JP2582023Y2 - 折機のフォーマミシン装置付き折導入部 - Google Patents

折機のフォーマミシン装置付き折導入部

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JP2582023Y2 JP1992082865U JP8286592U JP2582023Y2 JP 2582023 Y2 JP2582023 Y2 JP 2582023Y2 JP 1992082865 U JP1992082865 U JP 1992082865U JP 8286592 U JP8286592 U JP 8286592U JP 2582023 Y2 JP2582023 Y2 JP 2582023Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、折機のフォーマミシン
装置付き折導入部に関し、オフセット式輪転印刷機の印
刷済み用紙を折る折機などに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、オフセット式輪転印刷機等にお
いては、連続用紙(ウェブ)を連続して印刷部分に送っ
て高速印刷を行っており、連続的に送り出される印刷済
みの走行紙を適宜裁断して折り畳むために下流側に折機
が設けられている。
【0003】この折機においては、印刷された走行紙に
対して縦方向に二つ折り等する作業が適宜行われ、この
縦折り作業には三角板状のフォーマが用いられている。
そして、このフォーマによる縦折りを円滑に行うため
に、折目部分に予めミシン目を入れておくことがなされ
ており、このミシン目加工のためにフォーマミシン装置
が用いられている。
【0004】図3には、従来の折機のフォーマミシン装
置付き折導入部90の要部が示されている。図において、
図面手前側から水平に送り込まれる走行紙91は、その幅
方向に延びるドラックローラ92で下向きに曲げられてフ
ォーマ装置93に送り込まれる。フォーマ装置93は、ドラ
ックローラ92の下方に配置された二等辺三角形状のフォ
ーマ94と、その下端に配置された一対の誘導ローラ95と
で構成されている。
【0005】フォーマ94は幅狭となる下側が走行紙91の
走行部分に迫り出すように、つまり下側が図面手前側に
迫り出すように配置されており、ドラックローラ92から
の走行紙91は先ずフォーマ94に沿って進み、順次フォー
マ94の傾斜辺縁からはみ出した両側辺縁が図面奥側に折
り返され、フォーマ94の最下端で誘導ローラ95に挟まれ
ることで二つ折りされた状態となり、下方の図示しない
ニッピングローラに送られて確実に折り目を付けられ
る。
【0006】ここで、前述したニッピングローラでの折
目付けを安定して行えるようにするために、走行紙91に
はフォーマミシン装置96によって、折目を誘導するフォ
ーマミシン目加工が行われる。フォーマミシン装置96
は、ドラックローラ92に対して走行紙91を挟んで転動す
るミシン刃97を備え、このミシン刃97によりドラックロ
ーラ92との間に挟まれた走行紙91には縦方向のミシン目
99が形成されるようになっている。ミシン刃97は、モー
タ等でドラックローラ92に沿って移動されるブラケット
98に支持されており、ドラックローラ92の任意位置に転
動可能であり、通常はミシン目99がフォーマ装置93の折
目つけ位置に一致するように設定されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述した折
機のフォーマミシン装置付き折導入部90においては、走
行紙91の幅寸法や幅方向位置等の設定に応じて走行紙91
に形成すべき折目位置が多様に変化する。また、印刷作
業中においても、走行紙91のずれ等により折目位置を修
正する必要が生じることがある。このような際には、前
述したフォーマ装置93の折目つけ位置およびフォーマミ
シン装置96のミシン目99の形成位置を適宜調整する必要
がある。
【0008】しかし、これらの調整にあたっては、フォ
ーマ装置93の位置調整およびフォーマミシン装置96の位
置調整を別個に行わなければならなかった。特に、ミシ
ン目99はフォーマ装置93の折目つけ位置に一致する必要
があるため、フォーマミシン装置96の位置調整はフォー
マ装置93の位置調整が済んでから行わなければならなか
った。具体的には、先ずフォーマ装置93を走行紙91の幅
方向に移動させてフォーマ94の先端を所定の折目位置に
一致させ、続いてフォーマミシン装置96のブラケット98
をモータ等で移動させてミシン刃97によるミシン目99を
