JPH08149742A - モータの軸受装置 - Google Patents

モータの軸受装置

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JPH08149742A
JPH08149742A JP6307078A JP30707894A JPH08149742A JP H08149742 A JPH08149742 A JP H08149742A JP 6307078 A JP6307078 A JP 6307078A JP 30707894 A JP30707894 A JP 30707894A JP H08149742 A JPH08149742 A JP H08149742A
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Yoshikazu Fujii
良和 藤井
Sei Takakura
聖 高倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、部品点数を少なくして防水
を図ると同時に、小型で高出力のモータを提供可能な、
モータの軸受装置の提供。 【構成】 モータの軸受装置は、モータ内側に形成され
たプレート配置凹部10a及びこのプレート配置凹部1
0aに連続してモータ内部に開口すると共に開口端部を
折り曲げて形成された軸受支持部10cを備えた軸受配
置部10bを有するヨークハウジング1と、このヨーク
ハウジング1のプレート配置凹部10aに配置されヨー
クハウジング1と一体に固定されたプレート11と、軸
受配置部10bにモータ内部側から装着された軸受J
と、からなる。軸受Jはプレート11と軸受支持部10
cによって保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの軸受装置に係
り、特に多極偏平モータに好適なモータの軸受装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例のモータの断面図、図5は
他の従来例を示す軸受装置の要部断面図を示すものであ
り、図4で示す技術は、ヨークハウジング41の軸受部
41aは外側へ凸形状となった円筒形をしており、軸受
部41aがモータ内部に大きく張り出し、巻線スペース
が減少するという不都合があった。このため同じ大きさ
のモータではトルク向上に限度があった。即ち、コイル
エンドの内側に軸受が配置されており、軸受保持はヨー
クハウジングを一旦コア側へ絞り、更にベアリング収納
部を反対方向へ確保する形状となっている。
【0003】このため、絞り込まれたヨークハウジング
部との干渉防止の為、コイルを内側まで詰めることがで
きずコア形状は図8の様にスロット底部径Dを大きくす
る必要がある。これらによってアーマチャコイルの収納
スペースが大きくとれず、結果として高出力が得られな
い又は高出力を得る為にモータの大型化せざるを得ず、
小型,軽量化という要請に応えられないという問題点が
あった。
【0004】なお図4中、符号42は軸受としてのボー
ルベアリング、符号43はワッシャ、符号41bはヨー
クかしめであり、軸受装置は、ボールベアリング42を
軸受部41aへ装着し、次にワッシャ43を介してヨー
クかしめ41bでボールベアリング42を固定したもの
である。
【0005】また図5で示す技術では、モータ中心部を
有効利用するために、図4のようにヨークハウジングを
一旦コア側へ絞り、更にベアリング収納部を反対方向へ
確保する形状を採用せず、軸受プレート53とヨークハ
ウジング51との固定に、リベット54を使用し、プレ
ート53とヨークハウジング51との間にOリング55
を介在させて、ヨークハウジング51外面より伝わる水
が、ヨークハウジング51内面及びベアリング挿入部へ
浸水することを防止している。このとき、ヨークハウジ
ング51、プレート53をそれぞれ別体で塗装したの
ち、リベット54でかしめて一体としている。
【0006】しかしこの技術では、軸受をヨークハウジ
ング51の外側から挿着させるため、軸受固定の為のプ
レート53及びリベット54を必要とし、さらに防水の
ためのOリング55を必要とし、部品点数が多くモータ
製造における工程数の増加と共にコストアップという不
都合がある。
【0007】またステータとロータシャフト間に圧入装
着した軸受の軸受け押え板を設けると共に、該軸受け押
え板を覆うウオーターシールドプレートを外側に設けた
モータの防水技術が知られている(例えば実開昭58−
49562号公報)。しかしこの技術も、前記図5で示
す従来例と同様に、軸受固定の為の軸受け押え板及びこ
の軸受け押え板の固定手段と、防水のためのウオーター
シールドプレート及びこのウオーターシールドプレート
の固定手段が必要であり、部品点数が多くモータ製造に
おける工程数の増加と共にコストアップになるという不
都合がある。
