JP2020145305A - パーツフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィーダ装着部からの取り出しに際して、部品を保持する部品保持部との干渉の発生をより確実に抑制できるパーツフィーダを提供すること。
【解決手段】フィーダ装着部に装着され、部品の供給を行なうパーツフィーダ74であって、部品保持部へ部品の供給を行なう部品供給位置と、部品保持部との接触を回避可能な退避位置P6との2つの位置へ移動可能な部品供給部171と、フィーダ装着部に装着されたパーツフィーダの位置を、フィーダ装着部に対して位置決めするロック機構120と、ロック機構により位置決めを行なうロック状態と、位置決めを解除するロック解除状態とを切り替える操作部79と、操作部によりロック機構がロック解除状態へ切り替えられるのに連動させて、部品供給部を部品供給位置から退避位置へ移動させる連動機構181とを備える。
【選択図】図8

Description

本開示は、部品を供給するパーツフィーダに関するものである。
従来、パーツフィーダから供給された部品を装着ヘッドの吸着ノズルにより吸着して基板に装着する部品装着装置に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載されたパーツフィーダは、部品装着装置のフィーダ装着部に装着され、操作部材を回転させることで、ロック状態又はロック解除状態となる。この種の部品装着装置は、装着ヘッドによってパーツフィーダの部品を吸着する最中に、パーツフィーダをフィーダ挿着部から引き抜かれると、パーツフィーダと吸着ノズルとが干渉する虞がある。特許文献1の部品装着装置は、ロック状態の第1の位置と、ロック解除状態の第2の位置との間の中間位置に操作部材が存在することを検出すると、吸着ノズルの動作を規制し干渉を回避する。
特開2014−3160号公報
上記した部品装着装置では、中間位置を検出する検出信号に基づいて、吸着ノズルの動作を規制する制御を実行する。部品装着装置は、吸着ノズルとパーツフィーダとが干渉しないように、吸着ノズルの動作を規制する制御、例えば、装着ヘッドの緊急停止や緊急上昇を実行する。部品装着装置は、検出信号を検出したタイミング、即ち、装着ヘッドや吸着ノズルの位置などに応じて装着ヘッドの動作内容等を変更する必要がある。その結果、処理の複雑化によって規制が間に合わなかった場合など、パーツフィーダと吸着ノズルの干渉が生じる虞がある。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、フィーダ装着部からの取り出しに際して、部品を保持する部品保持部との干渉の発生をより確実に抑制できるパーツフィーダを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本開示は、フィーダ装着部に装着され、部品の供給を行なうパーツフィーダであって、部品保持部へ前記部品の供給を行なう部品供給位置と、前記部品保持部との接触を回避可能な退避位置との2つの位置へ移動可能な部品供給部と、
前記フィーダ装着部に装着された前記パーツフィーダの位置を、前記フィーダ装着部に対して位置決めするロック機構と、前記ロック機構により位置決めを行なうロック状態と、位置決めを解除するロック解除状態とを切り替える操作部と、前記操作部により前記ロック機構がロック解除状態へ切り替えられるのに連動させて、前記部品供給部を前記部品供給位置から前記退避位置へ移動させる連動機構と、を備えるパーツフィーダを開示する。
本開示のパーツフィーダによれば、操作部に対する操作に基づいて、ロック状態とロック解除状態とに遷移する。連動機構は、ロック解除状態への切り替えに連動させて、部品供給部を退避位置へ移動させる。部品供給部は、ロック解除状態への遷移に連動して、部品保持部との接触を回避可能な退避位置へ移動できる。これにより、部品保持部の動作を規制するような複雑な制御が不要となり、フィーダ装着部からパーツフィーダを取り出す際に、部品保持部とパーツフィーダとの干渉の発生をより確実に抑制できる。
本実施例のテープフィーダを取り付けられた電子部品装着装置を示す斜視図である。 テープフィーダの平面図であって、Y軸方向におけるテープフィーダの先端部を示す図である。 電子部品供給装置のテープフィーダ保持台を示す斜視図である。 テープフィーダ保持台の断面を示す断面図である。 Y軸方向におけるテープフィーダの先端部を側方から見た模式図である。 電子部品装着装置が備える制御装置を示すブロック図である。 ロック状態におけるテープフィーダの構成を示す模式図である。 ロック解除状態におけるテープフィーダの構成を示す模式図である。 ロック状態における別例のテープフィーダの構成を示す模式図である。 ロック解除状態における別例のテープフィーダの構成を示す模式図である。 ロック状態における別例のテープフィーダの構成を示す模式図である。 ロック解除状態における別例のテープフィーダの構成を示す模式図である。
以下、本開示のパーツフィーダを具体化した一実施形態であるテープフィーダを、図を参照しつつ詳しく説明する。
(電子部品装着装置の構成)
