JP2020131530A - 罫入れ装置,スリッタスコアラ及び段ボールシート加工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図13に示すように、スリッタスコアラは、通常、M,Nで示すように、段ボールシートの走方向に配設された2つのユニットで構成されており、一方のユニットが稼動中に、他方のユニットは、ロット変更のために設定変えなどの準備作業を行なうようにしている。各ユニットM,Nは同様に構成されており、図13中では、各ユニットの構成要素の符号が密集しないように両ユニットに分散させて符号を記している。また、図13中の矢印は段ボールシート31の走行方向を示す。
図14は罫線加工と裁断により丁取りを行なう状況を示す平面図であって、4丁取りの例を示している。図14に示すように、両側面に立設された架構67a,67bに架台35が固定されており、架台35には、装置巾方向に延びるレール36が固定されている。図14中の矢印は段ボールシート31の走行方向を示す。また、破線αは罫線加工位置を示し、実線βは裁断位置を示す。
コルゲータラインからの段ボールシート31がスリッタスコアラに導入されると、上流罫線装置65及び下流罫線装置66で各々罫線加工が行われ、スリッタ64によって走行方向に裁断され、次工程に送られる。
なお、罫線装置65,66を上流側と下流側に分けて千鳥状に配置しているのは、図14から分かるように、隣接する罫線の間隔はスリッタよりも狭いことが普通であり、隣接する罫線装置65,66が互いに干渉することなく、罫線の間隔を縮めることができるようにするためである。
下流罫線装置66は、図13に示すように、上ヘッド61と下ヘッド62とが上下方向に対になって構成されている。
アーム39の一方の先端部には、ピン40によって上罫線ロール321が軸受を介して取り付けられている。そして、アーム39の他方の先端部とフレーム37との間にはシリンダ41が取り付けられており、シリンダ41の伸縮によって、アーム39がピン38を中心に回転し、上罫線ロール321が上下に昇降するようになっている。
したがって、サーボモータ42を正逆転することにより、ねじ軸44に沿ってボールねじのナット45が正逆回転し、フレーム37がレール36上を摺動しながら装置巾方向に移動して、上罫線ロール321を段ボールシート31における装置巾方向の任意の位置に設定することができるようになっている。
図13に示すように、フレーム49の上部において、六角シャフト55が、両側面に立設された架構67a,67bに、回転自在に取り付けられており、六角シャフト55に摺動可能に取り付けられたブッシュ56には下罫線ロール322が固定されている。そして、下罫線ロール322は軸受(図示略)を介して、回転自在にフレーム49によって支持されており、六角シャフト55を図示しない駆動装置によって回転駆動することにより、下罫線ロール322が回転するようになっている。
ボールねじのナット52には、その一方の端面に駆動歯車53が固定されており、駆動モータ54を正逆転駆動することにより、中間歯車を介して、駆動歯車53が正逆転方向に回転する。その結果、フレーム49がレール48上を摺動しながら、ねじ軸51に沿って移動し、下罫線ロール322を段ボールシート31における装置巾方向の任意の位置に設定することができるようになっている。
そして、下罫線ロール322の周速と段ボールシート31の走行速度が等しくなるように、六角シャフト55を駆動回転し、次いでシリンダ41を駆動して、アーム39を介して上罫線ロール321を適当な押圧力で段ボールシート31を下罫線ロール322に押し付け、罫線加工を行なう。
また、段ボールシート31には、波形の大きさでも、例えばAフルート〜Fフルートと様々なものがあり、段形成においても、シングル(1段)、ダブル(2段)、及びトリプル(3段)まであり、これらすべての段ボールシート31の種類毎に上,下罫線ロール321,322をその都度交換することは実用的でない。
このスリッタスコアラは、上ヘッド61は、軸上を移動可能な上ヘッドフレームと、この上ヘッドフレームに対して各々独立に昇降可能に設けられた複数個の昇降アームと、各々の昇降アームの先端にそれぞれ設けられた互いに先端形状の異なる複数個の上罫線ロールとを備え、下ヘッド62は、軸上を移動可能な下ヘッドフレームと、この下ヘッドフレームに対してそれぞれ設けられた互いに先端形状の異なる複数個の下罫線ロールとを備えており、これら複数個の上罫線ロール及び複数個の下罫線ロールを選択的に使用可能に構成されている。