フォーマ装置93の折目つけ位置に一致させるという作業
を行っていた。
【0009】これらのことから、従来の折機のフォーマ
ミシン装置付き折導入部90では、折目位置の調整作業が
煩雑で時間がかかるという問題があり、段取り等の作業
効率が低下するとともに、印刷中の調整にあっては損紙
を多数生じるという問題があった。
【0010】本考案の目的は、折目位置に対する調整が
迅速かつ容易に行える折機のフォーマミシン装置付き折
導入部を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、輪転印刷機の
印刷部分から送られる走行紙の幅方向に1箇所の摺動面
で摺動可能なフレームに、前記走行紙を縦折りするフォ
ーマと、ブラケットと、このブラケットに片持ち支持さ
れて前記走行紙の幅方向に延びる回転軸を中心に回転可
能なガイドローラと、前記ブラケットにアームを介して
片持ち支持されるとともに前記走行紙を挟んで前記ガイ
ドローラに転動可能とされかつ前記フォーマで縦折りさ
れる前の前記走行紙の折り目部分にミシン目を形成する
ミシン刃と、前記フォーマの下端にその下端を挟んで対
抗配置され、前記縦折りされた走行紙を挟み込んでその
走行紙の下流側に送り込む誘導ローラとが一体的に設け
られ、前記アームは前記ブラケットに対して前記ミシン
刃が前記ガイドローラから離れる方向に回動可能かつ前
記走行紙の幅方向に微調整可能となっていることを特徴
とする。
【0012】
【作用】このような本考案においては、ミシン刃による
ミシン目位置フォーマによる折目つけ位置および誘導
ローラの位置等を予め合わせておき、ミシン目部分を折
目として縦折りを行う。ここで、走行紙の折目位置に変
更があった際には、摺動面が1箇所のフレームのみを移
動させてその折目つけ位置が新たな折目位置に合うよう
に調整する。この調整により、ミシン刃、ガイドローラ
およびフォーマ等もフレームに一体的に取り付けられて
いるので、ミシン目位置が走行紙の折目位置に合うよう
に自動的に調整される。
【0013】従って、フレームの位置を調整すれば、
シン刃およびフォーマ等の位置も自動的に調整され、
シン刃等の位置調整を省略できる。つまり、従来のよう
にフォーマおよびフォーマミシン装置の位置をそれぞれ
別個に調整する必要がなくなり、折目位置に対する調整
が迅速かつ容易に行えることになる。
【0014】さらに、ミシン刃を取り付けるアームがブ
ラケットに対して、ミシン刃がガイドローラから離れる
方向に回動可能なので、ミシン刃をガイドローラから離
隔させることにより、走行紙をミシン刃とガイドローラ
との間に挿通させることが容易となる。また、アームは
走行紙の幅方向に微調整可能なので、ミシン刃のみをよ
り正確な位置に移動させることができ、走行紙に対する
調整をより高精度に行える。
【0015】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2には、本考案に係る折機のフォ
ーマミシン装置付き折導入部10が示されている。折導入
部10は、オフセット輪転印刷機に付設される折機の前段
に設けられ、オフセット輪転印刷機の印刷部分(図示省
略、図1の図面手前側、図2の左側)から送られる印刷
済みのウェブ20を中央で切り離して二本のリボン21, 22
とし、これらのリボン21, 22をそれぞれ中央で縦折りし
て二つ折りリボン23, 24を形成するものである。
【0016】このために、折導入部10はウェブ20を切り
離すスリッタ11が転動するドラックローラ12を備えると
ともに、スリッタ11で切り離されたドラッグローラ12か
らの二本のリボン21, 22をそれぞれ縦折りするフォーマ
装置31, 32を備え、さらに各々の縦折りに先立って折目
部分にミシン目25, 26を形成しておくフォーマミシン装
置41, 42を備えている。なお、ドラッグローラ12からの
リボン21は、コンペンローラ13を経てフォーマ装置31に
送られている。ここで、一連のウェブ20、リボン21, 22
および二つ折りリボン23, 24が折導入部10における走行
紙である。
【0017】各フォーマ装置31, 32は、それぞれフレー
ム33の互いの外側側面に固定されたブラケット34に片持
ち支持されたガイドローラ35と、その下方に傾斜配置さ
れた二等辺三角形の板状のフォーマ36と、その下端に配
置された一対の誘導ローラ37とを備えている。フレーム
33は、適宜モータ等で移動されて各リボン21, 22の幅方
向に位置調整可能である。また、フォーマ装置31, 32
