JPWO2009119194A1 - コルゲートマシンのトリム処理方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
段ボールウェブを丁取りする場合、この段ボールウェブの幅方向における両端縁部には、段ボールシートの仕上げ寸法に応じて、大小の不要部分(トリム片)が生じ、この不要部分を段ボールウェブから切り取る(トリミングする)必要がある。このため、トリミングを行なうための装置が従来から種々開発されている。図8及び図9に、特許文献1(特開2002−178293号公報)に開示されたコルゲートラインの後半部を示す。
図8において、段ボールウェブWが左側から矢印a方向に、段ボールウェブ走行ラインPL上を走行する。走行方向上流側から、ロータリシャ010と、上流側スリッタスコアラ020Aと、下流側スリッタスコアラ020Bと、が順に配置されている。
ロータリシャ010は、段ボールウェブWの走行ラインPLを挟んで、互いに対向して設けられたナイフシリンダ011及びアンビルシリンダ012からなる切断装置013を備えている。
ナイフシリンダ011は、段ボールウェブWの走行速度に同期して図示しない駆動装置により回転駆動され、その周面には段ボールウェブWの幅方向に沿ってナイフ011aが取り付けられている。アンビルシリンダ012は、ナイフシリンダ011と同様に段ボールウェブWの走行方向aに同期して回転駆動され、その周面には例えばウレタンゴムからなる被覆層012aが設けられている。かかる構成により、ナイフシリンダ011とアンビルシリンダ012とを共に回転駆動させることにより、シリンダ011,012間を搬送される段ボールウェブWを、ナイフ011aとアンビルシリンダ012とで挟んで、幅方向に一部又は全幅に亘って切断できるように構成している。
スリッタスコアラ020A及び020Bは、段ボールウェブWの走行ラインPLに沿って直列に設けられており、これによって、次に段ボールウェブWのオーダ(仕上げ寸法)変更にそなえて、スリッタスコアラ020A,020Bのうちの待機中のスリッタスコアラを予めセットアップしておき、オーダ変更の際、両スリッタスコアラの切り替えを瞬時に行なって生産ラインの停止を回避できるようにしている。
スリッタスコアラ020A,020Bは、互いに同一の仕様に構成されており、夫々、搬送方向aに沿って段ボールウェブWに罫線加工を施すスコアラ021と、搬送方向aに沿って段ボールウェブWを切断するスリッタ023と、スリッタ023の下流側に設けられ図示しない吸引装置に接続されたトリムシュータ(トリムダクト)026,026とを備えている。
スコアラ021は、複数の罫線ロールユニット022が段ボールウェブWの幅方向に沿って配置され、これら複数の罫線ロールユニット022が段ボールウェブWの搬送方向aに2段に配置されている。各罫線ロールユニット022は、段ボールウェブWの幅方向に沿って夫々独立して移動可能に構成されており、段ボールウェブWのオーダ変更に応じて位置調整が行なわれる。
スリッタ023は、段ボールウェブWの幅方向に沿って複数個設けられた円盤状のスリッタナイフ024と、段ボールウェブWの走行ラインPLを挟んでスリッタナイフ024と対面する側に、段ボールウェブWの全幅に亘って設けられた受けロール025と、で構成されている。各スリッタナイフ024は、段ボールウェブWの幅方向に沿って夫々独立して移動可能に構成され、段ボールウェブWのオーダ変更に応じて位置調整(セットアップ)が行なわれるようになっている。
図9は、上流側スリッタスコアラ020Aのスリッタ023周辺の平面図である。図5に示すように、トリムシュータ026は、段ボールウェブWの幅方向bで最も外側のスリッタナイフ024aに対応して夫々設けられている。スリッタ023により断裁されて段ボールウェブWから発生したトリム片Tは、トリムシュータ026により吸引されて、段ボールウェブWから分離除去される。トリムシュータ026は、段ボールウェブWのオーダ変更に応じて、スリッタナイフ024aと同期してトリム片Tを確実に吸引し得る位置に調整される。
図10に、特許文献2(特開2002−326187号公報)に開示された、スリッタスコアラ020A又は020Bにおける段ボールウェブWのオーダ変更の例を示す。図10において、一点鎖線kの右側(段ボールウェブWの走行方向下流側)が旧オーダであり、左側(段ボールウェブWの走行方向上流側)が新オーダを示している。旧オーダは、スリッタスコアラ020A又は020Bの一方のユニットにより罫入及び断裁加工を施された段ボールウェブWであり、新オーダは、他方のユニットにより罫入及び断裁加工を施された段ボールウェブWである。図10中、実線は断裁線SLを示し、破線CLは罫入線を示す。