まず、テープフィーダを取り付けられた電子部品装着装置について説明する。図1に、電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)10を示す。図1は、装着装置10の外装部品の一部を取り除いた斜視図である。装着装置10は、1つのシステムベース12と、そのシステムベース12の上に互いに隣接されて並んで配列された2つの電子部品装着機(以下、「装着機」と略す場合がある)16とを備え、回路基板に電子部品を装着する作業を行う。なお、以下の説明において、装着機16の並ぶ方向をX軸方向と称し、X軸方向に直交し搬送される回路基板の平面に平行な方向をY軸方向と称し、X軸方向及びZ軸方向に直交する方向をZ軸方向と称して説明する。
装着装置10の装着機16の各々は、主に、フレーム部20とそのフレーム部20に上架されたビーム部22とを有する装着機本体24と、回路基板をX軸方向に搬送するとともに設定された位置に固定する搬送装置26と、その搬送装置26によって固定された回路基板に電子部品を装着する装着ヘッド28とを備えている。また、装着機16の各々は、ビーム部22に配設されて装着ヘッド28をX軸方向及びY軸方向に移動させる移動装置30と、フレーム部20の前方に配設され装着ヘッド28に電子部品を供給する電子部品供給装置(以下、「供給装置」と略す場合がある)32とを備えている。
搬送装置26は、2つのコンベア装置40,42を備えている。2つのコンベア装置40,42は、互いに平行で、且つ、X軸方向に延びるように配置され、Y軸方向におけるフレーム部20の略中央部に配置されている。図6は、装着装置10が備える制御装置150のブロック図を示している。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図6参照)44によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。さらに、コンベア装置40,42の各々は、基板保持装置(図6参照)46を有しており、基板保持装置46により所定の位置において回路基板を固定的に保持する。
また、装着ヘッド28は、搬送装置26によって保持された回路基板に対して電子部品を装着するものであり、下面に電子部品を吸着する吸着ノズル50を有している。吸着ノズル50は、負圧エア、正圧エア通路を介して正負圧供給装置(図6参照)52に通じており、負圧にて電子部品を吸着保持し、僅かな正圧が供給されることで保持した電子部品を離脱する構造とされている。さらに、装着ヘッド28は、吸着ノズル50を昇降させるノズル昇降装置(図6参照)54及び吸着ノズル50をそれの軸心回りに自転させるノズル自転装置(図6参照)56を有しており、保持する電子部品の上下方向の位置及び電子部品の保持姿勢を変更することが可能とされている。なお、吸着ノズル50は、装着ヘッド28に着脱可能とされており、電子部品のサイズ,形状等に応じて変更することが可能とされている。
移動装置30は、装着ヘッド28をフレーム部20上の任意の位置に移動させるものであり、装着ヘッド28をX軸方向に移動させるためのX軸方向スライド機構(図示省略)と、装着ヘッド28をY軸方向に移動させるためのY軸方向スライド機構(図示省略)とを備えている。Y軸方向スライド機構は、Y軸方向に移動可能にビーム部22に設けられたY軸スライダ(図示省略)と、駆動源としての電磁モータ(図6参照)64とを有しており、その電磁モータ64によって、Y軸スライダをY軸方向の任意の位置に移動可能とされている。また、X軸方向スライド機構は、X軸方向に移動可能にY軸スライダに設けられたX軸スライダ66と、駆動源としての電磁モータ(図6参照)68とを有しており、その電磁モータ68によって、X軸スライダ66をX軸方向の任意の位置に移動可能とされている。そして、そのX軸スライダ66に装着ヘッド28が取り付けられることで、装着ヘッド28は、移動装置30によって、フレーム部20上の任意の位置に移動可能とされている。なお、装着ヘッド28は、X軸スライダ66にワンタッチで着脱可能とされており、種類の異なる作業ヘッド、例えば、ディスペンサヘッド等に変更することが可能とされている。
また、供給装置32は、ベースとしてのフレーム部20の前方側の端部に配設されており、フィーダ型の供給装置である。供給装置32は、複数のテープフィーダ74と、複数の送出装置(図6参照)76とを有する。テープフィーダ74は、電子部品84(図2参照)をテーピング化したテープ化部品(図2参照)70をリール72に巻回させた状態で収容する。送出装置76は、複数のテープフィーダ74の各々に収容されているテープ化部品70を送り出す。供給装置32は、テープ化部品70から電子部品84を装着ヘッド28へ順次供給する。
図2は、テープフィーダ74の平面図であって、Y軸方向におけるテープフィーダ74の先端部を示している。図2に示すように、テープ化部品70は、多数の収容凹部78及び送り穴80が等ピッチで形成されたキャリアテープ82と、収容凹部78に収容される電子部品84と、電子部品84が収容された収容凹部78を覆うトップカバーテープ86とを備えている。一方、テープフィーダ74は、図3及び図4に示すように、そのテープ化部品70が巻回されるリール72を保持するリール保持部88と、そのリール72から引き出されたテープ化部品70が上端面に延在させられるフィーダ本体90とを備えている。
