JPH08148882A - 電子部品供給装置 - Google Patents
電子部品供給装置Info
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- JPH08148882A JPH08148882A JP6290786A JP29078694A JPH08148882A JP H08148882 A JPH08148882 A JP H08148882A JP 6290786 A JP6290786 A JP 6290786A JP 29078694 A JP29078694 A JP 29078694A JP H08148882 A JPH08148882 A JP H08148882A
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Abstract
いてフィーダーバンクを着脱させたとしても搭載ヘッド
と実装装置とが干渉することのない安全性の高い電子部
品供給装置の提供を目的とする。 【構成】 この発明は、電子部品供給カセットCAと、
複数の電子部品供給カセットを並列状態で着脱可能に保
持するフィーダバンク11と、このフィーダバンクを上
下に移動可能に支持しつつ水平方向に移動可能とするキ
ャリア10と、前記フィーダーバンクを前記部品供給位
置と部品供給位置下方に設けられた初期設定位置とに移
動する昇降機構L1とを備え、たものである。
Description
設置するための電子部品実装装置に対し、複数種の電子
部品を一括して変更し得るようにした電子部品供給装置
に関するものである。
させるものとして、例えば図7に示すような実装装置M
が用いられている。この実装装置Mは、回路基板Bを実
装位置へ供給し、電子部品実装後排出する移動手段(図
示せず)を有する。この実装装置Mでは、小型電子部品
を多数収納してなる電子部品供給カセットCAを装置内
部の供給位置へと装着することにより、搭載ヘッドHが
供給カセットCAから電子部品を取り出し、内部に送給
されている回路基板B上へと設置するようになってい
る。そして、この搭載ヘッドHは、ばねなどの付勢手段
により上下方向に所定量移動可能である。
に長手方向に沿って小型電子部品CHを多数収納してな
るテープリールTLとこれを保持するテープフィーダT
Fとよりなり、このテープフィーダTFの取り出し部T
F1から露出させた電子部品CHを前記搭載ヘッドHが
順次取り出すようになっている。この搭載ヘッドHは、
図外の吸気装置に連通する吸気ノズルHNを備えてお
り、その吸気ノズルHNの吸引力によって電子部品CH
の取り出しを行うものとなっている。
Hの種類毎に用意されており、それらを形成すべき回路
構成に従って適宜所定の順序で並列的に配置するように
なっている。すなわち、搭載ヘッドHによる電子部品C
Hの取り出し順序は、供給カセットCAの配置位置に基
づいて設定されている。従って、異なる回路を構成する
場合には、供給カセットCAの種類や配置を変更する必
要があり、これまでは、この変更作業を実装装置の供給
部M1において一つずつカセットCAを交換することに
よって行っていた。このため、変更作業中は電子部品の
実装作業を中断しなければならず、これが時間的なロス
となり生産性向上を図る上での大きな障害となってい
た。
を短時間で行い得るよう、図9及び図10に示すような
電子部品供給装置が提案、実施されている。この電子部
品供給装置は、キャスター1aによって床面上を自在に
水平移動し得るようにしたキャリア1にフィーダバンク
2を固定したものとなっており、フィーダバンク2は多
数の供給カセットCA(通常は数十本の供給カセットC
A)を並列的に保持し得るようになっている。さらにこ
のフィーダバンク2は、電子部品実装装置Mの供給部M
1に着脱可能に装着させ得るような寸法、形状をなして
いる。
子部品の実装作業が行われている時間などを利用して、
供給カセットCAを他種類の回路に対応した配置でフィ
ーダバンク2にセットしておくことができる。このた
め、基板の種類が変更された時点で、フィーダバンク2
及びキャリア1と共に一括してテープリールTLを交換
することができ、テープリール交換作業に要する時間を
短縮することができる。
来の電子部品供給装置にあっては、キャリア1と共にフ
ィーダバンク2を水平移動させることによって、供給カ