一点鎖線kの位置で、新旧段ボールウェブWのトリム片Tを分離するために、ロータリシャ010で切断線cの部分を切断する。
なお、通常、段ボールウェブWはスリッタスコアラ020A,020Bの中央を通り、段ボールウェブWに対し左右対称に罫入及び断裁加工を施す。トリム片Tの幅についても、左右均等になるように断裁するようにしている。
特許文献1(特開2002−178293号公報)及び特許文献2(特開2002−326187号公報)には、トリムシュータをスリッタナイフとは別体に設け、トリムシュータを段ボールウェブWの幅方向にスリッタナイフと同期して移動させることにより、トリムシュータの幅方向位置を調整するように構成されていることが開示されている。
前述のように、従来のトリムシュータは、スリッタナイフと別体に設けられ、段ボールウェブWの幅方向にスリッタナイフと同期して移動するように構成されているため、独立した位置決め装置を必要とする。そのため、スリッタ部の構成が複数化し、高コストになっていた。
また、断裁されたトリム片をトリムシュータの開口部に案内する手段を設けていないので、段ボールウェブのオーダ変更時に、トリム片がトリムシュータの開口部にスムーズに入らないおそれがあった。
また、トリム片の先端を該吸込口に吸引する際に発生する騒音を低減すると共に、吸引空気流を形成する装置の動力を低減することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明のコルゲートマシンのトリム処理方法は、
走行する段ボールウェブの幅方向にウェブ幅方向位置を変更可能に装着された複数のスリッタナイフユニットにより、段ボールウェブを走行方向に切断すると同時に、
両側端に設けられた端側スリッタナイフユニットにより該段ボールウェブの両端縁部の不要部分を走行方向にトリミングし、トリム片をトリムシュータに吸引するようにしたコルゲートマシンのトリム処理方法において、
前記端側スリッタナイフユニットにトリムシュータの吸込口を一体に取り付けて該吸込口が端側スリッタナイフユニットのウェブ幅方向移動に追従して常にウェブ走行方向下流側に位置するようにし、
該端側スリッタナイフユニットのウェブ走行路を挟んで該吸込口と対向する位置に設けた押込み部材をトリム片の先端部が到達したタイミングに合わせてトリム片に接近させることにより、該吸込口に吸い込まれる空気流の流路断面積を狭くし、該空気流の流速を増大させてトリム片の吸引力を増大させるようにしたものである。
本発明方法では、端側スリッタナイフユニットにトリムシュータの吸込口を一体に取り付けて該吸込口が端側スリッタナイフユニットのウェブ幅方向移動に追従して常にウェブ走行方向下流側に位置するようにしたものであり、これによって、端側スリッタナイフユニットのウェブ幅方向移動にトリムシュータの吸込口を同期させる手段を設ける必要がなく、装置構成を簡素化活低コストにできる。
また、押込み部材をトリム片の先端部が到達したタイミングに合わせてトリム片に接近させることにより、該吸込口に吸い込まれる空気流の流路断面積を狭くし、該空気流の流速を増大させてトリム片の吸引力を増大させるようにしたので、トリム片の先端部をトリムシュータの吸込口に確実に誘導できると共に、押込み部材をウェブ走行路を遮るまで移動させる必要がないので、押込み部材が段ボールウェブの製品側に当るおそれがない。従って、段ボールウェブの製品部に傷が付くおそれがない。
本発明方法において、前記押込み部材を段ボールウェブに接近させ吸引空気流の流路断面積を狭めることによりトリム片の吸引力を増大させた後、引き続き該押出し部材をトリム片に接触させてトリム片をトリムシュータの吸込口に押し込むようにしてもよい。これによって、トリム片の先端部をさらに確実に該吸込口に押し込むことができる。
本発明方法において、トリム片の先端部を前記吸込口の内部に吸引させた後、吸引力を発生する空気吸引装置の吸引流量を低減するようにするとよい。これによって、吸引時に発生する騒音を低減できると共に、空気吸引装置の駆動動力を節減して、低コストとすることができる。
本発明方法において、トリム片の幅寸法又は坪量に応じて、トリムシュータの吸込口に吸い込まれる空気流の流速を調節するようにするとよい。これによって、トリム片の先端部をさらに確実に該吸込口に誘導できる。
前記本発明方法の実施に直接使用可能な本発明のコルゲートマシンのトリム処理装置は、走行する段ボールウェブの幅方向にウェブ幅方向位置を変更可能に装着された複数のスリッタナイフユニットにより、段ボールウェブを走行方向に切断すると同時に、両側端に設けられた端側スリッタナイフユニットにより該段ボールウェブの両端縁部の不要部分を走行方向にトリミングし、トリム片をトリムシュータに吸引するようにしたコルゲートマシンのトリム処理装置において、