【0008】以上のように、図4で示すような構成にす
ると、モータを高出力とするためには、モータの体格を
大きくしたり、部品の高性能化等の手段を採用せざるを
得ず、いずれも重量、コストの増加につながるという不
都合があり、軽量コンパクト化という要請に応えられな
い。また図5で示すような構成にすると、軸受の固定や
防水のために、部品点数が増加し、工程数の増加と共
に、安価に製造することができないという不都合があっ
た。
【0009】本発明の目的は、上述のような不都合を解
消することにあり、小型で高出力が可能であるだけでな
く、軸受固定のためのリベットやプレートを廃止し、防
水のためにシールプレートや,Oリング等の部品を使用
することなく構成することができ、部品点数を減少する
と共に工程数を少なくして、モータ製造の効率化を図
り、モータコストを低減することができるモータの軸受
装置、即ち、部品点数を少なくして防水を図ると同時
に、小型で高出力のモータを提供可能な、モータの軸受
装置の提供にある。
【0010】また本発明の他の目的は、アーマチャコア
スロット部のスペースを従来よりも大きくとれるモータ
の軸受装置を提供し、これにより、同体格のモータにお
いてモータの高出力化を図り、小型軽量化を図ることが
できるモータの軸受装置の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係るモー
タの軸受装置は、モータ内側に形成されたプレート配置
凹部及び該プレート配置凹部に連続してモータ内部に開
口すると共に開口端部を折り曲げて形成された軸受支持
部を備えた軸受配置部を有するヨークハウジングと、該
ヨークハウジングのプレート配置凹部に配置されヨーク
ハウジングと一体に固定されたプレートと、前記軸受配
置部にモータ内部側から装着された軸受と、からなるモ
ータの軸受装置であって、前記軸受は前記プレートと前
記軸受支持部によって保持されてなることを特徴とす
る。このとき前記プレートとヨークハウジングは一緒に
塗装されると好適である。
【0012】本願請求項3に係るモータの軸受装置は、
ヨークハウジングの内側に配設され、モータ内部に開口
すると共に開口端部を折り曲げて形成された軸受支持部
を備えた軸受配置部を有するプレートと、前記軸受配置
部にモータ内部側から装着された軸受と、からなるモー
タの軸受装置であって、前記軸受は前記プレートと前記
軸受支持部によって保持されてなることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明では、モータ内側に形成さ
れたプレート配置凹部及び該プレート配置凹部に連続し
てモータ内部に開口すると共に開口端部を折り曲げて形
成された軸受支持部を備えた軸受配置部を有するヨーク
ハウジングと、該ヨークハウジングのプレート配置凹部
に配置されヨークハウジングと一体に固定されたプレー
トと、前記軸受配置部にモータ内部側から装着された軸
受と、からなるモータの軸受装置であって、前記軸受は
前記プレートと前記軸受支持部によって保持されてなる
ので、軸受がモータ内部の軸受指示部で固定されるた
め、軸受固定のためのプレート,リベット等を廃止で
き、また軸受はモータ内部から装着されるため、防水の
ためのOリング,シールプレート等を廃止でき、また軸
受支持部が開口端部を折り曲げるだけであるので、防水
及び軸受固定のための部品点数及び工程数を少なくし
て、安価でコンパクトにすることができる。
【0014】また従来に比して軸受の配置のためのヨー
クハウジング空間を小さくすることができ、このためス
ロット底部径を小さくでき、スロットに巻回する巻線の
配置空間を充分確保できる。このように、軸受の配置空
間を小さくできるので、コイルエンド内に軸受を位置さ
せることが可能となり、モータの全長を短縮でき、それ
によってアーマチャコアスロット部つまりアーマチャコ
イル収納スペースを大きく取ることができる。これによ
ってアーマチャコイルを内側まで詰めることができ、ア
ーマチャコア形状はスロット底部径を小さくすることが
でき、アーマチャコイル収納スペースを大きし、モータ
の全長を短縮することができる。
【0015】このとき、塗装により、防水効果を高める
ことができ、部品点数の減少と共に組み付け工程が容易
であり、生産効率を高めることができる。
【0016】また請求項3に係るモータの軸受装置で
は、前記請求項1と同様に、従来に比して軸受の配置の
ためのヨークハウジング空間を小さくすることができ、
このためスロット底部径を小さくでき、スロットに巻回
する巻線の配置空間を充分確保できる。
【0017】また開口側に軸受支持部が形成された軸受
配置部を備えたプレートが、ヨークハウジングの内側に
配設されており、このため、軸受はモータ内部側から挿
着することができ、プレートと軸受配置部の開口側に形
成された軸受支持部によって保持されることになる。こ
のように請求項1と同様に、軸受固定のためのプレー