セットCAの部品取り出し部CA1を供給位置P1へと
設定するものとなっているため、搭載ヘッドHを下降さ
せた状態のまま、誤ってフィーダバンク2を水平移動さ
せた場合には、搭載ヘッドHと実装装置とが干渉してし
まい、破損するという問題が発生した。特に、搭載ヘッ
ドHの下端部に設けられている部品吸着用のノズルHN
は、微小な電子部品CH(例えば、1.0mm×0.5
mm×0.35mm程度)を吸着する必要から非常に小
型化されており、実装装置と干渉した場合に破損する可
能性が高い。
してなされたもので、搭載ヘッドが下降した状態におい
て、フィーダバンクを着脱させたとしても搭載ヘッドと
実装装置とが干渉することのない安全性の高い電子部品
供給装置の提供を目的とする。
記載の電子部品供給装置は、所定の部品供給位置に位置
する電子部品を、上下に移動可能な搭載ヘッドによって
保持し、基板上の実装位置へと移送するようにした電子
部品実装装置に対して設けられ、前記部品供給位置に電
子部品を供給するための電子部品供給装置であって、多
数の電子部品を供給可能な電子部品供給カセットと、複
数の電子部品供給カセットを並列状態で着脱可能に保持
するフィーダーバンクと、前記フィーダーバンクを上下
動可能に支持しつつ水平方向に移動可能とする移動する
キャリアと、前記フィーダーバンクを前記部品供給位置
と、部品供給位置下方に設けられた初期設定位置と、に
移動させる昇降機構と、を備えたものである。
部品供給装置は、フィーダーバンクが初期設定位置に位
置することを検知する検知手段を備え、初期設定位置と
部品供給位置とへ自動的にフィーダーバンクが移動可能
であることを特徴とするものである。さらに、この発明
に係る請求項3記載の電子部品供給装置は、昇降機構を
流体圧により上下動するシリンダによって構成し、前記
シリンダのシリンダロッドを保持手段によって上昇位置
で保持するようにしたものである。そして、この発明に
係る請求項4記載の電子部品供給装置は、フィーダーバ
ンクが部品供給位置に位置する時、水平方向の移動を阻
止する係合手段を設けたものである。
によれば、フィーダーバンクは、部品供給位置と初期設
定位置との間を昇降機構により移動する。そして、フィ
ーダーバンクは初期設定位置でキャリアにより水平方向
に移動可能である。従って、搭載ヘッドが下降状態にあ
って且つフィーダーバンクが部品供給位置にある時、フ
ィーダーバンクを下降させ初期設定位置に移動させた
後、フィーダーバンクの着脱を行うので、搭載ヘッドと
フィーダーバンクが干渉することがない。従って、フィ
ーダーバンク着脱時、搭載ヘッドが破損することがな
い。また、電子部品の実装作業を停止することなく、フ
ィーダーバンクの着脱を行うことができるので、生産性
が向上する。
り、初期設定位置と部品供給位置とへ自動的にフィーダ
ーバンクが移動可能である.また、請求項3によれば、
保持手段により、シリンダロッドを上昇位置で保持する
ので流体圧の遮断などが発生してもフィーダーバンクを
部品供給位置に保持することができる。さらに,請求項
4によれば,係合手段によりフィーダーバンクは部品供
給位置で水平方向の移動を阻止される。
する。なお、上記従来技術と同一もしくは相当部分には
同一符号を付し、その説明の詳細は省く。図1はこの発
明の第1実施例の全体構成を示す図である。図におい
て、10は下端部に設けたキャスター10aによって床
面上を自在に移動し得るキャリアであり、その上面の左
右2箇所にはガイド棒10bが垂直に突設されている。
11は前記キャスター10のガイド棒10bに沿って昇
降自在に嵌合するフィーダバンクである。このフィーダ
バンクは、上記従来技術にて示したものと同様に、複数
の供給カセットCAを回路基板供給方向と交叉する方向
に並列的に装着し得るようになっており、その上面前端
部の2箇所には係合突起11a,11aが突設されてい
る。なお、この実施例における供給カセットCAは上記
従来技術にて示したものと同様である。
設けられた昇降機構である。この昇降機構L1は、電子
部品実装装置における供給部の左右両端部に設けられた
垂直軸13,13によって昇降自在に保持された昇降台
14と、この昇降台14を昇降させるジャッキ機構15
と、このジャッキ機構15を駆動する駆動モータ16と
よりなる。そして、前記ジャッキ機構15は、その上下
に設けられた作用部15a,15bの間隔をボールねじ