前記端側スリッタナイフユニットの下流側に吸込口が位置するように該端側スリッタナイフユニットに一体に取り付けられたトリムシュータと、
該端側スリッタナイフユニットのウェブ走行路を挟んで該吸込口と対向する位置に設けられトリム片の先端部に該トリムシュータの吸込口に向う押込み力を付与する押込み装置と、トリムシュータ内雰囲気を吸引してトリムシュータ内を負圧にする空気吸引装置と、を備え、端側スリッタナイフユニットで不要部分をトリミングし、トリム片を前記押込み部材でトリムシュータ内に押し込みトリムシュータ内を吸引搬送するように構成したものである。
本発明装置では、複数のスリッタナイフユニットのうち、最も外側に配置された端側スリッタナイフユニットにトリムシュータの吸込口を一体に取り付けることにより、該吸込口を端側スリッタナイフユニットの下流側に位置決めするための独立した位置決め装置が不要となる。これによって、トリム処理装置の構成を簡素化でき、低コスト化できる。
また、前記押込み装置を設けたことにより、段ボールウェブのオーダ変更時にトリム片の先端部を確実にトリムシュータの吸込口に収納することが可能になる。
また、本発明装置を用いて前記本発明方法を実施することができ、これによって、段ボールウェブの製品側を傷付けずにトリム片の先端部を該吸込口に誘導できる。
本発明装置において、前記押込み装置を、トリムシュータの吸込口に対面する位置でウェブ走行路に進入又は離脱自在に配置された押込み部材と、該押込み部材をウェブ走行路に進入させてトリム片の先端部をトリムシュータの吸込口に向かって押し込む駆動装置と、から構成するとよい。かかる構成とすることにより、押込み装置を簡素化できる。
本発明方法を実施する場合、押込み部材は、トリムシュータの吸込口の吸引空気流路の断面積を所望の値に調整可能な形状にするとよい。例えば、トリム片を囲うような形状にすれば、吸引空気流路断面積を効率的に狭めることができる。あるいは、押込み部材をトリム片の先端部をトリムシュータの吸込口に向かってガイドするのに適した形状にするとよい。例えば、押込み部材をガイドローラとして構成してもよい。
前記駆動装置で押込み部材を段ボールウェブ走行ラインに進入させ、スリッタナイフユニットで断裁されたトリム片の先端部を該押込み部材に当てることにより、トリム片の先端をトリムシュータの吸込口に導くことができる。このように、該押込み部材及びその駆動装置を設けた簡素な構成で、トリム片の先端部を確実にトリムシュータ内に入れることが可能になる。
あるいは、該押出し部材をウェブ走行路に接近させ、該吸込口に吸い込まれる空気流の流路断面積を狭くし、該空気流の流速を増大させてトリム片の吸引力を増大させるようにすることにより、段ボールウェブの製品側を傷付けずに、トリム片の先端部をトリムシュータの吸込口に確実に誘導できる。
なお、前記押込み部材にトリム片に接してトリム片をトリムシュータの吸込口に案内するガイドローラを設けるようにすれば、トリム片の先端部の該吸込口への誘導を円滑に行なうことができる。
また、段ボールウェブの走行速度や坪量(単位面積当りの重量)又はトリム片の幅寸法に応じて、トリム片先端部の曲り量が異なる。例えば、坪量が大であると、曲り量が大きい。そこで、押込み部材を端側スリッタナイフユニットにウェブ走行方向に移動可能に設けるようにすれば、段ボールウェブの走行速度や坪量又はトリム片の幅寸法に応じて最適な位置でトリム片に押込み部材を作用させることができる。
本発明装置において、前記押込み装置が、トリム片の先端部に対してトリムシュータの吸込口に向う方向に空気流を吹き付けるエアパージ装置で構成するとよい。
これによって、空気流を噴射するノズルと、該ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置等からなる簡素な構成で、トリム片を該吸込口に確実に収納させることができる。また、ノズルから噴射する空気流の空気量や角度を調整することによって、トリム片先端部に付与する押込み力を制御できるので、トリム片の先端をさらに確実にトリムシュータ内に誘導できる。
本発明装置において、不要部分をウェブ幅方向に切断してトリム片の先端部を形成するトリムカッタと、該トリムカッタによる切断時点及びウェブ走行速度からトリム片の先端部がトリムシュータに到達する時間を演算し、トリム片の先端部がトリムシュータに到達した時に前記押込み装置を作動させる制御装置と、を備えるようにするとよい。