ト,リベット等を廃止でき、また防水のためのOリン
グ,シールプレート等を廃止でき、部品点数及び工程数
を少なくして、安価でコンパクトにすることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0019】図1は、本発明に係る軸受装置の第1実施
例を示すモータの断面図である。本例のモータMは、ヨ
ークハウジング1の内周壁に配置されたモータ用マグネ
ットからなる固定子2と、回転軸3に固着された巻線5
を巻回した回転子6と、回転軸3に固定された整流子7
と、ヨークハウジング1に支持されたエンドフレーム1
3に配置されたブラシホルダ8と、このブラシホルダ8
内に収容されたブラシ9と、を備えている。
【0020】ヨークハウジングの一方の側(本例では出
力軸側である図1の左側)には、軸受装置Sが設けられ
ている。本例の軸受装置Sは、プレート配置凹部10a
と、軸受配置部10bと、軸受支持部10cを主要構成
要素としている。プレート配置凹部10aはモータ内側
方向へ形成され、このプレート配置凹部10aに連続し
て軸受配置部10bが形成されている。この軸受配置部
10bはモータ内部に開口すると共に、この開口側であ
る開口端部には、軸受支持部10cが形成されている。
即ち、ヨークハウジング1の軸受配置部10bは内側へ
凸状となった2段絞り形状となっている。そして本例の
軸受支持部10cは、所定幅で切り込みが形成されて、
内側に折り曲げられて形成されている。上記プレート配
置凹部10aにはプレート11との連結孔10dが形成
されている。
【0021】そして上記ヨークハウジング1のプレート
配置凹部10aには、プレート11が配置されてヨーク
ハウジング1と一体に固定されている。本例のプレート
11は、中央に回転軸3の挿通孔11aが形成されてお
り、端部側の内面の所定位置には突起11bが形成され
ており、前記プレート配置凹部10aに形成された連結
孔10dと嵌着できるように構成されている。
【0022】また軸受配置部10bには軸受Jが装着さ
れ、この軸受Jは、ワッシャ12を介して、前記プレー
ト11と前記軸受配置部10bの開口端部に形成された
軸受支持部10cによって保持されるように構成されて
いる。ヨークハウジング1にプレート11を圧入するこ
とで、従来のようなシールを廃してもヨークハウジング
1外面より伝う水が、ヨークハウジング1内面及び軸受
部に浸水することを防止出来る。そしてヨークハウジン
グ1にプレート11を圧入し、ヨークハウジング1をか
しめることでリベット等の固定用部品を廃止することが
出来る。
【0023】上記軸受装置Sの組み付けは、次のように
行う。ヨークハウジング1のプレート配置凹部10aに
プレート11を圧入又は嵌合させると、プレート配置凹
部10aに形成された連結孔10dとプレート11の突
起11bが嵌着し、この後内部に突起した突起11bを
潰してヨークハウジング1にかしめて一体にする。そし
て、本例ではこれら部品の錆を防止する為に、粉体塗装
を施している。
【0024】粉体塗装する際には、熱により、軸受Jそ
のものの寿命が短くなるため、通常塗装は軸受Jの組み
付け前に行う。この時、ヨークハウジング1とプレート
11との隙間にも塗装されて、隙間が埋まり防水の役割
を果たす。そして軸受Jをモータ内側から挿入し、次に
ワッシャ12を順に挿入し、図示しないパンチにより軸
受支持部10cの切り込みを形成しながら同時に、この
軸受支持部10cを内側(即ち回転軸3側)に曲げてか
しめ、軸受J、ワッシャ12の固定を行なう。
【0025】このように構成すると、軸受Jはモータ内
側から配設されることになり、防水のための手段が緩和
されるだけでなく、前記従来例を示す図5に比して、防
水の為に設けているOリングが不要であり、また粉体塗
装により錆の防止と共に防水をより確実に行なうことが
できる。またプレート11に形成された突起11bによ
り、リベットが不要となる。以上のように、防水性を確
保しながら部品点数を削減することができると共に、ヨ
ークハウジング1を一度内側に絞っていないので、巻線
の配置空間を確保でき、小型、高出力化を図ることがで
きる。
【0026】図2は第2実施例を示す軸受装置の要部断
面図である。本例において、前記実施例と同様構成には
同一符号を付してその説明を省略する。図2で示すよう
にヨークハウジング1の一方の側(本例では出力軸側で
ある図2の左側)には、モータ内側へ形成されたプレー
ト配置凹部10aが形成され、このプレート配置凹部1
0aに連続して軸受配置部10bが形成されている。そ
してこの軸受配置部10bはモータ内部に開口すると共
に開口端部に軸受支持部10cが形成されている。
【0027】即ち、ヨークハウジング1の軸受部は内側
へ凸状となった2段絞り形状となっている。そして上記
プレート配置凹部10aとヨークハウジング1の外面と