フィーダ本体90内部には、図4に示すように、スプロケット92が内蔵されている。スプロケット92は、外周部分に形成された突起を、テープ化部品70のキャリアテープ82に形成された送り穴80に係合させる。スプロケット92は、送出装置76によって回転させられることで、キャリアテープ82にトップカバーテープ86が貼着された状態のテープ化部品70を送り出す。スプロケット92は、フィーダ本体90の上端面において、リール72から離間する方向にテープ化部品70を送り出す。
図2に示すように、フィーダ本体90の上面の先端部分には、金属製のフレーム93が設けられている。フレーム93は、テープ化部品70の形状に合わせて、Y軸方向に伸びる薄い板状に形成されている。フレーム93は、Y軸方向の先端の上部に開口93Aが形成されている。テープ化部品70のトップカバーテープ86は、剥離装置(図示省略)によって先端側を引っ張られることで、送り出し方向(本実施例ではY軸方向)の上流側で開口93Aの一部に係合し、キャリアテープ82から剥ぎ取られる。電子部品84を収容する収容凹部78は、フレーム93の開口93Aにおいて、テープ化部品70の送り出しに応じて順次解放される。
また、フレーム93は、開口93Aの先端側において、トップカバーテープ86を剥がした後のキャリアテープ82の上部に配置される複数の爪部93Bを備える。複数の爪部93Bは、キャリアテープ82の送り穴80側の上方に配置され、キャリアテープ82が上方へ移動した場合に係合して、キャリアテープ82の上方への移動を規制する。
また、装着ヘッド28の吸着ノズル50は、開口93Aにおいて解放された収容凹部78から電子部品84を吸着する。図5は、Y軸方向におけるテープフィーダ74の先端部を側方から見た状態を模式的に示している。図2及び図5に示すように、フレーム93の先端部において、テープ化部品70の下方には、板バネ94が配置されている。板バネ94は、テープ化部品70と平行な状態で配置され、基端部(送り出し方向の上流側)をフィーダ本体90に固定されている。板バネ94の先端部は、上下方向へ可動可能に自由端となっている。
吸着ノズル50は、開口93Aの上方へ配置され、テープ化部品70に向かって下降し、収容凹部78内の電子部品84と接触して吸着する。この際に、図5の破線に示すように、板バネ94は、吸着ノズル50から電子部品84へ加えられる力に応じて下方へ曲がる。板バネ94は、基端部から先端部に向かうに従って、下方へ曲がる(撓む)状態となる。これにより、吸着作業において吸着ノズル50から電子部品84へ加えられる力が所定の上限値を超えないように、板バネ94を曲げて軽減することができる。電子部品84の曲がりや割れの発生を抑制できる。吸着ノズル50は、電子部品84を吸着すると上昇し、回路基板へ装着する。電子部品84を吸着された後のキャリアテープ82は、フィーダ本体90の先端部へ送り出された後に、折り返されダスト通路を経てごみ箱(図示省略)に収容される。
また、図1に示すように、フレーム部20の前方側の端部には、テープフィーダ保持台100が設けられている。図3及び図4に示すように、テープフィーダ74は、このテープフィーダ保持台100に着脱可能とされている。テープフィーダ保持台100は、スライド部102と、立設面部106とを備えている。スライド部102は、フレーム部20の上面に設けられている。立設面部106は、Y軸方向におけるスライド部102の搬送装置26側の端部に立設して設けられている。スライド部102には、Y軸方向に延びるように複数のスライド溝108が形成されている。テープフィーダ74のフィーダ本体90の下縁部には、レール109が取り付けられている。テープフィーダ74は、レール109をスライド溝108に嵌合させた状態で、スライド部102に対してスライドさせることが可能とされている。そして、レール109をスライド溝108に嵌合させた状態で立設面部106に接近させる方向(スライド方向の一例)にテープフィーダ74をスライドさせることで、Y軸方向におけるフィーダ本体90の先端側の側壁面110は、立設面部106に取り付けられる。
立設面部106には、コネクタ接続部112が設けられている。一方、フィーダ本体90の側壁面110には、コネクタ114が設けられている。コネクタ114は、コネクタ接続部112の位置に合わせて取り付けられ、テープフィーダ74をテープフィーダ保持台100に装着した際にコネクタ接続部112に接続される。また、側壁面110には、コネクタ114を上下方向で挟む位置に1対の立設ピン116が設けられている。一方、立設面部106には、コネクタ接続部112を上下方向で挟む位置に1対の嵌合穴118が形成されている。一対の立設ピン116の各々は、テープフィーダ74をテープフィーダ保持台100に装着した際に、嵌合穴118に嵌合する。これにより、テープフィーダ74は、電子部品を供給可能な状態でテープフィーダ保持台100によって保持される。なお、スライド部102に形成された複数のスライド溝108の各々には、テープフィーダ74をそれぞれ嵌合させることが可能となっており、テープフィーダ保持台100には、図1に示すように、複数のテープフィーダ74がY軸方向に並んだ状態で保持されるようになっている。