これによって、トリム片の先端がトリムシュータに到達する時間を把握し、トリム片先端部の到達時間に合わせて正確に押込み装置を作動させることができる。そのため、トリム片先端部を確実にトリムシュータ内に誘導することができる。
本発明装置において、トリムシュータに負圧を発生させる空気吸引装置に吸引空気流量を調節可能なインバータ装置を設け、前記制御装置に段ボールウェブの走行速度、坪量又はトリム片の幅寸法を入力し、これらの値に応じて該インバータ装置により該吸引空気流量を制御するように構成するとよい。これによって、トリム片先端部を一層確実にトリムシュータの吸込口に誘導できる。
本発明方法によれば、走行する段ボールウェブの幅方向にウェブ幅方向位置を変更可能に装着された複数のスリッタナイフユニットにより、段ボールウェブを走行方向に切断すると同時に、両側端に設けられた端側スリッタナイフユニットにより該段ボールウェブの両端縁部の不要部分を走行方向にトリミングし、トリム片をトリムシュータに吸引するようにしたコルゲートマシンのトリム処理方法において、前記端側スリッタナイフユニットにトリムシュータの吸込口を一体に取り付けて該吸込口が端側スリッタナイフユニットのウェブ幅方向移動に追従して常にウェブ走行方向下流側に位置するようにし、該端側スリッタナイフユニットのウェブ走行路を挟んで該吸込口と対向する位置に設けた押込み部材をトリム片の先端部が到達したタイミングに合わせてトリム片に接近させることにより、該吸込口に吸い込まれる空気流の流路断面積を狭くし、該空気流の流速を増大させてトリム片の吸引力を増大させるようにしたので、端側スリッタナイフユニットとトリムシュータの同期装置が不要になり、装置構成を簡素化及び低コスト化できると共に、トリム片先端部のトリムシュータ吸込口への導入を確実に行なうことができ、かつ段ボールウェブの製品部を傷付けるおそれがない。
また、本発明装置によれば、走行する段ボールウェブの幅方向にウェブ幅方向位置を変更可能に装着された複数のスリッタナイフユニットにより、段ボールウェブを走行方向に切断すると同時に、両側端に設けられた端側スリッタナイフユニットにより該段ボールウェブの両端縁部の不要部分を走行方向にトリミングし、トリム片をトリムシュータに吸引するようにしたコルゲートマシンのトリム処理装置において、前記端側スリッタナイフユニットの下流側に吸込口が位置するように該端側スリッタナイフユニットに一体に取り付けられたトリムシュータと、該端側スリッタナイフユニットのウェブ走行路を挟んで該吸込口と対向する位置に設けられトリム片の先端部に該トリムシュータの吸込口に向う押込み力を付与する押込み装置と、トリムシュータ内雰囲気を吸引してトリムシュータ内を負圧にする空気吸引装置と、を備え、端側スリッタナイフユニットで不要部分をトリミングし、トリム片を前記押込み部材でトリムシュータ内に押し込みトリムシュータ内を吸引搬送するように構成したことにより、前記本発明方法の実施が可能になり、本発明方法と同様の作用効果を得ることができる。
第2図は、前記第1実施形態に係る端側スリッタナイフユニットの平面図である。
第3図は、前記第1実施形態に係る段ボールウェブの新旧オーダ変更部を示す平面図である。
第4図は、本発明の第2実施形態に係る端側スリッタナイフユニットの正面図である。
第5図は、本発明の第3実施形態に係る端側スリッタナイフユニットの正面図である。
第6図は、本発明の第4実施形態に係る端側スリッタナイフユニットの正面図である。
第7図は、本発明の第5実施形態に係る端側スリッタナイフユニットの正面図である。
第8図は、コルゲートマシンのスリッタスコアラを示す正面図である。
第9図は、コルゲートマシンのスリッタ装置の平面図である。
第10図は、コルゲートマシンの段ボールウェブの新旧オーダ変更部を示す平面図である。
(実施形態1)
本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1及び図2は本実施形態に係る端側スリッタナイフユニット30の正面図及び平面図であり、図3はトリム片の先端部を切断するロータリシャ10の設置部を示す平面図である。図8に示すように、コルゲートラインには、スリッタスコアラを設けるが、図1に示す端側スリッタナイフユニット30は、スリッタスコアラのスリッタ部において、段ボールウェブWの幅方向に複数個配置されるスリッタナイフユニットのひとつであって、特に、スリッタナイフユニットのうち、最も外側に配置され、不要部分であるトリム片Tをウェブ走行方向に切断するものである。
端側スリッタナイフユニット30は、段ボールウェブWの走行ラインPLを挟んで、上方に受けロール31を配置し、下方にスリッタナイフ41を配置している。段ボールウェブWが矢印a方向に搬送されて、受けロール31とスリッタナイフ41間を通ると、不要な端縁部が走行ラインPLに沿って断裁(トリミング)されて、段ボールウェブWの幅が仕上り寸法となる。
