JP5419641B2 - 電子部品実装装置及び電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装装置及び電子部品実装方法 Download PDF

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Description

本発明は、テープフィーダから電子部品を供給し、基板上に装着する電子部品実装装置及び電子部品実装方法に関する。
従来の電子部品実装装置としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、フィーダバンクごとテープフィーダの交換を行うものであり、ここでは、一括交換台車を用いて複数のテープフィーダを一括で交換している。
テープフィーダとしては、機械駆動方式のメカテープフィーダと電動駆動方式の電動テープフィーダとがある。
メカテープフィーダは、ノックシリンダからの動力を受けて電子部品の供給を行うものである。ノックシリンダは、電子部品実装装置本体におけるテープフィーダ設置位置の前方下側に固定され、エアー供給にて駆動されるのが一般的である。
図12は、従来のメカテープフィーダの概要を示す図である。図中符号110がメカテープフィーダである。
電子部品を収容したテープ112は、電子部品実装装置本体(図示せず)に固定されたノックシリンダ201の動力により順次繰り出され、テープカートリッジ113からピックアップ位置Pに送られる。そして、ピックアップ位置Pで電子部品が吸着される。電子部品を供給した後の空のテープ112aは、メカテープフィーダ内部を通り、当該メカテープフィーダの後方(図12における左側)へ排出される。
一方、電動テープフィーダは、上述したノックシリンダからの動力を必要とせず、電動テープフィーダ本体に内蔵したモータにてテープを送る構造となっている。
図13は、電動テープフィーダを使用した従来の電子部品実装装置の概要を示す図である。この図13に示すように、電動テープフィーダ120は、電動一括交換台車121を用いて電子部品実装装置本体300に装着される。
電子部品を収容したテープ122は、電動テープフィーダ120に内蔵されたモータ123の動力により順次繰り出され、テープカートリッジ124からピックアップ位置Pに送られる。電子部品を供給した後の空のテープ122aは、電動テープフィーダ前方(図13における右側)を通り、電子部品実装装置下方に排出される。
このように、テープフィーダの駆動方法が異なると、テープ排出経路も異なる。そのため、図12のメカテープフィーダ110を装着する電子部品実装装置本体に、図13に示す電動一括交換台車121を用いて電動テープフィーダ120を装着した場合、電子部品実装装置本体に固定されたノックシリンダ201で電動テープフィーダ120のテープ排出経路を塞いでしまい、電動テープフィーダ120を使用することができない。
そこで、駆動方式の異なるテープフィーダを併用可能とする電子部品実装装置として、例えば特許文献2に記載の技術がある。この技術は、メカテープフィーダの繰り出し動作のための駆動動力部(ノックシリンダ)を電子部品実装装置本体に設けず、部品供給装置側に設けるものである。
特開2002−319791号公報 特開2008−294286号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の電子部品実装装置にあっては、電子部品実装装置本体が上記駆動動力部を備えていないため、図12に示すような駆動動力部を備えていない一般的なメカテープフィーダは使用することができない。すなわち、メカテープフィーダを使用する場合には、部品供給装置本体に駆動動力部を備えるための改造が必要となる。
そこで、本発明は、部品供給装置の改造を必要とすることなく、駆動方式の異なるテープフィーダを併用することができる電子部品実装装置及び電子部品実装方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る部品実装装置は、駆動方式の異なるテープフィーダが分離・連結可能であり、連結された前記テープフィーダから供給される部品を基板上の所定位置に装着する部品実装装置であって、前記テープフィーダに取り付けた部品収納テープの繰り出し動作を行うために上下に駆動するノックピンと、前記ノックピンを駆動するノックシリンダと、を有するテープ送り手段と、前記テープ送り手段を、前記繰り出し動作が実施可能な第1の配置位置と、前記第1の配置位置より下方に設けられた第2の配置位置とに移動する昇降手段と、を備えることを特徴としている。
このように、テープ繰り出し動作を行うためのテープ送り手段を上下方向に移動可能な構成とするので、連結されたテープフィーダの駆動方式に応じて、テープ送り手段を適切な位置に配置することができる。したがって、駆動方式の異なるテープフィーダを併用可能な部品実装装置とすることができる。