また、後者のようにスコアラヘッドの2軸を特殊罫線用のヘッドと標準罫線用のヘッドとに振り分ける場合、各ヘッドの装置巾方向への移動の自由が制限されるため、罫線同士の間隔に制限がかかり、例えば、段ボール箱の深さに制限がかかることになる。
(3)さらに、前記上罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロール及び前記下罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロールのうち、一方にはロール外周に環状突起(凸部)が周方向に沿って形成され、他方にはロール外周に環状溝(凹部)が周方向に沿って形成され、前記上罫線ロールとして装備される前記特殊罫線ロール及び前記下罫線ロールとして装備される前記特殊罫線ロールには、何れもロール外周に環状突起(凸部)と環状溝(凹部)とが互いに隣接して周方向に沿って形成されていることが好ましい。
(5)さらに、前記上罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロールにはロール外周に環状突起(凸部)が周方向に沿って形成され、前記下罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロールにはロール外周に環状溝(凹部)が周方向に沿って形成され、前記下罫線ロールとして装備される前記特殊罫線ロールには、ロール外周がフラットな円筒で形成された第1特殊罫線ロールと、ロール外周に環状突起(凸部)が形成された第2特殊罫線ロールとが含まれていることが好ましい。
(8)前記罫線装置が、前記段ボールシートの走行方向の上流側と下流側とにそれぞれ装備されていることが好ましい。
(9)前記罫線装置と前記裁断装置とからなるユニットを前記段ボールシートの走行方向に並んで複数備えていることが好ましい。
(11)前記制御装置は、前記段ボールシートの加工オーダに応じた段ボールシート丁に基づいて裁断位置及び罫線加工位置を設定し、設定した各位置及び前記加工オーダに応じた罫線加工種類に基づいて使用する前記裁断装置及び前記罫入れ装置を選択して、選択した各装置を装置巾方向に移動させることが好ましい。
(14)前記標準罫線の加工には、装置巾方向に並んで装備された複数の前記罫入れ装置の何れか1つを用い、前記特殊罫線の加工には、前記複数の前記罫入れ装置の残りの何れか1つを用いることも好ましい。
なお、以下に示す各実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[スリッタスコアラの要部概略構成]
本実施形態にかかるスリッタスコアラには、図1,図2に示すような罫入れ装置10が装備されている。この罫入れ装置10は、上ヘッドの罫線ロール11,12と、下ヘッドの罫線ロール28,29とを有し、罫線ロール11,12及び罫線ロール28,29は、走行するウェブ状の段ボールシート31を挟むようにして配設されている。罫入れ装置10は罫線ロール11,12及び罫線ロール28,29によって段ボールシート31に対して走行方向に罫線を加工する。
次に、スコアラについて詳細に説明する。
図6〜図10は本実施形態としてのスリッタスコアラを示すもので、図6はその上ヘッドの構成を示す模式的な側面図、図7は図6のA方向矢視図、図8は図6のB−B矢視断面図、図9はその上ヘッドの構成を示す模式的な側面図、図10は図9のC−C矢視断面図である。なお、図6〜図10に示すように、上ヘッド61,下ヘッド62及び上流罫線装置65,下流罫線装置66の各構成要素については、図13,図14に示すものと異なる符号を付して説明する。
まず、本実施形態にかかるスリッタスコアラの上ヘッド61(図14参照)について説明する。
このように複数個の上罫線ロール11及びB12を装着した上ヘッド61は、通常、同一ねじ軸上に複数(例えば8組程度)配設され、各々独立に位置設定が可能になっている。
図9及び図10に示すように、スリッタスコアラの両側面(図9中紙面に平行な面、ここでは図示せず)に立設された架構67a,67b(図14参照)に横架して、架台17が固定されており、架台17にはねじ軸18及び六角シャフト19が回転自在に取り付けられている。