受けロール31は、矢印a方向に向いて上部支持フレーム32に回転軸33を介して回転可能に装着され、段ボールウェブWの走行に伴って矢印方向に従動する。支持フレーム32の側面には支持ブラケット34が固着され、支持ブラケット34に四角平面状のガイド板36が段ボールウェブWに対面して支軸37を中心に回動可能に軸支されている。また、支持ブラケット34の上方では、支持ブラケット35に支軸38を介して回動可能にエアシリンダ39が軸支されている。そして、エアシリンダ39のピストンロッド39aがガイド板36の背面に揺動可能に接続されている。
スリッタナイフ41は、矢印a方向に向けて受けロール31の端面に当接可能に配置され、支持ブラケット42に支軸43を介して回転可能に装着されている。支持ブラケット42は、支軸44を介して下部支持フレーム45に矢印d方向に回動可能に装着されている。支持フレーム45の内部には、ブラケット42を矢印d方向に上下動させて、スリッタナイフ41の高さを調整する駆動装置46が内蔵されている。駆動装置46によって受けロール31とスリッタナイフ41との接触圧が調整され、トリミング時には、受けロール31及びスリッタナイフ41は、段ボールウェブWの走行によって矢印方向に従動回転され、不要なトリム片Tを製品部Pから断裁し分離する。
スリッタナイフ41の下流側にあって、受けロール31又はスリッタナイフ41と段ボールウェブWの幅方向同一位置にトリムシュータ50が配置されている。トリムシュータ50は、連結部材52を介して支持フレーム45に一体に結合されている。トリムシュータ50の上端には、水平方向に段ボールウェブWの走行ラインPLの直ぐ下方に段ボールウェブWに対面して吸込口51が設けられ、吸込口51の周囲には水平方向にフランジ53が設けられている。トリムシュータ50は、蛇腹式の可撓性ダクト54を介してブロア55に接続されている。
こうして、トリムシュータ50及びその吸込口51は、スリッタナイフ41に一体に取り付けられ、スリッタナイフ41と共にウェブ幅方向に移動可能になっている。そして、スリッタナイフ41が段ボールウェブWのトリミングを行なう時は、スリッタナイフ41の直ぐ下流側で断裁されたトリム片Tに下側から対面する位置に配置される。
ブロア55には駆動モータ56及び駆動モータ56の回転を制御するインバータ装置57が設けられており、また、吸込口51から吸引したトリム片Tを下流側の図示省略の屑処理装置(例えばシュレッダ等)に搬送する管路58が接続されている。
上部支持フレーム32及び下部支持フレーム45は、段ボールウェブWの幅方向に常に同じ位置にあるように同期して移動する。端側スリッタナイフユニット30を含めて、段ボールウェブWの幅方向に配置された他のスリッタナイフユニットも、段ボールウェブWのオーダ変更に応じて、段ボールウェブWの幅方向の位置を移動可能に構成されている。
かかる構成により、ブロア55の稼動により、トリムシュータ50の内部が負圧状態となり、トリム片Tの先端部tが吸込口51の前を通る時、吸込口51から吸引力を受ける。
生産管理装置59は、コルゲートマシンのライン全体の運転を制御するものであり、段ボールウェブWのオーダ変更時に、各機器にオーダ変更のための指令を発信する。本実施形態においても、図8に示すように、スリッタスコアラを段ボールウェブWの走行方向に直列に2段設け、このうち一方は、コルゲートラインの運転中、段ボールウェブWの走行ラインPLから離れ、段ボールウェブWのオーダ変更のために待機している。
図3に示すように、スリッタスコアラより上流側に、ロータリシャ10が配設されている。ロータリシャ10では、段ボールウェブWの走行ラインPLを挟んで、互いに対向して設けられたナイフシリンダ11及び図示しないアンビルシリンダからなる切断装置を備えている。
ナイフシリンダ11は、段ボールウェブWの走行速度に同期して駆動装置12により回転駆動され、その周面には段ボールウェブWの幅方向に沿って図示しないナイフが取り付けられている。そして、ナイフシリンダ11とアンビルシリンダとを共に回転駆動させることにより、これらシリンダ間を搬送される段ボールウェブWを、幅方向に一部切断できるように構成されている。
本実施形態では、ロータリシャ10がトリムカッタとして作動し、ロータリシャ10により、段ボールウェブWのオーダ変更時に、段ボールウェブWの旧オーダと新オーダの境界となるオーダ変更ラインkに沿って符号cで示すトリム変更幅分だけ、段ボールウェブWを幅方向に断裁している。これで新オーダのトリム片Tの先端部tができる。