の間にはプレート21をかしめるための突起1aが形成
されている。本例のプレート配置凹部 10aは外周が
若干深く凹部10fとして形成されており、この凹部1
0fにプレート21の凹部21bの背部分が配置される
ように構成されている。本例のプレート21は両端側が
概略コ字状をした凹部21bが形成され、前記プレート
配置凹部10aに形成された凹部10fと嵌着できるよ
うに構成されている。なお、符号21aは回転軸の挿通
孔である。
【0028】そして上記ヨークハウジング1のプレート
配置凹部10aには、プレート21が嵌入固定されて、
配置されてヨークハウジング1と一体に固定されてい
る。また軸受配置部10bには軸受Jがモータの内側か
ら装着され、この軸受Jは、ワッシャ12を介して、前
記プレート21と前記軸受配置部10bの開口端部に形
成された軸受支持部10cによって保持されるように構
成されている。
【0029】上記軸受装置Sの組み付けは、次のように
行う。ヨークハウジング1のプレート配置凹部10aに
プレート21を圧入又は嵌合させると、プレート配置凹
部10aの凹部10fと、プレート21の凹部21bが
嵌合し、次にヨークハウジング1に形成されたかしめ用
の突起1aをかしめて、プレート21の抜け止めをす
る。そして、これら部品の錆を防止する為に、粉体塗装
を施す。粉体塗装する際には、熱によりその寿命が短く
なるため、通常塗装は軸受組み付け前に行う。
【0030】この時、ヨークハウジング1とプレート2
1との隙間にも塗装されて、隙間が埋まり防水の役割を
果たす。そして軸受J、ワッシャ12をモータの内側か
ら順に挿入し、図示しないパンチにより軸受支持部10
cの切り込みを形成しながら同時に、この軸受支持部1
0cを内側(即ち回転軸3側)に曲げてかしめ、軸受
J、ワッシャ12の固定を行なう。かしめ後に塗装する
には、かしめ後にまとめて塗装すれば工数増加にならな
いが、ベアリングが劣化するので、先にヨークハウジン
グ1とプレート21を組み付けて、塗装後軸受Jとワッ
シャ12をヨークハウジング21に挿入し突起1aをか
しめることにより軸受Jの外輪を固定することもでき
る。
【0031】図3は 他の実施例を示す軸受装置の要部
断面図である。上記図2で示す実施例では、軸受支持部
10cとして、内側に折り曲げることのできるように所
定の幅で切り込みを入れて軸受Jを固定する例を示した
が、本例では、軸受支持部10cが内周側に回り込むよ
うに支持面を形成した例を示したものである。
【0032】なお、本例では軸受Jを組み付けるときに
は、先ず予めプレート21及びヨークハウジング1を各
々別体で塗装しておく。そしてプレート21を組み付け
る前に軸受Jを取り付ける。即ち、先ず、ヨークハウジ
ング1の支持面側に軸受Jを挿入する。そしてプレート
21をヨークハウジング1のプレート配置部10bに圧
入する。これにより防水を行うことができ、さらにかし
めパンチにより、ヨークハウジング1の一部を削り、突
起1aを形成させて、プレート21のかしめを行い、軸
受Jの外輪とプレート21を固定する。本例のように構
成すると前記第2実施例と同様な作用効果を奏すると共
に、軸受支持部10cとして折り曲げる必要がない。
【0033】図6は本願請求項3に係る発明の実施例を
示すモータの断面図である。なお、本例において、前記
説明例と同様部材等には同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0034】ヨークハウジング30の一方の側(本例で
は出力軸側である図6の左側)には、軸受配設部33が
形成されている。本例における軸受配設部33には、プ
レート31がヨークハウジング30の内側(即ちモータ
内部側)に形成されている。本例のプレート31は、ヨ
ークハウジング30との接続のためのドーナツ状円板部
31aと、この円板部31aの内側に連続して形成され
た円筒状の筒体30bとから形成されている。
【0035】この筒体30bの開口側(円板と反対側)
である開口端部には、軸受支持部10cが形成されてい
る。本例の軸受支持部10cは、前記実施例と同様に内
側に折り曲げることのできるように所定の幅で切り込み
が入れられて形成されている。上記プレート31の円板
部とヨークハウジング30とは、一体に固定されてい
る。また軸受配置部33には軸受Jがモータの内側から
装着され、この軸受Jは、ワッシャ12を介して、前記
プレート31と前記筒体30bの開口端部に形成された
軸受支持部10cによって保持されるように構成されて
いる。
【0036】上記軸受装置の組み付けは、次のように行
う。先ず予め、ヨークハウジング30とプレート31を
一体に接合する。接合は溶接,嵌着,その他一体に接合
できる手段で行う。次に軸受J、ワッシャ12をモータ
の内側から順に挿入し、図示しないパンチにより軸受支
持部10cの切り込みを形成しながら同時に、この軸受
支持部10cを内側(即ち回転軸3側)に曲げてかし