は、相互の接触干渉等を生じないように、各フレーム33
を前後にずらして配置されている。
【0018】ブラケット34は、フレーム33の互いに外側
となる側面に固定されている。ガイドローラ35は、ブラ
ケット34から片持ち状態で回転自在に支持され、略水平
に送られてくるリボン21, 22を下向きに送り出すもので
ある。ガイドローラ35の支持部分はリボン21, 22の幅方
向位置を微調整可能とされ、かつ全長はリボン21, 22の
全幅より十分長く設定されており、ガイドローラ35がリ
ボン21, 22の幅方向に移動してもリボン21, 22の全幅に
わたる巻回が維持されるようになっている。
【0019】フォーマ36は、幅狭となる下側がガイドロ
ーラ35からの下向きのリボン21, 22の走行部分に迫り出
す(つまり下側が図面手前側に迫り出す)ように配置さ
れている。このため、ガイドローラ35からの各リボン2
1, 22は、先ずフォーマ36に沿って進み、順次フォーマ3
6の傾斜辺縁からはみ出した両側辺縁が図面奥側に折り
返され、フォーマ36の最下端で二つ折り状態とされる。
なお、二つ折りされる折目の位置はフォーマ36の下端側
頂点の位置となる。誘導ローラ37は、フォーマ36の下端
を挟むように僅かな間隔で対向配置されている。このた
め、フォーマ36の最下端から送り出される二つ折り状態
の各リボン21, 22は、誘導ローラ37の間に挟み着けら
れ、それぞれ二つ折りリボン23, 24とされる。なお、リ
ボン21, 22の挿通等を容易にするために、各誘導ローラ
37は適宜モータ駆動等により互いの近接離隔方向へ移動
可能とされている。
【0020】各フォーマミシン装置41, 42は、それぞれ
リボン21, 22を挟んでフォーマ装置31, 32のガイドロー
ラ35に転動回転するミシン刃43を備えている。ミシン刃
43は、フォーマ装置31, 32のブラケット34から延びるア
ーム44で片持ち支持され、その支持部分はリボン21, 22
の幅方向位置を微調整可能である。アーム44は、ブラケ
ット34の上端に適宜モータ駆動等で回動可能に支持さ
れ、ミシン刃43をガイドローラ35から離隔させてリボン
21, 22の挿通等を容易にできるようになっている。
【0021】ミシン刃43の全周には所定間隔でミシン目
用の刃先45が形成され、転動するリボン21, 22にミシン
目25, 26を形成可能である。ここで、フォーマ装置31,
32のガイドローラ35には、所定位置に全周に及ぶ溝46が
形成され、ミシン刃43の刃先45が溝46内に挿入されるよ
うにすることでミシン目25, 26の形成が円滑かつ確実に
行えるようになっている。これらからなるフォーマミシ
ン装置41, 42は、ブラケット34に支持されることで、フ
ォーマ装置31, 32のリボン21, 22の幅方向の位置調整に
伴ってガイドローラ35やフォーマ36等と一体に移動可能
である。
【0022】このように構成された本実施例において
は、予め設置時や定期的な保守整備の際に各部の設定調
整をしておく。すなわち、フォーマ装置31, 32をリボン
21, 22の幅方向の所定位置にセットし、この状態でフォ
ーマミシン装置41, 42のミシン刃43をリボン21, 22の幅
方向に適宜移動させ、フォーマ装置31, 32の折目つけ位
置(フォーマ36の下端頂点位置)と一致するように設定
しておく。また、ガイドレール35をリボン21, 22の幅方
向に適宜移動させ、その溝46がミシン刃43の刃先45と一
致するように設定しておく。
【0023】これらの設定調整が終わったら、次のよう
な手順により走行紙の縦折り動作を行う。すなわち、印
刷部分からのウェブ20の先端をスリッタ11に通し、その
先端側の各リボン21, 22をドラッグローラ12, 13を経て
各ガイドローラ35に巻いて下方に導き、フォーマ36およ
び誘導ローラ37を通して二つ折りリボン23, 24の状態と
して下方へ引き出す。この状態で印刷機を稼働させれ
ば、印刷済みのウェブ20がスリッタ11で切り離され、リ
ボン21, 22の状態で各フォーマミシン装置41, 42でミシ
ン目25, 26を加工され、フォーマ装置31, 32でミシン目
25, 26部分で縦折りされて二つ折りリボン23, 24とされ
る。この際、各フォーマミシン装置41, 42によるミシン
目25, 26の位置は、これらを形成するミシン刃43がフォ
ーマ装置31, 32の折目つけ位置に一致するように予め設
定されているため、フォーマ装置31, 32においてはミシ
ン目25, 26の位置に確実に折り目がくることになり、良