また、図4に示すように、フィーダ本体90には、テープフィーダ保持台100に対するテープフィーダ74の位置を位置決めするためのロック機構120が設けられている。ロック機構120は、Z軸方向へ可動可能に設けられた突部122と、突部122を下方へ付勢するバネ123とを有する。突部122は、例えば、円柱形状のピンである。また、レール109には、突部122の位置に合わせて、Z軸方向に貫通する貫通穴126が形成されている。貫通穴126は、例えば、断面円形の穴である。突部122は、バネ123によって下方へ付勢され、貫通穴126を通じてテープフィーダ74の下方へ突出可能となっている。
また、テープフィーダ保持台100のスライド部102には、テープフィーダ74をテープフィーダ保持台100に装着した状態において、突部122を挿入可能な位置に挿入穴128が形成されている。挿入穴128は、例えば、スライド部102を下方へ凹設した円柱形状の穴である。挿入穴128は、テープフィーダ74をテープフィーダ保持台100に装着した状態では、レール109の貫通穴126と同軸となる位置に形成されている。ロック機構120は、突部122を下方へ突出させ挿入穴128に挿入することで、突部122と挿入穴128を係合させ、テープフィーダ保持台100に対してテープフィーダ74を位置決めするロック状態となる。また、ロック機構120は、突部122を上方へ移動させ挿入穴128から抜くことで、テープフィーダ保持台100に対してテープフィーダ74をスライド移動可能なロック解除状態となる。
また、テープフィーダ74には、ロック機構120のロック状態及びロック解除状態を切り替えるハンドル79が設けられている。ハンドル79は、フィーダ本体90の上端部におけるリール72側の端部に設けられ、フィーダ本体90からリール72の上方へ突出している。ハンドル79は、フィーダ本体90に対して回転可能に保持されている。本実施形態のテープフィーダ74には、後述するように、ハンドル79の回転に応じてロック機構120のロック状態を切り替える連動機構181が設けられている(図7参照)。連動機構181の詳細については、後述する。
また、図1に示すように、装着機16は、パーツカメラ142を備えている。パーツカメラ142は、上を向いた状態でフレーム部20の搬送装置26と供給装置32との間に設けられており、装着ヘッド28の吸着ノズル50によって吸着保持された電子部品を撮像することが可能となっている。また、図6に示すように、装着機16は、マークカメラ140を備えている。マークカメラ140は、下方を向いた状態でX軸スライダ66の下面に固定されており、移動装置30によって移動させられることで、回路基板の表面を任意の位置において撮像することが可能となっている。マークカメラ140によって撮像された画像データ及び、パーツカメラ142によって撮像された画像データは、装着機16の画像処理装置144(図6参照)において処理され、回路基板に関する情報、基板保持装置46による回路基板の保持位置誤差、吸着ノズル50による電子部品の保持位置誤差等が取得される。
また、図6に示すように、装着機16は、制御装置150を備えている。制御装置150は、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータを主体とするコントローラ152と、上記電磁モータ44,64,68,基板保持装置46,正負圧供給装置52,ノズル昇降装置54,ノズル自転装置56,送出装置76の各々に対応する複数の駆動回路154とを備えている。コントローラ152には、各駆動回路154を介して搬送装置26,移動装置30等の駆動源が接続されており、搬送装置26,移動装置30等の作動を制御することが可能とされている。また、コントローラ152には、マークカメラ140及びパーツカメラ142によって得られた画像データを処理する画像処理装置144が接続されている。また、図1に示すように、装着機16の上面であって、Y軸方向の前端部には、表示装置160が設けられている。図6に示すように、コントローラ152は、制御回路156を介して、表示装置160に接続されている。表示装置160は、コントローラ152の制御に基づいて、装着機16による作業に関する情報、具体的にはテープフィーダ74の交換作業に関する情報等を表示する。
(電子部品装着装置による対基板作業)
装着装置10は、上述した構成によって、コンベア装置40,42に保持された回路基板に対して、装着ヘッド28によって装着作業を行う。具体的に説明すれば、まず、コンベア装置40,42によって、回路基板を装着作業位置まで搬送するとともに、その位置において回路基板を固定的に保持する。次に、移動装置30によって、装着ヘッド28を回路基板上に移動させ、マークカメラ140によって、回路基板を撮像する。その撮像により回路基板の種類,コンベア装置40,42による回路基板の保持位置誤差が取得される。その取得された回路基板の種類に応じた電子部品を、供給装置32のテープフィーダ74によって供給する。装着ヘッド28は、吸着ノズル50によってテープフィーダ74から供給された電子部品を吸着保持する。続いて、電子部品を保持した状態の装着ヘッド28を、移動装置30によってパーツカメラ142上に移動させ、パーツカメラ142によって、装着ヘッド28に保持された電子部品を撮像する。その撮像により電子部品の保持位置誤差が取得される。そして、移動装置30によって、装着ヘッド28を回路基板上の装着位置に移動させ、装着ヘッド28によって、回路基板及び電子部品の保持位置誤差に基づいて吸着ノズル50を自転させた後に、電子部品が装着される。
