JP2011178533A - 紙面折り畳み装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷物の見開き面の少なくとも1ページに、内側に折り畳む折り畳み紙面を連続して形成する紙面折り畳み装置において、使用するウエブの幅の変更に対応可能とする機構を提供すること。
【解決手段】センターローラー6は、その長さが変更可能であるか、長さの異なるものに交換可能とし、アウトサイドターンバー8a,8bは、その長さが変更可能であるか、又は長さの異なるものに交換可能とし、一対のインサイドターンバー7a,7b及びアウトサイドターンバー8a,8bのうち、少なくとも一方のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bは、ウエブの走行方向に対する傾斜角度を保持したままウエブの走行方向に対して直角方向に移動可能とした。
【選択図】図5
【解決手段】センターローラー6は、その長さが変更可能であるか、長さの異なるものに交換可能とし、アウトサイドターンバー8a,8bは、その長さが変更可能であるか、又は長さの異なるものに交換可能とし、一対のインサイドターンバー7a,7b及びアウトサイドターンバー8a,8bのうち、少なくとも一方のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bは、ウエブの走行方向に対する傾斜角度を保持したままウエブの走行方向に対して直角方向に移動可能とした。
【選択図】図5
Description
本発明は、新聞等の印刷物を製作する輪転印刷機において、印刷物の見開き面の少なくとも1ページに、内側に折り畳む折り畳み紙面を連続して形成する紙面折り畳み装置に関する。
印刷物の見開き面の任意のページに、内側に折り畳まれた折り畳み紙面を形成すると、2ページを超えることによりワイドな紙面を提供することができるので、印刷物の内容に、より特色を持たせ、またダイナミックな編集が可能となる。
このような折り畳み紙面を連続して形成する紙面折り畳み装置として、特許文献1に記載のものがある。
図8は、この特許文献1の紙面折り畳み装置の基本構成と動作を示す概念図である。同図では、4ページ幅のウエブWを使用して見開き2ページ幅の印刷物を並列に2セット製作する例を示す。
通常、輪転印刷機の複数の印刷部で印刷された4ページ幅のウエブWは、それぞれウエブパス部2を通って重ねられると共に2ページ幅にスリットされ、折り部3のフォーマー3aで中央を縦に二つ折りされて、見開き2ページ幅の印刷物となる。
一方、全幅で4ページ幅となるように折り畳み紙面を形成する場合、ウエブパス部2に組み込まれた紙面折り畳み装置4を使用する。この紙面折り畳み装置4を使用する場合、折り畳み紙面を形成しようとするウエブW1をターンバーで1ページ幅分、位相変更して、紙面折り畳み装置4へ導入し、折り畳み紙面を形成した後、他のウエブと重ね、折り部3へ送る。なお、説明の便宜上、紙面折り畳み装置4に導入されるウエブをW1、その他のウエブをWと区別するが、当然、ウエブWとウエブW1の幅は同一である。
紙面折り畳み装置4は、走行するウエブW1の内側にウエブW1を折り畳む一対のインサイドターンバー7a,7bを備える。各インサイドターンバー7a,7bの一端はそれぞれウエブW1の両縁に位置させると共に、各インサイドターンバー7a,7bの他端はそれぞれウエブW1の折り畳み紙面の折り目に位置するように傾斜させる。各インサイドターンバー7a,7bの前記他端の間には、ウエブW1を内側に折り畳むために、両端にノーズを有するセンターローラー6がウエブの走行方向に直角に配置される。センターローラー6の両端のノーズ近傍から一対のアウトサイドターンバー8a,8bの先端がウエブW1の幅の二つ折り線(フォーマー3aで二つ折りされる位置)に向かって傾斜して折り畳むウエブW1の外側に配置される。
このような紙面折り畳み装置4を使用することで、図9に示すように二つ折りされた両ぺージに内側に折り畳み紙面を形成した、全幅で4ページ幅の紙面Sが得られる。ここで、図9中のS1が図8のフォーマー3aで二つ折りされた位置であり、S2がセンターローラー6両端のノーズで折り畳まれた位置である。