また、請求項2に係る部品実装装置は、請求項1に係る発明において、連結された前記テープフィーダが、前記テープ送り手段によって部品収納テープの繰り出し動作を行う機械駆動方式であるか、自身が有する電動モータによって部品収納テープの繰り出し動作を行う電動駆動方式であるかを判別する判別手段を備え、前記昇降手段は、前記判別手段で前記テープフィーダが機械駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り手段を前記第1の配置位置に移動し、前記判別手段で前記テープフィーダが電動駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り手段を前記第2の配置位置に移動することを特徴としている。
これにより、機械駆動方式のテープフィーダが連結された場合には、部品実装装置側に設けたテープ送り手段によってテープ繰り出し動作を行うことができる。そのため、部品供給装置の改造を必要とすることなく、機械駆動方式のテープフィーダが使用可能となる。
また、電動駆動方式のテープフィーダが連結された場合には、部品実装装置側に設けたテープ送り手段が電動駆動方式のテープフィーダの装着の妨げになるのを防止することができるので、電動駆動方式のテープフィーダが使用可能となる。
さらに、請求項3に係る部品実装装置は、請求項2に係る発明において、前記第2の配置位置は、電動駆動方式のテープフィーダに取り付けた部品収納テープの排出経路外に設定することを特徴としている。
これにより、電動駆動方式のテープフィーダを連結した際に、部品実装装置側に設けたテープ送り手段で電動駆動方式のテープフィーダのテープ排出経路を塞いでしまうのを防止することができる。そのため、テープフィーダの前方に部品供給後の空のテープを排出する一般的な電動駆動方式のテープフィーダであっても適正に使用可能となる。
また、請求項4に係る部品実装装置は、請求項2又は3に係る発明において、前記判別手段は、連結された前記テープフィーダとの接触によって任意の出力値を出力する接触式のセンサにより構成されており、前記テープフィーダの駆動方式に応じて前記出力値が変化することを特徴としている。
これにより、比較的簡易な構成で確実にテープフィーダの駆動方式を判別することができる。
さらに、請求項5に係る部品実装装置は、請求項2又は3に係る発明において、前記昇降手段は、流体圧により上下動するシリンダにより構成されており、前記判別手段は、連結された前記テープフィーダとの接触によって、前記昇降手段を構成する前記シリンダへの作動流体の供給経路の連通と遮断とを切り替えることを特徴としている。
これにより、比較的簡易な構成で確実にテープフィーダの駆動方式を判別することができると共に、昇降手段の駆動制御を行うことができる。
さらにまた、請求項6に係る部品実装方法は、連結されたテープフィーダから供給される部品を基板上の所定位置に装着する部品実装方法であって、連結された前記テープフィーダが、前記テープフィーダに取り付けた部品収納テープの繰り出し動作を行うために上下に駆動するノックピン及び前記ノックピンを駆動するノックシリンダからなるテープ送り機構によって前記繰り出し動作を行う機械駆動方式であるか、自身が有する電動モータによって前記繰り出し動作を行う電動駆動方式であるかを判別するステップと、前記テープフィーダが機械駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り機構を前記繰り出し動作が実施可能な第1の配置位置に移動し、前記テープフィーダが電動駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り機構を前記第1の配置位置より下方に設けられた第2の配置位置に移動するステップと、を備えることを特徴としている。
このように、連結されたテープフィーダの駆動方式に応じて、テープ送り機構を適切な位置に配置することができるので、駆動方式の異なるテープフィーダを併用可能な部品実装方法とすることができる。
本発明によれば、テープ繰り出し動作を行うための機械駆動方式の駆動動力部(ノックピン及びノックシリンダ)を部品実装装置本体に設け、その駆動動力部を上下方向に移動可能な構成とする。そのため、部品実装装置本体に連結するテープフィーダの種類がメカテープフィーダであるか電動テープフィーダであるかに応じて、駆動動力部を適切な位置に配置することができる。したがって、大幅な改造を必要とすることなく、駆動方法の異なるテープフィーダを併用可能な部品実装装置とすることができる。
本発明における部品実装装置を示す断面側面図である。 部品実装装置における電動駆動方式の部品供給装置を連結した状態を示す断面側面図である。 駆動動力部とその周辺部品を示す斜視図である。 ノックシリンダの状態図である。 メカテープフィーダ使用時におけるバンク確認スイッチの状態図である。 電動テープフィーダ使用時におけるバンク確認スイッチの状態図である。 部品実装装置の構成を示すブロック図である。 制御部で実行する処理手順を示すフローチャートである。 メカテープフィーダ使用時におけるテープ排出経路を示す図である。 電動テープフィーダ使用時におけるテープ排出経路を示す図である。 ノックシリンダの昇降判断の別の例を示す回路図である。 従来のメカテープフィーダの概要を示す図である。 電動テープフィーダを使用した従来の電子部品実装装置の概要を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本発明における部品実装装置を示す断面側面図である。