好な縦折り状態が得られる。
【0024】一方、リボン21, 22の紙幅や折目位置が変
更になった場合や所期の位置からずれた場合には、フォ
ーマ装置31, 32をリボン21, 22の幅方向に移動させ、フ
ォーマ36下端の折目つけ位置が新たな折目位置あるいは
本来の折目位置にくるように調整する。この際、フォー
マミシン装置41, 42とフォーマ装置31, 32とは一体的に
構成されているため、各フォーマ装置31, 32をそのフォ
ーマ36が所期の折目位置となるように移動させれば、各
フォーマミシン装置41, 42のミシン刃43の位置も所期の
折目位置に自動的に移動される。また、ガイドローラ35
もフォーマ装置31, 32と一体的に移動するため、ガイド
ローラ35の溝46も常にフォーマミシン装置41, 42のミシ
ン刃43に対応した位置に維持される。従って、用紙幅や
折目位置に変更等があった場合でも、フォーマ装置31,
32の調整を行えば、他の調整は一切必要ないことにな
る。
【0025】このような本実施例によれば、次の示すよ
うな効果が得られる。すなわち、リボン21, 22の折目位
置にフォーマミシン装置41, 42でミシン目25, 26を形成
し、フォーマ装置31, 32で当該折目位置に折目が来るよ
うに縦折りすることで、縦折りの折目つけ位置とミシン
目25, 26の位置とを一致させることができ、ミシン目2
5, 26を折目にして縦折りを安定した状態で容易かつ確
実に行うことができる。
【0026】そして、フォーマミシン装置41, 42とフォ
ーマ装置31, 32とをリボン21, 22の幅方向へ一体的に移
動するように設けたため、リボン21, 22における折目位
置が変更になった場合でも、この変更に伴う作業を容易
かつ迅速に行える。つまり、フォーマ装置31, 32の折目
つけ位置の調整を行えば、これに従ってフォーマミシン
装置41, 42のミシン目25, 26の形成位置も自動的に調整
されるため、フォーマミシン装置41, 42の独自の調整を
省略することができる。従って、一回の調整でフォーマ
装置31, 32およびフォーマミシン装置41, 42を共に所期
の折目位置に合わせることができ、作業性を高めること
ができる。
【0027】特に、フォーマミシン装置41, 42をフォー
マ装置31, 32に支持させることにより、機械的な一体化
が行われるようにしたため、別個動作するものをリンク
させる等の構造が必要なく、構造を極めて簡略なものに
できる。また、フォーマミシン装置41, 42のミシン刃43
に対して、ガイドローラ35も一体に移動するようにした
ため、ミシン刃43の位置が変わってもその刃先45は常に
ガイドローラ35の溝46内に確実に挿入されることにな
り、ミシン目25, 26の形成を確実にできるとともに、リ
ボン21, 22の折目位置変更に伴う相互の位置調整作業な
どを省略でき、この点でも作業性を高めることができ
る。
【0028】一方、フォーマミシン装置41, 42のミシン
刃43、フォーマ装置31のガイドローラ35やフォーマ36等
はそれぞれ別個にリボン21, 22の幅方向位置を微調整で
きるようにしたため、設置時や保守点検時に各々の位置
が一致するように細かな調整を行うことができる。この
ため、フォーマミシン装置41, 42によるミシン目25, 26
の位置とフォーマ装置31の折目つけ位置とを予め合わせ
ておく際に正確な設定が行えるとともに、経年変化があ
っても再調整も容易に行え、前述した作業時の折目位置
変更による位置精度を確保することができる。
【0029】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、以下に示すような変形等も本考案に含まれ
るものである。すなわち、前記実施例では、フォーマミ
シン装置41, 42をフォーマ装置31, 32に支持させること
で機械的な一体化を行うようにしたが、これらの一体化
支持を実現するためのブラケット34やアーム44の形式や
支持位置等の具体的構造は前記実施例の形式に限らず、
実施にあたって適宜変更すればよい。
【0030】また、前記実施例のような支持による機械
的一体化に限らず、フォーマミシン装置41, 42とフォー
マ装置31, 32とをリボン21, 22の幅方向へ別個に移動自
在に設置し、各々を他のリンク部材等で結合して機械的
な一体化を図ってもよい。そして、フォーマミシン装置
41, 42とフォーマ装置31, 32とをリボン21, 22の幅方向
へ別個に移動自在に設置したうえ、各々を別個に駆動す
るモータ等を設け、これらの位置制御装置により各々の