(テープフィーダの交換)
ここで、本実施形態の装着機16は、様々なタイミングでテープフィーダ74の交換が行なわれる。例えば、コントローラ152は、装着機16に装着されたテープフィーダ74の電子部品84の部品数を個々に管理し、電子部品84の不足に応じてテープフィーダ74の交換を報知する。あるいは、コントローラ152は、生産する回路基板の種類の変更にともなってテープフィーダ74の交換を報知する。コントローラ152は、例えば、交換すべきテープフィーダ74の情報(電子部品84の種類やテープフィーダ保持台100に装着する位置(スロット番号)等)を、表示装置160に表示する。作業者は、表示装置160の表示を確認した後、交換用のテープフィーダ74を準備してテープフィーダ74の交換を実行する。作業者は、部品がなくなったテープフィーダ74のハンドル79を操作してロック機構120のロックを解除し、テープフィーダ74をスライド移動させてテープフィーダ保持台100から取り外す。同様に、作業者は、交換用のテープフィーダ74のハンドル79を操作してロック機構120のロックを解除した状態でテープフィーダ保持台100の空いているスロットにテープフィーダ74を差し込む。作業者は、ハンドル79を戻してロック機構120をロック状態にしてテープフィーダ74をテープフィーダ保持台100に装着させる。
上記したテープフィーダ74の交換を作業者が実行している間、装着機16は、回路基板に対する電子部品84の装着作業を実行している場合がある。例えば、作業者による交換作業が遅れた場合や、作業者が誤って違うテープフィーダ74を取り外した場合など、装着作業中にテープフィーダ74が引き抜かれたり、差し込まれたりする可能性がある。
一方で、図5に示すように、吸着ノズル50は、電子部品84を吸着する際に、テープフィーダ74の上面の位置から所定の距離だけ下方へ下がった位置まで下降する。換言すれば、吸着ノズル50は、吸着する際に、電子部品84及びキャリアテープ82を押し込み板バネ94を曲げることで、テープフィーダ74の上面から所定距離だけ下降する。このため、吸着ノズル50が電子部品84を吸着する際に、テープフィーダ74が引き抜かれると、吸着ノズル50とテープフィーダ74の一部(キャリアテープ82など)が接触する虞がある。その結果、吸着ノズル50やテープフィーダ74の一部が破損等する虞がある。
そこで、本実施形態のテープフィーダ74は、交換される際に、吸着ノズル50と接触する可能性がある部分を退避させる構成となっている。詳述すると、図4に示すように、テープフィーダ74は、先端部分に部品供給部171を有する。部品供給部171は、フィーダ本体90における立設面部106側の先端部であって、フィーダ本体90の上端部を、フィーダ本体90の他の部分に対して相対的に移動可能にした部分である。この部品供給部171は、テープフィーダ74をスライド移動させる際に、電子部品84の吸着動作中の吸着ノズル50と接触する可能性がある部分である。部品供給部171は、例えば、フレーム93等の一部を分離可能にした部材を含む。部品供給部171は、例えば、図5に示すように、テープフィーダ74の先端部における基端位置P1から先端位置P2までを含む部材である。基端位置P1は、吸着作業の際に、電子部品84と吸着ノズル50とが接触する吸着位置P3から、テープ化部品70の搬送方向における上流側へ所定距離だけ移動した位置である。この所定距離は、部品供給部171と吸着ノズル50との接触を回避するのに十分な距離である。先端位置P2は、テープフィーダ74の先端且つ上端の位置である。即ち、部品供給部171は、テープフィーダ74のスライド動作において、吸着ノズル50と接触する可能性がある部分(フレーム93の一部等)を含んでいる。
図7は、テープフィーダ74のロック機構120、部品供給部171等を模式的に示している。図7は、図面が煩雑となるのを防ぐため、スプロケット92やリール72の図示を省略している。また、図7は、部品供給部171等の動作を理解し易くするため、部品供給部171を拡大等して図示している。図7に示すように、フィーダ本体90は、Y軸方向における部品供給部171の両側に一対のレール173を有している。部品供給部171は、一対のレール173に保持され、上下方向(Z軸方向)へスライド移動可能となっている。部品供給部171は、図7に示す部品供給位置P5と、図8に示す退避位置P6を含む範囲で上下方向へ移動可能となっている。
ここでいう部品供給位置P5とは、吸着ノズル50へ電子部品84の供給を行なう位置である。より具体的には、部品供給位置P5は、部品供給部171の位置を、フィーダ本体90の他の部分の位置と合わせ、フレーム93等を含むフィーダ本体90の各部を元の状態(通常状態)に戻して、吸着ノズル50によって収容凹部78内の電子部品84を吸着可能する位置である。また、退避位置P6は、吸着ノズル50と部品供給部171の接触を回避可能な位置である。