図中、符号1は部品実装装置である。部品実装装置1は、電子部品を供給するための部品供給装置が分離・連結可能に構成されている。
この図1は、部品実装装置1に機械駆動方式の部品供給装置3を連結した状態を示している。なお、本実施形態では、部品供給装置として、機械駆動方式及び電動駆動方式の2種類を併用するものとする。
部品供給装置3は、メカ一括交換台車31を用いて、部品実装装置1にメカテープフィーダ32を装着するものである。
メカ一括交換台車31は、キャスター31aによって床面上を自在に水平移動することができるようになっており、このメカ一括交換台車31にメカフィーダバンク33が設置されている。
メカフィーダバンク33は、複数のメカテープフィーダ32を並列状態で着脱可能に保持するものであり、上下方向に昇降可能な構成となっている。このメカフィーダバンク33は、部品実装装置1に着脱可能に装着させ得るような寸法及び形状をなしている。
メカテープフィーダ32は、テープカートリッジ34を備える。このテープカートリッジ34は、テープ本体とカバーテープとからなって一定間隔おきに多数の部品を収容したテープを巻回した状態で保持している。そして、このテープがテープカートリッジ34から導出されてフィーダ前方のピックアップ位置Pに導かれると、ピックアップ位置Pにおいて、カバーテープがテープ本体から剥がされて部品の取り出しが可能な状態となる。すると、部品実装装置1の部品吸着ノズルによって部品の吸着が行われる。
部品が吸着された後は、所定の繰り出し機構により、テープが一定量ずつ繰り出される。ここでは、特に図示しないが、繰り出し機構としてノックレバーとラチェットとを用いる。具体的には、メカテープフィーダ32におけるピックアップ位置Pの下方にノックレバーを配置し、当該ノックレバーの遥動に応じてラチェットを一定方向に回転させ、テープを一定量ずつ繰り出す。
本実施形態では、メカテープフィーダ32の繰り出し機構を駆動する駆動動力源を部品実装装置1側に設けるものとする。なお、駆動動力源については後述する。
図2は、部品実装装置1に電動駆動方式の部品供給装置5を連結した状態を示している。
部品供給装置5は、電動一括交換台車51を用いて、部品実装装置1に電動テープフィーダ52を装着するものである。
電動一括交換台車51は、キャスター51aによって床面上を自在に水平移動することができるようになっており、この電動一括交換台車51に電動フィーダバンク53が固定されている。
電動フィーダバンク53は、複数の電動テープフィーダ52を並列状態で着脱可能に保持するものであり、上下方向に昇降可能な構成となっている。この電動フィーダバンク53は、部品実装装置1に着脱可能に装着させ得るような寸法及び形状をなしている。
電動テープフィーダ52は、テープカートリッジ54を備える。このテープカートリッジ54は、テープ本体とカバーテープとからなって一定間隔おきに多数の部品を収容したテープを巻回した状態で保持している。そして、このテープがテープカートリッジ54から導出されてフィーダ前方のピックアップ位置Pに導かれると、ピックアップ位置Pにおいて、カバーテープがテープ本体から剥がされて部品の取り出しが可能な状態となる。すると、部品実装装置1の部品吸着ノズルによって部品の吸着が行われる。
部品が吸着された後は、所定の繰り出し機構により、テープが一定量ずつ繰り出される。ここでは、特に図示しないが、繰り出し機構としてスプロケット等の回転体を用いる。具体的には、電動テープフィーダ52におけるピックアップ位置Pの下方に、テープに係合するスプロケットを配置し、当該繰り出し機構を駆動する駆動動力源である電動モータによりスプロケットを回転させ、テープを一定量ずつ繰り出す。
このように、部品供給装置5は、電動テープフィーダ52の繰り出し機構を駆動する駆動動力源を備える。
次に、部品実装装置1の構成について説明する。
部品実装装置1は、メカテープフィーダ32の繰り出し機構を駆動するための動力源である駆動動力部10を備える。この駆動動力部10は、ノックピン11と、ノックシリンダ12とから構成される。
ノックピン11は、後述する制御部によってノックシリンダ12にエアー供給とエアーダウンを繰り返し与えることで上下する。このノックピン11は、図3に示すように、部品実装装置1に装着されるテープフィーダに対応して、当該テープフィーダの配列方向(X方向)に複数並列して設けられている。
本実施形態では、駆動動力部10を上下方向に移動可能な構成とし、部品実装装置1に装着されるテープフィーダの種類(メカテープフィーダ32か電動テープフィーダ52か)に応じて、予め設定した高さにセットするものとする。
すなわち、部品実装装置1は、駆動動力部10を上下方向に移動可能な構成とするために、ノックシリンダ固定台13と、エアシリンダ14と、ガイドレール15とを備える。
エアシリンダ14は、テープフィーダ設置位置の前方下側に配置する。ここでは、エアシリンダ14を部品実装装置1のX方向両端部にそれぞれ1つずつ配置するものとする。このエアシリンダ14には、後述する制御部によってエアー供給及びエアーダウンが与えられる。