ところで、我が国における新聞各紙のページ幅はほぼ同一であるため、輪転印刷機で使用するウエブの幅も一定である。したがって、図8に示す紙面折り畳み装置4も、ある特定のウエブ幅専用として設計されていた。しかし、海外に目を向けると、一口に新聞と言っても様々なページ幅のものがあり、輪転印刷機で使用するウエブの幅も一定ではない。
使用するウエブの幅の変更に対し、図8に示す紙面折り畳み装置4は対応できない。すなわち、ウエブ幅が変わると、折り畳み紙面の折り目の位置、すなわちセンターローラー6両端のノーズで折り畳むべきウエブ幅方向の位置も変わるので、センターローラー6の長さが一定の図8の紙面折り畳み装置4ではウエブ幅の変更に対応できない。
また、ウエブ幅が変わると、フォーマー3aで二つ折りすべきウエブ幅方向の位置も変わる。フォーマー3aについては、特許文献2に開示されているように、フォーマー3aのウエブ幅方向の位置を調整する機構を設けることで対応可能である。一方、図8の紙面折り畳み装置4では、アウトサイドターンバー8a,8bの先端位置がウエブW1の二つ折りの位置になるが、アウトサイドターンバー8a,8bの位置は固定されているので、フォーマー3aのウエブ幅方向の位置調整に追従できない。この点からも、図8の紙面折り畳み装置4ではウエブ幅の変更に対応できない。
本発明が解決しようとする課題は、印刷物の見開き面の少なくとも1ページに、内側に折り畳む折り畳み紙面を連続して形成する紙面折り畳み装置において、使用するウエブの幅の変更に対応可能とする機構を提供することにある。
本発明の紙面折り畳み装置は、印刷部で印刷された複数のウエブを重ねた後、折り部で紙面の中央を縦に二つ折りにする輪転印刷機において、印刷部と折り部との間のウエブパス部に組み込まれ、印刷物の見開き面の少なくとも1ページに、内側に折り畳む折り畳み紙面を連続して形成する紙面折り畳み装置であって、
走行するウエブの内側にウエブを折り畳む一対のインサイドターンバーを配置し、各インサイドターンバーの一端はそれぞれウエブの両縁に位置させると共に、各インサイドターンバーの他端はそれぞれウエブの折り畳み紙面の折り目に位置するように傾斜させ、各インサイドターンバーの前記他端の間には、ウエブを内側に折り畳むための、両端にノーズを有するセンターローラーがウエブの走行方向に直角に配置され、センターローラーの両端のノーズ近傍から一対のアウトサイドターンバーの先端がウエブの幅の二つ折り線に向かって傾斜して折り畳むウエブの外側に配置されており、
センターローラーは、その長さが変更可能であるか、長さの異なるものに交換可能であり、
各アウトサイドターンバーは、その長さが変更可能であるか、又は長さの異なるものに交換可能であり、
一対のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーのうち、少なくとも一方のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーは、ウエブの走行方向に対する傾斜角度を保持したままウエブの走行方向に対して直角方向に移動可能であることを特徴とするものである。
走行するウエブの内側にウエブを折り畳む一対のインサイドターンバーを配置し、各インサイドターンバーの一端はそれぞれウエブの両縁に位置させると共に、各インサイドターンバーの他端はそれぞれウエブの折り畳み紙面の折り目に位置するように傾斜させ、各インサイドターンバーの前記他端の間には、ウエブを内側に折り畳むための、両端にノーズを有するセンターローラーがウエブの走行方向に直角に配置され、センターローラーの両端のノーズ近傍から一対のアウトサイドターンバーの先端がウエブの幅の二つ折り線に向かって傾斜して折り畳むウエブの外側に配置されており、
センターローラーは、その長さが変更可能であるか、長さの異なるものに交換可能であり、
各アウトサイドターンバーは、その長さが変更可能であるか、又は長さの異なるものに交換可能であり、