ロータリシャ10で該断裁時間が生産管理装置59に入力され、生産管理装置59では、ロータリシャ10とスリッタスコアラのスリッタナイフユニットとの距離、及び段ボールウェブWの走行速度から新オーダの段ボールウェブWのトリム片Tの先端部tが端側スリッタナイフユニット30に到達する時間を演算する。
そして、生産管理装置59でスリッタスコアラを操作し、オーダ変更ラインkがスリッタスコアラに到達すると同時に、新オーダで罫入及び断裁加工ができるようにスリッタスコアラを操作する。即ち、ここで、端側スリッタナイフユニット30の段ボールウェブ幅方向位置をセットアップすると共に、生産管理装置59で駆動装置46を操作し、スリッタナイフ41を段ボールシート走行ラインPLまで上昇させる。
また、生産管理装置59により、新オーダのトリム片Tの先端部tが端側スリッタナイフユニット30に到達するタイミング(実際には数秒前でよい)で、エアシリンダ39を操作してガイド板36を下降させ段ボールウェブWの走行ラインPLに近づける。例えば、ガイド板36の下端部と段ボールウェブWの上面との距離が10mmとなる位置まで下降させる。
ガイド板36の下降によって、吸込口51に吸い込まれる空気流の流路断面積が狭くなり、吸込口51に吸い込まれる空気流の流速が増大し、吸込力が増すので、トリム片Tの先端部tが吸込口51内に吸い込まれる。
トリム片Tの先端部tが吸込口51に吸い込まれた後は、トリム片Tが吸込口51に連続的に吸い込まれる。従って、一旦先端部tが吸い込まれた後は、生産管理装置59でインバータ装置56を制御して、ブロア55の回転数を低減して、ブロア55の動力を節減する。
なお、段ボールウェブWの走行速度又は坪量によっては、ガイド板36をトリム片Tの先端部tに近づけただけでは、トリム片Tの先端tが吸込口51に吸い込まれない場合がある。この場合は、ガイド板36を引き続きウェブ走行路PLまで下降させることにより、トリム片先端部tに接触させ、吸込口51に向かう押込み力を付加するようにする。
生産管理装置59には、予め段ボールウェブWの走行速度、坪量及びトリム片Tの幅寸法が入力され、これらの値に基づいて、生産管理装置59でガイド板36の下降量を調節するようにする。また、同時に、予め段ボールウェブWの走行速度、坪量及びトリム片Tの幅寸法によって、インバータ装置56を制御して、吸込口51に吸い込む空気流量を制御するようにする。
トリムシュータ50内に入ったトリム片Tは、ブロア55により吸引されて、管路58を通り、図示省略のシュレッダ等の屑処理装置に送られる。
本実施形態によれば、新オーダの段ボールウェブWのトリム片Tの先端部tがガイド板36により、トリムシュータ50の吸込口51に導かれるので、新オーダのトリム片Tを確実にトリムシュータ50内に導入させることができる。
また、トリムシュータ50及びガイド板36を端側スリッタナイフユニット30に一体に固設しているので、従来のように、トリムシュータ50を独立して位置決めさせる装置を設ける必要がない。従って、トリム処理装置の構成を簡素化でき、低コストとすることができる。
また、段ボールウェブWの製品部Pに接触させずにトリム片Tの先端部tを吸込口51に導入できるので、製品部Pに傷が付くことはない。特に、前述のように、ガイド板36をウェブ走行路PLまで移動させない場合には、製品部Pに傷が付くおそれは皆無である。
さらに、生産管理装置59で、ロータリシャ10で新旧オーダ変更点のトリム切断時点と段ボールウェブWの走行速度とから、トリム片先端部tがスリッタナイフユニットのトリム切断位置に到達する時間を演算し、新オーダのトリム片先端部tが端側スリッタナイフユニット30に到達するタイミングで、ガイド板36を下降してトリム片先端部tに当てるようにしているので、トリム片先端部tを確実にトリムシュータ50内に導入させることができる。
また、トリム片先端部tを吸込口51に導入した後、インバータ装置57を制御して、ブロア55の回転数を低減するようにしているので、ブロア55の動力を節減できる。
また、段ボールウェブWの走行速度、坪量及びトリム片Tの幅寸法に応じて生産管理装置59によりインバータ装置57を制御してブロア55による吸引空気流の流速を制御しているので、トリム片先端部tを一層確実に吸込口51に導入できる。