また、下ヘッド62にも、上ヘッド61と同様に、例えば下罫線ロール29との間に適当なスペーサを設けて、互いに先端形状の異なる下罫線ロールをさらに多く装着することも可能である。
さらに、生産管理システム(図示略)により、スリッタスコアラに加工させる段ボールシート31の種類,裁断する巾寸法,罫線の間隔等、いわゆるオーダ変更が設定されると、上罫線ロール11,12と下罫線ロール28,29の最適な組み合わせを決定して、この決定に応じて、上ヘッド61の各シリンダ14に関する制御や、上罫線ロール11,12及び下罫線ロール28,29に関する制御を行なう制御装置70(図1(a)参照)が、設けられている。
本実施形態のスリッタスコアラは、上述のように構成されているので、生産管理システムにより、スリッタスコアラに対し、段ボールシート31の種類,裁断する巾寸法,罫線の間隔等、いわゆるオーダ変更が設定されると、制御装置70によって、新たなオーダ情報が取得され、このオーダ情報に基づいて、第1上罫線ロール11及び第1下罫線ロール28の組み合わせからなる標準罫線ロールと、第2上罫線ロール12及び第2下罫線ロール29の最適な組み合わせからなる特殊罫線ロールと、の何れを選択するかが決定される。
そして選択した上,下罫線ロールの組み合わせ、例えば上罫線ロール11と下罫線ロール28の先端の凹,凸が合致するように設定され、下流側のナイフ受台33aとスリッタナイフ33bの位置も設定される。
そして、段ボールシート31の走行と同時にシリンダ14を収縮させ、上罫線ロール11を降下させて、所定の押圧力で段ボールシート31を下罫線ロール28の凹部に押し付けて罫線加工を行なう。
再びオーダ変更を行なうときには、段ボールシート31の罫線種類が異なる場合においても、これに適用する最適な上,下罫線ロールを予め取り付けておくことで、オーダ変更に対して速やかに対応することができ、大巾な時間短縮を図ることができる。
以上説明したオーダ変更に伴う設定作業を、制御装置70により行うことで全て自動的に行なうことができるが、このような設定を手動で行なってもかまわない。
[スリッタスコアラの要部概略構成]
本実施形態にかかるスリッタスコアラには、図11に示すような罫入れ装置100が装備されている。この罫入れ装置100は、上罫線ロール110を備えた上ヘッド101と、下罫線ロール121〜123を備えた下ヘッド102とを有し、上罫線ロール110及び下罫線ロール121〜123は、走行するウェブ状の段ボールシート31を挟むようにして配設されている。罫入れ装置100は上罫線ロール110及び下罫線ロール121〜123によって段ボールシート31に対して走行方向に罫線を加工する。
下罫線ロール121には、図12(a)に示すように、ロール外周121Aに一筋の環状溝(凹部)121aが周方向に沿って形成されている。
下罫線ロール122は、図12(b)に示すように、ロール外周122Aが周方向にフラットな円筒で形成された特殊罫線ロール(第1特殊罫線ロール)として形成されている。
下罫線ロール123は、図12(c)に示すように、ロール外周123Aに一条の環状突起(凸部)123aが形成された特殊罫線ロール(第2特殊罫線ロール)として形成されている。
第1特殊罫線は、下罫線ロール121がフラットなので、罫線加工後も段ボールシート31の下罫線ロール121で加工する面がフラットになり、その後に印刷等の加工が容易に行え、第2特殊罫線は、第1実施形態と同様に、段ボールシート31の両面が凹上位に形成されるため、段ボール箱の閉方向にも開方向にも折り曲げやすくなる。
本実施形態のスリッタスコアラは、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様に、使用する上,下罫線ロールを選定し設定するのみで特殊罫線を含む種々の罫線加工を容易に実施することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、各ユニットにおいて、上ヘッド側の昇降アーム及び上罫線ロールと、下ヘッドのフレーム側の下罫線ロールとを、それぞれ1組ずつだけ設けるようにして、上罫線ロールの先端形状及び下罫線ロールの先端形状を、各ユニット間で互いに異なるものを採用するようにして、段ボールシート31の種類に応じて、対応するユニットを選択して使用するように構成してもよい。