一対のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーのうち、少なくとも一方のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーは、ウエブの走行方向に対する傾斜角度を保持したままウエブの走行方向に対して直角方向に移動可能であることを特徴とするものである。
本発明によれば、センターローラーの長さを変更し、かつ各アウトサイドターンバーの長さを変更すると共に、一対のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーのうち、少なくとも一方のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーをウエブの走行方向に対して直角方向に移動させることで、使用するウエブの幅の変化に合わせて、折り畳み紙面の折り目の位置となるセンターローラー両端のノーズの位置、及び2つ折りの位置となる各アウトサイドターンバーの先端位置を変更できるので、使用するウエブの幅の変更に対応可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の紙面折り畳み装置を組み込んだ新聞用の輪転印刷機を示す全体図である。複数の印刷部1で印刷されたウエブWは、それぞれガイドローラーからなるウエブパス部2を通って重ねられた後、折り部3へ送られる。折り部3では、折り機のフォーマーでウエブの中央を縦に二つ折り(以下「第1折り」という。)し、次いで1ページ長さに切断した後、さらに長手方向の中央を二つ折り(以下「第2折り」という。)して、排紙装置により排出する。このラインは、通常の公知の新聞印刷ラインである。
この新聞印刷ラインのウエブパス部2に本発明の紙面折り畳み装置4が組み込まれる。紙面折り畳み装置4で折り畳み紙面を形成する場合、先に図8でも説明したように、折り畳み紙面を形成しようとするウエブW1をターンバー5で1ページ分、位相変更して、紙面折り畳み装置4へ導入し、折り畳み紙面を形成した後、他のウエブと重ね、折り部3へ送り、第1折り、切断、第2折りを行って、折り畳み紙面を持った新聞を製作する。
まず、紙面折り畳み装置の基本構成を説明する。図2は本発明においてページを折り畳む過程を示す説明図、図3は紙面の両ページに折り畳み紙面を形成する紙面折り畳み装置の一実施例の斜視図である。なお、図2及び図3では、本発明の理解を容易にするために、本装置を上下逆向きに、また、図2では、通常のウエブ幅の半分のウエブに折り畳み紙面を形成する一方の側のみを示している。
図2において、走行するウエブの半分の幅の折り畳み紙面を形成するには、走行するウエブのa点を折り畳みながらg点に持ってゆく必要がある。そのため、ウエブ幅の1/2のb点からf点へ、c点からg点に走行する部分の長さが、agの長さと同じになるようにする(ag=bd+df=ce+eg)。そのためにde間に折り目を設け、図3に示すように、この部分にセンターローラー6を配置する。
また、ウエブの端a点をg点に持ってゆく過程において、各部分においてウエブのたるみや破れが生じないようにするため、図3に示すように、ウエブW1の内側にインサイドターンバー7a,7b、ウエブW1の外側にアウトサイドターンバー8a,8bを配置する。
また、紙面折り畳み装置4のウエブ入口には、図3に示すように走行するウエブW1を案内するインレットローラー9がウエブW1の走行方向に直角に配置される。そして、インレットローラー9に近接して一対のインサイドターンバー7a,7bがウエブW1の内側に位置するように両側に配置される。各インサイドターンバー7a,7bの一端(図3において上部)はそれぞれウエブW1の両縁に位置し、インサイドターンバー7a,7bの他端(図3において下端)は、それぞれウエブW1の折り畳み紙面の折り目、本実施例では、ウエブW1の幅の1/4に位置するように傾斜して配置される。