エアシリンダ14の駆動部先端には、それぞれノックシリンダ固定台13が固定されており、これらノックシリンダ固定台13にノックシリンダ12が取り付けられる。
また、ガイドレール15は部品実装装置1のZ方向に延在しており、このガイドレール15にノックシリンダ12が係合している。
このような構成により、エアシリンダ14のエアーを制御することで、ノックシリンダ12がガイドレール15に案内されて上下方向に直動する。
部品実装装置1に電動テープフィーダ52を装着した場合には、エアシリンダ14をエアーダウンした初期状態に維持することで、ノックシリンダ12を図4(a)に示す初期位置に配置する。そして、部品実装装置1にメカテープフィーダ32を装着した場合には、エアシリンダ14にエアー供給することで、ノックシリンダ12を図4(b)に示すように初期位置から所定高さH(例えば、200mm)だけ上方向へ移動した状態とする。
ここで、図4(a)に示すエアシリンダ14の配置位置(第2の配置位置)は、電動テープフィーダ52における後述するテープ排出経路と干渉しない位置とし、図4(b)に示すエアシリンダ14の配置位置(第1の配置位置)は、メカテープフィーダ23のテープ繰り出し動作が実施可能な位置とする。
さらに、部品実装装置1は、図3に示すように、フィーダバンク設置台16と、当該フィーダバンク設置台16に駆動先端部が固定されたフィーダバンク用シリンダ17とを備える。
フィーダバンク設置台16上には、部品供給装置3又は5を一括交換台車31又は51を用いて部品実装装置1に装着した際に、一括交換台車に組み付けたフィーダバンク33又は53が設置される。
また、フィーダバンク用シリンダ17には、後述する制御部によってエアー供給及びエアーダウンが与えられる。フィーダバンク用シリンダ17にエアー供給がなされると、フィーダバンクが部品の供給及び搭載を行う所定の部品供給位置まで上昇する。このとき、フィーダバンク設置台16とフィーダバンク設置台16に対向配置された対向部材18とでフィーダバンクを狭持することで、フィーダバンクがセットされる。
対向部材18の下面(フィーダバンク設置台16との対向面)には、部品実装装置1に装着されたテープフィーダの種類を判別するためのバンク確認スイッチ19が固定されている。バンク確認スイッチ19は、フィーダバンクとの接触によってON信号を出力する接触式のセンサである。
部品実装装置1の部品供給位置にメカフィーダバンク33をセットすると、図5(a)に示すように、対向部材18の下面とメカフィーダバンク33の上面とが当接する。このとき、図5(b)に示すように、メカフィーダバンク33の上面でバンク確認スイッチ19を押すことで、バンク確認スイッチ19がON状態となる。
一方、部品実装装置1の部品供給位置に電動フィーダバンク53をセットすると、図6(a)に示すように、対向部材18の下面と電動フィーダバンク53の上面とが当接するが、図6(b)に示すように、電動フィーダバンク53にバンク確認スイッチ19が接触しないようにするための穴53aを設けることで、バンク確認スイッチ19をOFF状態に維持する。
したがって、バンク確認スイッチ19は、部品供給位置にセットしたテープフィーダの種類に応じて異なる信号を出力することになる。
図7は、制御部20を説明するブロック図である。
この図7に示すように、制御部20には、バンク確認スイッチ19のON/OFF信号と、セットアップスイッチ21のセットアップ信号とが入力される。ここで、セットアップスイッチ21は、部品実装装置1の所定位置に設けられ、部品供給装置3又は5の分離・連結時に作業者によって操作されるスイッチである。
そして、制御部20は、これらの入力信号に基づいて、フィーダバンク用シリンダ17、エアシリンダ14及びノックシリンダ12に対するエアー供給指令信号及びエアーダウン指令信号を出力する。
図8は、制御部20で実行する処理手順を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1で、制御部20は、セットアップスイッチ21のセットアップ信号を読み込み、セットアップスイッチ21がON状態であるか否かを判定する。そして、セットアップスイッチ21がOFF状態であると判定した場合には、ON状態となるまで待機し、ON状態であると判定するとステップS2に移行する。
ステップS2では、制御部20は、フィーダバンク用シリンダ17に対してエアー供給指令信号を出力する。これにより、フィーダバンク設置台16が上昇し、フィーダバンク設置台16上に設置されたフィーダバンクが部品供給位置まで上昇する。
次にステップS3では、制御部20は、バンク確認スイッチ19のON/OFF信号を読み込み、バンク確認スイッチ19がON状態であるか否かを判定する。そして、バンク確認スイッチ19がON状態であるときには、フィーダバンクがバンク確認スイッチ19に接触しており、部品実装装置1に装着されたフィーダバンクはメカフィーダバンク33であると判断し、ステップS4に移行する。