15cを回転させることによって拡縮させ得るようにな
っており、その拡縮動作、すなわち昇降台14の昇降動
作はボールねじ15cに連結された前述の駆動モータ1
6によって行われるようになっている。
両側部上方に固定した一対の係合板で、各々の前端部に
は係合孔17a,17aが形成されている。この係合孔
17a,17aはフィーダバンク11を実装装置の供給
部M1へと水平移動させた際に、フィーダバンク11の
係合突起11a,11aと上下に相対向するよう配置さ
れており、この係合板17,17と前記係合突起11
a,11aとによって係合手段が構成されている。な
お、18は係合板17の端部に設けられたリミットスイ
ッチ、40はストッパである。
において、キャリア10とフィーダバンク11は共に複
数台用意されており、各々には実装すべき回路に応じた
複数種の供給カセットCAが実装順序などに従って適宜
所定の位置に配置されている。なお、このフィーダバン
ク11への供給カセットCAの配置作業は、予め実装装
置Mに装着する以前に行っておく。そして、これらのフ
ィーダバンク11の中から形成すべき回路に対応するも
のを選択し、それをキャリア10と共に実装装置Mの装
着部へ向けて移動させて行き、キャリア10の上部前端
をストッパ40に突き当てて止める。このとき、駆動モ
ータ16はボールねじ15cを回転させ、作用部15a
と共に昇降台14を下降位置に保持している。このた
め、フィーダバンク11は係合板17と昇降台14との
間に侵入する。
するまでフィーダバンク11を移動させると、ガイド棒
10bがリミットスイッチ18(検知手段)の接点部を
押圧する。このフィーダバンク11が昇降台14に支持
され、上方に係合板を待機させ、且つ検知手段としての
リミットスイッチ18が感応している状態を初期設定位
置とする。その結果、リミットスイッチ18からは検出
信号が出力され、その検出信号に基づきモータ16が作
動し、ボールねじ15cを回転させる。このボールねじ
15cの回転により、作用部15aと共に昇降台14が
上昇し、フィーダバンク11に当接してこれを押し上
げ、係合突起11aを係合板17の係合孔17aに係合
させる。これにより、フィーダバンク11は実装装置M
に対して部品供給位置に保持される。
水平移動を行い、カセットCAからの電子部品の取り出
し動作、及び取り出した電子部品の基板への実装動作を
行う。そして、基板の実装枚数が予定枚数に達すると、
駆動モータ16によってボールねじ15cが逆転し、作
用部15aと共に昇降台14が下降する。この下降によ
ってフィーダバンク11も共に下降し、係合突起11a
は係合板17の係合孔17aから抜脱し、フィーダバン
ク11はキャリア10と共に自在に移動し得る状態とな
る。ここで、新たな種類の基板の実装を行う場合には、
既に移動自在となっているフィーダバンクをキャリア1
0と共に実装装置Mの装着部M1から取り外し、代わり
に、新たな回路に対応するフィーダバンク11をストッ
パー19に当接するよう移動させれば良い。
置に対してフィーダバンク11の着脱を行うに際し、仮
に搭載ヘッドHが下降状態にあったとしても、それより
下方の経路に沿って部品供給カセットCAを移動させる
ようになっているため、搭載ヘッドHと干渉することは
なくなり、高い安全性が得られる。
キ機構15におけるボールねじ15cを駆動モータ16
によって回動させるようにしたが、図2の第2実施例に
おける昇降機構L2のようにジャッキ機構15のボール
ねじ15cをクランク部材15d等を用いて手動で回転
させるようにしても良い。但し、この場合には、フィー
ダバンク11が装着部M1へ適正に装着されたことを表
示器等で表示する必要がある。
ッキ機構15を備えたものに替えて、図3に示す第3実
施例のように構成することも可能である。すなわち、こ
の第3実施例における昇降機構L3は、実装装置Mの供
給部M1において左端部及び右端部に設けたエアーシリ
ンダ21,21と、このエアーシリンダ21,21のシ
リンダロッドに設けた一対の昇降板19,19とからな
る。そして前記第1実施例と同様にキャリア10に支持
されたフィーダバンク11をその後シリンダロッド21
a,21aと共に昇降板19,19を昇降させることに
よって、フィーダバンク11を昇降させ部品供給位置に
保持させるものとなっている。
図4に示すような空気圧回路に連結されており、これに
よってエアーの供給、遮断が適宜行われるようになって