本実施形態の退避位置P6は、図8に示すように、部品供給位置P5の位置から下方へ距離L3だけ下がった位置である。図5に示すように、例えば、フレーム93の上面(フィーダ本体90の上端)と、収容凹部78に収容された電子部品84の上面との距離を、距離L1とする。また、吸着ノズル50による吸着動作において、電子部品84を吸着する吸着位置P3で板バネ94が下方へ撓む距離を、距離L2とする。距離L2は、例えば、吸着ノズル50によって押し込まれる板バネ94が、吸着位置P3において下方へ変位する最大距離である。距離L1と距離L2とを加算した距離は、吸着ノズル50が、吸着動作において、フィーダ本体90とオーバラップして干渉する最大距離である。この場合、部品供給位置P5と退避位置P6の距離L3は、距離L1と距離L2を加算した距離以上の値を設定できる。これにより、部品供給部171を、退避位置P6へ退避させることで、テープフィーダ74と吸着ノズル50との接触をより確実に回避することができる。距離L3は、例えば、数mm〜数十cmである。
また、部品供給部171の下方には、部品供給部171を上方へ付勢する付勢部材175が設けられている。付勢部材175は、例えば、バネなどの弾性部材である。また、図7に示すように、テープ化部品70は、連動機構181を備えている。連動機構181は、ハンドル79に対する操作、ロック機構120(突部122)の動作、部品供給部171の動作を連動させる。
詳述すると、連動機構181は、第1ワイヤ183、第2ワイヤ184、第1滑車185、第2滑車186を備えている。第1ワイヤ183は、一端をハンドル79に接続され、他端を突部122に接続されている。第1滑車185は、ハンドル79と突部122との間に設けられている。第1ワイヤ183は、第1滑車185に掛け渡された状態で、ハンドル79と突部122とを接続している。
ハンドル79は、フィーダ本体90に取り付けられた回転軸79Aによって回転可能に設けられている。これにより、第1ワイヤ183及び第1滑車185は、ハンドル79の回転動作と、突部122の上下方向への移動を連動させる。図7に示す状態では、突部122は、バネ123の弾性力により、挿入穴128内へ挿入されている。即ち、テープフィーダ74は、ロック機構120によってロック状態となっている。
例えば、図8に示すように、ハンドル79を回転軸79Aを中心に、図7及び図8における時計回り方向へ(上方へ)回転させると、第1ワイヤ183は、ハンドル79の回転に合わせて突部122を引っ張り上げる。第1ワイヤ183は、バネ123の弾性力に抗して突部122を、挿入穴128から引き抜く。これにより、ロック機構120は、ロック解除状態となる。テープフィーダ74は、スライド部102(テープフィーダ保持台100)に対してスライド移動可能となる。
また、第2ワイヤ184は、一端を第1ワイヤ183の基端部に接続され、他端を部品供給部171の下部に接続されている。第1ワイヤ183及び第2ワイヤ184は、例えば、金属製のワイヤである。第2滑車186は、部品供給部171の下方に設けられている。第2ワイヤ184は、第2滑車186に掛け渡された状態で、第1ワイヤ183と部品供給部171とを接続している。
これにより、第2ワイヤ184及び第2滑車186は、ハンドル79の回転動作、及び突部122の上下方向への移動と、部品供給部171の上下方向への移動を連動させる。図7に示すロック状態では、部品供給部171は、付勢部材175の弾性力により、電子部品84を供給可能な部品供給位置P5となる。また、第2ワイヤ184は、ロックを解除するためにハンドル79を上方へ回転させると、ハンドル79の回転に合わせて部品供給部171を下方へ引き下げる。第2ワイヤ184は、レール173に沿って部品供給部171を下方へ引き下げる。図8に示すロック解除状態において、部品供給部171は、吸着ノズル50との接触を回避可能な退避位置P6となる。このように、連動機構181は、ロック機構120のロック解除に連動して部品供給部171を退避位置P6へ移動させる。これにより、仮に、吸着ノズル50による吸着動作中にテープフィーダ74のロックを解除して引き抜いたとしても、テープフィーダ74と吸着ノズル50との干渉をより確実に回避することができる。
また、テープフィーダ74を装着する際には、ハンドル79を上方へ回転させロック機構120を解除した状態(部品供給部171を退避位置P6に配置した状態)でテープフィーダ74をスライド部102でスライド移動させることで、吸着ノズル50との接触を回避しつつ、テープフィーダ保持台100にテープフィーダ74を装着することができる。そして、ハンドル79を下方へ回転させ、ロック機構120をロック状態(部品供給部171を部品供給位置P5に配置した状態)にすることで、テープフィーダ74の装着を完了させることができる。これにより、吸着ノズル50との干渉をより確実に回避しつつ、テープフィーダ74をテープフィーダ保持台100に装着することができる。
ここで、本実施形態の連動機構181は、ハンドル79によりロック機構120がロック状態へ切り替えられるのに応じて、部品供給部171を退避位置P6へ移動させる状態を解除する。テープフィーダ74は、連動機構181が移動させる状態を解除した部品供給部171を、退避位置P6から部品供給位置P5へ付勢する付勢部材175を備える。これによれば、連動機構181は、ロック状態へ切り替えられるのに応じて、部品供給部171を退避位置P6へ移動させる状態を解除する。付勢部材175は、連動機構181による移動の解除に応じて、部品供給部171を退避位置P6から部品供給位置P5へ移動させる。これにより、ロック解除状態からロック状態への遷移に合わせて、部品供給部171を部品供給位置P5へ自動で復帰させることができる。