なお、本実施形態では、エアシリンダ39を上部支持フレーム32に設け、トリムシュータ50を下部支持フレーム45に設けているが、この代わりに、エアシリンダ39を下部支持フレーム45に設け、トリムシュータ50を上部支持フレーム32に設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、スリッタナイフ41が段ボールウェブ走行ラインPLの下方に配置された下刃切断方式であるが、本発明は、下刃切断方式の代わりに、スリッタナイフ41が段ボールウェブ走行ラインPLの上方に設けられた上刃切断方式にも適用可能である。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図4に基づいて説明する。図4において、本実施形態では、上部支持フレーム32の側面に、空気噴射装置61を取り付けたものである。空気噴射装置61に図示しない圧縮空気供給装置から圧縮空気e1を供給し、空気噴射装置61に設けられたノズル62から圧縮空気e2をトリム片Tに向けて噴射する。圧縮空気e2の噴射時期は、前記第1実施形態と同様に、生産管理装置59で演算して求め、生産管理装置59からの指令信号で圧縮空気e2を噴射させるようにする。その他の構成は前記第1実施形態と同一である。
本実施形態によれば、新オーダのトリム片Tの先端tが空気噴射装置61から圧縮空気e2をトリム片Tに向けて噴射し、該圧縮空気e2の噴射力によりトリム片Tの先端cをトリムシュータ50の吸込口51に押し込むことにより、トリム片先端tを確実にトリムシュータ50の内部に収納することができる。
また、トリムシュータ50及び空気噴射装置61を端側スリッタナイフユニット30に一体に固設しているので、これらの装置を独立して位置決めする装置を必要としない。また、上部支持フレーム32に空気噴射装置61を付設するだけで済むので、トリム処理装置を簡素化でき、低コストにすることができる。
本実施形態では、前記第1実施形態で得られる作用効果に加えて、空気噴射装置61に供給する圧縮空気量又は圧縮空気圧、及び圧縮空気eの噴射方向を調整することにより、トリム片先端部tを吸込口51内に向けることが容易になり、従って、トリム片先端部tを確実にトリムシュータ50内に導入することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3実施形態を図5に基づいて説明する。図5において、本実施形態は、前記第1実施形態の支持ブラケット34及び35を上部支持フレーム32に対して分離した支持板71に固着し、一方、支持レール72を上部支持フレーム32に水平方向に固着し、支持板71を垂直な姿勢のまま支持レール72にスライド可能に支持させた構成としている。そして、上部支持フレーム32の上面に横移動用サーボモータ73を取り付け、横移動用サーボモータ73の駆動軸をネジ軸74とし、ネジ軸74に支持板71に設けたネジ孔を螺合させている。その他の構成は第1実施形態と同一である。
本実施形態では、横移動用サーボモータ73を稼動させることによって、ガイド板36の矢印a方向位置を可変とすることができる。段ボールウェブWの走行速度、坪量又はトリム片Tの幅寸法によって、トリム片先端部tの下方への撓み量は異なる。そのため、トリム片先端部tの撓み量に応じてガイド板36の矢印a方向位置を調節することにより、ガイド板36によりトリム片Tに作用させる押込み力を最適にできる。
(実施形態4)
次に、本発明の第4実施形態を図6に基づいて説明する。図6において、本実施形態は、ガイド板36をウェブ走行路PLに対して接近又は離間させる動きを昇降用サーボモータ81で行なうように構成している。即ち、昇降用サーボモータ81をその駆動軸がウェブ走行路PL側に向くように上部支持フレーム32に取り付け、該駆動軸にネジ軸82を取り付けている。ネジ軸82は、上部支持フレーム32に上下に固着されたブラケット83及び84に回動可能に支持されている。ガイド板36と一体の基部85にネジ孔が設けられ、該ネジ孔がネジ軸82に螺合している。その他の構成は、第1実施形態と同一である。
かかる構成において、生産管理装置59からの指令信号により昇降用サーボモータ81を作動させて、ガイド板36の上下方向位置を定めるようにしている。これによって、昇降用サーボモータ81の回転数によりガイド板36の上下方向位置を定めることができるため、ガイド板36の上下方向位置を正確に設定できる。また、昇降用サーボモータ81を用いるだけの簡単な構成とすることができる。
(実施形態5)
前記第1〜第4実施形態において、図7に示すように、ガイド板36の先端部にガイドローラ91を設けるように設けるようにしてもよい。ガイドローラ91は、ガイド板36の先端部にウェブ幅方向に回動可能に軸支されている。
矢印a方向に走行してきた段ボールウェブWは、両端縁部がトリミングされた後、トリム片先端部tがガイドローラ91によってガイドされてトリムシュータの吸込口に円滑に導入される。従って、製品部Pを傷付けずにトリム片Tを円滑にトリムシュータに導入できる。
Claims (11)