いる。すなわち、図4において、22は前述の第1実施
例におけるリミットスイッチ18に替えて係止板17に
取り付けたローラレバー型のメカニカルバルブであり、
エアー源20に連結され、レバー22aの押圧、解放操
作によって空気の流動方向を切り替え得るようになって
いる。23は操作者の切換え操作によって空気の流動方
向を切り替えるハンドバルブであり、前記メカニカルバ
ルブ22に連結されている。また、24,25は絞りバ
ルブであり、前記ハンドバルブ23とエアーシリンダ2
1との間に連結されている。なお、26,27は前記ハ
ンドバルブ23に連結される消音器である。
て、フィーダバンク11が実装装置Mの供給部M1に装
着されていない場合、つまりハンドバルブのレバーがO
FF側にある場合には各バルブは図4に示すような接続
状態になっている。この状態から、キャリア10と共に
フィーダバンク11を供給部M1へと装着すると、キャ
リア10に突設したガイド棒10bによってメカニカル
バルブ22のローラレバー22aが押圧され、メカニカ
ルバルブ22のON側ブロック(図中、上側に位置する
ブロック)がエアー源20に連結される。
レバー23aをON側に切換え、ハンドバルブ23のO
N側ブロックを、メカニカルバルブ22のON側ブロッ
クとスピードコントローラ24,25とに接続すると、
エアー源20から送給されたエアーは、各バルブ22,
23及びスピードコントローラ25を介してエアーシリ
ンダのロッド突出側に送給され、シリンダロッド21a
を上方へと突出させる。これにより、昇降板19がフィ
ーダバンク11を上方へと押し上げ、係合突起11aと
係合孔17aとを係合させてフィーダバンク11の位置
を固定する。なお、エアーシリンダの没入側空間内のエ
アーはスピードコントローラ24、ハンドバルブ、及び
消音器26を介して外部へと排出される。
には、ハンドバルブ11の操作レバーをOFF側に切換
えれば良い。すなわち、操作レバー11aを切換える
と、エアー源20から送給されたエアーは、メカニカル
バルブ22、ハンドバルブ23、及びスピードコントロ
ーラ24を経て没入側空間に送出されるため、シリンダ
ロッド21aは没入状態となり、昇降板19と共にフィ
ーダバンク11は下降し、係合突起11aと係合孔17
aとの係合は解除される。なお、エアーシリンダ21の
下側空間に送給されていたエアーはスピードコントロー
ラ25、ハンドバルブ23、及び消音器27を介して外
部へと排出される。これにより、フィーダバンク11は
キャリア10と共に取り出し可能状態となり、取り出し
が行われると、ローラレバー22aへの押圧が解除され
てメカニカルバルブ22のOFF側ブロックがエアー源
20に接続され、回路は初期状態に復帰する。
この第4実施例は、前記第3実施例に示した空気圧回路
において、一方のスピードコントローラ25とハンドバ
ルブ23との間にパイロットチェックバルブ28を接続
すると共に、そのパイロットチェックバルブ28のパイ
ロット信号を他方のスピードコントローラ24とハンド
バルブ23との間から取り出すようにしたものであり、
このような回路構成をとることにより、エアー供給源2
0でエアーの漏出、遮断が発生した場合にも、エアーシ
リンダ21のシリンダロッド21aが不用意に上昇位置
から下降してしまうのを防止し得るようになっている。
には、図5(a)に示すように、バルブ22,23,チ
ェックバルブ28,及びスピードコントローラ25を介
してエアーシリンダ21の突出側空間にエアーが送給さ
れ、エアーシリンダの没入側空間内のエアーがスピード
コントローラ24,ハンドバルブ23及び消音器26を
介して外部に排出される。このとき、スピードコントロ
ーラ24からハンドバルブ23に至る流路内は大気圧に
等しく、チェックバルブ28にはパイロット信号となる
エアーが送給されないため、チェックバルブ28は閉状
態となりエアーの逆流を阻止する。
時、エアー供給源20においてエアーの遮断、漏出が発
生したとしても、チェックバルブ28の逆流防止作用に
よってエアーシリンダの突出空間内における空気圧は保
持され、シリンダロッド21aの突出状態は維持され
る。このため、フィーダバンク11が不用意に下降して
キャリア10と共に設定位置から移動してしまうといっ
た問題が発生することもなくなる。また、エアー供給源
20の遮断、漏出などによりフィーダバンク11が下降