位置が一致するように連動させるようにして各々の移動
を一体化させるようにしてもよい。
【0031】
【0032】一方、前記実施例では二台のフォーマミシ
ン装置41, 42つきフォーマ装置31,32を前後方向(図
2の左右方向)に交互配置したが、これらの二台は相互
の部材干渉等がなければ真横に並列配置してもよく、あ
るいは前後方向に位置調整可能として相対位置関係を選
択できるようにしてもよい。さらに、前記実施例ではリ
ボン21, 22の経路を異なるようにしたが、それぞれ略並
行に誘導するようにしてもよい。ただし、前記実施例の
ように二台のフォーマ装置31, 32等がある場合、相互の
リボン21, 22と装置部分との接触干渉を避ける必要があ
り、前記実施例のようなリボン21, 22の経路変更等の対
応を図ることが望ましい。
【0033】また、前記実施例ではウェブ20を二分割し
てリボン21, 22とし、このリボン21, 22を走行紙として
各々に各一台づつのフォーマ装置31, 32およびフォーマ
ミシン装置41, 42を対応させたが、ウェブ20を走行紙と
して各一台のフォーマおよびフォーマミシン装置を対応
させてもよい。さらに、フォーマミシン装置41, 42のミ
シン刃43やその刃先45、フォーマ装置31, 32のフォーマ
36、誘導ローラ37、ガイドローラ35やその溝46等の形
式、配置、形状や寸法等は任意であり、既存のものを参
照して実施時に適宜選択すればよい。
【0034】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案のフォーマ
ミシン装置付き折り導入部によれば、フォーマ、ガイド
ローラ、ミシン刃および誘導ローラ等をすべて、走行紙
の幅方向に1箇所の摺動面で移動可能なフレームに一体
的に設けたので、走行紙の初期の折目位置に対する各々
の位置をそれぞれ別個に調整する必要がなくなり、
た、折目位置の変更等があっても、フレームのみを1箇
所の摺動面で移動するだけでよいので、スムーズな動き
となり、走行紙に対する折目位置の調整を迅速に行える
とともに、容易かつ高精度に行うことができる。また、
ミシン刃を取り付けるアームがブラケットに対してミシ
ン刃がガイドローラから離れる方向に回動可能なので、
ミシン刃をガイドローラから離隔させることにより、走
行紙をミシン刃とガイドローラとの間に挿通させること
が容易となるとともに、アームは走行紙の幅方向に微調
整可能なので、ミシン刃のみをより正確な位置に移動さ
せることができ、走行紙に対する調整をより高精度に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面側断面図。
【図2】前記実施例を示す側面側断面図。
【図3】従来例を示す正面図。
【符号の説明】
10 折機のフォーマミシン装置付き折導入部 20 ウェブ 21, 22 リボン 23, 24 二つ折りリボン 25, 26 ミシン目 31, 32 フォーマ装置 33 フレーム 34 ブラケット 35 ガイドローラ 36 フォーマ 41, 42 フォーマミシン装置 43 ミシン刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 45/00 - 45/30 B41F 13/58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪転印刷機の印刷部分から送られる走行
    紙の幅方向に1箇所の摺動面で摺動可能なフレームに、
    前記走行紙を縦折りするフォーマと、ブラケットと、こ
    のブラケットに片持ち支持されて前記走行紙の幅方向に
    延びる回転軸を中心に回転可能なガイドローラと、前記
    ブラケットにアームを介して片持ち支持されるとともに
    前記走行紙を挟んで前記ガイドローラに転動可能とされ
    かつ前記フォーマで縦折りされる前の前記走行紙の折り
    目部分にミシン目を形成するミシン刃と、前記フォーマ
    の下端にその下端を挟んで対抗配置され、前記縦折りさ
    れた走行紙を挟み込んでその走行紙の下流側に送り込む
    誘導ローラとが一体的に設けられ、前記アームは前記ブ
    ラケットに対して前記ミシン刃が前記ガイドローラから
    離れる方向に回動可能かつ前記走行紙の幅方向に微調整
    可能となっていることを特徴とする折機のフォーマミシ
    ン装置付き折導入部。
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