ステップS4では、制御部20は、エアシリンダ14に対してエアー供給指令信号を出力してからステップS5に移行する。このとき、エアシリンダ14へのエアー供給により、ノックシリンダ12は図4(b)に示す位置まで上昇する。
一方、前記ステップS3で、バンク確認スイッチ19がOFF状態であると判定した場合には、フィーダバンクがバンク確認スイッチ19と接触しておらず、部品実装装置1に装着されたフィーダバンクは電動フィーダバンク53であると判断する。この場合には、そのままステップS5に移行する。
ステップS5では、制御部20は、テープフィーダのセットアップを完了し、部品実装処理の開始準備を行う。例えば、部品実装装置1に部品供給装置3が装着されている場合(バンク確認スイッチ19がONの場合)には、メカテープフィーダ32から部品供給を行うべく、テープフィーダの駆動動力源としてノックシリンダ12を指定する。また、部品実装装置1に部品供給装置5が装着されている場合(バンク確認スイッチ19がOFFの場合)には、電動テープフィーダ52から部品供給を行うべく、テープフィーダの駆動動力源として部品供給装置5が備える電動モータを指定する。
ステップS6では、制御部20は、部品実装処理を行う。具体的には、部品実装装置1に部品供給装置3が装着されている場合、ノックシリンダ12に対してエアー供給及びエアーダウンを繰り返し指令することでノックピン11を上下させ、メカテープフィーダ32のテープを一定量ずつ繰り出すと共に、部品吸着ノズルを制御して、ピックアップ位置Pにおいてテープから部品を吸着し基板上の所定位置に搭載する。また、部品実装装置1に部品供給装置5が装着されている場合には、電動モータに対して駆動及び停止を繰り返し指令することで電動テープフィーダ52のテープを一定量ずつ繰り出すと共に、部品吸着ノズルを制御して、ピックアップ位置Pにおいてテープから部品を吸着し基板上の所定位置に搭載する。
このように、装着されるテープフィーダの種類に応じた駆動方法で部品実装処理を行う。そして、テープフィーダからの部品供給が終了するとステップS7に移行する。
ステップS7では、制御部20は、部品実装処理の終了処理を行う。ここでは、テープフィーダの駆動動力源であるノックシリンダ12のエアーダウンや電動モータの停止処理を行うことで、部品実装処理を完了させる。
次にステップS8では、制御部20は、セットアップスイッチ21のセットアップ信号を読み込み、セットアップスイッチ21がOFF状態であるか否かを判定する。そして、セットアップスイッチ21がON状態であると判定した場合には、OFF状態となるまで待機し、OFF状態であると判定するとステップS9に移行する。
ステップS9では、制御部20は、フィーダバンク用シリンダ17に対してエアーダウン指令信号を出力する。これにより、フィーダバンク設置台16が下降し、それに伴ってフィーダバンク設置台16上に設置されたフィーダバンクも下降する。
次にステップS10では、制御部20は、バンク確認スイッチ19のON/OFF信号を読み込み、バンク確認スイッチ19がON状態からOFF状態に変化したか否かを判定する。そして、バンク確認スイッチ19がもともとOFF状態であった場合には、そのまま処理を終了する。
一方、バンク確認スイッチ19がON状態からOFF状態に変化した場合には、ステップS11に移行し、エアシリンダ14に対してエアーダウン指令信号を出力してから処理を終了する。このエアシリンダ14のエアーダウンにより、ノックシリンダ12は図4(a)に示す初期位置まで下降する。
なお、駆動動力部10がテープ送り手段に対応し、ノックシリンダ固定台13、エアシリンダ14及びガイドレール15が昇降手段に対応し、バンク確認スイッチ19が判別手段に対応している。
(動作) 次に、本実施形態の動作について説明する。
先ず、フィーダバンク上に新たなテープフィーダを装着した一括交換台車を用いて、部品実装装置1に部品供給装置3又は5をセットする。すると、フィーダバンクが部品実装装置1に設けられたフィーダバンク設置台16上に設置された状態で一括交換台車が位置する。この状態で、作業者が部品実装装置1に設けられたセットアップスイッチ21を押下すると、部品実装装置1はテープフィーダのセットアップを開始する。
具体的には、作業者がセットアップスイッチ21を押すことで、部品実装装置1の制御部20は、ON状態となるセットアップ信号を確認する(図8のステップS1でYes)。すると、フィーダバンク用シリンダ17にエアー供給してフィーダバンク設置台16を上昇し(ステップS2)、当該フィーダバンク設置台16上に設置したフィーダバンクを、対向部材18に当接する位置まで上昇させる。これにより、フィーダバンクが部品供給位置にセットされる。
ここで、部品実装装置1にセットした部品供給装置が、機械駆動方式のメカテープフィーダ32を備える部品供給装置3であるものとする。この場合、フィーダバンク設置台16の上昇により、図5(b)に示すようにメカフィーダバンク33の上面が対向部材18の下面に設置したバンク確認スイッチ19に接触することになる。