各インサイドターンバー7a,7bの他端の間には、ウエブW1を内側に折り込むため、センターローラー6がウエブW1の走行方向に直角に配置される。センターローラー6の幅はウエブW1の幅の約1/2である。センターローラー6はウエブW1を押圧するために昇降可能に設けられる。センターローラー6は、インサイドターンバー7a,7bと後述するアウトサイドターンバー8a,8bとの境界に位置し、ウエブW1の方向を変更すると共に、ウエブW1の何れの部分も同じ長さのコースとなるように設置され、微細な位置調整ができるようにする。
センターローラー6の両端から一対のアウトサイドターンバー8a,8bの先端がウエブW1の幅の二つ折り線に向かって傾斜して配置され、アウトサイドターンバー8a,8bの先端でウエブW1が完全に折り畳まれるようにする。
図4に示すように、アウトサイドターンバー8a,8bのセンターローラー6側は、平面視でインサイドターンバー7a,7bの外側に重なって位置するように配置する。また、センターローラー6の両端には、既存のフォーマー板の先端のノーズと同じ作用を持つ、3次元のカーブを有するノーズ10が設けられる。センターローラー6内には、支持アーム11に固定された軸12が配置され、センターローラー6は軸12に回転自在に枢着されている。ノーズ10は、センターローラー6の両端から間隔をおいて軸12に、位置を微調整した後、固定される。
図3に戻って、アウトサイドターンバー8a,8bの先端部分にはアウトレットローラー13が間隔をおいてウエブW1の走行方向に直角に配置されている。さらに、紙面折り畳み装置4の下流側には、通常の折り部3の折り機に設置されたフォーマー3aが配置される。
なお、インサイドターンバー7a,7b、アウトサイドターンバー8a,8bは、何れもウエブW1が滑り接触するので、摩擦抵抗を軽減する目的で、ターンバー内部より多数の小孔を通じて、圧縮空気を吹き出してウエブW1との間にエアーフィルムを作るエアークッション付きとすることが好ましい。
次に、紙面折り畳み装置の基本動作について説明する。
図3において、走行するウエブW1は、両縁がインレットローラー9とインサイドターンバー7a,7bとの隙間を通過し、さらにアウトサイドターンバー8a,8bの内側を通過しながらウエブW1の両外側1/4が内側に折り畳まれ、アウトサイドターンバー8a,8bの先端の隙間を抜けると、ウエブW1の両側で内側に折り畳み紙面が形成される。
折り畳み紙面が形成されたウエブW1は、他のコースを通ってきたウエブと重ね合わせられ、紙面折り畳み装置の下流側に配置されたフォーマー3aにより紙面の中央を縦に二つ折りにして、裁断された後、排紙装置により排出する。
次に、本発明の紙面折り畳み装置の特徴部分について説明する。
図5は本発明の紙面折り畳み装置を示す平面図、図6はその側面図である。なお、図5は4ページ幅でウエブ幅1400mmに対応させた状態を示す。
一対のインサイドターンバー7a,7b及びアウトサイドターンバー8a,8bのうち、駆動側(GS)のインサイドターンバー7a及びアウトサイドターンバー8aは、それぞれ微調整機構14によって位置調整された後は、輪転印刷機のフレームに固定された基礎フレーム15に対してその設置位置は固定される。
一方、操作側(HS)のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bも同様に微調整機構14によって位置調整されるが、位置調整後、ウエブの走行方向に対する傾斜角度を保持したままウエブの走行方向に対して直角方向に移動可能である。具体的には、操作側のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bは、支持フレーム16によって一体的に支持され、この支持フレーム16が基礎フレーム15に、ウエブの走行方向に対して直角方向に移動可能に取り付けられる。支持フレーム16を基礎フレーム15に対して移動可能とする機構としては、レールを使用した機構等、周知の機構を採用でき、移動させた後、ボルト等で固定する。
また、アウトサイドターンバー8a,8bは、その先端部分8a−1,8b−1が着脱可能であり、この先端部分8a−1,8b−1を着脱することで、長さが変更可能である。ウエブ幅1400mmに対応させた図5の状態では先端部分8a−1,8b−1を装着する。
