駆動歯車
54 駆動モータ
55 六角シャフト
56 ブッシュ
57 軸受
61 上ヘッド
62 下ヘッド
64 スリッタ
65 上流罫線装置
66 下流罫線装置
67a,67b 架構
M,N スリッタスコアラのユニット

Claims (6)

  1. コルゲータラインからの段ボールシートの走行方向に罫線加工すると共に、該段ボールシートを走行方向に切断するスリッタスコアラであって、走行する該段ボールシートを挟むようにして配設された上ヘッド及び下ヘッドを有するスリッタスコアラにおいて、
    該上ヘッドは、軸上を移動可能な上ヘッドフレームと、該上ヘッドフレームに対して各々独立に昇降可能に設けられた複数個の昇降アームと、上記の各々の昇降アームの先端にそれぞれ設けられた互いに先端形状の異なる複数個の上罫線ロールとをそなえ、
    該下ヘッドは、軸上を移動可能な下ヘッドフレームと、該下ヘッドフレームに対してそれぞれ設けられた互いに先端形状の異なる複数個の下罫線ロールとをそなえ、
    上記の複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを選択的に使用可能に構成されている
    ことを特徴とする、スリッタスコアラ。
  2. 該上ヘッド及び該下ヘッドは、同一軸上に複数配設され、各々独立に位置設定が可能になっている
    ことを特徴とする、請求項1記載のスリッタスコアラ。
  3. 走式のスリッタスコアラであって、上記の上ヘッド及び下ヘッドを有するスリッタスコアラを、複数個のユニットそなえ
    記の複数個のユニットからいずれかのユニットを選択し、更に、選択したユニットの複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを選択的に使用可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のスリッタスコアラ。
  4. 該上罫線ロールの先端形状及び該下罫線ロールの先端形状は、各ユニット間でも互いに異なるものが採用されている
    ことを特徴とする、請求項3記載のスリッタスコアラ。
  5. 上記の各上罫線ロール及び各下罫線ロールの先端形状は、規定の段ボールシートの種類に応じて設定されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のスリッタスコアラ。
  6. 加工する段ボールシートの種類に応じて、上記の複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを自動的に選択して使用するように制御が行なわれる
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか項に記載のスリッタスコアラ。
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