- 走行する段ボールウェブの幅方向にウェブ幅方向位置を変更可能に装着された複数のスリッタナイフユニットにより、段ボールウェブを走行方向に切断すると同時に、
両側端に設けられた端側スリッタナイフユニットにより該段ボールウェブの両端縁部の不要部分を走行方向にトリミングし、トリム片をトリムシュータに吸引するようにしたコルゲートマシンのトリム処理方法において、
前記端側スリッタナイフユニットにトリムシュータの吸込口を一体に取り付けて該吸込口が端側スリッタナイフユニットのウェブ幅方向移動に追従して常にウェブ走行方向下流側に位置するようにし、
該端側スリッタナイフユニットのウェブ走行路を挟んで該吸込口と対向する位置に設けた押込み部材をトリム片の先端部が到達したタイミングに合わせてトリム片に接近させることにより、該吸込口に吸い込まれる空気流の流路断面積を狭くし、該空気流の流速を増大させてトリム片の吸引力を増大させるようにしたことを特徴とするコルゲートマシンのトリム処理方法。 - 前記押込み部材を段ボールウェブに接近させてトリム片の吸引力を増大させた後、引き続き該押出し部材をトリム片に接触させてトリム片を前記吸込口に押し込むようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコルゲートマシンのトリム処理方法。
- トリム片の先端部を前記吸込口の内部に吸引させた後、吸引力を発生する空気吸引装置の吸引流量を低減するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコルゲートマシンのトリム処理方法。
- 段ボールウェブの走行速度、坪量又はトリム片の幅寸法に応じて前記吸込口に吸い込まれる空気流の流速を調節するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のコルゲートマシンのトリム処理方法。
- 走行する段ボールウェブの幅方向にウェブ幅方向位置を変更可能に装着された複数のスリッタナイフユニットにより、段ボールウェブを走行方向に切断すると同時に、
両側端に設けられた端側スリッタナイフユニットにより該段ボールウェブの両端縁部の不要部分を走行方向にトリミングし、トリム片をトリムシュータに吸引するようにしたコルゲートマシンのトリム処理装置において、
前記端側スリッタナイフユニットの下流側に吸込口が位置するように該端側スリッタナイフユニットに一体に取り付けられたトリムシュータと、
該端側スリッタナイフユニットのウェブ走行路を挟んで該吸込口と対向する位置に設けられトリム片の先端部に該トリムシュータの吸込口に向う押込み力を付与する押込み装置と、
トリムシュータ内雰囲気を吸引してトリムシュータ内を負圧にする空気吸引装置と、を備え、
端側スリッタナイフユニットで不要部分をトリミングし、トリム片を前記押込み部材でトリムシュータ内に押し込みトリムシュータ内を吸引搬送するように構成したことを特徴とするコルゲートマシンのトリム処理装置。 - 前記押込み装置が、前記トリムシュータの吸込口に対面する位置でウェブ走行路に進入又は離脱自在に配置された押込み部材と、該押込み部材をウェブ走行路に進入させてトリム片の先端部をトリムシュータの吸込口に向かって押し込む駆動装置と、からなることを特徴とする請求項5に記載のコルゲートマシンのトリム処理装置。
- 前記押込み部材にトリム片に接してトリム片を前記トリムシュータの吸込口に案内するガイドローラを備えたことを特徴とする請求項6に記載のコルゲートマシンのトリム処理装置。
- 前記押込み部材を前記端側スリッタナイフユニットにウェブ走行方向に沿って移動可能に設けたことを特徴とする請求項6に記載のコルゲートマシンのトリム処理装置。
- 前記押込み装置が、トリム片の先端部に対してトリムシュータの吸込口に向う方向に空気流を吹き付けるエアパージ装置であることを特徴とする請求項5に記載のコルゲートマシンのトリム処理装置。
- 不要部分をウェブ幅方向に切断してトリム片の先端部を形成するトリムカッタと、該トリムカッタによる切断時点及びウェブ走行速度からトリム片の先端部がトリムシュータに到達する時間を演算し、トリム片の先端部がトリムシュータに到達した時に前記押込み装置を作動させる制御装置と、を備えたことを特徴とする請求項5〜9のいずれかの項に記載のコルゲートマシンのトリム処理装置。
- 前記空気吸引装置に吸引空気流量を調節可能なインバータ装置を設け、前記制御装置にトリム片の幅寸法又は坪量を入力し、該幅寸法又は坪量に応じて該インバータ装置により該吸引空気流量を制御するように構成したことを特徴とする請求項10に記載のコルゲートマシンのトリム処理装置。
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