した場合には、エアー供給源20が復旧した際にフィー
ダバンク11が突如として上昇し、操作者がこれに撒き
込まれるといった事故が発生する虞もあるが、この第4
実施例ではフィーダバンク11が上昇位置に保たれてい
るため、そうした危険性も完全に排除される。
り出すべくハンドバルブ23のレバー23aを切換える
と、エアー供給源20からのエアーはメカニカルバルブ
22及びハンドバルブ23のOFF側ブロックを通過し
た後、スピードコントローラ24を経てエアーシリンダ
21の没入側空間に送給される。このとき、ハンドバル
ブ23からスピードコントローラ24に至る経路には大
気圧以上の圧力が加わり、チェックバルブ28にパイロ
ット信号としてのエアーが送給されるため、チェックバ
ルブ28は開状態となり、エアーシリンダ21の突出空
間内のエアーはスピードコントローラ25,チェックバ
ルブ28を経てハンドバルブ23へと送出され、ここか
ら消音器27を介して外部へと排出される。つまり、フ
ィーダバンク11の取り出し時には、チェックバルブ2
8によるシリンダロッド21aの下降防止状態は解除さ
れ、フィーダバンク11を確実に下降させることがで
き、昇降板19との係合を解除することができる。
この第5実施例は、図6に示すような空気圧回路によっ
て、昇降板19の昇降を行うエアーシリンダを駆動させ
るようにしたものである。図6において、30はエアー
源20に接続される電磁バルブ、31,32は電磁バル
ブ30とエアーシリンダ33との間に接続したスピード
コントローラ、34,35は消音器である。そして、こ
の実施例に用いられているエアーシリンダ33は、シリ
ンダロッド33aを上昇位置で保持し得る保持機構を備
えた所謂エンドロックシリンダとなっている。なお、上
記空気圧回路などを除くその他の構成は上記第3実施例
とほぼ同様であるが、ここでは係合板17に設けたメカ
ニカルバルブ22に替えて、図1に示した第1実施例と
同様にリミットスイッチ18を設けたものとなってい
る。
M1にフィーダバンク11を設置すると、前記第1実施
例と同様に係合板17に設けられたリミットスイッチ1
8から検出信号が出力され、その検出信号に応じて電磁
バルブ30がONとなる。その結果、エアー供給源20
から送出されたエアーは図示のように電磁バルブ30の
ON側ブロックからスピードコントローラ32を介して
エアーシリンダ33の突出側空間に送給され、シリンダ
ロッド33aを上昇させる。これにより、フィーダバン
ク11は上昇し、係合突起11aが係合板17の係合孔
17aに係合して定位置に固定される。
エアーシリンダ33に設けられた保持機構によって保持
されるため、例え、エアー供給源20においてエアーの
遮断や漏出が発生したとしてもフィーダバンク11はシ
リンダロッドによって上昇位置に保たれ、係合板17と
の係合状態が不用意に解除されることはなくなり、上記
各実施例と同様の効果を得ることができる。また、フィ
ーダバンク11を実装装置Mの供給部M1から取り出す
場合には、シリンダロッド33aの保持機構を解除して
シリンダロッド33aを押し下げれば良く、取り出し操
作も極めて容易に行うことができる。
バンク11の昇降機構を実装装置の供給部M1に設けた
場合を例にとり説明したが、昇降機構をキャリア10等
に取り付けることも可能である。もっともこの場合に
は、各キャスターと共に複数の昇降機構を設けなければ
ならず装置全体が高価になるが、所期の目的は十分に達
成可能であり、この発明の技術思想は上記実施例に限定
されるものではない。
Mの供給部M1を回路基板Bの実装位置に対して、1箇
所設けても良いし、回路基板移動方向に交叉する方向に
2箇所設けても良い。そして、供給部M1を実装位置に
対向して、前側、後側の2箇所設けると,前側の電子部
品を実装している間に、後側の電子部品供給装置を交換
している時、前側の電子部品がなくなり搭載ヘッドが後
側に移動しても、搭載ヘッドが破損する心配がない。従
って、電子部品の実装作業を停止しなくても良いので、
生産性を向上することができる。
供給装置によれば、フィーダーバンクは、部品供給位置
と初期設定位置との間を昇降機構により移動する。そし
て、フィーダーバンクは初期設定位置でキャリアにより
水平方向に移動可能である。従って、搭載ヘッドが下降
状態にあって且つフィーダーバンクが部品供給位置にあ
る時、フィーダーバンクを下降させ初期設定位置に移動