め、軸受J、ワッシャ12の固定を行なう。なお前記実
施例のように塗装を施すことができるのは勿論である。
【0037】以上のように構成することによって、軸受
Jはモータ内側から配設されることになり、防水のため
の手段が緩和されるだけでなく、前記従来例を示す図5
に比して、防水の為に設けているOリングが不要とな
る。そして軸受保持の為のスペースを最小限とすること
ができ、アーマチャコイルを内側まで詰めることがで
き、アーマチャコア形状は、図2の様にスロット底部径
Dを小さくすることができ、アーマチャコイル収納スペ
ースを大きくとることができる。
【0038】即ち、本発明に係る軸受装置に用いられる
アーマチャコアは、図8の従来例のものに比して、図7
で示すように、スロット底部径Dを小さくすることがで
き、このため、モータの出力=磁気装荷(=磁束量)×
電気装荷(=コイル数)で構成される数値を多く同体格
で比較した場合、コイル数を増加させることができ、多
くすることができるので、より出力の高いモータが得ら
れる。
【0039】
【発明の効果】本発明では、従来困難であった部品点数
を少なくして防水を図ると同時に、小型で高出力のモー
タを提供するという課題について、同時に解決したもの
であり、本発明のモータの軸受装置によれば、軸受の配
置空間を小さくして、巻線の配置空間を充分確保し、同
時に軸受をモータの内側から装着することにより、固定
と防水のための部品点数を少なくして、しかも軸受支持
部が開口端部を折り曲げるだけであるので組み付け工程
が容易で、生産効率を高めコンパクトで安価なモータを
提供することが可能となる。
【0040】また軸受装置が回転子のコイルエンド内に
配置された構成により、モータの全長を短縮でき、アー
マチャコアスロット部つまりアーマチャコイル収納スペ
ースを大きくでき、これによってアーマチャコイルを内
側まで詰めて、アーマチャコアのスロット底部径を小さ
くすることができ、アーマチャコイル収納スペースを大
きくとることができる。このためモータは全長を短縮す
ることができ、小型軽量化を図ることができる。このよ
うに軸受をモータ内側から挿着することにより防水効果
を高めることができ、部品点数の減少と共に組み付け工
程が容易であり、生産効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸受装置の第1実施例を示すモー
タの断面図である。
【図2】第2実施例を示す軸受装置の要部断面図であ
る。
【図3】第3実施例を示す軸受装置の要部断面図であ
る。
【図4】従来例を示すモータの断面図である。
【図5】従来例を示す軸受装置の要部断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すモータの断面図であ
る。
【図7】本発明の軸受装置に用いられるアーマチャコア
の平面図である。
【図8】従来の軸受装置に用いられるアーマチャコアの
平面図である。
【符号の説明】
1 ヨークハウジング 1a 突起 2 固定子 3 回転軸 5 巻線 6 回転子 7 整流子 8 ブラシホルダ 9 ブラシ 10a プレート配置凹部 10b 軸受配置部 10c 軸受支持部 10d 連結孔 11 プレート 11b 突起 10f 凹部 12 ワッシャ 21b 凹部 21a 挿通孔 21 プレート 30 ヨークハウジング 30b 筒体 31 プレート 31a 円板部 33 軸受配設部 J 軸受 M モータ S 軸受装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ内側に形成されたプレート配置凹
    部及び該プレート配置凹部に連続してモータ内部に開口
    すると共に開口端部を折り曲げて形成された軸受支持部
    を備えた軸受配置部を有するヨークハウジングと、該ヨ
    ークハウジングのプレート配置凹部に配置されヨークハ
    ウジングと一体に固定されたプレートと、前記軸受配置
    部にモータ内部側から装着され前記プレートと前記軸受
    支持部によって保持された軸受と、からなることを特徴
    とするモータの軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記プレートとヨークハウジングは一緒
    に塗装されることを特徴とする請求項1記載のモータの
    軸受装置。
  3. 【請求項3】 ヨークハウジングの内側に配設され、モ
    ータ内部に開口すると共に開口端部を折り曲げて形成さ
    れた軸受支持部を備えた軸受配置部を有するプレート
    と、前記軸受配置部にモータ内部側から装着され前記プ
    レートと前記軸受支持部によって保持されてなる軸受
    と、からなることを特徴とするモータの軸受装置。
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