2 ねじ軸
3 フレーム
4 サーボモータ
5 歯車
6 中間歯車
7 駆動歯車
8 ボールねじのナット
9 アーム(昇降アーム)
9A,9B ピン
10 罫入れ装置
11 第1上罫線ロール(標準罫線ロール)
12 第2上罫線ロール(特殊罫線ロール)
11A,12A,28A,29A ロール外周
11a,12a,29b 環状突起(凸部)11a
11b,28a,29a 環状溝(凹部)
13 ピン
14 シリンダ
15 突起部
16 ピン
17 架台
18 ねじ軸
19 六角シャフト
20 レール
21 フレーム
22 ボールねじのナット
23 軸受
24 駆動歯車
25 中間歯車
26 駆動モータ
27 ブッシュ
28 第1下罫線ロール(標準罫線ロール)
29 第2下罫線ロール(特殊罫線ロール)
30 軸受
31 段ボールシート
32a 上罫線ロール
32b 下罫線ロール
33a ナイフ受台
33b スリッタナイフ
34 トリムダクト
35 架台
36 レール
37 フレーム
38 ピン
39 アーム
40 ピン
41 シリンダ
42 サーボモータ
43 中間歯車
44 ねじ軸
45 ボールねじのナット
46 駆動歯車
47 架台
48 レール
49 フレーム
50 軸受
51 ねじ軸
52 ボールねじのナット
53 駆動歯車
54 駆動モータ
55 六角シャフト
56 ブッシュ
57 軸受
61 上ヘッド
62 下ヘッド
64 スリッタ
65 上流罫線装置
66 下流罫線装置
67a,67b 架構
70 制御装置
100 罫入れ装置
101 上ヘッド
102 下ヘッド
110 上罫線ロール
110A ロール外周
110a 環状突起(凸部)
121〜123下罫線ロール
121a〜123a ピン
121A〜123A ロール外周
110a 環状突起(凸部)
121a 環状溝(凹部)
123a 環状突起(凸部)
130a 支持軸
130 基体
M,N スリッタスコアラのユニット
Claims (14)
- 走行するウェブ状の段ボールシートを挟むようにして配設され、それぞれに罫線ロールを備えた上ヘッド及び下ヘッドを有し、前記段ボールシートに対して走行方向に罫線を加工する罫入れ装置であって、
前記上ヘッド及び前記下ヘッドのうちの少なくとも何れかのヘッドは、前記罫線ロールとして、標準罫線を加工するための標準罫線ロールと、特殊罫線を加工するための特殊罫線ロールとを選択的に使用可能に備えている
ことを特徴とする罫入れ装置。 - 前記上ヘッドは、装置巾方向に移動可能な上ヘッドフレームと、前記上ヘッドフレームに対して各々独立に昇降可能に設けられた複数個の昇降アームと、前記の各々の昇降アームの先端にそれぞれ設けられた上罫線ロールとを備え、
前記下ヘッドは、装置巾方向に移動可能な下ヘッドフレームと、前記下ヘッドフレームに対してそれぞれ設けられた複数個の下罫線ロールとを備え、
前記上罫線ロールには、前記標準罫線ロールと前記特殊罫線ロールとが含まれ、
前記下罫線ロールには、前記標準罫線ロールと前記特殊罫線ロールとが含まれ、
前記上罫線ロール及び前記下罫線ロールの前記標準罫線ロール同士及び前記特殊罫線ロール同士を選択的に使用可能に構成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の罫入れ装置。 - 前記上罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロール及び前記下罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロールのうち、一方にはロール外周に環状突起が周方向に沿って形成され、他方にはロール外周に環状溝が周方向に沿って形成され、
前記上罫線ロールとして装備される前記特殊罫線ロール及び前記下罫線ロールとして装備される前記特殊罫線ロールには、何れもロール外周に環状突起と環状溝とが互いに隣接して周方向に沿って形成されている
ことを特徴とする、請求項2記載の罫入れ装置。 - 前記上ヘッドは、装置巾方向に移動可能な上ヘッドフレームと、前記上ヘッドフレームに対して昇降可能に設けられた昇降アームと、前記昇降アームの先端に設けられた上罫線ロールとを備え、