両端にノーズ10を有するセンターローラー6は、アウトサイドターンバー8a側の基礎フレーム15及びアウトサイドターンバー8b側の支持フレーム16から立ち上げた支持アーム11に対して着脱可能であり、長さの異なるものに交換可能である。ウエブ幅1400mmに対応させた図5の状態では、折り畳み紙面の幅、すなわちウエブ幅の1/2の700mmの長さのセンターローラー6を取り付ける。ここで言うセンターローラー6の長さとは、センターローラー6両端のノーズ10の折り目対応位置間の長さを言い、以下も同じである。
図7は、ウエブ幅1270mmに対応させた状態の本発明の紙面折り畳み装置を示す平面図である。
ウエブ幅1270mmに対応するには、先に図8で説明したように、フォーマー3aのウエブ幅方向の位置変更に合わせて、アウトサイドターンバー8a,8bの先端位置をウエブ幅方向に変更する必要がある。そこで、図7の状態では、図5で使用していたアウトサイドターンバー8a,8bの先端に固定ボルト17で固定していた先端部分8a−1,8b−1を取り外し、長さの短い先端部分8a−2,8b−2を装着すると共に支持フレーム16を基礎フレーム15に固定していた固定ボルト18を外した上で、支持フレーム16によって一体的に支持されている操作側のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bを、ウエブの走行方向に対して直角方向に移動させ、固定ボルト18で固定して図7の状態とする。なお、基礎フレーム15には固定ボルト18を装着するためのねじ孔19が、ウエブの走行方向に対して直角方向に間隔をおいて複数設けられており、図7の状態では、図5の状態よりも駆動側のねじ孔19を使用する。
上述の操作側のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bの移動量は、ウエブ幅の変更分(1400−1270mm)の1/2、すなわち65mmである。そして、アウトサイドターンバー8a,8bの先端部分8a−1,8b−1と先端部分8a−2,8b−2の長さの差は、前記の移動量(65mm)だけ操作側のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bをウエブの走行方向に対して直角方向に移動させたときに、アウトサイドターンバー8a,8bの先端部分8a−2,8b−2が付き合うような長さとする。すなわち、先端部分8a−1,8b−1と先端部分8a−2,8b−2の長さの差は、ウエブ幅の変更分と、アウトサイドターンバー8a,8bのウエブの走行方向に対する傾斜角度によって一義的に決まる。なお、2種類のウエブ幅に対応するだけでなく、3種類のウエブ幅に対応可能とするには、例えば先端部分8a−1,8b−1を2分割して、ウエブ幅に対応させて、アウトサイドターンバー8a,8bの長さを3段階に変更可能としたり、長さの異なる先端部分を複数準備しておけばよい。
このように、アウトサイドターンバー8a,8bの長さを変更する共に、操作側のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bをウエブの走行方向に対して直角方向に移動させることで、使用するウエブの幅の変化に合わせて、2つ折りの位置となるアウトサイドターンバー8a,8bの先端位置を変更できる。
また、図7の状態では、ウエブ幅1270mmに対応するために、ウエブ幅1400mmに対応させた図5の状態における700mm長さのセンターローラー6に替えて、ウエブ幅1270mmの1/2の635mmの長さのセンターローラー6を取り付ける。センターローラー6は固定カバー20を固定ボルト21で支持アーム11に固定することによって、基礎フレーム15及び支持フレーム16に固定されており、上述の交換の際には固定カバー20及び固定ボルト21を取り外す。
このように、センターローラー6の長さを変更することで、使用するウエブの幅の変化に合わせて、折り畳み紙面の折り目の位置となるセンターローラー6両端のノーズ10の位置を変更できる。