そのため、制御部20は、バンク確認スイッチ19がON状態であることを確認する(ステップS3でYes)。すると、エアシリンダ14にエアー供給して、ノックシリンダ12を部品実装装置1の左右に設置したガイドレール15に沿って上方向に移動し(ステップS4)、ノックシリンダ12を図4(b)に示す位置にセットする。すなわち、ノックシリンダ12は、メカテープフィーダ32の前方下側で、且つノックピン11の上下動によりメカテープフィーダ32のノックレバーを遥動可能な位置(テープ繰り出し動作が実施可能な位置)まで上昇することになる。
このようにして、メカテープフィーダ32のセットアップが完了する。
次に部品実装装置1は、ピックアップ位置Pにおいてメカテープフィーダ32のテープから部品を吸着し、基板上の所定位置に搭載する部品実装処理を行う(ステップS6)。
このとき、制御部20は、ノックシリンダ12にエアー供給とエアーダウンとを繰り返し与えることでノックピン11を上下動させ、メカテープフィーダ32内部の繰り出し機構により、部品を収容したテープをテープカートリッジ34から一定のピッチで送る。これにより、部品は順にピックアップ位置Pに配置される。ピックアップ位置Pで部品が吸着された後の空になったテープTmは、図9に示すように、メカテープフィーダ32内部に設けられたテープ排出経路を通り当該メカテープフィーダ32の後方から排出される。
このようにして、メカテープフィーダ32から部品の供給が行われる。
一方、部品実装装置1に電動駆動方式の電動テープフィーダ52を備える部品供給装置5をセットした場合、作業者がセットアップスイッチ21を押すと、上述した機械駆動方式の場合と同様に、電動フィーダバンク53が部品供給位置まで上昇する。このとき、電動フィーダバンク53の上面が対向部材18の下面に当接するが、図5(a)に示すように電動フィーダバンク53には穴53aが設けられているため、フィーダバンク33はバンク確認スイッチ19に接触しない。
そのため、制御部20は、バンク確認スイッチ19がOFF状態のままであることを確認する(ステップS3でNo)。この場合には、エアシリンダ14にエアー供給することなく、ノックシリンダ12を図4(a)に示す初期位置に留める。
次に部品実装装置1は、ピックアップ位置Pにおいて電動テープフィーダ52のテープから部品を吸着し、基板上の所定位置に搭載する部品実装処理を行う(ステップS6)。
このとき、制御部20は、電動テープフィーダ52に設けた電動モータの駆動/停止を繰り返し制御することで、部品を収容したテープをテープカートリッジ54から一定のピッチで送る。これにより、部品は順にピックアップ位置Pに配置される。ピックアップ位置Pで部品が吸着された後の空になったテープTeは、図10に示すように、電動テープフィーダ52の前方から、電動フィーダバンク53と初期位置に留まっているノックシリンダ12との間を通り部品実装装置1の下方へ排出される。
このようにして、電動テープフィーダ52から部品の供給が行われる。
ところで、一般に機械駆動方式の部品供給装置を使用可能な部品実装装置には、機械駆動方式のテープフィーダのテープ繰り出し動作を行うための駆動動力部が設けられており、その駆動動力部はテープ繰り出し動作を実施可能な位置に固定されている。したがって、この部品実装装置に電動駆動方式の部品供給装置を連結しようとした場合、部品実装装置側に固定された駆動動力部が連結の妨げとなったり、当該駆動動力部が電動駆動方式のテープフィーダのテープ排出経路を塞いでしまったりする。そのため、このような従来の部品実装装置では電動テープフィーダを使用することができない。
これに対して本実施形態では、部品実装装置1側に設けた駆動動力部10(ノックピン11及びノックシリンダ12)を上下方向に移動可能な構成とする。
そして、部品実装装置1にメカテープフィーダ32を装着した場合には、駆動動力部10を、図4(b)に示すように、メカテープフィーダ32の前方下側のテープ繰り出し動作が実施可能な位置に移動する。そのため、この場合には、部品実装装置1側に設けた駆動動力部10によってメカテープフィーダ32のテープ繰り出し動作を適正に行うことができる。
また、駆動動力部10を部品実装装置1側に設けているため、テープ繰り出し動作を行うための駆動動力源を備えていない一般的な機械駆動方式の部品供給装置を使用可能であり、部品供給装置を改造する必要がない。
さらに、部品実装装置1に電動テープフィーダ52を装着した場合には、駆動動力部10を、図4(a)に示すように、電動テープフィーダ52のテープ排出経路より下方に設けられた初期位置に留める。そのため、部品実装装置1側に設けた駆動動力部10が電動テープフィーダ52のテープ排出経路を塞いでしまうのを防止し、当該テープ排出経路を確実に確保することができる。したがって、空テープを、テープフィーダ前方を通して部品実装装置の下方へ排出する一般的な電動駆動方式の部品供給装置であっても使用可能である。
このように、本実施形態における部品実装装置1は、装置の大幅な改造を必要とすることなく、異なる駆動方式のテープフィーダを併用することができる。
(効果)
このように、上記実施形態では、メカテープフィーダのテープ繰り出し動作を行うための駆動動力部を上下方向に移動可能な構成とするので、部品実装装置に連結されたテープフィーダの駆動方式に応じて当該駆動動力部を適切な位置に移動することができる。