また、ロック機構120の突部122は、ハンドル79によりロック状態へ切り替えられるのに応じて挿入穴128に挿入され、テープフィーダ74の位置をテープフィーダ保持台100に対して位置決めする。また、突部122は、ハンドル79によりロック解除状態へ切り替えられるのに応じて挿入穴128から抜かれ、テープフィーダ74の位置決めを解除する。連動機構181は、突部122と部品供給部171とを接続する第1ワイヤ183及び第2ワイヤ184を有し、突部122が挿入穴128から抜かれるのに応じて第1ワイヤ183及び第2ワイヤ184により部品供給部171を退避位置P6へ移動させる。これによれば、連動機構181は、ロック解除状態へ切り替えられ突部122を挿入穴128から抜き去る動作に連動させて、第1ワイヤ183及び第2ワイヤ184により部品供給部171を引っ張って退避位置P6へ移動させことができる。即ち、ロック状態を切り替える突部122と、部品供給部171との動作を第1ワイヤ183及び第2ワイヤ184により連動させることができる。これにより、連動機構181を簡易な構成とすることで、テープフィーダ74の製造コストを低減することができる。
また、退避位置P6は、部品供給位置P5で電子部品84を取得する吸着ノズル50から離間する方向へ、部品供給位置P5から移動した位置である。これによれば、退避位置P6を、部品供給位置P5の吸着ノズル50から離間する方向(本実施例では下方)へ移動した位置に設定することで、テープフィーダ74と吸着ノズル50との干渉の発生をより確実に抑制できる。
また、テープフィーダ保持台100は、テープフィーダ74をスライド移動させて、テープフィーダ74を取り付け可能である。部品供給部171は、テープフィーダ74の全体のうち、電子部品84を供給する際に吸着ノズル50と電子部品84とが接触する吸着位置P3から、テープフィーダ保持台100へテープフィーダ74を取り付ける際にスライド移動させるスライド方向の先端の先端位置P2までを含む部材である。これによれば、吸着ノズル50による電子部品84の吸着位置P3からテープフィーダ74の先端位置P2までを部品供給部171として含め、その部品供給部171を退避位置P6へ移動させる。これにより、テープフィーダ74をテープフィーダ保持台100からスライドさせて抜き取る際に、吸着ノズル50と干渉する虞がある部分を、部品供給部171として退避させ、干渉の発生を抑制できる。
因みに、上記実施例において、吸着ノズル50は、部品保持部の一例である。テープフィーダ74は、パーツフィーダの一例である。ハンドル79は、操作部の一例である。電子部品84は、部品の一例である。テープフィーダ保持台100は、フィーダ装着部の一例である。
以上、上記した本実施例によれば以下の効果を奏する。
本実施例の一態様では、テープフィーダ74の部品供給部171は、部品供給位置P5と、退避位置P6との2つの位置へ移動可能となっている。テープフィーダ74の連動機構181は、ハンドル79の操作によりロック機構120をロック解除状態へ切り替えるのに連動させて、部品供給部171を部品供給位置P5から退避位置P6へ移動させる(図7、図8)。
これによれば、テープフィーダ74は、ハンドル79に対する操作に基づいて、ロック状態とロック解除状態とに遷移する。連動機構181は、ロック解除状態への切り替えに連動させて、部品供給部171を退避位置P6へ移動させる。部品供給部171は、ロック解除状態への遷移に連動して、吸着ノズル50との接触を回避可能な退避位置P6へ移動できる。これにより、吸着ノズル50の動作を規制するような複雑な制御が不要となり、テープフィーダ保持台100からテープフィーダ74を取り出す際に、吸着ノズル50とテープフィーダ74との干渉の発生をより確実に抑制できる。具体的には、例えば、吸着ノズル50の動作制御(緊急停止や緊急上昇)のようなソフトウェア処理をなくすことで、ソフトウェア処理による遅延、プログラムの不具合による処理の停止などをなくし、干渉の発生をより確実に抑制できる。
なお、本願は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
具体的には、上記実施形態では、本開示のパーツフィーダとして、テープ化部品70を用いるテープフィーダ74を採用したが、これに限らない。パーツフィーダは、テープフィーダ以外に、バルクフィーダ、スティックフィーダ、ボールフィーダ等でも良い。
また、上記したテープフィーダ74の構成は、一例である。例えば、上記したテープフィーダ74では、部品供給位置P5と退避位置P6との間で部品供給部171を移動させる機構としてレール173を備えたが、これに限らない。例えば、図9及び図10に示すように、部品供給部171の基端部に回転軸189を設けても良い。また、第2ワイヤ184の一端を、回転軸189によって回転する部品供給部171の先端部に接続しても良い。これにより、ハンドル79の操作に合わせて、部品供給部171を図9に示す回転位置(部品供給位置P5)から図10に示す回転位置(退避位置P6)へ移動させ、吸着ノズル50との干渉を回避することが可能となる。