以上のように本発明の紙面折り畳み装置4では、使用するウエブの幅の変化に合わせて、折り畳み紙面の折り目の位置となるセンターローラー6両端のノーズ10の位置、及び2つ折りの位置となるアウトサイドターンバー8a,8bの先端位置を変更できるので、使用するウエブの幅の変更に対応可能である。
なお、以上の実施例では、アウトサイドターンバー8a,8bの先端部分を着脱可能とすることで、アウトサイドターンバー8a,8bの長さを変更するようにしたが、長さの異なるものに交換することでアウトサイドターンバー8a,8bの長さを変更してもよい。ただし、新しいアウトサイドターンバー8a,8bに交換する場合、その交換作業や微調整機構14による位置調整の作業などが必要になるため、先端部分の着脱によってアウトサイドターンバー8a,8bの長さを変更する方が好ましい。
また、実施例では、使用するウエブの幅の変更に対応するため、操作側のインサイドターンバー7b及びアウトサイドターンバー8bを移動させるようにしたが、操作側と駆動側の両方を移動させるようにしてもよい。
さらに、実施例では、センターローラー6は、長さの異なるものに交換することによって、その長さを変更するようにしたが、長さを変更可能なセンターローラー6を使用すれば、交換する必要はない。
1:印刷部
2:ウエブパス部
3:折り部
3a:フォーマー
4:紙面折り畳み装置
5:ターンバー
6:センターローラー
7a,7b:インサイドターンバー
8a,8b:アウトサイドターンバー
8a−1,8b−1,8a−2,8b−2:アウトサイドターンバーの先端部分
9:インレットローラー
10:ノーズ
11:支持アーム
12:軸
13:アウトレットローラー
14:微調整機構
15:基礎フレーム
16:支持フレーム
17,18:固定ボルト
19:ねじ孔
20:固定カバー
21:固定ボルト
W、W1:ウエブ
2:ウエブパス部
3:折り部
3a:フォーマー
4:紙面折り畳み装置
5:ターンバー
6:センターローラー
7a,7b:インサイドターンバー
8a,8b:アウトサイドターンバー
8a−1,8b−1,8a−2,8b−2:アウトサイドターンバーの先端部分
9:インレットローラー
10:ノーズ
11:支持アーム
12:軸
13:アウトレットローラー
14:微調整機構
15:基礎フレーム
16:支持フレーム
17,18:固定ボルト
19:ねじ孔
20:固定カバー
21:固定ボルト
W、W1:ウエブ
Claims (2)
- 印刷部で印刷された複数のウエブを重ねた後、折り部で紙面の中央を縦に二つ折りにする輪転印刷機において、印刷部と折り部との間のウエブパス部に組み込まれ、印刷物の見開き面の少なくとも1ページに、内側に折り畳む折り畳み紙面を連続して形成する紙面折り畳み装置であって、
走行するウエブの内側にウエブを折り畳む一対のインサイドターンバーを配置し、各インサイドターンバーの一端はそれぞれウエブの両縁に位置させると共に、各インサイドターンバーの他端はそれぞれウエブの折り畳み紙面の折り目に位置するように傾斜させ、各インサイドターンバーの前記他端の間には、ウエブを内側に折り畳むための、両端にノーズを有するセンターローラーがウエブの走行方向に直角に配置され、センターローラーの両端のノーズ近傍から一対のアウトサイドターンバーの先端がウエブの幅の二つ折り線に向かって傾斜して折り畳むウエブの外側に配置されており、
センターローラーは、その長さが変更可能であるか、長さの異なるものに交換可能であり、
各アウトサイドターンバーは、その長さが変更可能であるか、又は長さの異なるものに交換可能であり、
一対のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーのうち、少なくとも一方のインサイドターンバー及びアウトサイドターンバーは、ウエブの走行方向に対する傾斜角度を保持したままウエブの走行方向に対して直角方向に移動可能である紙面折り畳み装置。 - 各アウトサイドターンバーは、その先端部分が着脱可能であって、先端部分を着脱することによって長さが変更可能である請求項1に記載の紙面折り畳み装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140610 |