JPH08149761A - ステータ及びその製造方法 - Google Patents

ステータ及びその製造方法

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JPH08149761A
JPH08149761A JP27953994A JP27953994A JPH08149761A JP H08149761 A JPH08149761 A JP H08149761A JP 27953994 A JP27953994 A JP 27953994A JP 27953994 A JP27953994 A JP 27953994A JP H08149761 A JPH08149761 A JP H08149761A
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JP
Japan
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stator
piece
stator piece
recess
rotor
Prior art date
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Application number
JP27953994A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Miyazawa
一幸 宮沢
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はステータ及びその製造方法に関し、
特に、プレス加工によってステータ片とロータ片を同時
打抜きできることを目的とする。 【構成】 本発明によるステータ及びその製造方法は、
共通の鉄心材(1)からステータ片(2)とロータ片(3)を同
時に打抜き、ステータ片(2)の一部に同心状に凹部(10)
を形成することにより、ステータ片(2)の内径を縮小さ
せることによって、ステータ片(2)とロータ片(3)の同時
打抜きを可能とする構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステータ及びその製造
方法に関し、特に、プレス加工によってステータ片とロ
ータ片を同時打抜きできるようにするための新規な改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のステータ
の製造方法としては、モータのロータとステータとの間
のエアギャップが小さく、特に、ステップモータの場合
には数10ミクロンであるため、ステータ鉄心コア用金
型とロータ鉄心コア用金型により別々に独立してプレス
加工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のステータの製造
方法は、以上のように構成されていたため、次のような
課題が存在していた。すなわち、ステータ片とロータ片
を別々の金型及びプレス機を用いて加工しなければなら
ないため、プレス機の台数が多く必要となりコストアッ
プとなると共に、素材である鉄心材の利用効率が低下す
ることになっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、プレス加工によってステー
タ片とロータ片を同時打抜きできるようにしたステータ
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるステータ
は、プレス加工されたステータ片の一部に、同心状にプ
レスで押された凹部が設けられている構成である。
【0006】さらに詳細には、前記凹部の深さが、約
0.01〜0.05mmとした構成である。
【0007】さらに詳細には、前記凹部は、前記ステー
タ片から内側放射方向に突出した極ヨーク部に形成され
ている構成である。
【0008】さらに詳細には、前記ステータ片はステッ
プモータ用とした構成である。
【0009】本発明によるステータの製造方法は、鉄心
材からプレス加工により打抜かれた輪状のステータ片の
一部に、プレス加工によって同心状に凹部を形成し、こ
の凹部の形成によって前記ステータ片の内径を打抜時の
内径よりも縮小する方法である。
【0010】さらに詳細には、前記鉄心材から前記ステ
ータ片および前記ステータ片の内側に位置する円板状の
ロータ片を同時に打抜く方法である。
【0011】さらに詳細には、前記ステータ片は、ステ
ップモータ用とした方法である。
【0012】
【作用】本発明によるステータ及びその製造方法におい
ては、鉄心材に1台のプレス機でプレス加工することに
より、ステータ片とロータ片を同時に打抜くことがで
き、輪状のステータ片の各極ヨーク部に同心状に深さが
約0.01〜0.05mmの凹部を押しつぶして形成するこ
とにより、ステータ片の内径が縮小し、ロータ片の外径
とステータ片の内径との間のエアギャップを、ステータ
片とロータ片を同時に打抜いた時に形成されたエアギャ
ップよりも小さい状態とすることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるステータ及び
その製造方法の好適な実施例について詳細に説明する。
図1において符号1で示されるものはフープ材からなる
鉄心材であり、この鉄心材1は、図示しないプレス機に
より、輪状のステータ片2と、このステータ片2の内側
に位置するほぼ円板状のロータ片3と、が図示しない単
一金型によって同時打抜きされている。
【0014】図1の状態は、打抜き直後の状態を示して
おり、ステータ片2の内側放射方向には、ステップモー
タ用としての極ヨーク部2aの内端にはステータ歯極2
bが形成されている。前記各極ヨーク部2aには、この
ステータ片2の同心位置に輪状のポンチ(図示せず)に
よってプレスが行われて押しつぶしによる凹部10が形
成されている。
【0015】前述の凹部10は、図2に示すように構成
され、幅Wが1mm、その押しつぶしによる深さFが約
0.01〜0.05mmに形成されていることにより、ステ
ータ片の内径D1が、打抜き直後の内径D1よりもわずか
に縮小することができる。従って、前記内径D1とロー
タ片3の外径D2との差よりなるエアギャップAを小さ
くすることができ、例えば、ステップモータに要求され
る数10ミクロンのエアギャップAを形成することがで
きる。
【0016】前述の凹部10の形成による深さ(圧縮プ
レス量)とステータ内径変化量との関係は、図1に示さ
れるようにほぼ直線的変化となっているため、0.01
〜0.05mmの範囲が好適である。また、この凹部10
を形成することにより、肉薄となるため、磁気回路上は
磁気抵抗が増加することになり、モータのトルク及び静
止トルクはやや悪影響を受けることになるが、その圧縮
プレス量と静止トルクとの関係は図4に示す通りであ
り、0.01〜0.05mmの範囲が好適であることが判明
した。
【0017】なお、前述の実施例では、ステップモータ
用のステータ片2とロータ片3の場合について説明した
が、ステップモータに限ることなく、例えば、一般のD
Cモータ等にも適用できることは述べるまでもないこと
である。
【0018】
【発明の効果】本発明によるステータ及びその製造方法
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、ステータ片の一部を同
心状にプレスすることにより、ステータ片の内径を縮小
させることができ、それにより、ステータ片とロータ片
を共通の鉄心材から同時抜きを行うことができる。従っ
て、鉄心材の有効使用が可能となると共に、プレス機が
1台で済むことになり設備費用の大幅な削減及び有効利
用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるステータを示す構成図である。
【図2】図1の凹部を示す一部の断面図である。
【図3】本発明の圧縮プレス量とステータ内径変化量の
関係を示す特性図である。
【図4】本発明の圧縮プレス量と静止トルク特性の関係
を示す特性図である。
【符号の説明】
1 鉄心材 2 ステータ片 F 深さ 2a 極ヨーク部 10 凹部 D1 内径

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス加工されたステータ片(2)の一部
    に、同心状にプレスで押された凹部(10)が設けられてい
    ることを特徴とするステータ。
  2. 【請求項2】 前記凹部(10)の深さ(F)が、約0.0
    1〜0.05mmであることを特徴とする請求項1記載の
    ステータ。
  3. 【請求項3】 前記凹部(10)は、前記ステータ片(2)か
    ら内側放射方向に突出した極ヨーク部(2a)に形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のステータ。
  4. 【請求項4】 前記ステータ片(2)はステップモータ用
    であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記
    載のステータ。
  5. 【請求項5】 鉄心材(1)からプレス加工により打抜か
    れた輪状のステータ片(2)の一部に、プレス加工によっ
    て同心状に凹部(10)を形成し、この凹部(10)の形成によ
    って前記ステータ片(2)の内径(D1)を打抜時の内径より
    も縮小することを特徴とするステータの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記鉄心材(1)から前記ステータ片(2)お
    よび前記ステータ片(2)の内側に位置する円板状のロー
    タ片(3)を同時に打抜くことを特徴とする請求項5記載
    のステータの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ステータ片(2)は、ステップモータ
    用であることを特徴とする請求項5又は6記載のステー
    タの製造方法。
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