また、上記実施形態の連動機構181は、第1ワイヤ183や第1滑車185などを備え、ハンドル79に対する操作力を機械的に伝達する構成であったが、これに限らず、電気的に伝達する構成でも良い。例えば、図11及び図12に示すように、テープフィーダ74は、ハンドル79の回転位置を検出するセンサ191を備えても良い。センサ191は、例えば、ロータリーエンコーダなどの回転位置に応じた信号を出力するものである。
また、ロック機構120は、突部122を突出させるソレノイド193を備えている。ソレノイド193は、例えば、センサ191から無線通信により受信した信号に応じて励磁状態となり、突部122を挿入穴128へ挿入する。また、第2ワイヤ184は、一端を部品供給部171に接続され、下端をモータ195に接続されている。モータ195は、センサ191から無線通信により受信した信号に応じて第2ワイヤ184を巻き取り、部品供給部171を退避位置P6に移動させる。このような構成では、図11及び図12に示すように、ハンドル79の回転に合わせてセンサ191から信号を送信することで、ソレノイド193とモータ195を制御し、ロック状態(部品供給位置P5)と、ロック解除状態(退避位置P6)とを切り替えることができる。この場合、センサ191、無線通信を行う通信部等は、本開示の連動機構の一例である。
また、上記した装着装置10の構成は、一例である。例えば、装着装置10は、本開示の部品保持部として、電子部品84を吸着保持する吸着ノズル50を備えたが、これに限らない。部品保持部は、例えば、電子部品84を挟んで保持するチャック装置でも良い。また、本開示の部品は、電子部品84に限らず、金属板やネジなどの他の部品でも良い。
また、テープフィーダ74は、付勢部材175を備えず、部品供給部171を機械的に移動させる機構(ラック機構やギア機構)を備えても良い。
また、テープフィーダ74をロックするロック機構120は、突部122を挿入穴128に挿入する機構に限らない。例えば、ロック機構120は、電磁石の磁力によってテープフィーダ74の位置を位置決めする機構でも良い。
50 吸着ノズル(部品保持部)、74 テープフィーダ(パーツフィーダ)、84 電子部品(部品)、79 ハンドル(操作部)、100 テープフィーダ保持台(フィーダ装着部)、122 突部、128 挿入穴、171 部品供給部、181 連動機構、183 第1ワイヤ(ワイヤ)、184 第2ワイヤ(ワイヤ)、P5 部品供給位置、P6 退避位置。

Claims (5)

  1. フィーダ装着部に装着され、部品の供給を行なうパーツフィーダであって、
    部品保持部へ前記部品の供給を行なう部品供給位置と、前記部品保持部との接触を回避可能な退避位置との2つの位置へ移動可能な部品供給部と、
    前記フィーダ装着部に装着された前記パーツフィーダの位置を、前記フィーダ装着部に対して位置決めするロック機構と、
    前記ロック機構により位置決めを行なうロック状態と、位置決めを解除するロック解除状態とを切り替える操作部と、
    前記操作部により前記ロック機構がロック解除状態へ切り替えられるのに連動させて、前記部品供給部を前記部品供給位置から前記退避位置へ移動させる連動機構と、
    を備えるパーツフィーダ。
  2. 前記連動機構は、
    前記操作部により前記ロック機構がロック状態へ切り替えられるのに応じて、前記部品供給部を前記退避位置へ移動させる状態を解除し、
    前記パーツフィーダは、
    前記連動機構が移動させる状態を解除した前記部品供給部を、前記退避位置から前記部品供給位置へ付勢する付勢部材を備える、請求項1に記載のパーツフィーダ。
  3. 前記フィーダ装着部は、
    挿入穴を有し、
    前記ロック機構は、
    前記挿入穴へ挿入する突部を有し、
    前記突部は、
    前記操作部によりロック状態へ切り替えられるのに応じて前記挿入穴に挿入され、前記パーツフィーダの位置を前記フィーダ装着部に対して位置決めし、前記操作部によりロック解除状態へ切り替えられるのに応じて前記挿入穴から抜かれ、前記パーツフィーダの位置決めを解除し、
    前記連動機構は、
    前記突部と前記部品供給部とを接続するワイヤを有し、前記突部が前記挿入穴から抜かれるのに応じて前記ワイヤにより前記部品供給部を前記退避位置へ移動させる、請求項1又は請求項2に記載のパーツフィーダ。
  4. 前記退避位置は、
    前記部品供給位置で前記部品を取得する前記部品保持部から離間する方向へ、前記部品供給位置から移動した位置である、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のパーツフィーダ。
  5. 前記フィーダ装着部は、
    前記パーツフィーダをスライド移動させて、前記パーツフィーダを取り付け可能であり、
    前記部品供給部は、
    前記パーツフィーダの全体のうち、前記部品を供給する際に前記部品保持部と前記部品とが接触する位置から、前記フィーダ装着部へ前記パーツフィーダを取り付ける際にスライド移動させるスライド方向の先端の位置までを含む部材である、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のパーツフィーダ。
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