させた後、フィーダーバンクの着脱を行うので、搭載ヘ
ッドとフィーダーバンクが干渉することがない。従っ
て、フィーダーバンク着脱時、搭載ヘッドが破損するこ
とがない。また、電子部品の実装作業を停止することな
く、フィーダーバンクの着脱を行うことができるので、
生産性が向上する。
り、初期設定位置と部品供給位置とへ自動的にフィーダ
ーバンクが移動可能であり、電子部品供給が迅速且つよ
り確実になる。また、請求項3によれば、保持手段によ
り、シリンダロッドを上昇位置で保持するので流体圧の
遮断などが発生してもフィーダーバンクを部品供給位置
に保持することができる。流体圧復旧時に迅速且つ安全
に作業することができる。さらに請求項4によれば、係
合手段により、フィーダーバンクの着脱時より確実に搭
載ヘッドとフィーダーバンクが干渉することがない。
る。
成を示す空気圧回路図である。
成を示す空気圧回路図であり、(a)はシリンダーロッ
ド21aの突出状態、(b)はシリンダーロッド21a
の没入状態をそれぞれ示している。
成を示す空気圧回路図である。
着されたテープカセット等を示す一部切欠側面図であ
る。
斜視図である。
部及び搭載ヘッドを示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の部品供給位置に位置する電子部品
を、上下に移動可能な搭載ヘッドによって保持し、基板
上の実装位置へと移送するようにした電子部品実装装置
に対して設けられ、 前記部品供給位置に電子部品を供給するための電子部品
供給装置であって、 多数の電子部品を供給可能な電子部品供給カセットと、 複数の電子部品供給カセットを並列状態で着脱可能に保
持するフィーダーバンクと、 前記フィーダーバンクを上下動可能に支持しつつ水平方
向に移動可能とする移動するキャリアと、 前記フィーダーバンクを前記部品供給位置と、部品供給
位置下方に設けられた初期設定位置と、に移動させる昇
降機構と、を備えたことを特徴とする電子部品供給装
置。 - 【請求項2】 フィーダーバンクが初期設定位置に位置
することを検知する検知手段を備え、初期設定位置と部
品供給位置とへ自動的にフィーダーバンクが移動可能で
あることを特徴とする請求項1記載の電子部品供給装
置。 - 【請求項3】 昇降機構は、流体圧により上下動するシ
リンダによって構成され、前記シリンダのシリンダロッ
ドを上昇位置で保持する保持手段を設けたことを特徴と
する請求項1または2記載の電子部品供給装置。 - 【請求項4】 フィーダーバンクが部品供給位置に位置
する時、水平方向の移動を阻止する係合手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1記載の電子部品供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290786A JP2736234B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 電子部品供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290786A JP2736234B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 電子部品供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148882A true JPH08148882A (ja) | 1996-06-07 |
JP2736234B2 JP2736234B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=17760494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6290786A Expired - Lifetime JP2736234B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 電子部品供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2736234B2 (ja) |
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