前記下ヘッドは、支持軸周りに回転可能なターレット型の複数のアームと、複数の前記アームにそれぞれ設けられた下罫線ロールとを備え、
前記上罫線ロールは、前記標準罫線ロールであって、
複数個の前記下罫線ロールには、前記上罫線ロールと協働して前記標準罫線を加工する前記標準罫線ロールと前記上罫線ロールと協働して前記特殊罫線を加工する前記特殊罫線ロールとが含まれ、
前記下罫線ロールの前記標準罫線ロール及び前記特殊罫線ロールを選択的に使用可能に構成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の罫入れ装置。 - 前記上罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロールにはロール外周に環状突起が周方向に沿って形成され、前記下罫線ロールとして装備される前記標準罫線ロールにはロール外周に環状溝が周方向に沿って形成され、
前記下罫線ロールとして装備される前記特殊罫線ロールには、ロール外周がフラットな円筒で形成された第1特殊罫線ロールと、ロール外周に環状突起が形成された第2特殊罫線ロールとが含まれている
ことを特徴とする、請求項4記載の罫入れ装置。 - コルゲータラインから送られて走行する段ボールシートに対して走行方向に罫線を加工する請求項1〜5の何れか1項に記載された罫入れ装置と、前記段ボールシートを走行方向に裁断する裁断装置とを備えている
ことを特徴とする、スリッタスコアラ。 - 前記罫入れ装置が装置巾方向に複数並んで且つ個別に装置巾方向に移動可能に装備されてなる罫線装置を備えると共に、
前記裁断装置が装置巾方向に複数並んで且つ個別に装置巾方向に移動可能に備えられている
ことを特徴とする、請求項6記載のスリッタスコアラ。 - 前記罫線装置が、前記段ボールシートの走行方向の上流側と下流側とにそれぞれ装備されている
ことを特徴とする、請求項7記載のスリッタスコアラ。 - 前記罫線装置と前記裁断装置とからなるユニットを前記段ボールシートの走行方向に並んで複数備えている
ことを特徴とする、請求項7又は8記載のスリッタスコアラ。 - 前記段ボールシートの加工オーダに応じて、前記標準罫線ロール及び前記特殊罫線ロールの何れかを選択すると共に、選択した前記罫線ロールの装置巾方向位置を制御する制御装置を備えている
ことを特徴とする、請求項6〜9の何れか1項に記載のスリッタスコアラ。 - 前記制御装置は、前記段ボールシートの加工オーダに応じた段ボールシート丁に基づいて裁断位置及び罫線加工位置を設定し、設定した各位置及び前記加工オーダに応じた罫線加工種類に基づいて使用する前記裁断装置及び前記罫入れ装置を選択して、選択した各装置を装置巾方向に移動させる
ことを特徴とする、請求項10記載のスリッタスコアラ。 - 請求項6〜11の何れか1項に記載のスリッタスコアラを用いて、走行するウェブ状の段ボールシートを所定巾に裁断するとともに、前記段ボールシートに走行方向に沿って少なくとも2本の罫線を加工する段ボールシート加工方法であって、
前記段ボールシートの加工オーダの情報を取得し、
選択的に使用可能に備えられた前記標準罫線ロールと前記特殊罫線ロールとを、前記加工オーダの情報に基づいて選択して使用する
ことを特徴とする、段ボールシート加工方法。 - 請求項8又は請求項8を引用する請求項9〜11の何れか1項に記載のスリッタスコアラを用いて、前記走行方向に沿って前記標準罫線及び前記特殊罫線の2本の罫線を加工する段ボールシート加工方法であって、
前記標準罫線の加工には、前記上流側の前記罫線装置と前記下流側の前記罫線装置のうちの一方を用い、前記特殊罫線の加工には、前記上流側の前記罫線装置と前記下流側の前記罫線装置のうちの他方を用いる
ことを特徴とする、請求項12記載の段ボールシート加工方法。 - 請求項7又は請求項7を引用する請求項8〜11の何れか1項に記載のスリッタスコアラを用いて、前記走行方向に沿って前記標準罫線及び前記特殊罫線の2本の罫線を加工する段ボールシート加工方法であって、
前記標準罫線の加工には、装置巾方向に並んで装備された複数の前記罫入れ装置の何れか1つを用い、前記特殊罫線の加工には、前記複数の前記罫入れ装置の残りの何れか1つを用いる
ことを特徴とする、請求項12記載の段ボールシート加工方法。
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