このとき、テープフィーダの連結前は上記駆動動力部を下方に配置し、連結されたテープフィーダがメカテープフィーダであると判別すると、駆動動力部をメカテープフィーダのテープ繰り出し動作が実施可能な位置まで上昇させる。そのため、部品実装装置側に設けた駆動動力部によってメカテープフィーダのテープ繰り出し動作が可能となり、メカテープフィーダを使用可能な部品実装装置とすることができる。
また、連結されたテープフィーダが電動テープフィーダであると判別した場合には、駆動動力部を上昇せず、初期位置に配置したままとする。そのため、部品実装装置側に設けた駆動動力部によって電動メカテープフィーダの装着が妨げられるのを防止することができる。さらに、上記初期位置を、電動テープフィーダのテープ排出経路と干渉しない位置に設定することで、駆動動力部を上記テープ排出経路外に配置することができる。したがって、テープフィーダ前方にテープ排出経路を有する電動テープフィーダであっても、適正に使用することができる。
さらに、テープフィーダの連結前は上記駆動動力部を下方に配置するため、仮に駆動動力部を昇降させるエアシリンダに動作不具合が発生した場合であっても、装置の故障等を抑制することができる。すなわち、駆動動力部の初期位置をメカテープフィーダのテープ繰り出し動作実施位置とした場合、電動テープフィーダの連結時にエアシリンダが正しく動作せず、駆動動力部が下降しないと、電動テープフィーダのテープが詰まって装置が故障する可能性が高くなる。これに対して、駆動動力部の初期位置を下方に設定すると、メカテープフィーダの連結時にエアシリンダが正しく動作せず、駆動動力部が上昇しなくても、メカテープフィーダのテープ繰り出し動作に支障が出るだけで装置の故障等を抑制することができる。
また、テープフィーダの駆動方式の判別にバンク確認スイッチを用い、駆動方式に応じてスイッチのON/OFF状態が変化するように構成するので、比較的簡易な構成でメカテープフィーダと電動テープフィーダのどちらが連結されているかを判別することができる。
このとき、フィーダバンクを上下方向に昇降可能な構成とし、一括交換台車上の初期位置から部品供給位置へ上昇させてフィーダバンクをセットした際に、フィーダバンクがバンク確認スイッチと接触するか否かを判別するので、適正に上記駆動方式の判別を行うことができる。
(応用例)
なお、上記実施形態においては、部品供給装置3又は5を部品実装装置1の片側にのみ装着可能な構成する場合について説明したが、部品実装装置1の両側(正面側と背面側)に装着可能な構成とすることもできる。このとき、正面側と背面側とに同一駆動方式の部品供給装置を装着してもよいし、正面側と背面側とで異なる駆動方式の部品供給装置を装着するようにしてもよい。
この場合、例えば、正面側のフィーダの部品がなくなると、背面側の部品を吸着する。そして、その間に正面側のフィーダバンクを取り外し、部品を補充する。そのフィーダバンクを正面側に取り付けると、バンク確認スイッチ19によってバンクの種類を自動判別し、正面側の部品供給準備が完了する。
このように、部品実装装置1の両側に部品供給装置をセット可能とすることで、部品切れが発生しても装置を停止することなく生産を行うことができる。
また、上記実施形態においては、バンク確認スイッチ19を用いてテープフィーダの駆動方式を判別する場合について説明したが、一括交換台車の接続時にコネクタの識別によって駆動方式を判別するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、ノックシリンダ12の上昇・下降の判断をバンク確認スイッチ19により電気的に行う場合について説明したが、メカニカルバルブによるエアー回路の切り替えで行うようにしてもよい。すなわち、図11に示すように、ノックシリンダ12を上下させるためのエアシリンダ14へのエアー供給経路上に、3ポートタイプのメカニカルバルブであるメカ/電動判別スイッチ25を配置する。そして、このメカ/電動判別スイッチ25が押されるか否かによって、エアシリンダ14へのエアー供給を切り替える。
ここで、メカ/電動判別スイッチ25は、バンク確認スイッチ19と同様に、部品供給位置にセットされたテープフィーダがメカテープフィーダ32であるときに接触状態となり、電動テープフィーダ52であるときには非接触状態となるように構成する。
そして、メカ/電動判別スイッチ25は、通常、図11に示す閉状態に維持し、エアシリンダ14へのエアー供給を遮断した状態とする。したがって、このときノックシリンダ12は、図4(a)に示す初期位置に配置された状態となる。この状態でメカテープフィーダ32が装着されると、メカ/電動判別スイッチ25が押されることで開状態となり、エアシリンダ14とエアー供給源とが連通する。これにより、エアシリンダ14にエアーが供給されてノックシリンダ12が上昇し、図4(b)に示す状態となる。
一方、電動テープフィーダ53が装着された場合には、メカ/電動判別スイッチ25が押されないようになっているため閉状態を維持し、エアシリンダ14へのエアー供給は遮断されたままとなる。したがって、ノックシリンダ12は、図4(a)の初期状態を維持する。
このように、連結されたテープフィーダとの接触によって、エアシリンダ14のエアー回路を切り替えるので、テープフィーダの駆動方式の判別とノックシリンダ12の昇降制御とを適切に行うことができる。
さらに、上記実施形態においては、ノックシリンダ12の上昇を防止するためのロック機構を設け、電動テープフィーダ52が装着されたと判断した場合に当該ロック機構を作動し、機械的にノックシリンダ12の上昇を防止するようにしてもよい。これにより、エアシリンダ14の動作不具合により誤ってノックシリンダ12が上昇してしまうのを防止することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
また、上記実施形態においては、装着されたテープフィーダがメカテープフィーダ32であるか電動テープフィーダ52であるかをバンク確認スイッチ19によって自動判別し、駆動動力部10を昇降させる場合について説明したが、駆動動力部10の昇降の要否を作業者が指示するようにしてもよい。これにより、例えば、駆動動力部を備えるメカテープフィーダを装着した場合には、部品実装装置1側に設けた駆動動力部10を上昇させないようにすることができるなど、様々な部品供給装置に対応することができる。
1…部品実装装置、3…部品供給装置(機械駆動方式)、5…部品供給装置(電動駆動方式)、10…駆動動力部、11…ノックピン、12…ノックシリンダ、13…ノックシリンダ固定台、14…エアシリンダ、15…ガイドレール、16…フィーダバンク設置台、17…フィーダバンク用シリンダ、18…対向部材、19…バンク確認スイッチ、20…制御部、21…セットアップスイッチ、25…メカ/電動判別スイッチ、31…メカ一括交換台車、32…メカテープフィーダ、33…メカフィーダバンク、51…電動一括交換台車、52…電動テープフィーダ、53…電動フィーダバンク

Claims (6)

  1. 駆動方式の異なるテープフィーダが分離・連結可能であり、連結された前記テープフィーダから供給される部品を基板上の所定位置に装着する部品実装装置であって、
    前記テープフィーダに取り付けた部品収納テープの繰り出し動作を行うために上下に駆動するノックピンと、前記ノックピンを駆動するノックシリンダと、を有するテープ送り手段と、
    前記テープ送り手段を、前記繰り出し動作が実施可能な第1の配置位置と、前記第1の配置位置より下方に設けられた第2の配置位置とに移動する昇降手段と、を備えることを特徴とする部品実装装置。
  2. 連結された前記テープフィーダが、前記テープ送り手段によって部品収納テープの繰り出し動作を行う機械駆動方式であるか、自身が有する電動モータによって部品収納テープの繰り出し動作を行う電動駆動方式であるかを判別する判別手段を備え、
    前記昇降手段は、前記判別手段で前記テープフィーダが機械駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り手段を前記第1の配置位置に移動し、前記判別手段で前記テープフィーダが電動駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り手段を前記第2の配置位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記第2の配置位置は、電動駆動方式のテープフィーダに取り付けた部品収納テープの排出経路外に設定することを特徴とする請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 前記判別手段は、連結された前記テープフィーダとの接触によって任意の出力値を出力する接触式のセンサにより構成されており、前記テープフィーダの駆動方式に応じて前記出力値が変化することを特徴とする請求項2又は3に記載の部品実装装置。
  5. 前記昇降手段は、流体圧により上下動するシリンダにより構成されており、
    前記判別手段は、連結された前記テープフィーダとの接触によって、前記昇降手段を構成する前記シリンダへの作動流体の供給経路の連通と遮断とを切り替えることを特徴とする請求項2又は3に記載の部品実装装置。
  6. 連結されたテープフィーダから供給される部品を基板上の所定位置に装着する部品実装方法であって、
    連結された前記テープフィーダが、前記テープフィーダに取り付けた部品収納テープの繰り出し動作を行うために上下に駆動するノックピン及び前記ノックピンを駆動するノックシリンダからなるテープ送り機構によって前記繰り出し動作を行う機械駆動方式であるか、自身が有する電動モータによって前記繰り出し動作を行う電動駆動方式であるかを判別するステップと、
    前記テープフィーダが機械駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り機構を前記繰り出し動作が実施可能な第1の配置位置に移動し、前記テープフィーダが電動駆動方式であると判別したとき、前記テープ送り機構を前記第1の配置位置より下方に設けられた第2の配置位置に移動するステップと、を備えることを特徴とする部品実装方法。
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